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JP2685404B2 - 管球製造機における排気ヘッド用の水銀充填装置 - Google Patents
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JP2685404B2 - 管球製造機における排気ヘッド用の水銀充填装置 - Google Patents

管球製造機における排気ヘッド用の水銀充填装置

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JP2685404B2
JP2685404B2 JP20419193A JP20419193A JP2685404B2 JP 2685404 B2 JP2685404 B2 JP 2685404B2 JP 20419193 A JP20419193 A JP 20419193A JP 20419193 A JP20419193 A JP 20419193A JP 2685404 B2 JP2685404 B2 JP 2685404B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は蛍光灯用の管球を製造す
る管球製造機において管球内から空気を排気した後管球
内に所定量の水銀を注入するのに使用する排気ヘッド用
の水銀充填装置の改良に関しする。
【0002】
【従来の技術】蛍光灯用の管球を製造する管球製造機に
おいて管球内から空気を排気した後管球内に所定量の水
銀を注入するために水銀充填装置が一般に使用されてい
る。このような充填装置の従来の装置としては、例え
ば、(1)実願昭55−168361号(実開昭57−
92128号)の「水銀ヘッド」、(2)実願昭56−
192271号(実開昭58−95556号)の「管球
製造用水銀充填装置」等がある。
【0003】前記(1)の「水銀ヘッド」は、図6に示
されるように、水銀タンクa内に上下動可能に配置され
た中空軸bの孔c内にプランジャdをその中空軸に関し
て相対的に移動可能に設け、中空軸に孔cと水銀タンク
a内とを連通する通孔eを設けて水銀タンク内の水銀を
孔c内に導入し、まず中空軸bを下方に移動して中空軸
の下端に形成された細管fを管球の排気管pに挿入する
と共に中空軸の外周に形成された環状溝gをポートhに
連通し、次にプランジャd押し下げて孔c内の水銀を細
管fから排気管p内に落下させると共にポートhから環
状溝g、ノズルiを介して排気管内にアルゴンガスを注
入するようになっている。
【0004】また、前記(2)の「管球製造用水銀充填
装置」は、図7に示されるように、水銀タンクk内に上
下動可能に設けられたプランジャmの外周に水銀タンク
内の水銀を収容する凹部nを形成し、プランジャmを上
に上げた状態で水銀タンク内の水銀を凹部n内に収容し
てプランジャmを押しさげて凹部nを室o内に移動さ
せ、その凹部から水銀を室o内に落下させると共に室内
にアルゴンガスを導入してその室と通じている管球の排
気管内に水銀を入れるようになっている。
【0005】しかしながら、上記のいずれの場合も、水
銀が中空軸又はプランジャから自由落下するため、水銀
の粒が割れてアルゴンガスを注入しても水銀が通路の壁
面に付着して管球内に適量注入されない問題がある。ま
た上記いずれの場合も水銀を滴下させるプランジャが上
下方向の直線運動であるため、水銀の充填工程前に行わ
れる管球内の真空引きの際に管球から排気管を介して充
填装置の内部に引き込まれてプランジャに付着する粉末
状の蛍光材料がプランジャとそのプランジャを滑り可能
に支持しているブッシュとの間に入ってそれらの接触面
が摩耗し或いはプランジャが動かなくなる問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、管球製造機における排気ヘッド用の水銀充
填装置において、水銀の供給量を制御する制御部材を回
転運動させると共に水銀の自由落下を無くし、それによ
って制御部材の動作不良、摩耗によるシール不良及び水
銀の割れを防止して、常に適量の水銀が管球内に供給で
きるようにすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、管球製造機に
おける排気ヘッド用の水銀充填装置において、横方向に
伸びるロッド穴が形成されたヘッド本体と、前記ヘッド
本体上に配置された水銀タンクと、前記水銀タンク内に
配置されかつ上下に伸びる固定軸と、前記水銀タンク内
