JP2722752B2 - Dnaの検出方法 - Google Patents
Dnaの検出方法Info
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- JP2722752B2 JP2722752B2 JP2040303A JP4030390A JP2722752B2 JP 2722752 B2 JP2722752 B2 JP 2722752B2 JP 2040303 A JP2040303 A JP 2040303A JP 4030390 A JP4030390 A JP 4030390A JP 2722752 B2 JP2722752 B2 JP 2722752B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はDNAの検出方法に関するものである。
更に詳しくは、遺伝子増幅技術とキャピラリー電気泳
動法を利用したDNAの検出方法に関する。
動法を利用したDNAの検出方法に関する。
[従来の技術] 近年、遺伝子工学の発展に伴いDNAの検出方法が開発
され試みられるようになった。例えば、オリゴヌクレオ
チドを用いたDNAプローブ法、ハイブリダイゼーション
法が試みられ、またDNAをエチジウムブロマイドを含有
するアガロースゲルを用いて電気泳動を行い分離し、UV
を照射して発生する蛍光を写真に撮るという方法でDNA
の検出が行われている。
され試みられるようになった。例えば、オリゴヌクレオ
チドを用いたDNAプローブ法、ハイブリダイゼーション
法が試みられ、またDNAをエチジウムブロマイドを含有
するアガロースゲルを用いて電気泳動を行い分離し、UV
を照射して発生する蛍光を写真に撮るという方法でDNA
の検出が行われている。
このようなDNAの検出を利用した応用は、種々の分野
に広がっており、例えば、遺伝子導入された形質転換体
の検出、遺伝病の診断等が挙げられるが、微生物検査に
おける応用もその1つである。
に広がっており、例えば、遺伝子導入された形質転換体
の検出、遺伝病の診断等が挙げられるが、微生物検査に
おける応用もその1つである。
微生物検査は、従来、感染症の診断あるいは食品の細
菌検査においてまずその試料中に存在する細菌等を好気
条件及び嫌気条件下等において増菌培養を行い集落の観
察を行った後、選択培地を用いて分離培養し集落の観察
を行い菌の諸性状の検査を行うことにより菌の同定を行
っている。あるいは、増菌培養の段階を省き試料中に存
在する細菌等を好気条件及び嫌気条件下等において選択
培地を用いて分離培養し集落の観察を行い菌の諸性状の
検査を行うことにより菌の同定を行っている(臨床検査
技術全書第7巻微生物検査、小酒井望編集、1985年医学
書院発行)。
菌検査においてまずその試料中に存在する細菌等を好気
条件及び嫌気条件下等において増菌培養を行い集落の観
察を行った後、選択培地を用いて分離培養し集落の観察
を行い菌の諸性状の検査を行うことにより菌の同定を行
っている。あるいは、増菌培養の段階を省き試料中に存
在する細菌等を好気条件及び嫌気条件下等において選択
培地を用いて分離培養し集落の観察を行い菌の諸性状の
検査を行うことにより菌の同定を行っている(臨床検査
技術全書第7巻微生物検査、小酒井望編集、1985年医学
書院発行)。
近年、このような微生物検査においてもオリゴヌクレ
オチドを用いたDNAプローブ法あるいはハイブリダイゼ
ーション法が試みられるようになってきており、DNAの
検出による微生物検査の実用化が期待されている。
オチドを用いたDNAプローブ法あるいはハイブリダイゼ
ーション法が試みられるようになってきており、DNAの
検出による微生物検査の実用化が期待されている。
また、DNAはオリゴヌクレオチドをプライマーとして
用いた遺伝子増幅法(Polymerase Chain Reaction法以
下、略してPCR法;Saikiら、Science,230,1350(1985)
によって増幅させる方法が知られており、DNAの検出に
は増幅させたDNAを用いる方法が試みられている。
