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JP2769742B2 - 市町村民税納付事務処理方法 - Google Patents
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JP2769742B2 - 市町村民税納付事務処理方法 - Google Patents

市町村民税納付事務処理方法

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JP2769742B2
JP2769742B2 JP21178590A JP21178590A JP2769742B2 JP 2769742 B2 JP2769742 B2 JP 2769742B2 JP 21178590 A JP21178590 A JP 21178590A JP 21178590 A JP21178590 A JP 21178590A JP 2769742 B2 JP2769742 B2 JP 2769742B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、市町村民税の納付に要する手間と費用を、
給与所得者を雇用する特別徴収義務者側においても、
又、税金を徴収する市町村役場の側においても、大幅に
削減できる方法に関する。
〔従来の技術〕
営利法人、中間法人並びに公益法人等の各種法人や個
人商店等に勤務する給与所得者の市町村民税は、給与所
得者である従業員の毎月の給与から雇用主である法人や
個人商店が所得額を天引して徴収し、これを従業員の居
住する市町村に直接納付することによって行われてい
る。これら各種法人並びに個人商店等は従業員の市町村
民税を各従業員に代わって納付する義務を負わされてい
ることから、これら雇用者は地方税法において特別徴収
義務者(以下、義務者と称す)であると規定されてい
る。そして市町村民税納付に関し、これら義務者と市町
村役場との間では従来、次のような手続きが行われてい
る。
即ち、全国に散在する多数の義務者は、毎年その義務
者に勤務する従業員の前年の給与所得額を、給与所得者
の全員にわたって算出して個人別の給与支払報告書を作
成し、この給与支払報告書を各従業員が住所を届出して
いる市町村役場に送付する。
次いで各市町村役場は、各義務者から送付されてきた
大量の給与支払報告書に基づき、その報告書毎に本年の
年税額と該年税額の月割額を算出して個人別の特別徴収
税額通知書を作成し、この特別徴収税額通知書をそれぞ
れ先に送付を受けた各義務者宛に返送している。
そして、各市町村から特別徴収税額通知書の送付を受
けた各義務者は、該通知書に基づいて各従業員の給与か
ら税額を差し引くことによって市町村民税の納付を行っ
ている。
〔発明が解決しようとする課題〕
このような作業は年に1回だけであるとはいうもの
の、膨大な手間と費用を要する。即ち、このような従来
の方法では、義務者は、従業員全てについて給与支払報
告書を作成し、且つこの給与支払報告書をそれぞれ居住
する市町村別に分類したうえ、各市町村役場に送付する
必要があり、その手間は膨大であるとともに郵便費用も
嵩み、又、自社従業員の全員について、特別徴収税額通
知書の返送を受けているか否かのチェックを行う必要も
あった。
他方、市町村役場にとっては、多数の義務者から一時
期に集中して送付されてくる給与支払報告書を整理、チ
ェックしたうえ、税額を算出し、この結果を特別徴収税
額通知書の形にして各義務者に郵送する必要があり、整
理、チェック並びに書類作成作業の為に膨大な手間と費
用を要し、しかも郵便費用も嵩むという問題があった。
又、税額や送付先のチェック等は基本的に人手に頼って
いることから、発送もれや発送相違等の事故が発生する
おそれもあった。
本発明はかかる現況に鑑みてなされたものであり、義
務者と市町村役場を仲介する新たな機関を設立し、市町
村民税納付事務をこの機関を通して一括処理するととも
に義務者、新設機関及び市町村役場の相互間におけるデ
ータ授受の全てをコンピュータによって読み取り可能な
形態のデータに統一することで、従来、義務者と市町村
役場の双方で要していた労力と費用を大幅に節減せんと
するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者は従来の市町村民税納付事務を検討した結
