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JP2760721B2 - 計算機システム - Google Patents
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JP2760721B2 - 計算機システム - Google Patents

計算機システム

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JP2760721B2
JP2760721B2 JP4327449A JP32744992A JP2760721B2 JP 2760721 B2 JP2760721 B2 JP 2760721B2 JP 4327449 A JP4327449 A JP 4327449A JP 32744992 A JP32744992 A JP 32744992A JP 2760721 B2 JP2760721 B2 JP 2760721B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数タスクが実行さ
れる計算機システムに係わり、特に固有の実行周期と実
行時間を保有する複数のタスクを管理してスケジューリ
ングする機能を有する計算機システムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図15は、例えば「三菱電機統合制御シ
ステムMELTAS JP−EI S/W構築マニュア
ル」(1991年5月第1版発行)で提供されている計
算機システムのスケジューリングに関する部分の構成図
である。
【0003】まず、周期的スケジューリングの概念につ
いて、図16を用いて説明する。図中の最小基準周期と
は、周期的にタスクの起動をチェックする際の基準周期
となるもので、周期的に実行されるアプリケーションタ
スク1〜L(Lはタスク数)をスケジューリングする最
小周期である。タイムスロットとは、上記最小基準周期
を所定値N(ユーザがシステムに合わせて決定する)で
割った時間単位で、タイムスロット時間毎に、スケジュ
ーラが実行タスク1〜Lの選択を行う。実行レベルと
は、実行タスク1〜Lを周期毎に分類した複数のタスク
の集合で、タイムスロット1〜Nにその実行レベル1〜
Mが割当てられる(割当て方法は後述する)。スケジュ
ーラはスケジューリング実行時に、あるタイムスロット
でそのタイムスロットに割当てられた該実行レベルの起
動待ちタスクを優先的に実行する(実行レベルの選択方
法は後述する)。
【0004】図16の例では、タイムスロット1とタイ
ムスロット2に実行レベル1を、タイムスロット3に実
行レベル2を、タイムスロット(N−1)に実行レベル
Mを割当て、タイムスロットNは、実行レベルの選択時
間やタイムスロットの計算時間として、各タイムスロッ
処理に要するシステム時間のための予備のタイムスロ
ット(α)であり、実行レベル1を割当てる。実行レベ
ル1にはタスク1とタスク2の2つのタスクが、実行レ
ベル2にはタスク3が、実行レベルMにはタスクLが所
属している。スケジューリング時、タイマの値から、後
述するタイムスロット計算部がタイムスロット値を計算
する。最小基準周期毎に、実行周期が巡ってきた実行レ
ベルのタスクが後述する起動タスクキューイング部によ
り起動要求されるが、異なった実行レベルが同時に起動
要求された場合、以下の様にタイムスロット毎に起動要
求実行レベルの切換が実行される。タイムスロット1に
おいては、実行レベル1が選択され、実行レベル1のタ
スク1が実行されている。タイムスロット2において
も、実行レベル1が選択され、同様にタスク1が実行さ
れている。タイムスロット3においては実行レベル2が
選択され、実行レベル2の所属タスク3が実行される。
タイムスロットNは、予備のタイムスロットなので、最
小基準周期内で未実行のタスクが実行される。以上の様
な実行レベル選択が、最小基準周期毎に繰り返される。
【0005】図15において、11は、ユーザから提供
される各タスクに対する固有の実行周期と実行時間を含
むタスク情報12からタスクを実行レベルに分類し、実
行レベルを割当てたタイムスロットの情報を含むテーブ
ル情報(変更値)23を生成し、タイムスロット対応タ
スク情報テーブル21に該テーブル情報23を格納する
タイムスロット割当て部であり、図17に示すように、
タスク情報12から各タスクの実行周期を判別する実行
周期判別手段11aと、この判別結果に基づき各タスク
を実行周期の短い実行レベルから長いレベルまでレベル
分けする分類手段11bと、各タイムスロットに上記実
行レベルを割当てるタイムスロット割当て手段11c等
から成る。一方、図15の13は後述するタイムスロッ
ト計算部16からのタイムスロット変更割込み17をト
リガとして、タイムスロット対応タスク情報テーブル2
1からのテーブル情報(現在値)22と、後述するタイ
ムスロット情報格納部18からのタイムスロット値(現
在値)20に基づき実行タスクを選択し、起動をかける
スケジューリング実行部、16はオペレーティングシス
テムの機能であるソフトウエア(以下、S/Wと略記す
る)タイマ14からの定周期割込み15で起動され、現
在の時刻からタイムスロット値(変更値)19を算出
し、タイムスロット情報格納部18にその値を書き込む
とともに、このタイムスロット情報変更時にスケジュー
リング実行部13にタイムスロット変更割込み17をか
け、現在のタスク実行を中断させ、起動タスク選択をス
ケジューリング実行部13に行わせるタイムスロット計
算部であり、算出したタイムスロット値は内部にも保持
され、このタイムスロット値が次回の算出時にタイムス
ロットの前回値としてインクリメントされる。24は、
ユーザからタスク情報12として渡される起動要求タス
ク25を、タイムスロット対応タスク情報テーブル21
内の後述するタスク管理テーブルで生成されるキュー
(待ち行列)にキューイングする起動タスクキューイン
グ部である。
【0006】図18は図15のタイムスロット対応タス
ク情報テーブル21に含まれる各テーブルの詳細図であ
る。211はタイムスロット1〜Nの各々に割当てた実
行レベル1〜Mの情報を格納するタイムスロット管理テ
