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JP2809166B2 - 高速遅延検証装置 - Google Patents
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JP2809166B2 - 高速遅延検証装置 - Google Patents

高速遅延検証装置

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JP2809166B2
JP2809166B2 JP7340069A JP34006995A JP2809166B2 JP 2809166 B2 JP2809166 B2 JP 2809166B2 JP 7340069 A JP7340069 A JP 7340069A JP 34006995 A JP34006995 A JP 34006995A JP 2809166 B2 JP2809166 B2 JP 2809166B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高速遅延検証装置に
関し、特に論理回路の遅延検証を行う遅延検証方式に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の遅延検証方式において
は、検証対象の論理回路に含まれる全てのパスに対して
遅延検証を行い、それら全てのパスについて遅延時間を
算出している。
【0003】すなわち、検証対象の論理回路の入力端子
から出力端子までの全てのパス(経路)を検索し、それ
ら検索した全てのパス各々の遅延時間にクロックスキュ
ー等を加味して遅延検証を行っている。この遅延検証に
よって、全てのパスの遅延時間が予め設定された基準時
間内に収まるようにしている。
【0004】また、パスの未変更部分の遅延時間と設計
変更後の配線遅延時間とを夫々求めてパスの遅延時間を
算出し、その遅延時間が遅延設計基準値を満たすか否か
を判定することで、上記の遅延検証が論理回路のパスの
設計変更時にも自動的に行えるようにした方法もある。
この方法については、特開平4−337870号公報に
詳述されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の遅延検
証方式では、上記の特開平4−337870号公報に詳
述された方法を含むほとんどの方法で検証対象の論理回
路に含まれる全てのパスについて遅延時間を算出してい
るため、その遅延検証に多大な時間が費やされることと
なる。
【0006】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、遅延検証に費やされる時間を短縮することがで
き、高速な遅延検証を実現することができる高速遅延検
証装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による高速遅延検
証装置は、論理回路の遅延検証を行う高速遅延検証装置
であって、検証対象の論理回路の論理情報と接続情報と
遅延情報とを含む回路モデルの情報を格納する遅延モデ
ル格納手段と、前記遅延モデル格納手段の内容を基に前
記論理回路内の各ピンから始点までの遅延時間及び前記
論理回路内の各ピンから終点までの遅延時間を各ピン毎
に夫々トレースして算出するトレース手段と、前記トレ
ース手段で算出された前記始点までの遅延時間と前記終
点までの遅延時間との和が予め設定された制限値以下の
ピン及びその接続情報を前記遅延モデル格納手段の内容
から削除する制限検査手段と、前記制限検査手段で前記
制限値以下のピン及びその接続情報が削除された前記遅
延モデル格納手段の内容を基に前記論理回路の遅延検証
を行う遅延検証手段とを備えている。
【0008】本発明による他の高速遅延検証装置は、上
記の構成において、前記トレース手段を、各ピンから前
記始点までトレースして求めた前記始点までの遅延時間
のうちの最大値と各ピンから前記終点までトレースして
求めた前記終点までの遅延時間のうちの最大値との和を
各ピン毎に算出して出力するよう構成している。
【0009】本発明による別の高速遅延検証装置は、上
記の構成において、前記制限検査手段を、前記始点まで
