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JP2800606B2 - シール - Google Patents
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JP2800606B2 - シール - Google Patents

シール

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JP2800606B2
JP2800606B2 JP4335822A JP33582292A JP2800606B2 JP 2800606 B2 JP2800606 B2 JP 2800606B2 JP 4335822 A JP4335822 A JP 4335822A JP 33582292 A JP33582292 A JP 33582292A JP 2800606 B2 JP2800606 B2 JP 2800606B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、開封、未開封を検証す
るためのシールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から秘密情報等を記載した書類が入
れられた書類袋の開封、未開封を検証するために、書類
袋の開封口にシールを封着し、シールが破壊されている
か否かによる検証方法が行われている。
【0003】この検証方法に用いるシールの一例とし
て、脆弱なベースシートの表面に、複雑な図柄層を設
け、裏面に接着層を介して剥離シートを貼着したシール
がある。このシールは、ベースシートの強度が接着層の
接着強度より弱いため、剥がす際にベースシート及びそ
の上部に形成されている図柄層が破壊され、再封着は不
可能となる。
【0004】しかしながら、書類袋等の開封後に外見
上、酷似した偽造シールが封着された場合、目視ではそ
れを完全に見破ることはできない。よって、前記検証方
法が意味をなさない可能性がある。
【0005】他方、前記シールに新たな偽造防止技術を
付与する場合、その存在を意識させないものとする必要
がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題点に着目してなされたもので、その課題とするところ
は、書類袋等の開封口に封着して、開封、未開封を確実
に検証できるシールを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
脆弱なベースシートの表面に、赤外線吸収インキからな
る検証層、赤外線透過インキからなる図柄層を設け、裏
面に接着層を介して剥離シートを貼着したことを特徴と
するシールである。
【0008】請求項2記載の発明は、前記ベースシート
が、低強度の紙、プラスチックフィルム、塩化ビニルと
アクリルの共重合樹脂に体質顔料を含有しフィルム化し
たフィルム、アルミホイル等の金属薄膜、のいずれか、
であることを特徴とする請求項1記載のシールである。
請求項3記載の発明は、前記検証層が赤外線リーダーに
より読み取り可能なパターンであることを特徴とする請
求項1または2記載のシールである。
【0009】請求項4記載の発明は、前記赤外線吸収イ
ンキ中に、Fe 2+ 及び/またはCu 2+ を含有するガラス
系材料を粉末化したものを含むことを特徴とする請求項
1または2記載のシールである。
【0010】請求項5記載の発明は、前記赤外線吸収イ
ンキ中に、五二酸化リンを主成分とし、Fe 2+ 及び/ま
たはCu 2+ を含有するリン酸塩系白色結晶粉末を含むこ
とを特徴とする請求項1または2記載のシールである。
【0011】以下に、本発明に係わるシールを図1を用
いて詳細に説明する。本発明に係わるベースシート
(3)は、封着、開封後に破壊される必要があり、低強
度の紙,プラスチックフィルム、塩化ビニルとアクリル
の共重合樹脂に体質顔料(例えば、チタンホワイト、炭
酸カルシウム)を混合し、フィルム化したフィルム、ア
ルミホイル等の金属薄膜等の脆弱な材料が挙げられる。
【0012】本発明に係わる検証層(2)は、赤外線吸
収インキをスクリーン印刷方法等の公知の印刷方法によ
り1μm〜10μmの膜厚で印刷して設ける。ここで用
いる赤外線吸収インキとは、通常のカーボンブラック等
を顔料とするインキでもよいが、前記インキは可視領域
にも吸収があるため、上層に図柄層を設けても検証層が
目視可能となる虞があるため、可視領域に吸収が無いか
少なく(白色あるいは淡色)、かつ赤外線を吸収する顔
料又は染料を含む赤外線吸収インキが好ましい。
【0013】そのような赤外線吸収インキは、例えばF
2+及び/またはCu2+を含有するガラス系材料、五二
酸化リンを主成分とし、Fe2+及び/またはCu2+を含
有するリン酸塩系白色結晶粉末、金属錯体型の赤外線吸
収剤等を顔料としたものである。
【0014】前記Fe2+及び/又はCu2+を含有するガ
ラス系粉末材料をより具体的に説明すると、五二酸化リ
ン(P2 5 )を主成分とし、酸化鉄及び/又は酸化銅
を1.0重量%以上含む粉末材料で、より好ましくは五