ーブル、212a〜212cは各タイムスロット値に割
当てられた各実行レベルのタスクのキューイング状態を
格納するレベル管理テーブル、213a1〜213a
n,213b1,213c1,213c2は上述したキ
ューを生成するためのタスク管理テーブルである。上記
タイムスロット管理テーブル211には、各タイムスロ
ット1〜Nに割当てられた実行レベル1〜Mに対応する
レベル管理テーブル212a〜212cのアドレスを示
すポインタa〜cが格納される。タイムスロットNはシ
ステム時間のための予備のタイムスロット(α)で、実
行レベル小のタスクを優先的に実行するために実行レベ
ル1を割当てる。タスク管理テーブル213a1〜21
3c2には、次のタスク管理テーブルのアドレスを指す
ポインタ(ただし、キューの最後尾のタスク管理テーブ
ル213an,213b1,213c2のポインタは後
に続くテーブルがないことを示すNULLポインタ)
と、起動タスクの情報が格納される。また、レベル管理
テーブル212a〜212cには、各々の実行レベルで
のキューの先頭にあるタスク管理テーブルのアドレスを
指すポインタと、最後尾にあるタスク管理テーブルのア
ドレスを指すポインタが格納される。例えば、レベル1
用のレベル管理テーブル212aには、実行レベル1に
所属するキューイングタスクの先頭タスク管理テーブル
213a1のアドレスを示すポインタa1と、同最後尾
タスク管理テーブル213anのアドレスを示すポイン
タanを格納することで、これらのタスク管理テーブル
213a1〜213anに示されたタスクが実行待ちタ
スクであるという情報を提供する。
【0007】次に動作について説明する。まず、タイム
スロット割当て部11による上記タイムスロット管理テ
ーブル211への実行レベルの割当て手段について、図
19,図20のフロー図を用いて説明する。割当てに先
立って、入力されたタスク情報12に基づき、実行周期
判別手段11aと分類手段11bにより、全ての起動タ
スクを実行周期毎にM個(ユーザが実行タスク数とシス
テムの能力から決定する数)の実行レベルに分類する
(ST191)。次に、タイムスロット割当て手段11
cにより、実行レベル1〜Mについて以下の処理を繰り
返す(ST192)。まず、実行レベル1について、最
小基準周期単位の実行時間の合計を、実行レベル1に所
属する全てのタスク実行時間の総和に、実行レベル1の
実行周期の最小基準周期に対する割合を掛けることで求
める(ST193)。例えば、実行レベル1のタスクの
実行周期が100ms、実行レベル1のタスクの実行時
間合計が40ms、最小基準周期が50msの時、40
×(50/100)=20msが求める値となる。即
ち、実行レベル1は最小基準周期内で20msの実行時
間が必要となる。その結果をタイムスロット時間で割
り、小数点以下を切上げ、最小基準周期内で実行レベル
1に必要なタイムスロット数を求める(ST194)。
前述の例では、タイムスロット時間が10msの時、2
0/10=2、故に2個のタイムスロットが必要とな
る。以上の処理を同様に実行レベル2からMまで繰り返
し(ST195)、各実行レベルに必要なタイムスロッ
ト数を求める。次に最小基準周期内でタスクの実行に必
要となるシステムの実行時間に必要なタイムスロット数
を、システム実行時間をタイムスロット時間で割り、少
数点以下を切り上げて求める(ST196)。以上で、
各々の実行レベルとシステムが必要とするタイムスロッ
ト数が算出できるが、ただし、その合計が最小基準周期
のタイムスロット数Nを越えると、実行最大負荷を越え
スケジューリング不可となるため、その合計と最小基準
周期のタイムスロット数Nを比較し(ST197)、合
計の方がタイムスロット数Nより大きい場合は、実行レ
ベル1から順に必要タイムスロット数だけ、レベル管理
テーブルへのポインタをタイムスロット管理テーブル2
11に格納し、タイムスロット管理テーブル211が満
たされたとき、残りのレベルは無視するようにする(S
T199)。合計がタイムスロット数Nより小さい場合
は、実行レベル1から順にタイムスロット管理テーブル
211に格納する(ST198)。以上でタイムスロッ
トへの実行レベルの割当てを終了する。
【0008】次に、スケジューリング実行部13による
タイムスロット管理テーブル211を用いたスケジュー
リング方法を、図21のフロー図を用いて説明する。S
/Wタイマ14からの定周期タイマ割込み15を受け
て、タイムスロット計算部16はタイムスロット値19
を計算し、タイムスロット情報格納部18にその値を格
納し、タイムスロット変更割込み17をスケジューリン
グ実行部13に出力する。スケジューリング実行部13
はこの変更割込み17を受けて、動作を開始する。現在
のタイムスロット値20をタイムスロット情報格納部1
8から獲得し(ST211)、獲得したタイムスロット
値に割当てられている実行レベルを図18のタイムスロ
ット管理テーブル211の実行レベル1〜Mから獲得す
る(ST212)。該実行レベルにキューイングされた
タスク(実行待ちタスク)の存在を、該レベル管理テー
ブル212a〜212cを用いてチェックし(ST21
3)、キューイングされていればその先頭タスクを実行
する(ST214)。例えば、タイムスロット情報格納
部18からのタイムスロット値が1の時、スケジューリ
ング実行部13はタイムスロット管理テーブル211に
よりポインタaで示されるレベル管理テーブル212a
を確認し、そのポインタa1で示される先頭タスク管理
テーブル213a1のタスクを実行する。キューインイ
グされていなければ実行レベルをインクリメントし(S
T216)、次の実行レベルのレベル管理テーブルにつ
いてキューイング状態のチェックを繰り返す。実行レベ
ルのチェックは、現タイムスロットに割り当てられた実
行レベルを先頭に、図22のようにサイクリックに行う
ため、実行レベルがMを越えたら実行レベルを1に戻す
(ST217,ST218)。以上のチェックで全ての
実行レベルを一巡したら(ST219)、全ての実行レ
ベルに実行タスク無しと判断する(ST220)。実行
タスクが有る場合,無い場合ともに、タイムスロット変
更割込み17を待って(ST215)、次のタイムスロ