の遅延時間のうちの最大値と前記終点までの遅延時間の
うちの最大値との和が前記制限値以下のピン及びその接
続情報を抽出し、抽出したピン及びその接続情報を前記
遅延モデル格納手段の内容から削除するよう構成してい
る。
【0010】本発明によるさらに別の高速遅延検証装置
は、上記の構成のほかに、前記制限値を予め格納する制
限値格納手段を具備している。
【0011】本発明によるさらにまた別の高速遅延検証
装置は、上記の構成のほかに、前記トレース手段のトレ
ース結果を格納する付加モデル格納手段を具備してい
る。
【0012】
【発明の実施の形態】まず、本発明の作用について以下
に述べる。
【0013】検証対象の論理回路の論理情報と接続情報
と遅延情報とを含む回路モデルの情報を遅延モデル格納
手段に格納しておき、この遅延モデル格納手段の内容を
基に論理回路内の各ピンから始点までの遅延時間及び各
ピンから終点までの遅延時間をトレース手段で各ピン毎
に夫々算出する。
【0014】このトレース手段で算出された始点までの
遅延時間と終点までの遅延時間との和が予め設定された
制限値以下のピン及びその接続情報を制限検査手段で遅
延モデル格納手段の内容から削除し、制限値以下のピン
及びその接続情報が削除された遅延モデル格納手段の内
容を基に遅延検証手段で論理回路の遅延検証を行う。
【0015】これによって、遅延時間の最大値が制限値
以内の検証不要な部分を予め遅延モデル上から削除する
ことができるので、遅延検証に費やされる時間を短縮
し、高速な遅延検証を実現することが可能となる。
【0016】次に、本発明の一実施例について図面を参
照して説明する。図1は本発明の一実施例の構成を示す
ブロック図である。図において、本発明の一実施例によ
る高速遅延検証装置は遅延モデル格納手段1と、トレー
ス手段2と、付加モデル格納手段3と、制限値格納手段
4と、制限検査手段5と、修正モデル格納手段6と、遅
延検証手段7とから構成されている。
【0017】遅延モデル格納手段1には検証対象となる
論理回路(図示せず)の外部ピン及び回路素子用ピンを
ノードとした場合、そのノード間の信号の流れをアーク
としたアーク情報と、回路素子内に対応するアークの遅
延時間に関する遅延情報とを含む回路情報が格納されて
いる。
【0018】トレース手段2は遅延モデル格納手段1に
格納された回路情報を基に回路を信号の入力方向及び出
力方向に夫々トレースし、各ノードについて対象とする
ノードから外部出力ピンに対応するノード、あるいは対
象とするノードからラッチやフリップフロップ(以下、
FFとする)の入力ピンに対応するノードまでの遅延時
間の最大値と、外部入力ピンに対応するノードから対象
とするノードまで、またはラッチやFFの出力ピンに対
応するノードから対象とするノードまでの遅延時間の最
大値とを求める。
【0019】トレース手段2は求めた遅延時間の最大値
の和をとり、ノード毎に求めた遅延時間の最大値の和を
遅延モデル格納手段1の回路情報に付加する。付加モデ
ル格納手段3はトレース手段2でノード毎の遅延時間の
最大値の和が付加された遅延モデル格納手段1の回路情
報を、すなわちトレース手段2で作成されたモデルを格
納する。
【0020】制限値格納手段4には予め設定された遅延
時間の制限値が格納されている。この制限値を越えた信
号のパスは、基準違反パスとして抽出されることを期待
されている。
【0021】制限検査手段5は付加モデル格納手段3に
格納された情報を基に、各ノードに付加された遅延時間
の最大値の和と制限値格納手段4に格納された遅延時間
の制限値とを比較し、遅延時間の最大値の和が制限値よ
り小さいノード及びそのノードに接続されるアークを付
加モデル格納手段3に格納された情報から削除する。
【0022】すなわち、制限検査手段5は各ノード毎に
求めた遅延時間の最大値の和が制限値をこえなければ、
その後の遅延検証が不要と判断し、そのノードに関する
情報を遅延モデル格納手段1の回路情報から削除する。
【0023】修正モデル格納手段6は制限検査手段5に
よって修正された遅延モデル格納手段1の回路情報を格
納する。遅延検証手段7は修正モデル格納手段6に格納
された回路情報を基にクロックスキュー等を加味した遅
延検証を行う。
【0024】図2は本発明の一実施例による遅延検証の
