JP2742885B2 - 裁断用布挟持具 - Google Patents
裁断用布挟持具Info
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Landscapes
- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、裁断用布挟持具に関す
る。
る。
【0002】繊維製品の縫製工程においては、相当の厚
みを有する布地、ないしは幾層もの布を同時挾持して裁
断する工程が必要となるが、本発明は、ボール紙ないし
厚紙からなる型紙を被挟持布の上面に載置してこれを挟
持し、高速で振動ないし回転する裁断刃を用い型紙の周
縁に沿って裁断していく工程で使用される、幾分大がか
りな、裁断用布挟持具に関する。
みを有する布地、ないしは幾層もの布を同時挾持して裁
断する工程が必要となるが、本発明は、ボール紙ないし
厚紙からなる型紙を被挟持布の上面に載置してこれを挟
持し、高速で振動ないし回転する裁断刃を用い型紙の周
縁に沿って裁断していく工程で使用される、幾分大がか
りな、裁断用布挟持具に関する。
【0003】
【従来の技術】本発明の直接的関連性を有する従来技術
は、実公昭55−18332号等に示されている。これ
らの従来例は、固定布挟持板と、該固定布挟持板に上方
向に垂設される支柱板と、該支柱板に摺動自在に挿装さ
れる側断面が「へ」字状の随意位置固定用遊動板と、該
随意位置固定用遊動板に連設され上記固定布挟持板に対
峙する遊動布挟持板と、該遊動布挟持板と前記随意位置
固定用遊動板との間に介装される板状弾機とにより構成
され、該板状弾機の弾発方向が前記固定布挟持板より垂
直方向であるとともに、上記随意位置固定用遊動板が、
その一端域に前記板状弾機の頂央部が固着され、他端域
に、上記支柱板との挿嵌部を有し、該挿嵌部が上記支柱
板との間に一定幅の小間隙を設けて表裏より上記支柱板
を挟繞する、すなわち随意位置固定用遊動板の挿嵌部が
支柱板の表裏より挟んでこれを囲む構成であって、かつ
該小間隙の存在により支柱板上随意位置にて上下所定角
度内で遊揺可能であるとともに支柱板上を摺動自在であ
る点については、本発明と同様である。なお支柱板をそ
の表裏より挟繞する形態については、本従来例は支柱板
の表裏のみならず全周を囲む挿嵌孔という構成をとり、
支柱板に外挿されるものである。
は、実公昭55−18332号等に示されている。これ
らの従来例は、固定布挟持板と、該固定布挟持板に上方
向に垂設される支柱板と、該支柱板に摺動自在に挿装さ
れる側断面が「へ」字状の随意位置固定用遊動板と、該
随意位置固定用遊動板に連設され上記固定布挟持板に対
峙する遊動布挟持板と、該遊動布挟持板と前記随意位置
固定用遊動板との間に介装される板状弾機とにより構成
され、該板状弾機の弾発方向が前記固定布挟持板より垂
直方向であるとともに、上記随意位置固定用遊動板が、
その一端域に前記板状弾機の頂央部が固着され、他端域
に、上記支柱板との挿嵌部を有し、該挿嵌部が上記支柱
板との間に一定幅の小間隙を設けて表裏より上記支柱板
を挟繞する、すなわち随意位置固定用遊動板の挿嵌部が
支柱板の表裏より挟んでこれを囲む構成であって、かつ
該小間隙の存在により支柱板上随意位置にて上下所定角
度内で遊揺可能であるとともに支柱板上を摺動自在であ
る点については、本発明と同様である。なお支柱板をそ
の表裏より挟繞する形態については、本従来例は支柱板
の表裏のみならず全周を囲む挿嵌孔という構成をとり、
支柱板に外挿されるものである。
【0004】但しその実施態様は、この従来例の公告公
報記載部に現れた斜視図である図10に表示されるが如
く、随意位置固定用遊動板107の支柱板挿嵌部ではな
い方の端部に、固定解放用把手の機能を有する部分10
4が、遊動布挟持板の外縁よりさらに外側に向かって延
在するものであった。
報記載部に現れた斜視図である図10に表示されるが如
く、随意位置固定用遊動板107の支柱板挿嵌部ではな
い方の端部に、固定解放用把手の機能を有する部分10
4が、遊動布挟持板の外縁よりさらに外側に向かって延
在するものであった。
【0005】また上記実施態様においては、遊動布挟持
板106の外縁106aと、固定市挟持板101の外縁
101aとが一致するように構成され、布の被挟持時に
随意 位置固定用遊動板107に力を加えずに摺下させ遊
動布挟持板106を固定布挟持板101に当接させたと
きに、遊動布挟持板106と固定布挟持板101とが面
と面とで当接するとともに、支柱板102は、図10に
示されるように、固定布挟持板背縁部101bにビス1
03a、103bで固定垂設されたものである。そして
この支柱板102に挿装される随意位置固定用遊動板1
07の挿装態様も、随意位置固定用遊動板107を支柱
板102より幾分広幅に成形し、その広幅部107aに
穿設された支柱板挿通孔105に支柱板102を挿通装
設させたものである。
板106の外縁106aと、固定市挟持板101の外縁
101aとが一致するように構成され、布の被挟持時に
随意 位置固定用遊動板107に力を加えずに摺下させ遊
動布挟持板106を固定布挟持板101に当接させたと
きに、遊動布挟持板106と固定布挟持板101とが面
と面とで当接するとともに、支柱板102は、図10に
示されるように、固定布挟持板背縁部101bにビス1
03a、103bで固定垂設されたものである。そして
この支柱板102に挿装される随意位置固定用遊動板1
07の挿装態様も、随意位置固定用遊動板107を支柱
板102より幾分広幅に成形し、その広幅部107aに
穿設された支柱板挿通孔105に支柱板102を挿通装
設させたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】 上記従来技術において
は、随意位置固定用遊動板の固定を解放する際に、随意
位置固定用遊動板の遊動布挟持板連設側の端部における
固定解放用把手の機能を有する部分に、固定布挟持板方
向、すなわち下方向の押圧を加えるのであるが、支柱板
が随意位置固定用遊動板の広幅な案内となる構成上、支
柱板の挿嵌案内摩擦が大きいため、随意位置固定用遊動
板の摺動に難があるとともに、加圧部分に加えられる押
圧は、かなり大きなものとなり、これによって固定解放
時に、被挟持布に不都合な衝撃と摺皺を与えてしまう、
という課題があった。
は、随意位置固定用遊動板の固定を解放する際に、随意
位置固定用遊動板の遊動布挟持板連設側の端部における
固定解放用把手の機能を有する部分に、固定布挟持板方
向、すなわち下方向の押圧を加えるのであるが、支柱板
が随意位置固定用遊動板の広幅な案内となる構成上、支
柱板の挿嵌案内摩擦が大きいため、随意位置固定用遊動
板の摺動に難があるとともに、加圧部分に加えられる押
圧は、かなり大きなものとなり、これによって固定解放
時に、被挟持布に不都合な衝撃と摺皺を与えてしまう、
という課題があった。
【0007】このような、随意位置固定用遊動板の遊動
布挟持板連設側の端部に固定解放用把手の機能を有する
部分が延在する構成では、布裁断時には裁断線近傍にま
でこの部分が突出し、裁断工程時に円滑さを欠く、とい
う課題もあった。
布挟持板連設側の端部に固定解放用把手の機能を有する
部分が延在する構成では、布裁断時には裁断線近傍にま
でこの部分が突出し、裁断工程時に円滑さを欠く、とい
う課題もあった。
【0008】また上記従来技術においては、その実施態
様の不使用時において、遊動布挟持板と、固定布挟持板
との外縁とが一致し、面と面とでこれらが当接するよう
な構成上、布挟持の際には、挟持圧が主として遊動布挟
持板の一番支柱板寄りの部分と固定布挟持板の背縁近傍
に片寄ってしまうため、遊動布挟持板、固定布挟持板の
外縁近傍は布への加圧が弱まり、布地切断にズレが生じ
たり、或いは布地が脱落しやすい、という課題があっ
た。
様の不使用時において、遊動布挟持板と、固定布挟持板
との外縁とが一致し、面と面とでこれらが当接するよう
な構成上、布挟持の際には、挟持圧が主として遊動布挟
持板の一番支柱板寄りの部分と固定布挟持板の背縁近傍
に片寄ってしまうため、遊動布挟持板、固定布挟持板の
外縁近傍は布への加圧が弱まり、布地切断にズレが生じ
たり、或いは布地が脱落しやすい、という課題があっ
た。
【0009】遊動布挟持板と固定布挟持板との外縁とが
一致し、面と面とでこれらが当接するような構成の上記
従来技術においては、布裁断時に裁断線、すなわち型紙
の周縁にできるだけ近い部分を挟持するため、布地が弾
力性に富む場合には、裁断線部分において過度の押圧圧
縮がなされ、裁断線が布挟持部位の近傍である場合に
は、両固定布挟持板から加えられる挟圧の応力の作用に
より、裁断後の布地の裁断面に凹凸が生じがちである、
という課題もあった。
一致し、面と面とでこれらが当接するような構成の上記
従来技術においては、布裁断時に裁断線、すなわち型紙
の周縁にできるだけ近い部分を挟持するため、布地が弾
力性に富む場合には、裁断線部分において過度の押圧圧
縮がなされ、裁断線が布挟持部位の近傍である場合に
は、両固定布挟持板から加えられる挟圧の応力の作用に
より、裁断後の布地の裁断面に凹凸が生じがちである、
という課題もあった。
【0010】さらに上記従来技術においては、図10に
見られるように、支柱板を固定布挟持板背縁にビスで固
着、すなわち別部材固着であったため、随意位置固定用
遊動板による固定挟持およびその解放の回を重ねている
と、ビスおよびその近傍に過剰な負担がかかり、ビス近
傍に不都合な揺動空間が生じやすく、またビスの頭部な
いしは先端が固定布挟持板側に突出し、裁断布地の端面
か固定布挟持板背縁にそろいにくい、という課題も存在
した。
見られるように、支柱板を固定布挟持板背縁にビスで固
着、すなわち別部材固着であったため、随意位置固定用
遊動板による固定挟持およびその解放の回を重ねている
と、ビスおよびその近傍に過剰な負担がかかり、ビス近
傍に不都合な揺動空間が生じやすく、またビスの頭部な
いしは先端が固定布挟持板側に突出し、裁断布地の端面
か固定布挟持板背縁にそろいにくい、という課題も存在
した。
【0011】本発明は、これらのような課題にかんが
み、随意位置固定用遊動板の固定解放時に、被挟持布に
与える不都合な衝撃を小さくし、この衝撃による摺皺が
布地に生じにくく、また布地切断にズレが生じたり、或
いは布地脱落が起こりにくいものであるとともに、布地
が弾力性に富むものであってもその裁断面に凹凸が生じ
にくく、布裁断工程も円滑に行うことが可能な、且つ構
造上も堅固な裁断用布挟持具を提供することを目的とす
る。
み、随意位置固定用遊動板の固定解放時に、被挟持布に
与える不都合な衝撃を小さくし、この衝撃による摺皺が
布地に生じにくく、また布地切断にズレが生じたり、或
いは布地脱落が起こりにくいものであるとともに、布地
が弾力性に富むものであってもその裁断面に凹凸が生じ
にくく、布裁断工程も円滑に行うことが可能な、且つ構
造上も堅固な裁断用布挟持具を提供することを目的とす
る。
【0012】
【発明を解決するための手段】本発明は、固定布挟持板
と、該固定布挟持板に上方向に垂設される支柱板と、該
支柱板に摺動自在に挿装される側断面が「へ」字状の随
意位置固定用遊動板と、該随意位置固定用遊動板に連設
され上記固定布挟持板に対峙する遊動布挟持板と、該遊
動布挟持板と前記随意位置固定用遊動板との間に介装さ
れる板状弾機とにより構成され、該板状弾機の弾発方向
が前記固定布挟持板より垂直方向であるとともに、上記
随意位置固定用遊動板が、その一端域に前記板状弾機の
頂央部が固着され、他端域に、上記支柱板との挿嵌部を
有し、該挿嵌部が上記支柱板との間に一定幅の小間隙を
設けて表裏より上記支柱板を挟繞する構成であって、か
つ該小間隙の存在により支柱板上随意位置にて上下所定
角度内で遊揺可能であるとともに支柱板上を摺動自在で
ある裁断用布挟持具の従来技術において、板状弾機およ
び遊動布挟持板が装設されていない側の随意位置固定用
遊動板端部に、固定解放用把手が延設されたこと、なら