ット値の獲得へ戻り、以上の動作を繰り返す。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の計算機システム
は以上の様に構成されているので、図19,図20に示
したタイムスロット割当て方法では、周期的スケジュー
リングを行なうことでプロセッサへの負担を均等にでき
るが、最小基準周期でタスク起動の周期的チェックを実
行するため、最小基準周期未満の周期的スケジューリン
グは不可能となる。このため、最小基準周期未満の実行
周期のタスクについては、このようなタスクが存在しな
いようにユーザは実行周期を決定せねばならないという
問題点があった。また、予めユーザより指定された実行
要求タスク,即ちタイムスロット管理テーブルに割付け
られたタスクしか実行できないので、周期的タスクとと
もに、エラー処理等の非周期的に発生する割込み処理を
行なうことができないという問題点があった。
【0010】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたものであり、従来の周期的スケジューリン
グに加え、実行周期が最小基準周期未満のタスクが存在
する場合のスケジューリングを提供し、全ての周期のタ
スクのスケジューリングを可能にした計算機システムを
得ることを目的とする。また、周期的タスクとともに、
エラー処理等の非周期的に発生する割込み処理も可能に
した計算機システムを得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の発明に
係る計算機システムは、固有の実行周期と実行時間を保
有する複数のタスクを管理してスケジューリングする機
能を有する計算機システムにおいて、各タスクの実行周
期を判別する実行周期判別手段と、この実行周期判別手
段の判別結果に基づき、各タスクを実行周期の短い実行
レベルから長い実行レベルまでレベル分けする分類手段
と、周期的にタスクの起動をチェックする際の基準とな
る最小基準周期を所定値で割った時間単位であるタイム
スロットに、上記実行レベルを割当てるタイムスロット
割当て手段と、最小実行周期のタスクが分類された実行
レベルの実行周期が上記最小基準周期より短いか否かを
判定する比較手段と、この比較結果に基づき、予め設定
された周期に従って、各タイムスロットに上記実行レベ
ルを割当てる周期的スケジューリングモードと、全ての
タイムスロットに最小実行周期のタスクが分類された実
行レベルを割当てるプライオリティスケジューリングモ
ードとを切換えるスケジューリングモード切換手段と、
現時刻に対応するタイムスロットに割当てられた実行レ
ベルからタスクスケジューリングを実行するスケジュー
リング実行手段とを備え、上記比較手段で最小実行周期
のタスクが分類された実行レベルの実行周期が最小基準
周期よりも短いと判定されたとき、上記スケジューリン
グモード切換手段は通常の周期的スケジューリングモー
ドからプライオリティスケジューリングモードに切換
え、これに基づき上記タイムスロット割当て手段は、全
てのタイムスロットに最小実行周期のタスクが分類され
た実行レベルを割当てるようにしたものである。
【0012】また、第2の発明に係る計算機システム
は、各タスクの実行周期を判別する実行周期判別手段
と、この実行周期判別手段の判別結果に基づき、各タス
クを実行周期の短い実行レベルから長い実行レベルまで
レベル分けする分類手段と、周期的にタスクの起動をチ
ェックする際の基準となる最小基準周期を所定値で割っ
た時間単位であるタイムスロットに、上記実行レベルを
割当てるタイムスロット割当て手段と、現時刻に対応す
るタイムスロットに割当てられた実行レベルからタスク
スケジューリングを実行するスケジューリング実行手段
とを備えるとともに、エラー発生等の非周期的イベント
の発生を上記スケジューリング実行手段に割込みで通知
する割込み発生手段と、上記割込み発生時の処理を行な
う割込み処理手段とを備え、上記スケジューリング実行
手段は、上記割込み発生時、予め定められた上記周期的
タスクと割込み処理の優先度,即ちプライオリティに基
づき割込み処理が周期的タスクよりプライオリティが高
い時は、上記周期的タスクの実行を一時中断して上記割
込み処理手段に割込み処理を実行させるようにしたもの
である。
【0013】一方、第3の発明に係る計算機システム
は、上記第1の発明同様、各タスクの実行周期を判別す
る実行周期判別手段と、この実行周期判別手段の判別結
果に基づき、各タスクを実行周期の短い実行レベルから
長い実行レベルまでレベル分けする分類手段と、周期的
にタスクの起動をチェックする際の基準となる最小基準
周期を所定値で割った時間単位であるタイムスロット
に、上記実行レベルを割当てるタイムスロット割当て手
段と、最小実行周期のタスクが分類された実行レベルの
実行周期が上記最小基準周期より短いか否かを判定する
比較手段と、この比較結果に基づき、予め設定された周
期に従って、各タイムスロットに上記実行レベルを割当
てる周期的スケジューリングモードと、全てのタイムス
ロットに最小実行周期のタスクが分類された実行レベル
を割当てるプライオリティスケジューリングモードとを
切換えるスケジューリングモード切換手段と、現時刻に
対応するタイムスロットに割当てられた実行レベルから
タスクスケジューリングを実行するスケジューリング実
行手段とを備えるとともに、ハードウェアタイマからの
クロックに基づきタイムスロット時間毎に上記スケジュ
ーリング実行手段に割込みを発生する割込み発生器と、
ハードウェアタイマからのクロックに基づき各タイムス
ロット値をカウントするカウンタと、上記カウンタによ
りタイムスロット値がセットされ、上記割込み発生器か
らの割込み発生毎に上記スケジューリング実行手段によ
り現時刻のタイムスロット値が読み出されるレジスタと
を備え、上記比較手段で最小実行周期のタスクが分類さ
れた実行レベルの実行周期が最小基準周期よりも短いと
判定されたとき、上記スケジューリングモード切換手段
は通常の周期的スケジューリングモードからプライオリ
ティスケジューリングモードに切換え、これに基づき上
記タイムスロット割当て手段は、全てのタイムスロット
に最小実行周期のタスクが分類された実行レベルを割当
てるようにしたものである。
【0014】
【作用】第1の発明における計算機システムは、タイム
スロット割当て手段が実行レベルのタイムスロット割当
