JP2776183B2 - 鋼材加熱炉の燃焼制御方法 - Google Patents
鋼材加熱炉の燃焼制御方法Info
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- JP2776183B2 JP2776183B2 JP5004862A JP486293A JP2776183B2 JP 2776183 B2 JP2776183 B2 JP 2776183B2 JP 5004862 A JP5004862 A JP 5004862A JP 486293 A JP486293 A JP 486293A JP 2776183 B2 JP2776183 B2 JP 2776183B2
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- Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋼材加熱炉、特に鍛接
管用鋼帯加熱炉の燃焼制御方法に関する。
管用鋼帯加熱炉の燃焼制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、鋼材は帯鋼であろうが形鋼であ
ろうが、加工前には所定温度に加熱して、いわゆる変形
抵抗を少なくすることが行われている。そのために鋼材
加熱炉が用いられる。しかしながら、通常、かかる加熱
炉におけるバーナーの燃焼は、空気比1.1 〜1.2 で燃焼
させている。そのため、燃焼ガスの雰囲気は過剰酸素を
含む酸化性雰囲気となっている。その結果、被加熱材は
酸化性雰囲気にさらされながら加熱されることになり、
スケールの発生量が多くなり、これによる歩留低下が多
かった。
ろうが、加工前には所定温度に加熱して、いわゆる変形
抵抗を少なくすることが行われている。そのために鋼材
加熱炉が用いられる。しかしながら、通常、かかる加熱
炉におけるバーナーの燃焼は、空気比1.1 〜1.2 で燃焼
させている。そのため、燃焼ガスの雰囲気は過剰酸素を
含む酸化性雰囲気となっている。その結果、被加熱材は
酸化性雰囲気にさらされながら加熱されることになり、
スケールの発生量が多くなり、これによる歩留低下が多
かった。
【0003】従来にあっても、かかる問題点を解決する
方法として、特開昭60- 215716号公報において開示され
るように、二層雰囲気による加熱炉の燃焼方法が提案さ
れている。この方法は、被加熱材を囲む領域を空気比1.
0 未満で燃焼させ、この領域の燃焼で発生した未燃ガス
分をその外側の領域で燃焼させることにより、鋼材の加
熱時に発生するスケールを抑制しようとするものであ
る。いわゆるスケールロスの低減である。
方法として、特開昭60- 215716号公報において開示され
るように、二層雰囲気による加熱炉の燃焼方法が提案さ
れている。この方法は、被加熱材を囲む領域を空気比1.
0 未満で燃焼させ、この領域の燃焼で発生した未燃ガス
分をその外側の領域で燃焼させることにより、鋼材の加
熱時に発生するスケールを抑制しようとするものであ
る。いわゆるスケールロスの低減である。
【0004】しかしながら、この二層雰囲気による燃焼
方法では、燃焼帯域を二層にきちんと区分けして形成す
ることが困難な場合がある。例えば、鍛接管用鋼板の加
熱炉( 以下、単に鍛接管加熱炉という) では、加熱ゾー
ンの下流にオフテークと呼ばれる煙道部が複数個設置さ
れているが、加熱炉内排ガスの流速がこの部分で大きく
なるため、被加熱材の周囲の無酸化雰囲気を乱し、この
位置でスケールが発生する。また、鍛接管加熱炉のバー
ナーは約300 本もあり、この全数を二層雰囲気形成用に
変更する必要があり、非常に大きな設備費用を必要とす
る。
方法では、燃焼帯域を二層にきちんと区分けして形成す
ることが困難な場合がある。例えば、鍛接管用鋼板の加
熱炉( 以下、単に鍛接管加熱炉という) では、加熱ゾー
ンの下流にオフテークと呼ばれる煙道部が複数個設置さ
れているが、加熱炉内排ガスの流速がこの部分で大きく
なるため、被加熱材の周囲の無酸化雰囲気を乱し、この
位置でスケールが発生する。また、鍛接管加熱炉のバー
ナーは約300 本もあり、この全数を二層雰囲気形成用に
変更する必要があり、非常に大きな設備費用を必要とす
る。
【0005】この問題点を解決する方法として、実開平
3−45949 号公報に開示する方法が提案されている。こ
の方法は、鍛接管加熱炉の燃焼ゾーンの炉高をオフテー
クへ近づくほど高くすることにより、炉内排ガスの流速
を遅くして、鋼材周囲の無酸化雰囲気の乱れを防止する
方法である。しかし、この方法は炉体を改造する必要が
あるため、前記と同様に設備費が非常に高価になるとい
う欠点がある。
3−45949 号公報に開示する方法が提案されている。こ
の方法は、鍛接管加熱炉の燃焼ゾーンの炉高をオフテー
クへ近づくほど高くすることにより、炉内排ガスの流速
を遅くして、鋼材周囲の無酸化雰囲気の乱れを防止する
方法である。しかし、この方法は炉体を改造する必要が
あるため、前記と同様に設備費が非常に高価になるとい
う欠点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ここに、本発明の目的
は、設備費をそれほどかけずに、鍛接管加熱炉などの鋼
材加熱炉の加熱時に発生するスケールロスを20〜30%抑
制できる鋼材加熱炉の加熱方法を提供することである。
は、設備費をそれほどかけずに、鍛接管加熱炉などの鋼
材加熱炉の加熱時に発生するスケールロスを20〜30%抑
制できる鋼材加熱炉の加熱方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、かかる目
的を達成すべく、種々検討を重ね、加熱帯での空気比1.