対象となる論理回路の一例を示す図である。図におい
て、論理回路は外部入力ピン21〜23と、外部出力ピ
ン24,25と、回路素子(論理積回路)26,27と
から構成されている。
【0025】図3は図2に示す論理回路の遅延モデルを
示す図である。図において、301〜303は外部入力
ピン21〜23に夫々対応するノードを示し、304〜
309は回路素子26,27の回路素子用ピンに夫々対
応するノードを示し、310,311は外部出力ピン2
4,25に夫々対応するノードを示している。
【0026】また、312〜321は外部入力ピン21
〜23と外部出力ピン24,25と回路素子26,27
とにおける信号の流れを示すアークである。したがっ
て、遅延モデル格納手段1には上記の11個のノード3
01〜311の間を結合する10個のアーク312〜3
21に対応する遅延時間が格納される。
【0027】図4は図1の遅延モデル格納手段1に格納
されたアーク312〜321に対応する遅延時間の一例
を示す図であり、図5は図4の遅延時間を基に算出され
た各ノード301〜311の遅延時間の最大値の和を示
す図であり、図6は図5の遅延時間の最大値の和を基に
修正された論理回路の遅延モデルを示す図である。
【0028】これら図1〜図6を用いて本発明の一実施
例による遅延検証の処理動作について説明する。
【0029】まず、トレース手段2は遅延モデル格納手
段1に格納された回路情報を基に各ノード301〜31
1の遅延時間の最大値を求める。トレース手段2は求め
た遅延時間の最大値の和をとり、ノード301〜311
毎に求めた遅延時間の最大値の和を遅延モデル格納手段
1の回路情報に付加する。
【0030】すなわち、トレース手段2はまずノード3
01を対象とすると、ノード301から外部出力ピン2
4に対応するノード310までトレースし、ノード30
1→ノード304→ノード308→ノード310の経路
が得られると、図4に示すアーク312〜321に対応
する遅延時間を基に遅延時間の最大値を求める。
【0031】この場合、ノード301からノード310
までは経路が一つなので、その経路をなすアーク31
2,316,320の和が遅延時間の最大値となる。つ
まり、アーク312+アーク316+アーク320=5
+3+3=11となる。
【0032】ここで、ノード301は外部入力ピン21
に対応しているため、外部入力ピンから対象とするノー
ドまでの経路はトレースされないので、このノード30
1の遅延時間の最大値は「11」となり、図5に示すよ
うに、「11」がノード301に対応して付加モデル格
納手段3に格納される。
【0033】トレース手段2はノード302を対象とす
ると、ノード302から外部出力ピン24,25に対応
するノード310,311まで夫々トレースし、ノード
302→ノード305→ノード308→ノード310の
経路とノード302→ノード306→ノード309→ノ
ード311の経路とが得られると、図4に示すアーク3
12〜321に対応する遅延時間を基に遅延時間の最大
値を求める。
【0034】この場合、ノード302からノード31
0,311までは経路が二つなので、それらの経路をな
すアーク313,317,320の和及びアーク31
4,318,321の和のうち大きい方が遅延時間の最
大値となる。つまり、 アーク313+アーク317+アーク320=3+3+
3=9 アーク314+アーク318+アーク321=4+4+
3=11 となるので、アーク314,318,321の和「1
1」が遅延時間の最大値となる。
【0035】ここで、ノード302は外部入力ピン22
に対応しているため、外部入力ピンから対象とするノー
ドまでの経路はトレースされないので、このノード30
2の遅延時間の最大値はアーク314,318,321
の和「11」となり、図5に示すように、「11」がノ
ード302に対応して付加モデル格納手段3に格納され
る。
【0036】トレース手段2はノード303を対象とす
ると、ノード303から外部出力ピン25に対応するノ
ード311までトレースし、ノード303→ノード30
7→ノード309→ノード311の経路が得られると、
図4に示すアーク312〜321に対応する遅延時間を
基に遅延時間の最大値を求める。
【0037】この場合、ノード303からノード311
までは経路が一つなので、その経路をなすアーク31
