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JP2800819B2 - ミシン - Google Patents
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JP2800819B2 - ミシン - Google Patents

ミシン

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JP2800819B2
JP2800819B2 JP1078798A JP1078798A JP2800819B2 JP 2800819 B2 JP2800819 B2 JP 2800819B2 JP 1078798 A JP1078798 A JP 1078798A JP 1078798 A JP1078798 A JP 1078798A JP 2800819 B2 JP2800819 B2 JP 2800819B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はミシンに関し、詳し
くは複数の模様を記憶した記憶手段から模様を選択し、
選択された一または二以上の模様の並びを記憶してい
て、この記憶された模様の並びを順次読み出してミシン
の縫製機構を駆動し、模様を形成するミシンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のミシンには、例えばテンキーを操
作して文字の選択を繰り返し、文字を組み合わせて氏名
や学校名を入力すれば、布にこれら氏名や学校名などを
形成できるものがある。
【0003】この従来のミシンはその制御装置のマイク
ロコンピュータのROMに、ミシンの縫製機構を駆動し
て文字等の模様を形成するための縫目データが模様別に
予め記憶させてあり、テンキーで番号を繰り返し入力す
ると、入力番号によって指定される文字(模様)の模様
番号が一旦RAMに並べて記憶され、模様形成時には、
このRAMから模様番号を順に読み出すことで模様番号
に対応する縫目データをROMから順に読み出し、ミシ
ンの縫製機構を駆動して例えば氏名を形成するという構
成を備えていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成では、新たな模様の並びを形成するとRAMには新し
い模様番号が記憶されるため、模様を形成する都度、テ
ンキー操作を繰り返してその模様の並びを入力しなけれ
ばならず、使い勝手に問題があった。また、電源を一旦
切ればRAMに記憶された模様番号は消えるため、この
場合も模様形成の際にはテンキー操作を繰り返して模様
の並びを入力しなければならなかった。従って、例えば
氏名など何度も使用する模様の並びを形成する場合に
は、その度毎に行なう入力が煩雑な作業となった。
【0005】この問題に対しては、氏名等を構成する模
様の模様番号を不揮発的に記憶して再利用する構成が考
えられるが、不揮発的に記憶させるための操作をするの
を忘れると、RAMの記憶内容は失われてしまう。
【0006】本発明のミシンは上記課題を解決し、意識
的に操作をしなくとも、氏名など繰り返して形成する模
様を不揮発的に記憶させることにより、例えば電源を入
り切りしても、この模様を何度でも形成可能にすること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成する本
発明の構成について以下説明する。本発明の請求項1に
記載されたミシンは、図1に例示するように、複数の模
様を記憶した記憶手段から模様を選択する模様選択手
、該模様選択手段により選択された前記模様に関わる
データを記憶しておく模様記憶手段と、該記憶された
模様に関わるデータを順次読み出してミシンの縫製機
構を駆動し、該模様を形成する制御手段と該制御手段
に対して、前記データの読み出し、前記縫製機構の駆動
等の指令をするための操作部とを備えたミシンにおい
て、前記模様に関わるデータを不揮発的に記憶するため
不揮発性記憶手段と、所定の操作により、前記不揮発
性記憶手段に記憶された前記模様に関わるデータを前記
模様記憶手段に展開する模様読出手段と、前記模様選択
手段もしくは前記操作部に対してなされた操作であって
且つ不揮発的に記憶させる旨の指令以外の操作に起因し
て、前記模様に関わるデータを前記不揮発性記憶手段に
不揮発的に記憶させる状態、に当該ミシンを移行させる
状態移行手段とを備えたことを特徴とする。また請求項
2に記載の本発明は、請求項1に記載のミシンにおい
て、前記不揮発性記憶手段が、前記模様に関わるデータ
として、少なくとも模様の並びを記憶するためのもので
あることを特徴とする。また、更に請求項3に記載の本
発明は、請求項2に記載のミシンにおいて、前記模様と
して、少なくとも文字を取り扱うことを特徴とする。請
求項4に記載の本発明は、請求項2または3に記載のミ
シンにおいて、前記模様記憶手段が、前記模様選択手段
によって順次選択された複数の模様を記憶可能にされた
ものであり、前記模様選択手段が、順次選択されてなる
模様の並びの終了を指令する終了操作手段を備えたもの
であり、前記終了操作手段に終了の指令が為されると、
前記模様に関するデータを前記不揮発性記憶手段に不揮
発的に記憶させる模様データ格納手段を備えたことを特
徴とする。請求項5に記載の本発明は、請求項1から4
にいずれか記載のミシンにおいて、前記模様記憶手段
が、前記不揮発性記憶手段に不揮発的に記憶するデータ
と、前記不揮発性記憶手段に記憶しないデータとを、互
いに区別して記憶可能にされ ており、前記状態移行手段
が、前記不揮発性記憶手段に不揮発的に記憶するデータ
の記憶が開始されると、模様に関わるデータを不揮発的
に記憶させる前記状態に、当該ミシンを移行させるもの