てを実行するに先立って、上記実行周期判別手段,分類
手段及び比較手段により、最小基準周期未満の実行周期
のタスクの存在をチェックする。もし存在した場合は、
スケジューリングモード切換手段が通常の周期的スケジ
ューリングモードからプライオリティスケジューリング
モードに切換える。タイムスロット割当て手段は、スケ
ジューリングモードがプライオリティスケジューリング
モードとなっていることを認識すると、全てのタイムス
ロットに最小実行周期の実行レベルを割当てる。スケジ
ューリング実行手段は、全てのタイムスロットで、割当
てられた最小実行周期の実行レベルから順にタスクを実
行する。全てのタイムスロットに最小実行周期の実行レ
ベルを割当てることで、常に最小実行周期の実行レベル
から順にタスクをチェックすることになり、結果とし
て、最小実行周期の実行レベルに最大のプライオリティ
を与え、タイムスロット単位でタスクの起動をチェック
するプライオリティスケジューリングが実現される。
【0015】また、第2の発明における計算機システム
は、スケジューリング実行手段が割込み発生手段からの
割込みの有無をチェックし、割込みが無い場合は通常の
周期的スケジューリングを行なう。割込みが有れば、周
期的タスクと割込み処理のプライオリティに基づき、割
込み処理のプライオリティが高ければ割込み処理手段に
割込み処理を行なわせる。割込み処理のプライオリティ
が低ければ通常の周期的スケジューリングを行なう。こ
れにより、周期的スケジューリングと、エラー処理等の
非周期的に発生する割込み処理のプライオリティ制御が
可能となる。
【0016】一方、第3の発明における計算機システム
は、ハードウェアタイマからのクロックにより割込み発
生器及びカウンタが動作し、割込み発生器からスケジュ
ーリング実行手段へタイムスロット時間毎に割込みが発
生するとともに、カウンタからレジスタに各時刻のタイ
ムスロット値がセットされる。スケジューリング実行手
段は、タイムスロット時間毎の割込みが入るとレジスタ
を見に行き、現時刻に対応するタイムスロット値を得
る。このタイムスロット値を用いて、上記第1の発明と
同様のスケジューリング処理を行なう。タイマにハード
ウェアタイマを用い、レジスタに自動的にタイムスロッ
ト値をセットすることによって、システムにかかる負荷
を軽減し、処理速度の向上を実現できる。
【0017】
【実施例】実施例1.以下、この発明の実施例を図につ
いて説明する。図1は、実施例1による計算機システム
のスケジューリングに関する部分の構成図である。図に
おいて、26は新たに設けられたスケジューリングモー
ド選択部であり、タスク情報12から、起動タスクの実
行周期中,最小基準周期未満のタスクの有無をチェック
し、もし存在すればスケジューリングモードとしてプラ
イオリティスケジューリングモードを選択し、存在しな
ければ従来の周期的スケジューリングモードを選択す
る。27は上記スケジューリングモード選択部26が選
択結果として出力するスケジューリングモード信号であ
る。11は、上記スケジューリングモード選択部26か
らスケジューリングモード信号17を受け取り、周期的
スケジューリングモードなら従来のものと同様の動作を
行い、プライオリティスケジューリングモードなら、全
てのタイムスロットに実行レベル1を割当てるタイムス
ロット割当て部であり、この機能は図17に示したタイ
ムスロット割当て手段11cにより実現される。その他
については従来のシステムと同様である。
【0018】図2は上記スケジューリングモード選択部
26の内部構成を示す機能ブロック図である。図におい
て、26aはタスク情報12に基づき各タスクの実行周
期を判別する実行周期判別手段、26bは上記実行周期
判別手段26aの判別結果に基づき、各タスクを実行周
期の短い実行レベルから長い実行レベルまでレベル分け
する分類手段、26cは上記分類手段26bにより最小
実行周期のタスクが分類された実行レベルの実行周期が
上記最小基準周期より短いか否かを判定する比較手段、
26dはこの比較結果に基づき、従来からの周期的スケ
ジューリングモードと、新たなスケジューリングモード
として全てのタイムスロットに最小実行周期のタスクが
分類された実行レベルを割当てるプライオリティスケジ
ューリングモードとを切換えるスケジューリングモード
切換手段であり、このスケジューリングモード切換手段
26dの出力がスケジューリングモード信号27とな
る。なお、上記実行周期判別手段26aと分類手段26
bは、従来からタイムスロット割当て部11に備わって
いる実行周期判別手段11a及び分類手段11b(図1
7参照)と同様なものである。従って、これらを一組だ
け備えてタイムスロット割当て部11とスケジューリン
グモード選択部26で共用することも可能である。
【0019】次に、本実施例におけるタイムスロット割
当て方法について図3,図4のフロー図を用いて説明す
る。まず、スケジューリングモード選択部26は、実行
周期判別手段26aにより全ての起動タスクの実行周期
を判別し、分類手段26bにより実行周期別に実行レベ
ルに分類する(ST31)。例えば、実行周期50ms
のタスクは実行レベル1に、実行周期70msのタスク
は実行レベル2に、という具合に分類する。次に、スケ
ジューリングモード選択部26は、比較手段26cによ
り最小実行周期のタスクが所属する実行レベル1の実行
周期と最小基準周期を比較し(ST32)、実行レベル
1の周期の方が小さければ、スケジューリングモード切
換手段26dによりプライオリティスケジューリングモ
ードを選択し(ST34)、大きければ従来同様の周期
的スケジューリングモードを選択する。(ST33)。
次に、タイムスロット割当て部11は、スケジューリン
グモード信号27を受け取り、このモードをチェックし
(ST35)、これがプライオリティスケジューリング
モードの場合は、図5に示すように、タイムスロット管
理テーブル211の全てのタイムスロット1〜Nに実行
レベル1を割当てる(ST36)。スケジューリングモ
ードが周期的スケジューリングモードの場合は、従来の
システムと同様の処理を行なう。即ち、タイムスロット
割当て部11は、実行レベル1〜Mについて以下の処理
を行う(ST37)。実行レベル1について、実行レベ
