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JP2800966B2 - 空洞内移動体の通過検知方法 - Google Patents
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JP2800966B2 - 空洞内移動体の通過検知方法 - Google Patents

空洞内移動体の通過検知方法

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JP2800966B2
JP2800966B2 JP6136786A JP13678694A JP2800966B2 JP 2800966 B2 JP2800966 B2 JP 2800966B2 JP 6136786 A JP6136786 A JP 6136786A JP 13678694 A JP13678694 A JP 13678694A JP 2800966 B2 JP2800966 B2 JP 2800966B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空洞内移動体の通過検知
方法に関し、とくにトンネル掘削作業現場等の長い空洞
内を移動する移動体に対し空洞内の長手方向の所定位置
の通過を検知するための空洞内移動体の通過検知方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】トンネル掘削作業現場等の長い空洞内で
移動する人の所在を管理するため、離隔読取り可能な識
別カードを利用したエリア別所在管理方法が提案されて
いる。このエリア別所在管理方法は、図4に示すように
空洞1内を複数のエリア2A〜2Dに分け、空洞1内に出入
りする人3aに離隔読取り可能な識別カード5を保持さ
せ、各エリア2相互間及び各エリア2と空洞1外部との
間の移動を識別カード読取り手段7と通過向き検出手段
8とが設置された出入口101〜103に制限し、各出入口10
1〜103において識別カード5の読取りと通過向きの検出
を行なう。各出入口10で検知された人3a毎の通過向きの
信号をシーケンサ11及び伝送路12を介して管理事務所13
等のコンピュータ14へ伝送し、管理事務所13等において
人3a毎に空洞1内の所在エリアを管理する。
【0003】離隔読取り方式の一例は電磁誘導方式の非
接触式データキャリヤシステムであり、この場合は識別
カード5として電磁誘導型カードを用い、読取り手段7
に磁束発生手段を設けて読取り手段7の周囲に磁束によ
る読取り領域を形成し、人3aが読取り領域内を通過する
時に前記磁束に基づく電磁誘導により識別カード5から
識別信号を発信させ、その識別信号を読取り手段7によ
り読取る。電磁誘導方式の非接触式データキャリヤシス
テムは指向性が弱く、識別カード5と読取り手段7との
相対的な方向が変っても伝送距離の変化が少ない特徴が
ある。また通過向き検知手段8は、各出入口10の出入り
方向に隔てて出入り通路と交差する2本の光線の光源と
それらの光線を検出する一対の光電式スイッチとするこ
とができ、人3aの出入口10の通過時に順次遮断される2
本の光線を一対の光電式スイッチで検出し、その光線遮
断の順序から人3aの通過向きを判定する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし図4に示す所在
管理方法は、複数の人3aが出入口10を同時に通過する
と、追越しやすれちがいがあった場合に人3a毎の通過検
知が難しくなる問題があるので、通常各出入口10の通過
を一人ずつに制限している。トンネル掘削作業現場等の
空洞1内において、一人ずつしか移動できない出入口10
を設けることは、作業上非常に不便である。また出入口
10で検知できるのは歩行者のみであり、空洞内を移動す
る車輌や車輌に搭乗した人等を検知することはできない
問題もある。
【0005】そこで本発明の目的は、空洞内での移動体
の通行を狭い出入口に制限しない空洞内移動体の通過検
知方法を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】図1の実施例を参照する
に、本発明による空洞内移動体の通過検知方法は、長い
空洞1内の移動及び該空洞1への出入りをする各移動体
3に環状読取り手段7による離隔読取りが可能な電磁誘