びに、遊動布挟持板の外縁が、固定布挟持板の外縁より
常時適宜微小幅迫り出し部分を有するとともに、布の被
挟持時に随意位置固定用遊動板に力を加えずに摺下させ
遊動布挟持板を固定布挟持板に当接させたときに、遊動
布挟持板と固定布挟持板が固定布挟持板外縁においての
み当接し、遊動布挟持板下面と固定布挟持板上面との間
に適宜角度の微間隙が保留されることの両者を主要な課
題解決の手段としている。
と、該固定布挟持板に上方向に垂設される支柱板と、該
支柱板に摺動自在に挿装される側断面が「へ」字状の随
意位置固定用遊動板と、該随意位置固定用遊動板に連設
され上記固定布挟持板に対峙する遊動布挟持板と、該遊
動布挟持板と前記随意位置固定用遊動板との間に介装さ
れる板状弾機とにより構成され、該板状弾機の弾発方向
が前記固定布挟持板より垂直方向であるとともに、上記
随意位置固定用遊動板が、その一端域に前記板状弾機の
頂央部が固着され、他端域に、上記支柱板との挿嵌部を
有し、該挿嵌部が上記支柱板との間に一定幅の小間隙を
設けて表裏より上記支柱板を挟繞する構成であって、か
つ該小間隙の存在により支柱板上随意位置にて上下所定
角度内で遊揺可能であるとともに支柱板上を摺動自在で
ある裁断用布挟持具の従来技術において、板状弾機およ
び遊動布挟持板が装設されていない側の随意位置固定用
遊動板端部に、固定解放用把手が延設されたこと、なら
びに、遊動布挟持板の外縁が、固定布挟持板の外縁より
常時適宜微小幅迫り出し部分を有するとともに、布の被
挟持時に随意位置固定用遊動板に力を加えずに摺下させ
遊動布挟持板を固定布挟持板に当接させたときに、遊動
布挟持板と固定布挟持板が固定布挟持板外縁においての
み当接し、遊動布挟持板下面と固定布挟持板上面との間
に適宜角度の微間隙が保留されることの両者を主要な課
題解決の手段としている。
【0013】そしてこれら二つの主要課題解決手段のも
とに、さらに構造上の堅固さを増大させ、随意位置固定
用遊動板固定時の固定度を損なうことなく随意位置固定
用遊動板の摺動を容易なものとする等の課題解決をはか
るために、支柱板と、固定布挟持板と、該固定布挟持板
より支柱板垂設方向に突出形成される固定布挟持板背縁
部とが一体に形成され、支柱板と固定布挟持板背縁部と
の境域周縁に板面域が延設されるとともに、随意位置固
定用遊動板の支柱板挿嵌域に狭頚部が形成され、該狭頚
部を遊走案内する縦長案内孔が支柱板に穿設される場合
においては、部材装着を容易にするために、随意位置固
定用遊動板の狭頚部から固定解放用把手までの部材が、
縦長案内孔に挿通可能な厚みと形状を有するとともに、
上記縦長案内孔の上端から固定布挟持板面に至るまでの
距離が、遊動布挟持板の端縁から、反対側の遊動布挟持
板端縁に近い方の随意位置固定用遊動板側縁に至るまで
の距離よりも長い構造とするか、或いは支柱板の上部を
支柱板幹部よりやや横長の形状とし、該横長形状部に随
意位置固定用遊動板が挿通可能な遊動板挿嵌孔が横長に
穿設され、該随意位置固定用遊動板挿嵌孔に縦長案内孔
が延設される構造としている。
とに、さらに構造上の堅固さを増大させ、随意位置固定
用遊動板固定時の固定度を損なうことなく随意位置固定
用遊動板の摺動を容易なものとする等の課題解決をはか
るために、支柱板と、固定布挟持板と、該固定布挟持板
より支柱板垂設方向に突出形成される固定布挟持板背縁
部とが一体に形成され、支柱板と固定布挟持板背縁部と
の境域周縁に板面域が延設されるとともに、随意位置固
定用遊動板の支柱板挿嵌域に狭頚部が形成され、該狭頚
部を遊走案内する縦長案内孔が支柱板に穿設される場合
においては、部材装着を容易にするために、随意位置固
定用遊動板の狭頚部から固定解放用把手までの部材が、
縦長案内孔に挿通可能な厚みと形状を有するとともに、
上記縦長案内孔の上端から固定布挟持板面に至るまでの
距離が、遊動布挟持板の端縁から、反対側の遊動布挟持
板端縁に近い方の随意位置固定用遊動板側縁に至るまで
の距離よりも長い構造とするか、或いは支柱板の上部を
支柱板幹部よりやや横長の形状とし、該横長形状部に随
意位置固定用遊動板が挿通可能な遊動板挿嵌孔が横長に
穿設され、該随意位置固定用遊動板挿嵌孔に縦長案内孔
が延設される構造としている。
【0014】なお上記主要解決手段、従属的課題解決手
段において、従来技術における板状弾機は左右対称山型
形状の板バネとし、従来同様板バネの両山裾部に一定長
を有する鈎合孔が穿設されるとともに遊動布挟持板の両
端域に鈎着突起が形成され、上記板バネが、山型頂央方
向に弾発を蓄力しつつ、上記鈎合孔より上記鈎着突起に
嵌装されている構成、ないしは、新規な課題解決の手段
として、板バネと遊動布挟持板とが、一体のものとして
成形されている構成を上記課題解決の手段に新規に結合
させることもありうる。
段において、従来技術における板状弾機は左右対称山型
形状の板バネとし、従来同様板バネの両山裾部に一定長
を有する鈎合孔が穿設されるとともに遊動布挟持板の両
端域に鈎着突起が形成され、上記板バネが、山型頂央方
向に弾発を蓄力しつつ、上記鈎合孔より上記鈎着突起に
嵌装されている構成、ないしは、新規な課題解決の手段
として、板バネと遊動布挟持板とが、一体のものとして
成形されている構成を上記課題解決の手段に新規に結合
させることもありうる。
【0015】さらに本発明では、布の固定挟持解放時に
おいて、被挟持布に不都合な衝撃と摺皺を与えにくいも
のとするために、随意位置固定用遊動板ないしこれに連
設される部位に、随意位置固定用遊動板解放時の衝撃緩
和手段が設けられ、この具体的課題解決手段を、随意位
置固定用遊動板ないし随意位置固定用遊動板の支柱板と
の挿嵌部を有する端域が、可撓性および弾性に富む素材
から構成され、この素材部が衝撃緩和手段を構成する構
造とするか、或いは上記の衝撃緩和手段が、随意位置固
定用遊動板上面と支柱板上端域との間に介設された弾機
である構造としている。
おいて、被挟持布に不都合な衝撃と摺皺を与えにくいも
のとするために、随意位置固定用遊動板ないしこれに連
設される部位に、随意位置固定用遊動板解放時の衝撃緩
和手段が設けられ、この具体的課題解決手段を、随意位
置固定用遊動板ないし随意位置固定用遊動板の支柱板と
の挿嵌部を有する端域が、可撓性および弾性に富む素材
から構成され、この素材部が衝撃緩和手段を構成する構
造とするか、或いは上記の衝撃緩和手段が、随意位置固
定用遊動板上面と支柱板上端域との間に介設された弾機
である構造としている。
【作用】上述の構成により、固定布挟持板と遊動布挟持
板との間に裁断する布地を挟み、遊動布挟持板と板状弾
機を介して連設固着された随意位置固定用遊動板を、固
定布挟持板方向に支柱板ないし支柱板に穿設の縦長案内
孔を摺動させ、板状弾機に上方より加圧して、布を両布
挟持板により挟持させる。
板との間に裁断する布地を挟み、遊動布挟持板と板状弾
機を介して連設固着された随意位置固定用遊動板を、固
定布挟持板方向に支柱板ないし支柱板に穿設の縦長案内
孔を摺動させ、板状弾機に上方より加圧して、布を両布
挟持板により挟持させる。
【0016】このとき「へ」字状の随意位置固定用遊動
板は、遊動布挟持板およびこれに連設の板状弾機からの
上方向の弾発を受け、「へ」字状の長辺部、すなわち支
柱板との挿嵌部を有しない方の板部が上に押圧される。
そして随意位置固定用遊動板が所定角度で遊揺可能であ
るため、支柱板挿嵌部でモーメントが生じ、随意位置固
定用遊動板の上面における支柱板との接縁が支柱板の表
面に、また同時に随意位置固定用遊動板の下面における
支柱板との接縁が支柱板の裏面にそれぞれ圧接され、随
意位置固定用遊動板は固定静止する。これまでの作用
は、従来技術と同様である。
板は、遊動布挟持板およびこれに連設の板状弾機からの
上方向の弾発を受け、「へ」字状の長辺部、すなわち支
柱板との挿嵌部を有しない方の板部が上に押圧される。
そして随意位置固定用遊動板が所定角度で遊揺可能であ
るため、支柱板挿嵌部でモーメントが生じ、随意位置固
定用遊動板の上面における支柱板との接縁が支柱板の表
面に、また同時に随意位置固定用遊動板の下面における
支柱板との接縁が支柱板の裏面にそれぞれ圧接され、随
意位置固定用遊動板は固定静止する。これまでの作用
は、従来技術と同様である。
【0017】随意位置固定用遊動板が支柱板挿嵌部で固
定静止したものを、今度は解放する手順においては、随
意位置固定用遊動板の、板状弾機および遊動布挟持板が
装設されていない側の端部に延設された固定解放用把手
に揚力を加える。
定静止したものを、今度は解放する手順においては、随
意位置固定用遊動板の、板状弾機および遊動布挟持板が
装設されていない側の端部に延設された固定解放用把手
に揚力を加える。
【0018】この固定解放用把手に揚力が加えられる
と、随意位置固定用遊動板が所定角度で遊揺可能である
ため、前記のモーメントの回転方向と逆方向の力が随意
位置固定用遊動板の支柱板挿嵌部に加わり、随意位置固
定用遊動板の上面における支柱板との接縁が支柱板の表
面に加えていた押圧、および随意位置固定用遊動板の下
面における支柱板との接縁が支柱板の裏面に加えていた
押圧が同時に瞬時にして失われるため、板状弾機の弾発
により生じる衝撃を伴って随意位置固定用遊動板の固定
が解放され、随意位置固定用遊動板は支柱板ないし支柱
板に穿設の縦長案内孔を躍上摺動して、固定挟持されて
いた布地は上記両布挟持板より脱装可能となる。
と、随意位置固定用遊動板が所定角度で遊揺可能である
ため、前記のモーメントの回転方向と逆方向の力が随意
位置固定用遊動板の支柱板挿嵌部に加わり、随意位置固
定用遊動板の上面における支柱板との接縁が支柱板の表
面に加えていた押圧、および随意位置固定用遊動板の下
面における支柱板との接縁が支柱板の裏面に加えていた
押圧が同時に瞬時にして失われるため、板状弾機の弾発
により生じる衝撃を伴って随意位置固定用遊動板の固定
が解放され、随意位置固定用遊動板は支柱板ないし支柱
板に穿設の縦長案内孔を躍上摺動して、固定挟持されて
いた布地は上記両布挟持板より脱装可能となる。
【0019】随意位置固定用遊動板の固定解放は、従来
技術のように、随意位置固定用遊動板の遊動布挟持板の
端部における固定解放用把手の機能を有する部分に、固
定布挟持板方向、すなわち下方向の押圧を加える場合と
異なり、板状弾機および遊動布挟持板が装設されていな
い側の端部に延設された固定解放用把手に揚力を加えて
行われるため、固定布扶持板、遊動布挟持板に挟持され
た布地に直接押圧を加えることはなく、また、随意位置
固定用遊動板固定静止時に働いているモーメントの回転
方向と逆方向の力を随意位置固定用遊動板の支柱板を隔
てた背後から加えるため、従来技術と比べて随意位置固
定用遊動板固定解放の際に加える力は、格段に小さなも
のでこと足りる。
技術のように、随意位置固定用遊動板の遊動布挟持板の
端部における固定解放用把手の機能を有する部分に、固
定布挟持板方向、すなわち下方向の押圧を加える場合と
異なり、板状弾機および遊動布挟持板が装設されていな
い側の端部に延設された固定解放用把手に揚力を加えて
行われるため、固定布扶持板、遊動布挟持板に挟持され
た布地に直接押圧を加えることはなく、また、随意位置
固定用遊動板固定静止時に働いているモーメントの回転
方向と逆方向の力を随意位置固定用遊動板の支柱板を隔
てた背後から加えるため、従来技術と比べて随意位置固
定用遊動板固定解放の際に加える力は、格段に小さなも
のでこと足りる。
【0020】従って、本発明においては、従来技術の随
意位置固定用遊動板固定解放の際に生じていた被挟持布
に与えがちな不都合な衝撃と、随意位置固定用遊動板の
遊動布挟持板連設部の押圧により生じやすかった摺皺
は、格段に生じにくくなる。
意位置固定用遊動板固定解放の際に生じていた被挟持布
に与えがちな不都合な衝撃と、随意位置固定用遊動板の
遊動布挟持板連設部の押圧により生じやすかった摺皺
は、格段に生じにくくなる。
【0021】このような作用効果とともに、従来例のよ
うな、随意位置固定用遊動板の遊動布挟持板連設側の端