用いた遺伝子増幅法(Polymerase Chain Reaction法以
下、略してPCR法;Saikiら、Science,230,1350(1985)
によって増幅させる方法が知られており、DNAの検出に
は増幅させたDNAを用いる方法が試みられている。
[発明が解決しようとする課題] DNAの検出方法のうち、特に微生物検査等において
は、オリゴヌクレオチドを標識修飾したプローブにより
膜上あるいは他の支持体上でハイブリダイゼーションを
行い、標識修飾したプローブを検出する方法は、十分な
検出感度と選択性を得るのが難しいのが実情である。
は、オリゴヌクレオチドを標識修飾したプローブにより
膜上あるいは他の支持体上でハイブリダイゼーションを
行い、標識修飾したプローブを検出する方法は、十分な
検出感度と選択性を得るのが難しいのが実情である。
また、検体から得られた微生物由来のDNAをPCR法によ
って増幅し、その増幅したDNAをアガロースゲル電気泳
動によって検出する方法では、ゲル作製に手間がかか
る、ゲルが扱いにくい、サンプルをゲルにアプライする
のに手間がかかる、見た目には分かりやすいが定量性が
よくないなどの短所がある。従って、特に微生物検査の
ような迅速性、簡便性かつ高感度が要求される分野では
自動化あるいは装置化しようとした場合に問題となって
いる。このような状況下、迅速、簡便かつ検出感度の高
いDNAの検出方法の開発が期待されている。
って増幅し、その増幅したDNAをアガロースゲル電気泳
動によって検出する方法では、ゲル作製に手間がかか
る、ゲルが扱いにくい、サンプルをゲルにアプライする
のに手間がかかる、見た目には分かりやすいが定量性が
よくないなどの短所がある。従って、特に微生物検査の
ような迅速性、簡便性かつ高感度が要求される分野では
自動化あるいは装置化しようとした場合に問題となって
いる。このような状況下、迅速、簡便かつ検出感度の高
いDNAの検出方法の開発が期待されている。
本発明の目的は、まさにこの点にあり、PCR法を利用
して増幅されたDNAの検出を迅速かつ簡便に行う方法を
提供することにある。
して増幅されたDNAの検出を迅速かつ簡便に行う方法を
提供することにある。
詳しくは、理論段数が高く十分な分離が得られる、分
析時間が短く時間当りの試料処理能力が高い、サンプル
のインジェクトが行いやすい、サンプルが少なくてよ
く、ゲルの作製が不要である、またこれらのことよりラ
ンニングコストを低く抑えることができる、その他定量
性および再現性がよい等の長所を持つDNAの検出方法を
提供することにある。
析時間が短く時間当りの試料処理能力が高い、サンプル
のインジェクトが行いやすい、サンプルが少なくてよ
く、ゲルの作製が不要である、またこれらのことよりラ
ンニングコストを低く抑えることができる、その他定量
性および再現性がよい等の長所を持つDNAの検出方法を
提供することにある。
[課題を解決するための手段および作用] 本発明者は、上記の目的を達成するため鋭意検討を行
った結果、微生物検査等を行う際に検体中のDNAの一部
分をまずPCR法を利用して増幅し、増幅したDNAの検出を
キャピラリー電気泳動法を用いて行うことにより、迅
速、簡便かつ高感度にDNAを検出することができること
を見出し、さらに研究を重ねて本発明を完成するに至っ
た。
った結果、微生物検査等を行う際に検体中のDNAの一部
分をまずPCR法を利用して増幅し、増幅したDNAの検出を
キャピラリー電気泳動法を用いて行うことにより、迅
速、簡便かつ高感度にDNAを検出することができること
を見出し、さらに研究を重ねて本発明を完成するに至っ
た。
ここで、本発明で検出されるDNAは、DNAの検出の目的
によりどのような由来のものであってもよい。例えば、
微生物検査においては、微生物由来のDNAが用いられ、
遺伝子導入された形質転換体の検出法として用いられる
場合は、導入された外来遺伝子のDNAが用いられ、ま
た、遺伝病の場合は、塩基配列の一部が変異したDNAが
用いられる。
によりどのような由来のものであってもよい。例えば、
微生物検査においては、微生物由来のDNAが用いられ、
遺伝子導入された形質転換体の検出法として用いられる
