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JP2719280B2 - 計算機システムと高速i/oデータ転送方法 - Google Patents
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JP2719280B2 - 計算機システムと高速i/oデータ転送方法 - Google Patents

計算機システムと高速i/oデータ転送方法

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JP2719280B2
JP2719280B2 JP23846592A JP23846592A JP2719280B2 JP 2719280 B2 JP2719280 B2 JP 2719280B2 JP 23846592 A JP23846592 A JP 23846592A JP 23846592 A JP23846592 A JP 23846592A JP 2719280 B2 JP2719280 B2 JP 2719280B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は計算機システムのプロセ
ッサが内蔵するキャッシュメモリから主メモリ,I/O
装置への高速データ転送方法に係り、高スループットと
高応答性を満たすのに好適な計算機システムと高速I/
Oデータ転送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、情報処理分野では分散システムが
主流となり、ネットーワーク、ファイルシステム等のI
/O装置の性能がネットワークを含めたシステム全体の
性能を左右する重要なファクタになっている。また、人
間と計算機間のインターフェースを重視したマルチメデ
ィア化が進み、ファイル,ネットワーク,グラフィック
スシステムにおいて高い応答性(リアルタイム性)が重
視されてきた。これらの要求をみたすためには、プロセ
ッサ,主メモリとI/O装置間のデータ転送において、
高スループットと高い応答性の両者が要求されている。
【0003】ネットーワーク,ファイルシステムでは、
大容量のデータを短期間に転送できるようにするため、
高いスループットが必要である。一方、画像,音声等リ
アルタイム性が要求されるデータ転送では、高い応答性
が要求される。グラフィックスでは、3次元化やカラー
化のために大量のデータを短期間に主メモリとグラフィ
ックス用フレームメモリ間で転送することが要求され、
高いスループットが必要である。一方、人間の入力に対
して即座に応答することが要求される場合は高い応答性
が要求される。
【0004】従来、主メモリとI/O装置間のデータ転
送方式としては、DMA方式とプロセッサによる直接I
/Oアクセス方式が主流である。DMA方式では、I/
O装置側にプロセッサとは独立したデータ転送装置を設
ける。
【0005】主メモリ上のデータをDMA方式でI/O
装置に転送する手順を以下に示す。 (1)データや制御情報を含むDMA制御ブロックを作
成し、DMAへ処理を依頼するためのソフトウエアキュ
ーに繋ぐ。ソフトウエアキューは主メモリ上に置かれ
る。 (2)直接I/Oアクセス手段で特定のI/O空間アド
レスに書き込むことによりI/O装置上のDMAを起動
する。
【0006】(3)DMAは主メモリ上の制御ブロック
を読みだし依頼された処理内容を識別する。 (4)主メモリからI/O装置への転送ならば、主メモ
リ上のデータを読み出しI/O装置のローカルメモリに
転送する。
【0007】一般には、一度のオペレーションで転送で
きるデータのサイズとして、16バイト〜32バイトな
どが選択でき、ブロック転送が可能である。従って、大
容量のデータ転送に対して高い転送スループットを実現
できる。また、プロセッサに負担をかけず大量のデータ
を転送することができる特徴がある。一般に、ファイル
システム、ネットワークシステムは主にDMA方式を利
用している。
【0008】プロセッサによる直接I/Oアクセス方式
では、プロセッサによる命令実行により直接I/O装置
にデータを転送する。主メモリ上のデータを直接I/O
アクセス方式で、I/O装置に転送する手順を以下に示
す。 (1)主メモリ上のデータ、あるいはI/O装置内ロー
カルメモリ上のデータをロード命令によりプロセッサ内
レジスタに読み込む。 (2)プロセッサ内レジスタの内容を、ストア命令によ
りI/O装置内ローカルメモリあるいは主メモリに書き
込む。
【0009】一般には、一度に転送できるデータサイズ
は命令が扱えるデータサイズに制限され、4バイトある
いは8バイトとなる。
【0010】尚、主メモリとI/Oメモリとの間のデー
タ転送に関連するものとして、例えば特開昭63−20
4352号がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
1、ファイル,ネットワークシステムにおける問題点:
ファイルシステム,ネットーワークシステムでは、大容
量のデータを短期間に転送することが重視され、応答性
に関しては従来特には重視されていなかった。このた
め、主にDMA転送方式が適用されている。DMA方式
では一度のオペレーションで16〜32バイトのブロッ
ク転送が可能であり、高い転送スループットが得られ
る。しかし、計算機システムのマルチメディア化が進
み、ファイル、ネットワークシステムで音声、画像デー
タ扱う要求が高まっている。音声、画像データをI/O
装置に転送する場合、定められた周期に従い大量のデー
タを繰り返し転送する事が要求される。たとえば、画像
であれば、1秒間に30フレームの画像データを同一間
隔でI/O装置に転送せねばならない。
【0012】このような用途には、DMA転送方式では
応答性が悪く、リアルタイム性を保証できない問題があ
る。即ち、DMA転送を行うためには、メモリ上にDM
A制御ブロックを準備してDMAを起動する手順が必要
になり、DMA装置を起動するまでに時間がかかってし
まい、応答性が悪くなってしまう。
【0013】一方、I/O直接転送方式を用いれば、プ
ロセッサから直接I/O装置にデータを転送できるの