0 未満での燃焼の有利性に着目し、それによる無酸化雰
囲気の安定的形成をはかる燃焼制御方式を見い出し、本
発明を完成した。
的を達成すべく、種々検討を重ね、加熱帯での空気比1.
0 未満での燃焼の有利性に着目し、それによる無酸化雰
囲気の安定的形成をはかる燃焼制御方式を見い出し、本
発明を完成した。
【0008】よって、本発明の要旨とするところは、予
熱帯と、この予熱帯の下流に配置されるとともに連設さ
れた複数の燃焼ゾーンを有する加熱帯と、複数の燃焼ゾ
ーンと予熱帯とをそれぞれ連通状態で接続する複数の煙
道部とを備える鋼材の加熱炉の燃焼制御方法であって、
燃焼ゾーンでの燃焼を空気比1.0未満で行い、生じた
未燃ガスを完全燃焼するに要する量の二次燃焼空気を複
数の煙道部毎に計算し、計算した量の二次燃焼空気を複
数の煙道部それぞれに供給することを特徴とする、鋼材
加熱炉の燃焼制御方法である。
熱帯と、この予熱帯の下流に配置されるとともに連設さ
れた複数の燃焼ゾーンを有する加熱帯と、複数の燃焼ゾ
ーンと予熱帯とをそれぞれ連通状態で接続する複数の煙
道部とを備える鋼材の加熱炉の燃焼制御方法であって、
燃焼ゾーンでの燃焼を空気比1.0未満で行い、生じた
未燃ガスを完全燃焼するに要する量の二次燃焼空気を複
数の煙道部毎に計算し、計算した量の二次燃焼空気を複
数の煙道部それぞれに供給することを特徴とする、鋼材
加熱炉の燃焼制御方法である。
【0009】特に、鋼材として鍛接管用鋼板を加熱する
場合に、前記予熱帯は前記燃焼ゾーンの上方に設けら
れ、少なくとも一部垂直に延設された煙道部によって連
結され、前記二次燃焼空気は、この垂直煙道部で予熱帯
に向けて斜め上方に投入する。
場合に、前記予熱帯は前記燃焼ゾーンの上方に設けら
れ、少なくとも一部垂直に延設された煙道部によって連
結され、前記二次燃焼空気は、この垂直煙道部で予熱帯
に向けて斜め上方に投入する。
【0010】
【作用】次に、添付図面を参照して本発明の作用につい
てさらに具体的に説明する。図1は、本発明において使
用する鍛接管加熱炉の概略説明図であり、図2はそのA
−Aの矢視図であり、そして図3は同じく図2のB−B
の矢視図である。
てさらに具体的に説明する。図1は、本発明において使
用する鍛接管加熱炉の概略説明図であり、図2はそのA
−Aの矢視図であり、そして図3は同じく図2のB−B
の矢視図である。
【0011】図中、帯鋼1は矢印の方向へ進入し、予熱
帯3へ入り炉端でUターンして予熱炉入口から一度炉外
へ出て、今度は加熱帯2へ導入され、約1200℃程度に加
熱された後、炉外へ出て製管機によりパイプ状に成形さ
れ、同時に接合端部を圧接されてパイプとなる。
帯3へ入り炉端でUターンして予熱炉入口から一度炉外
へ出て、今度は加熱帯2へ導入され、約1200℃程度に加
熱された後、炉外へ出て製管機によりパイプ状に成形さ
れ、同時に接合端部を圧接されてパイプとなる。
【0012】加熱帯2は約300 本程度のバーナ5が加熱
帯を構成する燃焼ゾーンIないしIVの両側壁に設置され
ており、通常、これにより炉温度は1300〜1350℃に設定
されている。各加熱ゾーンからの排ガスは煙道部4を経
て予熱帯3に導入されるので、帯鋼1は常温で予熱帯に
入り、約500 〜600 ℃で加熱帯に入ることになる。
帯を構成する燃焼ゾーンIないしIVの両側壁に設置され
ており、通常、これにより炉温度は1300〜1350℃に設定
されている。各加熱ゾーンからの排ガスは煙道部4を経
て予熱帯3に導入されるので、帯鋼1は常温で予熱帯に
入り、約500 〜600 ℃で加熱帯に入ることになる。
【0013】ここで、加熱帯でのスケールロスを抑制す
るためには、被加熱材の周囲雰囲気を無酸化状態にする
ことが有効であることが知られており、本発明にあって
も、燃料配管6と燃焼空気配管7の流量を空気比1.0 以
下になるように調整して燃焼させる。このとき、加熱帯
2内が、O2=0%、CO>0%の雰囲気となり、非酸化雰