において該固定軸の回りに回動可能に配置された中空軸
と、前記ヘッド本体のロッド穴内に挿入されかつ水銀を
管球の排気管内に充填するノズル孔が形成されたプッシ
ュロッドと、を備え、前記水銀タンクの底壁には、前記
固定軸の下端を受ける軸穴と、軸穴と水銀タンク内とを
連通する水銀通路と、前記水銀通路と異なる位置で軸穴
に通じるガス通路とが形成され、前記固定軸の下端には
前記ガス通路と前記ノズル孔とを連通する通孔が形成さ
れ、前記中空軸は前記固定軸の外側で前記軸穴内に挿入
されるスリーブ部分を有し、前記スリーブ部分には水銀
通路及びガス通路と選択的に通じる計量孔が形成されて
構成されている。
【0008】
【作用】上記構成の水銀充填装置において、中空軸のス
リーブ部分に形成された計量孔が水銀通路と通じている
とき、水銀タンク内の水銀は水銀通路を介して計量孔内
に所定量入る。中空軸が固定軸の回りで所定の角度回動
して計量孔がガス通路と整合されたとき、ガス通路内に
は不活性ガスが送られる。このため計量孔内の水銀はガ
スにより固定軸の通孔内に送られ、その通孔から更にプ
ッシュロッドのノズル孔を介して排気管内に充填され
る。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の水銀供給装置
を備えた管球製造機における排気ヘッド(以下単に排気
ヘッドと呼ぶ)の実施例について説明する。図1ないし
図3において本実施例の排気ヘッド1が示されている。
この排気ヘッド1は、上部に水銀タンク3が配設された
ヘッド本体2と、水銀タンク3内に配置された上下方向
に伸びる固定軸4と、水銀タンク内において固定軸4の
回りに回動可能に配置された中空軸5と、ヘッド本体内
で固定軸に直角に横方向に伸びるプッシュロッド6とを
備えている。
【0010】ヘッド本体2の上部には水銀タンク3を設
置する切欠き状の取り付けシート部21が形成されてい
る。ヘッド本体2には、更に、横方向(図1で左右方
向)に貫通するロッド穴22が形成され、その前端(図
1で右端)には大径部23がかつ後端(図1で左端)に
は大径部24が形成されている。ヘッド本体2のロッド
穴22の内周には取り付けシート21のほぼ中央にラン
ド部25が形成され、そのランド部には取り付けシート
21の上面とロッド穴22との間で伸びる通孔26が形
成されている。ヘッド本体2には、更に、図3に示され
るように、ロッド穴22と平行に排気通路27及びガス
供給通路28が形成されている。
【0011】水銀タンク3は、ヘッド本体2の取り付け
シート部21上に設置される基部すなわち底壁30と、
その底壁から上方に伸びている円筒部31とを有してい
る。底壁30には円筒部31の軸心とほぼ同じ位置で貫
通する軸孔32と、一端が軸穴32の軸心から外れた位
置でタンクの底面に開口しかつ他点が軸穴に開口する水
銀通路33(図5)と、該水銀通路から軸穴の軸心を中
心とする円周方向に隔てられていて一端が軸穴32に開
口しかつ他端が底壁30の下面の凹部34に開口するガ
ス通路35とが形成されている。円筒部31の上端には
半径方向に伸びるフランジ部36が円筒部と一体に形成
され、そのフランジ部36の中央には管状の軸受け部3
6aがフランジ部36と一体に形成されている。フラン
ジ部36には複数の開口が軸受け部36aの回りで円周
方向に隔てて形成されている。フランジ部の上にはカバ
ー37が配置され、そのカバー37は円筒部31の上端
外周に形成されたねじ31bに螺合された固定リング3
8によって円筒部31及びフランジ部36に固定されて
いる。
【0012】水銀タンク3内には同心の固定軸4及び中
空軸5が、中空軸内に固定軸を挿入した状態で配置され
ている。固定軸4の下端はタンク3の底壁30の軸穴3
1内に入っている。固定軸の下端には、一端が固定軸4
の先端すなわち図1で下端に開口しかつ他端が軸穴31
内における水銀通路33の開口位置と同じ位置において
周囲に開口する通孔41が形成されている。固定軸4の
上端はカバー37に固定された支持板45に取り付けら
れていてその支持板によって回転しないように保持され
ている。中空軸5の下端には固定軸4と軸穴32内に挿
入される肉厚の薄いスリーブ部分51が一体的に形成さ
れ、そのスリーブ部分51にはタンクの底壁30に形成
された水銀通路33又はガス通路35と固定軸4に形成
された通孔41とを連通する計量孔52が形成されてい
る。
【0013】中空軸5にはスリーブ部分51の付け根部
分にフランジ53が一体的に形成されている。フランジ
