JP2775373B2 - 車輌用前照灯の反射鏡 - Google Patents
車輌用前照灯の反射鏡Info
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- JP2775373B2 JP2775373B2 JP4290907A JP29090792A JP2775373B2 JP 2775373 B2 JP2775373 B2 JP 2775373B2 JP 4290907 A JP4290907 A JP 4290907A JP 29090792 A JP29090792 A JP 29090792A JP 2775373 B2 JP2775373 B2 JP 2775373B2
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F21—LIGHTING
- F21S—NON-PORTABLE LIGHTING DEVICES; SYSTEMS THEREOF; VEHICLE LIGHTING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLE EXTERIORS
- F21S41/00—Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps
- F21S41/30—Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by reflectors
- F21S41/32—Optical layout thereof
- F21S41/33—Multi-surface reflectors, e.g. reflectors with facets or reflectors with portions of different curvature
- F21S41/334—Multi-surface reflectors, e.g. reflectors with facets or reflectors with portions of different curvature the reflector consisting of patch like sectors
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F21—LIGHTING
- F21S—NON-PORTABLE LIGHTING DEVICES; SYSTEMS THEREOF; VEHICLE LIGHTING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLE EXTERIORS
- F21S41/00—Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps
- F21S41/10—Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by the light source
- F21S41/14—Illuminating devices specially adapted for vehicle exteriors, e.g. headlamps characterised by the light source characterised by the type of light source
- F21S41/17—Discharge light sources
- F21S41/172—High-intensity discharge light sources
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
- Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明車輌用前照灯の反射鏡は、
光源として放電灯を用いるに際してグレアの低減を図る
ことができる新規な車輌用前照灯の反射鏡を提供しよう
とするものである。
光源として放電灯を用いるに際してグレアの低減を図る
ことができる新規な車輌用前照灯の反射鏡を提供しよう
とするものである。
【0002】
【従来の技術】近時における自動車設計の傾向は新たな
ヘッドランプの模索への機運を促しており、高速、高燃
費に対する要求に合致するように車体形状が流線形状に
近づけられることに伴って、車輌の前端が水平線に近づ
く方向に傾斜し、この影響を受けてヘッドランプのアウ
ターレンズも同様に傾斜されるようになってきている。
ヘッドランプの模索への機運を促しており、高速、高燃
費に対する要求に合致するように車体形状が流線形状に
近づけられることに伴って、車輌の前端が水平線に近づ
く方向に傾斜し、この影響を受けてヘッドランプのアウ
ターレンズも同様に傾斜されるようになってきている。
【0003】その結果、ヘッドランプはその鉛直方向の
有効幅が小さくなる傾向にあり、また、その光源として
は小型のメタルハライドランプが注目されている。
有効幅が小さくなる傾向にあり、また、その光源として
は小型のメタルハライドランプが注目されている。
【0004】図15はメタルハライドランプaと回転放
物面状をした反射鏡bとの位置関係を概略的に示すもの
である。
物面状をした反射鏡bとの位置関係を概略的に示すもの
である。
【0005】メタルハライドランプaは、そのガラス管
cの中心軸が反射鏡aの光軸L−Lに沿って配置されお
り、ガラス管cの中央においてその内部が放電空間とさ
れた球状部d内で電極間にアークが発生するように構成
されている。
cの中心軸が反射鏡aの光軸L−Lに沿って配置されお
り、ガラス管cの中央においてその内部が放電空間とさ
れた球状部d内で電極間にアークが発生するように構成
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
反射面の形状設計はコイル状フィラメントを想定して行
われており、メタルハライドランプの構造を基本から考
慮した設計がなされていないためにそのままでは配光パ
ターン上にグレアが目立ってしまうという問題がある。
反射面の形状設計はコイル状フィラメントを想定して行
われており、メタルハライドランプの構造を基本から考
慮した設計がなされていないためにそのままでは配光パ
ターン上にグレアが目立ってしまうという問題がある。
【0007】即ち、図15の反射鏡bの反射面のうち正
面から見て所定の中心角をもって左右に配置される反射
領域e、e(斜線で示す。)によって前方のスクリーン
