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JP2700331B2 - 管内面ライニング補修における制御システム - Google Patents
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JP2700331B2 - 管内面ライニング補修における制御システム - Google Patents

管内面ライニング補修における制御システム

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JP2700331B2
JP2700331B2 JP21899788A JP21899788A JP2700331B2 JP 2700331 B2 JP2700331 B2 JP 2700331B2 JP 21899788 A JP21899788 A JP 21899788A JP 21899788 A JP21899788 A JP 21899788A JP 2700331 B2 JP2700331 B2 JP 2700331B2
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pressure
pipe
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基之 古賀
宣勝 池
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、地下に布設されたガス管,水道管などの既
設配管で、特に、本管あるいは支管と称せられる既設配
管に対し、その管内面に、布設状態のままで均一な樹脂
のライニングを施す管内面ライニング補修における制御
システムに関する。
【従来の技術】
一般に、ガス管,水道管などの地下に布設されている
既設配管は、経年によって、管に腐蝕孔や継手部の弛み
が生じて、漏洩が起るおそれがあることから、その漏洩
予防,保全のため、施工後、所要の時期に、上記既設配
管に対し、その布設状態のまま管内面に対する樹脂ライ
ニングによる補修が行なわれている。 そこで、特開昭63-65983号公報所載のように、既設配
管の一端側の管内に液状の樹脂を充填し、この樹脂を管
内にプラグ状に導入し、所要の加圧気体でこの樹脂団を
移動させながら管内面に所要の膜厚のライニングを行な
う管内面のライニング補修工法が提唱された。ここで
は、開放された既設配管の一端にランチャを接続し、上
記ランチャに接続された樹脂タンクからライニング用の
樹脂を充填してランチャ内に樹脂団を形成し、これをラ
ンチャの自由端側から供給した加圧気体で既設配管内へ
供給している。そして、既設配管内で上記加圧気体によ
る圧力で樹脂団が流動して、管内面のライニングに樹脂
が消費されると、再び樹脂タンクからランチャに樹脂を
充填し、ランチャ内に樹脂団を形成し、再び加圧気体で
既設配管内へ供給する。このような作業を繰返して所定
長さについて、上記既設配管の管内面補修を行なうので
ある。
【発明が解決しようとする課題】
ここで問題になるのは、既設配管内での樹脂団の移動
速度に依存してライニング膜厚が変化することである。
均一なライニング膜厚を確保するためには、樹脂団の移
動速度の管理を厳しく行なわなければならない。しかる
に、樹脂団の移動速度は、上記樹脂団を移動するための
加圧気体の圧力と加圧気体の供給量に依存するので、常
に、この情報をキャッチしてフィードバック制御する必
要がある。とくに、ライニング過程では、樹脂団の移動
に伴って樹脂がライニングのために消費され、移動速度
と加圧気体の圧力との相関関係が変化してしまうので、
この補正が必要である。また、既設配管内で樹脂団が移
動する時、分岐管との連通個所を通過すると、ここで樹
