JP2779934B2 - 充電制御装置 - Google Patents
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- Electromechanical Clocks (AREA)
- Direct Current Feeding And Distribution (AREA)
- Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
- Electric Clocks (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、電気エネ
ルギーをエネルギー源とする電子時計に用いて好適な充
電制御装置に関する。特に、必要なエネルギーが主電源
に充電されていない状態であっても、即座に副電源を充
電して短時間作動させることができる駆動制御・電源シ
ステムに関する。 【0002】[発明の概要] 本発明は、例えば、電気エネルギーをエネルギー源とす
る電子時計に用いられるような充電可能な電源システム
において、詳細には、前記電源が少なくとも電源Aと電
源Aより小なる電気エネルギーを蓄える電源Bとより成
る複数の電源を有する電源システムにおいて、前記電源
Aの電圧が前記電子時計の作動に必要な電圧より低い場
合、電源Aに直列に電気的な負荷を入れて、電源Bの電
圧を電源Aより高くして、前記電子時計の作動に必要な
エネルギーを短時間、電源Bより供給する一方、前記電
源Aの電圧が前記電子時計の作動に必要な電圧より高い
場合、前記負荷をバイパスさせて、電源Bの電圧を電源
Aと同じにする電源システムである。これによって電源
Aにある程度の電気エネルギーが充電されていない場合
でも電源Bによって前記電子時計を短時間駆動すること
ができる一方、電源Aにある程度の電気エネルギーが充
電されている場合には、電源Aに十分な電気エネルギー
を効率良く短時間で充電することができる。 【0003】 【従来の技術】従来、水晶時計等電気エネルギーをエネ
ルギー源とし、エネルギー源が充電可能なものにおいて
は、エネルギー源としての電源が図5に示すように1つ
であった。そのために、前記電源A2が十分に充電され
た後にしか電子時計を作動させることができなかった。
そのため、前記電子時計を作動させるまでには長時間を
要し、また、その間前記電源に正常に充電が行われてい
るかどうかがわからず、使用上の大きな問題となってい
た。また、従来は、図8に示すようにコンデンサ2に電
圧がない場合には充電用トランジスタ31をOFF、放
電用トランジスタ32をOFFにしておき、コンデンサ
3に太陽電池からの電気エネルギーを蓄えて時計体33
を作動させようとしている。しかし、図8に示す従来の
システムだと強い光により急激に太陽電池の電圧が上昇
した場合、充電用トランジスタ31を制御して補助コン
デンサ3にかかる電圧を制御しなければ、補助コンデン
サ3に過電圧がかかり、回路及び補助コンデンサ3が壊
れる欠点がある。そのため、常時連続的に補助コンデン
サ3の電圧をサンプリングして、過電圧がかからないよ
うにすることが提実されているが、常時連続サンプリン
グのために回路の消費電流が大幅に増加してしまう。さ
らに上記のような複雑な回路構成をとらなければなら
ず、回路の誤動作が多発していた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、例えば電子
時計のような充電可能な電源を有する電源システムにお
いて、従来は作動までに長時間を要したという問題点と
前記問題点の改良のために提案された従来の回路システ
ムの複雑さ、誤動作、消費電流の増大という新たな問題
点を解決して、簡単で安定な低消費電流の回路を構成し
て、電子時計の作動までの時間を短縮することを目的と
した充電制御装置を提供することを目的としている。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明の充電制御装置
は、発電手段と、前記発電手段に並列に接続される第1
の電荷蓄積手段と、前記第1の電荷蓄積手段より容量が
小さく、かつ、電源として用いられる第2の電荷蓄積手
段と、前記第1の電荷蓄積手段の電圧が所定の値より低
い場合には前記第1の電荷蓄積手段と直列に電気的負荷
を接続し、前記第1の電荷蓄積手段と前記負荷とからな
る直列回路の両端の電圧を前記第2の電荷蓄積手段に充
電する一方、前記第1の電荷蓄積手段の電圧が前記所定
の値より高い場合には前記負荷をバイパスするスイッチ
ング手段を含む充電制御手段とを有することを特徴とす