囲気が形成され帯鋼1のスケール発生が抑制される。
るためには、被加熱材の周囲雰囲気を無酸化状態にする
ことが有効であることが知られており、本発明にあって
も、燃料配管6と燃焼空気配管7の流量を空気比1.0 以
下になるように調整して燃焼させる。このとき、加熱帯
2内が、O2=0%、CO>0%の雰囲気となり、非酸化雰
囲気が形成され帯鋼1のスケール発生が抑制される。
【0014】一方、加熱帯2で発生した未燃ガスは、こ
のまま排出すると安全上の問題があるばかりでなく燃料
原単位の悪化ともなるので、二次燃焼空気配管8から空
気を煙道部に投入し、未燃ガスを完全燃焼させる。この
ように、未燃ガスは二次燃焼空気の投入により完全に燃
焼し、排ガスの温度が上昇するがその下流のレキュペレ
ータ10により顕熱を回収されて、炉外へ放出される。
のまま排出すると安全上の問題があるばかりでなく燃料
原単位の悪化ともなるので、二次燃焼空気配管8から空
気を煙道部に投入し、未燃ガスを完全燃焼させる。この
ように、未燃ガスは二次燃焼空気の投入により完全に燃
焼し、排ガスの温度が上昇するがその下流のレキュペレ
ータ10により顕熱を回収されて、炉外へ放出される。
【0015】空気比1.0未満とする一次燃焼空気量お
よび未燃ガスを完全燃焼させる二次燃焼空気計算量は、
各流量計6−2、7−2、8−2からのデータに基づい
て演算器9によって演算され、所定の電気信号に変えて
各調節弁6−1、7−1、8−1を作動させる。なお、
図1では図示を省略しているが、二次燃焼空気流量調節
弁8−1および二次燃焼空気流量計8−2を備える二次
燃焼空気配管8は、全ての煙道部4に設けられている。
よび未燃ガスを完全燃焼させる二次燃焼空気計算量は、
各流量計6−2、7−2、8−2からのデータに基づい
て演算器9によって演算され、所定の電気信号に変えて
各調節弁6−1、7−1、8−1を作動させる。なお、
図1では図示を省略しているが、二次燃焼空気流量調節
弁8−1および二次燃焼空気流量計8−2を備える二次
燃焼空気配管8は、全ての煙道部4に設けられている。
【0016】例えば、二次燃焼空気配管から投入する空
気量Qb は演算器9により次の式で計算され、流量調整
弁8-1 により流量を制御される。 Qbn ={(4.9〜5.1)×Qfn−Qan}×Cn Qb : 二次燃焼空気流量 Qf : 燃料流量 Qa : 燃焼空気流量 C : 補正係数 各記号の添字n : 各燃焼ゾーンの区分 図2は燃焼ゾーンの下流に設けた煙道部とそれに続く予
熱帯の連結の様子を示すもので、図3は少なくとも一部
垂直に延設された煙道部において二次燃焼空気を投入す
るノズル8-3 の配置を示す。
気量Qb は演算器9により次の式で計算され、流量調整
弁8-1 により流量を制御される。 Qbn ={(4.9〜5.1)×Qfn−Qan}×Cn Qb : 二次燃焼空気流量 Qf : 燃料流量 Qa : 燃焼空気流量 C : 補正係数 各記号の添字n : 各燃焼ゾーンの区分 図2は燃焼ゾーンの下流に設けた煙道部とそれに続く予
熱帯の連結の様子を示すもので、図3は少なくとも一部
垂直に延設された煙道部において二次燃焼空気を投入す
るノズル8-3 の配置を示す。
【0017】ここで、本発明者らは、このような状態で
二次燃焼空気を投入する場合における二次燃焼空気を投
入する位置や、投入する角度について流体モデル実験や
実際の加熱炉を使って試験を行い、二次燃焼空気と未燃
ガスの混合が最適となるための条件を検討した結果、次
のような知見を得た。
二次燃焼空気を投入する場合における二次燃焼空気を投
入する位置や、投入する角度について流体モデル実験や
実際の加熱炉を使って試験を行い、二次燃焼空気と未燃
ガスの混合が最適となるための条件を検討した結果、次
のような知見を得た。
【0018】図2および図3に示すように、二次燃焼空
気Qb を投入するノズル8-3 は、煙道部4の予熱炉側垂
直部4-1 の周壁の適宜位置に上向きに設置することが望