脂の一部が分岐管内に侵入して、残された樹脂団の量が
減少し、これによって樹脂団の移動速度と加圧気体の圧
力との相関関係が変化してしまうので、この補正が必要
である。 本発明は上記事情にもとづいてなされたもので、既設
配管内に供給した樹脂団の量,加圧気体の供給量,圧力
およびライニング膜厚を設定値に維持するための樹脂団
の移動速度に対応した目標圧力などの情報で、加圧気体
の供給量を制御することにより、精度の高い管内面ライ
ニング補修を実現できるようにした管内面ライニング補
修における制御システムを提供しようとするものであ
る。
【課題を解決するための手段】
このため、本発明では、管内にプラグ状の液状樹脂団
を充填し、該樹脂団の一方側から所要の加圧気体を供給
して該樹脂団を移動させる過程で管内面に所要の膜厚の
ライニングを行なう管内面のライニング補修工法におい
て、 既設配管に所定量の上記樹脂団を供給する樹脂供給装
置と、上記樹脂団を上記既設配管内で移動させるための
加圧気体を供給する加圧気体供給装置と、上記加圧気体
の供給量を調節する流量調節手段と、上記流量調節手段
を経由する加圧気体の流量を計測する流量計測手段と、
上記既設配管内の加圧気体の圧力を計測する圧力計測手
段とを備え、 且つ、上記圧力計測手段にて計測される上記樹脂団の
実移動速度に対応する加圧気体の実圧力と、予め設定さ
れた上記樹脂団の目標移動速度に対応する加圧気体の目
標圧力とを比較する比較演算手段と、上記比較演算手段
より得られた差圧および流量計測手段で得られた加圧気
体の供給量の総量から上記流量調節手段の供給量を設定
する供給流量設定手段とを具備し、 上記上記流量調節手段を調節して上記差圧を生起させ
ないように制御することで上記樹脂団の移動速度を目標
値に保持し、管内面に形成されるライニング膜の膜圧を
制御することを特徴とする。 また、既設配管内での樹脂団の移動量を上記流量計測
手段の計測値と上記圧力計測手段の計測値から算出する
樹脂団移動量算出手段と、上記樹脂団の移動量に対応し
て上記樹脂団の消費量を計算し、上記樹脂団の移動速度
を目標値に保持するように上記加圧気体の目標圧力を補
正する目標値補正手段とを具備している。 さらに、既設配管内で樹脂団が移動する過程で分岐管
内へ上記樹脂団が侵入する時、該樹脂団の減少量を計算
して、上記樹脂団の移動速度を目標値に保持するように
上記加圧気体の目標圧力を補正する目標値補正手段を具
備している。
【作用】 したがって、既設配管内に供給された樹脂団の量およ
びライニング膜厚に対応した移動速度から目標圧力を算
出し、これを実圧力と比較して差圧を求め、これを加圧
気体の供給量を補正する基礎とすることで、管内面ライ
ニングにおけるフィードバック制御が実現できる。この
ため、管内面のライニングの膜厚が、精度よく管理でき
ることになる。 また、樹脂が管内面のライニングに消費され、あるい
は分岐管に分離侵入するなどで減少する時、樹脂団の移
動速度と加圧気体の目標圧力との間の相関関係が補正さ
れるので、これらが原因してライニング膜厚が不均一に
なるおそれがない。
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図面を参照して具体的に説
明する。 図において、符号1は本発明の管内面ライニング補修
において使用される樹脂供給装置、2は加圧気体供給装
置である。そして、上記加圧気体供給装置2から供給さ
れる加圧気体は、上記樹脂供給装置1から既設配管内に
供給されたライニング樹脂を移動させるのに使用する。 上記樹脂供給装置1は、樹脂注入器3と、上記樹脂注
入器3の底部に連通する供給管4と、上記供給管4に電
磁開閉弁5を介して連通するランチャ6とを具備してお
り、上記電磁開閉弁5が開放されている時、上記樹脂注
入器3内のライニング樹脂を上記ランチャ6に供給,充
填し、上記ランチャ6内に樹脂団Eを形成するのであ