果、従来の処理が煩雑である理由には、多数の義務者と
多数の市町村役場が、1件当たりとしてはわずかな情報
量にしか過ぎない各給与所得者の所得金額あるいは税額
に関する情報を、それぞれ相手を違えながら、情報伝達
を直接行っていることに原因があるということに気付い
た。本発明は、多数の義務者と多数の市町村役場との情
報伝達網の中間位置に義務者と市町村役場との事務処理
を仲介する処理センターを設け、この処理センターに義
務者から送付されてきたデータを各市町村単位のデータ
に再編して各市町村役場に送付する機能と、市町村役場
から返送されてきたデータを義務者単位のデータに再編
して各義務者に送付する機能とを負わせることによっ
て、市町村民税の納付事務を大幅に合理化せんとするも
のである。そして、義務者、処理センター及び市町村役
場の相互間におけるデータ授受の全てをコンピュータに
よって読み取り可能な形態のデータに統一することで、
従来、義務者と市町村役場の双方で要していた労力と費
用を大幅に節減せんとするものである。
このような課題を解決した本発明の要旨は、 給与所得者である従業員を雇用する特別徴収義務者が
前年度に従業員に支払った給与支払額を各従業員の納税
義務地である市町村の区別とともに記録した個人別給与
支払額の一覧データを特別徴収義務者側に設置したコン
ピュータを用いて作成する給与データ作成工程と、 前記給与データ作成工程によって作成された特別徴収
義務者単位の給与データを、コンピュータによって読み
取り可能な記録媒体に格納した形態で、あるいは通信回
線を通じてコンピュータを設置した処理センターに送付
する工程と、 処理センターに集められた特別徴収義務者単位の給与
データ群から特別徴収義務者の枠組みを処理センター設
置のコンピュータ内部で取り外したうえ、これを納税義
務地である市町村単位のデータ群にコンピュータ内部で
編成し直す各市町村に居住する住民の給与データ作成工
程と、 各市町村に居住する住民の給与データをコンピュータ
によって読み取り可能な記録媒体に格納した形態で、あ
るいは通信回線を通じてそれぞれ該当する各市町村役場
に送付する工程と、 住民の給与データを受け取った各市町村役場が、該デ
ータに基づいて、住民である給与所得者の特別徴収税額
をそれぞれ算出した個人別税額の一覧データを各市町村
役場設置のコンピュータ内部で作成する税額データ作成
工程と、 前記税額データをコンピュータによって読み取り可能
な記録媒体に格納した形態で、あるいは通信回線を通じ
て処理センターに返送する工程と、 処理センターに集められた市町村単位の税額データ群
から市町村の枠組みを処理センター設置のコンピュータ
内部で取り外したうえ、これを雇主である特別徴収義務
者単位のデータ群にコンピュータ内部で編成し直す各特
別徴収義務者に雇用される従業員の個人別税額データ作
成工程と、 各特別徴収義務者に雇用される従業員の個人別税額デ
ータをコンピュータによって読み取り可能な記録媒体に
格納した形態で、あるいは通信回線を通じてそれぞれ該
当する特別徴収義務者に返送する工程と、 従業員の個人別税額データを受け取った各特別徴収義
務者が、該データに基づき各従業員に支給する給与から
税額を差し引く納税実行工程と、 からなることを特徴としている。
データ授受用の記録媒体としては磁気テープ等の使用
も可能であるが、フロッピーディスクを用いればより取
り扱いが簡易となる。
市町村の区別は新たなコードを設定することも可能で
あるが、自治省が制定している既存コードを用いれば、
本方法の導入に伴う標準化の作業が省力化される。
〔作用〕
このような本発明の市町村民税納付事務処理方法によ
れば、義務者と市町村役場を仲介する処理センターが、
義務者から市町村役場へ向かう情報伝達の往路では、義
務者単位に分類された個人別給与データを市町村単位の
個人別給与データに処理センター設置のコンピュータ内
部で再編し、又、市町村役場から処理センターへ向かう
情報伝達の帰路では、市町村単位に分類された個人別税
額データを義務者単位の個人別税額データに処理センタ
ー設置のコンピュータ内部で再編する作業を行う。
したがって、それぞれの義務者は自社従業員の給与支
払額を各従業員が居住する市町村区別とともに磁気テー
プやフロッピーディスク等の記録媒体に記録し、この給
与データを郵送、宅配或いは通信等の手段によって処理
センターへ送付するだけで、後日、自社従業員全員の納