場合は、導入された外来遺伝子のDNAが用いられ、ま
た、遺伝病の場合は、塩基配列の一部が変異したDNAが
用いられる。
本発明においては、公知の方法(生化学実験講座2、
核酸の化学I、41〜54(1975)、日本生化学会編、東京
化学同人発行)によってまず検体試料中の目的とする微
生物等からDNAを抽出し、そのDNAをPCR法(Polymerase
Chain Reaction法以下、Saikiら、Science,230,1350(1
985))によって増幅する。この増幅されたDNAを含むPC
R反応液を上層のミネラルオイルを除いた後直接、キャ
ピラリー電気泳動によって分析する。
核酸の化学I、41〜54(1975)、日本生化学会編、東京
化学同人発行)によってまず検体試料中の目的とする微
生物等からDNAを抽出し、そのDNAをPCR法(Polymerase
Chain Reaction法以下、Saikiら、Science,230,1350(1
985))によって増幅する。この増幅されたDNAを含むPC
R反応液を上層のミネラルオイルを除いた後直接、キャ
ピラリー電気泳動によって分析する。
キャピラリー電気泳動は以下の方法によって行うが分
析条件及び操作方法等はこれに限定されない。
析条件及び操作方法等はこれに限定されない。
本発明に用いるキャピラリー電気泳動では、電気泳動
用緩衝液にゲル化していないポリマーを添加して電気泳
動を行うが、使用時にゲル化しないポリマーであればい
かなるものであっても使用することができる。例えば、
ゲル化温度が低いいわゆる低融点アガロース、デンプン
等が挙げられるが、本発明では特に低融点アガロースを
用いる。
用緩衝液にゲル化していないポリマーを添加して電気泳
動を行うが、使用時にゲル化しないポリマーであればい
かなるものであっても使用することができる。例えば、
ゲル化温度が低いいわゆる低融点アガロース、デンプン
等が挙げられるが、本発明では特に低融点アガロースを
用いる。
また、電気泳動用緩衝液には、SDS(ドデシル硫酸ナ
トリウム)、胆汁酸系等の界面活性剤を0.01〜0.5%添
加することが好ましいが添加しなくてもよい。
トリウム)、胆汁酸系等の界面活性剤を0.01〜0.5%添
加することが好ましいが添加しなくてもよい。
また、電気泳動用緩衝液は例えば0.1Mのトリス(ヒド
ロキシメチル)アミノメタン及びほう酸を緩衝剤として
含有するもの等が用いられるが、分離分析対象となる試
料に応じて種々の緩衝剤を用いることができる。
ロキシメチル)アミノメタン及びほう酸を緩衝剤として
含有するもの等が用いられるが、分離分析対象となる試
料に応じて種々の緩衝剤を用いることができる。
キャピラリーの材質は、フューズドシリカが好ましい
がこれに限定されない。例えば、テフロンチューブ等で
あってもよい。キャピラリーの内径は10〜200μmが好
ましく、特に好ましくは50〜100μmであるがこれに限
定されない。キャピラリーの長さは、通常30〜50cmが用
いられるがこれに限定されない。
がこれに限定されない。例えば、テフロンチューブ等で
あってもよい。キャピラリーの内径は10〜200μmが好
ましく、特に好ましくは50〜100μmであるがこれに限
定されない。キャピラリーの長さは、通常30〜50cmが用
いられるがこれに限定されない。
また、電源としては最大出力電圧30kV程度のものが好
ましいがこれより小さいものであってもよく、これより
大きなものであってもよい。また、電流は直流が好まし
いがパルス状に発生するものでもよくまた、これらに限
定されない。
ましいがこれより小さいものであってもよく、これより
大きなものであってもよい。また、電流は直流が好まし
いがパルス状に発生するものでもよくまた、これらに限
定されない。
また、検出器としては例えばUV検出器あるいは蛍光検
出器が好ましいが電気化学検出器等であってもよく、ま
た、これらに限定されない。
出器が好ましいが電気化学検出器等であってもよく、ま
た、これらに限定されない。
また、記録計は保持期間、ピーク高、ピーク面積計算
等のデータ処理機能を持つものが好ましいがこれに限定