る。上記樹脂注入器3にはプランジャ3aが設けてあり、
また、頂部には、後述のような手段で、加圧気体が供給
されるようになっていて、樹脂の押出しができるように
してある。 このランチャ6に充填されるライニング用樹脂は、例
えば主剤と硬化剤とを調合した常温2液硬化型の樹脂で
あり、このうち主剤は不飽和ポリエステル樹脂,ビニル
エステル樹脂,エポキシ樹脂、ウレタン樹脂などを主成
分とした組成物であり、これに顔料,揺変剤などを添加
してチクソトロピー性を有している(例えば250,000〜3
00,000cpsでTI値が6)。 一方、上記加圧気体供給装置2は、コンプレッサ7,エ
アタンク8,気体供給管9,および電磁開閉弁11より構成さ
されており、上記気体供給管9は上記ランチャ6の端に
接続され、また、電磁開閉弁11を介して管路12に連通さ
れている。上記管12には、上記エアタンク8に連通する
個所に流量調整弁よりなる流量調節手段13が設けられて
おり、上記流量調節手段13と上記電磁開閉弁11との間に
位置して、圧力計測手段14,流量計測手段15が設けられ
ている。また、上記管12にはバイパス12aが設けてあ
り、ここには別に流量調整弁よりなる流量調節手段16が
設けてあり、これと関連し圧力計測手段17,流量計測手
段18が設けられている。上記コンプレッサ7は、上記エ
アタンク8と共に加圧気体供給装置2の基本的部分を構
成すると共に、三方切換弁19を介した管路20に連通され
ており、上記管路20は、流量調整弁21を介して前述の樹
脂注入器3の頂部に連通されている。 上記流量計測手段15,18および圧力計測手段14,17から
の出力情報を受けて所要のプログラムに従って演算を行
ない、上記流量調節手段13,16を調節制御するコントロ
ールユニット22が、用意されている。 上記コントロールユニット22はマイクロコンピュータ
で構成されており、中央処理ユニット(以下CPUと称
す)22a,バスライン22b,ROM22c,RAM22d,I/Oインターフ
ェイス22eなどを具備しており、ランチャ6への充填樹
脂量を演算して、流量調整弁21を操作する制御信号を出
力したり、予め定められた膜厚での樹脂ライニングを達
成するための樹脂移動速度Vとの関係から、流量調節手
段13,16の開度量を調節し制御する働きをする。 このような上記コントロールユニット22の機能は、第
1図(B)に示すような機能ブロック図で表現すること
ができる。すなわち、上記コントロールユニット22は、
キー入力手段101と、上記キー入力手段101で入力された
ライニング膜厚tR,樹脂粘度,既設配管の内径Dから樹
脂移動速度をメモリマップより検索して設定する移動速
度設定手段102と、既設配管内への1回の樹脂充填量
(樹脂長で表現する)を設定し、流量調整弁21の開度設
定および電磁開閉弁5の開放時間の設定を行なう樹脂充
填量設定手段103と、上記樹脂充填量(樹脂長)に対応
して、先に設定された樹脂移動速度に見合う加圧気体の
目標圧力を設定する目標圧力設定手段104と、上記圧力
計測手段14,17で計測された計測値に基づいて、既設配
管内の樹脂団Eの実移動速度に対応する加圧気体の実圧
力を算出する圧力算出手段105と、上記目標圧力と実圧
力とを比較して差圧を求める比較演算手段106と、流量
計測手段15,18で得られた既設配管内への加圧気体の供
給量および総量を算出する気体供給量算出手段107と、
上記差圧および気体供給量,総量から流量調節手段13,1
6の開度量を設定する供給流量設定手段108とを具備して
いる。 更に、上記コントロールユニット22は、既設配管内で
の樹脂団Eの移動量を上記流量計測手段15,18の計測
値,換言すれば気体供給量算出手段107で算出した気体
供給量総量,および圧力算出手段105で得た圧力値から
算出する樹脂団移動量算出手段109と、上記入力キー手