上に投影されるパターン像の上縁部f、fを概略的に示
すと図16に示すようになる。
面から見て所定の中心角をもって左右に配置される反射
領域e、e(斜線で示す。)によって前方のスクリーン
上に投影されるパターン像の上縁部f、fを概略的に示
すと図16に示すようになる。
【0008】図16において「H−H」線は水平線を示
し、「V−V」線は鉛直線を示しており、パターン像
f、fは鉛直線V−Vを挟んで水平線H−Hの下側にそ
れぞれ位置し、その形状はアークの形状に対応して弓な
り状をしている。
し、「V−V」線は鉛直線を示しており、パターン像
f、fは鉛直線V−Vを挟んで水平線H−Hの下側にそ
れぞれ位置し、その形状はアークの形状に対応して弓な
り状をしている。
【0009】これらのパターン像f、fの上側に斜線で
示す範囲g、g(水平線H−Hを越えて上側に及んでい
る。)がグレアの顕著なところであり、これはメタルハ
ライドランプaの球状部d内に溜まる金属沃化物が光る
ことに起因している。
示す範囲g、g(水平線H−Hを越えて上側に及んでい
る。)がグレアの顕著なところであり、これはメタルハ
ライドランプaの球状部d内に溜まる金属沃化物が光る
ことに起因している。
【0010】図17はメタルハライドランプaの球状部
dを拡大して示すものであり、球状部dの両端に連続し
たピンチシール部h、h内を通る電極棒i、iのそれぞ
れの先端部が球状部d内に突出しており、両者の間にア
ークjが発生する。
dを拡大して示すものであり、球状部dの両端に連続し
たピンチシール部h、h内を通る電極棒i、iのそれぞ
れの先端部が球状部d内に突出しており、両者の間にア
ークjが発生する。
【0011】尚、アークjにおいて輝度が最も高くなる
位置は電極棒i、i寄りに位置した部分である(矢印
p、pで示す。)。
位置は電極棒i、i寄りに位置した部分である(矢印
p、pで示す。)。
【0012】図示するように、球状部d内の底部には金
属沃化物の溜りkが生じており、これがアークjの光に
対して2次的な光を生みだす原因となっているため、溜
りkや同図に斜線で示す範囲が明るくなって配光上のグ
レアが惹き起こされる。
属沃化物の溜りkが生じており、これがアークjの光に
対して2次的な光を生みだす原因となっているため、溜
りkや同図に斜線で示す範囲が明るくなって配光上のグ
レアが惹き起こされる。
【0013】パターン像f、fは、配光パターンにおい
てカットライン(あるいはカットオフライン)や最大コ
ントラストを形成する部分に寄与するため、反射領域
e、eの形状がグレアの低減にとって重要度の高い部分
となる。
てカットライン(あるいはカットオフライン)や最大コ
ントラストを形成する部分に寄与するため、反射領域
e、eの形状がグレアの低減にとって重要度の高い部分
となる。
【0014】
【課題を解決するための手段】そこで本発明車輌用前照
灯の反射鏡は、上記した課題を解決するために、反射面
を3つの反射領域に区分し、回転放物面状の領域と次の
ような基本面形状の領域からなる構成を採用する。
灯の反射鏡は、上記した課題を解決するために、反射面
を3つの反射領域に区分し、回転放物面状の領域と次の
ような基本面形状の領域からなる構成を採用する。
【0015】基本面の特徴は、先ず、光軸を含む水平面
に対して一般に所定の角度をもって傾斜された平面内に
基準放物線を有し、該基準放物線の頂点と焦点とを通る
光軸上であって焦点の前方に基準点を有することであ
り、さらに、基準点から発したと仮定した光が基準放物
線を水平面に投影した放物線上の任意の点で反射された
ときの反射光の光線ベクトルに平行な光軸を有し、かつ
反射点を通り基準点を焦点とする仮想的な回転放物面
を、上記光線ベクトルを含み鉛直軸に平行な平面で切っ
たときの交線の集合体として反射面が形成されているこ
とである。
に対して一般に所定の角度をもって傾斜された平面内に
基準放物線を有し、該基準放物線の頂点と焦点とを通る
光軸上であって焦点の前方に基準点を有することであ
り、さらに、基準点から発したと仮定した光が基準放物
線を水平面に投影した放物線上の任意の点で反射された
ときの反射光の光線ベクトルに平行な光軸を有し、かつ
反射点を通り基準点を焦点とする仮想的な回転放物面
を、上記光線ベクトルを含み鉛直軸に平行な平面で切っ
たときの交線の集合体として反射面が形成されているこ
とである。
【0016】即ち、仮想的な回転放物面は、基準放物線
の焦点からある距離をおいて偏位した基準点を焦点と
し、該焦点から光が発したと仮定したときに基準放物線
の水平面への正射影上の反射点で反射した光の光線ベク
トルに平行な光軸を有し、かつ、反射点を含むような放
物面である。
の焦点からある距離をおいて偏位した基準点を焦点と
し、該焦点から光が発したと仮定したときに基準放物線
の水平面への正射影上の反射点で反射した光の光線ベク
トルに平行な光軸を有し、かつ、反射点を含むような放
物面である。
【0017】また、仮想平面は、上記反射点を通り反射
光の光線ベクトルを含んで、しかも鉛直線に平行な平面
である。
光の光線ベクトルを含んで、しかも鉛直線に平行な平面
である。
【0018】これら仮想的な放物面と平面との交線の集
まりが基本面を形成する。
まりが基本面を形成する。
【0019】そして、放電灯のアークが反射面の光軸に
沿って配置される状況下において、第1の反射領域は、
光軸を含む水平面の上側に位置し、その形状が回転放物
面状をなす。
沿って配置される状況下において、第1の反射領域は、
光軸を含む水平面の上側に位置し、その形状が回転放物
面状をなす。
【0020】また、第2の反射領域は、光軸を含む鉛直
面の左右に位置する領域からなり、それらの領域が上記
の基本面の形状をなすとともに、その基準放物線の焦点
位置が第1の領域の焦点位置に等しくされ、該焦点から
基準点までの距離がアークの光軸への正射影の長さ以上
とされている。
面の左右に位置する領域からなり、それらの領域が上記
の基本面の形状をなすとともに、その基準放物線の焦点
位置が第1の領域の焦点位置に等しくされ、該焦点から
基準点までの距離がアークの光軸への正射影の長さ以上
とされている。
【0021】そして、第3の反射領域は、光軸を含む水
平面の下側に位置し、その形状が回転放物面状をなすと
ともにその焦点距離が第1の反射領域の焦点距離より長
くされ、かつ焦点位置が第2の反射領域の基準点の位置
に一致する。
平面の下側に位置し、その形状が回転放物面状をなすと
ともにその焦点距離が第1の反射領域の焦点距離より長
くされ、かつ焦点位置が第2の反射領域の基準点の位置
に一致する。
【0022】