ル1の全てのタスク実行時間の総和に、実行レベル1の
実行周期の最小基準周期に対する割合を掛けることで、
実行レベル1のタスクの実行時間合計が最小基準周期内
に占める時間を求める(ST38)。従来例でも述べた
ように、例えば、実行レベル1のタスクの実行周期が1
00ms、実行レベル1のタスクの実行時間合計が40
ms、最小基準周期が50msの時、40×(50/1
00)=20msが求める値となる。即ち、実行レベル
1は最小基準周期内で20msの実行時間が必要とな
る。その結果をタイムスロット時間で割り、小数点以下
を切上げ、最小基準周期内で実行レベル1に必要なタイ
ムスロット数を求める(ST39)。前述の例では、タ
イムスロット時間が10msの時、20/10=2、故
に2個のタイムスロットが必要となる。以上の処理を同
様に実行レベル2からMまで繰り返し(ST40)、各
実行レベルに必要なタイムスロット数を求める。次にタ
スクの実行に必要となるシステムの実行時間に必要なタ
イムスロット数を求める(ST41)。以上で、各々の
実行レベルが必要とするタイムスロット数が算出できる
が、ただし、その合計が最小基準周期のタイムスロット
数Nを越えると、実行最大負荷を越え制御不可となるた
め、その合計とNを比較し(ST42)、合計がタイム
スロット数Nを越えている場合は、実行レベル1から順
に必要タイムスロット数だけタイムスロット管理テーブ
ル211に格納し、テーブルが満たされたとき、残りの
レベルは無視するようにする(ST44)。Nのほうが
大きい場合は問題なく、実行レベル1から順にタイムス
ロット管理テーブル211に格納する(ST43)。以
上でタイムスロットへの実行レベルの割当てを終了す
る。
【0020】タイムスロット割当て後のスケジューリン
グ実行は、従来の手段と同様の動作を行う。この時、プ
ライオリティスケジューリングモードで図5に示したよ
うにタイムスロット管理テーブル211が生成された場
合は、従来例で示した図21のフロー図は図6に示すよ
うになり、全てのタイムスロットで実行レベル1を得て
ST221)、実行レベル1から図22に従ってレベ
ル管理テーブル212a〜212cをチェックし、最初
に発見したキューイングタスクを実行する。この結果、
実行レベル1に最大のプライオリティを与え、実行レベ
ルMに最小のプライオリティを与えることになる。即
ち、どのタイムスロットにおいても実行レベル1を獲得
し、図22の実行レベル探索に従い実行タスクを決定す
るので、実行レベルの小さいタスクが終了しない限り、
大きいタスクは実行されない。この結果、実行レベルの
小さいタスクほど高いプライオリティを与えるプライオ
リティスケジューリングが実現される。この場合、従来
例で示した図16は図7に示すようになる。
【0021】実施例2.図8は実施例2の計算機システ
ムのスケジューリングに関する部分の構成図である。本
実施例は、図1の実施例1のものに、エラー発生等の非
周期的イベントの発生をスケジューリング実行部13に
割込みで知らせる割込み発生部28と、割込みが生じた
時の処理を行なう割込み処理部29と、予め定められた
周期的タスクと上記割込み処理との間のプライオリティ
情報を格納しておくプライオリティ情報格納部30とを
設けたものである。そして、スケジューリング実行部1
3は、通常は実施例1のような周期的スケジューリング
を行い、エラー発生等により割込み発生部28より割込
み(割込み種類を含む)31が入った時は、プライオリ
ティ情報格納部30からのプライオリティ情報32に基
づき、その割込み処理が周期的タスクよりプライオリテ
ィが高ければ、割込み処理要求(割込み種類を含む)3
3を割込み処理部29へ送り、周期的タスクの実行を一
時中断して割込み処理を行なうようにしたものである。
【0022】上記割込み発生部28は、図9に示すよう
に、割込み種類通知テーブル28aと、割込み発生通知
テーブル28bと、実行タスク監視部28cとを有して
おり、以下、エラー割込みを例にとって説明する。計算
機システムの実行中タスク28dは自タスク内に何らか
のエラーが生じると、その割込み種類28eを割込み種
類テーブル28aに書き込み、割込み発生通知テーブル
28bには割込み発生信号28fをセットする。一方、
実行タスク監視部28cは、割込み発生通知テーブル2
8bを一定周期でポーリングし、該テーブル28bから
の割込み発生信号28gがセットされると、割込み種類
通知テーブル28aから割込み種類28hを獲得し、そ
れを割込み31によりスケジューリング実行部13へ送
る。処理終了後は、再び割込み発生通知テーブル28b
のポーリングに入る。一方、上記割込み処理部29は、
図10に示すように、割込み種類通知テーブル29a
と、割込み処理要求通知テーブル29bと、割込みハン
ドラ29cと、割込み種類に対応した複数の割込み処理
ルーチン(1)29d〜(n)29fとを有している。
スケジューリング実行部13は、割込み発生部28から
割込み種類を含む割込み31を受けとると、割込み種類
に対応する割込み処理のプライオリティと周期的タスク
のプライオリティを比較し、割込み処理のプライオリテ
ィの方が高ければ、割込み処理部29の割込み種類通知
テーブル29aに該割込み種類33bを書き込み、その
後,割込み処理要求通知テーブル29bに割込み処理要
求33aをセットする。一方、割込みハンドラ29c
は、割込み処理要求通知テーブル29bを一定周期でポ
ーリングし、もし該テーブル29bからの割込み処理要
求29gがセットされると、割込み種類通知テーブル2
9aから割込み種類29hを獲得し、それに応じて割込
み処理起動信号29i〜29kを出力し割込み処理ルー
チン(1)29d〜(n)29fのうち1つを起動す
る。処理が終了すると、再び割込み処理要求通知テーブ
ル29bのポーリングに入る。
【0023】次に、本実施例のスケジューリング動作に
ついて、図11のフロー図を用いて説明するまず、スケ
ジューリング実行部13が割込みの有無をチェックし
(ST111)、割込みが無い場合は実施例1同様の周
期的スケジューリングを行なう。割込みが有れば以下の
処理を行なう。割込み処理と周期的タスクの間のプライ
オリティが予め格納されたプライオリティ情報格納部3
0から、割込み処理と周期的タスクのプライオリティ情