る。 【0006】 【作用】本発明によれば、第1の電荷蓄積手段の電圧が
所定の値より低い場合、第1の電荷蓄積手段と電気的負
荷とが直列に接続され、第1の電荷蓄積手段と負荷とか
らなる直列回路の両端の電圧が容量の小さな第2の電荷
蓄積手段に充電される。このため、負荷の両端に発生し
た電圧と第1の電荷蓄積手段の電圧とが第2の電荷蓄積
手段に充電されるため、発電手段が働きさえすれば第1
および第2の電荷蓄積手段が放電してしまった状態で
も、第2の電荷蓄積手段への充電が直ちに完了する。ま
た、第1の電荷蓄積手段の電圧が所定の値より高い場
合、負荷がバイパスされるので、第1の電荷蓄積手段を
効率良く短時間で充電することができる。 【0007】 【発明の実施の形態】本発明を図によって説明する。 【0008】図1は本発明を有効に活用したシステムの
概念を示すブロック図である。ここで、本発明の充電制
御装置について、電気エネルギーをエネルギー源とする
電子時計に適用した場合を例にとって説明する。1は、
電源Aと電源Bの充電のための電源で、太陽電池などの
発電源であり、電源Aと電源Bを充電する能力のある電
源であればよい。2は電源Aで3は電源Aより電源容量
の小さな電源Bである。4は電源Aの電圧が駆動制御回
路5を作動させる電圧以下でも、電源Bによって前記駆
動制御回路5を作動させるようにした本発明による充電
制御回路である。6は駆動制御回路5によって駆動され
る電子時計の表示機構である。 【0009】図2は本発明の電源A、電源B、充電制御
回路の具体的な実施例である。1,2,3,5,6は各
々図1のl,2,3,5,6に対応している。また、
7,8,9,は図1の充電制御回路4の構成要素で、7
は2の電源Aに直列に接続した電気的負荷で本実施例で
は抵抗であるがダイオードなどの電流が流れると電位差
のできるものであればよい。8は、2の電源Aを効率よ
く充電するためのトランジスタで、9はダイオードであ
る。次に図2のシステムの動作について説明する。ま
ず、電流の流れについてであるが、電源A2に電圧がな
い場合、トランジスタ8はOFFしていて、充電源1の
プラスから電気的負荷7、電源A2を通って、充電源1
のマイナスに流れる。また、充電源1のプラスから電源
B3を通って充電源1のマイナスに流れる。以上2つの
ループによって電源A2と電源B3を充電する。本実施
例では電源A2に高容量コンデンサである電気二重層コ
ンデンサを用い、電源B3にタンタル電解コンデンサな
どの電気二重層コンデンサより静電容量の小さいコンデ
ンサを用いる。まず、電源A2に電圧がない場合、前述
した2つのループて電流が流れる。このとき、電源B3
の電圧は、電源A2の電圧より電気的負荷7による電位
差からダイオード9による電位差を引いた分だけ高くな
る。流れる電流によって電気的負荷を設定してやると、
電源A2の電圧が低い場合に、電源B3の電圧によって
駆動制御回路5を作動させることかできる。ここでダイ
オード9は、充電源1の電流が一時流れなくなっても、
電圧の高い電源B3から電源A2に電流が流れて電源B
3の電圧が降下するのを防止している。 また、電源A
2の電圧が駆動制御回路5を作動させることのできる電
圧まで上昇した場合は、トランジスタ8をOFFして電
源A2への充電効率をよくする。 本発明の実施例によ
ると、非常に簡単な回路構成で、主電源である電源Aに
電圧がない場合でも副電源である電源Bによって駆動制
御回路を短時間で安定した動作をさせることができ、消
費電流も低くおさえることができる。 【0010】また、図3は本発明を用いた参考例の回路
ブロック図で先に述べた実施例に加えて主電源A2の電
圧を昇圧して電源B3に充電する機能も備えている。こ
の昇圧機能について以下説明を行う。 【0011】図4において、破線Vss1’は前記昇圧
機能を用いた主電源Aである高容量コンデンサ2の電圧
を示し、実線は電源Bであるコンデンサ5の電圧Vss
2の絶対値を示す。コンデンサ2がフル充電された後、
ソーラバッテリー1に光が当たらなくなった時を説明す
る。コンデンサ2の電圧|Vss1’|が1.2V以上
の時は、コンデンサ2とコンデンサ3とは同じ電圧にな
るように昇圧回路10が動作する。コンデンサ2の電圧
|Vss2’|が1.2V〜0.8Vの時は昇圧回路1
0により1.5倍に昇圧してコンデンサ3に充電する。 【0012】上記のようにコンデンサ2の電圧|Vss
1’|が1.2V以上の時と1.2V〜0.8Vのとき
は、毎秒ステップモータ15を駆動させ、昇圧状態が1
倍から1.5倍に変わるとき(図4t1)にステップモ
ータ15を駆動させるためのステップ状のパルス幅の最