導方式の識別カード5を保持させ、空洞1内の長手方向
の所定位置で長手方向に所定間隔だけ隔てて空洞1の長
手方向軸線に交差する一対の平面と空洞1の半径方向内
周面との環状交線に沿ってそれぞれ識別カード5の環状
読取り手段7a及び7bを設け、前記環状交線に沿う環状読
取り手段の内側全面における移動体の自由移動を許容
し、何れか一方の読取り手段7a(又は7b)のみによる特
定識別カード5の読取り後における他方の読取り手段7b
(又は7a)のみによる当該特定識別カード5の読取り時
に当該特定識別カード5を保持させた移動体3の前記所
定位置の通過向きを判定する。
【0007】
【作用】図1は、トンネル掘削作業現場の空洞1内を長
手方向に直列な複数のエリア2A〜2Dに区分けし、各エリ
アの境界にそれぞれ一対の読取り手段7aと7bを設け、移
動体3毎にエリア間の通過を検知する実施例を示す。但
し本発明は移動体3の通過検知のみを目的とし、空洞1
内の複数エリアへの区分けは本発明に必須の要件ではな
い。各読取り手段7aと7bは、空洞1の長手方向軸線に交
差する一対の平面と空洞1の半径方向内周面との環状の
交線に沿って設けられ、各平面を通過する移動体3は各
環状読取り手段7a、7bの内側を通過する。各読取り手段
7a、7bの読取り可能な最大距離を空洞1の半径より長く
すれば、移動体3が平面の何処を通過する場合でも、移
動体3に保持させた識別カード5を読取ることができ
る。また歩行者だけでなく車輌や車輌の乗員等の移動体
3に対しても、識別カード5を保持させることにより通
過を検知することができる。
【0008】図2(A)は、一対の読取り手段7a及び7bを
設けた空洞1内を通過中の、この場合ヘルメットに識別
カード5を取付けた人である移動体3を示す。図2(B)
〜図2(F)は、空洞1の頂面から見た移動体3の読取り
手段7a側から7b側への経時的移動を模式的に示す。図中
6a及び6bは、各読取り手段7a及び7bによる読取り可能範
囲を示す。図示例では、一対の読取り手段7aと7bとの間
隔を両読取り手段7a、7bのそれぞれによる読取り可能な
最大距離の和より広くし、両読取り可能範囲6aと6bとの
重なりを避け、両読取り手段7aと7bによる特定識別カー
ド5の同時読取りの発生を回避している。但し一対の読
取り手段7aと7bとの間隔は、読取り可能範囲6aと6bとが
一部重なる場合であっても、各読取り手段7a、7bによる
単独の読取り可能範囲が存在していれば足りる。
【0009】以下、図2を参照して移動体3が読取り手
段7a側から7b側へ通過する場合の通過検知方法を説明す
るが、読取り手段7b側から7a側へ通過する場合も同様で
ある。逆戻りせずに移動体3が進行し、両読取り手段7
a、7bによる読取りがない図2(B)の状態の後、図2
(C)のように一方の読取り手段7aのみによる識別カード
5の読取りがあった場合に、読取られた特定識別カード
5について読取り手段7aで読取られたことを記憶する。
その後特定識別カード5の読取りの度にどちらの読取り
手段7a又は7bで読取られたかを判別し、記憶した読取り
手段7aと比較し、図2(E)のように他方の読取り手段7b
のみにより読取られた時に、読取り手段7a側から7b側へ
の通過があったと判定する。
【0010】この判定方法によれば、例えば複数の識別
カード5が同時に一方の読取り手段7aで読取られた場合
であっても、読取られた識別カード5毎に読取り手段7a
で読取られたことを記憶し、他方の読取り手段7bによる
読取りを識別カード5毎に待合わせることができるの
で、各移動体3の通過向き判定を他の移動体3の通過向
き判定と関係なく処理することができる。よって読取り
手段7aと7bとの間で、後続移動体3による先行移動体3
の追越しや複数の移動体3によるすれちがいが発生した
場合でも、移動体3毎の通過向き判定を確実に行なうこ
とができる。
【0011】また本発明は、一方の読取り手段7aのみに
よる読取りがあった後、他方の読取り手段7bによる読取
りがあるまで通過向き判定を行なわないので、例えば図
2(C)又は図2(D)の状態から移動体3が逆戻りした場
合に、誤って通過向きを判定することはない。なお、一
旦通過向き判定後の図2(E)の状態から逆戻りした場合
には、図2(E)の通過判定時に他方の読取り手段7bで読
取られたことが記憶されるので、再度一方の読取り手段