されない。
等のデータ処理機能を持つものが好ましいがこれに限定
されない。
上記のポリマー等を含有する電気泳動用緩衝液を満た
したキャピラリー内に端部から試料を導入し、キャピラ
リーの両端をポリマー等を含有する電気泳動用緩衝液を
入れたそれぞれ別の電極槽に浸す。この二つの電極槽に
それぞれPt電極を浸し両極に電圧を印加する。キャピラ
リー両端に電圧を印加することによってキャピラリー内
部のポリマー等を含む電気泳動用緩衝液に流れが生じ、
溶出された試料の成分を上記の検出器によって検出す
る。検出器からの電気的な信号は記録計に伝達されそこ
で処理される。
したキャピラリー内に端部から試料を導入し、キャピラ
リーの両端をポリマー等を含有する電気泳動用緩衝液を
入れたそれぞれ別の電極槽に浸す。この二つの電極槽に
それぞれPt電極を浸し両極に電圧を印加する。キャピラ
リー両端に電圧を印加することによってキャピラリー内
部のポリマー等を含む電気泳動用緩衝液に流れが生じ、
溶出された試料の成分を上記の検出器によって検出す
る。検出器からの電気的な信号は記録計に伝達されそこ
で処理される。
[実施例] 以下の実施例により本発明のさらに詳細な説明を行う
が、本発明はこれらの実施例によって何等限定されるも
のではない。
が、本発明はこれらの実施例によって何等限定されるも
のではない。
サルモネラ菌の検出 1.試料の調製 サルモネラ菌はSalmonella typhimuriumを用いて適当
な増菌培地に接種し、37℃、好気的条件下で終夜培養を
行い、その培地1.5mlから遠心操作により菌体を回収し
た。10mMトリス−塩酸緩衝液(pH7.5)で1回洗浄後、
同緩衝液にリゾチームを1mg/mlとなるように溶かした液
0.5mlで懸濁させ、37℃、10分で溶菌させた。溶菌液に
前記緩衝液で飽和させたフェノールを同容量加え、よく
撹はんした。遠心後、上層液を回収し、エタノール沈澱
処理を行って核酸成分を沈澱させ、その沈澱物を前記緩
衝液、1mlに溶かして、これを試料とした。
な増菌培地に接種し、37℃、好気的条件下で終夜培養を
行い、その培地1.5mlから遠心操作により菌体を回収し
た。10mMトリス−塩酸緩衝液(pH7.5)で1回洗浄後、
同緩衝液にリゾチームを1mg/mlとなるように溶かした液
0.5mlで懸濁させ、37℃、10分で溶菌させた。溶菌液に
前記緩衝液で飽和させたフェノールを同容量加え、よく
撹はんした。遠心後、上層液を回収し、エタノール沈澱
処理を行って核酸成分を沈澱させ、その沈澱物を前記緩
衝液、1mlに溶かして、これを試料とした。
2.プライマーの合成 サルモネラ菌DNAを特異的に増幅するプライマーとし
て、下記の塩基配列をもつオリゴヌクレオチド(特願平
1-185683号)を化学合成した。
て、下記の塩基配列をもつオリゴヌクレオチド(特願平
1-185683号)を化学合成した。
(5')d-GGCGAGCAGTTTGTCTGTC(3') (5')d-GTTTCGCCTGGCTGATACG(3') 化学合成は島津DNA合成装置NS-1を用い、トリエステル
法により行った。合成したオリゴヌクレオチドの精製は
C18逆相カラムを用いて行った。
法により行った。合成したオリゴヌクレオチドの精製は
C18逆相カラムを用いて行った。
3.PCR 前記試料液を3μl用いそれに滅菌蒸留水16.05μ
l、10×反応用緩衝液3μl、dNTP溶液4.8μl、プラ
イマーをそれぞれ1.5μlそして耐熱性DNAポリメラーゼ
0.15μlを加え、30μlの反応液を調製した。この反応
液の入った容器にミネラルオイル(SIGMA社製)を50μ
l加え反応液上に重層する。各添加された液の内容を下
記に示す。
l、10×反応用緩衝液3μl、dNTP溶液4.8μl、プラ
イマーをそれぞれ1.5μlそして耐熱性DNAポリメラーゼ
0.15μlを加え、30μlの反応液を調製した。この反応
液の入った容器にミネラルオイル(SIGMA社製)を50μ
l加え反応液上に重層する。各添加された液の内容を下
記に示す。
10×反応用緩衝液;500mM KCl,100mM Tris-HCl(pH8.
