JP2784596B2 - 紛末化粧料の成型方法及び装置 - Google Patents
紛末化粧料の成型方法及び装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、油分を含む粉末化粧料を容器に充填、成
型する方法及びそのための装置に関する。
型する方法及びそのための装置に関する。
(従来の技術) 従来、粉末化粧料に油分を混合して混練し、混練機か
ら押し出した化粧料を中皿と称せられる皿状の化粧料容
器に充填し、プレスして固型化するようにした粉末化粧
料の成型方法は公知であり、広く実用化されている。
ら押し出した化粧料を中皿と称せられる皿状の化粧料容
器に充填し、プレスして固型化するようにした粉末化粧
料の成型方法は公知であり、広く実用化されている。
かかる成型方法においては、混練された粉末化粧料
は、第15図に示すようにスクリュー押出機(1)により
螺旋状に練り出され、ノズル(2)を通して第16図に示
すような棒状の化粧料(3)に形成し、この棒状化粧料
(3)を所望の厚みに切断して中皿(4)に充填してい
る。しかしながら、スクリュー押出機(1)で練り出さ
れた化粧料は、第17図に示すように本質的に螺旋状の断
層(5)を形成すると共に、スクリュー押出機(1)か
らノズル(2)への送り込み時に、中心部分の送り込み
速度が周辺部より良好なため、中心部分の断層が歪んで
しまう欠点があった。又、化粧料の成分処方によっては
断層が形成されない場合もあった。
は、第15図に示すようにスクリュー押出機(1)により
螺旋状に練り出され、ノズル(2)を通して第16図に示
すような棒状の化粧料(3)に形成し、この棒状化粧料
(3)を所望の厚みに切断して中皿(4)に充填してい
る。しかしながら、スクリュー押出機(1)で練り出さ
れた化粧料は、第17図に示すように本質的に螺旋状の断
層(5)を形成すると共に、スクリュー押出機(1)か
らノズル(2)への送り込み時に、中心部分の送り込み
速度が周辺部より良好なため、中心部分の断層が歪んで
しまう欠点があった。又、化粧料の成分処方によっては
断層が形成されない場合もあった。
練り出しによって形成される棒状化粧料(3)のかか
る断層(5)の歪みや無断層は、中皿(4)への充填後
経日変化に伴い製品表面にヒビ割れ現象を招来してしま
うという、きわめて重大な欠陥を発生して来る問題があ
った。
る断層(5)の歪みや無断層は、中皿(4)への充填後
経日変化に伴い製品表面にヒビ割れ現象を招来してしま
うという、きわめて重大な欠陥を発生して来る問題があ
った。
(発明が解決しようとする課題) この発明は、スクリュー押出機からノズルを通して練
り出された化粧料に断層歪みを発生させることのない成
型方法並びにそのための装置を提供せんとするものであ
る。
り出された化粧料に断層歪みを発生させることのない成
型方法並びにそのための装置を提供せんとするものであ
る。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するために、第1の発明が採った手段
は、油分を含む粉末化粧料を螺旋状に練り出し、その後
板状のノズル孔を通して板状に押し出し、押し出された
板状の化粧料から中皿の形状に対応した形状に型抜き
し、中皿に充填、成形するようにしたことを特徴とす
る。
は、油分を含む粉末化粧料を螺旋状に練り出し、その後
板状のノズル孔を通して板状に押し出し、押し出された
板状の化粧料から中皿の形状に対応した形状に型抜き
し、中皿に充填、成形するようにしたことを特徴とす
る。
又、第2の発明は、第1の発明の方法に適用するため
の成形ノズルであって、中心に板状のノズル孔を有し、
該ノズル孔の入口側に化粧料の練り出し方向に向って突
出する凸部で形成したことを特徴とする。
の成形ノズルであって、中心に板状のノズル孔を有し、
該ノズル孔の入口側に化粧料の練り出し方向に向って突
出する凸部で形成したことを特徴とする。
(実施例) 以下に図面を参照しつつ、この発明の好ましい実施例
を詳細に説明する。
を詳細に説明する。
図において、(10)はスクリュー押出機であり、その
先端に成形ノズル(11)が連設される。スクリュー押出
機(10)は従来のものと同様であるが、成形ノズル(1
1)は従来と異なっており、この発明の特徴部分であ
る。スクリュー押出機(10)で螺旋状に練り出された化
粧料は、成形ノズル(11)を通過して、第3図に示すよ