53の下面は水銀タンク3の底面と接触して水銀タンク
内の水銀が中空軸5と底壁30との間から漏れるのを防
止している。フランジには水銀通路33が水銀タンク内
に開口する半径方向位置(中空軸の回転軸線を中心とし
た半径方向位置)と同じ半径方向位置に上下に貫通する
孔54が形成されている。中空軸5の上端にはレバー5
6が固定されている。レバー56の端部には支持軸57
が固定され、その支持軸57にローラ58が回転自在に
取り付けられている。このローラ58が図示しない外部
の作動装置、例えばプッシュロッド又はレバーによって
動かされることによって、レバー56は図3に示される
X位置とY位置との間で約90°の範囲で回動される。
レバー56がX位置にあるとき、中空軸のスリーブ部分
51に形成された計量孔52は水銀通路33と連通しか
つフランジ53に形成された孔54は水銀通路33をタ
ンク内部と連通させる。レバーがY位置にあるとき、計
量孔52はガス通路35及び固定軸4の通孔41と連通
する。中空軸5の上端面と支持板45との間にはスラス
ト軸受け46が配置されていて、中空軸の浮き上がりを
防止している。
【0014】プッシュロッド6には軸方向に伸びかつ先
端(図1で右端)に開口するノズル孔61が形成されて
いる。ノズル孔61は外周に向かって末広がりなってい
る開口部62を介してロッド孔22内のランド部25に
形成された通孔27と連通するようになっている。した
がって、ノズル孔61は、固定軸の下端に開口する通孔
41と開口部62及び通孔27を介して連通する。ガス
供給通路28の一端は、図3に示されるようにタンク3
の底壁30の凹部34に面する位置でヘッド本体2の上
面に開口している。ガス供給通路28は制御弁8bを介
して図示しないアルゴンガスの供給源に接続されてい
る。排気通路27はヘッド本体2の先端(図1で右端)
近くですなわちランド部25より先端側でロッド穴22
と通じている。この排気通路27も制御弁8aを介して
図示しない真空源に接続されている。
【0015】ヘッド本体2のロッド穴22の先端側(図
1で右側)の大径部23内には排気管シール装置7が取
り付けられている。この排気管シール装置7は、図1に
示されるように、ヘッド本体2のロッド穴22の大径部
23内に挿入されたゴム等のシール部材71と、穴23
の開口端に嵌合された案内板72と、ヘッド本体2に7
4において螺合されて案内板72を保持するカバー73
とを有している。保持部材71は図示のように横断面が
U形をしていて、中心部に蛍光灯等の管球の排気管Bを
受けるようになっている。案内板72には排気管の挿入
を容易にするために円錐面75が形成されている。ロッ
ド穴22の後端の大径部24内にはプッシュロッド6の
外周をシールするシール部材76が設けられている。
【0016】上記構成の排気ヘッド1において、管球V
の排気管Bは図1に示されるように排気管シール装置7
のシール部材71内に挿入された状態で保持されてい
る。なお、排気ヘッド1は管球Vの両端に配置されてい
て管球の両側から管球内の排気及び水銀の注入を行う
が、どちらも全く同じ構造機能であるので、一方につい
て説明する。最初に、排気管Bの先端とプッシュロッド
6の先端(図1で右端)とは図1に示されるように離れ
ている。この状態で制御弁8aが開いて排気通路27を
図示しない真空源と連通すると、管球V内の空気は排気
管B、ロッド穴22及び排気通路27を介して排気され
る。この時、中空軸5に取り付けられたレバー56は図
2でX位置にあり、中空軸5のスリーブ部分51の計量
孔52はタンク3の底壁30に形成された水銀通路33
の軸孔32側の開口端と整合される位置にあり、通孔4
1とガス通路35とはスリーブ部分51によって遮断さ
れている。このため排気作用が及ぶ範囲はプッシュロッ
ド6のノズル孔61及び固定軸4の通孔41内までであ
る。一方、スリーブ部分51の計量孔52が水銀通路3
3と整合しているとき、その水銀通路33は中空軸5の
フランジ53に形成された孔54を介して水銀タンク3
0内と連通しているため、水銀タンク内の水銀Gは孔5
4及び水銀通路33を介して計量孔52内に流入する。
【0017】管球V内の排気が完了すると、制御弁8a
が閉じられて排気通路27と真空源との連通が遮断さ
れ、その後まずプッシュロッド6が図1で右に押されて
先端が排気管Bの端部に接触し、次にレバー56が図2
で時計回り方向に約90°回動されてY位置になる。す
ると中空軸5のスリーブ部分51に形成された計量孔5
2は、図1に示されるように、中に所定量の水銀を収容