【作用】本発明に係る反射面の第1、第3の反射領域に
よるアークの投影パターンは、アークと各反射領域の焦
点との位置関係によっていずれもスクリーン上では水平
線下に位置する略扇形のパターンとなり、また、第2の
反射領域については、基準放物線の焦点とそれから前方
に偏位した基準点との間において両点を通る光軸に沿っ
てアークが配置されるため、基準放物線の水平面への正
射影上の点毎に想定される仮想的な回転放物面と仮想平
面との交線上の任意の点によるアークの投影像を遠方の
スクリーン上に映し出した場合に、投影像が基準放物線
を含む面に対応した傾斜線上の点を回転中心として水平
線の下方に配置される。
よるアークの投影パターンは、アークと各反射領域の焦
点との位置関係によっていずれもスクリーン上では水平
線下に位置する略扇形のパターンとなり、また、第2の
反射領域については、基準放物線の焦点とそれから前方
に偏位した基準点との間において両点を通る光軸に沿っ
てアークが配置されるため、基準放物線の水平面への正
射影上の点毎に想定される仮想的な回転放物面と仮想平
面との交線上の任意の点によるアークの投影像を遠方の
スクリーン上に映し出した場合に、投影像が基準放物線
を含む面に対応した傾斜線上の点を回転中心として水平
線の下方に配置される。
【0023】アークの形成空間の底部に溜まる沈殿物に
起因するグレアは、投影パターンの上縁に近接した範囲
に現れるが、その範囲を水平線以下に規定することによ
ってグレアの影響を抑えることができる。
起因するグレアは、投影パターンの上縁に近接した範囲
に現れるが、その範囲を水平線以下に規定することによ
ってグレアの影響を抑えることができる。
【0024】
【実施例】以下に、本発明車輌用前照灯の反射鏡の詳細
を図示した実施例に従って説明する。
を図示した実施例に従って説明する。
【0025】図1は反射鏡1の正面図であり、その反射
面2は3種類の反射領域3(1)、3(2)、3(3)
に区分されている。
面2は3種類の反射領域3(1)、3(2)、3(3)
に区分されている。
【0026】尚、反射面2に関する座標系の設定につい
ては、反射面2の光軸をx軸に選び(図1ではx軸は紙
面に垂直な方向に延びている。)、x軸に直交しかつ水
平方向に延びる軸をy軸(図1の右方を正方向とす
る。)に選んでおり、x軸に垂直でかつ鉛直方向に延び
る軸をz軸(図1の上方を正方向とする。)に選んでい
る。そして、この直交座標系の原点Oが正面から見て電
球取付孔4の中心に位置している。
ては、反射面2の光軸をx軸に選び(図1ではx軸は紙
面に垂直な方向に延びている。)、x軸に直交しかつ水
平方向に延びる軸をy軸(図1の右方を正方向とす
る。)に選んでおり、x軸に垂直でかつ鉛直方向に延び
る軸をz軸(図1の上方を正方向とする。)に選んでい
る。そして、この直交座標系の原点Oが正面から見て電
球取付孔4の中心に位置している。
【0027】反射領域3(1)はy−z平面の第1象
限、第2象限に跨った所定の中心角をもつ扇形の領域と
され、その形状は回転放物面状をしている。
限、第2象限に跨った所定の中心角をもつ扇形の領域と
され、その形状は回転放物面状をしている。
【0028】また、反射領域3(2)はx−z平面に関
して対称に配置された2つの扇形の領域3(2L)、3
(2R)からなっており、一方の領域3(2L)がx−
z平面の左側(y<0)に位置し、他方の領域3(2
R)がx−z平面の右側(y>0)に位置している。
して対称に配置された2つの扇形の領域3(2L)、3
(2R)からなっており、一方の領域3(2L)がx−
z平面の左側(y<0)に位置し、他方の領域3(2
R)がx−z平面の右側(y>0)に位置している。
【0029】そして、これらの領域3(2L)、3(2
R)は本実施例ではいずれも中心角が90°に選ばれて
おり、両領域3(2L)、3(2R)と反射領域3
(1)との境界は滑らかに連続されるととともに、境界
線5、5′がx−y平面に対してなす角度がいずれもθ
1とされている。
R)は本実施例ではいずれも中心角が90°に選ばれて
おり、両領域3(2L)、3(2R)と反射領域3
(1)との境界は滑らかに連続されるととともに、境界
線5、5′がx−y平面に対してなす角度がいずれもθ
1とされている。
【0030】y−z平面の第3象限、第4象限に跨って
位置される反射領域3(3)は、中心角2・θ1の扇形
の領域とされ、その形状は回転放物面状をしている。
位置される反射領域3(3)は、中心角2・θ1の扇形
の領域とされ、その形状は回転放物面状をしている。
【0031】尚、その焦点距離は反射領域3(1)の焦
点距離より長くなっている。
点距離より長くなっている。
【0032】また、反射領域3(3)は上記の領域3
(2L)、3(2R)との境界線6、6′において滑ら
かに連続されている。
(2L)、3(2R)との境界線6、6′において滑ら
かに連続されている。
【0033】反射領域3(2L)、3(2R)の基本面
の形状は、本願出願人が既に特願平3−23830号に
おいて開示したものであり、その概要を簡単に説明する
と次のようになる。
の形状は、本願出願人が既に特願平3−23830号に
おいて開示したものであり、その概要を簡単に説明する
と次のようになる。
【0034】図3において、フィラメント7はその中心
軸がx軸に沿って配置されるとともに、点F(以下、
「第1焦点」という。)と点D(点Fからx軸の正方向
に距離dだけ偏位した点であり、以下「第2焦点」とい
う。)との間に位置されている。
軸がx軸に沿って配置されるとともに、点F(以下、
「第1焦点」という。)と点D(点Fからx軸の正方向
に距離dだけ偏位した点であり、以下「第2焦点」とい
う。)との間に位置されている。
【0035】尚、フィラメント7の方位を便宜上明確に
するために、「フィラメント7について、その端部のう
ち点F側の端部を円錐状に尖った形状とし、点D側の端
部を平坦面とする鉛筆形状を仮定する。」という約束を
設ける。
するために、「フィラメント7について、その端部のう
ち点F側の端部を円錐状に尖った形状とし、点D側の端
部を平坦面とする鉛筆形状を仮定する。」という約束を
設ける。
【0036】先ず、x−y平面上で、点Fを焦点とする
放物線8を考える。
放物線8を考える。
【0037】フィラメント7の後端近傍の点Fから出た
光9は、放物線8上の点P3で反射した後、光軸(つま
り、x軸)に平行な方向に出射される。
光9は、放物線8上の点P3で反射した後、光軸(つま
り、x軸)に平行な方向に出射される。
【0038】また、フィラメント7の前端近傍の点Dか