うな板状の化粧料(12)に成形される。板状に練り出し
成形された化粧料(12)を第14図に示すように中皿の形
状に合わせた抜き型で所望の形状の化粧料(13)に抜い
て、中皿に供給し、プレス成型して充填する。
先端に成形ノズル(11)が連設される。スクリュー押出
機(10)は従来のものと同様であるが、成形ノズル(1
1)は従来と異なっており、この発明の特徴部分であ
る。スクリュー押出機(10)で螺旋状に練り出された化
粧料は、成形ノズル(11)を通過して、第3図に示すよ
うな板状の化粧料(12)に成形される。板状に練り出し
成形された化粧料(12)を第14図に示すように中皿の形
状に合わせた抜き型で所望の形状の化粧料(13)に抜い
て、中皿に供給し、プレス成型して充填する。
成形ノズル(11)から押し出された板状の化粧料(1
2)は、スクリュー押出機(10)から練り出された螺旋
状の積層体が、薄い板状に成形されるとき、断層(14)
が第5図に示すように板状化粧料(12)の幅方向に平行
に形成される。この為、第4図に示すように抜かれた化
粧料(13)には、その厚みと直交する方向に断層(14)
が存在しているため、経日変化によってもヒビ割れ等が
発生して来るおそれがない。
2)は、スクリュー押出機(10)から練り出された螺旋
状の積層体が、薄い板状に成形されるとき、断層(14)
が第5図に示すように板状化粧料(12)の幅方向に平行
に形成される。この為、第4図に示すように抜かれた化
粧料(13)には、その厚みと直交する方向に断層(14)
が存在しているため、経日変化によってもヒビ割れ等が
発生して来るおそれがない。
第6〜第10図を参照して、この発明の方法に適用され
る成形ノズル(11)を説明する。成形ノズル(11)は中
心に板状のノズル孔(15)を有し、該ノズル孔(15)の
入口側には、スクリュー押出機(10)に向かって突出す
る円垂状の凸部(16)が形成される。成形ノズル(11)
はノズル孔(15)の長手方向中心に沿って左右2つに分
割された型(17)(18)からなり、両ノズル型(17)
(18)を接合することにより成形ノズル(11)が形成さ
れると共に、第9、第10図に示すように互に入り子式の
形状を有し、入り込む寸法を変化させることによりノズ
ル孔(15)の幅を調整することが出来、これにより第11
図に示すように押し出される板状化粧料(12)の厚みを
任意の厚みに調整することが可能である。
る成形ノズル(11)を説明する。成形ノズル(11)は中
心に板状のノズル孔(15)を有し、該ノズル孔(15)の
入口側には、スクリュー押出機(10)に向かって突出す
る円垂状の凸部(16)が形成される。成形ノズル(11)
はノズル孔(15)の長手方向中心に沿って左右2つに分
割された型(17)(18)からなり、両ノズル型(17)
(18)を接合することにより成形ノズル(11)が形成さ
れると共に、第9、第10図に示すように互に入り子式の
形状を有し、入り込む寸法を変化させることによりノズ
ル孔(15)の幅を調整することが出来、これにより第11
図に示すように押し出される板状化粧料(12)の厚みを
任意の厚みに調整することが可能である。
スクリュー押出機(10)から成形ノズル(11)を通し
て化粧料を練り出す時、化粧料の硬さにより成形ノズル
(11)に掛かる抵抗が相違する。この抵抗は、化粧料が
軟らかいほど小さく、硬くなるに従って大きくなり、化
粧料の中心部が速く練り出されてしまう。このような傾
向は成形された化粧料に悪影響を与える。
て化粧料を練り出す時、化粧料の硬さにより成形ノズル
(11)に掛かる抵抗が相違する。この抵抗は、化粧料が
軟らかいほど小さく、硬くなるに従って大きくなり、化
粧料の中心部が速く練り出されてしまう。このような傾
向は成形された化粧料に悪影響を与える。
そこで、この発明においては、成形ノズル(11)の中
心部にスクリュー押出機(10)に向って突出する凸部
(16)を形成し、化粧料の中心部に抵抗を与えるように
してある。凸部(16)は、第12〜14図に示すように化粧
料が硬くなるのに比例してその高さが大きくなるように
する。第12図は最も軟らかい化粧料のための成形ノズル
であって、凸部(16)は実質的にない形状にされてい
る。第13図は比較的軟らかい化粧料のための成形ノズル
を示し、比較的低い凸部(16)が形成されると共に、凸
部(16)の基部は円弧状のゆるやかな曲面に形成されて