3),15mM Mgcl2,0.1%(w/v)ゼラチン dNTP溶液;dATP,dCTP,dGTP,dTTPを混合させたもので各最
終濃度が1.25mM プライマー;前述した化学合成精製品の各水溶液(5 OD
unit/ml) 耐熱性DNAポリメラーゼ;Taq DNAポリメラーゼ(5 unit/
ml;Perkin Elmer Cetus社製) 反応条件は、次の通りである。
3),15mM Mgcl2,0.1%(w/v)ゼラチン dNTP溶液;dATP,dCTP,dGTP,dTTPを混合させたもので各最
終濃度が1.25mM プライマー;前述した化学合成精製品の各水溶液(5 OD
unit/ml) 耐熱性DNAポリメラーゼ;Taq DNAポリメラーゼ(5 unit/
ml;Perkin Elmer Cetus社製) 反応条件は、次の通りである。
熱変性;94℃ 1分 アニーリング;37℃ 1分 重合反応;60℃ 1分 熱変性からアニーリングを経て重合反応に至る過程を
1サイクル(所要時間5.7分)とし、これを42サイクル
(所要時間約4時間)行った。これらの操作は、Perkin
Elmer Cetus社製DNA Thermal Cyclerに上記反応条件を
プログラムすることにより行った。
1サイクル(所要時間5.7分)とし、これを42サイクル
(所要時間約4時間)行った。これらの操作は、Perkin
Elmer Cetus社製DNA Thermal Cyclerに上記反応条件を
プログラムすることにより行った。
4.検出(キャピラリー電気泳動) (4-1)電気泳動用緩衝液の調製 80mlの蒸留水に0.5gの低融点アガロースを加え、よく
撹はんした後加熱し溶解させ放冷後、これに1.21gのト
リス(ヒドロキシメチル)アミノメタン、93mgのエチレ
ンジアミン四酢酸二ナトリウム、20mgのドデシル硫酸ナ
トリウムおよび100μgのエチジウムブロマイドを溶解
させた。これにさらにほう酸を加え、pHを8.1に調製
し、蒸留水を加えて正確に100mlにした。
撹はんした後加熱し溶解させ放冷後、これに1.21gのト
リス(ヒドロキシメチル)アミノメタン、93mgのエチレ
ンジアミン四酢酸二ナトリウム、20mgのドデシル硫酸ナ
トリウムおよび100μgのエチジウムブロマイドを溶解
させた。これにさらにほう酸を加え、pHを8.1に調製
し、蒸留水を加えて正確に100mlにした。
(4-2)増幅されたサルモネラ菌DNAを含むPCR反応液の
キャピラリー電気泳動 第1図に示したシステムを用いてキャピラリー電気泳
動を行った。すなわち、蛍光検出器(1)はRF-540型
(島津製作所製、励起波長300nm、検出波長590nmに設
定)、高電圧電源(2)はHER-30P 0.16-SI型(松定プ
レシジョンデバイセズ製)、記録計(3)はC-R4A型
(島津製作所製)、電極(4)はPt線(0.5mmφ−30m
m)、電極槽(5)は1.5mlのサンプリングチューブを用
いた。
キャピラリー電気泳動 第1図に示したシステムを用いてキャピラリー電気泳
動を行った。すなわち、蛍光検出器(1)はRF-540型
(島津製作所製、励起波長300nm、検出波長590nmに設
定)、高電圧電源(2)はHER-30P 0.16-SI型(松定プ
レシジョンデバイセズ製)、記録計(3)はC-R4A型
(島津製作所製)、電極(4)はPt線(0.5mmφ−30m
m)、電極槽(5)は1.5mlのサンプリングチューブを用
いた。
キャピラリー(6)はScientific Glass Engineering
社のフューズドシリカキャピラリーの内径75μmのもの
を使用した。キャピラリーの全長は450mmであり+極側
から300mmの所から2mmの幅で被覆を剥し、蛍光検出器に
取り付けた。このキャピラリー内には使用時に上記の低
融点アガロースを含有する電気泳動用緩衝液を満たし、
両端はそれぞれ低融点アガロースを含有する電気泳動用
緩衝液を入れた+極側電極槽及び−極側電極槽に浸して
おいた。このとき二つの電極槽内の緩衝液の液面の高さ
が同じになるように調整しておいた。
社のフューズドシリカキャピラリーの内径75μmのもの
を使用した。キャピラリーの全長は450mmであり+極側
から300mmの所から2mmの幅で被覆を剥し、蛍光検出器に
取り付けた。このキャピラリー内には使用時に上記の低
融点アガロースを含有する電気泳動用緩衝液を満たし、
両端はそれぞれ低融点アガロースを含有する電気泳動用
緩衝液を入れた+極側電極槽及び−極側電極槽に浸して
おいた。このとき二つの電極槽内の緩衝液の液面の高さ
が同じになるように調整しておいた。
試料のキャピラリーへの導入はキャピラリーの+極側
の端部を+側電極槽から引き上げ試料溶液中に10秒間浸
して行った。このとき試料の液面の高さは電極槽内の緩
衝液の液面より50mm高くなるように調整して行った。
の端部を+側電極槽から引き上げ試料溶液中に10秒間浸
して行った。このとき試料の液面の高さは電極槽内の緩
衝液の液面より50mm高くなるように調整して行った。
試料をキャピラリー内に導入した後、キャピラリーの
端部を電極槽に戻しキャピラリーの両端に7.5kVの直流
電圧を印加した。電流値は12〜15μAとなり、キャピラ
リー内には+極側から−極側に向かって緩衝液の流れが
生じ、DNAは分離され、溶出されて蛍光検出器で検出さ