税額が一覧表形式で記録されたデータが送付時の記録媒
体と同種の記録媒体を用いて、あるいは通信によって返
送されてくる。
一方、市町村役場には、従来のように多数の義務者か
ら個別に給与支払報告書が送付されてくるのではなく、
住民の給与データが整理して記録された磁気テープやフ
ロッピーディスク等の記録媒体が一括して送付されてく
るので、市町村役場はこの市町村別給与データに基づい
て各住民の税額データを市町村役場設置のコンピュータ
を用いて作成するとともに、この税額データを送付時に
使用されていた記録媒体と同種の記録媒体に一括記録し
たうえで処理センターに返送するだけで、徴税に関する
連絡業務の全てを終えることができる。
〔実施例〕
第1図に示す如く、本発明は例えば、複数の義務者
(義務者A、義務者B,……義務者Y,義務者Z)と複数の
市町村役場(役場a,役場b……役場y,役場z)間に新た
に設立した処理センターを介在させることにより、義務
者と市町村役場間で行われる市町村民税納付に関する往
復の事務処理を処理センターを通じて行い、且つ義務
者、処理センター及び市町村役場の相互間におけるデー
タ授受の全てをコンピュータによって読み取り可能な形
態のデータに統一することを基本的発想とするものであ
る。即ち、給与支払額の報告路である義務者から市町村
役場へ向かう情報の往路では、もともと義務者単位のデ
ータ群として作成されている給与データを一旦、個人デ
ータにばらしたうえ、これを市町村役場単位のデータ群
に編成し直し、他方、税額データの通告路である市町村
役場から義務者に向かう情報の帰路では、市町村役場単
位のデータ群として作成されている税額データを一旦、
個人別にばらしたうえ、これを義務者単位のデータ群に
編成し直すことによって、従来、義務者及び市町村役場
内で行われていた煩雑な整理作業をなくさんとするもの
である。
第2図は義務者と市町村役場間で行われる各種処理内
容の概要を示したものであり、第2図(イ)が、義務者
(義務者A,…義務者M,…義務者Z)から市町村役場(役
場a,…役場m,…役場z)へ向かう情報伝達の往路におけ
る処理内容を示し、第2図(ロ)が、市町村役場から義
務者へ向かう情報伝達の帰路における処理内容を示して
いる。
情報伝達の往路は、図示する如く、給与データ作成工
程、給与データ送付工程、各市町村に居住する住民の給
与データ作成工程、各市町村に居住する住民の給与デー
タ送付工程からなり、他方、情報伝達の帰路は、税額デ
ータ作成工程、税額データ返送工程、各特別徴収義務者
に雇用される従業員の個人別税額データ作成工程、各特
別徴収義務者に雇用される従業員の個人別税額データ返
送工程、納税実行工程とから構成されている。以下それ
ぞれの工程について順を追って説明する。
給与データ作成工程とは、それぞれの義務者が前年度
に自社従業員に支払った個人別給与支払額を各従業員が
住民票を届け出している市町村コードとともに磁気テー
プやフロッピーデイク等の記録媒体に記録して、義務者
単位の個人別給与データ群を作成する工程であり、従来
方法における給与支払報告書を作成する工程に相当す
る。第3図は情報として記録される給与データな内容を
わかりやすいように書類形式に置き換えて表現した給与
データの1例である。この給与データは処理センターへ
送付することを前提として作成され、例えば、「義務者
名称」、「義務者コード」を明記したうえで、「従業員
名」、「従業員コード」、「年収」、「市町村コード」
並びに「納税者番号」等が記録されている。これら情報
のうち、「従業員名」、「従業員コード」、「年収」に
ついては一般企業の内部管理データとして既に存在する
場合が多いので、このデータを用いることができる。
又、「義務者コード」、「市町村コード」、「納税者
番号」は本発明方法を適用するに際して新たに必要とな
るデータ項目であるが、例えば「市町村コード」は自治
省によって既に制定されており、又、他の固有コードに
ついてもそれぞれの監督官庁により既に標準化されてい
るので、これら既存のコードを採用することができる。
又、「従業員コード」を敢えて項目として加えている
のは、後述するように情報伝達の帰路において処理セン
ターから返送されてきたデータを取り込むときに、社内
データにリンクさせ易くする為である。
義務者の規模が大きく従業員数も数百人以上となると
きは、これら給与データは大型汎用機やオフコンを用い
て磁気テープ上に記録することが好ましいが、義務者規
