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JP2682882B2 - 可燃性ガスのガス種を識別する方法およびその装置 - Google Patents
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JP2682882B2 - 可燃性ガスのガス種を識別する方法およびその装置 - Google Patents

可燃性ガスのガス種を識別する方法およびその装置

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、天然ガス、石炭ガス、石油ガスを主原料と
する都市ガス産業、LPG産業においてガス輸送導管の維
持管理を計る上で、土壌等を経由して地中あるいは地表
へと漏出するガスに含まれる可燃性ガス成分が、都市ガ
ス、発酵ガス、LPGのいずれかのガス種に由来するか識
別する方法及びその装置に関するものである。
[従来技術] 可燃性ガスのガス種を識別する従来の方法および装置
としては、ある特定の成分群を検知し、それを基に識別
する、あるいはガス成分の成分分離型分析装置であるガ
スクロマトグラフを用いて分析を行ない、そのアナログ
出力であるクロマトグラムピークパターンを基に測定者
が識別する、等の方法が知られている。
[従来技術の課題] 第1図は、従来のガス種識別方法をグラフの形で例示
したものである。これは、検出器の作動原理として接触
燃焼方式を採用している識別型可燃性ガス検知器の例で
ああるが、この検知器にはCH4を含む全ての可燃性ガス
に感応する検出素子AとCH4を除く全ての可燃性ガス成
分に感応する検出素子Bの2素子方式を用いており、検
出素子A、Bそれぞれの出力値の演算値、具体的には素
子Aの出力値と素子Bの出力値との比のレベルでもって
ガス種を識別する方法を採用している。これは換言すれ
ば、全可燃性ガス成分中に占めるCH4の濃度割合でもっ
てガス種を識別する方法にほかならないが、可燃性ガス
成分中にアルコール類やエステル類等が混入した場合に
は、正確にガス類を識別できない場合がある。より具体
的には、発酵ガスに由来するCH4とアルコール類とが混
在した場合には、都市ガスと誤認識することが有り得
る。
また例えば、ガスクロマトグラフ法を用いて得られた
試料ガスのクロマトグラムピークパターンを、あらかじ
め測定しておいた都市ガスやLPGのクロマトグラムピー
クパターンと照らし合わせ、測定者がピークパターンの
一致度合いを目視等で判定し、ガス種の識別を行なう方
法もあるが、この方法は、比較的に高濃度の都市ガス、
発酵ガス、LPGがそれぞれ単独で存在していれば有力な
方法であるが、発酵ガスとLPGとが混在している場合な
どには都市ガスと誤認識することが有り得るし、また測
定者の経験の違いなどにより識別結果に個人差を生じる
場合があるなど、不都合な面がある。
さらに、従来の可燃性ガスのガス種を識別する方法お
よび装置はいずれも、大気組成や土壌中のガス組成を考
慮していないため、正確な識別を行なうことができない
場合があるという欠点も持っている。第2図は、東京都
内の200を越える地点で採取した土中雰囲気ガスの調査
結果である。土中雰囲気ガスは、土壌中に含まれる有機
物の分解・発酵過程を経て生成する可燃性ガス成分であ
るCH4と無機ガス成分であるCO2を多量に含む場合があ
り、CH4では最高値50ppm程度、CO2では最高値10%程度
の値が検出されている。また、一般の大気中にはCH4
1.6ppm含まれており、これら土壌中あるいは大気中に含
まれる可燃性ガス成分のバックグランド値を無視する
と、可燃性ガス成分の由来となったガス種の識別を誤る
可能性がある。第1表は、都市ガス、発酵ガス、LPGと
乾燥空気の組成例であるが、例えば、LPGが土壌中で微
小量漏出した地点で採取した試料ガス中の可燃性ガス成
分の濃度が、CH4では数十ppm、C3H8およびC4H10がそれ
ぞれ数ppmとなる場合も有り得るが、このときCH4のバッ
クグランド値を考慮にいれないと、この試料ガス中に含
まれている可燃性ガス成分の由来を都市ガスと誤ること
もあるなど、問題点がみられる。
本発明は上記従来例の問題点を解決するものであり、
土壌等を経由して地中あるいは地表へと漏出するガス中
に含まれる可燃性ガス成分が、都市ガス、発酵ガス、LP
Gのいずれかのガス種に由来するものか識別する方法お