7aによる読取りが発生した時は、読取り手段7b側から7a
側へ通過したと判定することができる。
【0012】このようにして本発明の目的である「空洞
内での移動体の通行を狭い出入口に制限しない空洞内移
動体の通過検知方法」の提供が達成できる。
【0013】
【実施例】図1は、3組の磁束発生手段付き環状読取り
手段7a及び7bを用いた実施例を示し、図1(B)の記号9a
及び9bは各読取り手段7a及び7bの磁束発生手段による磁
束を表す。各磁束発生手段はそれぞれ環状読取り手段7a
及び7bに沿って環状の電流を流し、各環状読取り手段7a
及び7bの内側の空洞内空間を貫く磁束9aと9bをつくる。
一定強度以上の各磁束9a及び9bの到達範囲が各読取り手
段7a及び7bの読取り可能範囲6a及び6b(図2参照)とな
る。移動体3に保持させた識別カード5は、読取り可能
範囲6a又は6bの通過時に磁束9a又は9bに基づく電磁誘導
によって識別信号を発信し、発信された識別信号が読取
り手段7a又は7bで読取られる。
【0014】図3は、各識別カード5に対応させてメモ
リ16(図1参照)を設けて通過向きを判定する通過検知
方法の流れ図の一例を示す。メモリ16は、各識別カード
5がどちらの読取り手段7a、7bで読取られたかを選択的
に記憶するものであり、例えば図1に示すように両読取
り手段7a及び7bに接続されたコントローラ15内に設ける
ことができる。一対の読取り手段7a、7bを読取り可能範
囲(図2)が重ならないように設け、両読取り手段7aと
7bの読取り動作を同時に行なう(ステップ301)。ステ
ップ302で読取りの有無を判断し、何れの読取り手段7
a、7bによる読取りもない場合はステップ301へ戻って読
取り動作を繰返し、読取りがあった場合は、ステップ30
3で識別カード5の個別同定を行なう。図示例は、例え
ばIDコードが100である特定識別カード5を読取った
場合の流れ図を示し、図中の点線は複数の識別カード5
が読取られた場合に識別カード5毎にステップ304〜314
の処理が繰返されることを示す。
【0015】ステップ304において、特定識別カード5
に対応するメモリ16内の記憶の有無すなわち前回までの
特定識別カード5の読取りの有無を判断し、記憶のない
場合はステップ312へ進み、今回特定識別カード5を読
取った読取り手段7a又は7bをメモリ16内に記憶する(ス
テップ312〜314)。前回までに特定識別カード5の読取
りがあり、メモリ16内に記憶のある場合はステップ305
へ進む。ステップ305における記号7a及び7bは、今回特
定識別カード5が読取り手段7aで読取られた場合にステ
ップ309へ進み、読取り手段7bで読取られた場合にステ
ップ306へ進むことを示す。ステップ306、309、312にお
ける記号7a、7bも同様である。
【0016】ステップ306でメモリ16内にどちらの読取
り手段7a又は7bが記憶されているかを判断し、今回読取
った読取り手段7bと同一の読取り手段7bが記憶されてい
る場合はそのままステップ312へ進み、異なる読取り手
段7aが記憶されている場合に移動体3の通過があったと
判断し、ステップ307で特定識別カード5を保持させた
移動体3の通過向きの判定を行なう。判定結果は例えば
図1に示すシーケンサ11及び伝送路12を介して伝送する
(ステップ308)。ステップ309〜311も同様であり、今
回読取った読取り手段7aと記憶されている読取り手段7b
とが異なる場合に通過向きの判定(ステップ310)と通
過信号の送出(ステップ311)の処理を行ない、同一で
ある場合はそのままステップ312へ進む。
【0017】ステップ312〜314において今回特定識別カ
ード5を読取った読取り手段7a又は7bを対応するメモリ
16内に記憶した後、ステップ301へ戻り、次回の読取り
処理を行なう。複数の識別カード5を同時に読取った場
合は、ステップ304〜314までの処理を読取った全識別カ
ード5について行なった後、ステップ301へ戻る。
【0018】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の空
洞内移動体の通過検知方法は、長い空洞内を移動する各
移動体に離隔読取り可能な識別カードを保持させ、空洞
内の長手方向に所定間隔だけ隔てて一対の環状読取り手
段を設け、何れか一方の読取り手段のみによる特定識別
カードの読取り後における他方の読取り手段のみによる
当該特定識別カードの読取り時に当該特定識別カードを
保持させた移動体の通過向きを判定するので、次の顕著
な効果を奏する。
【0019】(イ)空洞の断面形状に依らず読取り手段を
設置することができる。 (ロ)空洞内に狭い出入口を設けなくとも、移動体毎の通
過を検知することができる。 (ハ)歩行者のみでなく、車輌や車輌の搭乗員等の通過も
検知できる。 (ニ)読取り手段のみにより通過向きを検知するので、従
来通過向きの検知に用いていた光電式スイッチ等を必要
としない。 (ホ)移動体の追越しやすれちがいがあった場合でも、移
動体毎の通過検知を容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本発明の一実施例の説明図である。
【図2】は、本発明による移動体通過検知の説明図であ
る。
【図3】は、本発明の通過検知の流れ図の一例である。
【図4】は、従来の通過検知方法の説明図である。
【符号の説明】
1 空洞 2 エリア 3 移動体 3a 人 5 識別カード 6 読取り領域 7 読取り手段 8 通過向き検知手段 9 磁束 10 出入口 11 シーケンサ 12 伝送路 13 事務所 14 コンピュータ 15 コントローラ 16 メモリ。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−93500(JP,A) 特開 平3−81890(JP,A) 特開 平2−176966(JP,A) 特開 平1−194096(JP,A) 特開 平6−168366(JP,A) 実開 昭61−44421(JP,U) 実開 平3−78291(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G07C 9/00 G06K 17/00 E21F 11/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長い空洞内の移動及び該空洞への出入りを
    する各移動体に環状読取り手段による離隔読取りが可能
    電磁誘導方式の識別カードを保持させ、前記空洞内の
    長手方向所定位置で前記長手方向に所定間隔だけ隔てて
    前記空洞の長手方向軸線に交差する一対の平面と前記空
    洞の半径方向内周面との環状交線に沿ってそれぞれ前記
    識別カードの環状読取り手段を設け、前記環状交線に沿
    う環状読取り手段の内側全面における移動体の自由移動
    を許容し、何れか一方の前記読取り手段のみによる特定
    識別カードの読取り後における他方の読取り手段のみに
    よる当該特定識別カードの読取り時に当該特定識別カー
    ドを保持させた前記移動体の前記所定位置の通過向きを
    判定してなる空洞内移動体の通過検知方法。
  2. 【請求項2】請求項1の通過検知方法において、前記一
    対の平面間の前記長手方向の所定間隔を前記両環状読取
    り手段のそれぞれによる読取り可能な最大離隔距離の和
    より広い間隔としてなる空洞内移動体の通過検知方法。
  3. 【請求項3】請求項2の通過検知方法において、前記各
    識別カードと対応させて被読取り時にどちらの読取り手
    段で読取られたかを選択的に記憶するメモリを設け、今
    回読取り時に読取られた特定識別カード毎に読取った読
    取り手段を判別し、当該特定識別カードと対応する前記
    メモリ内の記憶の有無を判断し、前記対応メモリ内に記
    憶があり且つ記憶された読取り手段と前記判別した読取
    り手段とが異なる場合に当該特定識別カードを保持させ
    た前記移動体の通過向きを判定し、次回読取り前に前記
    判別した読取り手段を前記特定識別カードと対応するメ
    モリ内へ記憶するサイクルを繰返してなる空洞内移動体
    の通過検知方法。
  4. 【請求項4】請求項1、2又は3の通過検知方法におい
    て、前記各読取り手段に前記交線に沿って環状の電流を
    流して前記読取り手段の内側に磁束をつくる磁束発生手
    段を設け、前記識別カードを前記磁束に基づく電磁誘導
    により前記読取り手段で検知可能な識別信号を発信する
    電磁誘導型カードとしてなる空洞内移動体の通過検知方
    法。
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