も短いパルス幅に設定し、電圧の変動につれてそのパル
ス幅を制御する。 【0013】図4の0からt1の区間が1倍昇圧で、t
1からt3の区間が1.5倍昇圧区間である。したがっ
てt1からt3の区間でのコンデンサ3の電圧|Vss
2|は、1.8V〜1.2Vとなる。コンデンサ2の電
圧|Vss1’|が0.8V〜0.6Vの時は昇圧回路
10により2倍に昇圧されてコンデンサ3に充電され
る。図4のt3〜t4の区間である。この時のコンデン
サ3の電圧|Vss2|は1.6V〜1.2Vとなる。
コンデンサ2の電圧が0.6V以下の時は、昇圧回路1
0により3倍に昇圧してコンデンサ5に充電する。図4
t4以降である。上記の2倍、3倍昇圧状態の場合は、
コンデンサ2の電圧がかなり下がったことを知らせるた
めに、ステップモータ15を1秒間に2ステップ駆動さ
せて、2秒周期でくり返すようにする。駆動パルス幅の
制御方式は、1倍、1.5倍昇圧状態の場合と同様であ
る。また、図4のt3とt4でt1と同様にステップモ
ータ15を駆動させるためのステップ状のパルス幅を最
も短いパルス幅に設定し電圧の変動につれてそのパルス
幅を制御する。本参考例では、コンデンサ2の電圧が
0.3V以下(図4t5以降)の場合について、昇圧機
能停止後コンデンサ3の電圧を前記実施例のごとく、コ
ンデンサ2の電圧よりも高くして、これによってステッ
プモータ15を駆動させるための電源を得ようというも
のである。 【0014】次に本参考例の多段昇圧充電回路10、電
圧検出回路12、制御回路13、ステツプモータ駆動回
路14の具体例を示す。 【0015】図6は、多段昇圧充電回路10の基本形で
あり、図7はその動作を具体的に示したものであり、
(イ)は昇圧動作、(ロ)は充電動作である。図6、図
7のコンデンサ2,3は、図3のそれであり、コンデン
サ21,22は昇圧用の補助コンデンサである。また、
図6のTr1〜Tr7はFETであり、昇圧を行なうた
めのスイッチの役割を果たしている。図6において、昇
圧を行なわずにVss1’とVss2を同電位にするた
めには、Tr3とTr4をONさせて、他のTrはOF
Fにすればよい。 【0016】この状態を示したのが、図7(A)であ
り、図4の0〜t1における動作である。また、t1〜
t3において1.5倍昇圧充電を行なうためには、昇圧
時Tr1,Tr3,Tr6をONし他をOFF、充電時
Tr2,Tr4,Tr5,Tr7をONし他をOFFす
る。同様にt3〜t4時に2倍昇圧充電を行なうために
は、昇圧時Tr1,Tr3,Tr5,Tr7をONし他
をOFF、充電時は、1.5倍昇圧時充電時の充電時と
同様の動作を行ない、さらに、t4〜t5時に3倍昇圧
を行なうためには、昇圧時は2倍昇圧充電時の昇圧時と
同様の動作を行ない、充電時にはTr2,Tr4,Tr
6,をONし他をOFFする。以上の様に各FETを制
御すれば、各々図7に示す状態となり、各昇圧充電が可
能となる。ここで、本参考例によれば、図4のt5以降
の|Vss1’|が低くなった場合においては、図7
(E)のように図7(A)の状態に加えてTr8をOF
Fしておく。これによりコンデンサ2の電圧|Vss
1’|が低い時に、即座にコンデンサ3に電圧を発生さ
せることができ、電圧検出回路12、制御回路13、ス
テップモータ駆動回路14、ステツプモータ15を作動
させることができる。さらに本参考例のように本発明と
昇圧充電とを組み合わせることによって、短時間で主電
源の電気エネルギーを使用できるため、時計体を長時間
作動させることができる。以上を具体的に電子回路で実
現した多段昇圧充電回路10、電圧検出回路12、制御
回路13、ステップモータ駆動回路14の一実施例は特
願昭60−2438の中に詳細に記載している。本参考
例で用いるステップモータの駆動方式については特開昭
54−75520,特開昭54−77169において公
知のシステムであるが、この駆動方法では電源電圧が約
1.1〜1.2V以下では制御できないことか知られて
いる。したがって従来は電源電圧が約1.1〜1.2V
以上にならないと電子時計を作動させることができなか
った。本参考例では、昇圧充電を行なっている間、すな
わち電子時計が作動している全電圧域にわたり、前記ス
テップモータの駆動パルス幅制御方式を使用することが
できる。 【0017】さらに本発明によって、主電源であるコン
デンサ2の電圧が電子時計作動電圧より低い場合に、コ
ンデンサ3の電圧によって作動させることが可能にな
る。本参考例では、図3の多段昇圧充電回路において、
1.5倍,2倍,3倍の3種類の昇圧手段を有し、それ
を電圧検出回路12による電圧信号により切換えて使っ
