JP2756727B2 - アミノ酸誘導体 - Google Patents
アミノ酸誘導体Info
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- JP2756727B2 JP2756727B2 JP2515819A JP51581990A JP2756727B2 JP 2756727 B2 JP2756727 B2 JP 2756727B2 JP 2515819 A JP2515819 A JP 2515819A JP 51581990 A JP51581990 A JP 51581990A JP 2756727 B2 JP2756727 B2 JP 2756727B2
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Description
【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は免疫不全や自己免疫疾患等、種々の免疫異常
に起因する疾患の治療剤として有用な新規化合物を提供
するものである。
に起因する疾患の治療剤として有用な新規化合物を提供
するものである。
背景技術 近年、種々の免疫異常に起因する疾患や、抗癌剤の副
作用等による免疫能の低下に関する研究が盛んになって
おり、その治療剤についての研究も数多くなされてい
る。胸腺で産生されるサイムリンは、9個のアミノ酸で
構成されるペプチドで、亜鉛とコンプレックスを形成し
て、低下した免疫機能を回復させる作用を示すことが知
られており、免疫不全や自己免疫性疾患に有効な薬物と
なる可能性が示唆されている。しかしながら、まだ不明
な点も多く、特にサイムリン様活性を示す合成化合物に
ついての研究は、ほとんどなされていない。
作用等による免疫能の低下に関する研究が盛んになって
おり、その治療剤についての研究も数多くなされてい
る。胸腺で産生されるサイムリンは、9個のアミノ酸で
構成されるペプチドで、亜鉛とコンプレックスを形成し
て、低下した免疫機能を回復させる作用を示すことが知
られており、免疫不全や自己免疫性疾患に有効な薬物と
なる可能性が示唆されている。しかしながら、まだ不明
な点も多く、特にサイムリン様活性を示す合成化合物に
ついての研究は、ほとんどなされていない。
サイムリンは胸腺で産生される微量物質であり、ま
た、生体成分であるため、生体内にある分解酵素により
分解されやすく、臨床の場に応用するには問題も多い。
そこで、本発明者等は、サイムリンの効果発現機序に着
目し、硫黄原子を含む種々のアミノ酸誘導体を合成し、
そのサイムリン様活性を調べた。
た、生体成分であるため、生体内にある分解酵素により
分解されやすく、臨床の場に応用するには問題も多い。
そこで、本発明者等は、サイムリンの効果発現機序に着
目し、硫黄原子を含む種々のアミノ酸誘導体を合成し、
そのサイムリン様活性を調べた。
発明の開示 本発明は下記一般式[I]で表わされる化合物および
その塩類に関する。
その塩類に関する。
[式中、R1およびR2は同一かまたは異なって、水素原
子、低級アルキル基、低級アルカノイル基、フェニルカ
ルボニル基、フェニル低級アルキル基またはフェニル低
級アルコキシカルボニル基を示し、フェニルカルボニル
基、フェニル低級アルキル基およびフェニル低級アルコ
キシカルボニル基のフェニル環は低級アルキル基、ヒド
ロキシ基、低級アルコキシ基またはハロゲン原子で置換
されていてもよい。
子、低級アルキル基、低級アルカノイル基、フェニルカ
ルボニル基、フェニル低級アルキル基またはフェニル低
級アルコキシカルボニル基を示し、フェニルカルボニル
基、フェニル低級アルキル基およびフェニル低級アルコ
キシカルボニル基のフェニル環は低級アルキル基、ヒド
ロキシ基、低級アルコキシ基またはハロゲン原子で置換
されていてもよい。
R3はヒドロキシ基、低級アルコキシ基、アミノ基または
低級アルキルアミノ基を示す。
低級アルキルアミノ基を示す。
R4はヒドロキシ基、 または−COR7を示す。
R5およびR6は同一かまたは異なって、水素原子、低級ア
ルキル基、低級アルカノイル基、低級アルコキシカルボ
ニル基、フェニルカルボニル基、フェニル低級アルキル
基、フェニル低級アルコキシカルボニル基または を示し、フェニルカルボニル基、フェニル低級アルキル
基およびフェニル低級アルコキシカルボニル基のフェニ
ル環は低級アルキル基、ヒドロキシ基、低級アルコキシ
基またはハロゲン原子で置換されていてもよい。
ルキル基、低級アルカノイル基、低級アルコキシカルボ
ニル基、フェニルカルボニル基、フェニル低級アルキル
基、フェニル低級アルコキシカルボニル基または を示し、フェニルカルボニル基、フェニル低級アルキル
基およびフェニル低級アルコキシカルボニル基のフェニ
ル環は低級アルキル基、ヒドロキシ基、低級アルコキシ
基またはハロゲン原子で置換されていてもよい。
R7はR3と同義。
A、BおよびXは同一かまたは異なって、直鎖または分
枝の低級アルキレン基を示す。
枝の低級アルキレン基を示す。
mは0または1を示す。以下同じ。] 上記で規定したグループをさらに詳しく説明すると、低
級アルキル基とは、メチル、エチル、プロピル、ヘキシ
ル、イソプロピル、t−ブチル等の1〜6個の炭素原子
を有する直鎖または分枝のアルキルを示し、低級アルカ
ノイルとは、アセチル、プロピオニル、ヘキサノイル、
イソプロピオニル、t−ブタノイル等の2〜6個の炭素
原子を有する直鎖または分枝のアルカノイルを示し、低
級アルコキシとは、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、
ヘキシルオキシ、イソプロポキシ、t−ブトキシ等の1
〜6個の炭素原子を有する直鎖または分枝のアルコキシ
を示す。ハロゲン原子とはフッ素、塩素、臭素、ヨウ素
を示す。
級アルキル基とは、メチル、エチル、プロピル、ヘキシ
ル、イソプロピル、t−ブチル等の1〜6個の炭素原子
を有する直鎖または分枝のアルキルを示し、低級アルカ
ノイルとは、アセチル、プロピオニル、ヘキサノイル、
イソプロピオニル、t−ブタノイル等の2〜6個の炭素
原子を有する直鎖または分枝のアルカノイルを示し、低
級アルコキシとは、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、
ヘキシルオキシ、イソプロポキシ、t−ブトキシ等の1
〜6個の炭素原子を有する直鎖または分枝のアルコキシ
を示す。ハロゲン原子とはフッ素、塩素、臭素、ヨウ素
を示す。
塩類とは、医薬として許容される有機または無機の酸
および塩基との塩類を示し、例として、塩酸塩、臭化水
素酸塩、硫酸塩、リン酸塩、乳酸塩、マレイン酸塩、フ
マル酸塩、シュウ酸塩、メタンスルホン酸塩、p−トル
エンスルホン酸塩、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシ
ウム塩、マグネシウム塩、亜鉛塩、アンモニウム塩、ト
リエタノールアミン塩、ジシクロヘキシルアミン塩等が
挙げられる。
および塩基との塩類を示し、例として、塩酸塩、臭化水
素酸塩、硫酸塩、リン酸塩、乳酸塩、マレイン酸塩、フ
マル酸塩、シュウ酸塩、メタンスルホン酸塩、p−トル
エンスルホン酸塩、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシ
ウム塩、マグネシウム塩、亜鉛塩、アンモニウム塩、ト
リエタノールアミン塩、ジシクロヘキシルアミン塩等が
挙げられる。
本発明化合物は以下に示すような方法により合成する
ことができる。
ことができる。
式[II]で表わされる化合物と式[III]で表わされ
る化合物をペプチド合成に汎用されるN,N′−ジシクロ
ヘキシルカルボジイミド等の縮合剤を用いて縮合させる
か、式[II]で表わされる化合物を酸クロリド、酸無水
物、混合酸無水物、活性エステル等の活性誘導体に導
き、式[III]で表わされる化合物を反応させて式
[I]で表わされる化合物を得る。
る化合物をペプチド合成に汎用されるN,N′−ジシクロ
ヘキシルカルボジイミド等の縮合剤を用いて縮合させる
か、式[II]で表わされる化合物を酸クロリド、酸無水
物、混合酸無水物、活性エステル等の活性誘導体に導
き、式[III]で表わされる化合物を反応させて式
[I]で表わされる化合物を得る。
上記の反応は、ペプチド合成に汎用される方法で、反
応条件等特に限定する必要はなく、汎用される条件を用
いればよい。
応条件等特に限定する必要はなく、汎用される条件を用
いればよい。