ましく、その角度θは水平方向より上向きに30〜60°程
度が適しており、ノズルの設置数は煙道部1箇所につ
き、3〜5本に分割するのが望ましい。これは以下の理
由による。
気Qb を投入するノズル8-3 は、煙道部4の予熱炉側垂
直部4-1 の周壁の適宜位置に上向きに設置することが望
ましく、その角度θは水平方向より上向きに30〜60°程
度が適しており、ノズルの設置数は煙道部1箇所につ
き、3〜5本に分割するのが望ましい。これは以下の理
由による。
【0019】まず、二次燃焼空気の投入位置としては、
加熱炉内の定期炉修時に加熱炉上蓋を開放する作業に支
障をきたさないことを考慮すれば、煙道部4の炉長方向
壁面にノズルを設置する必要がある。
加熱炉内の定期炉修時に加熱炉上蓋を開放する作業に支
障をきたさないことを考慮すれば、煙道部4の炉長方向
壁面にノズルを設置する必要がある。
【0020】煙道部の垂直部4-1 のドライブサイド、つ
まり予熱帯側を向いた壁面からの二次燃焼空気投入とワ
ークサイド、つまり予熱帯側と反対側の壁面からの二次
燃焼空気投入との状況を流体モデル実験でみてみると、
ワークサイドから投入した場合は、投入空気は加熱帯2
より流れてくる排ガス流れとうまく混合せず、分流した
まま煙道部の上部へ流れ、煙道部のコーナー部に滞留す
ることがわかった。しかし、煙道部のドライブサイドか
ら上方斜め方向に二次燃焼空気を投入した場合には、空
気が排ガスと十分に混合することができる。これは排ガ
スの流れ方向と煙道形状の特性であると考えられる。
まり予熱帯側を向いた壁面からの二次燃焼空気投入とワ
ークサイド、つまり予熱帯側と反対側の壁面からの二次
燃焼空気投入との状況を流体モデル実験でみてみると、
ワークサイドから投入した場合は、投入空気は加熱帯2
より流れてくる排ガス流れとうまく混合せず、分流した
まま煙道部の上部へ流れ、煙道部のコーナー部に滞留す
ることがわかった。しかし、煙道部のドライブサイドか
ら上方斜め方向に二次燃焼空気を投入した場合には、空
気が排ガスと十分に混合することができる。これは排ガ
スの流れ方向と煙道形状の特性であると考えられる。
【0021】二次燃焼空気の投入ノズル8-3 の角度は、
下向きや水平では加熱炉からくる排ガスの流れを遮断す
ることになり、加熱炉の炉内圧が上昇するので、ノズル
角度は上向きがよく、各種角度を変えて実験した結果、
上向き30〜60°の角度が二次燃焼空気と加熱炉排ガスと
の混合に最適であることがわかった。
下向きや水平では加熱炉からくる排ガスの流れを遮断す
ることになり、加熱炉の炉内圧が上昇するので、ノズル
角度は上向きがよく、各種角度を変えて実験した結果、
上向き30〜60°の角度が二次燃焼空気と加熱炉排ガスと
の混合に最適であることがわかった。
【0022】また、二次燃焼空気ノズルの本数について
も実験を実施したところ、細管に分割するほど混合性が
よいことがわかったが、設置工事費用も考慮すると3〜
5本程度の分割が適当と考えられる。この流体モデル実
験によって得た知見は、実際の鋼材加熱炉に適用して排
ガス組成分析や炉内圧力測定により、その妥当性を確認
した。
も実験を実施したところ、細管に分割するほど混合性が
よいことがわかったが、設置工事費用も考慮すると3〜
5本程度の分割が適当と考えられる。この流体モデル実
験によって得た知見は、実際の鋼材加熱炉に適用して排
ガス組成分析や炉内圧力測定により、その妥当性を確認
した。
【0023】以上述べたように加熱炉での低空気比燃焼
と煙道部での未燃ガス二次燃焼により、鍛接管加熱炉で
のスケール発生を安価な手段でもってしかも容易に抑制
することができる。次に、本発明にかかる鋼材加熱炉の
燃焼制御方法が実際にすぐれた作用を発揮することを実
施例によって説明する。
と煙道部での未燃ガス二次燃焼により、鍛接管加熱炉で
のスケール発生を安価な手段でもってしかも容易に抑制
することができる。次に、本発明にかかる鋼材加熱炉の