部に固定解放用把手の機能を有する部分が延在する構成
と異なり、布裁断時には裁断線近傍に突出部分が存在し
ないため、裁断工程時の作業を頗る円滑に進めることが
可能となる。
うな、随意位置固定用遊動板の遊動布挟持板連設側の端
部に固定解放用把手の機能を有する部分が延在する構成
と異なり、布裁断時には裁断線近傍に突出部分が存在し
ないため、裁断工程時の作業を頗る円滑に進めることが
可能となる。
【0022】一方本発明における第2の主要課題解決の
手段、すなわち、遊動布挟持板の外縁が、固定布挟持板
の外縁より常時適宜微小幅迫り出し部分を有するとも
に、布の被挟持時に随意位置固定用遊動板に力を加えず
に摺下させ遊動布挟持板を固定布挟持板に当接させたと
きに、遊動布挟持板と固定布挟持板が固定布挟持板外縁
においてのみ当接し、遊動布挟持板下面と固定布挟持板
上面との間に適宜角度の微間隙が保留されている構造と
いう課題解決の手段から、布地の固定挟持時において、
従来は、布挟持は主として遊動布挟持板の一番支柱板寄
りの部分と固定布挟持板の背縁近傍に片寄り、遊動布挟
持板、固定布挟持板の外縁近傍は布への加圧が弱まって
しまう状況となっていたのが、遊動布挟持板、固定布挟
持板からの被挟持布への挟持圧が全面均等になるか、或
いは固定布挟持板の外縁に、遊動布挟持板より両布挟持
板の内側方向に向け斜め下方へのより強度の加圧がなさ
れる作用効果を生ずる。
手段、すなわち、遊動布挟持板の外縁が、固定布挟持板
の外縁より常時適宜微小幅迫り出し部分を有するとも
に、布の被挟持時に随意位置固定用遊動板に力を加えず
に摺下させ遊動布挟持板を固定布挟持板に当接させたと
きに、遊動布挟持板と固定布挟持板が固定布挟持板外縁
においてのみ当接し、遊動布挟持板下面と固定布挟持板
上面との間に適宜角度の微間隙が保留されている構造と
いう課題解決の手段から、布地の固定挟持時において、
従来は、布挟持は主として遊動布挟持板の一番支柱板寄
りの部分と固定布挟持板の背縁近傍に片寄り、遊動布挟
持板、固定布挟持板の外縁近傍は布への加圧が弱まって
しまう状況となっていたのが、遊動布挟持板、固定布挟
持板からの被挟持布への挟持圧が全面均等になるか、或
いは固定布挟持板の外縁に、遊動布挟持板より両布挟持
板の内側方向に向け斜め下方へのより強度の加圧がなさ
れる作用効果を生ずる。
【0023】またこの第2の主要課題解決の手段によ
り、型紙を布地上面に載置して布地ともに固定布挟持
板、遊動布挟持板とで挟持した場合、裁断線で布地に加
えられる挟圧は、型紙の持つ弾性により、挟圧およびこ
れによる応力効果が固定布挟持板外縁ないしその付近よ
りも適度に弱まるため、弾性に富む布地の挟持部位近傍
裁断の際にも、挟圧の応力により生じがちな布地裁断面
における不都合な凹凸は、ほとんど生じない。
り、型紙を布地上面に載置して布地ともに固定布挟持
板、遊動布挟持板とで挟持した場合、裁断線で布地に加
えられる挟圧は、型紙の持つ弾性により、挟圧およびこ
れによる応力効果が固定布挟持板外縁ないしその付近よ
りも適度に弱まるため、弾性に富む布地の挟持部位近傍
裁断の際にも、挟圧の応力により生じがちな布地裁断面
における不都合な凹凸は、ほとんど生じない。
【0024】上記のように遊動布挟持板、固定布挟持板
からの被挟持板への挟持圧が全面均等になるか、或いは
固定布挟持板の外縁に、遊動布挟持板より両布挟持板の
内側方向に向け斜め下方へのより強度の加圧がなされる
ことにより、これらの加圧の布地における応力が布地の
持つ弾性との相乗効果を生み、布地はより両布挟持板の
内側方向へ向かう力を得るため、布地の挟持固定度は従
来技術と比較して頗る増大し、布地切断にズレが生じた
り、布地の脱落などが起こりにくくなる。
からの被挟持板への挟持圧が全面均等になるか、或いは
固定布挟持板の外縁に、遊動布挟持板より両布挟持板の
内側方向に向け斜め下方へのより強度の加圧がなされる
ことにより、これらの加圧の布地における応力が布地の
持つ弾性との相乗効果を生み、布地はより両布挟持板の
内側方向へ向かう力を得るため、布地の挟持固定度は従
来技術と比較して頗る増大し、布地切断にズレが生じた
り、布地の脱落などが起こりにくくなる。
【0025】上記微間隙の設定については、布地の特
性、特に弾性、単位体積当たりの含気量等に併せて行え
ば、さらに優れた布地の固定挟持板状態が実現される。
性、特に弾性、単位体積当たりの含気量等に併せて行え
ば、さらに優れた布地の固定挟持板状態が実現される。
【0026】また本発明では、従来別部材であった固定
布挟持板、その背縁部、およびこれにビスなど固着接合
具による固着の支柱板の3部材は一体のものとして成形
されているため、随意位置固定用遊動板による固定挟持
およびその解放の反復を重ねても、固着接合具近傍に従
来生じやすかった不都合な揺動間隙は生じない。
布挟持板、その背縁部、およびこれにビスなど固着接合
具による固着の支柱板の3部材は一体のものとして成形
されているため、随意位置固定用遊動板による固定挟持
およびその解放の反復を重ねても、固着接合具近傍に従
来生じやすかった不都合な揺動間隙は生じない。
【0027】上記3部材を一体のものとして成形された
もののみでは、接合部に当たる部位に塑性変形を招きや
すいきらいがあるが、本発明では上記構成に併せ、支柱
板と固定布挟持板背縁部との境域周縁に板面域が延設さ
れているため、支柱板に加わる左右の衝撃に対しては、
部材に変形が生じにくいうえに、美観上もこの板面域に
意匠添設の道が拓かれる効果を生ずる。
もののみでは、接合部に当たる部位に塑性変形を招きや
すいきらいがあるが、本発明では上記構成に併せ、支柱
板と固定布挟持板背縁部との境域周縁に板面域が延設さ
れているため、支柱板に加わる左右の衝撃に対しては、
部材に変形が生じにくいうえに、美観上もこの板面域に
意匠添設の道が拓かれる効果を生ずる。
【0028】またこのような構成をとることによって、
ビスの頭部ないし端部が固定布挟持板側に突出すること
がないため、裁断布地の端縁が固定布挟持板背縁に揃置
され、裁断された布地に不揃いは生じない。
ビスの頭部ないし端部が固定布挟持板側に突出すること
がないため、裁断布地の端縁が固定布挟持板背縁に揃置
され、裁断された布地に不揃いは生じない。
【0029】本発明では、従来技術のように随意位置固
定用遊動板に穿設の挿嵌孔に支柱板が挿通される構造と
はなっておらず、随意位置固定用遊動板の支柱板挿嵌域
に狭頚部が形成され、該狭頚部を遊走案内する縦長案内
孔が支柱板に穿設される構造となっているため、支柱板
の挿嵌案内摩擦は従来技術に比べ相当に小さく、随意位
置固定用遊動板の上下摺動も円滑である。また、このよ
うな構造であるために、上記のごとく支柱板と固定布挟
持板背縁部との境域周縁に板面域の延設が可能となる。
上記狭頚部にかかる負担は、確かに増大するものの、強
化素材をこの部分に使用すれば、特段の支障は生じな
い。
定用遊動板に穿設の挿嵌孔に支柱板が挿通される構造と
はなっておらず、随意位置固定用遊動板の支柱板挿嵌域
に狭頚部が形成され、該狭頚部を遊走案内する縦長案内
孔が支柱板に穿設される構造となっているため、支柱板
の挿嵌案内摩擦は従来技術に比べ相当に小さく、随意位
置固定用遊動板の上下摺動も円滑である。また、このよ
うな構造であるために、上記のごとく支柱板と固定布挟
持板背縁部との境域周縁に板面域の延設が可能となる。
上記狭頚部にかかる負担は、確かに増大するものの、強
化素材をこの部分に使用すれば、特段の支障は生じな
い。
【0030】本発明の主要構成部材は、一体のものとし
て成形される固定布挟持板、その背細部、および支柱板
とから構成される固定部材と、相互連設される遊動布挟
持板、板状弾機、随意位置固定用遊動板とから構成され
る遊動部材の二つであるが、これは従来技術も同様であ
る。但し、製作上、ないしは保守上の観点から、これら
主要2部材が装着、互換ともに容易であることが望まし
く、本発明はこの要請にも応えるものである。
て成形される固定布挟持板、その背細部、および支柱板
とから構成される固定部材と、相互連設される遊動布挟
持板、板状弾機、随意位置固定用遊動板とから構成され
る遊動部材の二つであるが、これは従来技術も同様であ
る。但し、製作上、ないしは保守上の観点から、これら
主要2部材が装着、互換ともに容易であることが望まし
く、本発明はこの要請にも応えるものである。
【0031】すなわち、随意位置固定用遊動板の狭頚部
から固定解放用把手までの部材が、縦長案内孔に挿通可
能な厚みと形状を有し、上記縦長案内孔の上端から固定
布挟持板面に至るまでの距離が、遊動布挟持板の端縁か
ら随意位置固定用遊動板側縁に至るまでの距離よりも長
い構造であれば、固定布挟持板に対し上記遊動部材を垂
直にし、随意位置固定用遊動板を縦長案内孔に挿通さ
せ、狭頚部を縦長案内孔の孔間に介置し、しかるのち遊
動部材を回動させ遊動布挟持板を固定布挟持板にほぼ平
行に設定して縦長案内孔を摺下させるという、ごく簡便
な手順で装着は完了である。
から固定解放用把手までの部材が、縦長案内孔に挿通可
能な厚みと形状を有し、上記縦長案内孔の上端から固定
布挟持板面に至るまでの距離が、遊動布挟持板の端縁か
ら随意位置固定用遊動板側縁に至るまでの距離よりも長
い構造であれば、固定布挟持板に対し上記遊動部材を垂
直にし、随意位置固定用遊動板を縦長案内孔に挿通さ
せ、狭頚部を縦長案内孔の孔間に介置し、しかるのち遊
動部材を回動させ遊動布挟持板を固定布挟持板にほぼ平
行に設定して縦長案内孔を摺下させるという、ごく簡便
な手順で装着は完了である。
【0032】遊動布挟持板の長さ、固定布挟持板の長さ
がともに縦長案内孔ないし支柱板の長さに比較してかな
り長いものである場合、支柱板の上部を支柱板幹部より
やや横長の形状とし、該横長形状部に随意位置固定用遊
動板が挿通可能な随意位置固定用遊動板挿嵌孔が横長に
穿設され、該随意位置固定用遊動板挿嵌孔に縦長案内孔
が延設される構造とすれば、遊動部材を固定布挟持板に
垂直にして縦長案内孔に挿通できなくても、遊動部材を
水平保持して随意位置固定用遊動板挿嵌孔に嵌挿してそ
のまま摺下させれば、装着は完了する。
がともに縦長案内孔ないし支柱板の長さに比較してかな
り長いものである場合、支柱板の上部を支柱板幹部より
やや横長の形状とし、該横長形状部に随意位置固定用遊
動板が挿通可能な随意位置固定用遊動板挿嵌孔が横長に
穿設され、該随意位置固定用遊動板挿嵌孔に縦長案内孔
が延設される構造とすれば、遊動部材を固定布挟持板に
垂直にして縦長案内孔に挿通できなくても、遊動部材を
水平保持して随意位置固定用遊動板挿嵌孔に嵌挿してそ
のまま摺下させれば、装着は完了する。
【0033】板状弾機については、左右対称山型形状の
板バネとし、従来技術のように、板バネの両山裾部に一
定長を有する鈎合孔が穿設されるとともに、遊動布挟持
板の両端域に鈎着突起が形成され、上記板バネが、山型
頂央方向に弾発を蓄力しつつ、上記鈎合孔より上記鈎着
突起に嵌装された構成のものであっても、或いは、新規
な課題解決の手段である、板バネと遊動布挟持板とが一
体のものとして成形されている構成であっても、板状弾
機の弾発方向、およびその上記効果については、ほぼ同
様である。
板バネとし、従来技術のように、板バネの両山裾部に一
定長を有する鈎合孔が穿設されるとともに、遊動布挟持
板の両端域に鈎着突起が形成され、上記板バネが、山型
頂央方向に弾発を蓄力しつつ、上記鈎合孔より上記鈎着
突起に嵌装された構成のものであっても、或いは、新規
な課題解決の手段である、板バネと遊動布挟持板とが一
体のものとして成形されている構成であっても、板状弾
機の弾発方向、およびその上記効果については、ほぼ同
様である。
【0034】ただ、後者の方が、板バネの弾発方向が上
下のみならず、前後斜め方向の弾発効果も生じるため、
随意位置固定用遊動板の固定解放時における衝撃緩和お
よび、随意位置固定用遊動板の固定解放の容易さの点
で、本発明の主要課題解決手段と結合させた場合、やや
長じている。しかし前者の場合には、随意位置固定用遊
動板狭頚部に可撓性、弾性のやや大きな素材を用いれ