模が中規模以下であって従業員数が数百人以下の場合
は、パソコン等を用いてフロッピーディスクに記録する
ことも適宜採用される。
次に、このようにして作成された各義務者単位の給与
データは全て処理センターに送付集結される(給与デー
タ送付工程)。データの送付手段としては、給与データ
を記録した磁気テープやフロッピーディスクを郵便や宅
配便によって輸送することが可能である他、専用通信回
線によって処理センターに直接送信することも可能であ
る。
多数の義務者単位の個人別給与データを受け取った処
理センターは、義務者単位の個人別給与データを市町村
単位の個人別給与データに作り変える作業を行う(各市
町村に居住する住民の給与データ作成工程)。即ち、処
理センターに集められた各義務者別の給与データは、処
理センターの汎用コンピュータに読み込まれ、ここで義
務者の枠組みを解かれて個人別給与データの集合体とさ
れたうえ、それぞれの給与所得者が居住する市町村単位
の給与データ群に再編される。この再編作業は、給与デ
ータに記録された「市町村コード」を基準にして行わ
れ、同一の「市町村コード」のものを同一グループに分
類する所謂名寄せ処理によって行なわれる。
第4図として示すものが、名寄せ処理によって得られ
た市町村別給与データの1例である。市町村単位の個人
別給与データはそれぞれの市町村を宛名として作成さ
れ、データ項目としては例えば、「納税者氏名」、「納
税者番号」「年収」、「義務者名称」、「義務者コー
ド」、「従業員コード」が記録される。「納税者氏名」
は前記義務者別給与データにおける「従業員名」の呼び
名を変えただけのものであり、データ内容としては市町
村単位の個人別給与データに記録されるデータは全て前
述した義務者単位の個人別給与データに記録されていた
ものである。尚、従業員コードは税額計算には不要のも
のであるが、情報伝達の帰路において、市町村単位の個
人別給与データは加工されたうえ、再び元の義務者に返
送されることを考慮すれば、従業員コードはこの段階で
も付加しておくことが好ましい。
市町村単位の個人別給与データの記録手段としては、
磁気テープやフロッピーディスク等の磁気記録手段を用
いることができるが、市町村単位の個人別給与データに
は基本的に各自治体における納税義務者のうち、給与所
得者の全ての給与データが格納されることから、記録媒
体としてもかなり大きな記憶容量を有するものが必要と
なり、この意味では磁気テープを用いることが現状では
最も適切である。そして、この市町村単位の個人別給与
データは各市町村役場に送付される(各市町村に居住す
る住民の給与データ送付工程)が、この送付手段として
は、郵便や宅配便によることも、又、専用通信回線によ
ることも可能である。特に、市町村役場の多くが専用通
信回線を敷設しつつある現状を鑑みれば、データ通信に
よって情報を送付することも好適といえる。
市町村別給与データが市町村役場に送付された段階で
義務者から市町村役場に向かう情報伝達の往路は終わ
り、次いで市町村役場から義務者へ向かう情報伝達の帰
路が開始される。
この帰路は、先ず市町村単位の個人別給与データに基
づいて市町村役場が住民である各給与所得者の税額を計
算する工程(税額データ作成工程)から開始される。第
5図として示すものが、税額データ作成工程によって作
成された税額データの1例である。税額データは処理セ
ンターを宛名として作成され、データ項目としては、例
えば、「市町村名」並びに「市町村コード」を明記した
うえ、「納税者氏名」、「納税者番号」、「年収」、
「年税額」、「月割額・6月分」、「月割額・7月以
降」、「義務者コード」、「従業員コード」等を設けて
いる。データ項目としては、これら以外のデータを設け
ることも可能で、例えば市町村と県民税等の内分けや所
得控除額等を付加することもできる。
税額データは処理センターへ磁気テープ等に記録され
た形で返送され(税額データ返送工程)、処理センター
は各市町村役場から返送されてきた市町村単位の個人別
税額データを市町村の枠組みから解放し、これらを集合
させたうえ、義務者別のデータ群に編成し直す(各特別
徴収義務者に雇用される従業員の個人別税額データ作成
工程)。
この編成は、税額データにおける「義務者コード」を
基準にした名寄せ処理によって行なわれる。第6図とし
て示すものは、この義務者単位の個人別税額データの1
例である。義務者単位の個人別税額データは各義務者を