二酸化リンを重量%で35.0〜80.0%、酸化鉄及
び酸化銅をそれぞれ0〜3.0%含むガラス系粉末材料
であることを特徴とする。
【0015】尚、前記ガラス系粉末材料内には必要に応
じて以下の化合物を含有していてもよい。すなわち、
【0016】 Al2 3 2.0〜10.0重量% B2 3 1.0〜30.0重量% MgO 3.0〜10.0重量% ZnO 0〜 3.0重量% K2 O 0〜15.0重量% BaO 0〜10.0重量% SrO 0〜 1.0重量% Ni、Co、Se 微量
【0017】また、前記五二酸化リンを主成分とし、F
2+及び/またはCu2+を含有するリン酸塩系白色結晶
粉末をより具体的に説明すると、五二酸化リンを重量%
で40〜70%、Fe2+及び/又はCu2+をそれぞれ3
0〜70%含む結晶粉末である。このリン酸塩系白色結
晶粉末は、前記の組成を有するリン酸塩系の組成物につ
いてこれを融解し、かつ結晶化させてリン酸塩系白色結
晶を求めると共にこれを粉末化したものである。尚、こ
のリン酸塩系白色結晶粉末についても必要に応じて以下
の化合物を含有していてもよい。
【0018】 Al2 3 2.0〜10.0重量% B2 3 1.0〜30.0重量% MgO 3.0〜10.0重量% ZnO 0〜 3.0重量% K2 O 0〜15.0重量% BaO 0〜10.0重量% SrO 0〜 1.0重量% Ni、Co、Se 微量
【0019】尚、前記したガラス系粉末材料及び白色結
晶系粉末材料は赤外線を吸収するが可視領域には吸収が
少なく、目視され難い。
【0020】これらの顔料をインキ化するために用いる
バインダーとしては塩化ビニル−錯酸ビニル共重合樹
脂、飽和ポリエステル樹脂、ポリウレタンエラストマー
等が用いられる。これらのバインダーは溶剤を除くイン
キ組成分中に20重量%以上含まれる事が望ましい。
【0021】またインキ化するために用いられる溶剤と
しては、トルエン、メチルイソブチルケトン、キシレ
ン、シクロヘキサノール、酢酸イソブチル、シクロヘキ
サノン、メチルシクロヘキサノン、エチレングリコール
モノブチルエーテル等のグリコール誘導体等、またはこ
れらの混合溶媒が挙げられる。また、前記材料に加え消
泡剤、滑剤等を含むこともできる。
【0022】前記のような赤外線吸収インキで印刷され
た検証層は、後述する上層の図柄層の存在に係わらず、
750、780、810、830、905nm等の赤外
線(または、赤外スコープ)により黒色パターンとして
識別できる。
【0023】なお、検証層はベースシート全面にベタで
設けられていても良いし、バーコード、文字、数字、図
形等のパターンで設けられていても良い。また、後者の
場合、赤外線リーダーでパターンを読み取る必要がある
ので、検証層形成前にベースシート上に赤外反射率の高
い反射層を設けておくことが望ましい。
【0024】検証層がベタで設けられている場合の検証
は、入射した赤外線の反射の有無(強弱)を赤外線セン
サにて検知することにより行われる。また、検証層がパ
ターンで設けられている場合の検証は、公知の赤外線リ
ーダーで読み取り、コード化(数値化)し、真偽を判定
するか、赤外線スコープを用いて図形を観察することに
より行われる。
【0025】本発明に係わる図柄層(1)は、前記した
検証層の上に、赤外線透過インキをスクリーン印刷方
法、オフセット印刷方法等の公知の印刷方法により1μ
m〜10μmの膜厚で印刷して設ける。
【0026】そのような赤外線透過インキとしては、可
視領域の特定範囲の波長を吸収する市販のプロセスイン
キが挙げられる。
【0027】なお、図柄層はベースシート全面にベタで
設けられていても良いが、目視による検証を行うために
は、文字、数字、図形等の微細なパターンが設けられて
いることが好ましい。また、図柄層は複数色の赤外線透
過インキで設けられていても良いし、赤外線吸収インキ
が可視領域に吸収がある場合は、検証層上全面に淡色の
赤外線透過インキをベタ印刷し、更にパターンを設けて
もよい。
【0028】本発明に係わる接着層(4)は、前記した
ベースシート裏面に設けられ、シールに接着力を与える
ためのものである。接着層は公知の感圧型接着剤を塗布
して形成することができる。
【0029】本発明に係わる剥離シート(5)は、シー
ルの使用前、他の物体と接着することを防ぐために接着
層に貼着するものであり、一般に利用されている通常の
ものが適用できる。例えば、ポリエチレン被膜を介しシ
リコーンが表面に塗工された紙、クレー塗装後にスパー
キャレンダーがけしたクラフト紙、グラシン紙、各種プ
ラスチックフィルム等が挙げられる。
【0030】
【作用】請求項1記載の発明によれば、剥離シートを剥
離し、書類袋等の開封口にシールを封着すれば、シール
が破壊されているか否かによる検証方法を行えることは
無論のこと、シールを封着した部分に赤外線を入射し、
検証層の有無の検知による検証、検証層に記録されたコ
ード(数値)を読み取ることによる検証、赤外線スコー
プを用いて図形を観察することによる検証も行うことが
できる。
【0031】請求項2記載の発明によれば、検証層にコ
ード(数値)を記録することができる。また、一旦破壊