報32を得てこれらを比較し(ST112)、割込み処
理のプライオリティが高ければ、割込み処理を実行し
(ST114)、割込みをクリアする(ST115)。
割込み処理のプライオリティが低ければ、割込みをペン
ディングし(ST113)、実施例1における通常の周
期的スケジューリングを行なう。ただし、この周期的ス
ケジューリングにおいて、実行タスクが無い場合(ST
124)、このタイムスロットを利用してペンディング
割込みの処理を行なう(ST125→ST126)。割
込み処理後は割込みをクリアする(ST127)。以上
の動作により、周期的スケジューリングと、エラー処理
等の非周期的に発生する割込み処理のプライオリティ制
御も可能となる。即ち、従来例や実施例1においては、
予めユーザにより指定されてタイムスロット管理テーブ
ル211に割付けられたタスクしか実行できないが、上
記のような割込み発生部28と割込み処理部29を付加
することで、非周期的に発生するエラー処理などを、そ
のプライオリティを予め高くしておくことにより、周期
的スケジューリングを一時中断して実行することができ
る。なお、本実施例では、図1の実施例1のものに上記
のような割込み処理機能を付加したものについて説明し
たが、図15の従来例のものに適用することも可能であ
る。
【0024】実施例3.図13は実施例3の計算機シス
テムのスケジューリングに関する部分の構成図である。
本実施例は、図1の実施例1におけるS/Wタイマ1
4,タイムスロット計算部16及びタイムスロット情報
格納部18をハードウェアで構成したものである。即
ち、34は図1のS/Wタイマ14の代りとなるハード
ウェア(以下、H/Wと略記する)タイマで、計算機シ
ステムが元々有するものである。35は上記H/Wタイ
マ34からのクロック36に基づきタイムスロット時間
毎にスケジューリング実行部13に割込み37を発生す
る割込み発生器、38〜40は上記H/Wタイマ34か
らのクロック36に基づき各タイムスロット値1〜Nを
それぞれカウントするN個のカウンタで、これら割込み
発生器35及びカウンタ38〜40は図1のタイムスロ
ット計算部16の代りに設けられたものである。41は
上記各カウンタ38〜40の出力42により各タイムス
ロット値1〜Nに対応するビットがセットされ、上記割
込み発生器35からの割込み発生毎にスケジューリング
実行部13により現時刻のタイムスロット値43が読み
出されるタイムスロットレジスタで、これは図1のタイ
ムスロット情報格納部18の代りに設けられたものであ
る。
【0025】次に、本実施例のスケジューリング動作に
ついて、図14のフロー図を用いて説明する。H/Wタ
イマ34のクロック36を用い、割込み発生器35はタ
イムスロット時間毎にスケジューリング実行部13に割
込み37を発生する。カウンタ(1)38からカウンタ
(N)40はH/Wタイマ34のクロック36を利用し
て、それぞれ定められたタイムスロット値1〜Nをカウ
ントし、最小基準周期毎にタイムスロットレジスタ41
の対応ビットをセットする。スケジューリング実行部1
3は、割込み発生器35からタイムスロット時間毎の割
込み37が入るとタイムスロットレジスタ41を見に行
き、セットされたビットからタイムスロット値43を得
る(ST141)。スケジューリング実行部13は、タ
イムスロット値を獲得後、タイムスロットレジスタ41
をリセットする。このタイムスロット値を用いて、実施
例1と同様のスケジューリング処理を行ない、H/Wタ
イマ割込みを待って(ST145)、次のタイムスロッ
ト値の獲得へ戻り、以上の動作を繰り返す。タイマにH
/Wタイマを用い、レジスタに自動的にタイムスロット
値をセットすることによって、システムにかかる負荷を
軽減し、処理速度の向上を実現できる。即ち、実施例1
では、オペレーティングシステムのS/Wタイマ機能を
用い、現在の時刻を獲得する処理,タイムスロットの計
算,スケジューリング実行部13へのタイムスロット変
更割込みの通知といった処理を全てソフトウエアで実現
している。この場合、タイムスロットの前回値の保持が
必要な上、オーバヘッド時間(図7のシステム時間)が
大きくなるという欠点がある。これに対し、本実施例の
ように、以上の機能を、H/Wタイマを用いて割込み発
生器,カウンタ及びレジスタなどのハードウェアで実現
した場合、タイムスロットの前回値保持が不要となる
上、オーバヘッドを低減でき、高速なスケジューリング
が可能となる。
【0026】
【発明の効果】以上のように、この発明の第1の発明に
よれば、固有の実行周期と実行時間を保有する複数のタ
スクを管理してスケジューリングする機能を有する計算
機システムにおいて、各タスクの実行周期を判別する実
行周期判別手段と、この実行周期判別手段の判別結果に
基づき、各タスクを実行周期の短い実行レベルから長い
実行レベルまでレベル分けする分類手段と、周期的にタ
スクの起動をチェックする際の基準となる最小基準周期
を所定値で割った時間単位であるタイムスロットに、上
記実行レベルを割当てるタイムスロット割当て手段と、
最小実行周期のタスクが分類された実行レベルの実行周
期が上記最小基準周期より短いか否かを判定する比較手
段と、この比較結果に基づき、予め設定された周期に従
って、各タイムスロットに上記実行レベルを割当てる周
期的スケジューリングモードと、全てのタイムスロット
に最小実行周期のタスクが分類された実行レベルを割当
てるプライオリティスケジューリングモードとを切換え
るスケジューリングモード切換手段と、現時刻に対応す
るタイムスロットに割当てられた実行レベルからタスク
スケジューリングを実行するスケジューリング実行手段
とを備え、上記比較手段で最小実行周期のタスクが分類
された実行レベルの実行周期が最小基準周期よりも短い
と判定されたとき、上記スケジューリングモード切換手
段は通常の周期的スケジューリングモードからプライオ
リティスケジューリングモードに切換え、これに基づき
上記タイムスロット割当て手段は、全てのタイムスロッ
トに最小実行周期のタスクが分類された実行レベルを割
当てるようにしたので、可能な限り周期的スケジューリ
ングを行うことでプロセッサへの負担を均等にするとと
もに、スケジューリング不可能な周期のタスクが存在す
る場合は、それを最優先で実行することになり、全ての
