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JP2746566B2 - 粘度計における指針の固定構造 - Google Patents
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JP2746566B2 - 粘度計における指針の固定構造 - Google Patents

粘度計における指針の固定構造

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JP2746566B2
JP2746566B2 JP12482096A JP12482096A JP2746566B2 JP 2746566 B2 JP2746566 B2 JP 2746566B2 JP 12482096 A JP12482096 A JP 12482096A JP 12482096 A JP12482096 A JP 12482096A JP 2746566 B2 JP2746566 B2 JP 2746566B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粘性液体の粘度を
測定するために用いられる粘度計に具備されている粘度
計における指針の固定構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】粘性を有する液体には、例えば接着剤、
充填剤等の工業用品、あるいは食品等として種々なるも
のがあるが、かかる粘性液体の製造時、あるいは、その
使用時、さらには管理調整時等において、それら粘性液
体の粘度を適宜測定する必要が生じる。
【0003】そこで従来では、かかる粘性液体の粘度を
測定するための粘度計が知られているが、公知の粘度計
構造としては例えば図3乃至図5に示す如き構造のもの
がある。
【0004】つまり図3において、1は粘度計であっ
て、この粘度計1は、スタンド台2によって垂直に起立
されている支柱3によって、支持体4及び支持杆5を介
して垂直に保持されている。そしてこの粘度計1の下側
面からは、その粘度計1の内部に組込まれているモータ
によって回転される出力軸6が支出され、さらにこの出
力軸6の下端部にはインペラ7が取付けられているスピ
ンドル8が螺合手段により連結されている。
【0005】従ってそのインペラ7を、ビーカ9内に入
れられている粘性液体内に差し込んだ上で、そのインペ
ラ7を回転せしめることにより、その粘性液体の粘度に
より生じるインペラの回転負荷を基にして液体の粘性を
測定することができるものである。
【0006】さらにその粘度計1の内部構造について、
図4を基にして説明すると、粘度計1のハウジング10
内には、モータ11と、このモータ11の駆動力が減速
機構12及びカップリング22を介して適宜速度で回転
される中間出力軸13が中空軸14により回転可能に支
持されている。この中間出力軸13には、ニードルベー
ス15が固定され、このニードルベース15には、指針
(ニードル)16を保持するニードル保持杆17が固定
されている。
【0007】前記中空軸14は、ハウジング10に固定
されている軸受け18によって回転可能に軸支されてい
るが、この中空軸14には目盛板19が固定されてい
る。そしてこの目盛板19には、渦巻きばね20の外側
端が固定されており、またその渦巻きばね20の内側端
は、前記中間出力軸13に固定されているニードルベー
ス15に固定されている。
【0008】21は中間出力軸13と同芯的に位置され
ているホルダセンタであって、このホルダセンタ21に
は、ホルダガイド23及び連結ピン24を介して目盛板
19に係合されている。
【0009】前記中間出力軸13の下端は、前記ホルダ
センタ21と一体に組付けられているピポット軸受25
によって出力軸の支持負荷が小さくなるように支持され
ている。さらにその中間出力軸13の下端部は連結部材
26を介して前記の出力軸6に連結されている。
【0010】前記軸受け18の上端にはクラッチガイド
27が同心位置で固定されており、このクラッチガイド
27の周囲に形成されている周溝28内には、操作片2
9が遊嵌されており、さらにこの操作片29は、ハウジ
ング10に取付けられている支軸30を支点として梃子
動作するクラッチ操作杆31の先端に取付けられてい
る。
【0011】前記目盛板19の上側周縁には、図5の拡
大断面図で示すように、断面山形の凹凸32が形成され
ており、また前記ニードル保持杆17の指針16取付端
には、上記凹凸32に対応するナイフエッジ33が形成
されていて、上記クラッチ操作杆31を矢方向(a)に