段101で入力されたライニング膜厚tR,既設配管の内径D
および上記樹脂団移動量から樹脂団Eの消費量を計算
し、加圧気体の目標圧力を補正する目標値補正手段110
とを具備している。 また、上記コントロールユニット22は、既設配管内で
樹脂団Eが移動する過程で分岐管内へ上記樹脂団Eが侵
入する時、上記目標値補正手段110を介して、樹脂団E
の減少量に見合って加圧気体の目標圧力を補正するよう
に構成される。この場合、樹脂団Eの減少量は分岐樹脂
量算出手段111で算出されるようにする。 一方、本発明でライニング補修すべき既設配管は、地
下埋設の支管A(あるいは本管)および一端を地上に突
出されてメータ類に接続される供給管Bであり、上記供
給管Bは上記支管Aから分岐されている。 そして、ライニング補修は先づ供給管Bについて行な
われ、次いで支管Aについて行なわれるが、それに先立
って、次のような補修のための準備がなされる。すなわ
ち、支管Aについては、所定長さの補修区間に区切っ
て、その両端を開放するため、対応する個所に、第2図
に示すような立杭C,Dを形成し、そこで支管Aの端を切
断によって開放する。更に、この支管Aに連通する供給
管Bについては、メータ類を取外し、地上端を開放す
る。そして、支管Aおよび供給管Bに圧力空気を通して
内部の塵埃を除去する。 しかして、先づ、供給管Bの開放端にランチャ6を接
続し、キー入力手段101を用いて、上記供給管Bについ
ての設定条件,すなわちライニング膜厚tR,樹脂粘度,
供給管Bの内径dを入力する。これによってコントロー
ルユニット22は、移動速度設定手段102により、例えば
第12図のグラフに示すような特性線図を基に構成されて
いるメモリマップより移動速度Vを検索し、設定する。
また、樹脂充填量設定手段103において、上記供給管B
内への1回の樹脂充填量(樹脂長)を、その管径から判
断して設定し、これに基づいて流量調整弁21の開放設定
および電磁開閉弁5の開放時間の設定を行なう。上記電
磁開閉弁5は設定された上記開放時間で開放され、流量
調整弁21は設定された開度量で開放される。これによ
り、樹脂注入器3から加圧気体によりライニング樹脂が
ランチャ6内に供給,充填され、樹脂団Eを形成する。
そして、電磁開閉弁5を閉じると共に、電磁開閉弁11を
開放する。または供給管4に取付けた樹脂流量計(図示
せず)により充填樹脂量を計測し、所定量の樹脂がラン
チャ6に充填されたとき電磁開閉弁5を閉止してもよ
い。これによって、コンプレッサ7により昇圧されたエ
アタンク8内の加圧気体(この実施例では空気)が流量
調節手段13を経由して管路12へ、そして更にランチャ6
へと流出される。ランチャ6内では、加圧気体が樹脂団
Eを供給管Bへ送り出す過程で、流量計測手段15で供給
量が計測され、圧力計測手段14で圧力が計測される。そ
の結果は、上記コントロールユニット22に与えられる。
上記コントロールユニット22では、圧力算出手段105に
よって実圧力PRを算出する。一方、前述の移動速度設定
手段102で設定された移動速度Vに対応して、目標圧力
設定手段104において、上記移動速度に見合う加圧気体
の目標圧力PSが設定されており、上記目標圧力PSと実圧
力PRとの差圧を上記比較演算手段106で求める。その結
果、PS>PRならば流量調節手段13の開度を大きくするよ
うに開度設定し、逆に、PS<PRならば流量調節手段13の
開度を移動速度対応の標準開度に調節すると共に、流量
調節手段16の開度を0から所定値(差圧の大きさによっ
て設定)へと調節する。このようにして供給管Bへ樹脂
団Eを送る初期設定圧に加圧気体を調圧する。同時に、
気体供給量算出手段107で、流量計測手段15で計測した
単位時間毎の流量を積算し、また、流量計測手段18での
流量およびその積算量を求めて演算を行ない、ランチャ