ているが、本参考例はこの3種類に限定されるものでは
なく、1種類でも又、多種類用意してもよく、又、倍率
もさまざま考えられる。これにともない通常状態と違う
ステップモータの作動タイミングをとってコンデンサ2
の電圧状態を表わす方法もさまざま考えられる。また、
本参考例での電圧検出はコンデンサ2の電圧を検出して
いるが、コンデンサ3の電圧を検出して、多段昇圧充電
回路10の内容と比較して昇圧状態を決める方法ももち
ろん可能である。また、ソーラバッテリーの部分は、小
型発電機等、発電能力、充電する能力のあるものであれ
ば何でもよい。さらに、ステップモータの駆動パルス幅
の制御、検出方法についても本参考例に限らず、適当な
駆動システムであればよい。また、電気的負荷7,トラ
ンジスタ8の位置はコンデンサ2の下側、つまりマイナ
ス側にあってもよい。 【0018】 【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、第
1の電荷蓄積手段の電圧が所定の値より低い場合には第
1の電荷蓄積手段と直列に電気的負荷を接続し、第1の
電荷蓄積手段と負荷とからなる直列回路の両端の電圧を
容量の小さな第2の電荷蓄積手段に充電する構成によっ
て、負荷の両端に発生した電圧と第1の電荷蓄積手段の
電圧とが第2の電荷蓄積手段に充電される。このため、
発電手段が働きさえすれば第1および第2の電荷蓄積手
段が放電してしまった状態でも、第2の電荷蓄積手段へ
の充電が直ちに完了するので、例えば電子時計を即座に
駆動させることができる。また、本発明において、第1
の電荷蓄積手段の電圧が所定の値より高い場合には負荷
をバイパスする構成によって、負荷での電流制限・電圧
降下が発生することなく、発電手段が容量の大きな第1
の電荷蓄積手段に直接的に接続される。このため、第1
の電荷蓄積手段を効率良く短時間で充電することができ
る。 【0019】したがって、本発明によれば、製品完成後
の電荷蓄積手段が充電されていない時も電子時計が動く
かどうかという品質の確認が容易であり、また、使用中
長い間充電されず電荷蓄積手段の電圧が低下してしまっ
た時にも即座に電子時計を動かすことができる一方、電
荷蓄積手段がある程度充電されている時にはその後の充
電を効率良く短時間でできるという効果を奏するもので
ある。
ルギーをエネルギー源とする電子時計に用いて好適な充
電制御装置に関する。特に、必要なエネルギーが主電源
に充電されていない状態であっても、即座に副電源を充
電して短時間作動させることができる駆動制御・電源シ
ステムに関する。 【0002】[発明の概要] 本発明は、例えば、電気エネルギーをエネルギー源とす
る電子時計に用いられるような充電可能な電源システム
において、詳細には、前記電源が少なくとも電源Aと電
源Aより小なる電気エネルギーを蓄える電源Bとより成
る複数の電源を有する電源システムにおいて、前記電源
Aの電圧が前記電子時計の作動に必要な電圧より低い場
合、電源Aに直列に電気的な負荷を入れて、電源Bの電
圧を電源Aより高くして、前記電子時計の作動に必要な
エネルギーを短時間、電源Bより供給する一方、前記電
源Aの電圧が前記電子時計の作動に必要な電圧より高い
場合、前記負荷をバイパスさせて、電源Bの電圧を電源
Aと同じにする電源システムである。これによって電源
Aにある程度の電気エネルギーが充電されていない場合
でも電源Bによって前記電子時計を短時間駆動すること
ができる一方、電源Aにある程度の電気エネルギーが充
電されている場合には、電源Aに十分な電気エネルギー
を効率良く短時間で充電することができる。 【0003】 【従来の技術】従来、水晶時計等電気エネルギーをエネ
ルギー源とし、エネルギー源が充電可能なものにおいて
は、エネルギー源としての電源が図5に示すように1つ
であった。そのために、前記電源A2が十分に充電され
た後にしか電子時計を作動させることができなかった。
そのため、前記電子時計を作動させるまでには長時間を
要し、また、その間前記電源に正常に充電が行われてい
るかどうかがわからず、使用上の大きな問題となってい
た。また、従来は、図8に示すようにコンデンサ2に電
圧がない場合には充電用トランジスタ31をOFF、放
電用トランジスタ32をOFFにしておき、コンデンサ
3に太陽電池からの電気エネルギーを蓄えて時計体33
を作動させようとしている。しかし、図8に示す従来の
システムだと強い光により急激に太陽電池の電圧が上昇
した場合、充電用トランジスタ31を制御して補助コン
デンサ3にかかる電圧を制御しなければ、補助コンデン