であることを特徴とする。請求項6に記載の本発明は、
請求項1から5にいずれか記載のミシンにおいて、前記
不揮発性記憶手段が、前記模様に関わるデータを、電気
的な作用により不揮発的に記憶するものであることを特
徴とする。
【0008】[作用]請求項1に記載の 構成を有するミシンでは、複数の模様
を記憶した記憶手段から模様選択手段により模様を選択
すると、選択された模様に関わるデータは模様記憶手
記憶される。この記憶された模様に関わるデータ
当該ミシンが不揮発的に記憶させる状態にあるときに
は、不揮発性記憶手段に不揮発的に記憶される。この状
態は、模様選択手段もしくは前記操作部に対してなされ
た操作であって且つ不揮発的に記憶させる旨の指令以外
の操作に起因して、状態移行手段によって移行されるこ
とにより創出される。すなわち、模様に関わるデータ
は、そのデータを不揮発的に記憶させることを意識せず
とも、模様選択手段もしくは操作部に対して、ある操作
をすることにより移行された状態においては、いわば自
動的に行なわれる。
【0009】こうして不揮発性記憶手段に記憶された模
に関わるデータは、模様読出手段に所定の操作を行な
うことで、模様記憶手段に展開される。制御装置はこの
模様記憶手段に展開された模様に関わるデータを順次読
み出し、縫製機構を駆動して模様を形成する。請求項2
に記載の本発明では、不揮発性記憶手段が、模様に関わ
るデータとして、少なくとも、模様の並びを記憶するた
めのものとなっている。こうすれば、不揮発的に記憶さ
せる模様の並び方を変えることにより、記憶手段に記憶
されている模様以外にも様々な模様を作りだすことがで
きる。請求項3に記載の本発明では、請求項2に記載の
ミシンを、模様として少なくとも文字を取り扱う。つま
り、記憶手段から文字を選択したり、この文字(或は文
字の並び)を、模様記憶手段に記憶させたり或は不揮発
性記憶手段に不揮発的に記憶させたり、制御手段を介し
て文字を縫製したりする。このように文字(特に文字の
並び)を取り扱うことにより、文字を並べて様々な語句
を当該ミシンにて縫製形成することができる。これによ
り前記の効果に加えて、単語や、氏名など、極めて有用
な情報を縫製により形成することが可能となる。請求項
4に記載の本発明では、請求項2または3に記載のミシ
ンにおいて、模様記憶手段が、模様選択手段によって順
次選択された複数の模様を記憶可能にされており、模様
選択手段が、順次選択されてなる模様の並びの終了を指
令する終了操作手段を備えている。そして、終了操作手
段に終了の指令が為されると、模様データ格納手段が、
模様に関するデータを不揮発性記憶手段に不揮発的に格
納する。この態様によれば、模様の並びを入力して行
き、その終了を入力するだけで、不揮発的に記憶され
る。請求項5に記載の本発明では、請求項1〜4に記載
のミシンにおいて、模様記憶手段が、不揮発性記憶手段
に不揮発的に記憶するデータと、不揮発性記憶手段に記
憶しないデータとを、互いに区別して記憶可能にされて
いる。そしてこの、不揮発的に記憶するデータの記憶が
開始されると、状態移行手段が当該ミシンを模様に関わ
るデータを不揮発的に記憶させる前記状態に移行させ
る。こうすると、不揮発性記憶手段に記憶しないデータ
が、不揮発性記憶手段の記憶容量を圧迫 するのを防止で
きる。請求項6に記載の本発明は、請求項1から5にい
ずれか記載のミシンにおいて、不揮発的な記憶を電気的
な作用により行なうようにされている。電気的な作用と
は、メモリの記憶保持のための電源として、バッテリ等
を用いることが考えられる。これは、外部から何等かの
電力供給を受けない限り、いずれは記憶内容が消失す
る。こうすると、不揮発的に記憶されている期間が限ら
れるが、電気的な作用による記憶が消失するほど長期
間、ミシンが使用されない場合には、保持されている記
憶は価値の無いものと考えられる。つまり、請求項6に
記載のミシンによれば、価値の無い記憶を消失させるこ
とにより、不揮発性記憶手段の記憶容量を適切に確保す
ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成・作用
を一層明らかにするために、以下本発明のミシンの好適
な実施例について説明する。図2は本発明一実施例とし
てのミシンの外観図である。
【0011】このミシンはケーシング正面の模様の選択
等を行なう操作キー1に所定の操作を加えることによ
り、氏名や記号等の模様を自動的に形成するものであ
。縫針3および送り歯5の近い位置に配置されている
のは模様の形成開始を指示するスタートスイッチ7であ
る。スタートスイッチ7は本発明の操作部に相当する。
また、模様選択を補助する構成として、選択した模様を
表示する表示部9や、形成可能な模様の種類を示す参照
プレート11を備えている。
【0012】操作キー1は、模様を2桁の番号で選択す
るテンキー13と、模様を組み合わせて選択する場合に
押す「+」キー17と、この組み合せて模様を選択する
場合に、その選択が終了したときに押す開始・終了キー
15と、選択した模様を取り消す場合に押す取消キー1
9とを備えている。なお、開始・終了キー15は、模様
の組み合せを行なう場合にはその初めにも押す。この開
始・終了キー15が本発明の終了操作手段に相当し、操
作キー1は模様選択手段に相当する。
【0013】表示部9は液晶表示板(LCD)46を備
えている。この液晶表示板はテンキー13により入力し
た番号、あるいは入力した番号により指定された模様の
概略形状を、入力順にドットマトリックスのパターンに
従って表示する。参照プレート11はテンキー13で入
力する2桁番号に対応する文字,記号等を示すものであ
る。実施例では入力する番号のうち、1番ないし94番
はアルファベット等の通常の模様・記号に割り当ててお