よびその装置を提案するものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は上記目的を達成する手段として、土壌等を経
由して地中あるいは地表へと漏出する由来不明のガスを
試料ガスとし、この試料ガス中に含まれるCH4を初めと
する可燃性ガス成分と、CO2といった無機ガス成分と、
個々の成分毎の濃度を測定し、前記試料ガスの濃度測定
値の中で、CH4濃度値を基準とした時の個々の可燃性ガ
ス成分の濃度割合を算出し、前記濃度測定値の中のCH4
濃度値、CH4以外の可燃性ガス成分の濃度値およびCO2
度値の大小と、前記算出した試料ガス中に含まれる個々
の可燃性ガス成分の濃度割合の演算値の大小とから、試
料ガス中に含まれる可燃性ガス成分の由来が、都市ガ
ス、発酵ガス、LPGのいずれかのガス種であるか識別す
る方法を提案する。
又、可燃性ガスのガス種を識別する装置に関しては、
上記の目的を達成するために、以下に記述する各構成要
素の組み合わせを提案する。
土壌等を経由して地中あるいは地表へと漏出する由来
不明のガスを試料ガスとして採取するための試料導入管
および試料導入管の途中に設けた試料取採用ポンプと、
前記試料導入管の途中であってかつ試料採取用ポンプの
前あるいは後に設けた、試料ガス中のCH4、C2H6、C
3H8、C4H10およびCO2を分別検出する分別検出器と、前
記分別検出器の出力である電気信号を前記各成分の濃度
値に変換する変換器と、前記変換器で変換された前記各
成分の濃度値から、試料ガス中に含まれていた可燃性ガ
ス成分が、都市ガス、発酵ガス、LPGのいずれかのガス
種に由来するかを判定する判定回路と、前記判定回路に
基づく判定結果を表示する表示器。
[実施例] 第3図は、可燃性ガスのガス種を識別する装置の実施
例を示し、符号の1は、土壌等を経由して地中あるいは
地表へと漏出する由来不明のガスを試料ガスとして採取
する際に、試料ガス中のダスト、水分を除去するための
フィルターを装填したサンプリングノズルである。
2は、前記サンプリングノズルと接続し、下流の分別
検出器まで試料ガスが通過する分別検出器入側試料導入
管である。
3は、分別検出器の出側に接続し、下流の試料採取用
ポンプまで試料ガスが通過する分別検出器出側試料導入
管である。
4は、前記サンプリングノズルと前記試料導入管を通
過して分別検出器に試料ガスを導入するための吸引型試
料採取用ポンプである。
5は、前記サンプリングノズルと前記試料導入管を通
過し、前記吸引型試料採取用ポンプによって導入された
試料ガス中に含まれるCH4、C2H6、C3H8、C4H10およびCO
2といった各成分を個々に検出する分別検出器である。
6は、前記分別検出器の出力である電気信号を前記各
成分の濃度値に変換する変換器である。
7は、前記変換器で変換された前記各成分の濃度値を
基に、試料ガス中に含まれる可燃性ガス成分が、都市ガ
ス、発酵ガス、LPGのいずれのガス種に由来するかを判
定する判定回路である。
8は、前記判定回路に基づく判定結果を表示する表示
器である。
9は、前記分別検出器の出力である、前記各成分に対
応する電気信号である。
10は、前記変換器の出力である、前記各成分に対応す
る濃度値である。
ここで、前記分別検出器は、前記各成分、すなわちCH
4、C2H6、C3H8、C4H10およびCO2を個々に検出し、これ
を電気信号に変えられるものであればどの様な検出器で
あっても使用することが可能であり、例えば、CH4にの
み感応するガスセンサと、C2H6にのみ感応するガスセン
サと、C3H8にのみ感応するガスセンサと、C4H10にのみ
感応するガスセンサおよびCO2にのみ感応するガスセン
サとを前記試料ガス導入管中に並べ、分別検出器として
も良いが、発明者はガス分離管のみ長さの異なる2基の
ガスクロマトグラフ型ガス分離検出装置を分別検出器と
して使用した。
第4図は、分別検出器の実施例を示し、符号の2、
2′は分別検出器入側試料導入管である。
11、11′は、前記試料採用ポンプ4の稼動時にのみ開
く試料ガスラインバルブである。
12、12′は、前記試料ガスラインバルブの下流に設け
たサンプルループである。
13、13′は、3方バルブであり、前記試料採取用ポン
プ4の稼動時には、前記サンプルループ側と下流の分別
検出器出側試料導入管とを接続する。
3、3′は、分別検出器出側試料導入管である。
14は、Heガスを充填したステンレス製内容量75ml、充
填圧力150kg/cm2(ゲージ圧)のキャリアガスボンベで
ある。