ば、後者と同様の効果が得られるとともに、弾発方向が
固定している分、固定挟持度も総じて高い傾向にある。
下のみならず、前後斜め方向の弾発効果も生じるため、
随意位置固定用遊動板の固定解放時における衝撃緩和お
よび、随意位置固定用遊動板の固定解放の容易さの点
で、本発明の主要課題解決手段と結合させた場合、やや
長じている。しかし前者の場合には、随意位置固定用遊
動板狭頚部に可撓性、弾性のやや大きな素材を用いれ
ば、後者と同様の効果が得られるとともに、弾発方向が
固定している分、固定挟持度も総じて高い傾向にある。
【0035】本発明において、随意位置固定用遊動板な
いしこれに連設される部位に設けられた随意位置固定用
遊動板解放時の衝撃緩和手段、すなわち具体的には、随
意位置固定用遊動板ないし随意位置固定用遊動板の支柱
板との挿嵌部を有する端域が、可撓性および弾性の強い
素材からなる構成により、この素材部が挿嵌部に生じて
いるモーメントに対する板バネとして機能するため、衝
撃の原因となる逆回転方向モーメントを小さいものにと
どめようとする抑止の力が加えられることになり、上方
向に跳動する随意位置固定用遊動板固定解放時の衝撃
は、大幅に緩和される。
いしこれに連設される部位に設けられた随意位置固定用
遊動板解放時の衝撃緩和手段、すなわち具体的には、随
意位置固定用遊動板ないし随意位置固定用遊動板の支柱
板との挿嵌部を有する端域が、可撓性および弾性の強い
素材からなる構成により、この素材部が挿嵌部に生じて
いるモーメントに対する板バネとして機能するため、衝
撃の原因となる逆回転方向モーメントを小さいものにと
どめようとする抑止の力が加えられることになり、上方
向に跳動する随意位置固定用遊動板固定解放時の衝撃
は、大幅に緩和される。
【0036】また上記衝撃緩和手段が随意位置固定用遊
動板上面と支柱板上端域との間に介設された弾機である
構造となっている場合でも、この弾機は、具体的実施の
段階では可撓板バネとなることが多いあろうが、随意位
置固定用遊動板の支柱板挿嵌部の、主に上方向の跳動を
直接抑止する作用機能を有する。
動板上面と支柱板上端域との間に介設された弾機である
構造となっている場合でも、この弾機は、具体的実施の
段階では可撓板バネとなることが多いあろうが、随意位
置固定用遊動板の支柱板挿嵌部の、主に上方向の跳動を
直接抑止する作用機能を有する。
【0037】そしてこのようにして、随意位置固定用遊
動板固定解放時に生じる衝撃が緩和されることにより、
被挟持布に加わる不都合な衝撃は相当程度緩和され、そ
の結果布地に不都合な摺皺を与えたり、重積された布地
にズレが生じることは、かなり回避される。
動板固定解放時に生じる衝撃が緩和されることにより、
被挟持布に加わる不都合な衝撃は相当程度緩和され、そ
の結果布地に不都合な摺皺を与えたり、重積された布地
にズレが生じることは、かなり回避される。
【実施例】以下本発明裁断用布挟持具の実施例を図面を
参照しながら説明する。 (第1実施例) 図1は、本発明裁断用布挾持具の第1実施例の上方斜視
図である。この図1に示されるように、固定布挟持板
1、その背部に垂設形成される固定布挟持板背縁1a)
固定布挟持板1の中央部に垂設され固定布挟持板背縁1
aと一体に連設成形される支柱板2の3者に加え、支柱
板2と固定布挟持板背縁部1aとの境域周縁に延設され
る板面域3a、3bは、本実施例での固定部材を構成す
る。板面域3a、3bは、周縁が緩やかな凹型スプライ
ン曲線状となっている。
参照しながら説明する。 (第1実施例) 図1は、本発明裁断用布挾持具の第1実施例の上方斜視
図である。この図1に示されるように、固定布挟持板
1、その背部に垂設形成される固定布挟持板背縁1a)
固定布挟持板1の中央部に垂設され固定布挟持板背縁1
aと一体に連設成形される支柱板2の3者に加え、支柱
板2と固定布挟持板背縁部1aとの境域周縁に延設され
る板面域3a、3bは、本実施例での固定部材を構成す
る。板面域3a、3bは、周縁が緩やかな凹型スプライ
ン曲線状となっている。
【0038】上記一体に連設成形された固定部材には、
支柱板2の上端が、アールを付されて後方へ折り曲げら
れており、このアールの部分が固定解放用指掛2aとな
り、また固定布挟持板1の両端は、部分的に固定布挟持
板背縁1aよりさらに背面に、平面的に延設された脚片
4a、4bとなっている。
支柱板2の上端が、アールを付されて後方へ折り曲げら
れており、このアールの部分が固定解放用指掛2aとな
り、また固定布挟持板1の両端は、部分的に固定布挟持
板背縁1aよりさらに背面に、平面的に延設された脚片
4a、4bとなっている。
【0039】脚片4a、4bは、固定布挟持板に添設さ
れたものではない。成形上は、折り曲げ成形ないし一体
のものとして成形された上記固定部材の固定布挟持板と
なる部分に切れ込みが入れられ、この切れ込みより支柱
板部及び固定布挟持板背縁部が垂曲されるが、この垂曲
される支柱板部及び固定布挟持板背縁部以外の両端部分
が、脚片4a、4bを構成する。
れたものではない。成形上は、折り曲げ成形ないし一体
のものとして成形された上記固定部材の固定布挟持板と
なる部分に切れ込みが入れられ、この切れ込みより支柱
板部及び固定布挟持板背縁部が垂曲されるが、この垂曲
される支柱板部及び固定布挟持板背縁部以外の両端部分
が、脚片4a、4bを構成する。
【0040】支柱板2には、本実施例正面図である図2
に示されるように、上記固定解放用指掛2aの下部に始
まり、固定布挟持板背縁1a付近に至るまで、長矩形の
縦長案内孔5が穿設され、縦長案内孔5を挟んだ両側の
板面域3a、3bの対象位置には、製作上の便宜と製品
の軽重量化をはかるため、メッキ工程用板面孔3c、3
dが穿設されている。
に示されるように、上記固定解放用指掛2aの下部に始
まり、固定布挟持板背縁1a付近に至るまで、長矩形の
縦長案内孔5が穿設され、縦長案内孔5を挟んだ両側の
板面域3a、3bの対象位置には、製作上の便宜と製品
の軽重量化をはかるため、メッキ工程用板面孔3c、3
dが穿設されている。
【0041】本実施例における遊動部材は、遊動布挟持
板6、支柱板2に挿嵌装設される随意位置固定用遊動板
7、遊動布挟持板6と随意位置固定用遊動板7との間に
介装される板状弾機である左右対称山型形状の板バネ
8、および、随意位置固定用遊動板7の、弾機および遊
動布挟持板が装設されていない側の端部に延設される固
定解放用把手9の3部材より構成される。随意位置固定
用遊動板7と固定解放用把手9は、一体に連設成形され
る。
板6、支柱板2に挿嵌装設される随意位置固定用遊動板
7、遊動布挟持板6と随意位置固定用遊動板7との間に
介装される板状弾機である左右対称山型形状の板バネ
8、および、随意位置固定用遊動板7の、弾機および遊
動布挟持板が装設されていない側の端部に延設される固
定解放用把手9の3部材より構成される。随意位置固定
用遊動板7と固定解放用把手9は、一体に連設成形され
る。
【0042】遊動布挟持板6の上表面には、鈎着突起6
a、6bが形成され、これに鈎着される板バネ8の両山
裾部には、鈎着突起6a、6bの形状に適合する一定長
の鈎合孔8a、8bが穿設されている。板バネ8は、上
方向、すなわち山型頂央方向に弾発を蓄力しつつ、鈎合
孔8a、8bより鈎着突起6a、6bに嵌装鈎着されて
いる。
a、6bが形成され、これに鈎着される板バネ8の両山
裾部には、鈎着突起6a、6bの形状に適合する一定長
の鈎合孔8a、8bが穿設されている。板バネ8は、上
方向、すなわち山型頂央方向に弾発を蓄力しつつ、鈎合
孔8a、8bより鈎着突起6a、6bに嵌装鈎着されて
いる。
【0043】板バネ8の山型頂央部8cには随意位置固
定用遊動板7がかしめ固着され、その側面形状は、本実
施例の側面図である図3(a)に示されるように、
「へ」字状である。この随意位置固定用遊動板7の支柱
板挿嵌域には、図1に示されるように、挟頚部7aが形
成されている。板バネ山型頂央部8cは、布地を挟持固
定する際の押圧を加えるのに支障のない形状に形成され
ている。
定用遊動板7がかしめ固着され、その側面形状は、本実
施例の側面図である図3(a)に示されるように、
「へ」字状である。この随意位置固定用遊動板7の支柱
板挿嵌域には、図1に示されるように、挟頚部7aが形
成されている。板バネ山型頂央部8cは、布地を挟持固
定する際の押圧を加えるのに支障のない形状に形成され
ている。
【0044】挟頚部7aは、随意位置固定用遊動板7及
び把手9の要部拡大斜視図である図3(c)に示される
ように、随意位置固定用遊動板7の支柱板2への挿嵌部
を構成するものであって、狭頚部の間隙幅が、支柱板2
の厚さよりも若干大きく、支柱板2を表裏より挟繞、即
ち表裏より挟んでこれを囲む構成としている。このため
随意位置固定用遊動板7は、所定角度で遊揺可能かつ支
柱板2上を摺動自在となる構成となっており、その遊揺
程度は、随意位置固定用遊動板7の支柱板2への挿装状
態を示す側面要部拡大模式図である図3(b)に示され
るとおり、上下に15度内外遊揺可能なものである。ま
た挟頚部7a付近の素材は、随意位置固定用遊動板固定
解放時の衝撃緩和手段として、弾力性、可撓性を増大さ
せ、その一方で復原力、耐久力も増大させるため、表面
焼き入れ処理を構じてある。
び把手9の要部拡大斜視図である図3(c)に示される
ように、随意位置固定用遊動板7の支柱板2への挿嵌部
を構成するものであって、狭頚部の間隙幅が、支柱板2
の厚さよりも若干大きく、支柱板2を表裏より挟繞、即
ち表裏より挟んでこれを囲む構成としている。このため
随意位置固定用遊動板7は、所定角度で遊揺可能かつ支
柱板2上を摺動自在となる構成となっており、その遊揺
程度は、随意位置固定用遊動板7の支柱板2への挿装状
態を示す側面要部拡大模式図である図3(b)に示され
るとおり、上下に15度内外遊揺可能なものである。ま
た挟頚部7a付近の素材は、随意位置固定用遊動板固定
解放時の衝撃緩和手段として、弾力性、可撓性を増大さ
せ、その一方で復原力、耐久力も増大させるため、表面
焼き入れ処理を構じてある。
【0045】随意位置固定用遊動板7の板バネ固着部位
7bは、平板状ないし、上下に加わる力に対する耐久性
を増すために、縦長方向に若干山型湾曲している形状と
なっている。またこの随意位置固定用遊動板7の板バネ
固着部位7bは、硬度を増大させ耐久力を持たせるため
の焼き入れ処理をしてある。遊動布挟持板6の一方の端
縁6cから、反対側の端縁6dに近い側の随意位置固定
用遊動板側縁7cまでの距離は、支柱板2に穿設の縦長
案内孔5の上端から固定布挟持板1の板面に至るまでの
距離よりも若干短い。遊動布挟持板他方端縁6dから、
その反対側の端縁6cに近い側の随意位置固定用遊動板
側縁7dまでの距離においても、これと同様である。
7bは、平板状ないし、上下に加わる力に対する耐久性
を増すために、縦長方向に若干山型湾曲している形状と
なっている。またこの随意位置固定用遊動板7の板バネ
固着部位7bは、硬度を増大させ耐久力を持たせるため
の焼き入れ処理をしてある。遊動布挟持板6の一方の端
縁6cから、反対側の端縁6dに近い側の随意位置固定
用遊動板側縁7cまでの距離は、支柱板2に穿設の縦長
案内孔5の上端から固定布挟持板1の板面に至るまでの
距離よりも若干短い。遊動布挟持板他方端縁6dから、
その反対側の端縁6cに近い側の随意位置固定用遊動板
側縁7dまでの距離においても、これと同様である。
【0046】支柱板2の背後に延在する随意位置固定用
遊動板7の端部には、固定解放用把手9が延設されてい
る。この固定解放用把手9は、半円形平板状であって、
やや上向き角度をつけて随意位置固定用遊動板7に延設
されている。固定解放用把手9の厚みは、支柱板2に穿
設の縦長案内孔の孔幅より若干薄い。
遊動板7の端部には、固定解放用把手9が延設されてい
る。この固定解放用把手9は、半円形平板状であって、
やや上向き角度をつけて随意位置固定用遊動板7に延設
されている。固定解放用把手9の厚みは、支柱板2に穿
設の縦長案内孔の孔幅より若干薄い。