宛名として作成され、データ項目としては、例えば、
「従業員名」、「従業員コード」、「年収」、「年税
額」、「月割額・6月分」、「月割額・7月以降」、
「市町村コード」、「納税者番号」等が記録される。
最後にこの義務者単位の個人別税額データが該当する
義務者に返送され(各特別徴収義務者に雇用される従業
員の個人別税額データ返送工程)、これを受け取った義
務者は、義務者単位の個人別税額データに記録された自
社従業員の個人税額データに基づき、給与明細書に市町
村民税の税額を記載したうえ、給与所得の総額から税額
分を天引きするものである。
本発明は、義務者と市町村役場との間に両者を仲介す
る処理センターを設けることが特徴であるが、この処理
センターは各都道府県毎に設けることも勿論可能である
が、1企業の従業員の居住市町村が他府県にも跨がって
いる現状を考えれば、例えば関東地区、関西地区、山陰
地区、九州地区等、各地区毎に1箇所の割合で設けるこ
とが好ましい。又、取り扱う業務内容が納税業務の支援
であることから、組織形態も官民共同出資とすることが
望まれる。又、監督組織のみを官民共同出資で設立し、
実務は既存の民間金融機関や計算機センターに委託する
こともできる。特に、従来より各自治体の納税義務の窓
口機能を現実に担っている金融機関に委託することとす
れば、本方法の導入はより円滑となる。
本発明方法によれば、義務者は従来のように自社従業
員の給与支払報告書を、それぞれ居住市町村に分類した
うえ、別々に送付する必要がなくなり、各義務者は自社
従業員の一覧表形式の給与データをコンピュータによっ
て読み取り可能な記録媒体に格納した形態で、あるいは
通信回線を通じて処理センターに一括して送付するだけ
で、後日、各従業員の税額が一覧表形式で記録されたデ
ータを受け取ることができる。したがって義務者はこの
データにもとづいて従業員の市町村民税の納付事務を短
期間に少ない労力と費用で行うことができる。
又、市町村役場の側から見たときには、市町村役場
を、従来のように多数の義務者から個別に送付されてく
る給与支払報告書を整理したうえ税額を計算し、各義務
者に対して個別に特別徴収税額通知書を郵送する必要が
なくなり、市町村役場は処理センターから受け取った一
覧表形式となった住民の給与データに基づいて税額を算
出して、これを処理センターに返送するだけで全ての義
務者に対して納税額を通知することができるのである。
〔発明の効果〕
本発明の市町村民税納付事務処理方法は、義務者と市
町村役場との間に新たに処理センターを設け、義務者と
市町村役場間でなされる納税関連事務の連絡を処理セン
ターを通じて行い、義務者が作成した給与データを市町
村役場に送るときには、処理センターが義務者単位の個
人別給与データ群を市町村単位の個人別給与データ群に
処理センター設置のコンピュータを用いて再編し、他
方、市町村役場が作成した個人別税額データを義務者に
返送するときには、処理センターが市町村単位の個人別
税額データ群を義務者単位の個人別税額データ群に処理
センター設置のコンピュータを用いて再編することとし
た。したがって、義務者は自社従業員の給与データの一
覧を一括して処理センターに送付するだけで、後日、自
社従業員の税額データの一覧データを一括して得ること
ができ、従来のように各従業員の給与データをそれぞれ
従業員の納税義務地に向けて個別に送付する手間と費用
が不要となる。
又、税額データも一括して入手できるから、従来のよ
うに各従業員の特別徴収税額通知書が返却されてきたか
否かを個別にチェックする必要もない。
他方、市町村役場は、処理センターから住民の給与デ
ータの一覧を一括して受取り、これに基づいて税額を算
出し、住民の税額データの一覧を一括して処理センター
に返送するだけでよいので、従来のように個々の義務者
から送付されてきた給与支払報告書を整理、チェックし
たうえ、特別徴収税額通知書を個々に送付する手間と費
用は不要になる。
そして、義務者、処理センター並びに市町村役場の3
者間におる給与データ並びに税額データの授受は磁気テ
ープやフロッピーディスク等、コンピュータによって直
接読み取り可能な記録媒体を用いて行うかあるいは通信
回線を通じて行うので、情報の授受に際し書類をなくす
ことができ、特に磁気テープやフロッピーディスク等を
用いた場合には、義務者は自社従業員の給与データを記
録した磁気テープやフロッピーディスクを処理センター
に送付するだけで、後日、自社従業員の税額データが打