まず、式[IV]で表わされる化合物と式[III]で表
わされる化合物を1)項で説明したのと同様の方法で反
応させ式[V]で表わされる化合物を得る。この反応に
おいて、式[IV]で表わされる化合物のアミノ基は、t
−ブトキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基
等ペプチド合成の際に汎用される保護基で保護してお
き、反応後除去してもよい。
わされる化合物を1)項で説明したのと同様の方法で反
応させ式[V]で表わされる化合物を得る。この反応に
おいて、式[IV]で表わされる化合物のアミノ基は、t
−ブトキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基
等ペプチド合成の際に汎用される保護基で保護してお
き、反応後除去してもよい。
次いで、上記で得られた化合物[V]と式[VI]で表
わされる化合物を1)項で説明したのと同様にして反応
させ、式[I]で表わされる化合物を得る。
わされる化合物を1)項で説明したのと同様にして反応
させ、式[I]で表わされる化合物を得る。
1)および2)項で示した各化合物において、R1、
R2、R3およびR4が低級アルカノイル、低級アルコキシ、
低級アルコキシカルボニルやフェニル環に置換基を有し
てもよいフェニルカルボニル、フェニル低級アルキルま
たはフェニル低級アルコキシカルボニルを含む様なグル
ープであって、それらが保護基の目的で使用される場合
は、1)および2)項の反応後または反応途中で除去し
てもよい。
R2、R3およびR4が低級アルカノイル、低級アルコキシ、
低級アルコキシカルボニルやフェニル環に置換基を有し
てもよいフェニルカルボニル、フェニル低級アルキルま
たはフェニル低級アルコキシカルボニルを含む様なグル
ープであって、それらが保護基の目的で使用される場合
は、1)および2)項の反応後または反応途中で除去し
てもよい。
上記の方法によって得られた化合物は、常法により前
述の様な塩類とすることができる。
述の様な塩類とすることができる。
本発明化合物は不斉炭素を有するので、光学異性体が
存在するが、それらはいずれも本発明に包含される。
存在するが、それらはいずれも本発明に包含される。
本発明化合物はサイムリン様活性を示し、免疫不全や
自己免疫疾患等、種々の免疫異常に起因する疾患の治療
剤として有用なものである。サイムリンは胸腺で産生さ
れる微量物質で、亜鉛とコンプレックスを形成して、低
下した免疫機能を回復させる作用を示すことが知られて
いる。
自己免疫疾患等、種々の免疫異常に起因する疾患の治療
剤として有用なものである。サイムリンは胸腺で産生さ
れる微量物質で、亜鉛とコンプレックスを形成して、低
下した免疫機能を回復させる作用を示すことが知られて
いる。
しかしながら、サイムリンを臨床の場に応用するには
種々の問題がある。そこで本発明者等は、サイムリンの
効果発現機序に着目し、硫黄原子を含む種々のアミノ酸
誘導体を合成し、そのサイムリン様活性を調べた結果、
後述の薬理試験の項で示す様に、本発明化合物は優れた
活性を示し、免疫不全や自己免疫疾患等、種々の免疫異
常に起因する疾患の治療剤として有用であることを見い
出した。
種々の問題がある。そこで本発明者等は、サイムリンの
効果発現機序に着目し、硫黄原子を含む種々のアミノ酸
誘導体を合成し、そのサイムリン様活性を調べた結果、
後述の薬理試験の項で示す様に、本発明化合物は優れた
活性を示し、免疫不全や自己免疫疾患等、種々の免疫異
常に起因する疾患の治療剤として有用であることを見い
出した。
免疫異常に起因する疾患には種々のものがあり、例え
ば慢性関節リウマチ、慢性肝炎、貧血、全身性エリテマ
トーデス、原発性免疫不全症、低γ−グロブリン血症等
が挙げられ、本発明化合物はそれらの種々の疾患に対し
て有用なものである。
ば慢性関節リウマチ、慢性肝炎、貧血、全身性エリテマ
トーデス、原発性免疫不全症、低γ−グロブリン血症等
が挙げられ、本発明化合物はそれらの種々の疾患に対し
て有用なものである。
本発明化合物はサイムリンと同様、亜鉛とコンプレッ
クスを形成して効果発現すると考えられるが、実際に臨
床で用いる際は、生体内に存在する微量の亜鉛を利用
し、コンプレックスを形成させることも可能であると考
えられ、また塩化亜鉛等の亜鉛塩を併用してもよい。
クスを形成して効果発現すると考えられるが、実際に臨
床で用いる際は、生体内に存在する微量の亜鉛を利用
し、コンプレックスを形成させることも可能であると考
えられ、また塩化亜鉛等の亜鉛塩を併用してもよい。
本発明化合物は経口または非経口投与することができ
る。投与剤型としては錠剤、カプセル剤、注射剤等が挙
げられ、通常の製剤方法として汎用されている技術を用
いて製剤化することができる。投与量は症状、剤型等に
より適宜選択でき、特に限定されるものではない。
る。投与剤型としては錠剤、カプセル剤、注射剤等が挙
げられ、通常の製剤方法として汎用されている技術を用
いて製剤化することができる。投与量は症状、剤型等に
より適宜選択でき、特に限定されるものではない。
発明を実施するための最良の形態 実施例1 N−[S−ベンジル−N−(3−ベンジルチオ−2,2−
ジメチルプロピオニル)−D−システイニル]グリシン
エチルエステル (化合物1) S−ベンジル−N−(3−ベンジルチオ−2,2−ジメチ
ルプロピオニル)−D−システイン(0.32g)およびグ
リシン エチルエステル塩酸塩(0.12g)のN,N′−ジメ
チルホルムアミド(DMF、3ml)溶液に、氷冷撹拌下、N
−メチルホルモリン(NMM、0.19ml)、1−ヒドロキシ
ジベンゾトリアゾール(HOBt、0.17g)、次いでN,N′−
ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC、0.18g)のDMF
(2ml)溶液を加える。0℃で2時間、室温で2時間撹
拌した後一夜放置する。反応液に1N塩酸(30ml)を加
え、エーテルで抽出する。有機層を飽和重曹水次いで飽
和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後減圧濃
縮する。得られる油状物をシリカゲルカラムクロマトで
精製して標記化合物0.35g(91%)を得る。
ジメチルプロピオニル)−D−システイニル]グリシン
エチルエステル (化合物1) S−ベンジル−N−(3−ベンジルチオ−2,2−ジメチ
ルプロピオニル)−D−システイン(0.32g)およびグ
リシン エチルエステル塩酸塩(0.12g)のN,N′−ジメ
チルホルムアミド(DMF、3ml)溶液に、氷冷撹拌下、N
−メチルホルモリン(NMM、0.19ml)、1−ヒドロキシ
ジベンゾトリアゾール(HOBt、0.17g)、次いでN,N′−
ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC、0.18g)のDMF
(2ml)溶液を加える。0℃で2時間、室温で2時間撹
拌した後一夜放置する。反応液に1N塩酸(30ml)を加
え、エーテルで抽出する。有機層を飽和重曹水次いで飽
和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後減圧濃
縮する。得られる油状物をシリカゲルカラムクロマトで
精製して標記化合物0.35g(91%)を得る。
IR(film,cm-1):1745,1741,1634,1519,1508,1493,145
1,1374,1196,700 ▲[α]20 D▼+28.2°(c=1.3,メタノール) 実施例2 N−[S−ベンジル−N−(3−ベンジルチオ−2,2−
ジメチルプロピオニル)−D−システイニル]グリシン
アミド (化合物2) 化合物1(1.85g)のメタノール(50ml)溶液に氷冷下
アンモニアガスを15分間通じた後、室温で一夜放置す
る。反応液を減圧濃縮して標記化合物1.75g(定量的)
を得る。
1,1374,1196,700 ▲[α]20 D▼+28.2°(c=1.3,メタノール) 実施例2 N−[S−ベンジル−N−(3−ベンジルチオ−2,2−
ジメチルプロピオニル)−D−システイニル]グリシン
アミド (化合物2) 化合物1(1.85g)のメタノール(50ml)溶液に氷冷下
アンモニアガスを15分間通じた後、室温で一夜放置す
る。反応液を減圧濃縮して標記化合物1.75g(定量的)
を得る。
IR(KBr,cm-1):1673,1624,1528,1493,1383,1231,1223,
696 実施例3 N−[N−(2,2−ジメチル−3−メルカプトプロピオ
