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JP2706473B2 - カラー液晶表示装置 - Google Patents
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JP2706473B2 - カラー液晶表示装置 - Google Patents

カラー液晶表示装置

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JP2706473B2
JP2706473B2 JP63170537A JP17053788A JP2706473B2 JP 2706473 B2 JP2706473 B2 JP 2706473B2 JP 63170537 A JP63170537 A JP 63170537A JP 17053788 A JP17053788 A JP 17053788A JP 2706473 B2 JP2706473 B2 JP 2706473B2
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琢也 吉見
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【発明の詳細な説明】 〔概要〕 表示用STN(Super twisted Nematie)液晶層と光学補
償層とを重ね、表示用STN液晶層の複屈折で生じた着色
を光学補償層で補償するようにした液晶表示装置に関
し、 光学補償層を低コストに構成することを目的とし、 光学補償層を屈折率の異方性を有する透明フィルムで
構成し、これを上記カラーフィルタの各色に対して夫々
設け、屈折率の異方性とフィルム厚との積を各色に対し
て夫々異ならしめて構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、表示用STN液晶層と光学補償層とを重ね、
表示用STN液晶層の複屈折で生じた着色を光学補償層で
補償するようにした液晶表示装置に関する。
近年、単純マトリクス方式の白黒表示液晶パネルの開
発が盛んに行なわれており、特に、カラーフィルタと組
合わせて大容量表示可能なカラー液晶表示装置の実現が
要求されている。この場合、一般に、表示用STN液晶セ
ルでは複屈折によって不必要な着色を呈し、この影響を
なくすためにはこの不必要な着色を補償する安価で良質
な光学補償板が必要である。
〔従来の技術〕
上記光学補償板を設けられた液晶表示装置として、従
来、例えば、特開昭57−96315号公報(特願昭55−17440
6号)記載の「二層型液晶表示装置」や特願昭62−23534
5号の「液晶表示装置」等が提案されている。このよう
な光学補償板を用いた液晶表示装置は、偏光子及び表示
用液晶セル(一般に複屈折性を有する)を透過した光線
が旋光分散現象のために楕円偏光となって着色を呈する
いわゆる色付き現象を軽減するために、表示用液晶セル
の液晶分子ツィスト方向と逆のツィスト方向をもつ補償
用液晶セルを新たに設け、表示用液晶セルで生じた楕円
偏光を元の直線偏光に戻し、偏光子にて阻止して黒表示
とする。この場合、液晶セルは液晶分子ツィスト方向が
逆である以外は殆ど同一条件のもとに作られており、液
晶セルでの旋光分散現象を液晶セルで補償する。
〔発明が解決しようとする課題〕
光学補償層としての液晶セルは良好な特性を有してい
るが、一般に、液晶パネル用のガラス基板は高価であ
り、又、液晶パネルの歩留りが悪く、これらにより、安
価に構成できない問題点があった。
本発明は、光学補償層を低コストに構成できるカラー
液晶表示装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
第1図は本発明の原理図を示す。同図中、251,252,…
は少なくとも2色のカラーフィルタ、26は表示液晶層、
27は光学補償層である。本発明は、光学補償層27を屈折
率の異方性を有する透明フィルム281,282,…で構成し、
これをカラーフィルタ251,252,…の各色に対して夫々設
け、屈折率の異方性とフィルム厚との積を各色に対して
夫々異ならしめてなる。
〔作用〕
各透明フィルム281,282,…の屈折率の異方性の大きさ
や方向を所定値に設定することにより、黒表示時、液晶
層26から取出された楕円偏光を略同一の直線偏光に変換
できる。つまり、補償用液晶層と同じ効果を得ることが
できる。
この場合、透明フィルムを用いているため、補償用液
晶パネルを用いていた従来例に比し、ガラス基板を用い
る必要はなく、又、液晶パネルに対して歩留りが良好で
あり、これらにより、安価に構成できる。
〔実施例〕
第2図は本発明の一実施例の構成図を示す。同図中、
1は液晶パネルで、ガラス板2、R(赤),G(緑),B
(青)に夫々対応したカラーフィルタ3R,3G,3B、マトリ
クス状透明電極4a,4b、配向膜5、例えば260゜のツィス
トをもつSTN型の液晶6(セル厚は例えば6μm、屈折
率の異方性Δnは例えば0.15)、シール材7、ガラス板
8にて構成されており、液晶パネル1そのものは従来の
ものと同じである。9はバックライト、10は偏光板であ
る。
11R,11G,11Bは透明シートで、例えばポリマの延伸フ
ィルムで構成されており、夫々、屈折率の異方性Δn
(Δn=平行方向屈折率n−垂直方向屈折率n)を
有しており、光学補償層を形成する。この場合、シート
11R,11G,11Bの延伸方向は液晶6中の偏光の回転方向と
逆方向にシート中の光が回転するように設定されてい
る。12は偏光板である。本発明は、光学補償層を液晶で
構成せず、屈折率の異方性を有する部材で構成した点に
特徴を有する。
第3図は光学補償の様子を説明する図を示す。第3図
において、バックライトから出た白色光13は偏光板10を
通過して直線偏光14となり、次に、カラーフィルタ3R,3
G,3Bを通過してR,G,Bの3色の光15R,15G,15Bに分離され
る。
ここで、黒表示時、液晶6に両側の透明電極によって
比較的低電圧を印加する。これにより、液晶6の液晶分