り、95番ないし99番を、使用者が文字や記号等を組
み合わせて不揮発的に登録する模様の並び(以下、これ
をメッセージ模様という)の書込・読出に割り当ててい
る。つまり、95番ないし99番を選ぶと、ミシンは、
組み合せた文字や記号を不揮発的に記憶する状態に移行
する。これら95番ないし99番を選択することが、状
態移行手段を作動させることに相当する。参照プレート
11には95番から99番がメッセージ模様である旨の
表示が設けてある。
【0014】以上の操作部の操作に応じてミシンの縫製
機構を駆動する電子制御装置20を、図3にブロック図
として示す。電子制御装置20は、周知のCPU21,
ROM23,RAM25、入力インタフェース27、出
力インタフェース29を内蔵する。実施例では、更に、
不揮発性メモリとしてEEPROM31がバス33を介
してCPU21等の各部に接続されている。このEEP
ROM31が本発明の不揮発性記憶手段に相当する。
力インタフェース27には、上記の操作部のテンキー1
3や、開始・終了キー15、「+」キー17、取消キー
19、スタートスイッチ7が接続されている。また、出
力インタフェース29には、ミシンモータ37を駆動す
るモータ駆動装置39や、縫針3を揺動するための縫針
アクチュエータ41および送り歯5を駆動する送り歯ア
クチュエータ43を駆動するアクチュエータ駆動装置4
5、さらに液晶表示板(LCD)46を駆動するLCD
駆動回路47が接続されている。
【0015】この電子制御装置20はROM23に記憶
されているプログラムを実行することにより、テンキー
13等の指示に応じた模様の選択処理や模様の形成処理
等を行なうが、これら処理を実現するため、ROM2
3,RAM25,EEPROM31の所定領域は各々特
定データ構造に割り当てられている。
【0016】ROM23には、モータ駆動装置39やア
クチュエータ駆動装置45を駆動して模様を形成するた
めの縫目データが模様別に予め記憶されている。この領
域は、図4(A)に示すように、一個の文字や記号を形
成するために必要な縫目データを一組にまとめ、その一
組の縫目データ全体が一の模様番号Nptn により特定さ
れる構造に構成されている。
【0017】RAM25には、この模様番号Nptn を記
憶する模様番号記憶領域が設定されている。模様番号記
憶領域は、図4(B)に示すように模様番号Nptn が並
べて記憶され、各模様番号Nptn が組合せポインタPの
値により特定される構造に構成されている。
【0018】EEPROM31には、模様番号Nptn の
並びを不揮発的に記憶する領域が設定されている。その
領域は、図4(C)に示すように、模様番号Nptn を並
べた群がグループ別にまとめて記憶され、そのグループ
がグループ番号Ngrp により特定される構造に構成され
ている。ここで記憶される模様番号Nptn を並べた群
は、RAM25が記憶する模様番号Nptn の並びに相当
するものである。実施例ではグループ番号Ngrp が0番
から4番まで設けられ、模様番号Nptn の並びの群が5
セット記憶される。このグループ番号Ngrp の0番ない
し4番は、電子制御装置20が行なう処理によりテンキ
ー13の入力番号の95番ないし99番に順に対応され
る。
【0019】こうして構成した実施例のミシンにおいて
は、キー操作に応じて電子制御装置20が次のように処
理を実行し、キー操作に対応するミシンの制御を行な
う。電子制御装置20は、電源が投入され、初期処理を
実行した後、図5のフローチャートに示す模様選択処理
を行なう。模様選択処理は、操作キーの読み込み処理
(ステップ100)を行なった後、操作キーの種類を判
別して各操作キーの機能に応じたサブルーチンを実行す
る処理を繰り返すことにより、キー操作に対応するよう
にミシンを制御するものである。
【0020】処理を開始し、操作キーの読込処理(ステ
ップ100)を行なうと、まず、操作キーがテンキー1
3か否かの判断処理(ステップ110)を行なう。テン
キー13であると判別すれば、テンキー13で入力した
番号に対応する模様の模様番号をRAM25に格納した
り、メッセージ模様に係る模様の模様番号をEEPRO
M31に書き込んだり、EEPROM31から読み出し
たりするサブルーチン(ステップ120)を実行する。
【0021】一方、ステップ110の処理でテンキー1
3でないと判別すれば、続いて操作キーが開始・終了キ
ー15か否かの判断処理(ステップ130)を行なう。
開始・終了キー15であると判別すると、上記ステップ
120のサブルーチンにおいて実行されるEEPROM
31への模様番号の書込処理の開始および終了を設定す
るサブルーチン(ステップ140)を実行する。
【0022】ステップ130の処理で開始・終了キー1
5でもないと判断すると、次に操作キーが「+」キー1
7か否かの判断処理(ステップ150)を行なう。
「+」キー17であると判別すれば、「+」フラグFpl
s をセットする処理(ステップ160)を行なう。この
「+」フラグFpls は、例えば氏名の入力など、文字や
記号を組み合わせて行なう入力の場合、ステップ120
のサブルーチンで行なうRAM25やEEPROM31
への新規の模様番号Nptn の記憶処理を、最後に記憶し
た模様番号Nptn の後に組み合わせて記憶する処理とす
るものである。
【0023】ステップ150の処理で操作キーが「+」
キー17でもないと判断すると、最後に操作キーが取消
キー19か否かの判断処理(ステップ170)を行な
う。取消キー19であると判別すれば、先のステップ1
20のサブルーチンでRAM25やEEPROM31に
書き込んだ模様番号を取り消すサブルーチン(ステップ
180)を実行する。
【0024】以上の処理の実行により、電子制御装置2
0は操作キーの種類を判別し、判別した操作キーの機能