いる。又、第14図は比較的硬い化粧料のための成形ノズ
ルを示し、高さの高い凸部(16)が形成されると共に、
凸部(16)の基部も鋭角な面に形成されている。
心部にスクリュー押出機(10)に向って突出する凸部
(16)を形成し、化粧料の中心部に抵抗を与えるように
してある。凸部(16)は、第12〜14図に示すように化粧
料が硬くなるのに比例してその高さが大きくなるように
する。第12図は最も軟らかい化粧料のための成形ノズル
であって、凸部(16)は実質的にない形状にされてい
る。第13図は比較的軟らかい化粧料のための成形ノズル
を示し、比較的低い凸部(16)が形成されると共に、凸
部(16)の基部は円弧状のゆるやかな曲面に形成されて
いる。又、第14図は比較的硬い化粧料のための成形ノズ
ルを示し、高さの高い凸部(16)が形成されると共に、
凸部(16)の基部も鋭角な面に形成されている。
成形ノズル(11)のノズル孔(15)の入口側を形造る
凸部(16)の高さ及び形状を第12〜14図に示すように、
練り出される化粧料の硬さに対応して適宜選択すること
により、化粧料の中心部に掛かる抵抗を変えて中心部が
速く練り出されるのを防止し、全体を均一な速度で練り
出すことが可能となる。このように、化粧料全体を均一
に練り出すことにより断層に歪みが生じて来るおそれが
なくなり、良好な製品を得ることが出来る。
凸部(16)の高さ及び形状を第12〜14図に示すように、
練り出される化粧料の硬さに対応して適宜選択すること
により、化粧料の中心部に掛かる抵抗を変えて中心部が
速く練り出されるのを防止し、全体を均一な速度で練り
出すことが可能となる。このように、化粧料全体を均一
に練り出すことにより断層に歪みが生じて来るおそれが
なくなり、良好な製品を得ることが出来る。
この発明の方法により練り出され、充填された化粧料
の経日変化を調べたところ、従来の方法によったものに
あっては、1ケ月経過後に20%、6ケ月経過後に30%、
1ケ年経過後に35%のヒビ割れ発生が見られたのに対
し、この発明の方法に従ったものにあっては、1ケ年経
過後においてもヒビ割れは全く発生しておらなかった。
の経日変化を調べたところ、従来の方法によったものに
あっては、1ケ月経過後に20%、6ケ月経過後に30%、
1ケ年経過後に35%のヒビ割れ発生が見られたのに対
し、この発明の方法に従ったものにあっては、1ケ年経
過後においてもヒビ割れは全く発生しておらなかった。
(作用) この発明の方法及び装置で板状に練り出された化粧料
は、断層が化粧料の幅方向に平行に形成されている為、
経日変化によるヒビ割れ等が発生して来ることがなかっ
た。
は、断層が化粧料の幅方向に平行に形成されている為、
経日変化によるヒビ割れ等が発生して来ることがなかっ
た。
(発明の効果) この発明の方法及び装置によれば、ヒビ割れ等が発生
するおそれのないきわめて安定した固型粉末化粧料を得
ることが出来ると共に、練り出された板状化粧料から中
皿の形状に合わせた抜き型で所望の形状に抜いて中皿に
充填する為、異形の中皿にきわめて良好且容易に対応す
ることが出来る利点がある。
するおそれのないきわめて安定した固型粉末化粧料を得
ることが出来ると共に、練り出された板状化粧料から中
皿の形状に合わせた抜き型で所望の形状に抜いて中皿に
充填する為、異形の中皿にきわめて良好且容易に対応す
ることが出来る利点がある。
第1、2図は練り出し装置の縦断面図、第3図は練り出
された化粧料の斜視図、第4図は中皿充填用抜き型形状
を示す斜視図、第5図は板状に練り出された化粧料の拡
大斜視図、第6、7図は成形ノズルの斜視図、第8図は
同断面図、第9、10図は同平面図、第11図は練り出され
た厚みの異なる板状化粧料の斜視図、第12〜14図は成形
ノズルの凸部の変形を示す断面図、第15図は従来の練り
出し装置の断面図、第16図は同練り出された化粧料の斜
視図、第17図は同一部の拡大断面図、第18図は中皿充填
後の化粧料のヒビ割れ状態を示す斜視図である。 (10)…スクリュー押出機 (11)…成形ノズル、(12)…板状化粧料 (13)…抜き化粧料、(14)…断層 (15)…ノズル孔、(16)…凸部
された化粧料の斜視図、第4図は中皿充填用抜き型形状
を示す斜視図、第5図は板状に練り出された化粧料の拡
大斜視図、第6、7図は成形ノズルの斜視図、第8図は
同断面図、第9、10図は同平面図、第11図は練り出され
た厚みの異なる板状化粧料の斜視図、第12〜14図は成形