周期のタスクに対応したスケジューリングが可能になる
という効果が得られる。
【0027】また、第2の発明によれば、各タスクの実
行周期を判別する実行周期判別手段と、この実行周期判
別手段の判別結果に基づき、各タスクを実行周期の短い
実行レベルから長い実行レベルまでレベル分けする分類
手段と、周期的にタスクの起動をチェックする際の基準
となる最小基準周期を所定値で割った時間単位であるタ
イムスロットに、上記実行レベルを割当てるタイムスロ
ット割当て手段と、現時刻に対応するタイムスロットに
割当てられた実行レベルからタスクスケジューリングを
実行するスケジューリング実行手段とを備えるととも
に、エラー発生等の非周期的イベントの発生を上記スケ
ジューリング実行手段に割込みで通知する割込み発生手
段と、上記割込み発生時の処理を行なう割込み処理手段
とを備え、上記スケジューリング実行手段は、上記割込
み発生時、予め定められた上記周期的タスクと割込み処
理のプライオリティに基づき割込み処理が周期的タスク
よりプライオリティが高い時は、上記周期的タスクの実
行を一時中断して上記割込み処理手段に割込み処理を実
行させるようにしたので、周期的スケジューリングと、
エラー処理等の非周期的に発生する割込み処理のプライ
オリティ制御が可能となる効果が得られる。
【0028】一方、第3の発明によれば、上記第1の発
明同様に、各タスクの実行周期を判別する実行周期判別
手段と、この実行周期判別手段の判別結果に基づき、各
タスクを実行周期の短い実行レベルから長い実行レベル
までレベル分けする分類手段と、周期的にタスクの起動
をチェックする際の基準となる最小基準周期を所定値で
割った時間単位であるタイムスロットに、上記実行レベ
ルを割当てるタイムスロット割当て手段と、最小実行周
期のタスクが分類された実行レベルの実行周期が上記最
小基準周期より短いか否かを判定する比較手段と、この
比較結果に基づき、予め設定された周期に従って、各タ
イムスロットに上記実行レベルを割当てる周期的スケジ
ューリングモードと、全てのタイムスロットに最小実行
周期のタスクが分類された実行レベルを割当てるプライ
オリティスケジューリングモードとを切換えるスケジュ
ーリングモード切換手段と、現時刻に対応するタイムス
ロットに割当てられた実行レベルからタスクスケジュー
リングを実行するスケジューリング実行手段とを備える
とともに、ハードウェアタイマからのクロックに基づき
タイムスロット時間毎に上記スケジューリング実行手段
に割込みを発生する割込み発生器と、ハードウェアタイ
マからのクロックに基づき各タイムスロット値をカウン
トするカウンタと、上記カウンタによりタイムスロット
値がセットされ、上記割込み発生器からの割込み発生毎
に上記スケジューリング実行手段により現時刻のタイム
スロット値が読み出されるレジスタとを備え、上記比較
手段で最小実行周期のタスクが分類された実行レベルの
実行周期が最小基準周期よりも短いと判定されたとき、
上記スケジューリングモード切換手段は通常の周期的ス
ケジューリングモードからプライオリティスケジューリ
ングモードに切換え、これに基づき上記タイムスロット
割当て手段は、全てのタイムスロットに最小実行周期の
タスクが分類された実行レベルを割当てるようにしたの
で、上記第1の発明と同様な効果が得られるとともに、
タイマにH/Wタイマを用い、レジスタに自動的にタイ
ムスロット値をセットすることによって、システムにか
かる負荷を軽減し、処理速度の向上を実現できる効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による計算機システムのス
ケジューリングに関する部分の構成図である。
【図2】図1のスケジューリングモード選択部の内部構
成を示す機能ブロック図である。
【図3】図1のスケジューリングモード選択部とタイム
スロット割当て部の動作を示すフロー図である。
【図4】図3の続きを示すフロー図である。
【図5】プライオリティスケジューリング時のタイムス
ロット対応タスク情報テーブル内の詳細図である。
【図6】プライオリティスケジューリング時のスケジュ
ーリング実行部の動作を示すフロー図である。
【図7】プライオリティスケジューリング時のタスクの
実行状態を示す図である。
【図8】この発明の実施例2による計算機システムのス
ケジューリングに関する部分の構成図である。
【図9】図8の割込み発生部の内部構成図である。
【図10】図8の割込み処理部の内部構成図である。
【図11】図8のスケジューリング動作を示すフロー図
である。
【図12】図11の続きを示すフロー図である。
【図13】この発明の実施例3による計算機システムの
スケジューリングに関する部分の構成図である。
【図14】図13のスケジューリング動作を示すフロー
図である。
【図15】従来の計算機システムのスケジューリングに
関する部分の構成図である。
【図16】スケジューリング時のタスクの実行状態を示
す図である。
【図17】タイムスロット割当て部の内部構成を示す機
能ブロック図である。
【図18】タイムスロット対応タスク情報テーブル内の
詳細図である。
【図19】図15のタイムスロット割当て部の動作を示
すフロー図である。
【図20】図19の続きを示すフロー図である。
【図21】スケジューリング実行部の動作を示すフロー
図である。
【図22】実行レベルのチェックの順番を示す図であ
る。
【符号の説明】
11 タイムスロット割当て部 11a 実行周期判別手段 11b 分類手段 11c タイムスロット割当て手段 12 タスク情報 13 スケジューリング実行部(スケジューリング実行
手段) 14 S/Wタイマ 15 定周期割込み 16 タイムスロット計算部 17 タイムスロット変更割込み 18 タイムスロット情報格納部 19 タイムスロット値(変更値) 20 タイムスロット値(現在値) 21 タイムスロット対応タスク情報テーブル 22 テーブル情報(現在値) 23 テーブル情報(変更値) 24 起動タスクキューイング部 25 起動要求タスク 26 スケジューリングモード選択部 26a 実行周期判別手段 26b 分類手段 26c 比較手段 26d スケジューリングモード切換手段 27 スケジューリングモード信号 28 割込み発生部(割込み発生手段) 29 割込み処理部(割込み処理手段) 30 プライオリティ情報格納部 31 割込み(割込み種類を含む) 32 プライオリティ情報 33 割込み処理要求(割込み種類を含む) 34 H/Wタイマ 35 割込み発生器 36 クロック 37 割込み 38〜40 カウンタ 41 タイムスロットレジスタ 42 カウンタ出力 43 タイムスロット値 211 タイムスロット管理テーブル 212a〜212c レベル管理テーブル 213a1〜213an,213b1,213c1,2