(切断)されたシールを見た目つなぎ合わせたとして
も、赤外線リーダーは微妙な位置ずれを検知でき、検証
を行うことができる。
【0032】請求項3、4記載の発明によれば、検証層
の存在を意識させないものにできる。
【0033】
【実施例】以下、本発明の一実施例を具体的に説明す
る。
【0034】ベースシート(日本カーバイド工業(株)
製 脆性フィルム)表面に下記組成からなる赤外線吸収
インキでバーコードパターンをスクリーン印刷し、検証
層を形成した。
【0035】 ・赤外線吸収インキ 顔料(リン酸塩系第二銅含有白色結晶化合物) 30部 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂 (積水化学工業(株)製 エスレックA) 10部 飽和ポリエステル(東洋紡績(株)製 バイロン103) 5部 ポリウレタンエラストマー (日本ポリウレタン工業(株)製 Nー2304)12部 イソシアナート硬化剤 3部 トリエチレンジアミン 0.5部 溶剤(トルエン/メチルイソブチルケトン) 60部
【0036】但し、リン酸塩系第二銅含有白色結晶化合
物は下記組成からなる。
【0037】 P2 5 50.0重量% CuO 50.0重量% ZnO 0.5重量%
【0038】更に、下記赤外線透過インキ((株)T&
K TOKA製 UV.STP標準色、黄,紅,藍)を
用いて細紋をオフセット印刷し、図柄層を形成した。
【0039】ベースシート裏面に、感圧型接着剤(東洋
インキ製造(株)製 アクリル接着剤BPS−512
7)を塗布し、接着層を形成した。
【0040】接着層上に剥離シート(ポリエチレン被膜
を介しシリコーンが表面に塗工された紙)を貼着し、シ
ールを求めた。
【0041】本実施例で得られたシールは、外見上検証
層の無いシールと区別できなかったが、赤外線リーダー
((株)オプトエレクトロニクス製 MT−900−P
4/使用赤外線波長810nm)で検証層のバーコード
を読み取ることが可能であった。
【0042】
【発明の効果】本発明に係わるシールによれば、脆弱な
ベースシートの表面に、赤外線吸収インキからなる検証
層、赤外線透過インキからなる図柄層を設け、裏面に接
着層を介して剥離シートを貼着しているので、剥離シー
トを剥離し、書類袋等の開封口にシールを封着すれば、
シールが破壊されているか否かによる検証方法を行える
ことは無論のこと、シールを封着した部分に赤外線を入
射し、検証層の有無の検知による検証、検証層に記録さ
れたコード(数値)を読み取ることによる検証、赤外線
スコープを用いて図形を観察することによる検証も行う
ことができる。
【0043】よって、書類袋等の開封後に外見上酷似し
た偽造シールが封着された場合でも完全に見破ることが
できる
【0044】また、赤外線吸収インキ中に、Fe2+及び
/またはCu2+を含有するガラス系材料を粉末化したも
の、あるいは五二酸化リンを主成分とし、Fe2+及び/
またはCu2+を含有するリン酸塩系白色結晶粉末を含む
ものであれば、検証層の存在を目視させないものとする
ことができ、偽造防止技術として好ましい。
【0045】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるシールの概略説明図である。
【符号の説明】
1 図柄層 2 検証層 3 ベースシート 4 接着層 5 剥離シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−152487(JP,A) 特開 平3−275389(JP,A) 実開 平2−138778(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G09F 3/03 G09F 3/02

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】脆弱なベースシートの表面に、赤外線吸収
    インキからなる検証層、赤外線透過インキからなる図柄
    層を設け、裏面に接着層を介して剥離シートを粘着した
    ことを特徴とするシール。
  2. 【請求項2】前記ベースシートが、低強度の紙、プラス
    チックフィルム、塩化ビニルとアクリルの共重合樹脂に
    体質顔料を含有しフィルム化したフィルム、アルミホイ
    ル等の金属薄膜、のいずれかであることを特徴とする請
    求項1記載のシール。
  3. 【請求項3】前記検証層が赤外線リーダーにより読み取
    り可能なパターンであることを特徴とする請求項1また
    は2記載のシール。
  4. 【請求項4】前記赤外線吸収インキ中に、Fe 2+ 及び/
    またはCu 2+ を含有するガラス系材料を粉末化したもの
    を含むことを特徴とする請求項1または2記載のシー
    ル。
  5. 【請求項5】 前記赤外線吸収インキ中に、五二酸化リン
    を主成分とし、Fe 2+ 及び/またはCu 2+ を含有するリ
    ン酸塩系白色結晶粉末を含むことを特徴とする請求項1
    または2記載のシール。
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