ら出た光は点P3で反射した後、遠方に配置されたスク
リーンSCN上の点RCに向けて出射され、光軸と交差
する光10(つまり、ベクトルP3_RCを方向ベクト
ルとする光)となる。
ら出た光は点P3で反射した後、遠方に配置されたスク
リーンSCN上の点RCに向けて出射され、光軸と交差
する光10(つまり、ベクトルP3_RCを方向ベクト
ルとする光)となる。
【0039】今、別の放物線11を考える。この放物線
11はベクトルP3_RCに平行な光軸を有し、点Dを
焦点とするものであり、図では点P3において放物線8
に対して傾斜している。
11はベクトルP3_RCに平行な光軸を有し、点Dを
焦点とするものであり、図では点P3において放物線8
に対して傾斜している。
【0040】この放物線11をその光軸回りに回転する
ことによって回転放物面を得ることができるが、ベクト
ルP3_RCを含みx−y平面に直交する平面でこの回
転放物面を切断することによって得られる放物線を放物
線12と定義する。
ことによって回転放物面を得ることができるが、ベクト
ルP3_RCを含みx−y平面に直交する平面でこの回
転放物面を切断することによって得られる放物線を放物
線12と定義する。
【0041】点P3を放物線8上に沿って動かすことに
よって放物線12の集合体としての曲面が生成される。
よって放物線12の集合体としての曲面が生成される。
【0042】即ち、スクリーンSCN上にフィラメント
像が映し出される途中段階において面13上に写し出さ
れる像に関しては、点P3による像14が水平線に対し
て平行になり、放物線12上で点P3より下方の点P5
による像15が水平線に対してある角度をなし、点Dか
ら発した後点P3で反射した光10と、点Dから発した
後点P5で反射した光16とが平行になる。
像が映し出される途中段階において面13上に写し出さ
れる像に関しては、点P3による像14が水平線に対し
て平行になり、放物線12上で点P3より下方の点P5
による像15が水平線に対してある角度をなし、点Dか
ら発した後点P3で反射した光10と、点Dから発した
後点P5で反射した光16とが平行になる。
【0043】従って、フィラメント像14、15の平坦
な端部に関する光が平行となるように交線の形状が規定
されているため、これらの平行光が遠方で一致する点R
Cを回転中心としてフィラメント像17、18が位置さ
れることになる。
な端部に関する光が平行となるように交線の形状が規定
されているため、これらの平行光が遠方で一致する点R
Cを回転中心としてフィラメント像17、18が位置さ
れることになる。
【0044】図4は点P3、点P5、そして放物線12
上において点Pと点P5との間に位置する点P4による
各フィラメント像の配置を概略的に示すものである。
上において点Pと点P5との間に位置する点P4による
各フィラメント像の配置を概略的に示すものである。
【0045】図において、J(X)は( )内に示す各
代表点Xに対応するフィラメント像の位置を示してお
り、点P3、P4、P5によるフィラメント像J(P
3)、J(P4)、J(P5)は水平線H−H上の点R
Cを回転中心とした配置となる。
代表点Xに対応するフィラメント像の位置を示してお
り、点P3、P4、P5によるフィラメント像J(P
3)、J(P4)、J(P5)は水平線H−H上の点R
Cを回転中心とした配置となる。
【0046】即ち、フィラメント像は反射点がP3→P
4→P5へと下るに従って矢印Mに示すように点RCを
中心にして反時計回り方向に回転し、フィラメント像の
平坦な端部が常に点RCの方を向くようにして水平線H
−Hの下側に位置する。
4→P5へと下るに従って矢印Mに示すように点RCを
中心にして反時計回り方向に回転し、フィラメント像の
平坦な端部が常に点RCの方を向くようにして水平線H
−Hの下側に位置する。
【0047】図5は反射面2の形成について示すもので
あり、図中の点Pはx−y平面内の放物線8上に位置す
る任意の点(パラメータqを導入することにより点Pの
座標をP(q2/f,−2q,0)と表すことができ
る。)を示しており、点Fから発した光が点Pにおいて
反射したとするとその反射光19はx軸に平行に直進す
る(進行方向をベクトルPSで示す。)。
あり、図中の点Pはx−y平面内の放物線8上に位置す
る任意の点(パラメータqを導入することにより点Pの
座標をP(q2/f,−2q,0)と表すことができ
る。)を示しており、点Fから発した光が点Pにおいて
反射したとするとその反射光19はx軸に平行に直進す
る(進行方向をベクトルPSで示す。)。
【0048】また、点Dから発した後点Pにおいて反射
した光20は反射の法則に従って光19より小さな反射
角をもって反射し、光19に対してある角度(これを
「α」と記す)をもって直進する(進行方向をベクトル
PMで示す。)。
した光20は反射の法則に従って光19より小さな反射
角をもって反射し、光19に対してある角度(これを
「α」と記す)をもって直進する(進行方向をベクトル
PMで示す。)。
【0049】ところで、今、点Dを焦点とし、点Pを通
り光線ベクトルPMに平行な光軸を有する仮想的な回転
放物面21(2点鎖線で示す)を考え、光線ベクトルP
Mを含み、かつ、z軸に平行な平面(これを「π1」と
記す。)で放物面21を切ったときの断面形状(つま
り、放物面21と平面π1との交線22)について考え
る。
り光線ベクトルPMに平行な光軸を有する仮想的な回転
放物面21(2点鎖線で示す)を考え、光線ベクトルP
Mを含み、かつ、z軸に平行な平面(これを「π1」と
記す。)で放物面21を切ったときの断面形状(つま
り、放物面21と平面π1との交線22)について考え
る。
【0050】この断面形状(破線で示す。)が放物線状
をしていることは勿論であるが、点Dから発した後、こ
の交線22上の任意の点で反射した光が互いに平行であ
るという関係が成立するという事情に関して図3で示し
た状況に合致している。
をしていることは勿論であるが、点Dから発した後、こ
の交線22上の任意の点で反射した光が互いに平行であ
るという関係が成立するという事情に関して図3で示し
た状況に合致している。
【0051】このように放物線8上の任意の点P毎に対
応した仮想放物面と、該仮想放物面の光軸に平行で、し
かも点Pを通るz軸に平行な面との交線の集合が基本面
の反射面となる。
応した仮想放物面と、該仮想放物面の光軸に平行で、し
かも点Pを通るz軸に平行な面との交線の集合が基本面
の反射面となる。
【0052】この曲面を[表1]に示すパラメータを用