ニル)−D−システイニル]グリシンアミド (化合物
3) 化合物2(1.60g)を液体アンモニア(20ml)に溶解
し、窒素雰囲気下、金属ナトリウム(0.45g)を少量ず
つ加える。塩化アンモニウムを加えた後、アンモニアを
留去する。残渣に2N塩酸を加え酸性とした後、エーテル
で抽出する。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減
圧濃縮する。得られる油状物をシリカゲルカラムクロマ
トで精製し標記化合物0.58g(59%)を得る。
696 実施例3 N−[N−(2,2−ジメチル−3−メルカプトプロピオ
ニル)−D−システイニル]グリシンアミド (化合物
3) 化合物2(1.60g)を液体アンモニア(20ml)に溶解
し、窒素雰囲気下、金属ナトリウム(0.45g)を少量ず
つ加える。塩化アンモニウムを加えた後、アンモニアを
留去する。残渣に2N塩酸を加え酸性とした後、エーテル
で抽出する。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減
圧濃縮する。得られる油状物をシリカゲルカラムクロマ
トで精製し標記化合物0.58g(59%)を得る。
IR(film,cm-1):3304,2540,1654,1644,1634,1513,147
4,1418,1388,1234,558 ▲[α]20 D▼+18.9°(c=1.2,メタノール) 実施例3と同様の方法で下記の化合物が得られる。
4,1418,1388,1234,558 ▲[α]20 D▼+18.9°(c=1.2,メタノール) 実施例3と同様の方法で下記の化合物が得られる。
・N,N′−ビス[N−(2,2−ジメチル−3−メルカプト
プロピオニル)−L−システイニル]−1,5−ジアミノ
ペンタン(化合物4) N,N′−ビス[S−ベンジル−N−(3−ベンジルチオ
−2,2−ジメチルプロピオニル)−L−システイニル]
−1,5−ジアミノペンタン(化合物32)を出発原料とし
て用いた。
プロピオニル)−L−システイニル]−1,5−ジアミノ
ペンタン(化合物4) N,N′−ビス[S−ベンジル−N−(3−ベンジルチオ
−2,2−ジメチルプロピオニル)−L−システイニル]
−1,5−ジアミノペンタン(化合物32)を出発原料とし
て用いた。
IR(nujol,cm-1):3300,2924,1653,1522,1458,1376,720 ▲[α]20 D▼−27.6°(c=1.0,メタノール) ・3−アミノ−N−[N−(2,2−ジメチル−3−メル
カプトプロピオニル)−L−システイニル]プロピルア
ミン 塩酸塩 (化合物5) 3−アミノ−N−[S−ベンジル−N−(3−ベンジル
チオ−2,2−ジメチルプロピオニル)−L−システイニ
ル]プロピルアミン(化合物28)を出発原料として用い
た。
カプトプロピオニル)−L−システイニル]プロピルア
ミン 塩酸塩 (化合物5) 3−アミノ−N−[S−ベンジル−N−(3−ベンジル
チオ−2,2−ジメチルプロピオニル)−L−システイニ
ル]プロピルアミン(化合物28)を出発原料として用い
た。
IR(nujol,cm-1):3236,2920,1641,1515,1468,1365,124
0 ▲[α]20 D▼−19.9°(c=1.0,メタノール) ・4−アミノ−N−[N−(2,2−ジメチル−3−メル
カプトプロピオニル)−L−システイニル]ブチルアミ
ン 塩酸塩 (化合物6) 4−アミノ−N−[S−ベンジル−N−(3−ベンジル
チオ−2,2−ジメチルプロピオニル)−L−システイニ
ル]ブチルアミン(化合物29)を出発原料として用い
た。
0 ▲[α]20 D▼−19.9°(c=1.0,メタノール) ・4−アミノ−N−[N−(2,2−ジメチル−3−メル
カプトプロピオニル)−L−システイニル]ブチルアミ
ン 塩酸塩 (化合物6) 4−アミノ−N−[S−ベンジル−N−(3−ベンジル
チオ−2,2−ジメチルプロピオニル)−L−システイニ
ル]ブチルアミン(化合物29)を出発原料として用い
た。
IR(nujol,cm-1):3240,2916,1640,1513,1469,1365,122
9 ▲[α]20 D▼−13.1°(c=0.9,メタノール) ・5−アミノ−N−[N−(2,2−ジメチル−3−メル
カプトプロピオニル)−L−システイニル]ペンチルア
ミン 塩酸塩 (化合物7) 5−アミノ−N−[S−ベンジル−N−(3−ベンジル
チオ−2,2−ジメチルプロピオニル)−L−システイニ
ル]ペンチルアミン(化合物31)を出発原料として用い
た。
9 ▲[α]20 D▼−13.1°(c=0.9,メタノール) ・5−アミノ−N−[N−(2,2−ジメチル−3−メル
カプトプロピオニル)−L−システイニル]ペンチルア
ミン 塩酸塩 (化合物7) 5−アミノ−N−[S−ベンジル−N−(3−ベンジル
チオ−2,2−ジメチルプロピオニル)−L−システイニ
ル]ペンチルアミン(化合物31)を出発原料として用い
た。
IR(nujol,cm-1):3260,2945,1648,1519,1484,1370,123
2 ▲[α]20 D▼−16.6°(c=1.0,メタノール) ・6−アミノ−N−[N−(2,2−ジメチル−3−メル
カプトプロピオニル)−L−システイニル]ヘキシルア
ミン 塩酸塩 (化合物8) 5−アミノ−N−[S−ベンジル−N−(3−ベンジル
チオ−2,2−ジメチルプロピオニル)−L−システイニ
ル]ヘキシルアミン(化合物30)を出発原料として用い
た。
2 ▲[α]20 D▼−16.6°(c=1.0,メタノール) ・6−アミノ−N−[N−(2,2−ジメチル−3−メル
カプトプロピオニル)−L−システイニル]ヘキシルア
ミン 塩酸塩 (化合物8) 5−アミノ−N−[S−ベンジル−N−(3−ベンジル
チオ−2,2−ジメチルプロピオニル)−L−システイニ
ル]ヘキシルアミン(化合物30)を出発原料として用い
た。
IR(KBr,cm-1):3260,2928,1639,1517,1468,1364,1229 ▲[α]20 D▼−14.2°(c=1.0,メタノール) ・5−ヒドロキシ−N−[N−(2,2−ジメチル−3−
メルカプトプロピオニル)−L−システイニル]ペンチ
ルアミン (化合物9) 5−ヒドロキシ−N−[S−ベンジル−N−(3−ベン
ジルチオ−2,2−ジメチルプロピオニル)−L−システ
イニル]ペンチルアミン(化合物33)を出発原料として
用いた。
メルカプトプロピオニル)−L−システイニル]ペンチ
ルアミン (化合物9) 5−ヒドロキシ−N−[S−ベンジル−N−(3−ベン
ジルチオ−2,2−ジメチルプロピオニル)−L−システ
イニル]ペンチルアミン(化合物33)を出発原料として
用いた。
IR(film,cm-1):3312,2936,1638,1530,1473,1365,1239 ▲[α]20 D▼−14.0°(c=1.0,メタノール) 実施例4 Nα−[S−ベンジル−N−(3−ベンジルチオ−2,2
−ジメチルプロピオニル)−L−システイニル]−Nε
−t−ブトキシカルボニル−L−リジン メチルエステ
ル(化合物10) S−ベンジル−N−(3−ベンジルチオ−2,2−ジメチ
ルプロピオニル)−L−システイン(4.01g)、Nε−
t−ブトキシカルボニル−L−リジン メチルエステル
(2.08g)およびNMM(1.1ml)のDMF(20ml)溶液に、氷
冷撹拌下、HOBt(2.16g)を加え、次いでDCC(1.82g)
のDMF(10ml)溶液をゆっくり加え、氷冷下1時間、室
温で18時間撹拌する。反応液に酢酸エチル−ベンゼン
(2:1)の混液(500ml)を加え、10%クエン酸水溶液、
水、飽和重曹水、水、飽和食塩水の順で洗浄する。有機
層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮する。得ら
れる油状物をシリカゲルカラムクロマトで精製して標記
化合物3.22g(61%)を得る。
−ジメチルプロピオニル)−L−システイニル]−Nε
−t−ブトキシカルボニル−L−リジン メチルエステ
ル(化合物10) S−ベンジル−N−(3−ベンジルチオ−2,2−ジメチ
ルプロピオニル)−L−システイン(4.01g)、Nε−
t−ブトキシカルボニル−L−リジン メチルエステル
(2.08g)およびNMM(1.1ml)のDMF(20ml)溶液に、氷
冷撹拌下、HOBt(2.16g)を加え、次いでDCC(1.82g)
のDMF(10ml)溶液をゆっくり加え、氷冷下1時間、室
温で18時間撹拌する。反応液に酢酸エチル−ベンゼン