15は、前記キャリアガスボンベ14の交換時に、外気が
分別検出器内部に混入することを防ぐための締切りバル
ブである。
16は、キャリアガス圧を5kg/cm2(ゲージ圧)に減圧
する小型の1次減圧弁である。
17は、前記1次減圧弁を経由して減圧されたキャリア
ガス圧力を、さらに1kg/cm2(ゲージ圧)まで減圧する
小型の2次減圧弁である。
18、18′は、ステンレス製のキャリアガスラインであ
る。
19、19′、20、20′は、前記キャリアガスラインの下
流に設け、ステンレス製の配管を細く絞った流路抵抗管
である。
21、21′は、試料ガス中に含まれるCH4、C2H6、C
3H8、n−C4H10、i−C4H10およびCO2を分離することガ
ス分離管であり、21は、試料ガス中のCH4、C2H6よびCO2
を互いにかつその他のガス成分と分離する機能を有す
る。また、21′は、試料ガス中のC3H8、n−C4H10およ
びi−C4H10を互いにかつその他のガス成分と分離する
機能を有する。ここで、n−C4H10とi−C4H10とは構造
上互いに異性の関係にある化合物であり、特に区別しな
い場合にはC4H10と表される。
22、22′は、前記ガス分離管21、21′と同じ流路抵抗
を持つ参照ガス分離管であるが、この参照ガス分離管2
2、22′にはキャリアガスのみが流れる。
23、23′は、熱伝導度型検出器であり、前記ガス分離
管21、21′で分離された成分と前記参照ガス分離管22、
22′を流れるキャリアガスとの熱伝導度の差を電気信号
に変換する機能を有する。
24、24′は、試料ガスインジェクション用バルブであ
り、バルブの一端は前記試料ガスラインバルブと前記サ
ンプルループとの間に接続され、他端は前記流路抵抗管
(19、19′)と前記ガス分離管21、21′との間に接続さ
れている。
ここで、ガス分離管21、21′は、市販の溶融シリカキ
ャピラリカラムが使用できるが、発明者の実験では、溶
融シリカキャピラリカラムの内面に多孔質のポリマービ
ーズを塗布したカラムが使用目的に合致するものであっ
た。なお、カラムの長さは、CH4、C2H6およびCO2を分離
するガス分離管21では8m、C3H8、n−C4H10およびi−C
4H10を分離するガス分離管21′では2mが最適であった。
この条件で得られた熱伝導度型検出器23、23′のアナロ
グ出力を第5図(1)、(2)に示す。また、交換器6
の較正は、濃度既知のCH4、C2H6、C3H8、n−C4H10、i
−C4H10およびCO2を含む標準ガスを用意して、この標準
ガスを測定することによって、あらかじめ前記各成分の
濃度対電気信号の変換ファクタと検知時間とを求めてお
いても良いが、分別検出器6に使用している熱伝導度型
検出器23、23′が、大気中のO2とN2とにも感応する特性
を利用し、O2とN2との和の濃度が常に一定の大気を標準
ガスとして用い、大気分析することによりCH4、C2H6、C
3H8、n−C4H10、i−C4H10およびCO2、検出時間の決定
並びに前記各成分の濃度対電気信号の変換ファクタを求
めることができるため、特別な標準ガスボンベを用意す
ることもなく、また測定作業も極めて簡略化することが
できる。
なお、前記分別検出器5を極小化したい場合には、特
公昭58−195149公報に記載されている“小型ガスクロマ
トグラフ装置”を使用しても良い。
実施例は以上のごとき構成からなり、試料ガス中に含
まれるCH4、C2H6、C3H8、C4H10およびCO2の測定データ
から、これら可燃性ガス成分が、都市ガス、発酵ガス、
LPGのいずれのガス種に由来するかを判別するのである
が、ガス種識別のために判定回路7で使われている測定
パラメータと測定フローを以下に説明する。
イ)空気由来の試料ガスの抽出 試料ガスの可燃性ガス成分として、土中雰囲気ガスの
バックグランドレベル以下の可燃性ガスしか含まないも
のが有り得るため、これを空気由来の試料ガスとして抽
出する。この測定を行なうため必要かつ十分なパラメー
タは、CH4濃度値と、C2H6+C3H8+C4H10の濃度値の2種
のパラメータである。具体的には、CH4をバックグラン
ドレベル以下しか含まずかつC2H6+C3H8+C4H10を含ま
ない場合、すなわち可燃性ガス成分を含まない試料ガス
は空気と識別する。
ロ)LPG由来の試料ガスの抽出 試料ガスの中には、LPGに由来する可燃性ガス成分の
みを含む場合が有り得ることから、これをLPG由来の試
料ガスとして抽出する。この判定を行うため必要かつ十