で、即時性は保証しやすい。しかし、一度に転送できる
サイズが限定されるため、画像、音声等大容量のデータ
転送では転送スループットが不足してしまう問題があ
る。
【0014】2、グラフィックスシステムにおける問題
点:グラフィックス表示システムにおいては、ユーザー
の入力に応じて即座に表示を変更するといった高い応答
性が要求される。このため、応答性の高いI/O直接転
送方式が望ましい。I/O直接アクセス方式では、プロ
セッサの実行する命令により、CPU内レジスタのデータ
を直接I/O空間に転送できる。このためDMA方式に
比べ、制御ブロックを作成する手順が不要であり、プロ
セッサから見た応答性は高い。
【0015】しかし、3次元化、あるいは更に複雑なグ
ラフィックス表示システムでは、高い応答性に加え、大
容量のデータ転送が要求される。I/O直接転送方式で
は、応答性は高いものの、データ転送のスループットに
限界があり、このような用途には適さない。これは、I
/O直接転送方式では、一度に転送できるデータサイズ
は命令の扱うことのできる4バイトあるいは8バイトに
限定されてしまうからである。このため、公知例「CM
OS・ピーエーRISC・プロセッサ・フォー・ア・ニ
ュー・ファミリー・オブ・ワークステーション」COM
PCON91、1991年2月25日〜3月1日(“CM
OS PA-RISC PROCESSOR FOR A NEW FAMILY OF WORKSTATI
ONS”)にあるように、16バイトのデータ転送が可能
なストア命令も実現されている。しかし、プロセッサ内
レジスタを経由する命令によデータ転送では転送スルー
プットに限界がある。
【0016】3、クラスタコンピュータシステムにおけ
る課題:計算機をI/Oバスあるいは高速ネットワーク
で接続したクラスタコンピュータシステム、あるいはマ
ルチコンピュータシステムが注目されている。このよう
なシステムでは計算機間で同期を取ったり、あるいは共
有データを転送するなど、高い応答性および高いスルー
プットを可能にする通信手段が要求される。I/O直接
転送方式では、応答性は高いもののデータ転送のスルー
プットに限界があり、このような用途には適さない。一
方、DMA転送方式では、転送スループットは高いもの
の、応答性は悪いといった問題がある。
【0017】プロセッサがキャッシュメモリを有する計
算機システムでは、上述した従来のデータ転送方法の問
題の他、キャッシュメモリのデータを主メモリに転送し
てからI/0装置側に転送しなければならないという問
題があり、応答性が更に悪くなるという問題がある。
【0018】本発明の目的は、キャッシュメモリから主
メモリ及びI/O装置へのデータ転送において、高いス
ループットと高い応答性の両者を満たす高速I/Oデー
タ転送方法等を提供することにある。
【0019】本発明の他の目的は、プロセッサが実行す
る1つの命令で、大きなサイズのブロックデータを直接
I/O装置に転送可能な高速I/Oデータ転送方法等を
提供することにある。
【0020】本発明の他の目的は、プロセッサが実行す
る1つの命令で、主メモリ及びI/O装置の両者にブロ
ックデータの転送を可能にする高速I/Oデータ転送方
法等を提供することにある。
【0021】本発明の他の目的は、I/Oバス、あるい
は高速ネットワークで繋がれた計算機間の通信手段とし
て、プロセッサが実行する命令により、直接ブロックデ
ータを他の計算機に転送可能な高速I/Oデータ転送方
法等を提供することにある。
【0022】本発明の他の目的は、プロセッサが実行す
る1つの命令により、グラフィックス用フレームメモリ
に直接ブロックデータを転送することにより、大量のグ
ラフィックスデータを即座に表示可能な高速I/Oデー
タ転送方法等を提供することにある。
【0023】本発明の他の目的は、プロセッサの実行す
る命令の操作対象アドレスを切り替えることにより異な
るI/O装置にブロックデータの転送を可能にする高速
I/Oデータ転送方法を提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的は、プロセッサ
が実行する命令によりキャッシュメモリ上のブロックデ
ータ(32バイト〜128バイト)を強制的に主メモリ
およびI/O空間へ書き出すデータ転送命令を設け、プ
ロセッサと主メモリおよびI/O装置を接続するインタ
ーフェースユニットにプロセッサが送出する上記ブロッ
ク転送命令によるトランザクションを識別する識別手段
を設け、前記インターフェースユニットにおいて該識別
手段の結果に従い受信したトランザクションを主メモリ
とI/O装置の両者に送信する機能を設け、前記インタ
ーフェースユニットにおいて前記トランザクションのア
ドレスを変換しI/O装置へのトランザクションに変換
する機能を設けることで、達成される。
【0025】上記他の目的は、プロセッサが実行する命
令によりキャッシュメモリ上のブロックデータ(32バ
イト〜128バイト)を強制的に主メモリおよびI/O
空間へ書き出すデータ転送命令を設け、プロセッサと主
メモリ及びI/O装置を接続するインターフェースユニ
ットにプロセッサが送出する前記ブロック転送命令によ
るトランザクションを識別する識別手段を設け、前記イ
ンターフェースユニットに該識別手段の結果に従い受信
したトランザクションを主メモリとI/O装置の両者に
送信する機能を設け、前記インターフェースユニットに
前記トランザクションのアドレスを変換しI/O装置へ
のトランザクションに変換する機能を設け、前記I/O
装置ではブロックデータを受信しI/Oバスあるいは高
速ネットワークを介して該ブロックデータを他の計算機
に転送する機能を設けることで、達成される。
【0026】上記他の目的は、プロセッサが実行する命
令によりキャッシュメモリ上のブロックデータ(32バ
イト〜128バイト)を強制的に主メモリおよびI/O
空間へ書き出すデータ転送命令を設け、プロセッサと主
メモリおよびI/O装置を接続するインターフェースユ
ニットにプロセッサが送出する前記ブロック転送命令に
よるトランザクションを識別する識別手段を設け、前記
インターフェースユニットに該識別手段の結果に従い受
信したトランザクションを主メモリとI/O装置の両者