5,319,321の和が遅延時間の最大値となる。つ
まり、 アーク315+アーク319+アーク321=3+3+
3=9 となる。
【0038】ここで、ノード303は外部入力ピン23
に対応しているため、外部入力ピンから対象とするノー
ドまでの経路はトレースされないので、このノード30
3の遅延時間の最大値は「9」となり、図5に示すよう
に、「9」がノード303に対応して付加モデル格納手
段3に格納される。
【0039】トレース手段2はノード304を対象とす
ると、ノード304から外部出力ピン24に対応するノ
ード310までトレースし、ノード304→ノード30
8→ノード310の経路が得られると、図4に示すアー
ク312〜321に対応する遅延時間を基に遅延時間の
最大値を求める。
【0040】この場合、ノード304からノード310
までは経路が一つなので、その経路をなすアーク31
6,320の和が遅延時間の最大値となる。つまり、 アーク316+アーク320=3+3=6 となる。
【0041】また、トレース手段2は外部入力ピン21
に対応するノード301から対象とするノード304ま
でトレースし、ノード301→ノード304の経路が得
られると、図4に示すアーク312〜321に対応する
遅延時間を基に遅延時間の最大値を求める。
【0042】この場合、ノード301からノード304
までは経路が一つなので、その経路をなすアーク312
が遅延時間の最大値となる。つまり、アーク312=5
となる。
【0043】よって、このノード304の遅延時間の最
大値はアーク316,320の和「6」とアーク312
の値「5」とが加算された値、6+5=11となり、図
5に示すように、「11」がノード304に対応して付
加モデル格納手段3に格納される。
【0044】トレース手段2はノード305を対象とす
ると、ノード305から外部出力ピン24に対応するノ
ード310までトレースし、ノード305→ノード30
8→ノード310の経路が得られると、図4に示すアー
ク312〜321に対応する遅延時間を基に遅延時間の
最大値を求める。
【0045】この場合、ノード305からノード310
までは経路が一つなので、その経路をなすアーク31
7,320の和が遅延時間の最大値となる。つまり、 アーク317+アーク320=3+3=6 となる。
【0046】また、トレース手段2は外部入力ピン22
に対応するノード302から対象とするノード305ま
でトレースし、ノード302→ノード305の経路が得
られると、図4に示すアーク312〜321に対応する
遅延時間を基に遅延時間の最大値を求める。
【0047】この場合、ノード302からノード305
までは経路が一つなので、その経路をなすアーク313
が遅延時間の最大値となる。つまり、アーク313=3
となる。
【0048】よって、このノード305の遅延時間の最
大値はアーク317,320の和「6」とアーク313
の値「3」とが加算された値、6+3=9となり、図5
に示すように、「9」がノード305に対応して付加モ
デル格納手段3に格納される。
【0049】トレース手段2はノード306を対象とす
ると、ノード306から外部出力ピン25に対応するノ
ード311までトレースし、ノード306→ノード30
9→ノード311の経路が得られると、図4に示すアー
ク312〜321に対応する遅延時間を基に遅延時間の
最大値を求める。
【0050】この場合、ノード306からノード311
までは経路が一つなので、その経路をなすアーク31
8,321の和が遅延時間の最大値となる。つまり、 アーク318+アーク321=4+3=7 となる。
【0051】また、トレース手段2は外部入力ピン22
に対応するノード302から対象とするノード306ま
でトレースし、ノード302→ノード306の経路が得
られると、図4に示すアーク312〜321に対応する
遅延時間を基に遅延時間の最大値を求める。
【0052】この場合、ノード302からノード306
までは経路が一つなので、その経路をなすアーク314
が遅延時間の最大値となる。つまり、アーク314=4
となる。
【0053】よって、このノード306の遅延時間の最
大値はアーク318,321の和「7」とアーク314
の値「4」とが加算された値、7+4=11となり、図
5に示すように、「11」がノード306に対応して付