いた媒介変数表示による表現すると[数1]式のように
なる。
いた媒介変数表示による表現すると[数1]式のように
なる。
【0053】
【表1】
【0054】
【数1】
【0055】尚、[数1]式の導出過程については、説
明の煩雑化をさけるためにあえて割愛するが、上記の説
明と代数幾何の初等的な知識のみで求めることができ
る。
明の煩雑化をさけるためにあえて割愛するが、上記の説
明と代数幾何の初等的な知識のみで求めることができ
る。
【0056】また、[数1]式は回転放物面をd=0と
いう特殊な場合として含んでいることが分かる。
いう特殊な場合として含んでいることが分かる。
【0057】さらに、上述した放物線8を、水平線から
角度θをもって光軸回りに回転させた面上の放物線とし
て[数1]式を一般化したものが[数2]式である。
角度θをもって光軸回りに回転させた面上の放物線とし
て[数1]式を一般化したものが[数2]式である。
【0058】
【数2】
【0059】尚、この[数2]式が[数1]式を含む形
になっていることはθ=0とおいてみれば明かである。
になっていることはθ=0とおいてみれば明かである。
【0060】さて、これまでの説明では、光源としてフ
ィラメントを想定して説明したが、実際の反射鏡への適
用にあたっては、アークの形状に適合するように反射面
2のパラメーターを規定する必要がある。
ィラメントを想定して説明したが、実際の反射鏡への適
用にあたっては、アークの形状に適合するように反射面
2のパラメーターを規定する必要がある。
【0061】図2は光軸に対するアークjの配置を示す
ものであり、点Fはx軸上における焦点距離fの点であ
り、また点Gはx軸上における焦点距離g(>f)の点
である。
ものであり、点Fはx軸上における焦点距離fの点であ
り、また点Gはx軸上における焦点距離g(>f)の点
である。
【0062】x軸に沿ってその直ぐ上に配置されたアー
クjは、x軸への正射影が点Fと点Gとの間に位置さ
れ、正射影の長さが「l」とされている。
クjは、x軸への正射影が点Fと点Gとの間に位置さ
れ、正射影の長さが「l」とされている。
【0063】尚、点K1はアークjのx軸上への正射影
の後端位置を示すx軸上の点(原点Oからの距離を「k
1」とする。)であり、また、点K2はアークjのx軸
上への正射影の前端位置を示すx軸上の点(原点Oから
の距離を「k2」とする。)である。
の後端位置を示すx軸上の点(原点Oからの距離を「k
1」とする。)であり、また、点K2はアークjのx軸
上への正射影の前端位置を示すx軸上の点(原点Oから
の距離を「k2」とする。)である。
【0064】上記した反射領域3(1)は、点Fを焦点
とする回転放物面の一部をなす形状を有し、これは[数
2]式においてd=0(つまり、第1焦点と第2焦点が
点Fに一致する。)を代入した式によって表すことがで
きる。
とする回転放物面の一部をなす形状を有し、これは[数
2]式においてd=0(つまり、第1焦点と第2焦点が
点Fに一致する。)を代入した式によって表すことがで
きる。
【0065】また、反射領域3(2)は第1焦点が点F
で、第2焦点が点Gとされた[数2]式の反射面であ
り、[数2]式にd=g−f、θ=−θ1(但し、θ1
>0)を代入することによって得られるものである。
で、第2焦点が点Gとされた[数2]式の反射面であ
り、[数2]式にd=g−f、θ=−θ1(但し、θ1
>0)を代入することによって得られるものである。
【0066】尚、dの値は点Fと点Gとの間の距離であ
るが、これはアークjのx軸上への正射影の長さlにあ
るマージンを加味した値となっている。即ち、g−k2
=Δ2、k1−f=Δ1とすると、d=(k2+Δ2)
−(k1−Δ1)=l+(Δ1+Δ2)(但し、l=k
2−k1)である。
るが、これはアークjのx軸上への正射影の長さlにあ
るマージンを加味した値となっている。即ち、g−k2
=Δ2、k1−f=Δ1とすると、d=(k2+Δ2)
−(k1−Δ1)=l+(Δ1+Δ2)(但し、l=k
2−k1)である。
【0067】反射領域3(3)は、点Gを焦点とする回
転放物面の一部をなす形状を有し、これは[数2]式に
おいてd=0を代入した式によって表すことができる。
転放物面の一部をなす形状を有し、これは[数2]式に
おいてd=0を代入した式によって表すことができる。
【0068】以上のパラメーターに関する設定の状況を
表形式にまとめると下表のようになる。
表形式にまとめると下表のようになる。
【0069】
【表2】
【0070】上表において反射領域3(1)、3(3)
についてはθ=0としているが、これは[数2]式にd
=0とおいてθを消去すれば回転放物面の表現式が得ら
れることから分かるように便宜上のものである。
についてはθ=0としているが、これは[数2]式にd
=0とおいてθを消去すれば回転放物面の表現式が得ら
れることから分かるように便宜上のものである。
【0071】尚、パラメーターの数値例としては、l=
6(mm)のアークjに対して、f=24(mm)、g
=32(mm)、k1=25(mm)、k2=31(m
m)を挙げることができ、この例ではΔ1=Δ2=1
(mm)のマージンを見込んでいる。
6(mm)のアークjに対して、f=24(mm)、g
=32(mm)、k1=25(mm)、k2=31(m
m)を挙げることができ、この例ではΔ1=Δ2=1
(mm)のマージンを見込んでいる。
【0072】図6乃至図9は各反射領域3(1)乃至3
(3)によって得られる投影パターン23(1)乃至2
3(3)を概略的に示すものである。尚、図中「H−
H」線は水平線を示し、「V−V」線は鉛直線を示して
おり、点oは両線の交点を示している。
(3)によって得られる投影パターン23(1)乃至2
3(3)を概略的に示すものである。尚、図中「H−
H」線は水平線を示し、「V−V」線は鉛直線を示して
おり、点oは両線の交点を示している。
【0073】図6は反射領域3(1)の投影パターン2
3(1)を示すものであり、反射領域3(1)が回転放
物面状をなすことに起因して点oを中心とした扇形のパ
ターンとなる。
3(1)を示すものであり、反射領域3(1)が回転放
物面状をなすことに起因して点oを中心とした扇形のパ
ターンとなる。
【0074】即ち、投影パターン23(1)は、水平線
H−Hの下側において鉛直線V−Vに関して対称に配置
され、アークjの投影像が点oに関して放射状の配置を
とり、その中心角が反射領域3(1)の中心角に対応し
た角度となる。
H−Hの下側において鉛直線V−Vに関して対称に配置
され、アークjの投影像が点oに関して放射状の配置を