に送信する機能を設け、前記インターフェースユニット
に前記トランザクションのアドレスを変換しI/O装置
へのトランザクションに変換する機能を設け、前記I/
O装置にブロックデータを受信しグラフィックス表示用
フレームメモリにブロックデータを書き込む機能を設け
ることで、達成される。
【0027】上記他の目的は、プロセッサが実行する命
令によりキャッシュメモリ上のブロックデータ(32バ
イト〜128バイト)を強制的に主メモリおよびI/O
空間へ書き出すデータ転送命令を設け、プロセッサと主
メモリおよびI/O装置を接続するインターフェースユ
ニットにプロセッサが送出する前記ブロック転送命令に
よるトランザクションを識別する識別手段を設け、前記
インターフェースユニットに該識別手段の結果に従い受
信したトランザクションを主メモリとI/O装置の両者
に送信する機能を設け、前記インターフェースユニット
に複数のエントリからなるアドレス変換テーブルを設け
て前記トランザクションのアドレスに従って対応するI
/O装置へのアドレスに変換することで、達成される。
【0028】上記他の目的は、プロセッサが実行する命
令によりキャッシュメモリ上のブロックデータ(32バ
イト〜128バイト)を強制的に主メモリおよびI/O
空間へ書き出すデータ転送命令を設け、プロセッサと主
メモリおよびI/O装置を接続するインターフェースユ
ニットにプロセッサが送出する前記ブロック転送命令に
よるトランザクションを識別する識別手段を設け、前記
インターフェースユニットに該識別手段の結果に従い受
信したトランザクションを主メモリとI/O装置の両者
に送信する機能を設け、I/O装置に受け取った前記ト
ランザクションのアドレスを自I/O装置へのアドレス
に変換するアドレス変換機能を設けることで、達成され
る。
【0029】
【作用】キャッシュメモリ上のブロックデータを、強制
的に主メモリおよびI/O空間へ書き出すデータ転送命
令により、I/O装置へ転送したいデータを含むブロッ
クがプロセッサから、主メモリおよびI/O装置を接続
するインターフェースユニットに送出される。このと
き、該ブロックトランザクションには、主メモリおよび
I/O装置両者への転送データであることを示す識別子
が付加することでこの識別を容易にする。前記インター
フェースユニットは、該トランザクションの識別子を認
識すると、該トランザクションを主メモリに書き込むと
同時に、該トランザクションのアドレスをI/O装置の
アドレスに変換しI/O装置へ送信する。該トランザク
ションのブロックデータを受け取ったI/O装置は、計
算機間通信用I/O装置であればブロックデータをI/
Oバスあるいは高速ネットワークを介して他の計算機に
転送する。また、グラフィックス用I/O装置であれ
ば、ブロックデータをフレームメモリに書き込む。これ
により、DMA転送方式のように事前に送信制御ブロッ
クを作成することなく、プロセッサによる命令実行によ
り大きなサイズのブロックデータを直接I/O装置に転
送することができる。
【0030】また、アドレス変換に使用するアドレス変
換テーブルは複数のエントリからなり、プロセッサから
受け取ったブロックデータのアドレスが、どのI/O装
置へのトランザクションであるかを検証し、対象となる
I/O装置のアドレスに変換しI/O装置に転送する。
これにより、アドレスを切り替えることにより、複数の
I/O装置に対して同時にブロックデータの転送が可能
になる。
【0031】また、I/O装置側に設けられたアドレス
変換機構は、受け取ったブロックデータのアドレスが自
I/O装置へのアドレスかどうかを検証し、自I/O装
置へのアドレスであればこれを受け付ける。これによ
り、アドレスを切り替えることにより、複数のI/O装
置に対して同時にブロックデータの転送が可能になる。
【0032】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図2は、本発明の一実施例に係る計算機システ
ムの全体構成図である。プロセッサ100はプロセッサ共
有バス1400を介してシステム制御装置200に接続され
る。システム制御装置200は主メモリバス1600を介して
主メモリ300に接続される。また、システム制御装置200
は、入出力バス1500を介して入出力制御装置400、ネッ
トワーク制御装置500、ファイル制御装置600、グラフィ
ックス制御装置700に接続される。プロセッサ100からの
主メモリ対するアクセス要求は、一旦システム制御装置
200に受け付けられる。システム制御装置200では受け付
けたアクセスのアドレスからアクセス先を検証する。メ
モリ空間へのアクセスであれば主メモリ300にアクセス
要求を発行する。プロセッサ100からI/O装置へのア
クセス(以下プロセッサによるI/O直接アクセスと呼
ぶ)であれば、システム制御装置200はI/Oバス1500
上にアクセス要求を発行する。各I/O装置400,500,
600,700は、I/Oバス1500上のアクセス要求を受付
け、そのアドレスから自装置へのアクセスかどうかを検
証する。自装置へのアクセス要求であれば要求された処
理(レジスタの設定、I/O装置の制御等)を実施す
る。
【0033】ファイル制御装置600は、固定ディスク装
置1100と主メモリ300との間のデータ転送を制御する。
ネットワーク制御装置500は、FDDI、Ethernetといった
ネットワークと主メモリ300との間のデータ転送を制御
する。グラフィックス制御装置700は表示用フレームメ
モリ800と主メモリ300間のデータ転送を制御する。フレ
ームメモリ800のデータは、グラフィックス制御装置700
により表示装置1200に表示される。また、I/O制御装
置400はフロッピーディスク装置900やプリンタ装置1000
と主メモリ300間のデータ転送を制御する。
【0034】各I/O制御装置は、DMA(Direct Memo
ry Access)機能を持つ。DMA機能により各I/O装置
はプロセッサ100に負荷をかけることなく、I/Oバス1
500を介して主メモリ300との間でデータの転送が可能で
ある。DMAアクセスのデータ転送単位は4、8、1
6、32バイトなど種々の転送サイズが選択できる。以