した状態で、ガス通路35の軸穴32側の開口端と固定
軸4に形成された通孔41の円周方向開口端との間に来
てそれらと整合される。すると、制御弁8bが開いて図
示しないガス供給源からのアルゴンガスがガス供給通路
28、凹部34内、ガス通路35を介して流れる。この
ため計量孔52内の水銀はアルゴンガスにより固定軸4
の通孔41内を通してプッシュロッド6のノズル孔61
内に送られ、そのノズル孔から排気管Bを介して管球V
内にアルゴンガスと共に充填される。管球内への水銀及
びアルゴンガスの充填が完了すると、制御弁8bは閉じ
られ、レバー56は90°元に戻されてX位置になる。
【0018】以下、前述と同じ動作を繰り返して管球内
の空気の排気、管球内への水銀及びアルゴンガスの充填
が行われる。なお、91は中空軸のスリーブ部分51の
回りでヘッド本体2とタンク3との間をシールするシー
ル部材、92はタンクの底壁の周囲でヘッド本体とタン
クとの間をシールするシール部材、93は固定軸4と中
空軸5との間をシールするシール部材、94及び95は
カバー37をシールするシール部材である。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば次のような効果を奏する
ことが可能である。 (1)水銀の自由落下がほとんどなくなり、水銀の割れ
による充填不足を無くすことができる。 (2)水銀の充填制御を中空軸の回転によって行うよう
にしているので、蛍光材料による中空軸の摩耗、動作不
良を発生される虞れがなくなる。 (3)水銀通路を注入ガスを通すことによって、通路の
壁面に付いた水銀の粒を飛ばした洗浄できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の管球製造装置に使用する水銀充填装置
を備えた排気ヘッドの断面図である。
【図2】図1の排気ヘッドの上面図である。
【図3】図1の線A−Aに沿って見た断面図である。
【図4】タンクの平断面図であって、図5の線C−Cに
沿って見た断面図である。
【図5】図4の線B−Bに沿って見た断面図である。
【図6】従来の水銀充填装置の一つの例の断面図であ
る。
【図7】従来の水銀充填装置の他の例の断面図である。
【符号の説明】
2 ヘッド本体 22 ロッド穴 26 通孔 27 排気通路 28 ガス供給通
路 3 水銀タンク 30 底壁 31 円筒部 32 軸孔 33 水銀通路 35 ガス通路 4 固定軸 41 通孔 5 中空軸 51 スリーブ部分 53 フランジ 6 プッシュロッド 61 ノズル孔

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管球製造機における排気ヘッド用の水銀
    充填装置において、 横方向に伸びるロッド穴が形成されたヘッド本体と、 前記ヘッド本体上に配置された水銀タンクと、 前記水銀タンク内に配置されかつ上下に伸びる固定軸
    と、 前記水銀タンク内において該固定軸の回りに回動可能に
    配置された中空軸と、 前記ヘッド本体のロッド穴内に挿入されかつ水銀を管球
    の排気管内に充填するノズル孔が形成されたプッシュロ
    ッドと、を備え、 前記水銀タンクの底壁には、前記固定軸の下端を受ける
    軸穴と、軸穴と水銀タンク内とを連通する水銀通路と、
    前記水銀通路と異なる位置で軸穴に通じるガス通路とが
    形成され、 前記固定軸の下端には前記ガス通路と前記ノズル孔とを
    連通する通孔が形成され、 前記中空軸は前記固定軸の外側で前記軸穴内に挿入され
    るスリーブ部分を有し、前記スリーブ部分には水銀通路
    及びガス通路と選択的に通じる計量孔が形成されている
    ことを特徴とする排気ヘッド用の水銀充填装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の排気ヘッド用の水銀充
    填装置において、該ヘッド本体のロッド穴の一端部に管
    球の排気管を保持する排気管ホルダが設けられている排
    気ヘッド用の水銀充填装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の排気ヘッド用の
    水銀充填装置において、中空軸は前記水銀タンク底面と
    接触するフランジを有し、前記フランジには前記水銀通
    路を水銀タンク内と連通させる孔が形成されている排気
    ヘッド用の水銀充填装置。
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