6を含む供給管B内の加圧気体の容量を算出する。そし
て最終的には、実圧力を目標圧力に調整し、その状態で
の流量調節手段13を経由する加圧気体の単位時間当りの
供給量を調整する。この段階では流量調節手段16は閉じ
られる。このようにして調圧された加圧気体は、上記ラ
ンチャ6を介して上記樹脂団Eを供給管Bへと送り込
み、管内面に対して所定厚さのライニング膜を形成する
のである。 この時、コントロールユニット22では、圧力計測手段
14,17および流量計測手段15,18の、検出値により実圧力
を目標圧力に収束するように、フィードバック制御を流
量調節手段13,16に与えるのである。 供給管B内では、樹脂団Eの長さは管内面へのライニ
ングに消費されるために減少するが、コントロールユニ
ット22では、時間経過に従って消費される樹脂量を演算
している。すなわち、上記コントロールユニット22で
は、樹脂団移動量算出手段109で、気体供給量総量およ
び圧力値から樹脂団移動量を算出し、この移動量と、設
定されたライニング膜厚tR,供給管Bの内径dから樹脂
団Eの消費量を計算する。そして目標値補正手段110
で、加圧気体の目標圧力を補正する(第4図参照)。そ
の結果、実圧力を上記目標圧力に収束するように流量調
節手段13,16を制御するので、樹脂団Eの流動速度は一
定の値に保持でき、ライニング膜厚を一定にする。 供給管B内では、樹脂団の長さは管内面へのライニン
グに消費されるために減少するが、コントロールユニッ
ト22では時間経過に従って消費される樹脂量を演算して
おり、これに対応して押圧気体の圧力を略直線的に降下
する(第4図参照)ので、樹脂団の流動速度は一定の値
に保持できる。供給管Bの内面の樹脂ライニングが管の
全長にわたって完了しないうちに樹脂団の樹脂が消費さ
れてしまうと、その時点で、樹脂団を押圧していた加圧
気体は供給管Bを吹き抜け、支管Aの大気圧まで降下し
てしまう。このような圧力の変化は急激に起るので、こ
れをコントロールユニット22側でチェックして、今回分
の充填樹脂によるライニングの終了と判定し、この時ま
で供給管Bに供給した気体の流入量Q,樹脂ライニングが
終了した位置までの長さL,経過時間tなどをメモリに記
憶し、電磁開閉弁11を閉じる。次いで、上記コントロー
ルユニット22では、電磁開閉弁5,流量調整弁21を開き、
樹脂注入器3からライニング樹脂をランチャ6内に供
給,充填して所定量の樹脂団をランチャ6内に形成す
る。そして、上記電磁開閉弁5,流量調整弁21を閉じ、電
磁開閉弁11を開放して、再び前述と同様に樹脂団Eを移
動速度Vにコントロールしながら、供給管Bをライニン
グする。 このとき、ライニング樹脂団Eが、前回ライニングし
てある領域を通過する間は、移動速度Vが維持されてい
る限り、樹脂団の長さ,換言すれば樹脂量は変化しない
ので、コントロールユニット22によって制御される押圧
気体の圧力も略一定値に保持される。しかして、樹脂団
Eが供給管Bの未だライニングされていない位置に到達
した後は、前述と同様にライニングにより樹脂が消費さ
れ、樹脂団Eの長さが減少し、したがって、押圧気体の
圧力も漸次低下しながらライニングが進行される。そし
て、樹脂団長が略0になり、押圧気体が吹き抜けて大気
圧まで降下するまでの経過時間は略2tとなり、また、ラ
イニングの終了位置までの長さも略2となる。 このようにして、樹脂の充填と、加圧気体による樹脂
団の押圧で、ライニングを繰返しながら逐次ライニング
長を延長してゆく。 供給管Bのライニングが終了し、樹脂団の長さがまだ
残ったまま支管Aとの接続部(分岐個所)に到達する
と、樹脂団Eは支管A内に流入し、上記樹脂団Eを押圧
していた加圧気体は支管A内に吹き抜ける。このため、
圧力計測手段14の計測値は急激に降下し、略々大気圧に
なる。これをコントールユニット22で判定する。これは