下にDMA機能によるデータ転送手順を示す。
【0035】(1)プロセッサは主メモリ300上に、D
MAの動作を指示するDMA制御ブロックを作成し命令
キューに繋ぐ。 (2)I/O直接アクセスにより、対象となるI/O装
置のDMA機能を起動する。 (3)起動されたDMAは、主メモリ300上の命令キュ
ーから命令を読みだし、その内容に従って主メモリ300
とI/O装置間のデータ転送を行う。 (4)1つの命令実行が終了すると割り込み機能により
プロセッサ100に報告する。 図3は、プロセッサ100の内部構成図である。命令フェ
ッチユニット101はプログラムの実行に必要な命令を主
メモリ300から読み出す。読み出された命令は命令実行
ユニット102に転送される。命令実行ユニット102は、命
令の意味を解釈し、命令実行に必要なデータを主メモリ
300から読み出し演算を実行する。命令用アドレス変換
バッファ103及びデータ用アドレス変換バッファ104は仮
想記憶システムを実現するために設けられている。それ
ぞれ、命令フェッチユニット101及び命令実行ユニット1
02が、主メモリ300を読みだす時に発行する仮想アドレ
スを実際の主メモリアドレス(以下、実アドレス)に変
換する。命令キャッシュメモリ105は、主メモリ300上に
ある命令の一部を複写して保持する高速メモリである。
命令フェッチユニット101が要求する命令が命令キャッ
シュメモリ105内に存在すれば、主メモリ300にアクセス
することなく即座にデータを読み出すことができる。要
求する命令がキャッシュメモリに存在しない場合、命令
キャッシュメモリ105は、主メモリインターフェース107
を介して主メモリ300にデータを要求する。
【0036】データキャッシュメモリ106は、主メモリ3
00のデータの一部を保持する高速メモリである。命令実
行ユニット102が要求するデータがキャッシュメモリ106
内に存在すれば、主メモリ300にアクセスすることなく
即座にデータを提供することができる。要求するデータ
がキャッシュメモリに存在しない場合、データキャッシ
ュメモリ106は、主メモリインターフェース107を介して
主メモリ300にデータを要求する。キャッシュメモリ106
と主メモリ300との間のデータ転送は、一般に32バイ
ト〜128バイト程度のブロックを転送単位とすること
によりキャッシュメモリのヒット率の向上を計ってい
る。
【0037】本実施例におけるデータキャッシュメモリ
106では、ストアイン方式により命令実行ユニット102か
らの主メモリ書き込み処理を高速化している。ストアイ
ン方式では、書き込み対象となるデータがデータキャッ
シュメモリ106上に存在すれば、データキャッシュメモ
リにのみ書き込みを行い、主メモリ300には書き込みを
行わない。書き込みが行われたデータキャッシュ内のブ
ロックをダーティーブロックと呼ぶ。ダーティブロック
は、データキャッシュメモリ106が溢れたときに主メモ
リ300に書き戻される。
【0038】命令実行ユニット102は、データキャッシ
ュメモリ106内の任意のダーティーブロックを強制的に
主メモリに書き戻す命令を実行することができる。デー
タキャッシュメモリ106から掃き出されたダーティーブ
ロックは、メモリインターフェース107を介してシステ
ム制御装置200に転送される。この時、必要ならば命令
実行ユニット102で実行される命令によって該ダーティ
ブロックを主メモリおよびI/O装置の両者に転送する
ことを指定できる。この時、書き戻されるダーティーブ
ロックには、主メモリ及びI/O装置両者へのデータ転
送であることを示す識別子が付加される。
【0039】命令演算ユニット102によって実行される
I/O直接アクセスはデータキャッシュメモリ106には
アクセスせず、直接メモリインタフェース107を介して
システム制御装置200に転送される。従ってI/O直接
アクセスにおけるデータ転送単位は4バイトとなる。
【0040】図1は、システム制御装置200の内部構成
図である。システム制御装置200は、プロセッサインタ
ーフェースユニット2000、I/Oバスインタフェースユ
ニット3000、主メモリインターフェースユニット4000か
らなる。プロセッサインタフェースユニット2000はプロ
セッサ共有バス1400を介して複数のプロセッサ100と接
続され、プロセッサ100とのデータ転送を制御する。プ
ロセッサ100からのアクセス要求はアドレス/データ受
信レジスタ2020、及び付随情報レジスタ2010に受信され
る。そして、付随情報レジスタ2010の内容に従い、主メ
モリからのブロック読みだし要求であれば、複数のエン
トリーからなるリードブロックアドレスバッファ2040、
リードブロック付随情報バッファ2030に格納される。ま
た、ブロック書き込み要求であれば、アドレスは複数の
エントリーからなるライトブロックアドレスバッファ20
60、ライトブロック付随情報レジスタ2050に格納され、
書き込みデータはライトブロックデータバッファ2070に
格納される。
【0041】プロセッサからの主メモリ書き込み要求は
ブロック単位で発行されるため、ライトブロックデータ
バッファ2070は複数のブロックを保持できるようになっ
ている。また、I/O直接アクセス要求であれば、アド
レスは複数エントリーからなるI/Oアドレスバッファ
2090、I/O付随情報バッファ2080に格納される。ま
た、データはI/Oデータバッファ2100に格納される。
【0042】プロセッサ共有バス1400から受信したアク
セス要求が主メモリ及びI/O装置両者へのブロックデ
ータ転送要求(以下、I/O直接ブロック転送要求)で
あれば、アドレスは複数のエントリーからなるライトブ
ロックアドレスバッファ2060、ライトブロック付随情報
レジスタ2050に格納されると同時に、複数エントリーか
らなるI/Oアドレスバッファ2090、I/O付随情報バ
ッファ2080にも格納される。また、転送データはライト
ブロックデータバッファ2070に格納されると同時に、I
/Oデータバッファ2100にも格納される。
【0043】リードブロックアドレスバッファ2040、リ
ードブロック付随情報バッファ2030に格納された主メモ
リリードアクセス要求は、主メモリインターフェイスユ