(2:1)の混液(500ml)を加え、10%クエン酸水溶液、
水、飽和重曹水、水、飽和食塩水の順で洗浄する。有機
層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮する。得ら
れる油状物をシリカゲルカラムクロマトで精製して標記
化合物3.22g(61%)を得る。
IR(film,cm-1):3300,2928,1741,1682,1639,1509,136
4,1244,1194,701 ▲[α]25 D▼−17.7°(c=1.0,メタノール) 実施例5 Nα−[S−ベンジル−N−(3−ベンジルチオ−2,2
−ジメチルプロピオニル)−L−システイニル]−Nε
−t−ブトキシカルボニル−L−リジン (化合物11) 化合物10(2.21g)をジオキサンとメタノールの混液
(35ml)に溶解し、氷冷下1N水酸化ナトリウム水溶液
(8ml)を加え、室温で1.5時間撹拌する。希塩酸を加え
酸性とした後、反応液に塩化ナトリウムを加え酢酸エチ
ルで抽出する。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、
減圧濃縮する。得られる油状物をシリカゲルカラムクロ
マトで精製して標記化合物1.98g(92%)を得る。
4,1244,1194,701 ▲[α]25 D▼−17.7°(c=1.0,メタノール) 実施例5 Nα−[S−ベンジル−N−(3−ベンジルチオ−2,2
−ジメチルプロピオニル)−L−システイニル]−Nε
−t−ブトキシカルボニル−L−リジン (化合物11) 化合物10(2.21g)をジオキサンとメタノールの混液
(35ml)に溶解し、氷冷下1N水酸化ナトリウム水溶液
(8ml)を加え、室温で1.5時間撹拌する。希塩酸を加え
酸性とした後、反応液に塩化ナトリウムを加え酢酸エチ
ルで抽出する。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、
減圧濃縮する。得られる油状物をシリカゲルカラムクロ
マトで精製して標記化合物1.98g(92%)を得る。
IR(film,cm-1):3312,2964,2924,1701,1635,1513,136
5,1243,1167,701 ▲[α]25 D▼−14.1°(c=1.0,メタノール) 実施例5と同様の方法で下記の化合物が得られる。
5,1243,1167,701 ▲[α]25 D▼−14.1°(c=1.0,メタノール) 実施例5と同様の方法で下記の化合物が得られる。
・Nα−[S−ベンジル−N−(3−ベンジルチオ−2,
2−ジメチルプロピオニル)−L−システイニル]−N
ε−ベンジルオキシカルボニル−L−リジン (化合物
12) Nα−[S−ベンジル−N−(3−ベンジルチオ−2,2
−ジメチルプロピオニル)−L−システイニル]−Nε
−ベンジルオキシカルボニル−L−リジン メチルエス
テル(化合物20)を出発原料として用いた。
2−ジメチルプロピオニル)−L−システイニル]−N
ε−ベンジルオキシカルボニル−L−リジン (化合物
12) Nα−[S−ベンジル−N−(3−ベンジルチオ−2,2
−ジメチルプロピオニル)−L−システイニル]−Nε
−ベンジルオキシカルボニル−L−リジン メチルエス
テル(化合物20)を出発原料として用いた。
IR(KBr,cm-1):3344,3000,2928,1717,1672,1509,1497,
1206,698 ▲[α]20 D▼−30.0°(c=1.01,メタノール) 標記化合物のジシクロヘキシルアミン塩の物性 融点 117−118℃ (酢酸エチル−n−ヘキサン) IR(KBr,cm-1):3332,2932,2320,1691,1634,1576,1523,
1508,1497,698 ▲[α]20 D▼−22.0°(c=1.10,メタノール) ・Nα−[S−ベンジル−N−[2,2−ジメチル−3−
(4−メトキシベンジルチオ)プロピオニル]−L−シ
ステイニル]−Nε−ベンジルオキシカルボニル−L−
リジン(化合物13) Nα−[S−ベンジル−N−[2,2−ジメチル−3−
(4−メトキシベンジルチオ)プロピオニル]−L−シ
ステイニル]−Nε−ベンジルオキシカルボニル−L−
リジン メチルエステル(化合物19)を出発原料として
用いた。
1206,698 ▲[α]20 D▼−30.0°(c=1.01,メタノール) 標記化合物のジシクロヘキシルアミン塩の物性 融点 117−118℃ (酢酸エチル−n−ヘキサン) IR(KBr,cm-1):3332,2932,2320,1691,1634,1576,1523,
1508,1497,698 ▲[α]20 D▼−22.0°(c=1.10,メタノール) ・Nα−[S−ベンジル−N−[2,2−ジメチル−3−
(4−メトキシベンジルチオ)プロピオニル]−L−シ
ステイニル]−Nε−ベンジルオキシカルボニル−L−
リジン(化合物13) Nα−[S−ベンジル−N−[2,2−ジメチル−3−
(4−メトキシベンジルチオ)プロピオニル]−L−シ
ステイニル]−Nε−ベンジルオキシカルボニル−L−
リジン メチルエステル(化合物19)を出発原料として
用いた。
IR(クロロホルム,cm-1):2928,1715,1667,1512,1234,
1206,717 ▲[α]20 D▼−29.3°(c=1.01,メタノール) ・Nα−[S−ベンジル−N−(2−ベンジルチオ−2
−メチルプロピオニル)−L−システイニル]−Nε−
ベンジルオキシカルボニル−L−リジン (化合物14) Nα−[S−ベンジル−N−(2−ベンジルチオ−2−
メチルプロピオニル)−L−システイニル]−Nε−ベ
ンジルオキシカルボニル−L−リジン メチルエステル
(化合物18)を出発原料として用いた。
1206,717 ▲[α]20 D▼−29.3°(c=1.01,メタノール) ・Nα−[S−ベンジル−N−(2−ベンジルチオ−2
−メチルプロピオニル)−L−システイニル]−Nε−
ベンジルオキシカルボニル−L−リジン (化合物14) Nα−[S−ベンジル−N−(2−ベンジルチオ−2−
メチルプロピオニル)−L−システイニル]−Nε−ベ
ンジルオキシカルボニル−L−リジン メチルエステル
(化合物18)を出発原料として用いた。
IR(クロロホルム,cm-1):3344,1716,1667,1508,1497,
1205,697 ▲[α]20 D▼−17.6°(c=0.67,メタノール) 標記化合物のジシクロヘキシルアミン塩の物性 融点 108−110℃ (酢酸エチル−n−ヘキサン) IR(KBr,cm-1):3352,2936,2860,1690,1635,1535,1492,
1268,697 ▲[α]20 D▼−13.8°(c=1.0,メタノール) ・N[S−ベンジル−N−(3−ベンジルチオ−2,2−
ジメチルプロピオニル)−D−システイニル)グリシン
(化合物15) N−[S−ベンジル−N−(3−ベンジルジオ−2,2−
ジメチルプロピオニル)−D−システイニル)グリシン
エチルエステル(化合物1)を出発原料として用い
た。
1205,697 ▲[α]20 D▼−17.6°(c=0.67,メタノール) 標記化合物のジシクロヘキシルアミン塩の物性 融点 108−110℃ (酢酸エチル−n−ヘキサン) IR(KBr,cm-1):3352,2936,2860,1690,1635,1535,1492,
1268,697 ▲[α]20 D▼−13.8°(c=1.0,メタノール) ・N[S−ベンジル−N−(3−ベンジルチオ−2,2−
ジメチルプロピオニル)−D−システイニル)グリシン
(化合物15) N−[S−ベンジル−N−(3−ベンジルジオ−2,2−
ジメチルプロピオニル)−D−システイニル)グリシン
エチルエステル(化合物1)を出発原料として用い
た。
IR(film,cm-1):3328,1729,1643,1532,1496,1453,120
8,702 ▲[α]20 D▼+28.1°(c=1.0,メタノール) 実施例6 ・Nα−[N−(2,2−ジメチル−3−メルカプトプロ
ピオニル)−L−システイニル]−Nε−t−ブトキシ
カルボニル−L−リジン (化合物16) 化合物11(3.83g)の無水テトラヒドロフラン(THF、
20ml)溶液を、液体アンモニア(70ml)に加える。この
溶液に金属ナトリウムを少量ずつ、溶液の青色が1分間
持続するまで加える。反応液に塩化アンモニウムを加え
た後、窒素ガスを吹き込みながらアンモニアを留去す
る。さらに減圧濃縮して得られる白色固形物に酢酸エチ
ル(200ml)と10%クエン酸水溶液(50ml)を加えて溶