13c2 タスク管理テーブル

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固有の実行周期と実行時間を保有する複
    数のタスクを管理してスケジューリングする機能を有す
    る計算機システムにおいて、各タスクの実行周期を判別
    する実行周期判別手段と、この実行周期判別手段の判別
    結果に基づき、各タスクを実行周期の短い実行レベルか
    ら長い実行レベルまでレベル分けする分類手段と、周期
    的にタスクの起動をチェックする際の基準となる最小基
    準周期を所定値で割った時間単位であるタイムスロット
    に、上記実行レベルを割当てるタイムスロット割当て手
    段と、最小実行周期のタスクが分類された実行レベルの
    実行周期が上記最小基準周期より短いか否かを判定する
    比較手段と、この比較結果に基づき、予め設定された周
    期に従って、各タイムスロットに上記実行レベルを割当
    てる周期的スケジューリングモードと、全てのタイムス
    ロットに最小実行周期のタスクが分類された実行レベル
    を割当てるプライオリティスケジューリングモードとを
    切換えるスケジューリングモード切換手段と、現時刻に
    対応するタイムスロットに割当てられた実行レベルから
    タスクスケジューリングを実行するスケジューリング実
    行手段とを備え、上記比較手段で最小実行周期のタスク
    が分類された実行レベルの実行周期が最小基準周期より
    も短いと判定されたとき、上記スケジューリングモード
    切換手段は通常の周期的スケジューリングモードからプ
    ライオリティスケジューリングモードに切換え、これに
    基づき上記タイムスロット割当て手段は、全てのタイム
    スロットに最小実行周期のタスクが分類された実行レベ
    ルを割当てることを特徴とする計算機システム。
  2. 【請求項2】 固有の実行周期と実行時間を保有する複
    数のタスクを管理してスケジューリングする機能を有す
    る計算機システムにおいて、各タスクの実行周期を判別
    する実行周期判別手段と、この実行周期判別手段の判別
    結果に基づき、各タスクを実行周期の短い実行レベルか
    ら長い実行レベルまでレベル分けする分類手段と、周期
    的にタスクの起動をチェックする際の基準となる最小基
    準周期を所定値で割った時間単位であるタイムスロット
    に、上記実行レベルを割当てるタイムスロット割当て手
    段と、現時刻に対応するタイムスロットに割当てられた
    実行レベルからタスクスケジューリングを実行するスケ
    ジューリング実行手段と、エラー発生等の非周期的イベ
    ントの発生を上記スケジューリング実行手段に割込みで
    通知する割込み発生手段と、上記割込み発生時の処理を
    行なう割込み処理手段とを備え、上記スケジューリング
    実行手段は、上記割込み発生時、予め定められた上記周
    期的タスクと割込み処理の優先度に基づき割込み処理が
    周期的タスクより優先度が高い時は、上記周期的タスク
    の実行を一時中断して上記割込み処理手段に割込み処理
    を実行させることを特徴とする計算機システム。
  3. 【請求項3】 固有の実行周期と実行時間を保有する複
    数のタスクを管理してスケジューリングする機能を有す
    る計算機システムにおいて、各タスクの実行周期を判別
    する実行周期判別手段と、この実行周期判別手段の判別
    結果に基づき、各タスクを実行周期の短い実行レベルか
    ら長い実行レベルまでレベル分けする分類手段と、周期
    的にタスクの起動をチェックする際の基準となる最小基
    準周期を所定値で割った時間単位であるタイムスロット
    に、上記実行レベルを割当てるタイムスロット割当て手
    段と、最小実行周期のタスクが分類された実行レベルの
    実行周期が上記最小基準周期より短いか否かを判定する
    比較手段と、この比較結果に基づき、予め設定された周
    期に従って、各タイムスロットに上記各実行レベルを割
    当てる周期的スケジューリングモードと、全てのタイム
    スロットに最小実行周期のタスクが分類された実行レベ
    ルを割当てるプライオリティスケジューリングモードと
    を切換えるスケジューリングモード切換手段と、現時刻
    に対応するタイムスロットに割当てられた実行レベルか
    らタスクスケジューリングを実行するスケジューリング
    実行手段と、ハードウェアタイマからのクロックに基づ
    きタイムスロット時間毎に上記スケジューリング実行手
    段に割込みを発生する割込み発生器と、ハードウェアタ
    イマからのクロックに基づき各タイムスロット値をカウ
    ントするカウンタと、上記カウンタによりタイムスロッ
    ト値がセットされ、上記割込み発生器からの割込み発生
    毎に上記スケジューリング実行手段により現時刻のタイ
    ムスロット値が読み出されるレジスタとを備え、上記比
    較手段で最小実行周期のタスクが分類された実行レベル
    の実行周期が最小基準周期よりも短いと判定されたと
    き、上記スケジューリングモード切換手段は通常の周期
    的スケジューリングモードからプライオリティスケジュ
    ーリングモードに切換え、これに基づき上記タイムスロ
    ット割当て手段は、全てのタイムスロットに最小実行周
    期のタスクが分類された実行レベルを割当てることを特
    徴とする計算機システム。
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