サ3に過電圧がかかり、回路及び補助コンデンサ3が壊
れる欠点がある。そのため、常時連続的に補助コンデン
サ3の電圧をサンプリングして、過電圧がかからないよ
うにすることが提実されているが、常時連続サンプリン
グのために回路の消費電流が大幅に増加してしまう。さ
らに上記のような複雑な回路構成をとらなければなら
ず、回路の誤動作が多発していた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、例えば電子
時計のような充電可能な電源を有する電源システムにお
いて、従来は作動までに長時間を要したという問題点と
前記問題点の改良のために提案された従来の回路システ
ムの複雑さ、誤動作、消費電流の増大という新たな問題
点を解決して、簡単で安定な低消費電流の回路を構成し
て、電子時計の作動までの時間を短縮することを目的と
した充電制御装置を提供することを目的としている。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明の充電制御装置
は、発電手段と、前記発電手段に並列に接続される第1
の電荷蓄積手段と、前記第1の電荷蓄積手段より容量が
小さく、かつ、電源として用いられる第2の電荷蓄積手
段と、前記第1の電荷蓄積手段の電圧が所定の値より低
い場合には前記第1の電荷蓄積手段と直列に電気的負荷
を接続し、前記第1の電荷蓄積手段と前記負荷とからな
る直列回路の両端の電圧を前記第2の電荷蓄積手段に充
電する一方、前記第1の電荷蓄積手段の電圧が前記所定
の値より高い場合には前記負荷をバイパスするスイッチ
ング手段を含む充電制御手段とを有することを特徴とす
る。 【0006】 【作用】本発明によれば、第1の電荷蓄積手段の電圧が
所定の値より低い場合、第1の電荷蓄積手段と電気的負
荷とが直列に接続され、第1の電荷蓄積手段と負荷とか
らなる直列回路の両端の電圧が容量の小さな第2の電荷
蓄積手段に充電される。このため、負荷の両端に発生し
た電圧と第1の電荷蓄積手段の電圧とが第2の電荷蓄積
手段に充電されるため、発電手段が働きさえすれば第1
および第2の電荷蓄積手段が放電してしまった状態で
も、第2の電荷蓄積手段への充電が直ちに完了する。ま
た、第1の電荷蓄積手段の電圧が所定の値より高い場
合、負荷がバイパスされるので、第1の電荷蓄積手段を
効率良く短時間で充電することができる。 【0007】 【発明の実施の形態】本発明を図によって説明する。 【0008】図1は本発明を有効に活用したシステムの
概念を示すブロック図である。ここで、本発明の充電制
御装置について、電気エネルギーをエネルギー源とする
電子時計に適用した場合を例にとって説明する。1は、
電源Aと電源Bの充電のための電源で、太陽電池などの
発電源であり、電源Aと電源Bを充電する能力のある電
源であればよい。2は電源Aで3は電源Aより電源容量
の小さな電源Bである。4は電源Aの電圧が駆動制御回
路5を作動させる電圧以下でも、電源Bによって前記駆
動制御回路5を作動させるようにした本発明による充電
制御回路である。6は駆動制御回路5によって駆動され
る電子時計の表示機構である。 【0009】図2は本発明の電源A、電源B、充電制御
回路の具体的な実施例である。1,2,3,5,6は各
々図1のl,2,3,5,6に対応している。また、
7,8,9,は図1の充電制御回路4の構成要素で、7
は2の電源Aに直列に接続した電気的負荷で本実施例で
は抵抗であるがダイオードなどの電流が流れると電位差
のできるものであればよい。8は、2の電源Aを効率よ
く充電するためのトランジスタで、9はダイオードであ
る。次に図2のシステムの動作について説明する。ま
ず、電流の流れについてであるが、電源A2に電圧がな
い場合、トランジスタ8はOFFしていて、充電源1の
プラスから電気的負荷7、電源A2を通って、充電源1
のマイナスに流れる。また、充電源1のプラスから電源
B3を通って充電源1のマイナスに流れる。以上2つの
ループによって電源A2と電源B3を充電する。本実施
例では電源A2に高容量コンデンサである電気二重層コ
ンデンサを用い、電源B3にタンタル電解コンデンサな
どの電気二重層コンデンサより静電容量の小さいコンデ
ンサを用いる。まず、電源A2に電圧がない場合、前述
した2つのループて電流が流れる。このとき、電源B3
の電圧は、電源A2の電圧より電気的負荷7による電位
差からダイオード9による電位差を引いた分だけ高くな
る。流れる電流によって電気的負荷を設定してやると、
電源A2の電圧が低い場合に、電源B3の電圧によって
駆動制御回路5を作動させることかできる。ここでダイ