解する。この溶液に塩化ナトリウムを加え、有機層を分
取し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮する。得
られる油状物をシリカゲルカラムクロマトで精製して標
記化合物0.58g(65%)を白色粉末として得る。
8,702 ▲[α]20 D▼+28.1°(c=1.0,メタノール) 実施例6 ・Nα−[N−(2,2−ジメチル−3−メルカプトプロ
ピオニル)−L−システイニル]−Nε−t−ブトキシ
カルボニル−L−リジン (化合物16) 化合物11(3.83g)の無水テトラヒドロフラン(THF、
20ml)溶液を、液体アンモニア(70ml)に加える。この
溶液に金属ナトリウムを少量ずつ、溶液の青色が1分間
持続するまで加える。反応液に塩化アンモニウムを加え
た後、窒素ガスを吹き込みながらアンモニアを留去す
る。さらに減圧濃縮して得られる白色固形物に酢酸エチ
ル(200ml)と10%クエン酸水溶液(50ml)を加えて溶
解する。この溶液に塩化ナトリウムを加え、有機層を分
取し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮する。得
られる油状物をシリカゲルカラムクロマトで精製して標
記化合物0.58g(65%)を白色粉末として得る。
IR(KBr,cm-1):3288,2916,1636,1509,1164 ▲[α]25 D▼−4.2°(c=1.0,メタノール) 実施例7 ・Nα [N−(2,2−ジメチル−3−メルカプトプロ
ピオニル)−L−システイニル]−L−リジン メチル
エステル塩酸塩(化合物17) 化合物16(1.03g)を4N塩化水素メタノール溶液(10m
l)に溶解し、室温で30分間撹拌した後、減圧濃縮す
る。得られる油状物をシリカゲルカラムクロマトで精製
して標記化合物0.58g(65%)を白色粉末として得る。
ピオニル)−L−システイニル]−L−リジン メチル
エステル塩酸塩(化合物17) 化合物16(1.03g)を4N塩化水素メタノール溶液(10m
l)に溶解し、室温で30分間撹拌した後、減圧濃縮す
る。得られる油状物をシリカゲルカラムクロマトで精製
して標記化合物0.58g(65%)を白色粉末として得る。
IR(KBr,cm-1):3204,2920,1732,1634,1508,1207 ▲[α]25 D▼−17.3°(c=1.0,メタノール) 実施例8 Nα−[S−ベンジル−N−(2−ベンジルチオ−2−
メチルプロピオニル)−L−システイニル]−Nε−ベ
ンジルオキシカルボニル−L−リジン メチルエステル
(化合物18) Nα−(S−ベンジル−L−システイニル)−Nε−ベ
ンジルオキシカルボニル−L−リジン メチルエステル
塩酸塩(3.1g)のDMF(15ml)溶液に窒素雰囲気下氷冷
撹拌しながら、NMM(1.2g)、2−ベンジルチオ−2−
メチルプロピオン酸(1.34g)、HOBt(1.6g)を加え、
次いでDCC(1.34g)のDMF(5ml)溶液を少しずつ加えた
後、氷冷下1時間、さらに室温で16時間撹拌する。不溶
物をろ別し、減圧濃縮した後、酢酸エチル−ベンゼン
(2:1、300ml)に溶解する。この溶液を10%クエン酸水
溶液、水、5%重曹水、水、飽和食塩水で洗浄し、無水
硫酸ナトリウムで乾燥後減圧濃縮する。得られる油状物
をシリカゲルカラムクロマトで精製して標記化合物4.2g
(98%)得る。
メチルプロピオニル)−L−システイニル]−Nε−ベ
ンジルオキシカルボニル−L−リジン メチルエステル
(化合物18) Nα−(S−ベンジル−L−システイニル)−Nε−ベ
ンジルオキシカルボニル−L−リジン メチルエステル
塩酸塩(3.1g)のDMF(15ml)溶液に窒素雰囲気下氷冷
撹拌しながら、NMM(1.2g)、2−ベンジルチオ−2−
メチルプロピオン酸(1.34g)、HOBt(1.6g)を加え、
次いでDCC(1.34g)のDMF(5ml)溶液を少しずつ加えた
後、氷冷下1時間、さらに室温で16時間撹拌する。不溶
物をろ別し、減圧濃縮した後、酢酸エチル−ベンゼン
(2:1、300ml)に溶解する。この溶液を10%クエン酸水
溶液、水、5%重曹水、水、飽和食塩水で洗浄し、無水
硫酸ナトリウムで乾燥後減圧濃縮する。得られる油状物
をシリカゲルカラムクロマトで精製して標記化合物4.2g
(98%)得る。
IR(KBr,cm-1):3312,1744,1686,1637,1547,1496,1252,
699 ▲[α]20 D▼−20.9°(c=0.53,メタノール) 実施例8と同様の方法で下記の化合物が得られる。
699 ▲[α]20 D▼−20.9°(c=0.53,メタノール) 実施例8と同様の方法で下記の化合物が得られる。
・Nα−[S−ベンジル−N−[2,2−ジメチル−3−
(4−メトキシベンジルチオ)プロピオニル)−L−シ
ステイニル]−Nε−ベンジルオキシカルボニル−L−
リジン メチルエステル (化合物19) Nα−(S−ベンジル−L−システイニル]−Nε−ベ
ンジルオキシカルボニル−L−リジン メチルエステル
塩酸塩および2,2−ジメチル−3−(4−メトキシベン
ジルチオ)プロピオン酸を出発原料として用いた。
(4−メトキシベンジルチオ)プロピオニル)−L−シ
ステイニル]−Nε−ベンジルオキシカルボニル−L−
リジン メチルエステル (化合物19) Nα−(S−ベンジル−L−システイニル]−Nε−ベ
ンジルオキシカルボニル−L−リジン メチルエステル
塩酸塩および2,2−ジメチル−3−(4−メトキシベン
ジルチオ)プロピオン酸を出発原料として用いた。
IR(film,cm-1):3310,1738,1697,1643,1510,1244,751 ▲[α]20 D▼−31.0°(c=1.08,メタノール) ・Nα−[S−ベンジル−N−(3−ベンジルチオ−2,
2−ジメチルプロピオニル)−L−システイニル]−N
ε−ベンジルオキシカルボニル−L−リジン メチルエ
ステル(化合物20) Nα−(S−ベンジル−L−システイニル)−Nε−ベ
ンジルオキシカルボニル−L−リジン メチルエステル
塩酸塩および3−ベンジルチオ−2,2−ジメチルプロピ
オン酸を出発原料として用いた。
2−ジメチルプロピオニル)−L−システイニル]−N
ε−ベンジルオキシカルボニル−L−リジン メチルエ
ステル(化合物20) Nα−(S−ベンジル−L−システイニル)−Nε−ベ
ンジルオキシカルボニル−L−リジン メチルエステル
塩酸塩および3−ベンジルチオ−2,2−ジメチルプロピ
オン酸を出発原料として用いた。
IR(film,cm-1):3316,2948,1741,1697,1644,1522,145
4,1242,1212,751,700 ▲[α]20 D▼−30.9°(c=1.01,メタノール) 実施例9 ・Nα−[N−(2,2−ジメチル−3−メルカプトプロ
ピオニル)−L−システイニル]−L−リジン] (化
合物21) 溶液アンモニアに化合物12(0.34g)のTHF(5ml)溶液
を加え、金属ナトリウムを少しずつ加える。反応終了
後、塩化アンモニウムを加え、次いでアンモニアとTHF
を減圧留去する。酢酸を加えて酸性とした後、減圧濃縮
し得られる油状物をオクタデシルシリル化シリカゲルカ
ラムクロマトで精製して標記化合物0.17g(47%)を得
る。
4,1242,1212,751,700 ▲[α]20 D▼−30.9°(c=1.01,メタノール) 実施例9 ・Nα−[N−(2,2−ジメチル−3−メルカプトプロ
ピオニル)−L−システイニル]−L−リジン] (化
合物21) 溶液アンモニアに化合物12(0.34g)のTHF(5ml)溶液
を加え、金属ナトリウムを少しずつ加える。反応終了
後、塩化アンモニウムを加え、次いでアンモニアとTHF
を減圧留去する。酢酸を加えて酸性とした後、減圧濃縮
し得られる油状物をオクタデシルシリル化シリカゲルカ
ラムクロマトで精製して標記化合物0.17g(47%)を得
る。
IR(KBr,cm-1):3304,3044,2928,2864,1642,1523,1395 ▲[α]20 D▼−26.1°(c=1.01,メタノール) 実施例9と同様の方法で下記の化合物が得られる。
・Nε,Nε−ジメチル−−Nα−[N−(2,2−ジメチ
ル−3−メルカプトプロピオニル)−L−システイニ
ル]−L−リジン (化合物22) Nα−[S−ベンジル−N−(3−ベンジルチオ−2,2
−ジメチルプロピオニル)−L−システイニル]−
Nε,Nε−ジメチル−L−リジン 塩酸塩(化合物25)
を出発原料として用いた。