【0047】このような構成とともに、随意位置固定用
遊動板7の「へ」字状の挟角の角度設定は、本実施例側
面図である図3(a)に示されるように、不使用時、す
なわち、随意位置固定用遊動板7に力を加えずに摺下さ
せ遊動布挟持板6を固定布挟持板1に当接させたとき
に、遊動布挟持板6と固定布挟持板1が固定布挟持板1
の外縁1bにおいてのみ当接し、遊動布挟持板6の下面
と固定布挟持板1の上面との間に適宜角度、本実施例で
は数度内外の微間隙Eが保留されている。微間隙Eの角
度は、布地10aの特性、特に弾性、単位体積当たりの
含気量等に併せて設定されている。
遊動板7の「へ」字状の挟角の角度設定は、本実施例側
面図である図3(a)に示されるように、不使用時、す
なわち、随意位置固定用遊動板7に力を加えずに摺下さ
せ遊動布挟持板6を固定布挟持板1に当接させたとき
に、遊動布挟持板6と固定布挟持板1が固定布挟持板1
の外縁1bにおいてのみ当接し、遊動布挟持板6の下面
と固定布挟持板1の上面との間に適宜角度、本実施例で
は数度内外の微間隙Eが保留されている。微間隙Eの角
度は、布地10aの特性、特に弾性、単位体積当たりの
含気量等に併せて設定されている。
【0048】以上のような構成により、本実施例の使用
状態を示す側面図である図4(a)に示されるように、
固定布挟持板1と遊動布挟持板6との間に裁断する布地
10aおよびその最上面に載置された型紙10bを挟
み、遊動布挟持板6に突設の鈎着突起6a、6bに鈎合
孔8a、8bを嵌装鈎着された板バネ8を介し、遊動布
挟持板6に連設固着された随意位置固定用遊動板7を、
固定布挟持板方向に支柱板2に穿設の縦長案内孔5を摺
動させ、板状バネ山型頂央部8cに上方より加圧して、
布地10aおよび型紙10bを固定布挟持板1と遊動布
挟持板6とにより挟持させる。
状態を示す側面図である図4(a)に示されるように、
固定布挟持板1と遊動布挟持板6との間に裁断する布地
10aおよびその最上面に載置された型紙10bを挟
み、遊動布挟持板6に突設の鈎着突起6a、6bに鈎合
孔8a、8bを嵌装鈎着された板バネ8を介し、遊動布
挟持板6に連設固着された随意位置固定用遊動板7を、
固定布挟持板方向に支柱板2に穿設の縦長案内孔5を摺
動させ、板状バネ山型頂央部8cに上方より加圧して、
布地10aおよび型紙10bを固定布挟持板1と遊動布
挟持板6とにより挟持させる。
【0049】このとき「へ」字状の随意位置固定用遊動
板7は、遊動布挟持板6により、これに連設の板バネ8
からの上方向の弾発による加圧を受け、「へ」字状の長
辺部となる、支柱板との挿結部を有しない方の板バネ固
着部位7bが上に押圧される。そして随意位置固定用遊
動板7が所定角度で遊揺可能であるため、支柱板挿嵌
部、すなわち本実施例においては随意位置固定用遊動板
の挟頚部7aでモーメントが生じ、その固定静止時の側
面要部拡大側面図である図4(b)に示されるように、
随意位置固定用遊動板7の支柱板2との接縁となる遊動
板上面辺縁7eが支柱板2の表面2bに圧接し、同時に
随意位置固定用遊動板7の支柱板2との接縁となる遊動
板下面辺縁7fが支柱板2の裏面2cに圧接することに
より、随意位置固定用遊動板7は固定静止する。なお遊
動板上面辺縁7eおよび遊動板下面辺縁7fは、随意位
置固定用遊動板7及び把手9の要部拡大斜視図である図
3(c)に示されるように遊動板狭頚部7aを除く辺縁
部であり、圧接は線当接となるため、圧接時の固定度は
良好である。
板7は、遊動布挟持板6により、これに連設の板バネ8
からの上方向の弾発による加圧を受け、「へ」字状の長
辺部となる、支柱板との挿結部を有しない方の板バネ固
着部位7bが上に押圧される。そして随意位置固定用遊
動板7が所定角度で遊揺可能であるため、支柱板挿嵌
部、すなわち本実施例においては随意位置固定用遊動板
の挟頚部7aでモーメントが生じ、その固定静止時の側
面要部拡大側面図である図4(b)に示されるように、
随意位置固定用遊動板7の支柱板2との接縁となる遊動
板上面辺縁7eが支柱板2の表面2bに圧接し、同時に
随意位置固定用遊動板7の支柱板2との接縁となる遊動
板下面辺縁7fが支柱板2の裏面2cに圧接することに
より、随意位置固定用遊動板7は固定静止する。なお遊
動板上面辺縁7eおよび遊動板下面辺縁7fは、随意位
置固定用遊動板7及び把手9の要部拡大斜視図である図
3(c)に示されるように遊動板狭頚部7aを除く辺縁
部であり、圧接は線当接となるため、圧接時の固定度は
良好である。
【0050】上記の状態で布地裁断作業を行うが、固定
布挟持板に脚片4a、4bが延設形成されているため、
使用時を通じ、座りは良好な状態で保持され、従って裁
断時の布地固定も良好に保たれる。
布挟持板に脚片4a、4bが延設形成されているため、
使用時を通じ、座りは良好な状態で保持され、従って裁
断時の布地固定も良好に保たれる。
【0051】随意位置固定用遊動板7が支柱板狭頚部7
aで固定静止したものを、解放する手順においては、本
実施例使用時における随意位置固定用遊動板固定解放時
を示す斜視図である図5に示されるように、随意位置固
定用遊動板7の、支柱板2の背後に延在する固定解放用
把手9に揚力を加える。このとき、揚力を加えやすいよ
うに、親指を支柱板端部の固定解放用指掛2aに掛置
し、人差指を固定解放用把手9の下面に掛置する。固定
解放用指掛2aはアールが付されているため、親指の関
節曲部の掛置が決適であり、また固定解放用把手9は、
やや上向き角度がつけられているため、人差指を掛置し
やすく、揚力も加えやすい。
aで固定静止したものを、解放する手順においては、本
実施例使用時における随意位置固定用遊動板固定解放時
を示す斜視図である図5に示されるように、随意位置固
定用遊動板7の、支柱板2の背後に延在する固定解放用
把手9に揚力を加える。このとき、揚力を加えやすいよ
うに、親指を支柱板端部の固定解放用指掛2aに掛置
し、人差指を固定解放用把手9の下面に掛置する。固定
解放用指掛2aはアールが付されているため、親指の関
節曲部の掛置が決適であり、また固定解放用把手9は、
やや上向き角度がつけられているため、人差指を掛置し
やすく、揚力も加えやすい。
【0052】この固定解放用把手9に揚力が加えられる
と、随意位置固定用遊動板7が所定角度で遊揺可能であ
るため、前記のモーメントの回転方向と逆方向の力が随
意位置固定用遊動板7の狭頚部7aに加わり、随意位置
固定用遊動板7の上面におけ る支柱板2との接縁となる
遊動板上面辺縁7eが支柱板2の表面2bに加えていた
押圧、および随意位置固定用遊動板7の下面における支
柱板2との接縁となる遊動板下面辺縁7fが支柱板2の
裏面2cに加えていた押圧が同時に瞬時にして失われ
る。このため、その固定解放時の側面要部拡大模式図で
ある図4(c)に示されるように、板バネ8の弾発によ
り生じる衝撃を伴って随意位置固定用遊動板7の固定が
解放され、随意位置固定用遊動板7は支柱板2に穿設の
縦長案内孔5を躍上摺動して、固定布挟持板1と遊動布
挟持板6とにより固定挟持されていた布地10aは、両
布挟持板より脱装可能となる。
と、随意位置固定用遊動板7が所定角度で遊揺可能であ
るため、前記のモーメントの回転方向と逆方向の力が随
意位置固定用遊動板7の狭頚部7aに加わり、随意位置
固定用遊動板7の上面におけ る支柱板2との接縁となる
遊動板上面辺縁7eが支柱板2の表面2bに加えていた
押圧、および随意位置固定用遊動板7の下面における支
柱板2との接縁となる遊動板下面辺縁7fが支柱板2の
裏面2cに加えていた押圧が同時に瞬時にして失われ
る。このため、その固定解放時の側面要部拡大模式図で
ある図4(c)に示されるように、板バネ8の弾発によ
り生じる衝撃を伴って随意位置固定用遊動板7の固定が
解放され、随意位置固定用遊動板7は支柱板2に穿設の
縦長案内孔5を躍上摺動して、固定布挟持板1と遊動布
挟持板6とにより固定挟持されていた布地10aは、両
布挟持板より脱装可能となる。
【0053】但し、随意位置固定用遊動板7が縦長案内
孔5を躍上摺動することについては、狭頚部7a付近の
素材を表面焼き入れ処理してあるので、弾力性、可撓
性、復原力に富み、躍上摺動の衝撃は相当に緩和され
る。
孔5を躍上摺動することについては、狭頚部7a付近の
素材を表面焼き入れ処理してあるので、弾力性、可撓
性、復原力に富み、躍上摺動の衝撃は相当に緩和され
る。
【0054】随意位置固定用遊動板7の固定解放は、固
定解放用把手9に指の力で揚力を加えて行われるが、随
意位置固定用遊動板の板バネ固着部位7bないし固定布
挟持板1、遊動布挟持板6に挟持された布地10aに直
接押圧を加えるものではなく、また随意位置固定用遊動
板固定静止時に働いているモーメントの回転方向と逆方
向の力を随意位置固定用遊動板7の支柱板2を隔てた背
後から加え、固定解放する。また随意位置固定用遊動板
狭頚部と縦長案内孔5の周縁との摩擦も小さいため、従
来技術と比べて随意位置固定用遊動板固定解放の際に加
える力は、ごく小さな力でこと足りる。
定解放用把手9に指の力で揚力を加えて行われるが、随
意位置固定用遊動板の板バネ固着部位7bないし固定布
挟持板1、遊動布挟持板6に挟持された布地10aに直
接押圧を加えるものではなく、また随意位置固定用遊動
板固定静止時に働いているモーメントの回転方向と逆方
向の力を随意位置固定用遊動板7の支柱板2を隔てた背
後から加え、固定解放する。また随意位置固定用遊動板
狭頚部と縦長案内孔5の周縁との摩擦も小さいため、従
来技術と比べて随意位置固定用遊動板固定解放の際に加
える力は、ごく小さな力でこと足りる。
【0055】従って、本実施例においては、従来技術の
随意位置固定用遊動板固定解放の際に随意位置固定用遊
動板7の躍上摺動によって生じる被挟持布に与えがちな
不都合な衝撃、並びに随意位置固定用遊動板7の遊動布
挟持板連設部の押圧により生じやすかった摺皺は、生じ
にくい。
随意位置固定用遊動板固定解放の際に随意位置固定用遊
動板7の躍上摺動によって生じる被挟持布に与えがちな
不都合な衝撃、並びに随意位置固定用遊動板7の遊動布
挟持板連設部の押圧により生じやすかった摺皺は、生じ
にくい。
【0056】このような作用効果とともに、従来例のよ
うに、布裁断時には裁断線近傍に突出部分が存在しない
ため、本実施例による布挟持部位近傍の裁断工程時の作
業を円滑に進めることが可能となる。
うに、布裁断時には裁断線近傍に突出部分が存在しない
ため、本実施例による布挟持部位近傍の裁断工程時の作
業を円滑に進めることが可能となる。
【0057】一方布地10aの固定挟持板において、本
実施例では、不使用時に固定布挟持板1と遊動布挟持板
6との間に留保される微間隙Eの設定により、布挟持は
遊動布挟持板6の一番支柱板寄りの部分と固定布挟持板
1の背縁1a近傍に片寄ることなく、その他の部分、特
に遊動布挟持板6、固定布挟持板1の外縁近傍への加圧
が弱まらず、挟持圧が全面均等になるか、或いは固定布
挟持板1の外縁に、遊動布挟持板6より、両布挟持板の
内側方向に向け斜め下方への、より強度の加圧がなされ
る。
実施例では、不使用時に固定布挟持板1と遊動布挟持板
6との間に留保される微間隙Eの設定により、布挟持は
遊動布挟持板6の一番支柱板寄りの部分と固定布挟持板
1の背縁1a近傍に片寄ることなく、その他の部分、特
に遊動布挟持板6、固定布挟持板1の外縁近傍への加圧
が弱まらず、挟持圧が全面均等になるか、或いは固定布
挟持板1の外縁に、遊動布挟持板6より、両布挟持板の
内側方向に向け斜め下方への、より強度の加圧がなされ
る。
【0058】また型紙10bを布地10aの上面に載置
して布地ともに固定布挟持板1、遊動布挟持板6とで挟
持した場合、裁断線で布地10aに加えられる挟圧は、
型紙10bの持つ弾性により、挟圧およびこれによる応
力効果が固定布挟持板外縁ないしその付近よりも適度に
弱まるため、弾性に富む布地の挟持部位近傍裁断の際に
も、挟圧の応力により生じかちな布地裁断面における不
都合な凹凸は、ほとんど生じない。
して布地ともに固定布挟持板1、遊動布挟持板6とで挟