ち込まれた磁気テープやフロッピーディスクを受け取る
ことができ、又、市町村役場は処理センターから受け取
った住民の給与データが記録された磁気テープを役場内
コンピュータで処理し、住民の税額データを打ち込んだ
磁気テープを処理センターに直接返送することができる
ので、書類への転記ミス等に起因するトラブルも一掃で
きる。そして、近年ほとんどの市町村がコンピュータに
よる住民管理を行っており、又、義務者にも汎用機、オ
フコン、パソコン等のコンピュータが導入されているか
ら、本方法の導入は極めて容易である。そして市町村コ
ード等も既に制定されているから、本方法の導入環境は
既に完備されているともいえるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法の概念を示すブロック説明図、第2
図(イ)は本発明における情報の往路における処理工程
を示すブロック説明図、第2図(ロ)は本発明における
情報の帰路におる処理工程を示すブロック説明図、第3
図は義務者単位の給与データのデータ項目の1例を示す
説明図、第4図は市町村単位の給与データのデータ項目
の1例を示す説明図、第5図は市町村単位の税額データ
のデータ項目の1例を示す説明図、第6図は義務者単位
の税額データのデータ項目の1例を示す説明図である。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】給与所得者である従業員を雇用する特別徴
    収義務者が前年度に従業員に支払った給与支払額を各従
    業員の納税義務地である市町村の区別とともに記録した
    個人別給与支払額の一覧データを特別徴収義務者側に設
    置したコンピュータを用いて作成する給与データ作成工
    程と、 前記給与データ作成工程によって作成された特別徴収義
    務者単位の給与データを、コンピュータによって読み取
    り可能な記録媒体に格納した形態で、あるいは通信回線
    を通じてコンピュータを設置した処理センターに送付す
    る工程と、 処理センターに集められた特別徴収義務者単位の給与デ
    ータ群から特別徴収義務者の枠組みを処理センター設置
    のコンピュータ内部で取り外したうえ、これを納税義務
    地である市町村単位のデータ群にコンピュータ内部で編
    成し直す各市町村に居住する住民の給与データ作成工程
    と、 各市町村に居住する住民の給与データをコンピュータに
    よって読み取り可能な記録媒体に格納した形態で、ある
    いは通信回線を通じてそれぞれ該当する各市町村役場に
    送付する工程と、 住民の給与データを受け取った各市町村役場が、該デー
    タに基づいて、住民である給与所得者の特別徴収税額を
    それぞれ算出した個人別税額の一覧データを各市町村役
    場設置のコンピュータ内部で作成する税額データ作成工
    程と、 前記税額データをコンピュータによって読み取り可能な
    記録媒体に格納した形態で、あるいは通信回線を通じて
    処理センターに返送する工程と、 処理センターに集められた市町村単位の税額データ群か
    ら市町村の枠組みを処理センター設置のコンピュータ内
    部で取り外したうえ、これを雇主である特別徴収義務者
    単位のデータ群にコンピュータ内部で編成し直す各特別
    徴収義務者に雇用される従業員の個人別税額データ作成
    工程と、 各特別徴収義務者に雇用される従業員の個人別税額デー
    タをコンピュータによって読み取り可能な記録媒体に格
    納した形態で、あるいは通信回線を通じてそれぞれ該当
    する特別徴収義務者に返送する工程と、 従業員の個人別税額データを受け取った各特別徴収義務
    者が、該データに基づき各従業員に支給する給与から税
    額を差し引く納税実行工程と、 からなる市町村民税納付事務処理方法。
  2. 【請求項2】記録媒体として磁気テープ若しくはフロッ
    ピーディスクを用いてなる請求項1記載の市町村民税納
    付事務処理方法。
JP21178590A 1990-08-10 1990-08-10 市町村民税納付事務処理方法 Expired - Lifetime JP2769742B2 (ja)

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