とり、その中心角が反射領域3(1)の中心角に対応し
た角度となる。
【0075】図7は反射領域3(2)の投影パターン2
3(2)を示すものであり、該パターンは水平線H−H
の下側に配置されたパターンとなる。
3(2)を示すものであり、該パターンは水平線H−H
の下側に配置されたパターンとなる。
【0076】これは、各反射領域3(2L)、3(2
R)のそれぞれの基準面がx−y平面に関して角度θ1
をなした傾斜面であるため、これらの領域によるアーク
jの投影像が水平線H−Hに対して下側に傾斜した軸上
に回転中心を有することから分かる。尚、図中の矢印は
投影像の配置傾向を示す。
R)のそれぞれの基準面がx−y平面に関して角度θ1
をなした傾斜面であるため、これらの領域によるアーク
jの投影像が水平線H−Hに対して下側に傾斜した軸上
に回転中心を有することから分かる。尚、図中の矢印は
投影像の配置傾向を示す。
【0077】図8は反射領域3(3)の投影パターン2
3(3)を示すものであり、反射領域3(3)が回転放
物面状をなすことに起因して点oを中心とした扇形のパ
ターンとなる。
3(3)を示すものであり、反射領域3(3)が回転放
物面状をなすことに起因して点oを中心とした扇形のパ
ターンとなる。
【0078】即ち、投影パターン23(3)は、水平線
H−Hの下側において鉛直線V−Vに関して対称に配置
され、アークjの投影像が点oに関して放射状の配置を
とり、その中心角が反射領域3(3)の中心角に対応し
た角度となる。
H−Hの下側において鉛直線V−Vに関して対称に配置
され、アークjの投影像が点oに関して放射状の配置を
とり、その中心角が反射領域3(3)の中心角に対応し
た角度となる。
【0079】尚、これは反射領域3(3)の焦点Gがア
ークjのより前方に位置することに注意する。
ークjのより前方に位置することに注意する。
【0080】図9は反射面2による投影パターンの合成
パターン24を概略的に示すものである。
パターン24を概略的に示すものである。
【0081】図17において説明したようにグレアの原
因は球状部d内の金属沃化物の溜りkによって生じ、図
9では投影パターンの左右の上縁の直ぐ上側に位置する
範囲25、25(斜線で示す。)においてグレアが出る
が、この範囲25、25は水平線H−Hの下側に収まっ
ており、これによって配光パターンに対するグレアの影
響を抑えることができる。
因は球状部d内の金属沃化物の溜りkによって生じ、図
9では投影パターンの左右の上縁の直ぐ上側に位置する
範囲25、25(斜線で示す。)においてグレアが出る
が、この範囲25、25は水平線H−Hの下側に収まっ
ており、これによって配光パターンに対するグレアの影
響を抑えることができる。
【0082】また、アークjにおいて輝度の高い場所は
電極寄りの端部(図17の矢印p、pを参照。)であ
り、図9に破線で示す点o付近の範囲26ではアークj
の投影像のうち高輝度の部分が集まることになるため明
るくなり、配光パターン上の中心光度の形成に寄与す
る。
電極寄りの端部(図17の矢印p、pを参照。)であ
り、図9に破線で示す点o付近の範囲26ではアークj
の投影像のうち高輝度の部分が集まることになるため明
るくなり、配光パターン上の中心光度の形成に寄与す
る。
【0083】尚、反射領域3(3)による投影パターン
23(3)については、球状部d内に残存する金属沃化
物の影響によってアークjの投影像が整った配置になら
ないことがあるが、その場合には焦点距離fを大きくす
ることでパターン23(3)は全体的に下げるようにす
れば良い。
23(3)については、球状部d内に残存する金属沃化
物の影響によってアークjの投影像が整った配置になら
ないことがあるが、その場合には焦点距離fを大きくす
ることでパターン23(3)は全体的に下げるようにす
れば良い。
【0084】この投影パターン24は配光パターンの原
形をなすものであり、このパターンに水平方向の拡散や
カットラインの形成を何らかの方法によって実現する必
要がある。
形をなすものであり、このパターンに水平方向の拡散や
カットラインの形成を何らかの方法によって実現する必
要がある。
【0085】その際、反射鏡1の前方に設けられるアウ
ターレンズに、拡散作用を有するレンズステップを形成
する方法が採られるが、アウターレンズの傾きが顕著に
なるにつれて、水平拡散作用の大きなレンズステップを
形成することができなくなるため、拡散作用を反射鏡に
転嫁する必要性が生じてくる。
ターレンズに、拡散作用を有するレンズステップを形成
する方法が採られるが、アウターレンズの傾きが顕著に
なるにつれて、水平拡散作用の大きなレンズステップを
形成することができなくなるため、拡散作用を反射鏡に
転嫁する必要性が生じてくる。
【0086】そこで、波状のパターンを表す一組の方程
式と、上記した反射面2に係る曲面の方程式とを組み合
わせることによって、反射面2を滑らかに波打たせて反
射鏡の作用だけで光を拡散させる方法を採る。
式と、上記した反射面2に係る曲面の方程式とを組み合
わせることによって、反射面2を滑らかに波打たせて反
射鏡の作用だけで光を拡散させる方法を採る。
【0087】そのために下記に示す関数を定義する。
【0088】
【数3】
【0089】パラメータs、Wを用いた正規分布型(あ
るいはガウス型)関数Aten(s,W)において、パ
ラメータWは減衰の度合を規定するものであり、この関
数の表わす形状を図10に示す。
るいはガウス型)関数Aten(s,W)において、パ
ラメータWは減衰の度合を規定するものであり、この関
数の表わす形状を図10に示す。
【0090】そして、[数4]式に示すような、パラメ
ータλを用いた周期関数WAVE(s,λ)を考える。
ータλを用いた周期関数WAVE(s,λ)を考える。
【0091】
【数4】
【0092】パラメータλは余弦波の波長、つまり、波
の間隔を表わしており、関数の表わす形状を図11に示
す。尚、この例では、周期関数としてcos(余弦)関
数を用いているが、必要に応じて各種の周期関数を用い
ても良い。
の間隔を表わしており、関数の表わす形状を図11に示
す。尚、この例では、周期関数としてcos(余弦)関
数を用いているが、必要に応じて各種の周期関数を用い
ても良い。
【0093】これらの関数を掛け合わせると、図12に
示すような減衰的な周期関数Dampが得られるので、
この関数を基本として反射面2を波立たせることができ
る。
示すような減衰的な周期関数Dampが得られるので、
この関数を基本として反射面2を波立たせることができ
る。
【0094】図13は反射面2への波形付与の一例を示