加モデル格納手段3に格納される。
【0054】トレース手段2はノード307を対象とす
ると、ノード307から外部出力ピン25に対応するノ
ード311までトレースし、ノード307→ノード30
9→ノード311の経路が得られると、図4に示すアー
ク312〜321に対応する遅延時間を基に遅延時間の
最大値を求める。
【0055】この場合、ノード307からノード311
までは経路が一つなので、その経路をなすアーク31
9,321の和が遅延時間の最大値となる。つまり、 アーク319+アーク321=3+3=6 となる。
【0056】また、トレース手段2は外部入力ピン23
に対応するノード303から対象とするノード307ま
でトレースし、ノード303→ノード307の経路が得
られると、図4に示すアーク312〜321に対応する
遅延時間を基に遅延時間の最大値を求める。
【0057】この場合、ノード303からノード307
までは経路が一つなので、その経路をなすアーク315
が遅延時間の最大値となる。つまり、アーク315=3
となる。
【0058】よって、このノード307の遅延時間の最
大値はアーク319,321の和「6」とアーク315
の値「3」とが加算された値、6+3=9となり、図5
に示すように、「9」がノード307に対応して付加モ
デル格納手段3に格納される。
【0059】トレース手段2はノード308を対象とす
ると、ノード308から外部出力ピン24に対応するノ
ード310までトレースし、ノード308→ノード31
0の経路が得られると、図4に示すアーク312〜32
1に対応する遅延時間を基に遅延時間の最大値を求め
る。
【0060】この場合、ノード308からノード310
までは経路が一つなので、その経路をなすアーク320
が遅延時間の最大値となる。つまり、アーク320=3
となる。
【0061】また、トレース手段2は外部入力ピン2
1,22に対応するノード301,302から対象とす
るノード308までトレースし、ノード301→ノード
304→ノード308の経路とノード302→ノード3
05→ノード308の経路とが得られると、図4に示す
アーク312〜321に対応する遅延時間を基に遅延時
間の最大値を求める。
【0062】この場合、ノード301,302からノー
ド308までは経路が二つなので、それらの経路をなす
アーク312,316の和及びアーク313,317の
和のうち大きい方が遅延時間の最大値となる。つまり、 アーク312+アーク316=5+3=8 アーク313+アーク317=3+3=6 となるので、アーク312,316の和「8」が遅延時
間の最大値となる。
【0063】よって、このノード308の遅延時間の最
大値はアーク320の値「3」とアーク312,316
の和「8」とが加算された値、3+8=11となり、図
5に示すように、「11」がノード308に対応して付
加モデル格納手段3に格納される。
【0064】トレース手段2はノード309を対象とす
ると、ノード309から外部出力ピン25に対応するノ
ード311までトレースし、ノード309→ノード31
1の経路が得られると、図4に示すアーク312〜32
1に対応する遅延時間を基に遅延時間の最大値を求め
る。
【0065】この場合、ノード309からノード311
までは経路が一つなので、その経路をなすアーク321
が遅延時間の最大値となる。つまり、アーク321=3
となる。
【0066】また、トレース手段2は外部入力ピン2
2,23に対応するノード302,303から対象とす
るノード309まで夫々トレースし、ノード302→ノ
ード306→ノード309の経路とノード303→ノー
ド307→ノード309の経路とが得られると、図4に
示すアーク312〜321に対応する遅延時間を基に遅
延時間の最大値を求める。
【0067】この場合、ノード302,303からノー
ド309までは経路が二つなので、それらの経路をなす
アーク314,318の和及びアーク315,319の
和のうち大きい方が遅延時間の最大値となる。つまり、 アーク314+アーク318=4+4=8 アーク315+アーク319=3+3=6 となるので、アーク314,318の和「8」が遅延時
間の最大値となる。
【0068】よって、このノード309の遅延時間の最
大値はアーク321の値「3」とアーク314,318