ル−3−メルカプトプロピオニル)−L−システイニ
ル]−L−リジン (化合物22) Nα−[S−ベンジル−N−(3−ベンジルチオ−2,2
−ジメチルプロピオニル)−L−システイニル]−
Nε,Nε−ジメチル−L−リジン 塩酸塩(化合物25)
を出発原料として用いた。
IR(クロロホルム,cm-1):2960,2928,1648,1497,1261,
1095,1011,807,725 ▲[α]20 D▼−19.5°(c=1.1,メタノール) ・Nα−[N−(2−メルカプト−2−メチルプロピオ
ニル)−L−システイニル]−L−リジン (化合物2
3) Nα−[S−ベンジル−N−(2−ベンジルチオ−2−
メチルプロピオニル)−L−システイニル]−Nε−ベ
ンジルオキシカルボニル−L−リジン(化合物14)を出
発原料として用いた。
1095,1011,807,725 ▲[α]20 D▼−19.5°(c=1.1,メタノール) ・Nα−[N−(2−メルカプト−2−メチルプロピオ
ニル)−L−システイニル]−L−リジン (化合物2
3) Nα−[S−ベンジル−N−(2−ベンジルチオ−2−
メチルプロピオニル)−L−システイニル]−Nε−ベ
ンジルオキシカルボニル−L−リジン(化合物14)を出
発原料として用いた。
IR(KBr,cm-1):3336,2920,2856,1648,1577,1509,1458,
1394 ▲[α]20 D▼−11.7°(c=1.0,メタノール) 実施例10 Nα−[S−ベンジル−N−(3−ベンジルチオ−2,2
−ジメチルプロピオニル)−L−システイニル]−L−
リジン 臭化水素酸塩(化合物24) 化合物12(2.14g)の酢酸(35ml)溶液に氷冷下25%臭
化水素−酢酸溶液(10ml)を加え、室温で50分間撹拌す
る。溶媒を減圧留去し、得られる油状物をシリカゲルカ
ラムクロマトで精製して標記化合物1.83g(93%)を得
る。
1394 ▲[α]20 D▼−11.7°(c=1.0,メタノール) 実施例10 Nα−[S−ベンジル−N−(3−ベンジルチオ−2,2
−ジメチルプロピオニル)−L−システイニル]−L−
リジン 臭化水素酸塩(化合物24) 化合物12(2.14g)の酢酸(35ml)溶液に氷冷下25%臭
化水素−酢酸溶液(10ml)を加え、室温で50分間撹拌す
る。溶媒を減圧留去し、得られる油状物をシリカゲルカ
ラムクロマトで精製して標記化合物1.83g(93%)を得
る。
IR(クロロホルム,cm-1):2964,2924,1727,1642,1508,
1496,1454,1205,699 ▲[α]20 D▼−32.0°(c=1.0,メタノール) 実施例11 Nα−[S−ベンジル−N−(3−ベンジルチオ−2,2
−ジメチルプロピオニル)−L−システイニル]−
Nε,Nε−ジメチル−L−リジン 塩酸塩 (化合物2
5) 化合物24(0.8g)のメタノール(25ml)溶液に氷−メタ
ノールで冷却しながら37%ホルマリン水溶液(1ml)を
加え10分間撹拌し、次いで水素化ホウ素ナトリウム(0.
45g)を少しずつ加えさらに30分間撹拌する。希塩酸を
加えて酸性とし、減圧濃縮した後、クロロホルムで抽出
する。溶媒を減圧留去し得られる油状物をシリカゲルカ
ラムクロマトで精製して標記化合物0.58g(81%)を得
る。
1496,1454,1205,699 ▲[α]20 D▼−32.0°(c=1.0,メタノール) 実施例11 Nα−[S−ベンジル−N−(3−ベンジルチオ−2,2
−ジメチルプロピオニル)−L−システイニル]−
Nε,Nε−ジメチル−L−リジン 塩酸塩 (化合物2
5) 化合物24(0.8g)のメタノール(25ml)溶液に氷−メタ
ノールで冷却しながら37%ホルマリン水溶液(1ml)を
加え10分間撹拌し、次いで水素化ホウ素ナトリウム(0.
45g)を少しずつ加えさらに30分間撹拌する。希塩酸を
加えて酸性とし、減圧濃縮した後、クロロホルムで抽出
する。溶媒を減圧留去し得られる油状物をシリカゲルカ
ラムクロマトで精製して標記化合物0.58g(81%)を得
る。
IR(クロロホルム,cm-1):2956,2928,2860,1731,1661,
1507,1496,1477,1465,1205,700 ▲[α]20 D▼−29.6°(c=1.0,メタノール) 実施例12 Nα−[S−アセチル−N−(3−アセチルチオ−2,2
−ジメチルプロピオニル)−L−システイニル]−Nε
−t−ブトキシカルボニル−L−リジン (化合物26) 化合物16(0.79g)の1N水酸化ナトリウム溶液(5.5ml)
に窒素雰囲気下、塩化アセチル(0.43g)の塩化メチル
(6ml)溶液を氷冷下で激しく撹拌しながら加え、さら
に1.5時間撹拌する。塩化メチレン(30ml)で抽出し、
有機層にトリエチルアミン(0.2ml)を加え、次にヨウ
素の塩化メチレン溶液を溶液が着色され始めるまで加え
る。減圧濃縮して得られる油状物をシリカゲルカラムク
ロマトで精製して標記化合物0.664g(71%)を得る。
1507,1496,1477,1465,1205,700 ▲[α]20 D▼−29.6°(c=1.0,メタノール) 実施例12 Nα−[S−アセチル−N−(3−アセチルチオ−2,2
−ジメチルプロピオニル)−L−システイニル]−Nε
−t−ブトキシカルボニル−L−リジン (化合物26) 化合物16(0.79g)の1N水酸化ナトリウム溶液(5.5ml)
に窒素雰囲気下、塩化アセチル(0.43g)の塩化メチル
(6ml)溶液を氷冷下で激しく撹拌しながら加え、さら
に1.5時間撹拌する。塩化メチレン(30ml)で抽出し、
有機層にトリエチルアミン(0.2ml)を加え、次にヨウ
素の塩化メチレン溶液を溶液が着色され始めるまで加え
る。減圧濃縮して得られる油状物をシリカゲルカラムク
ロマトで精製して標記化合物0.664g(71%)を得る。
IR(film,cm-1):3324,2972,2932,1692,1650,1518,136
6,1246,1168,1133,624 ▲[α]20 D▼−8.4°(c=1.3,メタノール) 実施例13 Nα−[S−アセチル−N−(3−アセチルチオ−2,2
−ジメチルプロピオニル)−L−システイニル]−L−
リジン メチルエステル塩酸塩 (化合物27) 化合物26(0.344g)のメタノール(10ml)溶液に6.5N塩
化水素−ジオキサン(0.3ml)溶液を加え、室温で1時
間撹拌する。減圧濃縮して得られる油状物をシリカゲル
カラムクロマトで精製して標記化合物0.25g(79%)を
得る。
6,1246,1168,1133,624 ▲[α]20 D▼−8.4°(c=1.3,メタノール) 実施例13 Nα−[S−アセチル−N−(3−アセチルチオ−2,2
−ジメチルプロピオニル)−L−システイニル]−L−
リジン メチルエステル塩酸塩 (化合物27) 化合物26(0.344g)のメタノール(10ml)溶液に6.5N塩
化水素−ジオキサン(0.3ml)溶液を加え、室温で1時
間撹拌する。減圧濃縮して得られる油状物をシリカゲル
カラムクロマトで精製して標記化合物0.25g(79%)を
得る。
IR(クロロホルム,cm-1):2956,1745,1690,1647,1517,
1220,1135,625 ▲[α]20 D▼−16.4°(c=1.0,メタノール) 実施例14 3−アミノ−N−[S−ベンジル−N−(3−ベンジル
チオ−2,2−ジメチルプロピオニル)−L−システイニ
ル]プロピルアミン (化合物28) S−ベンジル−N−(3−ベンジルチオ−2,2−ジメチ
ルプロピオニル)−L−システイン](2.04g)および
N−ヒドロキシスクシンイミド(0.563g)のDMF(5ml)
溶液に、氷冷下DCC(1.11g)のDMF(5ml)溶液を撹拌し
ながら滴下する。氷冷下で0.5時間、さらに室温で0.5時
間撹拌した後、不溶物をろ別する。ろ液に1,3−ジアミ
ノプロパン(1.09g)のDMF(30ml)溶液を撹拌しながら
滴下する。滴下終了後1時間撹拌した後、水を加え酢酸
エチルで抽出する。有機層を水次いで飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮する。得
られる油状物をシリカゲルカラムクロマトで精製して標
記化合物1.6g(69%)を得る。
1220,1135,625 ▲[α]20 D▼−16.4°(c=1.0,メタノール) 実施例14 3−アミノ−N−[S−ベンジル−N−(3−ベンジル
チオ−2,2−ジメチルプロピオニル)−L−システイニ
ル]プロピルアミン (化合物28) S−ベンジル−N−(3−ベンジルチオ−2,2−ジメチ
ルプロピオニル)−L−システイン](2.04g)および
N−ヒドロキシスクシンイミド(0.563g)のDMF(5ml)
溶液に、氷冷下DCC(1.11g)のDMF(5ml)溶液を撹拌し
ながら滴下する。氷冷下で0.5時間、さらに室温で0.5時
間撹拌した後、不溶物をろ別する。ろ液に1,3−ジアミ
ノプロパン(1.09g)のDMF(30ml)溶液を撹拌しながら
滴下する。滴下終了後1時間撹拌した後、水を加え酢酸
エチルで抽出する。有機層を水次いで飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮する。得
られる油状物をシリカゲルカラムクロマトで精製して標
記化合物1.6g(69%)を得る。
IR(film,cm-1):3296,2924,1644,1532,1496,1453,702 ▲[α]20 D▼−15.8°(c=1.0,メタノール) 実施例14と同様の方法で下記の化合物が得られる。
・4−アミノ−N−[S−ベンジル−N−(3−ベンジ
ルチオ−2,2−ジメチルプロピオニル)−L−システイ
ニル]ブチルアミン (化合物29) S−ベンジル−N−(3−ベンジルチオ−2,2−ジメチ
ルプロピオニル)−L−システインおよび1,4−ジアミ
ノブタンを出発原料として用いた。
ルチオ−2,2−ジメチルプロピオニル)−L−システイ
ニル]ブチルアミン (化合物29) S−ベンジル−N−(3−ベンジルチオ−2,2−ジメチ
ルプロピオニル)−L−システインおよび1,4−ジアミ
ノブタンを出発原料として用いた。
IR(film,cm-1):3296,2928,1641,1523,1496,1453,702 ▲[α]20 D▼−12.6°(c=1.0,メタノール) ・6−アミノ−N−[S−ベンジル−N−(3−ベンジ
ルチオ−2,2−ジメチルプロピオニル)−L−システイ
ニル]ヘキシルアミン (化合物30) S−ベンジル−N−(3−ベンジルチオ−2,2−ジメチ
ルプロピオニル)−L−システインおよび1,6−ジアミ
ノヘキサンを出発原料として用いた。
ルチオ−2,2−ジメチルプロピオニル)−L−システイ
ニル]ヘキシルアミン (化合物30) S−ベンジル−N−(3−ベンジルチオ−2,2−ジメチ
ルプロピオニル)−L−システインおよび1,6−ジアミ
ノヘキサンを出発原料として用いた。
IR(film,cm-1):3296,2928,1639,1531,1496,1453,701 ▲[α]20 D▼−15.1°(c=1.0,メタノール) 実施例15 5−アミノ−N−[S−ベンジル−N−(3−ベンジル
チオ−2,2−ジメチルプロピオニル)−L−システイニ
ル]ペンチルアミン(化合物31)および N,N′−ビス[S−ベンジル−N−(3−ベンジルチオ
−2,2−ジメチルプロピオニル)−L−システイニル]
1,5−ジアミノペンタン(化合物32) S−ベンジル−N−(3−ベンジルチオ−2,2−ジメチ
ルプロピオニル)−L−システイン(0.627g)のDMF(5
ml)溶液にN−ヒドロキシスクシンイミド(0.173g)を
加えた後、氷冷下DCC(0.34g)のDMF(5ml)溶液を撹拌
しながら滴下する。氷冷下一晩放置した後、不溶物をろ
別する。ろ液に水および酢酸エチルを加え、有機層を水
次いで飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾
燥した後、減圧濃縮する。得られる油状物をクロロホル
ム(10ml)に溶解し、撹拌しながら1,5−ジアミノペン
タン(0.46g)のクロロホルム(10ml)溶液を加え、さ
らに室温で1時間撹拌する。反応液に水を加え有機層を
分取し、飽和重曹水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫
酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮する。得られる油状
物をシリカゲルカラムクロマトで精製して0.372g(49
%)の化合物31と0.254g(38%)の化合物32を得る。
チオ−2,2−ジメチルプロピオニル)−L−システイニ
ル]ペンチルアミン(化合物31)および N,N′−ビス[S−ベンジル−N−(3−ベンジルチオ
−2,2−ジメチルプロピオニル)−L−システイニル]
1,5−ジアミノペンタン(化合物32) S−ベンジル−N−(3−ベンジルチオ−2,2−ジメチ
ルプロピオニル)−L−システイン(0.627g)のDMF(5
ml)溶液にN−ヒドロキシスクシンイミド(0.173g)を
加えた後、氷冷下DCC(0.34g)のDMF(5ml)溶液を撹拌
しながら滴下する。氷冷下一晩放置した後、不溶物をろ
別する。ろ液に水および酢酸エチルを加え、有機層を水
次いで飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾
燥した後、減圧濃縮する。得られる油状物をクロロホル
ム(10ml)に溶解し、撹拌しながら1,5−ジアミノペン
タン(0.46g)のクロロホルム(10ml)溶液を加え、さ
らに室温で1時間撹拌する。反応液に水を加え有機層を
分取し、飽和重曹水および飽和食塩水で洗浄し、無水硫
酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮する。得られる油状
物をシリカゲルカラムクロマトで精製して0.372g(49
%)の化合物31と0.254g(38%)の化合物32を得る。
化合物31の物性 IR(film,cm-1):3292,2928,1641,1533,1496,1453,701 ▲[α]20 D▼−17.0°(c=1.1,メタノール) 化合物32の物性 IR(film,cm-1):3308,2932,1643,1530,1495,1453,702 ▲[α]20 D▼−19.0°(c=1.1,メタノール) 実施例16 5−ヒドロキシ−N−[S−ベンジル−N−(3−ベン
ジルチオ−2,2−ジメチルプロピオニル)−L−システ
イニル]ペンチルアミン (化合物33) S−ベンジル−N−(3−ベンジルチオ−2,2−ジメチ
ルプロピオニル)−L−システイン(4.18g)およびN
−ヒドロキシスクシンイミド(1.15g)のDMF(10ml)溶
液に、氷冷下DCC(2.06g)のDMF(10ml)溶液を撹拌し
ながら滴下し、一晩氷冷下で放置する。析出した不溶物
をろ別した後、ろ液に5−アミノ−1−ペンタノール
(1.55g)のDMF(30ml)溶液を加え、室温で3時間撹拌
する。反応液に水を加えて酢酸エチルで抽出する。酢酸
エチル溶液を飽和重曹水、水次いで飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧濃縮す
る。得られる油状物をシリカゲルカラムクロマトで精製
して標記化合物3.4g(69%)をを得る。
ジルチオ−2,2−ジメチルプロピオニル)−L−システ
イニル]ペンチルアミン (化合物33) S−ベンジル−N−(3−ベンジルチオ−2,2−ジメチ
ルプロピオニル)−L−システイン(4.18g)およびN
−ヒドロキシスクシンイミド(1.15g)のDMF(10ml)溶
液に、氷冷下DCC(2.06g)のDMF(10ml)溶液を撹拌し
ながら滴下し、一晩氷冷下で放置する。析出した不溶物
をろ別した後、ろ液に5−アミノ−1−ペンタノール
(1.55g)のDMF(30ml)溶液を加え、室温で3時間撹拌
する。反応液に水を加えて酢酸エチルで抽出する。酢酸
エチル溶液を飽和重曹水、水次いで飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧濃縮す
る。得られる油状物をシリカゲルカラムクロマトで精製
して標記化合物3.4g(69%)をを得る。
IR(film,cm-1):3300,2928,1636,1528,1494,1453,700 ▲[α]20 D▼−14.6°(c=1.0,メタノール) 薬理試験 本発明化合物のサイムリン様活性をJ.F.Bach等(Bul
l.Inst.Pasteur,76,325 (1978))の方法に準じて調べ
た。
l.Inst.Pasteur,76,325 (1978))の方法に準じて調べ
た。
(実験方法) 胸腺摘出後約2週間経過したC57BL/6系雄性マウス(1
0週齢、1群4匹)の脾臓を摘出し、脾細胞浮遊液(1
×108cells/ml、Hank's溶液)を調製する。この調製液1
00μlに、被験化合物と塩化亜鉛を1:1のモル比でHank'
s溶液に溶解した液100μlを加え、37℃で30分間インキ
ュベートした後、アザチオプリン(50μg/ml、Hank's溶
液)50μlを加え、同温度でさらに60分間インキュベー
トする。この溶液にsheep red blood cell(1×108cel
ls/ml、Hank's溶液)50μlを加え混和し、4℃で一夜
インキュベーションする。次いで穏やかに振って混和し
た後、E−ロゼット形成細胞(E−RFC)を測定した。
陽性対照としてサイムリンと塩化亜鉛を1:1のモル比で
各々1×10-14Mの濃度となる様調製した溶液を用い
て、被験化合物の場合と同様に操作した。
0週齢、1群4匹)の脾臓を摘出し、脾細胞浮遊液(1
×108cells/ml、Hank's溶液)を調製する。この調製液1
00μlに、被験化合物と塩化亜鉛を1:1のモル比でHank'
s溶液に溶解した液100μlを加え、37℃で30分間インキ
ュベートした後、アザチオプリン(50μg/ml、Hank's溶
液)50μlを加え、同温度でさらに60分間インキュベー
トする。この溶液にsheep red blood cell(1×108cel
ls/ml、Hank's溶液)50μlを加え混和し、4℃で一夜
インキュベーションする。次いで穏やかに振って混和し
た後、E−ロゼット形成細胞(E−RFC)を測定した。
陽性対照としてサイムリンと塩化亜鉛を1:1のモル比で
各々1×10-14Mの濃度となる様調製した溶液を用い
て、被験化合物の場合と同様に操作した。
(結果) サイムリン様活性を以下の式により求めた。
本発明化合物を10-9Mの濃度で加えたときの試験結果
の一例を表に示す。
の一例を表に示す。
表に示したように、本発明化合物はいずれもサイムリ
ン様活性を有しており、本発明化合物の有用性を示し
た。
ン様活性を有しており、本発明化合物の有用性を示し
た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07K 5/06 A61K 37/02 ABD
Claims (5)
- 【請求項1】下記一般式[I]で表わされる化合物およ
びその塩類。 [式中、R1およびR2は同一かまたは異なって、水素原
子、低級アルキル基、低級アルカノイル基、フェニルカ
ルボニル基、フェニル低級アルキル基またはフェニル低
級アルコキシカルボニル基を示し、フェニルカルボニル
基、フェニル低級アルキル基およびフェニル低級アルコ
キシカルボニル基のフェニル環は低級アルキル基、ヒド
ロキシ基、低級アルコキシ基またはハロゲン原子で置換
されていてもよい。 R3はヒドロキシ基、低級アルコキシ基、アミノ基または
低級アルキルアミノ基を示す。 R4はヒドロキシ基、 または−COR7を示す。 R5およびR6は同一かまたは異なって、水素原子、低級ア
ルキル基、低級アルカノイル基、低級アルコキシカルボ
ニル基、フェニルカルボニル基、フェニル低級アルキル
基、フェニル低級アルコキシカルボニル基または を示し、フェニルカルボニル基、フェニル低級アルキル
基およびフェニル低級アルコキシカルボニル基のフェニ
ル環は低級アルキル基、ヒドロキシ基、低級アルコキシ
基またはハロゲン原子で置換されていてもよい。 R7はR3と同義。 A、BおよびXは同一かまたは異なって、直鎖または分
枝の低級アルキレン基を示す。 mは0または1を示す。] - 【請求項2】下記一般式[II]で表わされる化合物およ
びその塩類。 [式中、R1およびR2は同一かまたは異なって、水素原
子、低級アルカノイル基、低級アルコキシ基で置換され
ていてもよいフェニル低級アルキル基を示す。 R3はヒドロキシ基または低級アルコキシ基を示す。 R4はヒドロキシ基、 または−COR7を示す。 R5およびR6は同一かまたは異なって、水素原子、低級ア
ルキル基、低級アルコキシカルボニル基、フェニル低級
アルコキシカルボニル基または を示す。 R7はヒドロキシ基、低級アルコキシ基またはアミノ基を
示す。 A、BおよびXは同一かまたは異なって、直鎖または分
枝の低級アルキレン基を示す。 mは0または1を示す。] - 【請求項3】下記一般式[III]で表わされる化合物お
よびその塩類。 [式中、R1およびR2は同一かまたは異なって、水素原
子、アセチル基、ベンジル基またはメトキシベンジル基
を示す。 R3はヒドロキシ基またはメトキシ基を示す。 R4はヒドロキシ基、 または−COR7を示す。 R5およびR6は同一かまたは異なって、水素原子、メチル
基、t−ブトキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボ
ニル基または を示す。 R7はヒドロキシ基、エトキシ基またはアミノ基を示す。 A、BおよびXは同一かまたは異なって、直鎖または分
枝の低級アルキレン基を示す。 mは0または1を示す。] - 【請求項4】一般式[I]で表わされる化合物またはそ
の塩類を有効成分とする免疫異常治療剤。 - 【請求項5】一般式[I]で表わされる化合物またはそ
の塩類 [式中、R1およびR2は同一かまたは異なって、水素原
子、低級アルキル基、低級アルカノイル基、フェニルカ
ルボニル基、フェニル低級アルキル基またはフェニル低
級アルコキシカルボニル基を示し、フェニルカルボニル
基、フェニル低級アルキル基およびフェニル低級アルコ
キシカルボニル基のフェニル環は低級アルキル基、ヒド
ロキシ基、低級アルコキシ基またはハロゲン原子で置換
されていてもよい。 R3はヒドロキシ基、低級アルコキシ基、アミノ基または
低級アルキルアミノ基を示す。 R4はヒドロキシ基、 または−COR7を示す。 R5およびR6は同一かまたは異なって、水素原子、低級ア
ルキル基、低級アルカノイル基、低級アルコキシカルボ
ニル基、フェニルカルボニル基、フェニル低級アルキル
基、フェニル低級アルコキシカルボニル基または を示し、フェニルカルボニル基、フェニル低級アルキル
基およびフェニル低級アルコキシカルボニル基のフェニ
ル環は低級アルキル基、ヒドロキシ基、低級アルコキシ
基またはハロゲン原子で置換されていてもよい。 R7はR3と同義。 A、BおよびXは同一かまたは異なって、直鎖または分
枝の低級アルキレン基を示す。 mは0または1を示す。] の製造方法であって、 1)一般式[IV]で表わされる化合物またはその活性誘
導体と一般式[V]で表わされる化合物を反応させる
か、 2)一般式[VI]で表わされる化合物またはその活性誘
導体と一般式[V]で表わされる化合物を反応させ、次
いで一般式[VII]で表わされる化合物を反応させる方
法。 但し、上記1)、2)の反応においてR1、R2、R3、R5、
R6またはR7が保護基として用いられた場合、反応の途中
または終了時に除去することができる。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2515819A JP2756727B2 (ja) | 1989-11-27 | 1990-11-21 | アミノ酸誘導体 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30735989 | 1989-11-27 | ||
| JP1-307359 | 1989-11-27 | ||
| JP2515819A JP2756727B2 (ja) | 1989-11-27 | 1990-11-21 | アミノ酸誘導体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPWO1991008199A1 JPWO1991008199A1 (ja) | 1991-12-05 |
| JP2756727B2 true JP2756727B2 (ja) | 1998-05-25 |
Family
ID=26565071
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2515819A Expired - Fee Related JP2756727B2 (ja) | 1989-11-27 | 1990-11-21 | アミノ酸誘導体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2756727B2 (ja) |
-
1990
- 1990-11-21 JP JP2515819A patent/JP2756727B2/ja not_active Expired - Fee Related
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