ニット4000に送られる。すなわちセレクタ4040、及び主
メモリアドレスレジスタ4020を経由して主メモリに転送
される。主メモリから読みだされたブロックは、主メモ
リバス1600から主メモリバス受信レジスタ4010を介して
リードブロックデータバッファ2130、リードブロック付
随情報レジスタ2120に格納される。そして、プロセッサ
共有バス送信レジスタ2150、2140を経由してプロセッサ
100に転送される。
【0044】ライトブロックアドレスバッファ2060、ラ
イトブロック付随情報レジスタ2050、ライトブロックデ
ータバッファ2070に格納された主メモリライトアクセス
要求は、主メモリインターフェイスユニット4000に送ら
れる。すなわち、アドレスはセレクタ4040、及び主メモ
リアドレスレジスタ4020を経由して主メモリに転送され
る。また書き込みデータはセレクタ4050、及び主メモリ
データ送信レジスタ4030を経由して主メモリに送られ
る。
【0045】I/Oアドレスバッファ2090、I/O付随
情報バッファ2080、I/Oデータバッファ2100に格納さ
れたI/O直接アクセス要求は、I/Oバスインターフ
ェースユニット3000に送られる。即ち、アドレス2090、
データ2100は、セレクタ2160、3110を経由しI/Oバス
送信レジスタ3090、3080にセットされたのち、I/Oバ
ス1500に送信される。I/O装置から読みだされたデー
タは、I/Oバス1500からI/Oバス受信レジスタ302
0、I/Oバス付随情報受信レジスタ3010を経由してリ
ードブロックデータバッファ2130、リードブロック付随
情報レジスタ2120に格納される。そして、プロセッサ共
有バス送信レジスタ2150、2140を経由してプロセッサ10
0に転送される。
【0046】主メモリ及びI/O装置両者へのブロック
データ転送要求として受け付けられ、I/Oアドレスバ
ッファ2090、I/O付随情報バッファ2080、I/Oデー
タバッファ2100にも格納されたI/O直接ブロック転送
要求は。I/Oバスインターフェースユニット3000に送
られる。即ち、アドレス2090はアドレス変換ユニット21
10により、主メモリ空間へのアドレスからI/O装置へ
のアドレスに変換される。そして、セレクタ2160、3110
を経由しI/Oバス送信レジスタ3090、3080にセットさ
れたのち、I/Oバス1500に送信される。またI/Oデ
ータバッファ2100に格納されたブロックデータも、セレ
クタ2160、3110を経由しI/Oバス送信レジスタ3090、
3080にセットされたのち、I/Oバス1500に送信され
る。
【0047】I/Oバスインターフェースユニット3000
は、I/Oバス1500を介して複数のI/O装置と接続さ
れ、I/O装置とのデータ転送を制御する。I/O装置
からのDMA要求はI/Oバス受信レジスタ3020、I/
Oバス付随情報受信レジスタ3010に受信される。そし
て、アドレスはDMAアドレスレジスタ3040、DMA付
随情報レジスタ3030に格納される。また、書き込みデー
タはDMAライトデータバッファ3050に格納される。D
MAアクセスでは、4、8、16、32バイトなど種々
のブロックデータ転送サイズを指定できる。このためD
MAライトデータバッファ3050は、複数のブロックデー
タを保持できるようになっている。
【0048】DMAアドレスレジスタ3040、DMA付随
情報レジスタ3030、DMAライトデータバッファ3050に
格納されたDMAアクセス要求は、主メモリインターフ
ェイスユニット4000に送られる。すなわち、アドレスは
セレクタ4040、及び主メモリアドレスレジスタ4020を経
由して主メモリに転送される。また書き込みデータはセ
レクタ4050、及び主メモリデータ送信レジスタ4030を経
由して主メモリに送られる。主メモリから読みだされた
ブロックデータは、主メモリバス1600から主メモリバス
受信レジスタ4010を介してDMAリードデータバッファ
3070、DMAリードデータ付随情報レジスタ3060に格納
される。そして、I/Oバス送信レジスタ3090、3080を
経由してI/O装置に転送される。
【0049】図4は、I/O直接ブロック転送に使用さ
れるアドレス変換ユニット2110の詳細構成図である。I
/O装置対象アドレス2113には、I/O直接ブロック転
送の対象となるI/O装置のアドレスが登録されてい
る。アドレス変換制御部2111は、I/O付随情報バッフ
ァ2080の内容から、対象のI/Oバスアクセス要求がI
/O直接ブロック転送かどうかを識別する。I/O直接
ブロック転送要求である場合は、セレクタ2112を制御し
て登録されているI/O装置のアドレスレジスタ2113を
選択し、I/O装置に対応したアドレス2118、2119を生
成する。
【0050】図5は、I/O直接ブロック転送に使用さ
れるアドレス変換ユニット2110の他の構成図である。I
/O装置検出アドレスタグ2113、及びI/O装置対象ア
ドレス2114には、I/O直接ブロック転送の対象となる
I/O装置の識別アドレスおよびI/O装置のアドレス
が複数登録できるようになっている。アドレス変換制御
部2111は、I/O付随情報バッファ2080の内容から、対
象のI/Oバスアクセス要求がI/O直接ブロック転送
かどうかを識別する。I/O直接ブロック転送要求であ
る場合は、セレクタ2112を制御して登録されているI/
O装置のアドレスを選択する。I/Oアドレスバッファ
2090の一部が、I/O装置検出アドレスタグ2113と比較
され、一致したエントリーのI/O装置対象アドレス21
14が使用されアドレス変換が完了する。
【0051】次に、本発明の第2実施例を説明する。前
述した本発明の第1実施例では、プロセッサから主メモ
リ及びI/O装置両者へのブロックデータ転送要求が発
行されると、システム制御装置200においてアドレス変
換ユニット2110により主メモリへのアクセスアドレスを
I/O装置へのアドレスに変換している。本実施例で
は、主メモリへのアクセスアドレスをI/O装置へのア
ドレスに変換する機能をI/O装置側に設ける点が第1
実施例と異なる。この場合の動作を、主メモリ及びI/