予想される経過時間(n×t)(ここでnは樹脂の充填
回数,tは1回の樹脂団のライニング完了までの時間長)
よりも短い(n−1)t+t′(但しt′<t)で、上
記のような急激な圧力降下をもたらしたか否かで判断さ
れる。即ち、押圧力の急激な低下,実経過時間と予測経
過時間との差から、樹脂団Eが支管A内に到達したとの
判定がなされ、該当する供給管Bについてのライニング
補修を終了するのである。 なお、t′tの場合には、測定誤差の問題もあるの
で、更に1回分の樹脂を充填して支管Aへの到達までの
時間を計測するとよい。この誤差範囲は、コントロール
ユニット22で予め設定して置くとよい。即ち、コントロ
ールユニット22は、誤差範囲にあれば再度の樹脂充填を
指令し、誤差範囲になければ終了の指令を出力する。 なお、後に支管A内をライニングする時、供給管Bか
ら流入した樹脂の支管A内に残置された樹脂量が不明で
あると、支管Aのライニング過程における樹脂団長が変
化するので、支管A内の残置樹脂を支管Aのライニング
に先立って除去するか、あるいはこの残置樹脂をコント
ロールユニット22のメモリに記憶させて置いて、支管A
のライニングに際して、その分岐個所(支管A内におけ
る供給管Bとの接続個所)に樹脂団Eが到達した時、残
置樹脂量を加えた樹脂団の長さに補正するように、上記
コントロールユニット22で演算してもよい。 このようにして、供給管Bついての樹脂ライニングを
順次行なった後、第5図に示すように、供給管Bの開放
端には透明管などより構成されるレシーバ23を接続す
る。このレシーバ23には流量調整弁24を介して圧縮空気
などの加圧気体のボンベ25を接続すると共に、上記レシ
ーバ23の分岐部に絞り弁26を接続し、また、圧力計27お
よび流量計28を設ける。この状態で、支管Aについて、
第6図に示すように、寸法の合うランチャ6を接続し
て、供給管Bの場合と同じように管内面の樹脂ライニン
グを実現するのである。このとき、供給管B内には流量
調整弁24を介してボンベ25から加圧気体が供給されてお
り、絞り弁26は閉じられている。そして、例えば支管A
において樹脂団Eを押圧する加圧気体の圧力が1.5kg/cm
とすると、これより若干低圧の、例えば1.3kg/cmを上記
供給管Bに保持する。この場合、支管A内で樹脂団Eを
押圧する加圧気体は、前述のように、樹脂がライニング
のために消費されて樹脂団長が短くなると、漸次降下さ
れるので、この情報に基づいて流量調整弁24をコントロ
ールユニット22で調節して、圧力差が、例えば0.2kg/cm
に維持されるようにコントロールするとよい。 その結果、第7図に示すように支管Aのライニング過
程で、支管Aと供給管Bとの接続個所に樹脂団Eが到達
した時、圧力差分だけの樹脂量(所定量)が供給管Bに
侵入する。このとき、供給管B内の加圧気体は侵入樹脂
E′で圧縮され、圧力が上昇(支管A側の押圧のための
加圧気体圧力相当)するが、これを圧力計27で検知し
て、コントロールユニット22で解析し、指令を出して流
量調整弁24を閉じる。 上記コントロールユニット22では、分岐樹脂算出手段
111によって所定の算式および圧力差などの条件から樹
脂団Eの減少量,即ち侵入樹脂E′の量を算出し、前記
目標値算出手段110では、上記減少量に見合って加圧気
体の目標圧力を補正する(樹脂団Eの長さは設定移動速
度に反比例しており、上記目標圧力に比例している)。 そして、支管A内でライニングのため樹脂が消費さ
れ、樹脂団がなくなって加圧気体が吹き抜けを起すま
で、上記供給管B内には侵入樹脂が保持されるが(第8
図参照)、吹き抜けた時に支管A内の内圧が大気圧に降
下することにより、支管A内に上記侵入樹脂E′が供給
管B側の気体圧力で排出され、残置される(第9図参
照)。 コントロールユニット22では、供給管Bに侵入した樹