燃焼制御方法が実際にすぐれた作用を発揮することを実
施例によって説明する。
【0024】
【実施例】本例では図1ないし図3に示す鍛接管加熱炉
を使用して空気比を0.8 〜1.1 まで変化させて鍛接管用
鋼帯を加熱した時のスケールロス測定結果を示す。鋼材
の寸法および加熱条件は下記の通りである。
を使用して空気比を0.8 〜1.1 まで変化させて鍛接管用
鋼帯を加熱した時のスケールロス測定結果を示す。鋼材
の寸法および加熱条件は下記の通りである。
【0025】 加熱材料寸法 : 4.2t × 445W(mm) 〃 速度 : 80 m/min 加熱帯温度 : 1300〜1350℃ 二次燃焼空気投入ノズル: 角度 45度×4本( 燃焼ゾー
ン当たり) 一連の実験の結果をまとめると図4に示すグラフの通り
である。空気比を1.0未満とすると速やかにスケールロ
スの低減が見られ、空気比1.1 の場合を基準に考えて、
空気比0.8 でほぼ20%の低減が実現できた。
ン当たり) 一連の実験の結果をまとめると図4に示すグラフの通り
である。空気比を1.0未満とすると速やかにスケールロ
スの低減が見られ、空気比1.1 の場合を基準に考えて、
空気比0.8 でほぼ20%の低減が実現できた。
【0026】次に、加熱帯を空気比0.8 で燃焼させた時
の加熱帯内、煙道部、予熱帯内排ガス中のCO%を測定し
た結果を表1に示す。表中の番号は図5に示す測定部位
を示す。これらの結果からも分かるように、本発明によ
れば加熱帯においては非酸化雰囲気が安定して形成され
ており、煙道部から下流、特に予熱帯において初めて未
燃ガスの燃焼が行われていることが分かる。
の加熱帯内、煙道部、予熱帯内排ガス中のCO%を測定し
た結果を表1に示す。表中の番号は図5に示す測定部位
を示す。これらの結果からも分かるように、本発明によ
れば加熱帯においては非酸化雰囲気が安定して形成され
ており、煙道部から下流、特に予熱帯において初めて未
燃ガスの燃焼が行われていることが分かる。
【0027】
【表1】
【0028】
【発明の効果】本発明により、安価な設備費で鍛接管加
熱炉で発生するスケールを抑制することができる。
熱炉で発生するスケールを抑制することができる。
【図1】本発明において使用する鍛接管加熱炉の概略説
明図である。
明図である。
【図2】加熱帯と予熱帯とを連結する煙道部の形状、構
造を示す、図1のA−A矢視図である。
造を示す、図1のA−A矢視図である。
【図3】二次燃焼空気投入ノズルの設置態様を示す、図
2のB−B矢視図である。
2のB−B矢視図である。
【図4】本発明の実施例の結果を示すグラフである。
【図5】図4のデータの測定部位の説明図を示す、図2
のC−C矢視図である。
のC−C矢視図である。
1: 帯鋼、 2: 加熱帯、 3: 予熱帯、
4: 煙道部、 5: バーナ、 6: 燃料配管、
6−1: 燃料流量調節弁、 6−2: 燃料流
量計、7: 燃焼空気配管、 7−1:
燃焼空気流量調節弁、7−2: 燃料空気流量計、
8: 二次燃焼空気配管、8−1: 二次燃焼空気流
量調節弁、 8−2: 二次燃焼空気流量計、8−3:
二次燃焼空気投入ノズル、 9: 演算器、10: レキュ
ペレータ
4: 煙道部、 5: バーナ、 6: 燃料配管、
6−1: 燃料流量調節弁、 6−2: 燃料流
量計、7: 燃焼空気配管、 7−1:
燃焼空気流量調節弁、7−2: 燃料空気流量計、
8: 二次燃焼空気配管、8−1: 二次燃焼空気流
量調節弁、 8−2: 二次燃焼空気流量計、8−3:
二次燃焼空気投入ノズル、 9: 演算器、10: レキュ
ペレータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C21D 1/00 - 11/00 105
Claims (2)
- 【請求項1】 予熱帯と、当該予熱帯の下流に配置され
るとともに連設された複数の燃焼ゾーンを有する加熱帯