持した場合、裁断線で布地10aに加えられる挟圧は、
型紙10bの持つ弾性により、挟圧およびこれによる応
力効果が固定布挟持板外縁ないしその付近よりも適度に
弱まるため、弾性に富む布地の挟持部位近傍裁断の際に
も、挟圧の応力により生じかちな布地裁断面における不
都合な凹凸は、ほとんど生じない。
【0059】上記のように遊動布挟持板6、固定布挟持
板1からの挟持されている布地10aおよび型紙10b
への挟持圧が全面均等になるか、或いは固定布挟持板1
の外縁に、遊動布挟持板6より両布挟持板の内側方向に
向け斜め下方へのより強度の加圧がなされることによ
り、これらの加圧の布地10aにおける応力が布地10
aの持つ弾性との相乗効果を生み、布地はより両布挟持
板の内側方向へ向かう力Fを得るため、布地10aは、
本実施例から外側へ脱落しにくくなり、挟持固定度は頗
る強いものとなる。
板1からの挟持されている布地10aおよび型紙10b
への挟持圧が全面均等になるか、或いは固定布挟持板1
の外縁に、遊動布挟持板6より両布挟持板の内側方向に
向け斜め下方へのより強度の加圧がなされることによ
り、これらの加圧の布地10aにおける応力が布地10
aの持つ弾性との相乗効果を生み、布地はより両布挟持
板の内側方向へ向かう力Fを得るため、布地10aは、
本実施例から外側へ脱落しにくくなり、挟持固定度は頗
る強いものとなる。
【0060】なお不使用時に固定布挟持板1と遊動布挟
持板6との間に留保される微間隙Eの設定については、
布地10aの特性、特に弾性、単位体積当たりの含気量
等に併せて設定されているので、優れた布地の固定挟持
状態が実現される。
持板6との間に留保される微間隙Eの設定については、
布地10aの特性、特に弾性、単位体積当たりの含気量
等に併せて設定されているので、優れた布地の固定挟持
状態が実現される。
【0061】本実施例においては、固定布挟持板1、そ
の背縁部1a、および支柱板2の3部材は一体のものと
して折り曲げ成形ないしは連設成形され、また支柱板2
と固定布挟持板背縁部1aとの境域周縁に板面域3a、
3bが延在しているため、支柱板2に加わる左右の衝撃
に対しては、上記一体のものとして連設成形された部材
に変形が生じにくい。またビスなど固着具の頭部ないし
端部が固定布挟持板側に突出することがないため、布地
10aの端縁が固定布挟持板背縁1aに揃置され、裁断
された布地に不揃いは生じない。
の背縁部1a、および支柱板2の3部材は一体のものと
して折り曲げ成形ないしは連設成形され、また支柱板2
と固定布挟持板背縁部1aとの境域周縁に板面域3a、
3bが延在しているため、支柱板2に加わる左右の衝撃
に対しては、上記一体のものとして連設成形された部材
に変形が生じにくい。またビスなど固着具の頭部ないし
端部が固定布挟持板側に突出することがないため、布地
10aの端縁が固定布挟持板背縁1aに揃置され、裁断
された布地に不揃いは生じない。
【0062】支柱板2の挿嵌案内摩擦は、縦長案内孔5
および随意位置固定用遊動板挟頚部7aとの間で生じる
摩擦に限られるため相当に小さく、随意位置固定用遊動
板7の上下摺動も円滑である。またこのような構造であ
るがために、上記のごとく支柱板2と固定布挟持板背縁
部1aとの境域周縁に板面域の延設が可能となる。上記
挟頚部7aにかかる負担の増大に対しては、表面焼き入
れ工程の付与により強化処理を構じてあるため、強度的
に特段の支障は生じない。
および随意位置固定用遊動板挟頚部7aとの間で生じる
摩擦に限られるため相当に小さく、随意位置固定用遊動
板7の上下摺動も円滑である。またこのような構造であ
るがために、上記のごとく支柱板2と固定布挟持板背縁
部1aとの境域周縁に板面域の延設が可能となる。上記
挟頚部7aにかかる負担の増大に対しては、表面焼き入
れ工程の付与により強化処理を構じてあるため、強度的
に特段の支障は生じない。
【0063】上記の固定部材と遊動部材は、固定布挟持
板1に対し上記遊動部材を垂直にし、随意位置固定用遊
動板7を固定解放用把手9の部分より縦長案内孔5に挿
通させ、随意位置固定用遊動板狭頚部7aを縦長案内孔
5の孔間に介置し、しかるのち遊動部材を回動させ遊動
布挟持板6を固定布挟持板1にほぼ平行に設定して縦長
案内孔5を摺下させるという、ごく簡便な手順で装着は
完了である。脱装もこの逆手順をするのみであり、装着
同様ごく簡便である。
板1に対し上記遊動部材を垂直にし、随意位置固定用遊
動板7を固定解放用把手9の部分より縦長案内孔5に挿
通させ、随意位置固定用遊動板狭頚部7aを縦長案内孔
5の孔間に介置し、しかるのち遊動部材を回動させ遊動
布挟持板6を固定布挟持板1にほぼ平行に設定して縦長
案内孔5を摺下させるという、ごく簡便な手順で装着は
完了である。脱装もこの逆手順をするのみであり、装着
同様ごく簡便である。
【0064】随意位置固定用遊動板挟頚部7aは、焼き
入れ処理をしてあるため、可撓性、弾性、および復原力
に富む素材となっているので、挿嵌部に生じているモー
メントに対する板バネとして機能し、これによって衝撃
の原因となる逆回転方向モーメントを小さいものにとど
めようとする抑止の力が加えられることになり、上方向
に跳動する随意位置固定用遊動板7の固定解放時の衝撃
は、大幅に緩和される。
入れ処理をしてあるため、可撓性、弾性、および復原力
に富む素材となっているので、挿嵌部に生じているモー
メントに対する板バネとして機能し、これによって衝撃
の原因となる逆回転方向モーメントを小さいものにとど
めようとする抑止の力が加えられることになり、上方向
に跳動する随意位置固定用遊動板7の固定解放時の衝撃
は、大幅に緩和される。
【0065】このようにして、随意位置固定用遊動板固
定解放時に生じる衝撃が緩和されることにより、布地1
0a、型紙10bに加わる不都合な衝撃は相当程度緩和
され、その結果布地10aに不都合な摺皺を与えたり、
布地10aが重積された布地であってもその揃置状態に
ズレが生じることは少ない。
定解放時に生じる衝撃が緩和されることにより、布地1
0a、型紙10bに加わる不都合な衝撃は相当程度緩和
され、その結果布地10aに不都合な摺皺を与えたり、
布地10aが重積された布地であってもその揃置状態に
ズレが生じることは少ない。
【0066】(第2実施例) 本実施例は、上記第1実施例において、固定布挟持板、
遊動布挟持板の長さを支柱板の長さに比べて相対的に長
くし、遊動布挟持板と随意位置固定用遊動板との間に介
設される左右対称山型板バネが、遊動布挟持板と環状に
一体のものとして成形され、固定解放時の衝撃緩和手段
が、随意位置固定用遊動板上面と支柱板上端域との間に
介設された弾機である構成のものである。
遊動布挟持板の長さを支柱板の長さに比べて相対的に長
くし、遊動布挟持板と随意位置固定用遊動板との間に介
設される左右対称山型板バネが、遊動布挟持板と環状に
一体のものとして成形され、固定解放時の衝撃緩和手段
が、随意位置固定用遊動板上面と支柱板上端域との間に
介設された弾機である構成のものである。
【0067】図6は、本発明裁断用布挟持具の第2実施
例の使用時上方斜視図である。この図6に示されるよう
に、固定布挟持板11、その背部に垂設形成される固定
布挟持板背縁11a、固定布挟持板11の中央部に垂設
され固定布挟持板背縁11aと一体に折り曲げ成形ない
しは一体のものとして成形される支柱板12の3者に加
え、支柱板12と固定布挟持板背縁部11aとの境域周
縁に延設される板面域13a、13bが固定部材を構成
する点は、本実施例も前記第1実施例と同じである。板
面域13a、13bは、周縁が緩やかな凹型スプライン
曲線状となっている点も同様である。
例の使用時上方斜視図である。この図6に示されるよう
に、固定布挟持板11、その背部に垂設形成される固定
布挟持板背縁11a、固定布挟持板11の中央部に垂設
され固定布挟持板背縁11aと一体に折り曲げ成形ない
しは一体のものとして成形される支柱板12の3者に加
え、支柱板12と固定布挟持板背縁部11aとの境域周
縁に延設される板面域13a、13bが固定部材を構成
する点は、本実施例も前記第1実施例と同じである。板
面域13a、13bは、周縁が緩やかな凹型スプライン
曲線状となっている点も同様である。
【0068】また、支柱板12の上端部がアールを付さ
れて後方へ折り曲げられており、このアールの部分が固
定解放用指掛12aとなり、また固定布挟持板11の両
端は、部分的に固定布挟持板背縁11aよりさらに背面
に、平面的に延設された脚片14a、14bとなってい
る構成、および支柱板12に、上記固定解放用指掛12
aの下部に始まり、固定布挟持板背縁11a付近に至る
まで、長矩形の縦長案内孔15が穿設され、本実施例正
面図である図8に示されるように、縦長案内孔15を挟
んだ両側の板面域13a、13bの対象位置にメッキ工
程用板面孔13c、13dが穿設されている構成は前記
第一実施例と同じである。
れて後方へ折り曲げられており、このアールの部分が固
定解放用指掛12aとなり、また固定布挟持板11の両
端は、部分的に固定布挟持板背縁11aよりさらに背面
に、平面的に延設された脚片14a、14bとなってい
る構成、および支柱板12に、上記固定解放用指掛12
aの下部に始まり、固定布挟持板背縁11a付近に至る
まで、長矩形の縦長案内孔15が穿設され、本実施例正
面図である図8に示されるように、縦長案内孔15を挟
んだ両側の板面域13a、13bの対象位置にメッキ工
程用板面孔13c、13dが穿設されている構成は前記
第一実施例と同じである。
【0069】但し本実施例は、前記第1実施例とは異な
り、支柱板12の長さは固定市挟持板11の長さに比べ
かなり短く、外観的には背の低いものとなっている。ま
た固定解放用指掛12aの支柱板側延在域は、図6、図
8に示されるように、支柱板広幅部12bとなってお
り、この支柱板広幅部12bには固定布挟持板11と平
行に、縦長案内孔15に連続する随意位置固定用遊動板
挿入孔15aが穿設されている点も、本実施例の特徴で
ある。
り、支柱板12の長さは固定市挟持板11の長さに比べ
かなり短く、外観的には背の低いものとなっている。ま
た固定解放用指掛12aの支柱板側延在域は、図6、図
8に示されるように、支柱板広幅部12bとなってお
り、この支柱板広幅部12bには固定布挟持板11と平
行に、縦長案内孔15に連続する随意位置固定用遊動板
挿入孔15aが穿設されている点も、本実施例の特徴で
ある。
【0070】本実施例における遊動部材は、遊動布挟持
板16、支柱板12に挿嵌装設される随意位置固定用遊
動板17、遊動布挟持板16と一体のものとして成形さ
れ随意位置固定用遊動板17との間に介装される板状弾
機である左右対称山型板バネ18、および、随意位置固
定用遊動板17の、弾機および遊動布挟持板が装設され
ていない側の端部に延設される固定解放用把手19の3
部材より構成される。随意位置固定用遊動板17と固定
解放用把手19が一体のものとして連設成形されている
点は、前記第1実施例と同じである。但し遊動布挟持板
16の長さは、固定布挟持板11とほぼ同じ長さであ
り、支柱板12の長さに比べ、かなり長いものとなって
いる。左右対称山型板バネ18に固着される随意位置固
定用遊動板17の側面形状は、本実施例の側面図である
図7に示されるように、第1実施例同様「へ」字状であ
る。この随意位置固定用遊動板17の支柱板挿嵌域に
は、図6に示されるように、狭頚部17aが形成されて
いる。
板16、支柱板12に挿嵌装設される随意位置固定用遊
動板17、遊動布挟持板16と一体のものとして成形さ
れ随意位置固定用遊動板17との間に介装される板状弾
機である左右対称山型板バネ18、および、随意位置固
定用遊動板17の、弾機および遊動布挟持板が装設され
ていない側の端部に延設される固定解放用把手19の3
部材より構成される。随意位置固定用遊動板17と固定
解放用把手19が一体のものとして連設成形されている
点は、前記第1実施例と同じである。但し遊動布挟持板
16の長さは、固定布挟持板11とほぼ同じ長さであ