脂量を、その時の気体圧力差,供給管B内径などから演
算し、これによって供給管Bとの接続個所(分岐部)を
通過した後の樹脂団長を補正し、樹脂団の移動速度Vを
一定に保持する。 供給管Bから侵入樹脂が支管A内に排出されると、コ
ントールユニット22は、圧力計27の指示圧力の低下でこ
れを検知し、再び流量調整弁24を開放し、ボンベ25から
加圧気体を所要圧力で供給管B内に供給する。このた
め、支管Aに次の樹脂団が充填されて、該当の供給管B
との接続個所を通過する時、前回の支管Aに排出,残置
された樹脂E′を拾い集められるが、再び同量の樹脂が
供給管B内に侵入するので、ライニング未済領域まで樹
脂団が加圧気体で送られる過程では、支管A内の樹脂団
の長さは変化しない。 このようにして、支管A内への樹脂の充填,加圧気体
による押圧,ライニングを繰返し実行して、最終的に支
管Aの他端に設けられたレシーバ29に、ライニング樹脂
団が排出されるまで、ライニング作業を継続する。そし
て、レシーバ29にライニング樹脂団が到達すると、樹脂
はレシーバタンク30に受けられ、加圧気体は吹き抜けを
起して大気圧まで降下し、このためコントロールユニッ
ト22は、支管Aのライニング作業終了時点を検知する。 そして最後に、所要量の樹脂団を支管A内に供給,充
填し,加圧気体で樹脂団を押圧すると、最終的に前述と
同様に一定量で、樹脂が供給管Bに侵入する。この時に
はコントロールユニット22は、圧力計27で供給管Bへの
樹脂侵入を検知し、流量調整弁24を閉じた後、所定時間
経過した時点,即ち、支管A内で、樹脂団Eがその該当
する供給管Bとの接続個所を通過した後、絞り弁26を所
定開度で開放するようにコントロールする。 その結果、供給管Bの開放端側の加圧気体は、上記絞
り弁26を介して徐々に大気中へ放出され、侵入樹脂は、
支管A内の加圧気体に押されて供給管B内を移行し、こ
の過程でライニング層として消費されるか、あるいはそ
のまま押圧されてレシーバ23に到達する。この過程で、
流量計28は加圧気体の排出量を計測しており、コントロ
ールユニット22では、支管A側に供給する加圧気体の流
入量を、上記排出量を考慮して補正する。そして、レシ
ーバ23に侵入樹脂が到達した段階あるいは支管A側の加
圧気体がレシーバ23内に吹き抜けた段階(侵入樹脂がラ
イニング層として消費される場合)において、絞り弁26
を閉じる。 このようにして、次々に支管Aに連通する供給管Bで
の侵入樹脂の始末が付けられた後、支管A内を通った樹
脂団は、レシーバ29に排出され、これによって仕上げラ
イニングが完了するのである(第10図参照)。 なお、上記実施例において、支管Aの仕上げライニン
グに際しては、第11図に示されるように供給管Bの開放
端にリリーフ弁31を設けて、支管Aとの接続個所を樹脂
団Eが通過する時に侵入した樹脂を、支管A側に与えた
加圧気体およびリリーフ弁31の絞り具合により所要速度
で供給管B内を移動させ、レシーバ23へ送出させるよう
にしてもよい。また、上記リリーフ弁31の代りにレシー
バ23を管体で構成し、端末に絞り用の小孔を穿った形に
して、実質的にリリーフ弁31と同等の機能をはたさせる
ようにしてもよい。
【発明の効果】
本発明は以上詳述したようになり、配設配管内に供給
された樹脂団の量およびライニング膜厚に対応した移動
速度から目標圧力を算出し、これを実圧力と比較して差
圧を求め、これを加圧気体の供給量を補正する基礎とす
ることで、管内面ライニングにおけるフィードバック制
御が実現できる。このため、管内面のライニングの膜厚
が、精度よく管理できることになる。 また、樹脂が管内面のライニングに消費され、あるい
は分岐管に分離侵入するなどで減少する時、樹脂団の移
動速度と加圧気体の目標圧力との間の相関関係が補正さ
れるので、これらが原因してライニング膜厚が不均一に