O装置両者へのブロックデータ転送要求に限定して説明
する。
【0052】プロセッサ100によりデータキャッシュメ
モリ106上のダーティブロックを主メモリ及びI/O装
置の両者へ転送する命令が実行されると、システム制御
装置200は、このブロックデータ転送要求(以下、I/
O直接ブロック転送要求)を受け付ける。そして、アド
レスは複数のエントリーからなるライトブロックアドレ
スバッファ2060、ライトブロック付随情報レジスタ2050
に格納されると同時に、複数エントリーからなるI/O
アドレスバッファ2090、I/O付随情報バッファ2080に
も格納される。また、転送データはライトブロックデー
タバッファ2070に格納されると同時に、I/Oデータバ
ッファ2100にも格納される。
【0053】バッファに格納されたI/O直接ブロック
転送要求は、I/Oバスインターフェースユニット3000
に送られる。即ち、アドレス2090はセレクタ2160、3110
を経由しI/Oバス送信レジスタ3090、3080にセットさ
れたのち、I/Oバス1500に送信される。またI/Oデ
ータバッファ2100に格納されたブロックデータも、セレ
クタ2160、3110を経由しI/Oバス送信レジスタ3090、
3080にセットされたのち、I/Oバス1500に送信され
る。この時、第一の実施例と異なり、システム制御装置
200においてアドレス変換ユニット2110により主メモリ
へのアクセスアドレスをI/O装置へのアドレスに変換
する処理は行われない。
【0054】図6は、ファイル制御装置600を例に取
り、I/O制御装置の内部構成を示したものである。I
/Oバス1500に発行されたI/O直接ブロック転送要求
は全てのI/O装置に受信される。ファイル制御装置60
0では、I/Oバス受信レジスタ641、I/Oバス付随情
報レジスタ640に受信される。ここで受信されたアドレ
スはまだ主メモリアドレスのままである。アドレス変換
ユニット610は主メモリアドレスをI/O装置のアドレ
スに変換する。上限アドレスレジスタ605、下限アドレ
スレジスタ606には、ファイル制御装置600に関して、I
/O直接ブロック転送の対象となる主メモリアドレスの
範囲が登録できるようになっている。アドレス変換制御
部604は、I/O付随情報バッファ640の内容から、対象
のI/Oバスアクセス要求がI/O直接ブロック転送か
どうかを識別する。I/O直接ブロック転送要求である
場合は、上限アドレスレジスタ605、下限アドレスレジ
スタ606、範囲検証論理607を用いて、受信したアクセス
要求がファイル制御装置を対象としているかどうかを検
証する。ファイル制御装置を対象としている場合はセレ
クタ609を制御して登録されているI/O装置のアドレ
ス608を選択する。これによって生成されたアドレスが
I/O装置へのデータ転送要求として処理される。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、プロセッサのキャッシ
ュメモリのブロック転送機能にアドレス変換機構を付加
し、プロセッサから直接I/O装置にブロックデータを
転送できるようにしたので、I/O装置へのデータ転送
に於て、高い応答性と高いデータ転送スループットを両
立させることが可能となる。また、複数の計算機をI/
Oバスあるいは高速ネットワークで接続するクラスタコ
ンピュータシステムに於て、計算期間通信手段として高
い応答性と高いデータ転送スループットを両立させるこ
とが可能となる。更に、グラフィックス表示I/Oシス
テムでは、グラフィックス用フレームメモリに対するI
/Oデータ転送において、高いデータ転送スループット
と高い応答性を両立できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る計算機システムのシス
テム制御装置の内部構成図である。
【図2】本発明の一実施例に係る計算機システムの全体
構成図である。
【図3】図2に示すプロセッサの内部構成図である。
【図4】図2に示すシステム制御装置におけるアドレス
変換機構の構成図である。
【図5】アドレス変換機構の別構成図である。
【図6】ファイル制御装置の内部構成図である。
【符号の説明】
100…プロセッサ、105,106…キャッシュメモ
リ、200…システム制御装置、300…主メモリ、4
00,500,600,700…I/O装置、2110
…アドレス変換機構。

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャッシュメモリを内蔵する複数のプロ
    セッサ装置と、該プロセッサ装置の実行する命令・デー
    タを記憶する主記憶装置と、該プロセッサ装置とファイ
    ルシステム,ネットーワークシステムなどのI/O装置
    との通信を制御する複数のI/O制御装置と、前記複数
    のプロセッサ装置、前記主記憶装置、及び前記複数のI
    /O制御装置にバスで接続され各装置間のデータ転送を
    制御するシステム制御装置からなる計算機システムにお
    いて、前記プロセッサ装置が実行する命令により、前記
    キャッシュメモリ上に登録されたブロックデータを、強
    制的に前記主記憶装置および前記I/O制御装置の両者
    に対して転送するブロックデータ転送命令を設け、前記
    システム制御装置には、前記プロセッサ装置が送出する
    前記ブロック転送命令のトランザクションを識別する識
    別手段を設け、該識別手段の結果に従い受信した前記ト
    ランザクションを前記主記憶装置と前記I/O制御装置
    の両者に送信する機能を設け、前記トランザクションの
    アドレスを前記I/O制御装置へのアドレスに変換する
    アドレス変換機構を設けたことを特徴とする計算機シス
    テム。
  2. 【請求項2】 キャッシュメモリを内蔵する複数のプロ
    セッサ装置と、該プロセッサ装置の実行する命令・デー
    タを記憶する主記憶装置と、該プロセッサ装置とファイ
    ルシステム,ネットーワークシステムなどのI/O装置
    との通信を制御する複数のI/O制御装置と、前記複数
    のプロセッサ装置、前記主記憶装置、及び前記複数のI