に応じたサブルーチンや処理を実行することを繰り返し
て、操作者の意図に応じミシンを制御する。以下、電子
制御装置20が行なう処理を操作のパターンに応じて説
明する。
【0025】(ア) まず、メッセージ模様の登録は行
なわず、一回に限り必要な模様を形成する操作パターン
において、電子制御装置20が行なう処理を説明する。
この操作パターンでは、テンキー13と「+」キー17
を組み合わせて操作する。テンキー13を操作すると、
電子制御装置20は、ステップ110の処理で操作キー
がテンキー13であると判別し、処理をステップ120
のサブルーチン、即ち模様番号書込・読出処理に移行す
る。
【0026】模様番号書込・読出処理においては、図6
のフローチャートに示すように、電子制御装置20は、
まず、操作されたテンキー13の番号から2桁の入力番
号mnを特定する処理(ステップ200)を行なう。2
桁の入力番号mnを特定すると、「+」フラグFpls が
セットされているか否かを判断する処理(ステップ21
0)を行なう。一番目の模様を入力するテンキー13の
操作時には「+」フラグFpls はセットされていないか
ら、このステップ210の処理では否定判断を行ない、
組合せポインタPを値「FF」にリセットする処理(ス
テップ220)を実行する。組合せポインタPは入力番
号mnに対応する模様の模様番号Nptn の組合せ順位を
指定するものである。
【0027】次に、入力番号mnが95番ないし99番
であるか、即ち、メッセージ模様にかかる処理か否かの
判断処理(ステップ230)を行なう。一回限りの模様
の並びの入力を行なう場合には、テンキー13で入力す
る入力番号mnは95番ないし99番ではないので、ス
テップ230の処理では否定判断となる。
【0028】従って、続いて組合せポインタPをインク
リメントする処理(ステップ240)を実行し、入力番
号mnに対応する模様の模様番号Nptn(mn)を特定
する処理(ステップ250)を行なう。模様番号Nptn
を特定することにより、入力番号mnに対応する模様の
形成に必要なROM23の縫目データの組が特定され
る。
【0029】こうして模様番号Nptn(mn) が得られ
ると、組合せポインタPの値で指定されるRAM25内
の模様番号記憶領域の所定番地のメモリM(P)に模様
番号Nptn(mn)を格納する処理(ステップ260)
を行なう。次に、メッセージフラグFmsg がセットされ
ているか否かの判断処理(ステップ270)を行なう。
このメッセージフラグFmsg は、開始・終了キー15の
操作によりステップ140のサブルーチンでセットされ
たり、リセットされたりするものである。一回限りの模
様の並びの入力を行なう場合には、メッセージフラグF
msg はリセットされているので、ステップ270の処理
では否定判断を行ない、以上の模様番号書込・読出処理
を一旦終了する。
【0030】こうしてRAM25には、操作されたテン
キー13で入力した模様の模様番号Nptn が記憶される
が、電子制御装置20は別処理により、その記憶内容を
確認のため表示部9に表示する。表示部9は、最初、図
9(A)に例示するようにテンキーの入力番号mnを数
秒間先頭に表示した後、図9(B)に例示するようにそ
の入力番号mnに対応する模様の概略形状を同じく先頭
に表示する。
【0031】次に、「+」キー17を操作すると、電子
制御装置20は、ステップ150の処理で「+」フラグ
Fpls をセットする。電子制御装置20は別処理によ
り、表示部9に、図9(C)に例示するように先頭の模
様の表示に続いて「+」記号を表示する。
【0032】この後、テンキー13を操作すると、電子
制御装置20は先の模様番号書込・読出処理を再び実行
する。この場合は、ステップ210の処理で「+」フラ
グFpls がセットされていると肯定判断を行ない、ステ
ップ220の組合せポインタPをリセットする処理を行
なわない。続くステップ230の処理では、入力番号m
nは95番ないし99番ではないので否定判断を行な
い、組合せポインタPをインクリメントする処理(ステ
ップ240)と、入力番号mnから模様番号Nptn(m
n) を算出する処理(ステップ250)とを実行す
る。
【0033】次に、算出した模様番号Nptn(mn)
を、インクリメントされた組合せポインタPで指定され
るRAM25内の模様番号記憶領域の所定番地のメモリ
M(P)に格納する処理(ステップ260)を行ない、
先の模様番号の後に、算出した模様番号を格納する。ス
テップ270の処理では、メッセージフラグFmsg はリ
セットされているから、否定判断を行ない、以上の処理
を一旦終了する。
【0034】このようにテンキー13で番号を入力し、
次に「+」キー17を押す操作を繰り返すことにより、
電子制御装置20は上述の処理を繰り返して、RAM2
5に、図4(B)に示すように模様番号Nptn を入力順
に記憶する。表示部9は、電子制御装置20は別処理に
より、図9(D)に例示するように「+」記号表示にか
わり、先頭の模様表示の後に2番目に入力された模様の
概略形状を表示する。
【0035】ここで、スタートスイッチ7を押せば、電
子制御装置20はこれまで説明した模様選択処理を終了
し、模様を形成する別処理を開始する。模様の形成処理
では、RAM25内の模様番号記憶領域の各メモリMに
並べて記憶された模様番号Nptn を、組合せポインタP
の小さい順から読み出し、読み出した模様番号Nptnに
対応する組の縫目データをROM23から読み出して、
ミシンの縫製機構を駆動し、入力した模様を入力順に並
べて形成する。
【0036】(イ) 次に、氏名等のメッセージ模様を
登録する操作パターンにおいて電子制御装置20が実行
する処理を説明する。この操作パターンではテンキー1