オード9は、充電源1の電流が一時流れなくなっても、
電圧の高い電源B3から電源A2に電流が流れて電源B
3の電圧が降下するのを防止している。 また、電源A
2の電圧が駆動制御回路5を作動させることのできる電
圧まで上昇した場合は、トランジスタ8をOFFして電
源A2への充電効率をよくする。 本発明の実施例によ
ると、非常に簡単な回路構成で、主電源である電源Aに
電圧がない場合でも副電源である電源Bによって駆動制
御回路を短時間で安定した動作をさせることができ、消
費電流も低くおさえることができる。 【0010】また、図3は本発明を用いた参考例の回路
ブロック図で先に述べた実施例に加えて主電源A2の電
圧を昇圧して電源B3に充電する機能も備えている。こ
の昇圧機能について以下説明を行う。 【0011】図4において、破線Vss1’は前記昇圧
機能を用いた主電源Aである高容量コンデンサ2の電圧
を示し、実線は電源Bであるコンデンサ5の電圧Vss
2の絶対値を示す。コンデンサ2がフル充電された後、
ソーラバッテリー1に光が当たらなくなった時を説明す
る。コンデンサ2の電圧|Vss1’|が1.2V以上
の時は、コンデンサ2とコンデンサ3とは同じ電圧にな
るように昇圧回路10が動作する。コンデンサ2の電圧
|Vss2’|が1.2V〜0.8Vの時は昇圧回路1
0により1.5倍に昇圧してコンデンサ3に充電する。 【0012】上記のようにコンデンサ2の電圧|Vss
1’|が1.2V以上の時と1.2V〜0.8Vのとき
は、毎秒ステップモータ15を駆動させ、昇圧状態が1
倍から1.5倍に変わるとき(図4t1)にステップモ
ータ15を駆動させるためのステップ状のパルス幅の最
も短いパルス幅に設定し、電圧の変動につれてそのパル
ス幅を制御する。 【0013】図4の0からt1の区間が1倍昇圧で、t
1からt3の区間が1.5倍昇圧区間である。したがっ
てt1からt3の区間でのコンデンサ3の電圧|Vss
2|は、1.8V〜1.2Vとなる。コンデンサ2の電
圧|Vss1’|が0.8V〜0.6Vの時は昇圧回路
10により2倍に昇圧されてコンデンサ3に充電され
る。図4のt3〜t4の区間である。この時のコンデン
サ3の電圧|Vss2|は1.6V〜1.2Vとなる。
コンデンサ2の電圧が0.6V以下の時は、昇圧回路1
0により3倍に昇圧してコンデンサ5に充電する。図4
t4以降である。上記の2倍、3倍昇圧状態の場合は、
コンデンサ2の電圧がかなり下がったことを知らせるた
めに、ステップモータ15を1秒間に2ステップ駆動さ
せて、2秒周期でくり返すようにする。駆動パルス幅の
制御方式は、1倍、1.5倍昇圧状態の場合と同様であ
る。また、図4のt3とt4でt1と同様にステップモ
ータ15を駆動させるためのステップ状のパルス幅を最
も短いパルス幅に設定し電圧の変動につれてそのパルス
幅を制御する。本参考例では、コンデンサ2の電圧が
0.3V以下(図4t5以降)の場合について、昇圧機
能停止後コンデンサ3の電圧を前記実施例のごとく、コ
ンデンサ2の電圧よりも高くして、これによってステッ
プモータ15を駆動させるための電源を得ようというも
のである。 【0014】次に本参考例の多段昇圧充電回路10、電
圧検出回路12、制御回路13、ステツプモータ駆動回
路14の具体例を示す。 【0015】図6は、多段昇圧充電回路10の基本形で
あり、図7はその動作を具体的に示したものであり、
(イ)は昇圧動作、(ロ)は充電動作である。図6、図
7のコンデンサ2,3は、図3のそれであり、コンデン
サ21,22は昇圧用の補助コンデンサである。また、
図6のTr1〜Tr7はFETであり、昇圧を行なうた
めのスイッチの役割を果たしている。図6において、昇
圧を行なわずにVss1’とVss2を同電位にするた
めには、Tr3とTr4をONさせて、他のTrはOF
Fにすればよい。 【0016】この状態を示したのが、図7(A)であ
り、図4の0〜t1における動作である。また、t1〜
t3において1.5倍昇圧充電を行なうためには、昇圧
時Tr1,Tr3,Tr6をONし他をOFF、充電時
Tr2,Tr4,Tr5,Tr7をONし他をOFFす
る。同様にt3〜t4時に2倍昇圧充電を行なうために
は、昇圧時Tr1,Tr3,Tr5,Tr7をONし他
をOFF、充電時は、1.5倍昇圧時充電時の充電時と
同様の動作を行ない、さらに、t4〜t5時に3倍昇圧
を行なうためには、昇圧時は2倍昇圧充電時の昇圧時と
同様の動作を行ない、充電時にはTr2,Tr4,Tr
6,をONし他をOFFする。以上の様に各FETを制
御すれば、各々図7に示す状態となり、各昇圧充電が可
能となる。ここで、本参考例によれば、図4のt5以降