と、複数の前記燃焼ゾーンと前記予熱帯とをそれぞれ連
通状態で接続する複数の煙道部とを備える鋼材の加熱炉
の燃焼制御方法であって、前記燃焼ゾーンでの燃焼を空
気比1.0未満で行い、生じた未燃ガスを完全燃焼する
に要する量の二次燃焼空気を複数の前記煙道部毎に計算
し、計算した量の前記二次燃焼空気を複数の前記煙道部
それぞれに供給することを特徴とする、鋼材加熱炉の燃
焼制御方法。 - 【請求項2】 前記鋼材は鍛接管用鋼帯であって、前記
予熱帯は前記燃焼ゾーンの上方に設けられ、少なくとも
一部垂直に延設された煙道部によって連結され、前記二
次燃焼空気は、この垂直煙道部で予熱帯に向けて斜め上
方に投入することを特徴とする請求項1記載の鋼材加熱
炉の燃焼制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5004862A JP2776183B2 (ja) | 1993-01-14 | 1993-01-14 | 鋼材加熱炉の燃焼制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5004862A JP2776183B2 (ja) | 1993-01-14 | 1993-01-14 | 鋼材加熱炉の燃焼制御方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06212248A JPH06212248A (ja) | 1994-08-02 |
| JP2776183B2 true JP2776183B2 (ja) | 1998-07-16 |
Family
ID=11595490
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5004862A Expired - Fee Related JP2776183B2 (ja) | 1993-01-14 | 1993-01-14 | 鋼材加熱炉の燃焼制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2776183B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE2643199B2 (de) * | 1976-09-23 | 1978-07-13 | Siemens Ag, 1000 Berlin Und 8000 Muenchen | Verfahren zur bildlichen Darstellung eines Beugungsbildes bei einem Durchstrahhings-Raster-Korpuskularstrahlmikroskop |
| JPS54128440A (en) * | 1978-03-30 | 1979-10-05 | Sumitomo Metal Ind Ltd | Directly firing type non-oxidation furnace |
| JPS5617968A (en) * | 1979-07-24 | 1981-02-20 | Matsushita Electric Works Ltd | Manufacture of glass fiber reinforced cement product |
| JPS6345324A (ja) * | 1986-08-11 | 1988-02-26 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 金属帯加熱方法 |
-
1993
- 1993-01-14 JP JP5004862A patent/JP2776183B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06212248A (ja) | 1994-08-02 |
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