3と「+」キー17の他、さらに開始・終了キー15を
組み合わせて操作する。まず、メッセージ模様を登録し
ておきたい番号を95番ないし99番から選択し、テン
キー13で入力する。
【0037】この番号の入力により、電子制御装置20
は、処理を、図6に示す模様番号書込・読出処理に移行
し、ステップ230の処理において入力番号mnが95
番ないし99番であると肯定判断をする。肯定判断を行
なうと、次に、メッセージ番号Nmsg として入力番号m
nを設定しておく処理(ステップ280)を行なう。続
いて、EEPROM31のグループ番号Ngrp として入
力番号mnから値95を減算した値(mn−95)を求
める処理を行なう。
【0038】こうしてグループ番号Ngrp が得られる
と、グループ番号Ngrp で指定されるEEPROM31
内の領域に既に書き込まれている模様番号Nptn の群
(Ngrp)を読み出す処理(ステップ300)を行な
う。続いて、読み出した模様番号Nptn の群をRAM2
5内の模様番号記憶領域の各メモリMに展開する処理
(ステップ310)と、読み出した模様番号Nptn の群
を構成する模様番号Nptn の数を組合せポインタPの値
として登録する処理(ステップ320)とを行ない、こ
の処理を一旦終了する。
【0039】なお、以上のようにステップ280からス
テップ320の処理を実行しても、EEPROM31に
何も記憶されていない場合には、これらの処理でRAM
25に模様番号Nptn は展開されず、また、組合せポイ
ンタPの値もステップ220の処理で値「FF」にされ
たままとなる。
【0040】このようにテンキー13で95番ないし9
9番を入力すると、メッセージ番号Nmsg を設定する処
理等が実行されるが、一方において、電子制御装置20
は表示処理を行ない、表示部9に、図9(E)に例示す
るように、先頭にメッセージ番号Nmsg を表示する。こ
の表示により操作のモードが、メッセージ模様に係る処
理のモードであることが確認される。
【0041】次に、開始・終了キー15を押すと、電子
制御装置20の処理は、ステップ140のサブルーチン
の模様番号書込開始・終了処理に移行する。この処理で
は、図7(A)に示すように、まず、メッセージフラグ
Fmsg がセットされているか否かの判断処理(ステップ
330)を行なう。テンキー13で95番ないし99番
の番号を入力した時点では、メッセージフラグFmsg が
セットされていないから、ステップ330の処理では否
定判断を行ない、メッセージ模様の記憶の開始であると
判断して、メッセージフラグFmsg をセットする処理
(ステップ340)を行なう。
【0042】電子制御装置20は、以上の処理の実行と
共に行なう表示処理の中で、図8のフローチャートに示
す処理を繰り返し実行している。この処理では、まず、
メッセージフラグFmsg がセットされているか否かを判
断する処理(ステップ500)を行なう。開始・終了キ
ー15が押された後は、メッセージフラグFmsg がセッ
トされていると判断されるから、表示部9に表示するメ
ッセージ番号Nmsg を反転表示にするフラグFrev をセ
ットする処理(ステップ510)を行ない、一旦この処
理を終了する。こうして反転表示フラグFrev がセット
されると、電子制御装置20は、図示しない表示処理の
実行により、図9(F)に示すように、表示部9のメッ
セージ番号Nmsg の表示を反転表示にする。
【0043】以上のようにテンキー13で95番ないし
99番を入力し、開始・終了キー15を押すと、表示部
9のメッセージ番号Nmsg の表示が反転表示される。メ
ッセージ番号Nmsg の表示が反転表示となっていること
で、選択モードが、選択した模様の模様番号Nptn をE
EPROM31に書き込むモードであることが確認され
る。この後、操作パターン(ア)で説明した模様の組合
せ操作と同様に、テンキー13と「+」キー17とを交
互に繰り返し操作して、RAM25およびEEPROM
31に入力番号mnに応じた模様番号Nptn を入力順に
記憶させる。
【0044】即ち、電子制御装置20は、図6のフロー
チャートに示す模様番号書込・読出処理において、組合
せポインタPの値で指定されるRAM25内の模様番号
記憶領域の所定番地のメモリM(P)に、操作されたテ
ンキー13に対応する模様番号Nptn(mn) を格納す
る処理(ステップ260)を行なった後、ステップ27
0の処理でメッセージフラグFmsg がセットされている
と肯定判断を行なう。次に、先のステップ260でRA
M25に格納したのと同じ模様番号Nptn(mn)を、
グループ番号Ngrp および組合せポインタPの値で指定
されるEEPROM31の所定番地のメモリMEP(Ngr
p,P)に不揮発的に書き込む処理(ステップ350)を
行なう。
【0045】表示部9は、電子制御装置20が行なう別
処理により、図9(G)に例示するように、先頭に反転
表示したメッセージ番号Nmsg に続いて、入力番号mn
に対応する模様の概略形状を表示する。こうして模様番
号書込・読出処理は一旦終了するが、さらに、「+」キ
ー17を操作した後、テンキー13を操作して番号を入
力すれば、入力番号mnに対応する模様番号Nptn(m
n) を、インクリメントした組合せポインタPにより
指定されるRAM25の所定番地のメモリM(P)に記
憶すると共に、グループ番号Ngrp およびインクリメン
トした組合せポインタPで指定されるEEPROM31
の所定番地のメモリMEP(Ngrp,P)に不揮発的に書き
込む処理(ステップ350)を行なう。
【0046】以上の操作によりRAM25およびEEP
ROM31に模様番号Nptn が入力順に記憶される。表
示部9は、電子制御装置20が行なう別処理により、図
9(H)に示すようにメッセージ番号Nmsg の反転表