分なパラメータは、前項イ)と同じである。具体的に
は、CH4をバックグランドレベル以下しか含まずかつC2H
6+C3H8+C4H10を一定の濃度レベル以上含む試料ガスは
LPGと識別する。
ハ)都市ガスおよび発酵ガス由来の試料ガスの識別 第1表にも示したように、発酵ガスも都市ガスも可燃
性ガス成分としてCH4を主成分としたガス種であるた
め、バックグランドを考慮しつつこの両者を区別して識
別するためには、 ・CH4以外の可燃性ガス成分が含まれているか否か ・発酵過程で大量に生成するCO2を含んでいるか否か の2点がポイントとなる。
そこで、空気あるいはLPGと識別された試料ガス以外
の試料ガス中に含まれる可燃性ガス成分で、CH4を100と
した時のC2H6、C3H8、C4H10の濃度比を演算で求め、そ
れぞれをy(C2H6)、y(C3H8)、y(C4H10)とし、
y(C2H6)+y(C3H8)+y(C4H10)とCO2濃度もパラ
メータとして用いて都市ガスおよび発酵ガスを識別す
る。
具体的には、y(C2H6)+y(C3H8)+y(C4H10
がある一定のレベルの範囲以内の値であって、y(C
2H6)がある一定レベル以上の値となり、かつCO2を含ま
ない時、換言すれば、試料ガス中に含まれるガス成分が
CH4を主成分とし、C2H6、C3H8、C4H10がある一定のレベ
ルで含まれてかつCO2を含まない時は、試料ガス中の可
燃性ガス成分の組成は都市ガスと極めて良く一致すると
判断でき、この試料ガスと都市ガスと識別する。
また、y(C2H6)+y(C3H8)+y(C4H10)がある
一定のレベル未満の値である時、すなわち試料ガス中に
含まれる可燃性ガス成分がCH4を主成分とし、C2H6、C3H
8、C4H10をほとんど含まない時は、発酵ガスと一致する
と判断でき、この試料ガスは発酵ガスと識別する。
ニ)都市ガス、発酵ガス、LPGが2種以上混在した試料
ガスの識別 前項のイ)、ロ)、ハ)に従えば、試料ガスが可燃性
ガス成分を含む場合には、その由来となるガス種が都市
ガス、発酵ガス、LPGのいずれであるか識別をすること
ができる。また、可燃性ガス成分を含まない場合には、
空気と識別する。しかし、試料ガス中に含まれる可燃性
ガス成分が、2種以上のガス種に由来する場合も有り得
るが、この場合のガス種識別は前項ハ)で使用したパラ
メータに加え、y(C2H6)を導入することにより達成さ
れる。なお、この識別の対象となるものは、空気あるい
はLPGと識別された試料ガス以外の試料ガスである。
発酵ガスとLPGが混在した試料ガスの識別y(C
2H6)+y(C3H8)+y(C4H10)がある一定のレベル以
上の大きな値であり、y(C2H6)がある一定レベル未満
の場合には、試料ガス中に含まれる可燃性ガス成分とし
て、CH4、C3H8、C4H10のみが含まれる場合であるから、
第1表のガス組成から判断して、この試料ガスは発酵ガ
スとLPGが混在していると識別する。
都市ガスとLPGが混在した試料ガスの識別y(C
2H6)+y(C3H8)+y(C4H10)がある一定のレベル以
上の大きな値であり、y(C2H6)がある一定レベル以上
であっり、かつCO2を含まない場合には、試料ガス中に
含まれる可燃性ガス成分として、CH4、C2H6、C3H8、C4H
10が存在することを意味し、由来するガス種としては、
都市ガスとLPGが混在している場合である。
都市ガスと発酵ガスが混在した試料ガスの識別 y(C2H6)+y(C3H8)+y(C4H10)がある一定の
レベルの範囲以内の値であって、y(C2H6)がある一定
レベル以上の値となりCO2を含む時、換言すれば試料ガ
ス中に含まれる成分はCH4を主成分とし、C2H6、C3H8、C
4H10がある一定以上レベルで含まれてかつCO2を含む時
は、試料ガス中の可燃性ガス成分の組成は都市ガスと極
めて良く一致すると判断でき、またCO2が含まれること
から、この試料ガスは都市ガスと発酵ガスが混在したも
のと識別する。
都市ガス、発酵ガス、LPGが混在した試料ガスの識
別 y(C2H6)+y(C3H8)+y(C4H10)がある一定の
レベル以上の大きな値であって、y(C2H6)がある一定
レベル以上であり、かつCO2を含む場合には、試料ガス
中に含まれる可燃性ガス成分として、CH4、C2H6、C
3H8、C4H10が存在することを意味し、またCO2が含まれ
ることから、由来するガス種としては、都市ガス、発酵
ガス、LPGの3種のガス種が混在している場合である。
