JP2762004B2 - 受光素子 - Google Patents
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- Light Receiving Elements (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は可視から赤外光域におけ
る多層型半導体受光素子に関する。さらに詳しくは、特
定波長の近傍に強い光吸収性を有する層を光導電層
(A)とし、特定波長近傍から離れた波長域は他の光吸
収層(B)により吸収除去する二層よりなり、入射光は
光吸収層(B)で特定波長を除き選択吸収され、透過
後、光導電層(A)に吸収されるため、特定波長近傍で
のみ強い光感度を有する波長選択性の優れた受光素子に
関する。
る多層型半導体受光素子に関する。さらに詳しくは、特
定波長の近傍に強い光吸収性を有する層を光導電層
(A)とし、特定波長近傍から離れた波長域は他の光吸
収層(B)により吸収除去する二層よりなり、入射光は
光吸収層(B)で特定波長を除き選択吸収され、透過
後、光導電層(A)に吸収されるため、特定波長近傍で
のみ強い光感度を有する波長選択性の優れた受光素子に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、波長選択性を実現するには、入射
光からバンドパスフィルターやモノクロメーター等で特
定波長(λ1)を含む狭い波長帯域の光のみ取り出し
(図1)、広い帯域に受光感度を有する通常の受光素子
(図2)に照射することにより、図1の透過波長域での
み受光感度を有するようにしている。
光からバンドパスフィルターやモノクロメーター等で特
定波長(λ1)を含む狭い波長帯域の光のみ取り出し
(図1)、広い帯域に受光感度を有する通常の受光素子
(図2)に照射することにより、図1の透過波長域での
み受光感度を有するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、受光素
子よりもフィルター寸法やモノクロメーターの寸法が遥
かに大きく、小型化が困難である。従って、多波長ハイ
ブリット化も困難であり、IC化は絶望的である。ま
た、波長選択型受光系が高価であり、その中でも、フィ
ルターやモノクロメーターの価格に占める割合が殆どで
ある。
子よりもフィルター寸法やモノクロメーターの寸法が遥
かに大きく、小型化が困難である。従って、多波長ハイ
ブリット化も困難であり、IC化は絶望的である。ま
た、波長選択型受光系が高価であり、その中でも、フィ
ルターやモノクロメーターの価格に占める割合が殆どで
ある。
【0004】さらには、フィルターやモノクロメータを
透過した光は強度減衰を受けており、実効受光感度が低
下する。従って、特定波長でも受光感度を低下させるこ
となく、小型化が可能で、しかも安価な受光素子は未だ
得られていない。
透過した光は強度減衰を受けており、実効受光感度が低
下する。従って、特定波長でも受光感度を低下させるこ
となく、小型化が可能で、しかも安価な受光素子は未だ
得られていない。
【0005】本発明の目的は、特定波長における受光感
度を低下させることなく、特定波長を含む狭帯域でのみ
受光感度を有し、かつ小型で安価な受光素子を提供する
ことにある。
度を低下させることなく、特定波長を含む狭帯域でのみ
受光感度を有し、かつ小型で安価な受光素子を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、特定波長でキ
ャリア発生を伴なう強い光吸収特性を有する光導電性層
(A)と特定波長近傍を除いて強い光吸収特性を有する
光吸収層(B)との互いに相補的関係にある組み合わせ
からなり、特定波長でのみ受光感度特性を生ずる波長選
択型受光素子である。
ャリア発生を伴なう強い光吸収特性を有する光導電性層
(A)と特定波長近傍を除いて強い光吸収特性を有する
光吸収層(B)との互いに相補的関係にある組み合わせ
からなり、特定波長でのみ受光感度特性を生ずる波長選
択型受光素子である。
【0007】すなわち、本発明の受光素子は、高濃度基
板の上に、低濃度光導電層(A)を積層するとともに、
その低濃度光導電層の上に高濃度光吸収層(B)を積層
し、前記高濃度光吸収層側から光を受光するようにして
なる受光素子であって、前記低濃度光導電層の光吸収端
波長がλ1で、前記高濃度光導電層の光吸収端波長がλ
2とした場合に、両光吸収端波長λ1,λ2が、以下の
条件,を満たすようにした。 λ1>λ2 0.006<(λ1−λ2)/λ1<0.072
板の上に、低濃度光導電層(A)を積層するとともに、
その低濃度光導電層の上に高濃度光吸収層(B)を積層
し、前記高濃度光吸収層側から光を受光するようにして
なる受光素子であって、前記低濃度光導電層の光吸収端
波長がλ1で、前記高濃度光導電層の光吸収端波長がλ
2とした場合に、両光吸収端波長λ1,λ2が、以下の
条件,を満たすようにした。 λ1>λ2 0.006<(λ1−λ2)/λ1<0.072
【0008】すなわち、本発明の受光素子は、光導電層
(A)と光吸収層(B)との2種の半導体層の組み合わ
せからなる。この2種の半導体層は、各々均一な組成、
超格子構造または多層構造のいずれであってもよい。
(A)と光吸収層(B)との2種の半導体層の組み合わ
せからなる。この2種の半導体層は、各々均一な組成、
超格子構造または多層構造のいずれであってもよい。
【0009】ここでいう光導電層(A)とは、受光素子
の受光感度を発現させたい光波長において、光吸収を行
ない、発生したキャリア対(電子・ホール)により素子
電極端子間の電流変化または抵抗変化等が大きく生じる
ようにした素子の主要層であり、通常、低キャリア濃度
の高純度層を指す。そして、光吸収端波長がλ1である
ので、λ1以下の波長を吸収する。換言すると、λ1よ
りも大きい波長に対しては、光吸収がなく、感度がな
い。
の受光感度を発現させたい光波長において、光吸収を行
ない、発生したキャリア対(電子・ホール)により素子
電極端子間の電流変化または抵抗変化等が大きく生じる
ようにした素子の主要層であり、通常、低キャリア濃度
の高純度層を指す。そして、光吸収端波長がλ1である
ので、λ1以下の波長を吸収する。換言すると、λ1よ
りも大きい波長に対しては、光吸収がなく、感度がな
い。
【0010】また、光吸収層(B)とは、受光素子の受
光感度を発現させたくない光波長において、光吸収を行
なうが、素子電極端子間の電流変化または抵抗変化等
が、受光感度を得たい光波長に比べ微少となるように付
加した層であり、p型またn型の不純物を高濃度にドー
ピングした低抵抗層や吸収光エネルギーを熱エネルギー
等に変換する層を指す。そして、光吸収端波長がλ2で
あるので、λ2以下の波長を吸収する。換言すると、λ
2よりも大きい波長に対しては、光吸収がなく、感度が
ない。
光感度を発現させたくない光波長において、光吸収を行
なうが、素子電極端子間の電流変化または抵抗変化等
が、受光感度を得たい光波長に比べ微少となるように付
加した層であり、p型またn型の不純物を高濃度にドー
ピングした低抵抗層や吸収光エネルギーを熱エネルギー
等に変換する層を指す。そして、光吸収端波長がλ2で
あるので、λ2以下の波長を吸収する。換言すると、λ
2よりも大きい波長に対しては、光吸収がなく、感度が
ない。
【0011】この2種の半導体層(光導電層及び光吸収
層)を構成する化合物としては、GaAs,AlAs,
AlxGa1−xAs,InxGa1−xAs等の周期
律表第III族と第V族の組み合わせからなる化合物半
導体が好ましく用いられる。また、ZnSe,ZnTe
等の周期律表第II族と第VI族の組合わせからなる化
合物半導体、GeSe,PbTe等の周期律表第IV族
と第VI族の組み合わせからなる化合物半導体も使用可
能である。
層)を構成する化合物としては、GaAs,AlAs,
AlxGa1−xAs,InxGa1−xAs等の周期
律表第III族と第V族の組み合わせからなる化合物半
導体が好ましく用いられる。また、ZnSe,ZnTe
等の周期律表第II族と第VI族の組合わせからなる化
合物半導体、GeSe,PbTe等の周期律表第IV族
と第VI族の組み合わせからなる化合物半導体も使用可
能である。
【0012】本発明においては、光導電層(A)の光吸
収端波長(λ1)と光吸収層(B)の光吸収端波長(λ
2)とが、λ1>λ2であり、かつ0.006<(λ1
−λ2)/λ1<0.072となるような2種の半導体
層を用いることが必要である。この範囲を逸脱した場合
には、特定波長における受光感度を低下させることな
く、特定波長を含む狭帯域でのみ受光感度を有すること
ができない。例えば、InxGa1−xAsでは光吸収
端波長(λ)は0.87〜3.5μm,GaAsでは光
吸収端波長(λ)は0.87nm,AlxGa1−xA
sでは光吸収端波長(λ)は0.87〜0.60μmを
それぞれ示す。
収端波長(λ1)と光吸収層(B)の光吸収端波長(λ
2)とが、λ1>λ2であり、かつ0.006<(λ1
−λ2)/λ1<0.072となるような2種の半導体
層を用いることが必要である。この範囲を逸脱した場合
には、特定波長における受光感度を低下させることな
く、特定波長を含む狭帯域でのみ受光感度を有すること
ができない。例えば、InxGa1−xAsでは光吸収
端波長(λ)は0.87〜3.5μm,GaAsでは光
吸収端波長(λ)は0.87nm,AlxGa1−xA
sでは光吸収端波長(λ)は0.87〜0.60μmを
それぞれ示す。
【0013】
【作用】入射光は、まず光吸収層(B)に入射する。す
ると、波長λ2以下の光は、その光吸収層で吸収され
る。その光吸収に伴い、キャリアが発生するが、高濃度
層のためこれにより導電率の変化は微少であり、電気信
号への寄与も微々たるものとなる。よって、λ2以下の
波長に対する感度は低くなる。
ると、波長λ2以下の光は、その光吸収層で吸収され
る。その光吸収に伴い、キャリアが発生するが、高濃度
層のためこれにより導電率の変化は微少であり、電気信
号への寄与も微々たるものとなる。よって、λ2以下の
波長に対する感度は低くなる。
【0014】その光吸収層で吸収されずに透過した光
(波長λ2よりも大きい)は、光導電層(A)に至る。
光導電層は、波長λ1以下の光を吸収するため、入射光
がその波長領域にあると、そこで吸収され、キャリアが
発生する。この時、光導電層は低濃度であるので、その
キャリア発生に伴う導電率の変化が大きく、電気信号と
して取り扱うことができる。
(波長λ2よりも大きい)は、光導電層(A)に至る。
光導電層は、波長λ1以下の光を吸収するため、入射光
がその波長領域にあると、そこで吸収され、キャリアが
発生する。この時、光導電層は低濃度であるので、その
キャリア発生に伴う導電率の変化が大きく、電気信号と
して取り扱うことができる。
【0015】また、λ1よりも大きい波長の光は、この
光導電層でも吸収されない。そして、λ2以下の光は、
光吸収層ですでに吸収されているため、光導電層までは
到達しない。従って、光導電層で吸収されるのは、λ2
より大きく、λ1以下の波長領域のものとなる。よっ
て、λ2〜λ1の範囲の波長の光が選択的に受光できる
ようになる。
光導電層でも吸収されない。そして、λ2以下の光は、
光吸収層ですでに吸収されているため、光導電層までは
到達しない。従って、光導電層で吸収されるのは、λ2
より大きく、λ1以下の波長領域のものとなる。よっ
て、λ2〜λ1の範囲の波長の光が選択的に受光できる
ようになる。
【0016】つまり、特定波長の近傍に強い光吸収性を
有する層を光導電層(A)とし、特定波長近傍から離れ
た波長域は他の光吸収層(B)により吸収除去する二層
よりなり、入射光は光吸収層(B)で特定波長を除き選
択吸収され、透過後、光導電層(A)に吸収されるた
め、特定波長近傍でのみ強い光感度を有する波長選択性
の優れた受光素子となる。
有する層を光導電層(A)とし、特定波長近傍から離れ
た波長域は他の光吸収層(B)により吸収除去する二層
よりなり、入射光は光吸収層(B)で特定波長を除き選
択吸収され、透過後、光導電層(A)に吸収されるた
め、特定波長近傍でのみ強い光感度を有する波長選択性
の優れた受光素子となる。
【0017】次に、光導電層(A)としてInxGa
1−xAsエピタキシャル単結晶、光吸収層(B)とし
てGaAsを用いた例を示す。
1−xAsエピタキシャル単結晶、光吸収層(B)とし
てGaAsを用いた例を示す。
【0018】図3は、GaAs基板上に形成した光導電
層(A)となるInxGa1−xAs(x<0.05)
単結晶層の光導電性であり、xを0より増加すると図3
のピーク波長が増加する。
層(A)となるInxGa1−xAs(x<0.05)
単結晶層の光導電性であり、xを0より増加すると図3
のピーク波長が増加する。
【0019】図4に光吸収層(B)となるGaAsの光
吸収特性を例示する。図よりp型キャリア濃度1.2×
1018cm−3の場合に、光子エネルギー1.42e
V以上(波長0.87μm以下)にて3×103cm
−1以上の光吸収係数を有し、エネルギー1.37eV
以下(波長0.905μm以上)では8×10cm−1
以下の光吸収係数となる。
吸収特性を例示する。図よりp型キャリア濃度1.2×
1018cm−3の場合に、光子エネルギー1.42e
V以上(波長0.87μm以下)にて3×103cm
−1以上の光吸収係数を有し、エネルギー1.37eV
以下(波長0.905μm以上)では8×10cm−1
以下の光吸収係数となる。
【0020】光吸収層(B)であるGaAsの光吸収端
波長(λ2)は0.87μmと一定であるから、上記式
0.006<(λ1−λ2)/λ1<0.072を満足
するには、光導電層(A)であるInxGa1−xAs
の光吸収端波長(λ1)を0.875〜0.938とす
る必要がある。このためには、InとGaの割合が適当
となるようにxを調整する必要がある。例えば、xを
0.01とし、In0.01Ga0.99Asの光吸収
端波長(λ1)は0.905μmとなる。この場合に
は、(λ1−λ2)/λ1=0.0387となり、上記
要件を満足することとなる。
波長(λ2)は0.87μmと一定であるから、上記式
0.006<(λ1−λ2)/λ1<0.072を満足
するには、光導電層(A)であるInxGa1−xAs
の光吸収端波長(λ1)を0.875〜0.938とす
る必要がある。このためには、InとGaの割合が適当
となるようにxを調整する必要がある。例えば、xを
0.01とし、In0.01Ga0.99Asの光吸収
端波長(λ1)は0.905μmとなる。この場合に
は、(λ1−λ2)/λ1=0.0387となり、上記
要件を満足することとなる。
【0021】図5は、GaAs基板上に、バッファ層を
介して、InGaAs光導電層(A)を設け、その上に
GaAs光吸収層(B)を積層した構造を示す。入射光
は光吸収層(B)で0.87μm以下の波長光を吸収さ
れ、透過後、光導電層(A)で0.87μm以上の波長
光として吸収され、光導電層(A)にキャリアを発生す
る。光吸収層(B)とn−GaAs基板間に電池を接続
すると、光照射時に大きな電流変化分として計測され
る。
介して、InGaAs光導電層(A)を設け、その上に
GaAs光吸収層(B)を積層した構造を示す。入射光
は光吸収層(B)で0.87μm以下の波長光を吸収さ
れ、透過後、光導電層(A)で0.87μm以上の波長
光として吸収され、光導電層(A)にキャリアを発生す
る。光吸収層(B)とn−GaAs基板間に電池を接続
すると、光照射時に大きな電流変化分として計測され
る。
【0022】
【実施例】以下、実施例に基づき本発明を具体的に説明
する。 *実施例1 図6(a)〜(c)は、受光素子デバイスの製造工程を
示す断面図である。同図(a)に示されるごとく、n−
GaAs基板(キャリア濃度1×1018cm−3)上
にSiドープ(キャリア濃度1.5×1018c
m−3)のn−In0.001Ga0.999As(3
0オングストローム)/Al0.2Ga0.8As(3
1オングストローム)超格子約30ペアを積層しバッフ
ァ層とした。
する。 *実施例1 図6(a)〜(c)は、受光素子デバイスの製造工程を
示す断面図である。同図(a)に示されるごとく、n−
GaAs基板(キャリア濃度1×1018cm−3)上
にSiドープ(キャリア濃度1.5×1018c
m−3)のn−In0.001Ga0.999As(3
0オングストローム)/Al0.2Ga0.8As(3
1オングストローム)超格子約30ペアを積層しバッフ
ァ層とした。
【0023】その上に高純度のアンドープ−InxGa
1−xAs光導電層(A)(x=0.01、光吸収端波
長(λ1)=0.905、キャリア濃度5×1016c
m−3以下)を1.5μm積層した。
1−xAs光導電層(A)(x=0.01、光吸収端波
長(λ1)=0.905、キャリア濃度5×1016c
m−3以下)を1.5μm積層した。
【0024】最上層は2層からなり、まず、Beドープ
(キャリア濃度1.2×1018cm−3)のp−Ga
As(30オングストローム)/Al0.2Ga0.8
As(31オングストローム)の超格子層を約10〜3
0ペア積層し、表面の平滑性を得た後、キャリア濃度
1.2×1018cm−3のp−GaAs光吸収層
(B)(光吸収端波長(λ2)=0.87)を1μm積
層した。
(キャリア濃度1.2×1018cm−3)のp−Ga
As(30オングストローム)/Al0.2Ga0.8
As(31オングストローム)の超格子層を約10〜3
0ペア積層し、表面の平滑性を得た後、キャリア濃度
1.2×1018cm−3のp−GaAs光吸収層
(B)(光吸収端波長(λ2)=0.87)を1μm積
層した。
【0025】次に、図6(b)に示すように、エピタキ
シャル成長層側をフォトレジスト法によりマスキング
し、0.8mm□のメサ型にエッチングをした。さら
に、図6(c)のように、メサ傾斜部にSiO2保護膜
を、エピタキシャル面上には、SiO2の無反射(A
R)コート膜を各々スパッタリングにより形成し、最後
に、n−GaAs基板側及びp−GaAs層側に、Au
やAl等の電極をそれぞれ蒸着し、420℃/分間(N
2ガス中)の合金化処理を施した。
シャル成長層側をフォトレジスト法によりマスキング
し、0.8mm□のメサ型にエッチングをした。さら
に、図6(c)のように、メサ傾斜部にSiO2保護膜
を、エピタキシャル面上には、SiO2の無反射(A
R)コート膜を各々スパッタリングにより形成し、最後
に、n−GaAs基板側及びp−GaAs層側に、Au
やAl等の電極をそれぞれ蒸着し、420℃/分間(N
2ガス中)の合金化処理を施した。
【0026】得られた受光素子デバイスの受光感度と波
長との関係を図7に示す。同図より特定波長を含む狭帯
域でのみ受光感度を有していることが判る。
長との関係を図7に示す。同図より特定波長を含む狭帯
域でのみ受光感度を有していることが判る。
【0027】*実施例2 半絶縁性Si−GaAs基板上に図6と同様にバッファ
層からGaAs光吸収層までを積層し、メサ形成後、エ
ピタキシャル面上にAuやAl等の電極を形成し、図8
に示すような受光素子デバイスを得た。
層からGaAs光吸収層までを積層し、メサ形成後、エ
ピタキシャル面上にAuやAl等の電極を形成し、図8
に示すような受光素子デバイスを得た。
【0028】この受光素子デバイスの受光感度は、実施
例1による測定結果である図7と同等以上であった。本
実施例は、PIN型受光素子に類似しているが、実施例
1による縦電流型、実施例2による横電流型いずれの場
合にも高い受光感度を有する点に特徴がある。
例1による測定結果である図7と同等以上であった。本
実施例は、PIN型受光素子に類似しているが、実施例
1による縦電流型、実施例2による横電流型いずれの場
合にも高い受光感度を有する点に特徴がある。
【0029】
【発明の効果】以上のような本発明によって、次のよう
な効果を奏する。 バンドパスフィルターまたはモノクロメータと受光素
子の組み合わせによる狭帯域型(波長選択型)受光素子
が、本発明により単一半導体チップにより実現する。感
度と波長特性の立ち上がり(下がり)は干渉型多層膜ガ
ラスフィルターのオーダー以下(半値減衰に10nm以
下)である。 光導電層(A)及び光吸収層(B)を高品位の半導体
結晶とすることにより、半導体固有の光吸収バンド端で
の急峻な吸収係数変化を利用でき、再現性の良い製作が
可能である。 小型、軽量、低価格化が可能であり、多波長光分光分
析用のIC化の用途への利用が可能である。
な効果を奏する。 バンドパスフィルターまたはモノクロメータと受光素
子の組み合わせによる狭帯域型(波長選択型)受光素子
が、本発明により単一半導体チップにより実現する。感
度と波長特性の立ち上がり(下がり)は干渉型多層膜ガ
ラスフィルターのオーダー以下(半値減衰に10nm以
下)である。 光導電層(A)及び光吸収層(B)を高品位の半導体
結晶とすることにより、半導体固有の光吸収バンド端で
の急峻な吸収係数変化を利用でき、再現性の良い製作が
可能である。 小型、軽量、低価格化が可能であり、多波長光分光分
析用のIC化の用途への利用が可能である。
【図1】従来技術における光透過率と波長との関係を示
すグラフである。
すグラフである。
【図2】従来技術における受光感度と波長との関係を示
すグラフである。
すグラフである。
【図3】InGaAsの抵抗変化出力と波長との関係を
示すグラフである。
示すグラフである。
【図4】GaAsの光子エネルギーと吸収係数の関係を
示すグラフである。
示すグラフである。
【図5】本発明の受光素子チップの構造の一例を示す断
面図である。
面図である。