り、支柱板12の長さに比べ、かなり長いものとなって
いる。左右対称山型板バネ18に固着される随意位置固
定用遊動板17の側面形状は、本実施例の側面図である
図7に示されるように、第1実施例同様「へ」字状であ
る。この随意位置固定用遊動板17の支柱板挿嵌域に
は、図6に示されるように、狭頚部17aが形成されて
いる。
【0071】狭頚部17aは狭頚部の間隙幅が、支柱板
12の厚みよりも若干大きく、このため随意位置固定用
遊動板17は、所定角度で遊揺可能である構成は第1実
施例と同じであるが、狭頚部17a付近の素材は、第1
実施例と異なり、特別の表面焼き入れ処理を構じておく
必要はなく、平板状に形成された随意位置固定用遊動板
17の板バネ溶着部位17bと同じ硬質化処理のみで十
分である。
12の厚みよりも若干大きく、このため随意位置固定用
遊動板17は、所定角度で遊揺可能である構成は第1実
施例と同じであるが、狭頚部17a付近の素材は、第1
実施例と異なり、特別の表面焼き入れ処理を構じておく
必要はなく、平板状に形成された随意位置固定用遊動板
17の板バネ溶着部位17bと同じ硬質化処理のみで十
分である。
【0072】左右対称山型板バネ18は、遊動布挟持板
16と一体のものとして成形され、円弧状板或いは単調
凸型スプライン曲面板の形状を有し、弾性の強い素材か
らなる。この遊動布挟持板16及び左右対称山型板バネ
18は、本実施例正面図である図8に示されるように、
板状線材を折り曲げたものであって、板バネ頂央部18
a付近にて重積部分を有し、この重積部分に随意位置固
定用遊動板17がかしめ溶着されているが、環状に一体
のものとして成形してもよい。また板バネ頂央部18a
は、布地を挟持固定する際の押圧を加えるのに支障のな
い形状に形成されている。
16と一体のものとして成形され、円弧状板或いは単調
凸型スプライン曲面板の形状を有し、弾性の強い素材か
らなる。この遊動布挟持板16及び左右対称山型板バネ
18は、本実施例正面図である図8に示されるように、
板状線材を折り曲げたものであって、板バネ頂央部18
a付近にて重積部分を有し、この重積部分に随意位置固
定用遊動板17がかしめ溶着されているが、環状に一体
のものとして成形してもよい。また板バネ頂央部18a
は、布地を挟持固定する際の押圧を加えるのに支障のな
い形状に形成されている。
【0073】支柱板12の背後に延在する随意位置固定
用遊動板17の端部には、固定解放用把手19が延設さ
れている。この固定解放用把手19は、第1実施例同
様、半円形平板状であって、やや上向き角度をつけて随
意位置固定用遊動板17に延設されている。固定解放用
把手49の厚みは、支柱板12に穿設の縦長案内孔の孔
幅より若干薄く、またその幅は、随意位置固定用遊動板
挿入孔15aより若干小さい。
用遊動板17の端部には、固定解放用把手19が延設さ
れている。この固定解放用把手19は、第1実施例同
様、半円形平板状であって、やや上向き角度をつけて随
意位置固定用遊動板17に延設されている。固定解放用
把手49の厚みは、支柱板12に穿設の縦長案内孔の孔
幅より若干薄く、またその幅は、随意位置固定用遊動板
挿入孔15aより若干小さい。
【0074】随意位置固定用遊動板17の「へ」字状の
挟角の角度設定は、本実施例側面図である図7に示され
るように、不使用時、すなわち、随意位置固定用遊動板
17に力を加えずに摺下させ遊動布挟持板16を固定布
挟持板11に当接させたときに、遊動布挟持板16と固
定布挟持板11が固定布挟持板11の外縁11bにおい
てのみ当接し、遊動布挟持板16の下面と固定布挟持板
11の上面との間に適宜角度、本実施例では数度内外の
微間隙Eが保留されている。微間隙Eの角度は、布地の
特性、特に弾性、単位体積当たりの含気量等に併せて設
定されている。
挟角の角度設定は、本実施例側面図である図7に示され
るように、不使用時、すなわち、随意位置固定用遊動板
17に力を加えずに摺下させ遊動布挟持板16を固定布
挟持板11に当接させたときに、遊動布挟持板16と固
定布挟持板11が固定布挟持板11の外縁11bにおい
てのみ当接し、遊動布挟持板16の下面と固定布挟持板
11の上面との間に適宜角度、本実施例では数度内外の
微間隙Eが保留されている。微間隙Eの角度は、布地の
特性、特に弾性、単位体積当たりの含気量等に併せて設
定されている。
【0075】支柱板12の背面において、支柱板上端1
2cと随意位置固定用遊動板17の間には、随意位置固
定用遊動板固定解放時の衝撃緩和手段となる2本の細幅
板バネ20a、20bがそれぞれ頂央面、底端面で介設
繋着されている。この細幅板バネ20a、20bは、随
意位置固定用遊動板17の円滑な摺動を損なわないよう
に、適宜細幅のものであり、弾発力も弱く、図6に示さ
れるように、不使用時において、縦長案内孔15の下端
まで随意位置固定用遊動板17を押し下げる弾発力は有
するものの、その状態において、ほとんどまっすぐ、或
いは支柱板の左右外側方向に若干外側凸撓する程度のも
のである。
2cと随意位置固定用遊動板17の間には、随意位置固
定用遊動板固定解放時の衝撃緩和手段となる2本の細幅
板バネ20a、20bがそれぞれ頂央面、底端面で介設
繋着されている。この細幅板バネ20a、20bは、随
意位置固定用遊動板17の円滑な摺動を損なわないよう
に、適宜細幅のものであり、弾発力も弱く、図6に示さ
れるように、不使用時において、縦長案内孔15の下端
まで随意位置固定用遊動板17を押し下げる弾発力は有
するものの、その状態において、ほとんどまっすぐ、或
いは支柱板の左右外側方向に若干外側凸撓する程度のも
のである。
【0076】以上のような構成による作用、効果、具体
的には、布地着脱手順、布地固定、固定解放の手順、作
用機序は、前記第1実施例に準じたものである。ただ、
遊動部材を固定部材に装着する手順、および随意位置固
定用遊動板固定解放時の衝撃緩和の作用が、前記第1実
施例と若干異なるところである。
的には、布地着脱手順、布地固定、固定解放の手順、作
用機序は、前記第1実施例に準じたものである。ただ、
遊動部材を固定部材に装着する手順、および随意位置固
定用遊動板固定解放時の衝撃緩和の作用が、前記第1実
施例と若干異なるところである。
【0077】まず本実施例の使用時上方図である図6に
示されるように、固定布挟持板11と遊動布挟持板16
との間に裁断する布地21aおよびその最上面に載置さ
れた型紙21bを挟み、随意位置固定用遊動板17を、
上面から押圧を加えつつ、固定布挟持板方向に支柱板1
2に穿設の縦長案内孔15を摺動させ、板バネ頂央部1
8aに上方より加圧して、布地21aおよび型紙21b
を固定布挟持板11と遊動布挟持板16とにより挟持さ
せる。この上方からの加圧は、左右対称山型板バネ18
の弾発方向が、上方向に比較的広範囲に及ぶため、モー
メントを生じさせやすく、前記第1実施例に比べ、かな
り小さな力で十分である。
示されるように、固定布挟持板11と遊動布挟持板16
との間に裁断する布地21aおよびその最上面に載置さ
れた型紙21bを挟み、随意位置固定用遊動板17を、
上面から押圧を加えつつ、固定布挟持板方向に支柱板1
2に穿設の縦長案内孔15を摺動させ、板バネ頂央部1
8aに上方より加圧して、布地21aおよび型紙21b
を固定布挟持板11と遊動布挟持板16とにより挟持さ
せる。この上方からの加圧は、左右対称山型板バネ18
の弾発方向が、上方向に比較的広範囲に及ぶため、モー
メントを生じさせやすく、前記第1実施例に比べ、かな
り小さな力で十分である。
【0078】布地裁断作業の際には、固定布挟持板に脚
片14a、14bが延設形成されているため、使用時を
通じ、座りは良好な状態で保持されるが、本実施例は、
前記第1実施例に比べ、背が低い形状のもので、座りは
比較的良好である。従って脚片14a、14bは、それ
ほど大きなものでなくても差し支えない。
片14a、14bが延設形成されているため、使用時を
通じ、座りは良好な状態で保持されるが、本実施例は、
前記第1実施例に比べ、背が低い形状のもので、座りは
比較的良好である。従って脚片14a、14bは、それ
ほど大きなものでなくても差し支えない。
【0079】随意位置固定用遊動板17が支柱板狭頚部
17aで固定静止したものを、解放する手順において
は、本実施例使用時における随意位置固定用遊動板固定
解放時を示す斜視図である図9に示されるように、第1
実施例同様、親指を支柱板端部の固定解放用指掛12a
に掛置し、人差指を固定解放用把手19の下面に掛置し
て、随意位置固定用遊動板17の、支柱板12の背後に
延在する固定解放用把手19に、摘むようにして揚力を
加える。
17aで固定静止したものを、解放する手順において
は、本実施例使用時における随意位置固定用遊動板固定
解放時を示す斜視図である図9に示されるように、第1
実施例同様、親指を支柱板端部の固定解放用指掛12a
に掛置し、人差指を固定解放用把手19の下面に掛置し
て、随意位置固定用遊動板17の、支柱板12の背後に
延在する固定解放用把手19に、摘むようにして揚力を
加える。
【0080】この固定解放用把手19に揚力が加えられ
たときの主要作用ならびにその効果も、第1実施例に準
ずる。ただ本実施例においては、支柱板12の背面にお
いて、支柱板上端12cと随意位置固定用遊動板17の
間には、随意位置固定用遊動板固定解放時の衝撃緩和手
段となる2本の細幅板バネ20a、20bが介設されて
いるため、これらによって、衝撃の原因となる随意位置
固定用遊動板の躍動そのものを小さいものにとどめよう
とする抑止の力が加えられることになり、上方向に跳動
する随意位置固定用遊動板17の固定解放時の衝撃は、
相当に緩和される。
たときの主要作用ならびにその効果も、第1実施例に準
ずる。ただ本実施例においては、支柱板12の背面にお
いて、支柱板上端12cと随意位置固定用遊動板17の
間には、随意位置固定用遊動板固定解放時の衝撃緩和手
段となる2本の細幅板バネ20a、20bが介設されて
いるため、これらによって、衝撃の原因となる随意位置
固定用遊動板の躍動そのものを小さいものにとどめよう
とする抑止の力が加えられることになり、上方向に跳動
する随意位置固定用遊動板17の固定解放時の衝撃は、
相当に緩和される。
【0081】このようにして、随意位置固定用遊動板固
定解放時に生じる衝撃か緩和されることにより、布地2
1a、型紙21bに加わる不都合な衝撃は相当程度緩和
され、その結果布地21aに不都合な摺皺を与えたり、
布地21aが重積された布地であってもその揃置状態に
ズレが生じることは少ない。
定解放時に生じる衝撃か緩和されることにより、布地2
1a、型紙21bに加わる不都合な衝撃は相当程度緩和
され、その結果布地21aに不都合な摺皺を与えたり、
布地21aが重積された布地であってもその揃置状態に
ズレが生じることは少ない。
【0082】また本実施例では、固定部材と遊動部材
は、固定布挟持板11に対し上記遊動部材を平行にし、
随意位置固定用遊動板17を固定解放用把手19の部分
から縦長案内孔15に挿通させ、随意位置固定用遊動板
狭頚部17aを縦長案内孔15の孔間に介置し、そのま
ま縦長案内孔15を摺下させるという、ごく簡便な手順
で装着は完了である。脱装もこの逆手順をするのみであ
り、装着同様ごく簡便である。
は、固定布挟持板11に対し上記遊動部材を平行にし、
随意位置固定用遊動板17を固定解放用把手19の部分
から縦長案内孔15に挿通させ、随意位置固定用遊動板
狭頚部17aを縦長案内孔15の孔間に介置し、そのま
ま縦長案内孔15を摺下させるという、ごく簡便な手順
で装着は完了である。脱装もこの逆手順をするのみであ
り、装着同様ごく簡便である。
【0083】なお本実施例は、左右対称山型板バネ18
が素材上並びに構成上、弾力性、弾発の多方向性の両特
性に富み、型紙及び布地に加えられる挟持圧が穏和に分
散するため、特に過度の挟持圧が裁断部位付近に加えら
れたときに裁断面に凹凸が生じやすい布地、すなわちキ
ルティング布地、ウエットスーツ生地等、含気性、弾性
に富む布池の整揃裁断するのに適している。