れた。PCR反応によって増幅されたサルモネラ菌DNAは期
待される溶出時間にシャープなピークとして検出され
た。この結果を第2図に示す。
端部を電極槽に戻しキャピラリーの両端に7.5kVの直流
電圧を印加した。電流値は12〜15μAとなり、キャピラ
リー内には+極側から−極側に向かって緩衝液の流れが
生じ、DNAは分離され、溶出されて蛍光検出器で検出さ
れた。PCR反応によって増幅されたサルモネラ菌DNAは期
待される溶出時間にシャープなピークとして検出され
た。この結果を第2図に示す。
[発明の効果] 本発明の方法によれば、低融点アガロースを含有する
電気泳動用緩衝液を用いてキャピラリー電気泳動法によ
ってDNAを分離検出するようにしたので、キャピラリー
内の分離環境が均質となり、PCR反応後の増幅されたDNA
を含む溶液をゲルを作成することなしに簡便迅速かつ定
量性再現性よく十分な分離度で分析でき、しかもキャピ
ラリー電気泳動に必要なサンプル量が少なくて済むため
PCRの反応系を小さくすることができランニングコスト
を低く抑えることができる。
電気泳動用緩衝液を用いてキャピラリー電気泳動法によ
ってDNAを分離検出するようにしたので、キャピラリー
内の分離環境が均質となり、PCR反応後の増幅されたDNA
を含む溶液をゲルを作成することなしに簡便迅速かつ定
量性再現性よく十分な分離度で分析でき、しかもキャピ
ラリー電気泳動に必要なサンプル量が少なくて済むため
PCRの反応系を小さくすることができランニングコスト
を低く抑えることができる。
第1図は、キャピラリー電気泳動のシステムを、第2図
は、増幅されたサルモネラDNAの蛍光検出器による検出
を示す。 1……蛍光検出器 2……高電圧電源 3……記録計 4……電極 5……電極槽 6……キャピラリー
は、増幅されたサルモネラDNAの蛍光検出器による検出
を示す。 1……蛍光検出器 2……高電圧電源 3……記録計 4……電極 5……電極槽 6……キャピラリー
Claims (1)
- 【請求項1】遺伝子増幅法により増幅させたDNAの検出
を、低融点アガロースを含有する電気泳動用緩衝液を用
いてキャピラリー電気泳動法によって行うことを特徴と
するDNAの検出方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2040303A JP2722752B2 (ja) | 1990-02-21 | 1990-02-21 | Dnaの検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2040303A JP2722752B2 (ja) | 1990-02-21 | 1990-02-21 | Dnaの検出方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03243858A JPH03243858A (ja) | 1991-10-30 |
| JP2722752B2 true JP2722752B2 (ja) | 1998-03-09 |
Family
ID=12576852
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2040303A Expired - Lifetime JP2722752B2 (ja) | 1990-02-21 | 1990-02-21 | Dnaの検出方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
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|---|---|---|---|---|
| US5122248A (en) * | 1990-05-18 | 1992-06-16 | Northeastern University | Pulsed field capillary electrophoresis |
| US6372106B1 (en) * | 1999-07-26 | 2002-04-16 | Applera Corporation | Capillary electrophoresis method and apparatus for reducing peak broadening associated with the establishment of an electric field |
| JP6102711B2 (ja) * | 2013-12-10 | 2017-03-29 | 株式会社島津製作所 | 電気泳動分離方法 |
-
1990
- 1990-02-21 JP JP2040303A patent/JP2722752B2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (1)
| Title |
|---|
| "Analitical Chemistry",Vol.59,No.7 (1987),P.1021−1027 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03243858A (ja) | 1991-10-30 |
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