【図6】実施例1の受光素子デバイスの製造工程を示す
断面図である。
断面図である。
【図7】実施例1における受光感度と波長との関係を示
すグラフである。
すグラフである。
【図8】実施例2における受光素子デバイスを示す断面
図である。
図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 高濃度基板の上に、低濃度光導電層を積
層するとともに、その低濃度光導電層の上に高濃度光吸
収層を積層し、前記高濃度光吸収層側から光を受光する
ようにしてなる受光素子であって、 前記低濃度光導電層の光吸収端波長がλ1で、前記高濃
度光導電層の光吸収端波長がλ2とした場合に、両光吸
収端波長λ1,λ2が、 λ1>λ2で、かつ0.006<(λ1−λ2)/λ1<0.072 となるようにし、 前記高濃度光吸収層にて導電率の変化を抑えつつ波長λ
2以下の光を吸収させ、その高濃度光吸収層で吸収され
ずに透過した波長λ2より大きい光のうち、波長λ1以
下の光を前記低濃度光導電層で吸収させることにより導
電率を大きく変化させるようにしてなることを特徴とす
る受光素子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4251854A JP2762004B2 (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 受光素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4251854A JP2762004B2 (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 受光素子 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0685311A JPH0685311A (ja) | 1994-03-25 |
| JP2762004B2 true JP2762004B2 (ja) | 1998-06-04 |
Family
ID=17228913
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4251854A Expired - Fee Related JP2762004B2 (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 受光素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2762004B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6157042A (en) * | 1998-11-03 | 2000-12-05 | Lockheed Martin Corporation | Optical cavity enhancement infrared photodetector |
| TWI250659B (en) * | 2003-07-31 | 2006-03-01 | Osram Opto Semiconductors Gmbh | Radiation-receiving semiconductor-body with an integrated filter-layer |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS597233B2 (ja) * | 1978-05-11 | 1984-02-17 | シャープ株式会社 | 狭波長帯域光検出器 |
| JP3071658U (ja) * | 2000-03-10 | 2000-09-14 | 株式会社ひかり | 携帯用吸殻入れ |
-
1992
- 1992-08-28 JP JP4251854A patent/JP2762004B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0685311A (ja) | 1994-03-25 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980210 |
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