第6図は実施例として、試料ガス中のCH4、C2H6、C3H
8、C4H10およびCO2を測定し、前記5つのパラメータす
なわち、CH4濃度、C2H6+C3H8+C4H10濃度、CO2濃度、
y(C2H6)+y(C3H8)+y(C4H10)、y(C2H6)を
用いて構成されたガス種識別のための判定フローであ
る。本フローを用いれば、試料ガス中のCH4、C2H6、C3H
8、C4H10およびCO2を測定し、簡単な演算を濃度比を求
めるだけで、試料ガス中に含まれる可燃性ガス成分が、
都市ガス、発酵ガス、LPGのいずれに由来するものかを
識別することが可能となる。
[本発明の効果] 本発明の1つである可燃性ガスのガス種を識別する方
法によって得られる効果は以下に記述する通りである。
a.試料ガス中に含まれる可燃性ガス成分が都市ガス、発
酵ガス、LPGのいずれかに由来するものかを誰にでも誤
ちなくかつ明確に識別できる。
b.ガス種の誤認に基づいて発生する漏洩調査業務を低減
することができる。
続いて、可燃性ガスのガス種を識別する装置によって
得られる効果は以下に記述する通りである。
c.現場可搬型の自動分析・識別装置として組み上げるこ
とが極めて用意であることから、本装置を用いれば、現
場における漏洩調査の負担を軽減させることができる。
d.分析の知識を持たずまた漏洩調査の経験もない作業者
であっても、誤ちなく短時間でガス種識別ができるよう
になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のガス種識別方法をグラフで示した説明図
である。第2図は東京都内200を越える地点で採取した
土中雰囲気ガスの分析結果グラフである。第3図は可燃
性ガスのガス種を識別する装置の説明図である。第4図
は分別検出器の説明図である。第5図(1)、(2)は
熱伝導度型検出器のアナログ出力説明図である。第6図
は判定フローの説明図である。 1……サンプリングノズル 2……分別検出器入側試料導入管 3……分別検出器出側試料導入管 4……ポンプ 5……分別検出器 6……交換器 7……判定回路 8……表示器 9……電気信号 10……濃度値 11、11′……試料ガスラインバルブ 12、12′……サンプルループ 13、13′……三方バルブ 14……キャリアガスボンベン 15……締切バルブ 16……1次減圧弁 17……2次減圧弁 18、18′……キャリアガスライン 19、19′、20、20′……流路抵抗管 21、21′……ガス分離管 22、22′……参照ガス分離管 23、23′……熱伝導度型検出器 24、24′……試料ガスインジェクション用バルブ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】土壌等を経由して地中あるいは地表へと漏
    出する由来不明のガスを試料ガスとし、この試料ガス中
    に含まれるCH4を初めとする可燃性ガス成分と、CO2とい
    った無機ガス成分と、個々の成分毎の濃度を測定し、 前記試料ガスの濃度測定値の中で、CH4濃度値を基準と
    した時の個々の可燃性ガス成分の濃度割合を算出し、 前記濃度測定値の中のCH4濃度値、CH4以外の可燃性ガス
    成分の濃度値およびCO2濃度値の大小と、 前記算出した試料ガス中に含まれる個々の可燃性ガス成
    分の濃度割合の演算値の大小とから、試料ガス中に含ま
    れる可燃性ガス成分の由来が、都市ガス、発酵ガス、LP
    Gのいずれかのガス種であるか識別する方法。
  2. 【請求項2】土壌等を経由して地中あるいは地表へと漏
    出する由来不明のガスを試料ガスとして採取するための
    試料導入管および試料導入管の途中に設けた試料取採用
    ポンプと、 前記試料導入管の途中であってかつ試料採取用ポンプの
    前あるいは後に設けた、試料ガス中のCH4、C2H6、C
    3H8、C4H10およびCO2を分別検出する分別検出器と、 前記分別検出器の出力である電気信号を前記各成分の濃
    度値に変換する変換器と、 前記変換器で変換された前記各成分の濃度値から、試料
    ガス中に含まれていた可燃性ガス成分が、都市ガス、発
    酵ガス、LPGのいずれかのガス種に由来するかを判定す
    る判定回路と、 前記判定回路に基づく判定結果を表示する表示器と、 から成る可燃性ガスのガス種を識別する装置。
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