なるおそれがない。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)は本発明の一実施例を示す概略構成図、第
1図(B)はコントロールユニットにおける演算処理に
ついての機能を構成的に示した機能ブロック図、第2図
は補修すべき既設管の状況を示す説明図、第3図は供給
管の樹脂ライニング状況を示す説明図、第4図は樹脂ラ
イニングの繰返し状況を示すタイムチャート、第5図は
供給管の開放端における侵入樹脂対策手段を示す説明
図、第6図は支管の樹脂ライニング状況を示す説明図、
第7図は支管内で樹脂団が供給管への分岐部へ到達した
時の状況を示す説明図、第8図は上記分岐部を樹脂団が
通過した後の状況を示す説明図、第9図は支管内での加
圧気体が吹き抜けた時の状況を示す説明図、第10図は仕
上げライニング時の状況を示す説明図、第11図は仕上げ
ライニングの段階で供給管へ侵入した樹脂対策手段の別
の例を示す説明図、第12図はライニング膜厚と樹脂搬送
速度(移動速度)との関係を示す特性線図である。 1……樹脂供給装置 2……加圧気体供給装置 13,16……流量調節手段 14,17……圧力計測手段 15,18……圧力計測手段 104……目標圧力設定手段 105……圧力算出手段 106……比較演算手段 108……供給流量設定手段 109……樹脂団移動量算出手段 110……目標値補正手段

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】管内にプラグ状の液状樹脂団を充填し、該
    樹脂団の一方側から所要の加圧気体を供給して該樹脂団
    を移動させる過程で管内面に所要の膜厚のライニングを
    行なう管内面のライニング補修工法において、 既設配管に所定量の上記樹脂団を供給する樹脂供給装置
    と、 上記樹脂団を上記既設配管内で移動させるための加圧気
    体を供給する加圧気体供給装置と、 上記加圧気体の供給量を調節する流量調節手段と、 上記流量調節手段を経由する加圧気体の流量を計測する
    流量計測手段と、 上記既設配管内の加圧気体の圧力を計測する圧力計測手
    段とを備え、 且つ、上記圧力計測手段にて計測される上記樹脂団の実
    移動速度に対応する加圧気体の実圧力と、予め設定され
    た上記樹脂団の目標移動速度に対応する加圧気体の目標
    圧力とを比較する比較演算手段と、 上記比較演算手段より得られた差圧および流量計測手段
    で得られた加圧気体の供給量の総量から上記流量調節手
    段の供給量を設定する供給流量設定手段とを具備し、 上記上記流量調節手段を調節して上記差圧を生起させな
    いように制御することで上記樹脂団の移動速度を目標値
    に保持し、管内面に形成されるライニング膜の膜圧を制
    御することを特徴とする管内面ライニング補修における
    制御システム。
  2. 【請求項2】既設配管内での樹脂団の移動量を上記流量
    計測手段の計測値と上記圧力計測手段の計測値から算出
    する樹脂団移動量算出手段と、上記樹脂団の移動量に対
    応して上記樹脂団の消費量を計算し、上記樹脂団の移動
    速度を目標値に保持するように上記加圧気体の目標圧力
    を補正する目標値補正手段とを具備している請求項1記
    載の管内面ライニング補修における制御システム。
  3. 【請求項3】既設配管内で樹脂団が移動する過程で分岐
    管内へ上記樹脂団が侵入する時、該樹脂団の減少量を計
    算して、上記樹脂団の移動速度を目標値に保持するよう
    に上記加圧気体の目標圧力を補正する目標値補正手段を
    具備している請求項1記載の管内面ライニング補修にお
    ける制御システム。
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