操作することで操作片29及びクラッチガイド27を介
して目盛板19を支持している中空軸14がばね34の
弾圧力に抗して引き上げられ、これによって目盛板19
が上昇して、その目盛板19の上側周縁に形成されてい
る凹凸32とニードル保持杆17に形成されているナイ
フエッジ33とが係合されて、指針16による目盛指示
値が固定表示され、その結果粘度測定値の確認が行なえ
る。またクラッチ操作杆31を復元すれば、目盛板19
はばね34の復元力で押し下げられ、凹凸32とナイフ
エッジ33との係合が外れる構造となっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来例の粘度計による目盛板19と指針16とによる測
定粘度指示構造では、粘度測定時における目盛板19と
指針16との係合手段として、目盛板19表面の周縁部
に、山形の凹凸32を形成するための加工工程が必要で
あり、またニードル保持杆17には、前記の凹凸32と
係合されるナイフエッジ33を形成する加工工程が必要
であることから、それら加工工程の必要によって粘度計
全体がコスト高となることは勿論のこと生産性が低下す
るという不具合があった。
【0013】また上記従来の粘度計にあっては、目盛板
19とニードル保持杆17とを係合保持させるための操
作は、クラッチ操作杆31の矢方向(a)移動によって
目盛板19を引き上げ、これによって目盛板19に形成
されている凹凸32とニードル保持杆17のナイフエッ
ジ33とが係合(噛合)される構造となっているため
に、例えばその目盛板19にばね34の弾圧力に抗する
過剰なる引き上げ力が作用すると、その目盛板の過剰な
移動力によってニードル保持杆17及び目盛板19に変
形を生じることがあり、またこのニードル保持杆17に
変形を生じれば、凹凸32とナイフエッジ33との係合
不能が生じる等の問題点があった。
【0014】本発明は、かかる問題点に着目してなされ
たもので、目盛板とニードル保持杆との係合(固定)を
保持せしめるための手段を改善して、従来の粘度計にお
いて生じていたコスト高、及び生産性の低下の要因を解
消し、さらには、ニードル保持杆及び目盛板の変形を防
止して指示値精度の信頼性及び耐久性を高めることがで
きる粘度計における指針の固定構造の提供を目的として
いる。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では、モータにより回転される垂直方向の回転
筒の内部において吊持されるトーションバーの下端に、
スピンドルを連結保持する指針支持筒を上記回転筒と同
心に垂下状態で吊持せしめ、上記回転筒の外側に、管状
の目盛シャフトを、回転筒の周方向には一体で軸方向に
は摺動可能に嵌合せしめると共に、該目盛シャフトに
は、目盛板及び摩擦パットを取付けたフランジ及びクラ
ッチガイドのそれぞれを固定し、また上記指針支持筒に
は、上記摩擦パットと摩擦係合されるニードルディスク
を固定し、このニードルディスクに上記目盛板に施され
ている目盛を指すニードルを一体に設けているニードル
保持杆を固定してなる粘度計における指針の固定構造を
特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図1及び図2に示
す実施形態に基いて詳細に説明する。
【0017】41は粘度計であって、この粘度計41
は、従来例(図3)で示されている粘度計1に該当する
ものであって、該粘度計41も図3で示されるスタンド
台2、支柱3、支持体4及び支持杆5等を介して垂直に
保持されているものである。
【0018】この粘度計41は、上記ハウジング42内
に位置されているモータ43の回転により減速機構44
を介して適宜回転速度で回転される出力軸45を有し、
この出力軸45には、ジョイント部材46を介して中空
の回転筒47が垂直軸線上に固定されており、この回転
筒47の外周面には、回転筒47の周方向には一体に結
合されるが、その軸方向には摺動可能に、管状の目盛シ
ャフト48が嵌合されている。
【0019】この目盛シャフト48及び回転筒47は、
上部ハウジング42と一体に設けられている軸受け49
により回転可能に支持されている。
【0020】目盛シャフト48の上端部外周には、クラ
ッチガイド50が固定され、また目盛シャフト48の下
端部外周には、フランジ51が固定されている。そして
このフランジ51の下面には摩擦パット52が取付けら
れている。
【0021】さらにフランジ51には、目盛シャフト4
8の軸方向と直交方向に表面を有する目盛板53が固定
されている。
【0022】54は上記の回転筒47の内部上端に螺着