の|Vss1’|が低くなった場合においては、図7
(E)のように図7(A)の状態に加えてTr8をOF
Fしておく。これによりコンデンサ2の電圧|Vss
1’|が低い時に、即座にコンデンサ3に電圧を発生さ
せることができ、電圧検出回路12、制御回路13、ス
テップモータ駆動回路14、ステツプモータ15を作動
させることができる。さらに本参考例のように本発明と
昇圧充電とを組み合わせることによって、短時間で主電
源の電気エネルギーを使用できるため、時計体を長時間
作動させることができる。以上を具体的に電子回路で実
現した多段昇圧充電回路10、電圧検出回路12、制御
回路13、ステップモータ駆動回路14の一実施例は特
願昭60−2438の中に詳細に記載している。本参考
例で用いるステップモータの駆動方式については特開昭
54−75520,特開昭54−77169において公
知のシステムであるが、この駆動方法では電源電圧が約
1.1〜1.2V以下では制御できないことか知られて
いる。したがって従来は電源電圧が約1.1〜1.2V
以上にならないと電子時計を作動させることができなか
った。本参考例では、昇圧充電を行なっている間、すな
わち電子時計が作動している全電圧域にわたり、前記ス
テップモータの駆動パルス幅制御方式を使用することが
できる。 【0017】さらに本発明によって、主電源であるコン
デンサ2の電圧が電子時計作動電圧より低い場合に、コ
ンデンサ3の電圧によって作動させることが可能にな
る。本参考例では、図3の多段昇圧充電回路において、
1.5倍,2倍,3倍の3種類の昇圧手段を有し、それ
を電圧検出回路12による電圧信号により切換えて使っ
ているが、本参考例はこの3種類に限定されるものでは
なく、1種類でも又、多種類用意してもよく、又、倍率
もさまざま考えられる。これにともない通常状態と違う
ステップモータの作動タイミングをとってコンデンサ2
の電圧状態を表わす方法もさまざま考えられる。また、
本参考例での電圧検出はコンデンサ2の電圧を検出して
いるが、コンデンサ3の電圧を検出して、多段昇圧充電
回路10の内容と比較して昇圧状態を決める方法ももち
ろん可能である。また、ソーラバッテリーの部分は、小
型発電機等、発電能力、充電する能力のあるものであれ
ば何でもよい。さらに、ステップモータの駆動パルス幅
の制御、検出方法についても本参考例に限らず、適当な
駆動システムであればよい。また、電気的負荷7,トラ
ンジスタ8の位置はコンデンサ2の下側、つまりマイナ
ス側にあってもよい。 【0018】 【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、第
1の電荷蓄積手段の電圧が所定の値より低い場合には第
1の電荷蓄積手段と直列に電気的負荷を接続し、第1の
電荷蓄積手段と負荷とからなる直列回路の両端の電圧を
容量の小さな第2の電荷蓄積手段に充電する構成によっ
て、負荷の両端に発生した電圧と第1の電荷蓄積手段の
電圧とが第2の電荷蓄積手段に充電される。このため、
発電手段が働きさえすれば第1および第2の電荷蓄積手
段が放電してしまった状態でも、第2の電荷蓄積手段へ
の充電が直ちに完了するので、例えば電子時計を即座に
駆動させることができる。また、本発明において、第1
の電荷蓄積手段の電圧が所定の値より高い場合には負荷
をバイパスする構成によって、負荷での電流制限・電圧
降下が発生することなく、発電手段が容量の大きな第1
の電荷蓄積手段に直接的に接続される。このため、第1
の電荷蓄積手段を効率良く短時間で充電することができ
る。 【0019】したがって、本発明によれば、製品完成後
の電荷蓄積手段が充電されていない時も電子時計が動く
かどうかという品質の確認が容易であり、また、使用中
長い間充電されず電荷蓄積手段の電圧が低下してしまっ
た時にも即座に電子時計を動かすことができる一方、電
荷蓄積手段がある程度充電されている時にはその後の充
電を効率良く短時間でできるという効果を奏するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のブロック図。
【図2】実施例の具体的なブロック図。
【図3】参考例の回路ブロック図。
【図4】コンデンサの放電特性及び参考例による効果説
明図。 【図5】従来例を示す図。 【図6】参考例における多段昇圧充電システムの一具体
例の図。 【図7】(A),(B)-(イ),(B)-(ロ),(C)-(イ),(C)-(ロ),
(D)-(イ),(D)-(ロ),(E)・・・多段昇圧充電システムの