が素材上並びに構成上、弾力性、弾発の多方向性の両特
性に富み、型紙及び布地に加えられる挟持圧が穏和に分
散するため、特に過度の挟持圧が裁断部位付近に加えら
れたときに裁断面に凹凸が生じやすい布地、すなわちキ
ルティング布地、ウエットスーツ生地等、含気性、弾性
に富む布池の整揃裁断するのに適している。
【0084】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明裁断用布挟
持具によれば、随意位置固定用遊動板の固定解放時に、
被挟持布に与える不都合な衝撃が小さくなり、この衝撃
による摺皺も布地に生じにくくなる。また布地切断にズ
レが生じたり、或いは布地脱落が起こりにくいものであ
るとともに、布地が弾力性に富むものであってもその裁
断面に凹凸が生じにくく、布裁断工程も円滑に行うこと
が可能なる。さらにこれらのような効果に加え、構造上
も堅固な裁断用布挟持具が提供される。
持具によれば、随意位置固定用遊動板の固定解放時に、
被挟持布に与える不都合な衝撃が小さくなり、この衝撃
による摺皺も布地に生じにくくなる。また布地切断にズ
レが生じたり、或いは布地脱落が起こりにくいものであ
るとともに、布地が弾力性に富むものであってもその裁
断面に凹凸が生じにくく、布裁断工程も円滑に行うこと
が可能なる。さらにこれらのような効果に加え、構造上
も堅固な裁断用布挟持具が提供される。
【図1】 本発明第1実施例の上方斜視図である。
【図2】 本発明第1実施例の正面図である。
【図3】 (a)は本発明第1実施例の側面図、
(b)は同随意位置固定用遊動板の支柱板への挿装状態
を示す側面要部拡大模式図、(c)は随意位置固定用遊
動板及び把手の要部拡大斜視図である。
(b)は同随意位置固定用遊動板の支柱板への挿装状態
を示す側面要部拡大模式図、(c)は随意位置固定用遊
動板及び把手の要部拡大斜視図である。
【図4】 (a)は本発明第1実施例の使用状態を示
す側面図であり、(b)は同随意位置固定用遊動板固定
静止時の側面要部拡大模式図、(c)は同随意位置固定
用遊動板固定解放時の要部拡大側面図である。
す側面図であり、(b)は同随意位置固定用遊動板固定
静止時の側面要部拡大模式図、(c)は同随意位置固定
用遊動板固定解放時の要部拡大側面図である。
【図5】 本発明第1実施例使用時における随意位置
固定用遊動板固定解放時を示す斜視図である。
固定用遊動板固定解放時を示す斜視図である。
【図6】 本発明第2実施例の使用時上方斜視図であ
る。
る。
【図7】 本発明第2実施例の側面図である。
【図8】 本発明第2実施例の正面図である。
【図9】 本発明第2実施例使用時におけるの随意固
定用遊動板固定解放時を示す斜視図である。
定用遊動板固定解放時を示す斜視図である。
【図10】 従来例の斜視図である。
1 固定布挟持板 1a 固定布挟持板背縁 1b 固定布挟持板外縁 2 支柱板 2a 固定解放用指掛2b 支柱板表面 2c 支柱板裏面 3a、3b 板面域 3c、3d メッキ工程用板面孔 4a,4b 脚片 5 縦長案内孔 6 遊動布挟持板 6a,6b 鈎着突起 6c、6d 遊動布挟持板端縁 7 随意位置固定用遊動板 7a 随意位置固定用遊動板狭頚部 7b 随意位置固定用遊動板板バネ固着部位 7c、7d 随意位置固定用遊動板側縁7e 遊動板上面辺縁 7f 遊動板下面辺縁遊動板下面辺縁 8 左右対称山型板バネ 8a、8b 鈎合孔 8c 板バネ山型頂央部 9 固定解放用把手 10a 布地 10b 型紙 11 固定布挟持板 11a 固定布挟持板背縁 12 支柱板 12a 固定解放用指掛 12b 支柱板広幅部 12c 支柱板上端 13a、13b 板面域 14a、14b 脚片 15 縦長案内孔 15a 随意位置固定用遊動板挿入孔 16 遊動布挟持板 17 随意位置固定用遊動板 17a 随意位置固定用遊動板狭頸部 17b 板バネ溶着部位 18 左右対称山型板バネ 18a 板バネ頂央部 19 固定解放用把手 20a、20b 細幅板バネ 21a 布地 21b 型紙 101 固定布挟持板 101a 固定布挟持板外縁 101b 固定布挟持板背縁部 102 支柱板 103a、103b ビス 104 固定解放用把手部位 105 支柱板挿通孔 106 遊動布挟持板 107 随意位置固定用遊動板 107a 随意位置固定用遊動板広幅部 E 微間隙 F 応力効果による力の方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾崎 智一 大阪府堺市深井中町1891−1 ラ・フォ ーレ深井202号 (72)発明者 鈴木 敏夫 大阪府大東市深野4−17−58 深野ハイ ツ203号 (72)発明者 北岡 和彦 大阪市鶴見区横堤2−11−71 (72)発明者 宮本 拓弥 大阪市浪速区桜川4−5−9 (56)参考文献 実公 昭59−7262(JP,Y2) 実公 昭55−18332(JP,Y2)
Claims (7)
- 【請求項1】固定布挟持板と、該固定布挟持板に上方向
に垂設される支柱板と、該支柱板に摺動自在に挿装され
側断面が「へ」字状の随意位置固定用遊動板と、該随意
位置固定用遊動板に連設され上記固定布挟持板に対峙す
る遊動布挟持板と、該遊動布挟持板と前記随意位置固定
用遊動板との間に介装される板状弾機とにより構成さ
れ、該板状弾機の弾発方向が前記固定布挟持板より垂直
方向であるとともに、上記随意位置固定用遊動板が、そ
の一端域に前記板状弾機の頂央部が固着され、他端域
に、上記支柱板との挿嵌部を有し、該挿嵌部が上記支柱
板との間に一定幅の小間隙を設けて表裏より上記支柱板
を挟繞する構成であって、かつ該小間隙の存在により支
柱板上随意位置にて上下所定角度内で遊揺可能であると
ともに支柱板上を摺動自在である裁断用布挟持具におい
て、板状弾機および遊動布挟持板が装設されていない側
の随意位置固定用遊動板端部に、固定解放用把手が延設
されたことを特徴とする裁断用布挟持具。 - 【請求項2】固定布挟持板と、該固定布挟持板に上方向
に垂設される支柱板と、該支柱板に摺動自在に挿装され
る側断面が「へ」字状の随意位置固定用遊動板と、該随
意位置固定用遊動板に連設され上記固定布挟持板に対峙
する遊動布挟持板と、該遊動布挟持板と前記随意位置固
定用遊動板との間に介装される板状弾機とにより構成さ
れ、該板状弾機の弾発方向が前記固定布挟持板より垂直
方向であるとともに、上記随意位置固定用遊動板が、そ
の一端域に前記板状弾機の頂央部が固着され、他端域
に、上記支柱板との挿嵌部を有し、該挿嵌部が上記支柱
板との間に一定幅の小間隙を設けて表裏より上記支柱板
を挟繞する構成であって、かつ該小間隙の存在により支
柱板上随意位置にて上下所定角度内で遊揺可能であると
ともに支柱板上を摺動自在である裁断用布挟持具におい
て、遊動布挟持板の外縁が、固定布挟持板の外縁より常
時適宜微小幅迫り出し部分を有するとともに、布の被挟
持時に随意位置固定用遊動板に力を加えずに摺下させ遊
動布挟持板を固定布挟持板に当接させたときに、遊動布
挟持板と固定布挟持板が固定布挟持板外縁においてのみ
当接し、遊動布挟持板下面と固定布挟持板上面との間に
適宜角度の微間隙が保留されることを特徴とする裁断用
布挟持具。 - 【請求項3】支柱板と、固定布挟持板と、該固定布挟持
板より支柱板垂設方向に突出形成される固定布挟持板背
縁部とが一体に形成され、支柱板と固定布挟持板背縁部
との境域周縁に板面域が延設されるとともに、随意位置
固定用遊動板の支柱板挿嵌域に狭頚部が形成され、該狭
頚部を遊走案内する縦長案内孔が支柱板に穿設される場
合において、随意位置固定用遊動板の狭頚部から固定解
放用把手までの部材が、縦長案内孔に挿通可能な厚みと
形状を有するとともに、上記縦長案内孔の上端から固定
布挟持板面に至るまでの距離が、遊動布挟持板の端縁か
ら、反対側の遊動布挟持板端縁に近い方の随意位置固定
用遊動板側縁に至るまでの距離よりも長いことを特徴と
する請求項1または2記載の裁断用布挟持具。 - 【請求項4】支柱板と、固定布挟持板と、該固定布挟持
板より支柱板垂設方向に突出形成される固定布挟持板背
縁部とが一体に形成され、支柱板と固定布挟持板背縁部
との境域周縁に板面域が延設されるとともに、随意位置
固定用遊動板の支柱板挿嵌域に狭頚部が形成され、該狭
頚部を遊走案内する縦長案内孔が支柱板に穿設される場
合において、支柱板の上部を支柱板幹部よりやや横長の
形状とし、該横長形状部に随意位置固定用遊動板が挿通
可能な遊動板挿嵌孔が横長に穿設され、該遊動板挿嵌孔
に縦長案内孔が延設されることを特徴とする請求項1ま
たは2記載の裁断用布挟持具。 - 【請求項5】随意位置固定用遊動板ないしこれに連設さ
れる部位に、随意位置固定用遊動板解放時の衝撃緩和手
段が設けられたことを特徴とする請求項1〜4のいずれ
か記載の裁断用布挟持具。 - 【請求項6】随意位置固定用遊動板ないし随意位置固定
用遊動板の支柱板との挿嵌部を有する端域が、可撓性お
よび弾性に富む素材から構成され、この素材部が衝撃緩
和手段を構成することを特徴とする請求項5記載の裁断
用布挟持具。 - 【請求項7】衝撃緩和手段が、随意位置固定用遊動板上
面と支柱板上端域との間に介設された弾機であることを
特徴とする請求項5記載の裁断用布挟持具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6336053A JP2742885B2 (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | 裁断用布挟持具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6336053A JP2742885B2 (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | 裁断用布挟持具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08176919A JPH08176919A (ja) | 1996-07-09 |
| JP2742885B2 true JP2742885B2 (ja) | 1998-04-22 |
Family
ID=18295221
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6336053A Expired - Lifetime JP2742885B2 (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | 裁断用布挟持具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2742885B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104358097B (zh) * | 2014-10-24 | 2016-09-21 | 浙江博泰家具有限公司 | 一种家具填充物的切边装置 |
| CN105476141A (zh) * | 2015-12-31 | 2016-04-13 | 天津应大股份有限公司 | 精剪定位夹 |
| CN109667130B (zh) * | 2019-02-23 | 2023-02-28 | 五邑大学 | 一种便携式服装布料裁剪工具 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS597262U (ja) * | 1982-07-06 | 1984-01-18 | 株式会社土屋製作所 | 車両における燃料遮断装置 |
-
1994
- 1994-12-21 JP JP6336053A patent/JP2742885B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08176919A (ja) | 1996-07-09 |
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