されているねじ軸であって、このねじ軸54には、回転
筒47の内部に挿通されるトーションバー55(以下本
実施形態ではトーションバーをピアノ線55として説明
する)の上端が取付けられている。
【0023】56は粘度計41の下部ハウジング57の
中心部に形成されている垂直方向の軸孔58内に遊嵌状
態で挿通されている指針支持筒であって、この指針支持
筒56の上端部には、前記目盛板53に対応する指針5
9を一体に形成しているニードル保持杆60が固定して
いるニードルディスク61が固定されている。
【0024】上記指針支持筒56の内部には、チャック
ベース62が設けられており、このチャックベース62
には、上方向において、チャックベース62と係止され
るチャック63が内装されている。そしてこのチャック
63には、前記ピアノ線55の下端部が結合されてい
て、指針支持筒56は、ピアノ線55を介して、ねじ軸
54によって垂下されているものである。
【0025】上記指針支持筒56の下端部には、カップ
ラ64を介してピアノ線55へのテンション付与手段で
あるバランスウエイト65が取付けられている。またそ
の指針支持筒56の下端には、センターロッド66が取
付けられており、このセンターロッド66によって、従
来例で示したと同様のスピンドル67が支持されている
ものである。
【0026】上記下部ハウジング57の軸孔58には、
軸受け68が設けられているが、この軸受け68は、指
針支持筒56の外周とは常時接触されているものではな
く、その指針支持筒56がラジアル方向への大幅な揺動
を生じたとき、その揺動を抑制するために備えられてい
るものである。
【0027】前記ジョイント部材46とクラッチガイド
50との間には弾圧ばね69が介在されていて、この弾
圧ばね69により目盛シャフト48が押し下げられる。
【0028】70は上端が上部ハウジング42の上面よ
り突設されているクラッチガイド操作杆であって、この
クラッチガイド操作杆70を押し下げることにより梃子
杆71が支軸72を支点として図面において反時計方向
に回動し、その結果、クラッチガイド50及び目盛シャ
フト48が、ばね69の弾圧力に抗して引き上げられ
る。そのクラッチガイド50及び目盛シャフト69の引
き上げ状態を維持せしめるために、前記のクラッチガイ
ド操作杆70の上端には、上部ハウジング42に設けら
れている孔縁73に係合される切欠き74を設けて、ク
ラッチガイド操作杆70を押し下げた状態で、切欠き7
4を孔縁73に係合させておくことで、クラッチガイド
50及び目盛シャフト69の引き上げ状態が維持され
る。
【0029】75は目盛板53の下側に突設されている
ストッパーピンであって、このストッパーピン75に、
回動するニードル保持杆60が当接することにより、そ
のニードル保持杆60が目盛板53に対して360度以
上の回転差を有しないようにして、ピアノ線の過剰な捩
れを防止しているものである。
【0030】次に上記構成の粘度計による粘性液体の粘
度を測定するには、クラッチガイド操作杆70を押し下
げて目盛シャフト48を引き上げ、これによって摩擦パ
ット52とニードルディスク61との接触を解放する。
そこでスピンドル67を試料である粘性液体を入れるビ
ーカ内の粘性液体中に侵漬し、そこでモータ43を駆動
する。このモータ43の駆動力は、減速機構44を介し
て出力軸45を適宜速度で回転させ、その結果、回転筒
47、ねじ軸54が回転し、このねじ軸54の回転に伴
なって目盛シャフト48、目盛板53のいずれもが等速
で回転する。
【0031】また上記ねじ軸54に、ピアノ線55を介
して垂下されている指針支持筒56及びスピンドル67
も、ねじ軸54の回転に追従して回転しようとするが、
スピンドル67に設けられているインペラ76が粘性液
体内に侵漬されていることで、そのニードル保持杆60
は、粘性液体の負荷を受けるため、そのニードル保持杆
60の回転は、ピアノ線55の捩れ作用でねじ軸54に
対して遅れを生じながら追従回転し、この遅れ量が目盛
板53と指針59と相対的位置関係で粘度の値として示
されている。このとき、クラッチガイド操作杆70の切
欠き74と上部ハウジングの孔縁73との係合を解放す
ると、弾圧ばね69の弾圧力によってクラッチガイド5
0及び目盛シャフト48は押し下げられ、このため目盛
板53と一体の摩擦パット52はニードルディスク61
と一体に圧接され、このときの目盛板53と指針59と
の位置関係によって、粘性液体の粘度値を読み取ること
ができる。
【0032】このように本実施形態では、目盛板53と
指針59とを位置決めする手段として、目盛シャフト4
8の下端周縁部に、摩擦パット52を取付けると共に指
針支持筒56の上端周縁部に上記摩擦パット52に対応
するニードルディスク61を設けて、そのニードルディ
スク61と摩擦パット52との摩擦力により目盛シャフ
ト48と指針支持筒56とを結合して、指針59と目盛
板53とを位置決めするようにしたものである。従って
本実施形態では、従来の指針(ニードル保持杆)と目盛
板とを直接噛合結合させる構造のものと比して、その指
針59、目盛板53等に無理な力が作用されることがな
く、これによって指針目盛板等が変形されることがな
く、測定信頼性及び耐久性に優れた粘度計が得られる。
【0033】またピアノ線55によって垂下されている
指針支持筒56には、バランスウエイト65が取付けら
れていることから、このバランスウエイト65の作用に
よって、ピアノ線55には、スラスト方向のテンション
がかけられ、該ピアノ線55の直線性が保たれると共
に、指針支持筒56及びスピンドル67の回転時におけ
る軸芯が安定し、ラジアル軸受けを省いてもスピンドル
67、指針支持筒56、指針59等の回転振れが未然に
防止でき、指示性の視認性が向上する。
【0034】また指針支持筒56の軸受け構造が省ける
ことで粘度計内部構造が簡素化され、これによって経済
性にも優れた粘度計が提供できる。
【0035】
【発明の効果】以上述べたように本発明の粘度計の指針
固定構造によれば、摩擦パット52とニードルディスク
との接触作用により目盛シャフト48と指針支持筒56
とを結合させるものであって、目盛板53と指針59と
を直接に接触させることなく、目盛板53に対して指針
59を位置決めする構造となしたものであるから、その
目盛板53及び指針59を変形、損傷させる危険性が解
消され、これによって精度の高い測定が可能であり、そ
の上信頼性と耐久性に優れた粘度計が提供できるという
効果が得られる。
【0036】また本発明では目盛シャフト48の下端部
と指針支持筒56の上端とが同心的に結合される構造で
あるから、特に指針支持筒56にラジアル軸受けを設け
なくても指針支持筒56のラジアル方向の振れ(揺動)
を抑制することができ、これによって軸受け構造の簡素
化と経済性が高められるという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明よりなる指針固定構造の実施態様を示し
た粘度測定時の断面図。
【図2】本発明よりなる指針固定構造の実施態様を示し
た指針固定時の断面図。
【図3】従来の粘度計を示した全体形態の説明図。
【図4】従来の粘度計を示した内部構造の断面図。
【図5】図4におけるA−A線拡大断面図。
【符号の説明】
41…粘度計 42…上部ハウジン
グ 43…モータ 44…減速機構 45…出力軸 46…ジョイント部
材 47…回転筒 48…目盛シャフト 49…軸受け 50…クラッチガイ
ド 51…フランジ 52…摩擦パット 53…目盛板 54…ネジ軸 55…トーションバー 56…指針支持筒 57…下部ハウジング 58…軸孔 59…指針 60…ニードル保持
杆 61…ニードルディスク 62…チャックベー
ス 63…チャック 64…カップラ 65…バランスウエイト 66…センターロッ
ド 67…スピンドル 68…軸受け 69…弾圧ばね 70…クラッチガイ
ド操作杆 71…梃子杆 72…支軸 73…孔縁 74…切欠き 75…ストッパーピン 76…インペラ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータ(43)により回転される垂直方
    向の回転筒(47)の内部で吊持されるトーションバー
    (55)の下端に、スピンドル(67)を連結保持する
    指針支持筒(56)を、上記回転筒(47)と同心に垂
    下状態で吊持せしめ、また上記回転筒(47)の外側
    に、回転筒(47)の周方向には一体に結合され、その
    軸方向には摺動可能に嵌合される管状の目盛シャフト
    (48)を設けると共に該目盛シャフト(48)の下端
    部には、目盛板(53)、摩擦パット(52)を取付け
    たフランジ(51)及びクラッチガイド(50)のそれ
    ぞれを固定し、また上記指針支持筒(56)の上端部に
    は、上記摩擦パット(52)と摩擦係合されるニードル
    ディスク(61)を固定し、このニードルディスク(6
    1)に上記目盛板(53)に施されている目盛を指す指
    針(59)を一体に設けているニードル保持杆(60)
    を固定してなることを特徴とする粘度計における指針の
    固定構造。
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