示、およびこれに続く一番目に入力した模様の表示の後
に、2番目に入力した模様の表示を行なう。
【0047】ここで、再び開始・終了キー15を押せ
ば、図7(A)に示す模様番号書込開始・終了処理にお
いて、この場合はステップ330の処理でメッセージフ
ラグFmsg がセットされていると肯定判断を行ない、メ
ッセージ模様の記憶の終了であると判断して、メッセー
ジフラグFmsg をリセットする処理(ステップ360)
を実行し、模様番号の書込を終了する。
【0048】こうしてメッセージ模様の記憶が終了する
と、電子制御装置20は、図8のフローチャートに示す
表示処理を実行する。この場合はステップ500におい
てメッセージフラグFmsg がセットされていないと判断
し、反転表示フラグFrev をリセットする処理(ステッ
プ520)を行なう。従って、電子制御装置20は、図
示しない表示処理の実行により、図9(I)に示すよう
に、メッセージ番号Nmsg の表示を、反転表示から通常
表示に切り換える。
【0049】このようにテンキー13により95番ない
し99番を選択し、開始・終了キー15を押した後、表
示部9のメッセージ番号Nmsg が反転表示であること、
即ち選択モードが選択した模様番号Nptn をEEPRO
M31に書き込むモードであることを確認した上で、テ
ンキー13による番号の入力と、「+」キー17を押す
操作とを繰り返せば、テンキー13による番号の入力の
都度、EEPROM31に、最初にテンキー13で95
番から99番を入力して選択したグループ番号Ngrp の
領域に、図4(C)に示すように模様番号Nptn が入力
順に並べて書き込まれる。最後に開始・終了キー15を
押せば、以上説明したメッセージ模様の書込モードが終
了する (ウ) 次に、操作パターン(イ)の処理で登録したメ
ッセージ模様を布に形成する操作パターンにおいて、電
子制御装置20が実行する処理を説明する。
【0050】テンキー13で95番ないし99番より所
望のメッセージ模様の登録されている番号を入力する
と、電子制御装置20は、図6に示す模様番号書込・読
出処理を開始する。模様番号書込・読出処理において
は、ステップ230の処理で入力番号mnが95番ない
し99番であると肯定判断を行なう。
【0051】次に、メッセージ番号Nmsg として入力番
号mnを設定する処理と、EEPROM31のグループ
番号Ngrp として入力番号mnから値95を減算した値
(mn−95)を求める処理とを行なう。こうしてグル
ープ番号Ngrp が得られると、グループ番号Ngrp で指
定されるEEPROM31に書き込まれた模様番号Npt
n の群(Ngrp) を読み出す処理(ステップ300)を
行なう。
【0052】次に、読み出した模様番号Nptn の群をR
AM25内の模様番号記憶領域の各メモリMに展開する
処理(ステップ310)を行なう。この処理では読み出
した模様番号Nptn の群を構成する各模様番号Nptn を
その先頭から、RAM25において組合せポインタPの
値の小さい順に指定される番地のメモリM(P)に格納
していく。
【0053】この後、組合せポインタPの値として、読
み出した模様番号Nptn の群を構成する模様番号Nptn
の数を設定する処理(ステップ320)を行ない、以上
の処理を終了する。表示部9は、電子制御装置20が行
なう表示処理により、図9(I)に例示するように、メ
ッセージ模様を記憶させた場合と同様に、入力した95
番ないし99番のメッセージ番号Nmsg と、このメッセ
ージ番号Nmsg 番号で指定されるEEPROM31のグ
ループ領域Ngrp に記憶されている模様番号Nptn の並
びに対応する模様の概略形状の並びを続けて表示する。
この場合、メッセージ番号Nmsg の表示は、処理がメッ
セージ模様の模様番号を書き込む状態を終了しているの
で、反転されない。従って、選択モードが、メッセージ
模様に係るモードではあるが、書込モードでないことが
確認される。
【0054】ここでスタートスイッチ7を押せば、電子
制御装置20は模様を形成する別の処理を開始し、RA
M25内の模様番号記憶領域に展開された模様番号Npt
nを、その組合せポインタPの小さい順から読み出し、
読み出した模様番号Nptn に対応する組の縫目データを
ROM23から読み出してミシンの縫製機構を駆動する
ことにより、テンキー13で選択したメッセージ模様を
形成する。
【0055】(エ) 以上、各操作パターンに亘って電
子制御装置20の処理を説明したが、以下にテンキー1
3の入力を訂正する操作パターンにおいて、電子制御装
置20が実行する処理を説明する。この操作パターンで
は取消キー19を用いる。取消キー19を押すと、電子
制御装置20は、図7(B)に示す模様番号取消処理を
実行する。この処理では、まず、メッセージ番号Nmsg
が値「FF」であるか否かの判断処理(ステップ37
0)を行なう。
【0056】メッセージ番号Nmsg が値「FF」である
と肯定判断すれば、この状態は操作パターン(ア)で説
明した状態、即ちメッセージ模様の登録でもなく、メッ
セージ模様の読出でもない状態であるから、組合せポイ
ンタPの値で指定されるRAM25内の模様番号記憶領
域の所定番地のメモリM(P)をクリアする処理(ステ
ップ380)を行ない、続いて組合せポインタPをデク
リメントしておく処理(ステップ390)を行なって、
この処理を終了する。これにより最後に格納された模様
番号Nptn だけがRAM25から取り消され、処理は、
その模様番号を入力する前の状態に戻る。
【0057】これに対して、ステップ370の処理でメ
ッセージ番号Nmsg が値「FF」でないと否定判断すれ
ば、続いてメッセージフラグFmsg がセットされている
か否かの判断処理(ステップ400)を行なう。メッセ