の和「8」とが加算された値、3+8=11となり、図
5に示すように、「11」がノード309に対応して付
加モデル格納手段3に格納される。
【0069】トレース手段2はノード310を対象とす
ると、ノード310は外部出力ピン24に対応している
ため、対象とするノードから外部入力ピンまでの経路は
トレースされない。
【0070】また、トレース手段2は外部入力ピン2
1,22に対応するノード301,302から対象とす
るノード310まで夫々トレースし、ノード301→ノ
ード304→ノード308→ノード310の経路とノー
ド302→ノード305→ノード308→ノード310
の経路とが得られると、図4に示すアーク312〜32
1に対応する遅延時間を基に遅延時間の最大値を求め
る。
【0071】この場合、ノード301,302からノー
ド310までは経路が二つなので、それらの経路をなす
アーク312,316,320の和及びアーク313,
317,320の和のうち大きい方が遅延時間の最大値
となる。つまり、 アーク312+アーク316+アーク320=5+3+
3=11 アーク313+アーク317+アーク320=3+3+
3=9 となるので、アーク312,316,320の和「1
1」が遅延時間の最大値となる。
【0072】よって、このノード310の遅延時間の最
大値はアーク312,316,320の和「11」が遅
延時間の最大値となり、図5に示すように、「11」が
ノード310に対応して付加モデル格納手段3に格納さ
れる。
【0073】トレース手段2はノード311を対象とす
ると、ノード311は外部出力ピン25に対応している
ため、対象とするノードから外部入力ピンまでの経路は
トレースされない。
【0074】また、トレース手段2は外部入力ピン2
2,23に対応するノード302,303から対象とす
るノード311まで夫々トレースし、ノード302→ノ
ード306→ノード309→ノード311の経路とノー
ド303→ノード307→ノード309→ノード311
の経路とが得られると、図4に示すアーク312〜32
1に対応する遅延時間を基に遅延時間の最大値を求め
る。
【0075】この場合、ノード302,303からノー
ド311までは経路が二つなので、それらの経路をなす
アーク314,318,321の和及びアーク315,
319,321の和のうち大きい方が遅延時間の最大値
となる。つまり、 アーク314+アーク318+アーク321=4+4+
3=11 アーク315+アーク319+アーク321=3+3+
3=9 となるので、アーク314,318,321の和「1
1」が遅延時間の最大値となる。
【0076】よって、このノード311の遅延時間の最
大値はアーク314,318,321の和「11」が遅
延時間の最大値となり、図5に示すように、「11」が
ノード311に対応して付加モデル格納手段3に格納さ
れる。
【0077】制限検査手段5は、例えば制限値格納手段
4に格納された制限値が「10」であるとすると、付加
モデル格納手段3に格納された情報から制限値「10」
以下の遅延時間を持つノードを求め、遅延時間の最大値
が「9」のノード303,305,307を得る。
【0078】よって、制限検査手段5はこれらのノード
303,305,307及びそれらに接続するアーク3
13,315,317,319の情報を図3に示す論理
回路の遅延モデルから削除し、修正モデル格納手段6に
格納する。
【0079】その結果、修正モデル格納手段6には図6
に示す修正モデル(修正された遅延モデル格納手段1の
回路情報)が格納される。遅延検証手段7は修正モデル
格納手段6に格納された回路情報、つまりノード30
1,302,304,306,308〜311とアーク
312,314,316,318,320,321とを
基に遅延検証を行う。
【0080】このように、検証対象の論理回路の論理情
報と接続情報と遅延情報とを含む回路モデルの情報を遅
延モデル格納手段1に格納しておき、この遅延モデル格
納手段1の内容を基に論理回路内の各ピンから始点まで
の遅延時間及び各ピンから終点までの遅延時間をトレー
ス手段2で各ピン毎に夫々算出し、このトレース手段2
で算出された始点までの遅延時間と終点までの遅延時間
との和が予め設定された制限値以下のピン及びその接続