    /O制御装置にバスで接続され各装置間のデータ転送を
    制御するシステム制御装置と、該システム制御装置に接
    続され、かつ他の計算機システムと計算機間I/Oバス
    あるいは高速ネットワークで接続された計算機間通信制
    御装置からなるクラスタ計算機システムにおいて、 前
    記プロセッサ装置が実行する命令により、前記キャッシ
    ュメモリ上に登録されたブロックデータを、強制的に前
    記主記憶装置および前記計算機間通信制御装置の両者に
    対して転送するブロックデータ転送命令を設け、前記シ
    ステム制御装置には、前記プロセッサ装置が送出する前
    記ブロック転送命令のトランザクションを識別する識別
    手段を設け、該識別手段の結果に従い受信した前記トラ
    ンザクションを前記主記憶装置と前記計算機間通信制御
    装置の両者に送信する機能を設け、前記トランザクショ
    ンのアドレスを前記計算機間通信制御装置へのアドレス
    に変換するアドレス変換機構を設け、前記計算機間通信
    制御装置には、前記システム制御装置から受け取った前
    記ブロックデータを、前記計算機間I/Oバスあるいは
    高速ネットワークを介して他の計算機システムに送信す
    る機構を設けたことを特徴とする計算機システム。
  3. 【請求項3】 キャッシュメモリを内蔵する複数のプロ
    セッサ装置と、該プロセッサ装置の実行する命令・デー
    タを記憶する主記憶装置と、該プロセッサ装置とファイ
    ルシステム,ネットーワークシステムなどのI/O装置
    との通信を制御する複数のI/O制御装置と、前記複数
    のプロセッサ装置、前記主記憶装置、及び前記複数のI
    /O制御装置にバスで接続され各装置間のデータ転送を
    制御するシステム制御装置と、該システム制御装置に接
    続され、かつグラフィックス表示システムを制御するグ
    ラフィックス制御装置と、該グラフィックス制御装置に
    接続され、表示データを記憶するフレームメモリと、該
    フレームメモリの内容を表示する表示装置からなる計算
    機システムにおいて、前記プロセッサ装置が実行する命
    令により、前記キャッシュメモリ上に登録されたブロッ
    クデータを、強制的に前記主記憶装置および前記グラフ
    ィックス制御装置の両者に対して転送するブロックデー
    タ転送命令を設け、前記システム制御装置は、前記プロ
    セッサ装置が送出する前記ブロック転送命令のトランザ
    クションを識別する識別手段を設け、該識別手段の結果
    に従い受信した前記トランザクションを前記主記憶装置
    と前記グラフィックス制御装置の両者に送信する機能を
    設け、前記トランザクションのアドレスを前記グラフィ
    ックス制御装置へのアドレスに変換するアドレス変換機
    構を設け、前記グラフィックス制御装置には、前記シス
    テム制御装置から受け取った前記ブロックデータを、前
    記フレームメモリに書き込む手段を設けたことを特徴と
    する計算機システム。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかにおい
    て、前記アドレス変換機構は、複数のエントリからなる
    アドレス一致検証用タグ部と、該アドレス一致検証用タ
    グ部に対応したI/O装置アドレス登録部と、受け取っ
    たアドレスと前記アドレス一致検証用タグ部を比較する
    比較器と、該比較器の結果に従って前記アドレス一致検
    証用タグ部が一致したエントリーの前記I/O装置アド
    レス登録部を使ってアドレス変換を行う機構とを設けた
    ことを特徴とする計算機システム。
  5. 【請求項5】 キャッシュメモリを内蔵する複数のプロ
    セッサ装置と、該プロセッサ装置の実行する命令,デー
    タを記憶する主記憶装置と、該プロセッサ装置とファイ
    ルシステム,ネットーワークシステムなどのI/O装置
    との通信を制御する複数のI/O制御装置と、前記複数
    のプロセッサ装置、前記主記憶装置、及び前記複数のI
    /O制御装置にバスで接続され各装置間のデータ転送を
    制御するシステム制御装置からなる計算機システムにお
    いて、前記プロセッサ装置が実行する命令により、前記
    キャッシュメモリ上に登録されたブロックデータを、強
    制的に前記主記憶装置および前記I/O制御装置の両者
    に対して転送するブロックデータ転送命令を設け、前記
    システム制御装置には、前記プロセッサ装置が送出する
    前記ブロック転送命令のトランザクションを識別する識
    別手段を設け、該識別手段の結果に従い受信した前記ト
    ランザクションを前記主記憶装置と前記I/O制御装置
    の両者に送信する機能を設け、前記I/O制御装置に
    は、受け取った前記トランザクションのアドレスを自I
    /O制御装置へのアドレスかどうかを識別する手段と、
    自I/O制御装置へのブロック転送要求であれば、対応
    したI/O制御装置のアドレスに変換するアドレス変換
    機能を設けたことを特徴とする計算機システム。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記I/O制御装置
    は、自制御装置が受け付けるべきアドレスの上限値およ
    び下限値を保持するレジスタと、到着したアドレスが該
    上限値レジスタと下限値レジスタの範囲にはいるかどう
    かを検証する機能と、該検証機能の結果に従って前記到
    着アドレスを前記I/O制御装置のアドレスに変換する
    機構とを設けたことを特徴とする計算機システム。
  7. 【請求項7】 請求項1において、強制的に前記主記憶
    装置および前記I/O制御装置の両者に対して転送する
    ブロックデータ転送命令は、前記キャッシュメモリのブ
    ロックサイズを意識して、I/O制御装置へのデータ転
    送を行うことを特徴とする計算機システム。