ノズルの凸部の変形を示す断面図、第15図は従来の練り
出し装置の断面図、第16図は同練り出された化粧料の斜
視図、第17図は同一部の拡大断面図、第18図は中皿充填
後の化粧料のヒビ割れ状態を示す斜視図である。 (10)…スクリュー押出機 (11)…成形ノズル、(12)…板状化粧料 (13)…抜き化粧料、(14)…断層 (15)…ノズル孔、(16)…凸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鴫原 恵江子 東京都板橋区加賀2丁目16番1号 資生 堂化工株式会社内 (72)発明者 塚越 千代子 東京都板橋区加賀2丁目16番1号 資生 堂化工株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−93016(JP,A) 特開 昭62−205009(JP,A) 特開 平2−178212(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61K 7/00 A61K 7/02
Claims (2)
- 【請求項1】油分を含む粉末化粧料を螺旋状に練り出
し、その後板状のノズル孔を通して板状に押し出し、押
し出された板状の化粧料から中皿の形状に対応した形状
に型抜きし、中皿に充填、成形するようにしたことを特
徴とする粉末化粧料の成型方法。 - 【請求項2】中心に板状のノズル孔を有し、該ノズル孔
の入口側に化粧料の練り出し方向に向って突出する凸部
で形成したことを特徴とする粉末化粧料の成形ノズル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22525989A JP2784596B2 (ja) | 1989-08-31 | 1989-08-31 | 紛末化粧料の成型方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22525989A JP2784596B2 (ja) | 1989-08-31 | 1989-08-31 | 紛末化粧料の成型方法及び装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0390010A JPH0390010A (ja) | 1991-04-16 |
| JP2784596B2 true JP2784596B2 (ja) | 1998-08-06 |
Family
ID=16826511
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22525989A Expired - Fee Related JP2784596B2 (ja) | 1989-08-31 | 1989-08-31 | 紛末化粧料の成型方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2784596B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110143008A (zh) * | 2019-05-16 | 2019-08-20 | 李辉 | 一种粉末类化妆品成型方法 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4789132B2 (ja) * | 2004-06-18 | 2011-10-12 | ポーラ化成工業株式会社 | 固形化粧料の製造方法 |
| EP4442239A4 (en) * | 2021-12-03 | 2025-04-23 | Albion Co., Ltd. | Cosmetic material production method |
-
1989
- 1989-08-31 JP JP22525989A patent/JP2784596B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110143008A (zh) * | 2019-05-16 | 2019-08-20 | 李辉 | 一种粉末类化妆品成型方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0390010A (ja) | 1991-04-16 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |