JP2803094B2 - スパンライク加工糸 - Google Patents
スパンライク加工糸Info
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- JP2803094B2 JP2803094B2 JP63180084A JP18008488A JP2803094B2 JP 2803094 B2 JP2803094 B2 JP 2803094B2 JP 63180084 A JP63180084 A JP 63180084A JP 18008488 A JP18008488 A JP 18008488A JP 2803094 B2 JP2803094 B2 JP 2803094B2
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- loops
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Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D02—YARNS; MECHANICAL FINISHING OF YARNS OR ROPES; WARPING OR BEAMING
- D02G—CRIMPING OR CURLING FIBRES, FILAMENTS, THREADS, OR YARNS; YARNS OR THREADS
- D02G1/00—Producing crimped or curled fibres, filaments, yarns, or threads, giving them latent characteristics
- D02G1/16—Producing crimped or curled fibres, filaments, yarns, or threads, giving them latent characteristics using jets or streams of turbulent gases, e.g. air, steam
- D02G1/165—Producing crimped or curled fibres, filaments, yarns, or threads, giving them latent characteristics using jets or streams of turbulent gases, e.g. air, steam characterised by the use of certain filaments or yarns
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Fluid Mechanics (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 {産業上の利用分野} 本発明はポリアミド系マルチフイラメント糸よりなる
スパンライク加工糸に関し、さらに詳しくはソフトな風
合と工程通過性を改善されたスパンライク加工糸に関す
るものである。
スパンライク加工糸に関し、さらに詳しくはソフトな風
合と工程通過性を改善されたスパンライク加工糸に関す
るものである。
{従来の技術} 従来ポリアミド系マルチフイラメント糸の特性を、ス
パン糸の持つ特性に近付けるための所謂スパンライク加
工に関する技術は多い、例えば特開昭61−83336号公報
にはスパンライク加工糸およびその製造方法が、また、
特開昭62−206043号公報にはスパンライク合成繊維マル
チフイラメント糸がそれぞれ提案されている。
パン糸の持つ特性に近付けるための所謂スパンライク加
工に関する技術は多い、例えば特開昭61−83336号公報
にはスパンライク加工糸およびその製造方法が、また、
特開昭62−206043号公報にはスパンライク合成繊維マル
チフイラメント糸がそれぞれ提案されている。
{発明が解決しようとする課題} しかしながら、これら従来の技術においては、ループ
数が多くなるとスパンライク効果は大きくなるものの、
風合はハード化し肌への馴染みは不快になったり、極細
フイラメント糸使いではループ形成に限界があるなどの
問題がある。また、工程通過性においては、チーズから
の解舒性はファスナー効果が生じるので不良となり編
機、織機の停止の原因となるなどの欠点を有する。さら
に付言するに、特開昭62−206043号公報では、通常の紡
糸・延伸によって得られた延伸糸を対象としたものであ
るため、得られる崇高加工糸は初期引張抵抗値が大きく
なり、そのため、ループの剛性が高くなって、ループ変
形が起こりにくくなり、肌への刺激が強くなり、また、
チーズからの解舒においても、ファスナー効果が起こり
易くなるという欠点を有している。さらに、該崇高加工
糸は、残留伸度が小さいため、加工糸を布帛に用いた場
合、伸びが少ないので、引張などの外力に対して、ルー
プの形態変化が小さく、肌への締め付け感が大きくなる
という欠点を有する。さらにまた、該崇高加工糸は、沸
騰水中収縮率が大きいため、染色仕上加工において、仕
上げ幅の調整が難しく、特にポリアミド系においては仕
上セットを受けにくいという欠点を有する。
数が多くなるとスパンライク効果は大きくなるものの、
風合はハード化し肌への馴染みは不快になったり、極細
フイラメント糸使いではループ形成に限界があるなどの
問題がある。また、工程通過性においては、チーズから
の解舒性はファスナー効果が生じるので不良となり編
機、織機の停止の原因となるなどの欠点を有する。さら
に付言するに、特開昭62−206043号公報では、通常の紡
糸・延伸によって得られた延伸糸を対象としたものであ
るため、得られる崇高加工糸は初期引張抵抗値が大きく
なり、そのため、ループの剛性が高くなって、ループ変
形が起こりにくくなり、肌への刺激が強くなり、また、
チーズからの解舒においても、ファスナー効果が起こり
易くなるという欠点を有している。さらに、該崇高加工
糸は、残留伸度が小さいため、加工糸を布帛に用いた場
合、伸びが少ないので、引張などの外力に対して、ルー
プの形態変化が小さく、肌への締め付け感が大きくなる
という欠点を有する。さらにまた、該崇高加工糸は、沸
騰水中収縮率が大きいため、染色仕上加工において、仕
上げ幅の調整が難しく、特にポリアミド系においては仕
上セットを受けにくいという欠点を有する。
本発明の目的は、上記した従来技術の欠点を改良せん
とするものであり、ソフトなスパンライク風合を有し、
弾性回復性に優れ、かつ工程通過性の良好なポリアミド
系スパンライク加工糸を提供せんとするものである。
とするものであり、ソフトなスパンライク風合を有し、
弾性回復性に優れ、かつ工程通過性の良好なポリアミド
系スパンライク加工糸を提供せんとするものである。
{課題を解消するための手段} 上記した目的を達成する本発明のスパンライク加工糸
は、以下の構成からなる。すなわち、 3500m/min以上で高速紡糸された断面変形度が2,85以
上のY型高変形断面ポリアミド系マルチフィラメント糸
からなる流体乱流処理によるループを有するカサ高加工
糸であって、初期引張抵抗値が20g/d以下、残留伸度が3
5%以上、沸騰水中収縮率が8%以下であり、かつ上記
マルチフィラメント糸の持つ小ループ数nA(ケ/m)、大
ループ数nB(ケ/m)、およびnA/nBが、 130≧nA≧75 7≧nB 0.08≧nB/nA であることを特徴とするものである。
は、以下の構成からなる。すなわち、 3500m/min以上で高速紡糸された断面変形度が2,85以
上のY型高変形断面ポリアミド系マルチフィラメント糸
からなる流体乱流処理によるループを有するカサ高加工
糸であって、初期引張抵抗値が20g/d以下、残留伸度が3
5%以上、沸騰水中収縮率が8%以下であり、かつ上記
マルチフィラメント糸の持つ小ループ数nA(ケ/m)、大
ループ数nB(ケ/m)、およびnA/nBが、 130≧nA≧75 7≧nB 0.08≧nB/nA であることを特徴とするものである。
なお、小ループ数と大ループ数は、東レ(株)製ルー
プ測定装置(FRAY COUNTER MODEL 104)を用い、次のよ
うに測定して得られるものである。
プ測定装置(FRAY COUNTER MODEL 104)を用い、次のよ
うに測定して得られるものである。
すなわち、糸速度50m/分、張力0.1g/Dにて検知器(SP
UN用)に通し、ループ数が最大となる糸表面を基準に次
の点のループ数を測定する。
UN用)に通し、ループ数が最大となる糸表面を基準に次
の点のループ数を測定する。
小ループ数nA:糸表面より0.35mm外側の点 大ループ数nB:糸表面より0.85mm外側の点 測定は1分間(糸長さ50m)の5回繰返しで行い、ル
ープ数はケ/mで表わす。
ープ数はケ/mで表わす。
さらに、上記のスパンライク加工糸は、芯/鞘型混繊
糸の芯および/または鞘に使用されることが好ましい。
糸の芯および/または鞘に使用されることが好ましい。
以下、さらに詳しく本発明について説明をする。
本発明におけるポリアミド系マルチフイラメントから
なるスパンライク加工糸は、ループやたるみを表面に有
するいわゆる“タスラン”とよばれる流体乱流処理によ
って製造されたカサ高加工糸である。
なるスパンライク加工糸は、ループやたるみを表面に有
するいわゆる“タスラン”とよばれる流体乱流処理によ
って製造されたカサ高加工糸である。
本発明に係るスパンライク加工糸は、初期引張抵抗値
が20g/d以下である特性を有している。初期引張り抵抗
値が、20g/d以下であると、ループの剛性は低くなり、
肌への刺激が弱くなって、チーズからの解舒もスムース
となるのである。一方、初期引張り抵抗値が、20g/dを
越えると、ループの剛性が高くなって、ループ変形が起
こりにくくなり、肌への刺激が強くなる。また、チーズ
からの解舒においても、ファスナー効果が起こり易くな
るという欠点を有する。
が20g/d以下である特性を有している。初期引張り抵抗
値が、20g/d以下であると、ループの剛性は低くなり、
肌への刺激が弱くなって、チーズからの解舒もスムース
となるのである。一方、初期引張り抵抗値が、20g/dを
越えると、ループの剛性が高くなって、ループ変形が起
こりにくくなり、肌への刺激が強くなる。また、チーズ
からの解舒においても、ファスナー効果が起こり易くな
るという欠点を有する。
次に、本発明のポリアミド系マルチフイラメント糸か
らなるスパンライク加工糸は、残留伸度が35%以上であ
る特性を有している。残留伸度が35%以上であると、ル
ープの変形に対する融通性が大きくなり、運動した時の
機能性が特に向上し、過大張力の変化を小さく抑えるこ
とができるという利点を有する。一方、残留伸度が35%
より低い範囲では、該加工糸を布帛に用いた場合、伸び
が少ないので、引っ張り等の外力に対して、ループの形
態変化が小さく、肌への締め付け感が大きくなるという
欠点となる。また、工程通過中において、過大張力変化
などが吸収され難くなる。
らなるスパンライク加工糸は、残留伸度が35%以上であ
る特性を有している。残留伸度が35%以上であると、ル
ープの変形に対する融通性が大きくなり、運動した時の
機能性が特に向上し、過大張力の変化を小さく抑えるこ
とができるという利点を有する。一方、残留伸度が35%
より低い範囲では、該加工糸を布帛に用いた場合、伸び
が少ないので、引っ張り等の外力に対して、ループの形
態変化が小さく、肌への締め付け感が大きくなるという
欠点となる。また、工程通過中において、過大張力変化
などが吸収され難くなる。
さらに、本発明のポリアミド系マルチフイラメント糸
からなるスパンライク加工糸は、沸騰水中収縮率が8%
以下であるという特性を有する。沸騰水中収縮率が8%
を越えると、収縮率が大きいので、染色仕上げ加工にお
いて、仕上幅の調整が難しく、特にポリアミド系におい
ては仕上げセットを受け難くいので、収縮率は8%以下
であることが必要である。
からなるスパンライク加工糸は、沸騰水中収縮率が8%
以下であるという特性を有する。沸騰水中収縮率が8%
を越えると、収縮率が大きいので、染色仕上げ加工にお
いて、仕上幅の調整が難しく、特にポリアミド系におい
ては仕上げセットを受け難くいので、収縮率は8%以下
であることが必要である。
本発明のスパンライク加工糸を構成するポリアミド系
マルチフイラメント糸の断面形状は、高変形のY型断面
からなる。この高変形のY型断面について説明する。
マルチフイラメント糸の断面形状は、高変形のY型断面
からなる。この高変形のY型断面について説明する。
常用の方法でマルチフイラメント糸をパラフィン等で
包埋し、フイラメント軸と直角方向にミクロトームを作
用させて切片を作成する。該切片上に形成されたフイラ
メントの横断面を顕微鏡で500〜1000倍に拡大し写真撮
影して、第2図に示すように印画紙上に表われたフイラ
メント断面の輪郭8に対し外接する円9および内接する
円10を描き、その半径d1、およびd2を測定する。この操
作を10個のフイラメントについて行ないそれらの平均値
を外接円半径d1、内接円半径d2とする。両者の比d1/d2
=rはフイラメントの断面変形度を表わす指環となる。
丸断面フイラメントではr=1、正三角形の断面のフイ
ラメントはr=2となる。本発明において、比rは2.8
以上あることが好ましい。r≧2.8の範囲は従来の変形
断面フイラメント糸に比較して変形度の高いものであ
る。この形状はスパンタッチ効果が、極めて強いもので
ある。
包埋し、フイラメント軸と直角方向にミクロトームを作
用させて切片を作成する。該切片上に形成されたフイラ
メントの横断面を顕微鏡で500〜1000倍に拡大し写真撮
影して、第2図に示すように印画紙上に表われたフイラ
メント断面の輪郭8に対し外接する円9および内接する
円10を描き、その半径d1、およびd2を測定する。この操
作を10個のフイラメントについて行ないそれらの平均値
を外接円半径d1、内接円半径d2とする。両者の比d1/d2
=rはフイラメントの断面変形度を表わす指環となる。
丸断面フイラメントではr=1、正三角形の断面のフイ
ラメントはr=2となる。本発明において、比rは2.8
以上あることが好ましい。r≧2.8の範囲は従来の変形
断面フイラメント糸に比較して変形度の高いものであ
る。この形状はスパンタッチ効果が、極めて強いもので
ある。
本発明のスパンライク加工糸は単糸形成の他、双糸形
成の芯/鞘型混繊糸として、芯、鞘のいずれか一方が、
該加工糸であっても、また両方が該加工糸であってもよ
い。ソフトな風合、光沢、あるいは低収縮性を生かすた
めには、鞘糸である方が本発明の効果がより発揮され
る。
成の芯/鞘型混繊糸として、芯、鞘のいずれか一方が、
該加工糸であっても、また両方が該加工糸であってもよ
い。ソフトな風合、光沢、あるいは低収縮性を生かすた
めには、鞘糸である方が本発明の効果がより発揮され
る。
次に本発明のスパンライク加工糸の製造方法について
詳しく説明するならば、好ましくは、3500m/min以上で
高速紡糸した、初期引張り抵抗値が25g/d以下、残留伸
度が50%以上、沸騰水中収縮率が9%以下のポリアミド
マルチフイラメント糸を流体乱流処理することによって
得られるものである。
詳しく説明するならば、好ましくは、3500m/min以上で
高速紡糸した、初期引張り抵抗値が25g/d以下、残留伸
度が50%以上、沸騰水中収縮率が9%以下のポリアミド
マルチフイラメント糸を流体乱流処理することによって
得られるものである。
すなわち、先ず用いるマルチフイラメント糸はポリア
ミド系のフイラメント糸である。該フイラメント糸は好
ましくは紡糸速度が3500m/min以上で高速紡糸した十分
配向した延伸糸である。さらに好ましくは、紡糸速度50
00〜6000m/minで紡糸したものである。ただし、3500m/m
in以下の紡糸速度で紡糸したものは、タテ膨潤が大きく
なるので好ましくない。なお上記の紡糸速度で得られる
延伸糸は、複屈折率Δnが10〜40×10-3、比重が1.14〜
1.12、遅延回復率が3%以上である特性を有する。遅延
回復率は次のように定義する。
ミド系のフイラメント糸である。該フイラメント糸は好
ましくは紡糸速度が3500m/min以上で高速紡糸した十分
配向した延伸糸である。さらに好ましくは、紡糸速度50
00〜6000m/minで紡糸したものである。ただし、3500m/m
in以下の紡糸速度で紡糸したものは、タテ膨潤が大きく
なるので好ましくない。なお上記の紡糸速度で得られる
延伸糸は、複屈折率Δnが10〜40×10-3、比重が1.14〜
1.12、遅延回復率が3%以上である特性を有する。遅延
回復率は次のように定義する。
パーンから直接にカセまたはループを作った後、すみ
やかにカセまたはループの長さをはかり、原長とする。
次に無張力状態で24時間放置後のカセまたはループの長
さをはかり、収縮した原長に対する百分率で表わす。
やかにカセまたはループの長さをはかり、原長とする。
次に無張力状態で24時間放置後のカセまたはループの長
さをはかり、収縮した原長に対する百分率で表わす。
遅延回復率(%)=(l−l1)/l×100 ここに、l:24時間放置前のカセの内側の長さ(mm)。
l1::24時間放置後のカセの内側の長さ(mm)。
l1::24時間放置後のカセの内側の長さ(mm)。
また、本発明において、流体乱流処理域に供給する上
記ポリアミド系マルチフイラメント糸の初期引張り抵抗
値は25g/d以下の特性を有している。初期引張り抵抗値
が25g/dを越えると、剛性が高くなり、ループやタルミ
などの形成数が少なくなるので、スパンライク効果は弱
くなる。初期引張り抵抗値が25g/d以下ではループ形成
数が多くなると共に、剛性が低くなって、風合はソフト
化するのである。
記ポリアミド系マルチフイラメント糸の初期引張り抵抗
値は25g/d以下の特性を有している。初期引張り抵抗値
が25g/dを越えると、剛性が高くなり、ループやタルミ
などの形成数が少なくなるので、スパンライク効果は弱
くなる。初期引張り抵抗値が25g/d以下ではループ形成
数が多くなると共に、剛性が低くなって、風合はソフト
化するのである。
さらに、流体乱流処理域に供給する上記ポリアミド系
マルチフイラメント糸の残留伸度は50%以上有してい
る。残留伸度が50%より低いと、伸びが小さいので、や
はりループやタルミなどの形成数が少なくなるので、ス
パンライク効果は弱くなる。残留伸度が50%以上ではル
ープ形成数も多くなって風合はソフト化するのである。
マルチフイラメント糸の残留伸度は50%以上有してい
る。残留伸度が50%より低いと、伸びが小さいので、や
はりループやタルミなどの形成数が少なくなるので、ス
パンライク効果は弱くなる。残留伸度が50%以上ではル
ープ形成数も多くなって風合はソフト化するのである。
さらにまた、本発明において、流体乱流処理域に供給
する上記ポリアミド系マルチフイラメント糸の沸騰水中
収縮率は9%以下である。これは、単糸使いの流体乱流
処理加工後において、ループの消滅を防止するために、
再熱緊張セットを施すことがある。収縮率が低いとルー
プ自体の収縮は起りにくいので、ループ形態を維持する
ことができるが、収縮率が高いとループ自体が収縮し
て、ループの効果は弱くなり、後工程で緊張処理を受け
た場合、いったん収縮したループが伸ばされやすく、結
果的にループが消滅しやすくなるのである。本発明は、
再熱セットする場合の収縮が小さいので、後工程に於け
るガイド等の抵抗を受けにくく、ループの堅ロウ性を維
持することができる。また、双糸使いの流体乱流処理加
工において、収縮の低い鞘側に用いることにより、芯糸
の高収縮糸との組み合わせによって、収縮性のある芯/
鞘型混繊糸の嵩高性やドレープ性を大きくすることがで
きる。
する上記ポリアミド系マルチフイラメント糸の沸騰水中
収縮率は9%以下である。これは、単糸使いの流体乱流
処理加工後において、ループの消滅を防止するために、
再熱緊張セットを施すことがある。収縮率が低いとルー
プ自体の収縮は起りにくいので、ループ形態を維持する
ことができるが、収縮率が高いとループ自体が収縮し
て、ループの効果は弱くなり、後工程で緊張処理を受け
た場合、いったん収縮したループが伸ばされやすく、結
果的にループが消滅しやすくなるのである。本発明は、
再熱セットする場合の収縮が小さいので、後工程に於け
るガイド等の抵抗を受けにくく、ループの堅ロウ性を維
持することができる。また、双糸使いの流体乱流処理加
工において、収縮の低い鞘側に用いることにより、芯糸
の高収縮糸との組み合わせによって、収縮性のある芯/
鞘型混繊糸の嵩高性やドレープ性を大きくすることがで
きる。
なお、本発明に用いた糸特性の測定方法はJISのL−1
073に示される方法を用いた。
073に示される方法を用いた。
次に図面を用いて詳細に説明する。
第1図は本発明のスパンライク加工糸を製造する装置
の一実施例を示す概略説明図である。
の一実施例を示す概略説明図である。
第1図において、ポリアミド系マルチフイラメント糸
1を給糸ローラ2へ供給し水付着装置3で水付着を行な
い、流体乱流処理ノズル4においてループ形成加工を行
ない、引取りローラ5からテイクアップローラ6により
チーズ7に巻き上げる。なお給糸ローラをさらに一対設
け、芯/鞘型の給糸方式を用いてもよい。
1を給糸ローラ2へ供給し水付着装置3で水付着を行な
い、流体乱流処理ノズル4においてループ形成加工を行
ない、引取りローラ5からテイクアップローラ6により
チーズ7に巻き上げる。なお給糸ローラをさらに一対設
け、芯/鞘型の給糸方式を用いてもよい。
上記の製造工程によって得られるスパン加工糸のルー
プ数は通常の完全延伸糸の流体乱流処理加工に比べて極
めて多いので、加工速度の高速化、流体乱流処理圧力の
減圧化等によるコスト低下をはかることができる。
プ数は通常の完全延伸糸の流体乱流処理加工に比べて極
めて多いので、加工速度の高速化、流体乱流処理圧力の
減圧化等によるコスト低下をはかることができる。
[実施例] 紡糸速度4500〜5500m/minで高速紡糸したナイロンマ
ルチフイラメント糸70デニール34フイラメントのブライ
トY型高変形断面糸(断面変形度r=2.85)を、第1図
の装置を用い、次の条件で流体加工した。
ルチフイラメント糸70デニール34フイラメントのブライ
トY型高変形断面糸(断面変形度r=2.85)を、第1図
の装置を用い、次の条件で流体加工した。
加工速度……………600m/min ノズル圧力…………8Kg/cm2 オーバフィード率…15% ノズル………………HEBERLEIN社製T−100 得られたナイロンスパンライク糸を用いて次の条件に
て製織した。