  8. 【請求項8】 キャッシュメモリを内蔵するのプロセッ
    サ装置と、該プロセッサ装置の実行する命令・データを
    記憶する主記憶装置と、該プロセッサ装置とファイルシ
    ステム,ネットーワークシステムなどのI/O装置との
    通信を制御する複数のI/O制御装置と、前記プロセッ
    サ装置,前記主記憶装置,及び前記複数のI/O制御装
    置にバスで接続され各装置間のデータ転送を制御するシ
    ステム制御装置からなる計算機システムの高速I/Oデ
    ータ転送方法において、前記プロセッサ装置は、前記キ
    ャッシュメモリ上に登録されたブロックデータを強制的
    に前記主記憶装置および前記I/O制御装置の両者に対
    して転送するブロックデータ転送命令を発行したとき、
    前記システム制御装置は、前記プロセッサ装置が送出す
    る前記ブロック転送命令のトランザクションを識別し、
    該識別結果に従い受信した前記トランザクションを前記
    主記憶装置と前記I/O制御装置の両者に送信すると共
    に、前記トランザクションのアドレスを前記I/O制御
    装置へのアドレスに変換することを特徴とする高速I/
    Oデータ転送方法。
  9. 【請求項9】 キャッシュメモリを内蔵するプロセッサ
    装置と、該プロセッサ装置の実行する命令・データを記
    憶する主記憶装置と、該プロセッサ装置とファイルシス
    テム,ネットーワークシステムなどのI/O装置との通
    信を制御する複数のI/O制御装置と、前記プロセッサ
    装置,前記主記憶装置,及び前記複数のI/O制御装置
    にバスで接続され各装置間のデータ転送を制御するシス
    テム制御装置と、該システム制御装置に接続され、かつ
    他の計算機システムと計算機間I/Oバスあるいは高速
    ネットワークで接続された計算機間通信制御装置からな
    るクラスタ計算機システムの高速I/Oデータ転送方法
    において、前記プロセッサ装置が前記キャッシュメモリ
    上に登録されたブロックデータを強制的に前記主記憶装
    置および前記計算機間通信制御装置の両者に対して転送
    するブロックデータ転送命令を発行したとき、前記シス
    テム制御装置は、前記プロセッサ装置が送出する前記ブ
    ロック転送命令のトランザクションを識別し、該識別結
    果に従い受信した前記トランザクションを前記主記憶装
    置と前記計算機間通信制御装置の両者に送信すると共
    に、前記トランザクションのアドレスを前記計算機間通
    信制御装置へのアドレスに変換し、前記計算機間通信制
    御装置は、前記システム制御装置から受け取った前記ブ
    ロックデータを、前記計算機間I/Oバスあるいは高速
    ネットワークを介して他の計算機システムに送信するこ
    とを特徴とする高速I/Oデータ転送方法。
  10. 【請求項10】 キャッシュメモリを内蔵するプロセッ
    サ装置と、該プロセッサ装置の実行する命令・データを
    記憶する主記憶装置と、該プロセッサ装置とファイルシ
    ステム,ネットーワークシステムなどのI/O装置との
    通信を制御する複数のI/O制御装置と、前記プロセッ
    サ装置,前記主記憶装置,及び前記複数のI/O制御装
    置にバスで接続され各装置間のデータ転送を制御するシ
    ステム制御装置と、該システム制御装置に接続され、か
    つグラフィックス表示システムを制御するグラフィック
    ス制御装置と、該グラフィックス制御装置に接続され、
    表示データを記憶するフレームメモリと、該フレームメ
    モリの内容を表示する表示装置からなる計算機システム
    の高速I/Oデータ転送方法において、前記プロセッサ
    装置が前記キャッシュメモリ上に登録されたブロックデ
    ータを強制的に前記主記憶装置および前記グラフィック
    ス制御装置の両者に対して転送するブロックデータ転送
    命令を発行したとき、前記システム制御装置は、前記プ
    ロセッサ装置が送出する前記ブロック転送命令のトラン
    ザクションを識別し、該識別結果に従い受信した前記ト
    ランザクションを前記主記憶装置と前記グラフィックス
    制御装置の両者に送信すると共に、前記トランザクショ
    ンのアドレスを前記グラフィックス制御装置へのアドレ
    スに変換し、前記グラフィックス制御装置は、前記シス
    テム制御装置から受け取った前記ブロックデータを、前
    記フレームメモリに書き込むことを特徴とする高速I/
    Oデータ転送方法。
  11. 【請求項11】 キャッシュメモリを内蔵するプロセッ
    サ装置と、該プロセッサ装置の実行する命令,データを
    記憶する主記憶装置と、該プロセッサ装置とファイルシ
    ステム,ネットーワークシステムなどのI/O装置との
    通信を制御する複数のI/O制御装置と、前記プロセッ
    サ装置,前記主記憶装置,及び前記複数のI/O制御装
    置にバスで接続され各装置間のデータ転送を制御するシ
    ステム制御装置からなる計算機システムにおいて、前記
    プロセッサ装置が前記キャッシュメモリ上に登録された
    ブロックデータを強制的に前記主記憶装置および前記I
    /O制御装置の両者に対して転送するブロックデータ転
    送命令を発行したとき、前記システム制御装置は、前記
    プロセッサ装置が送出する前記ブロック転送命令のトラ
    ンザクションを識別し、該識別結果に従い受信した前記
    トランザクションを前記主記憶装置と前記I/O制御装
    置の両者に送信すると共に、前記I/O制御装置は、受
    け取った前記トランザクションのアドレスを自I/O制
    御装置へのアドレスかどうかを識別し、自I/O制御装
    置へのブロック転送要求であれば、対応したI/O制御
    装置のアドレスに変換することを特徴とする高速I/O
    データ転送方法。
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