す正面図であり、図では反射面2に形成される凹凸のう
ち凸部を線によって表している。
す正面図であり、図では反射面2に形成される凹凸のう
ち凸部を線によって表している。
【0095】図示するように反射面2の上側の扇形領域
27においては波の形成方向が鉛直方向に対してθcl
(カットライン角に相当する。)だけ傾斜されており、
残りの領域28においては波の形成方向が鉛直方向とさ
れ、両領域の境界付近で波が滑らかに連続されるように
設計する。
27においては波の形成方向が鉛直方向に対してθcl
(カットライン角に相当する。)だけ傾斜されており、
残りの領域28においては波の形成方向が鉛直方向とさ
れ、両領域の境界付近で波が滑らかに連続されるように
設計する。
【0096】つまり、領域27が水平線H−Hに対して
傾斜したカットラインの形成に寄与し、また、領域28
が配光パターンにおける水平方向への拡散を生みだすこ
とになる。
傾斜したカットラインの形成に寄与し、また、領域28
が配光パターンにおける水平方向への拡散を生みだすこ
とになる。
【0097】そして、図9に示したように、光度の高い
範囲26を水平線H−Hの直下に位置させることができ
るため、この原形パターンを拡散させたときに明確なカ
ットラインを得ることができる。
範囲26を水平線H−Hの直下に位置させることができ
るため、この原形パターンを拡散させたときに明確なカ
ットラインを得ることができる。
【0098】尚、このような反射面における波形の付与
の仕方には各種の態様があり、例えば、図14に示すよ
うに正面形状が四角形状をなした反射鏡1Aにおいて、
その反射面2Aの上半面の一部領域に角度θclの拡散
作用をもった領域29を設け、その他の領域30、31
を水平拡散作用をもった領域としても良い。
の仕方には各種の態様があり、例えば、図14に示すよ
うに正面形状が四角形状をなした反射鏡1Aにおいて、
その反射面2Aの上半面の一部領域に角度θclの拡散
作用をもった領域29を設け、その他の領域30、31
を水平拡散作用をもった領域としても良い。
【0099】即ち、領域29では波の形成方向が鉛直方
向に対してθclだけ傾斜しており、その上下にそれぞ
れ位置する領域30、31では波の形成方向が鉛直方向
となるようにし、領域29と領域30、31との境界付
近で波が滑らかに繋がるように丸みをつけるように設計
する。
向に対してθclだけ傾斜しており、その上下にそれぞ
れ位置する領域30、31では波の形成方向が鉛直方向
となるようにし、領域29と領域30、31との境界付
近で波が滑らかに繋がるように丸みをつけるように設計
する。
【0100】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明によれば、反射面を光軸に関して3つの反射
領域から構成し、光軸を含む水平面の上下にそれぞれ配
置される第1、3の反射領域によって得られる投影パタ
ーンを水平線下に位置させるとともに、光軸を含む鉛直
面の左右に配置される第2の反射鏡の投影パターンを水
平線下に位置させ、その上縁に近接した範囲に現れるグ
レアが水平線を越えてその上側に及ばないように規定す
ることができるので、配光パターンにおいてカットライ
ンや最大コントラスト部の上方に生じるグレアを低減す
ることができる。
に、本発明によれば、反射面を光軸に関して3つの反射
領域から構成し、光軸を含む水平面の上下にそれぞれ配
置される第1、3の反射領域によって得られる投影パタ
ーンを水平線下に位置させるとともに、光軸を含む鉛直
面の左右に配置される第2の反射鏡の投影パターンを水
平線下に位置させ、その上縁に近接した範囲に現れるグ
レアが水平線を越えてその上側に及ばないように規定す
ることができるので、配光パターンにおいてカットライ
ンや最大コントラスト部の上方に生じるグレアを低減す
ることができる。
【0101】また、アークにおける最大輝度の部分に対
応する投影像の部分を、配光パターンの中心部に集める
ことができるので、反射鏡によって得られる原形パター
ンに対して水平拡散やカットライン形成方向に対応した
方向への拡散を施して規格に適合する配光パターンを作
り出した場合にカットラインの明瞭さと中心光度の確保
との両立させることができる。
応する投影像の部分を、配光パターンの中心部に集める
ことができるので、反射鏡によって得られる原形パター
ンに対して水平拡散やカットライン形成方向に対応した
方向への拡散を施して規格に適合する配光パターンを作
り出した場合にカットラインの明瞭さと中心光度の確保
との両立させることができる。
【0102】そして、反射面の式に対して正規分布型関
数と周期関数の積からなる関数を加え合わせることによ
って波状の反射面を形成するとともに、反射面のうち光
軸を含む水平面の上側に位置する領域に波の形成方向が
鉛直方向に対して所定の角度をなす領域に設け、その他
の領域では波の形成方向が鉛直方向となるようにするこ
とによって、配光制御に関してアウターレンズの依存度
を減らし、スラント化に適した反射鏡を設計することが
できる。
数と周期関数の積からなる関数を加え合わせることによ
って波状の反射面を形成するとともに、反射面のうち光
軸を含む水平面の上側に位置する領域に波の形成方向が
鉛直方向に対して所定の角度をなす領域に設け、その他
の領域では波の形成方向が鉛直方向となるようにするこ
とによって、配光制御に関してアウターレンズの依存度
を減らし、スラント化に適した反射鏡を設計することが
できる。
【図1】本発明に係る反射面の構成を示す正面図であ
る。
る。
【図2】光軸に沿ったアークの配置を示す図である。
【図3】本発明の基本面に関する光路図である。
【図4】本発明の基本面についてフィラメント像の配置
を示す図である。
を示す図である。
【図5】本発明の基本面について説明するための概略的
な斜視図である。
な斜視図である。
【図6】反射領域3(1)による投影パターンを概略的
に示す図である。
に示す図である。
【図7】反射領域3(2)による投影パターンを概略的
に示す図である。
に示す図である。
【図8】反射領域3(3)による投影パターンを概略的
に示す図である。
に示す図である。
【図9】反射領域3(1)乃至3(3)による投影パタ
ーンを概略的に示す図である。
ーンを概略的に示す図である。
【図10】正規分布型関数Aten(s,W)を概略的
に示すグラフ図である。
に示すグラフ図である。
【図11】周期関数WAVE(s,λ)を概略的に示す
グラフ図である。
グラフ図である。
【図12】減衰周期関数Damp(s,λ)を概略的に