ージ番号Nmsg が値「FF」ではなく、かつメッセージ
フラグFmsg がセットされている状態は、操作パターン
(イ)で説明したメッセージ模様の登録を行なっている
状態である。
【0058】この状態では、組合せポインタPの値で指
定されるRAM25内の模様番号記憶領域の所定番地の
メモリM(P)を値「FF」にする処理(ステップ41
0)を行なうと共に、EEPROM31のグループ番号
Ngrp および組合せポインタPで指定されるEEPRO
M31の所定番地のメモリMEP(Ngrp,P)を値「F
F」にする処理(ステップ420)を実行する。この
後、組合せポインタPをデクリメントしておく処理(ス
テップ430)を行なって、この処理を終了する。これ
により、RAM25およびEEPROM31に最後に書
き込まれた模様番号Nptn が取り消され、処理は、その
模様番号を入力する前の状態に戻る。
【0059】一方、先のステップ400の処理でメッセ
ージフラグFmsg がセットされていないと否定判断され
るのは、例えば操作パターン(ウ)においてテンキー1
3でメッセージ模様を読み出し内容を確認したが、その
メッセージ模様の全部を変更して異なる模様を形成する
ために、RAM25に展開された模様番号を消去しよう
とする場合であるこうした場合は、メッセージ番号Nms
g を値「FF」にする処理(ステップ440)と、グル
ープ番号Ngrp を値「FF」にする処理(ステップ45
0)とを行なうと共に、RAM25内の模様番号記憶領
域の各メモリMを総て値「FF」にする処理(ステップ
460)と、組合せポインタPを値「FF」にする処理
(ステップ470)とを行なう。これにより、RAM2
5内の模様番号記憶領域に展開された模様番号Nptn は
総て消去される。なお、このRAM25の模様番号Npt
n の取消によっては、EEPROM31に記憶されてい
る模様番号Nptn の並びは消去されない。
【0060】以上説明した実施例のミシンは、表示部9
におけるメッセージ番号Nmsg の反転表示を確認した上
で、テンキー13で模様を選択し、選択する毎にその模
様番号Nptn をEEPROM31に記憶させ、このEE
PROM31に記憶させた模様番号Nptn を、RAM2
5に展開して模様の並びを形成することができるから、
再び使用が予想される氏名などをメッセージ模様として
EEPROM31に記憶しておき、これをテンキーで読
み出せば、記憶した氏名を何度も形成可能になるという
優れた効果を奏する。従って、入力の手間が大幅に軽減
される。
【0061】しかも、メッセージ模様に係る操作を行な
っている場合と、一回限りの模様の選択操作を行なう場
合とのモードの違いは、メッセージ番号の表示があるか
否かにより確認され、かつEEPROM31にメッセー
ジ模様の模様番号を書き込む場合と、EEPROM31
からメッセージ模様の模様番号を読み出す場合とのモー
ドの違いは、メッセージ番号の表示が反転表示か、ある
いは反転しない通常表示かにより確認されるから、モー
ドの誤認による誤操作、例えばメッセージ模様の入力を
行なったがEEPROM31にその模様番号が記憶され
なかったり、メッセージ模様を読み出した場合であるの
にメッセージ模様の入力をするなどの誤操作を排除で
き、使い勝手の向上を図ることができるという効果を奏
する。そして、EEPROM31にメッセージ模様の模
様番号を書き込む状態に移行させるには、95番ないし
99番の番号を入力するだけでよいので、ユーザが意識
的に操作をする必要がない。
【0062】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明はこうした実施例に何等限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる
態様で実施し得ることは勿論である。例えば不揮発性記
憶手段としてRAMをバッテリでバックアップしたもの
を用いる構成でもよい。不揮発性記憶手段には、実施例
のように模様を選択する毎に模様番号を記憶させてもよ
いが、模様を総て選択後、RAM25に記憶させた模様
番号の並びを最後に不揮発性記憶手段に記憶させる処理
を行なう構成でもよい。この構成では、例えば途中で電
源を切るなど誤操作を行えば、選択した総ての模様の模
様番号が不揮発性記憶手段に記憶されないことになる
が、選択モードが書込モードである旨の表示がなされて
いれば、この類の誤操作が大幅に減少し、選択した模様
を無効にするおそれを実効的に排除できるという効果を
奏する。
【0063】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
に記載のミシンによれば、模様選択手段もしくは前記操
作部に対してなされた操作であって且つ模様に関わるデ
ータを不揮発的に記憶させる旨の指令以外の操作に起因
して、当該ミシンが不揮発的に記憶させる状態に移行さ
れるので、ユーザが不揮発的に記憶させるのを忘れるこ
とがない。従って、このミシンによれば、一旦選択した
模様は、これに関わるデータとして不揮発的に記憶され
るため、電源を切っても、再び電源を入れ、模様読出手
段が不揮発性記憶手段の記憶内容を模様記憶手段に展開
することにより、以前に入力した模様を再入力すること
なく、縫製を行なうことができる。従って、能率よく縫
製を再開することができる。そして請求項2に記載の本
発明では、模様に関わるデータとして、少なくとも、模
様の並びを不揮発的に記憶するようにされている。従っ
てこのミシンによれば、記憶させる模様の並び方を変え
ることにより、記憶手段に記憶されている模様以外にも
様々な模様を作りだすことができる。請求項3に記載の
本発明では、請求項2記載のミシンを、模様として少な
くとも文字を取り扱うものとしているので、文字を並べ