作動説明図。 【図8】第2従来例を示す図。 【符号の説明】 1・・・ソーラバッテリーなどの充電源 2・・・高容量コンデンサ(電源A)3 ・・・コンデンサ(電源B) 7・・・高容量コンデンサに直列に接続した電気的負荷 8・・・充電制御用トランジスタ 9,11・・・逆流防止用ダイオード
明図。 【図5】従来例を示す図。 【図6】参考例における多段昇圧充電システムの一具体
例の図。 【図7】(A),(B)-(イ),(B)-(ロ),(C)-(イ),(C)-(ロ),
(D)-(イ),(D)-(ロ),(E)・・・多段昇圧充電システムの
作動説明図。 【図8】第2従来例を示す図。 【符号の説明】 1・・・ソーラバッテリーなどの充電源 2・・・高容量コンデンサ(電源A)3 ・・・コンデンサ(電源B) 7・・・高容量コンデンサに直列に接続した電気的負荷 8・・・充電制御用トランジスタ 9,11・・・逆流防止用ダイオード
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名)
G04C 10/00
G04G 1/00 310
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.発電手段と、 前記発電手段に並列に接続される第1の電荷蓄積手段
と、 前記第1の電荷蓄積手段より容量が小さく、かつ、電源
として用いられる第2の電荷蓄積手段と、 前記第1の電荷蓄積手段の電圧が所定の値より低い場合
には前記第1の電荷蓄積手段と直列に電気的負荷を接続
し、前記第1の電荷蓄積手段と前記負荷とからなる直列
回路の両端の電圧を前記第2の電荷蓄積手段に充電する
一方、前記第1の電荷蓄積手段の電圧が前記所定の値よ
り高い場合には前記負荷をバイパスするスイッチング手
段を含む充電制御手段とを有することを特徴とする充電
制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8305341A JP2779934B2 (ja) | 1996-11-15 | 1996-11-15 | 充電制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8305341A JP2779934B2 (ja) | 1996-11-15 | 1996-11-15 | 充電制御装置 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60076007A Division JP2622540B2 (ja) | 1985-04-10 | 1985-04-10 | 電子時計 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09189777A JPH09189777A (ja) | 1997-07-22 |
| JP2779934B2 true JP2779934B2 (ja) | 1998-07-23 |
Family
ID=17943952
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8305341A Expired - Lifetime JP2779934B2 (ja) | 1996-11-15 | 1996-11-15 | 充電制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2779934B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4682103B2 (ja) * | 2006-07-20 | 2011-05-11 | 三菱電機株式会社 | 電子式回路遮断器 |
| JP4639403B2 (ja) * | 2007-04-02 | 2011-02-23 | 日立バルブ株式会社 | 緊急遮断弁用アクチュエータ |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60100784A (ja) * | 1983-11-08 | 1985-06-04 | Seikosha Co Ltd | 太陽電池時計 |
-
1996
- 1996-11-15 JP JP8305341A patent/JP2779934B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09189777A (ja) | 1997-07-22 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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