示すグラフ図である。
示すグラフ図である。
【図13】反射面の波状化の一例を示す概略的な正面図
である。
である。
【図14】反射面の波状化の別一例を示す概略的な正面
図である。
図である。
【図15】従来の反射鏡とメタルハライドランプとを示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図16】従来の問題点を示す図である。
【図17】メタルハライドランプの要部を示す拡大側面
図である。
図である。
1 反射鏡 2 反射面 3(1) 第1の反射領域 3(2) 第2の反射領域 3(3) 第3の反射領域 x 光軸 8 基準放物線 F 焦点 D 基準点 π1 平面 21 仮想的な回転放物面 22 交線 1A 反射鏡 2A 反射面 a 放電灯 j アーク
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−249801(JP,A) 特開 昭63−266702(JP,A) 特開 平2−129803(JP,A) 特開 昭63−40201(JP,A) 特開 平1−225001(JP,A) 特開 昭62−123603(JP,A) 特開 昭64−84502(JP,A) 特開 平5−290602(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F21M 3/08
Claims (2)
- 【請求項1】 放電灯を光源とし、すれ違いビームを形
成し得る車輌用前照灯の反射鏡の基本面が、 (イ)光軸を含む水平面に対して一般に所定の角度をも
って傾斜された平面内に基準放物線を有し、該基準放物
線の頂点と焦点とを通る光軸上であって頂点に関して焦
点より前方に基準点を有すること、 (ロ)基準点から発したと仮定した光が基準放物線を水
平面に投影した放物線上の任意の点で反射されたときの
反射光の光線ベクトルに平行な光軸を有し、該反射点を
通り基準点を焦点とする仮想的な回転放物面を、上記光
線ベクトルを含み鉛直軸に平行な平面で切ったときの交
線の集合体として曲面が形成される、ようにした車輌用
前照灯の反射鏡であって、 (ハ)放電灯のアークが反射面の光軸に沿って配置され
ること、 (ニ)反射面が光軸回りに3つの反射領域に区分けされ
ること、 (ホ)第1の反射領域は、光軸を含む水平面の上側に位
置し、その形状が回転放物面状をなしていること、 (ヘ)第2の反射領域は、光軸を含む鉛直面の左右に位
置する領域からなり、それらの領域が上記の基本面の形
状をなすとともに、その基準放物線の焦点位置が第1の
領域の焦点位置に等しくされ、該焦点から基準点までの
距離がアークの光軸への正射影の長さ以上とされている
こと、 (ト)第3の反射領域は、光軸を含む水平面の下側に位
置し、その形状が回転放物面状をなすとともにその焦点
距離が第1の反射領域の焦点距離より長くされ、かつ焦
点位置が第2の反射領域の基準点の位置に一致するこ
と、を特徴とする車輌用前照灯の反射鏡。 - 【請求項2】 請求項1に記載した車輌用前照灯の反射
鏡において、その反射面の表現式に対して正規分布型関
数と周期関数の積からなる関数を加え合わせることによ
って波状の反射面を形成するとともに、反射面のうち光
軸を含む水平面の上側に位置する領域に波の形成方向が
鉛直方向に対して所定の角度をなす領域を設け、その他
の領域では波の形成方向が鉛直方向となるようにしたこ
とを特徴とする車輌用前照灯の反射鏡。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4290907A JP2775373B2 (ja) | 1992-10-06 | 1992-10-06 | 車輌用前照灯の反射鏡 |
| US08/115,120 US5361193A (en) | 1992-10-06 | 1993-09-02 | Vehicular headlight reflector suitable for use with a discharge lamp |
| GB9318534A GB2271629B (en) | 1992-10-06 | 1993-09-07 | Vehicular headlight reflector suitable for use with a discharge lamp |
| DE4333425A DE4333425C2 (de) | 1992-10-06 | 1993-09-30 | Reflektor für einen Fahrzeugscheinwerfer zur Erzeugung von Abblendlicht |
| FR9311847A FR2696529B1 (fr) | 1992-10-06 | 1993-10-05 | Reflecteur de projecteur de vehicule concu pour une utilisation avec une lampe a decharge. |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4290907A JP2775373B2 (ja) | 1992-10-06 | 1992-10-06 | 車輌用前照灯の反射鏡 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06119801A JPH06119801A (ja) | 1994-04-28 |
| JP2775373B2 true JP2775373B2 (ja) | 1998-07-16 |
Family
ID=17762057
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4290907A Expired - Fee Related JP2775373B2 (ja) | 1992-10-06 | 1992-10-06 | 車輌用前照灯の反射鏡 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5361193A (ja) |
| JP (1) | JP2775373B2 (ja) |
| DE (1) | DE4333425C2 (ja) |
| FR (1) | FR2696529B1 (ja) |
| GB (1) | GB2271629B (ja) |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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