て様々な語句を当該ミシンにて縫製形成することがで
き、単語や、氏名など、極めて有用な情報を縫製により
形成することが可能となる。請求項4に記載の本発明で
は、請求項2または3のミシンにおいて、模様記憶手段
が、模様選択手段によって順次選択された複数の模様を
記憶可能にされており、模様選択手段が、順次選択され
てなる模様の並びの終了を指令する終了操作手段を備え
ている。この終了操作手段に終了の指令が為されると、
模様データ格納手段が、模様に関するデータを不揮発性
記憶手段に不揮発的に格納する。従って、請求項4に記
載の本発明によれば、の態様によれば、模様の並びを入
力して行き、その終了を指令するだけで、不揮発的に記
憶させることができる。請求項5に記載の本発明では、
請求項1〜4に記載のミシンにおいて、模様記憶手段
が、不揮発性記憶手段に不揮発的に記憶するデータと、
不揮発性記憶手段 に記憶しないデータとを、互いに区別
して記憶可能にされており、この、不揮発的に記憶する
データの記憶が開始されると、状態移行手段が当該ミシ
ンを模様に関わるデータを不揮発的に記憶させる前記状
態に移行させる。従ってこのミシンによれば、不揮発性
記憶手段に記憶しないデータが、不揮発性記憶手段の記
憶容量を圧迫するのを防止できる。請求項6に記載の本
発明では、請求項1〜5のミシンにおいて、不揮発的な
記憶を電気的な作用により行なうようにされている。こ
うすると、不揮発的に記憶されている期間が限られる
が、長期間、ミシンが使用されない場合には、保持され
ている記憶は価値の無いものと考えられる。つまり、請
求項6記載のミシンによれば、価値の無い記憶を消失さ
せることにより、不揮発性記憶手段の記憶容量を適切に
確保することが可能になるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の基本的構成の一例を示すブロック図
である。
【図2】 本発明一実施例としてのミシンの外観図であ
る。
【図3】 ミシンの電子制御装置のブロック図である。
【図4】 電子制御装置が内蔵するEEPROMの所定
領域のデータ構造の割当を示す構成図である。
【図5】 電子制御装置が行なう模様選択処理を示すフ
ローチャートである。
【図6】 電子制御装置が行なう模様番号書込・読出処
理を示すフローチャートである。
【図7】 電子制御装置が行なう模様番号書込開始・終
了処理および模様番号取消処理を示すフローチャートで
ある。
【図8】 電子制御装置が行なう表示反転処理を示すフ
ローチャートである。
【図9】 電子制御装置が行なう処理過程で表示部に表
示される内容を示す説明図である。
【符号の説明】
1…操作キー 3…縫針 5…送り歯 7…スタートスイッチ 13…テンキー 15…開始・終了キー 17…「+」キー 20…電子制御装置 21…CPU 23…ROM 25…RAM 31…EEPROM

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の模様を記憶した記憶手段から模様
    を選択する模様選択手段と、 該模様選択手段により選択された前記模様に関わるデー
    を記憶しておく模様記憶手段と 該記憶された前記模様に関わるデータを順次読み出して
    ミシンの縫製機構を駆動し、該模様を形成する制御手段
    と、該制御手段に対して、前記データの読み出し、前記縫製
    機構の駆動等の指令をするための操作部と、 を備えたミシンにおいて、 前記模様に関わるデータを不揮発的に記憶するための
    揮発性記憶手段と、 所定の操作により、前記不揮発性記憶手段に記憶された
    前記模様に関わるデータを前記模様記憶手段に展開する
    模様読出手段と 前記模様選択手段もしくは前記操作部に対してなされた
    操作であって且つ不揮発的に記憶させる旨の指令以外の
    操作に起因して、前記模様に関わるデータを前記不揮発
    性記憶手段に不揮発的に記憶させる状態、に当該ミシン
    を移行させる状態移行手段と、 を備えたことを特徴とするミシン。
  2. 【請求項2】 前記不揮発性記憶手段が、 前記模様に関わるデータとして、少なくとも模様の並び
    を記憶するためのもの、 であることを特徴とする請求項1に記載のミシン。
  3. 【請求項3】 前記模様として、少なくとも文字を取り
    扱うことを特徴とする請求項2に記載のミシン。
  4. 【請求項4】 前記模様記憶手段が、 前記模様選択手段によって順次選択された複数の模様を
    記憶可能にされたものであり、 前記模様選択手段が、 順次選択されてなる模様の並びの終了を指令する終了操
    作手段を備えたもので あり、 前記終了操作手段に終了の指令が為されると、前記模様
    に関するデータを前記不揮発性記憶手段に不揮発的に記
    憶させる模様データ格納手段、 を備えたことを特徴とする請求項2または3に記載のミ
    シン。
  5. 【請求項5】 前記模様記憶手段が、 前記不揮発性記憶手段に不揮発的に記憶するデータと、
    前記不揮発性記憶手段に記憶しないデータとを、互いに
    区別して記憶可能にされており、 前記状態移行手段が、 前記不揮発性記憶手段に不揮発的に記憶するデータの記
    憶が開始されると、模様に関わるデータを不揮発的に記
    憶させる前記状態に、当該ミシンを移行させるものであ
    ることを特徴とする請求項1から4にいずれか記載のミ
    シン。
  6. 【請求項6】 前記不揮発性記憶手段が、 前記模様に関わるデータを、電気的な作用により不揮発
    的に記憶するものであることを特徴とする請求項1から
    5にいずれか記載のミシン。
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