て製織した。
たて糸…………ナイロン糸70デニール よこ糸…………本発明のスパンライク加工糸 組織……………平 生機を酸性染料にて染色し加工仕上げした。
糸、織物特性を表1に示した。
{発明の効果} 本発明は、上記の構成としたことにより、次の イ)初期引張抵抗値が低いために、ループの剛性が低く
なり、ループの変形がしやすくなるため、従来のポリア
ミドスパンライク加工糸より風合が極めてソフトとな
り、肌への刺激が弱くなって、チーズからの解除もスム
ースになる。
なり、ループの変形がしやすくなるため、従来のポリア
ミドスパンライク加工糸より風合が極めてソフトとな
り、肌への刺激が弱くなって、チーズからの解除もスム
ースになる。
ロ)残留伸度が高いので、ループ変形性に対する融通性
が大きくなり、運動したときの機能性が向上することが
できるので、肌への締め付け感が小さく、肌との滑りや
機能性が良くなり、また、工程通過中において、過大張
力変化などが吸収されやすくなる。
が大きくなり、運動したときの機能性が向上することが
できるので、肌への締め付け感が小さく、肌との滑りや
機能性が良くなり、また、工程通過中において、過大張
力変化などが吸収されやすくなる。
ハ)収縮率が低いので、ループ自体の収縮が起こりにく
く、後工程でループが伸ばされにくくなり、ループ形態
を維持することができる。
く、後工程でループが伸ばされにくくなり、ループ形態
を維持することができる。
ニ)3500m/min以上で高速紡糸された断面変形度が2.85
以上の変形断面ポリアミド系モルチフィラメント糸から
なるために、タテ膨潤度が小さく、かつ遅延回復率が大
きくなるので、よりループが変形しやすく、かつ復元し
やすくなり、よりソフトなスパンライク風合を維持する
ことができる。
以上の変形断面ポリアミド系モルチフィラメント糸から
なるために、タテ膨潤度が小さく、かつ遅延回復率が大
きくなるので、よりループが変形しやすく、かつ復元し
やすくなり、よりソフトなスパンライク風合を維持する
ことができる。
ホ)小サイズのループが多く、大サイズのループが少な
いので、カサ高で毛羽感のある、ソフトなスパンライク
加工糸とすることができる。
いので、カサ高で毛羽感のある、ソフトなスパンライク
加工糸とすることができる。
ヘ)ループの剛性が低いので、ガイド、バーなどでルー
プが押さえられることや、素材の伸びが大きいので糸道
を通過中の異常張力を吸収しやすくなるなどの工程通過
性が良好となる。
プが押さえられることや、素材の伸びが大きいので糸道
を通過中の異常張力を吸収しやすくなるなどの工程通過
性が良好となる。
第1図は本発明のスパンライク加工糸を製造する装置の
一実施例を示す概略説明図である。 第2図は、高変形Y型断面の一例を示す説明図である。 1:ポリアミド系マルチフイラメント糸 2:給糸ローラ 3:水付着装置 4:流体乱流処理ノズル 5:引取りローラ 6:テイクアップローラ 7:チーズ
一実施例を示す概略説明図である。 第2図は、高変形Y型断面の一例を示す説明図である。 1:ポリアミド系マルチフイラメント糸 2:給糸ローラ 3:水付着装置 4:流体乱流処理ノズル 5:引取りローラ 6:テイクアップローラ 7:チーズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D02G 3/34
Claims (2)
- 【請求項1】3500m/min以上で高速紡糸された断面変形
度が2.85以上のY形高変形断面ポリアミド系マルチフィ
ラメント糸からなる流体乱流処理によるループを有する
カサ高加工糸であって、初期引張抵抗値が20g/d以下、
残留伸度が35%以上、沸騰水中収縮率が8%以下であ
り、かつ上記マルチフィラメント糸の持つ小ループ数nA
(ケ/m)、大ループ数nB(ケ/m)、およびnA/nBが、 130≧nA≧75 7≧nB 0.08≧nB/nA であることを特徴とするスパンライク加工糸。 - 【請求項2】芯/鞘型混繊糸の芯および/または鞘を構
成してなることを特徴とする請求項1記載のスパンライ
ク加工糸。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63180084A JP2803094B2 (ja) | 1988-07-19 | 1988-07-19 | スパンライク加工糸 |
Applications Claiming Priority (1)
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