情報を制限検査手段5で遅延モデル格納手段1の内容か
ら削除して制限値以下のピン及びその接続情報が削除さ
れた遅延モデル格納手段1の内容を基に遅延検証手段7
で論理回路の遅延検証を行うことによって、遅延時間の
最大値が制限値以内の検証不要な部分を予め遅延モデル
上から削除することができるので、遅延検証に費やされ
る時間を短縮することができ、高速な遅延検証を実現す
ることができる。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、検
証対象の論理回路の論理情報と接続情報と遅延情報とを
含む回路モデルの情報を基に論理回路内の各ピンから始
点までの遅延時間及び各ピンから終点までの遅延時間を
各ピン毎に夫々算出し、これら始点までの遅延時間と終
点までの遅延時間との和が予め設定された制限値以下の
ピン及びその接続情報が削除された回路モデルの情報を
基に論理回路の遅延検証を行うことによって、遅延検証
に費やされる時間を短縮することができ、高速な遅延検
証を実現することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の一実施例による遅延検証の対象となる
論理回路の一例を示す図である。
【図3】図2に示す論理回路の遅延モデルを示す図であ
る。
【図4】図1の遅延モデル格納手段に格納されたアーク
に対応する遅延時間の一例を示す図である。
【図5】図4の遅延時間を基に算出された各ノードの遅
延時間の最大値の和を示す図である。
【図6】図5の遅延時間の最大値の和を基に修正された
論理回路の遅延モデルを示す図である。
【符号の説明】
1 遅延モデル格納手段 2 トレース手段 3 付加モデル格納手段 4 制限値格納手段 5 制限検査手段 6 修正モデル格納手段 7 遅延検証手段 21〜23 外部入力ピン 24,25 外部出力ピン 26,27 回路素子 301〜311 ノード 312〜321 アーク

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 論理回路の遅延検証を行う高速遅延検証
    装置であって、 検証対象の論理回路の論理情報と接続情報と遅延情報と
    を含む回路モデルの情報を格納する遅延モデル格納手段
    と、 前記遅延モデル格納手段の内容を基に前記論理回路内の
    各ピンから始点までの遅延時間及び前記論理回路内の各
    ピンから終点までの遅延時間を各ピン毎に夫々トレース
    して算出するトレース手段と、 前記トレース手段で算出された前記始点までの遅延時間
    と前記終点までの遅延時間との和が予め設定された制限
    値以下のピン及びその接続情報を前記遅延モデル格納手
    段の内容から削除する制限検査手段と、 前記制限検査手段で前記制限値以下のピン及びその接続
    情報が削除された前記遅延モデル格納手段の内容を基に
    前記論理回路の遅延検証を行う遅延検証手段とを有する
    ことを特徴とする高速遅延検証装置。
  2. 【請求項2】 前記トレース手段は、各ピンから前記始
    点までトレースして求めた前記始点までの遅延時間のう
    ちの最大値と各ピンから前記終点までトレースして求め
    た前記終点までの遅延時間のうちの最大値との和を各ピ
    ン毎に算出して出力するよう構成したことを特徴とする
    請求項1記載の高速遅延検証装置。
  3. 【請求項3】 前記制限検査手段は、前記始点までの遅
    延時間のうちの最大値と前記終点までの遅延時間のうち
    の最大値との和が前記制限値以下のピン及びその接続情
    報を抽出し、抽出したピン及びその接続情報を前記遅延
    モデル格納手段の内容から削除するよう構成したことを
    特徴とする請求項2記載の高速遅延検証装置。
  4. 【請求項4】 前記制限値を予め格納する制限値格納手
    段を含むことを特徴とする請求項1から請求項3のいず
    れか記載の高速遅延検証装置。
  5. 【請求項5】 前記トレース手段のトレース結果を格納
    する付加モデル格納手段を含むことを特徴とする請求項
    1から請求項4のいずれか記載の高速遅延検証装置。
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