子は変らず、液晶6には一般に複屈折率性があるので液
晶6を通過した光は各色に対して楕円偏光16R,16G,16B
となり、シート11R,11G,11Bを通過する。この場合、シ
ート11R,11G,11Bの各々の屈折率の異方性Δnの大き
さ,Δnの方向,シート厚dを楕円偏光16R,16G,16B
対して適切な値に設定すると、楕円偏光16R,16G,16B
略同一の直線偏光17R,17G,17Bとなる。直線偏光17R,1
7G,17Bは偏光板12を通過しないのて、楕円偏光16R,16G,
16Bによる不必要な着色を呈することを防止でき、黒表
示となる。
一方、色表示時、液晶6に両側の透明電極によって比
較的高電圧を印加する。これにより、液晶6の液晶分子
は立ち、液晶6を通過した光は各色に対して直線偏光18
R,18G,18Bとなり、シート11R,11G,11Bを通過する。この
場合、液晶6を通過した光は直線偏光18R,18G,18Bであ
るので、シート11R,11G,11Bを通過した光は前述の場合
とは逆に楕円偏光19R,19G,19Bとなる。楕円偏光19R,1
9G,19Bは偏光板12を通過することが可能であるので、夫
々R,G,Bを表示する。
ここで、シート11R,11G,11Bの補償作用について考え
てみる。シート11R,11G,11Bは、第4図に示す如く、屈
折率の異方性Δn(Δn=平行方向屈折率n−垂直方
向屈折率n)をΔnR,ΔnG,ΔnBのように夫々異にされ
ている。この場合、各色に対する屈折率の異方性ΔnR,
ΔnG,ΔnBを異ならせるには、各色に対してΔnの大き
さのみ、Δnの方向のみ(シート11R,11G,11B夫々の間
で例えば10゜)、或いはΔnの大きさと方向との双方、
を夫々異ならせればよい。例えば一実施例として、シー
ト11R,11G,11Bのシート厚dを同一とした場合、ΔnR
nG,ΔnBの値を液晶6からの楕円偏光16R,16G,16Bを直線
偏光17R,17G,17Bに変換できるだけの値は設定し、屈折
率の異方性Δnとシート厚dとの積、つまり、シート11
RのΔnR・dを0.5μm、シート11GのΔnG・dを0.6μ
m、シート11GのΔnB・dを0.7μmとする。
このように、シート11R,11G,11Bに屈折率の異方性Δ
nを有する延伸フィルムを用いると、延伸フィルムは実
質的に補償用液晶セルと同様に光の偏光方向を回転させ
るので、補償用液晶セルと同様に光学補償を行なうこと
ができる。しかも各色に対して夫々Δn・dの値を異な
らせているため、黒表示時、各色に対する楕円偏光16R,
16G,16Bを正しく直線偏光17R,17G,17Bに変換でき、一
方、色表示時、各色に対する直線偏光18R,18G,18Bを正
しく楕円偏光19R,19G,19Bに変換でき、高品質のカラー
表示を行なうことができる。
この場合、Δn・dを各色に対して異ならしめるに
は、上記のようにΔnのみを各色に対して異ならせる
(ΔnR,ΔnG,ΔnBのようにする)他、Δnは同一で、シ
ート厚dを各色に対して異ならせるようにしてもよく、
或いはΔn及びdの双方を各色に対して異らせるように
してもよい。特に、シートは層状に構成することも可能
であり、各層シートのΔnを夫々適切な値に設定するこ
とにより、前述と同様の効果を得ることができる。
なお、上記実施例はR,G,の3色に適用したものである
が、これに限定されものではなく、これ以外の色の組合
わせでも2色以上であれは本発明を適用できる。
〔発明の効果〕
以上説明した如く、本発明によれば、光学補償層に透
明フィルムを用いたため、補償用液晶パネルを用いた従
来例に比して安価に構成でき、高品質のカラー表示を行
なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理図、 第2図は本発明の一実施例の構成図、 第3図は光学補償の様子を説明する図、 第4図はシートの屈折率の異方性を説明する図である。 図において、 1は液晶パネル、 3R,3G,3B,251,252,…はカラーフィルタ、 4a,4bは透明電極、 6は液晶、 10,12は偏光板、 11R,11G,11Bは透明シート、 14は偏光板10を通過した直線偏光、 15R,15G,15Bはカラーフィルタを通過した直線偏光、 16R,16G,16Bは液晶を通過した楕円偏光、 17R,17G,17Bはシートを通過した直線偏光、 18R,18G,18Bは液晶を通過した直線偏光、 19R,19G,19Bはシートを通過した楕円偏光、 26は表示用液晶層、 27は光学補償層、 281,282,…は透明フィルム を示す。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも2色のカラーフィルタ(251,25
    2,…)と、表示用液晶層(26)と、該表示用液晶層(2
    6)の光学軸ツィスト方向と逆方向の光学軸ツィスト方
    向をもつ光学補償層(27)とを重ね、該表示用液晶層
    (26)で生じた着色を該光学補償層(27)で補償する構
    成としたカラー液晶表示装置において、 上記光学補償層(27)を屈折率の異方性を有する透明フ
    ィルム(281,282,…)で構成し、これを上記カラーフィ
    ルタ(251,252,…)の各色に対して夫々設け、 屈折率の異方性とフィルム厚との積を該各色に対して夫
    々異ならしめてなることを特徴とするカラー液晶表示装
    置。
  2. 【請求項2】該透明フィルム(281,282,…)は、ポリマ
    の延伸フィルムであることを特徴とする請求項1記載の
    カラー液晶表示装置。
  3. 【請求項3】該透明フィルム(281,282,…)は、該屈折
    率の異方性の方向が該各色に対して異なることを特徴と
    する請求項1記載のカラー液晶表示装置。
  4. 【請求項4】該透明フィルム(281,28,…)は、該屈折
    率の異方性の大きさが該各色に対して異なることを特徴
    とする請求項1記載のカラー液晶表示装置。
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