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JP2816631B2 - 茶樹管理方法並びに装置 - Google Patents
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JP2816631B2 - 茶樹管理方法並びに装置 - Google Patents

茶樹管理方法並びに装置

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JP2816631B2
JP2816631B2 JP4333482A JP33348292A JP2816631B2 JP 2816631 B2 JP2816631 B2 JP 2816631B2 JP 4333482 A JP4333482 A JP 4333482A JP 33348292 A JP33348292 A JP 33348292A JP 2816631 B2 JP2816631 B2 JP 2816631B2
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  • Harvesting Machines For Specific Crops (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】
【産業上の利用分野】本発明は、茶樹の管理を行う手法
に関するものであって、特に刈り均しのために剪枝され
た樹枝片の処理を円滑に行うための新規な方法並びに装
置に係るものである。
【0002】
【発明の背景】茶園の管理作業の一つとして茶葉の収穫
を安定させるためや樹勢を向上させるために茶樹の樹
枝、枝葉を刈り取る剪枝作業が行われるが、その作業状
態や作業段階によって習慣的に整枝、浅刈り、深刈り、
中刈り、台刈り等と呼び分けられている。これらの殆ど
の作業にあっては、切り払われた樹枝片は茶畝間に放置
されるものであり、このため従来からこの種の作業を行
う剪枝機には空気流で樹枝片を所定方向に吹き飛ばすた
めの部材が設けられている。具体的には可搬式の二人用
剪枝機にあっては刈刃を駆動する原動機を駆動源とした
送風機ユニットによって空気流を生起させ、この空気流
によって刈刃に刈り取られた樹枝片を原動機と反対側の
端部に吹き飛ばすようにしていた。
【0003】ところでこの種の剪枝作業についても省力
化が求められてくるようになると、可搬式のものからレ
ール走行台車や畝間走行台車に剪枝機ユニットを搭載し
て剪枝作業を行う傾向となり、このような場合には剪枝
された樹枝片の処理も可搬式における場合とは多少異な
り、更にそれに適した処理が求められる。例えば自走式
のうち、剪枝機ユニットのエンジン側を畝間を単軌条で
走行する台車ユニットに搭載するような形態のものの場
合には、剪枝機ユニットのエンジン側が畝間に位置する
ため、これを下方にして他端部側を茶畝のほぼ中央上端
部に位置させて作業を行い、且つ畝間側(原動機側)に
刈り取った樹枝片を放擲するような作業形態をとる。し
かしながらこのような手法をとると畝間側(樹枝片が放
擲される側)には剪枝機ユニットにおける原動機のほ
か、走行台車の駆動ユニット等の種々の機能部材が存在
し、そのまま刈り取られた樹枝片を落としたのではこれ
ら機能部材の円滑な作動を妨げるというおそれも予想さ
れる。
【0004】
【開発を試みた技術的事項】本発明はこのような背景か
らなされたものであって、多様化した剪枝作業形態にも
応えることができる刈り取り後の樹枝片の処理を行う新
規な茶樹管理方法並びに装置の開発を試みたものであ
る。
【0005】
【発明の構成】
【目的達成の手段】すなわち本出願の第一の発明たる茶
樹管理方法は、茶畝面を幅方向に覆うようにして移動し
ながら刈刃によって茶樹の樹枝を剪枝する方法におい
て、前記刈刃の後方には刈り取られた樹枝片を案内する
ガイド板設けられ、作業時にガイド板における茶畝頂
部側近くから茶畝間側に向かって、ガイド板に沿うよう
に空気流を供給するとともに、この空気流の流れ方向の
少なくとも前方端近くでは、刈刃の進行方向後方に向く
ように別途空気流を供給するようにしたことを特徴とし
て成るものである。
【0006】また本出願の第二の発明たる茶樹管理装置
は、フレーム部材に対し、刈刃と、この刈刃を駆動する
原動機と、この原動機により駆動される送風機ユニット
を含む送風装置とを設け、前記刈刃を茶畝面を幅方向に
覆うように位置させ、この刈刃によって茶樹の樹枝を剪
枝する装置において、前記刈刃の後方にはガイド板を設
けるとともに、ガイド板における茶畝頂部側近くにガイ
ド板の茶畝間側に向けて前記送風機ユニットからの空気
流を供給する第一の吹出孔を設け、更に前記第一の吹出
孔からの空気流の前方端近くには前記送風機ユニットか
らの空気流を刈刃の進行方向後方に向かって供給する第
二の吹出孔を設けた管理機ユニットを具えることを特徴
として成るものである。
【0007】更にまた本出願の第三の発明たる茶樹管理
装置は、前記要件に加え、前記第一の吹出孔と第二の
出孔の間には、一または複数の第三の吹出孔を設けたこ
とを特徴として成るものである。
【0008】更にまた本出願の第四の発明たる茶樹管理
装置は、前記要件に加え、前記第一の吹出孔は刈刃を駆
動するための原動機と反対側において、原動機に向かう
方向に開口していることを特徴として成るものである。
【0009】更にまた本出願の第五の発明たる茶樹管理
装置は、前記要件に加え、前記第一の吹出孔、第二の
出孔、第三の吹出孔の一部またはすべては、その吹出方
向を調整自在としたことを特徴として成るものである。
【0010】更にまた本出願の第六の発明たる茶樹管理
装置は、前記要件に加え、前記請求項2、3、4または
5記載の管理機ユニット台車ユニットに搭載されて
ることを特徴として成るものである。これら発明により
前記目的を達成しようとするものである。
【0011】
【発明の作用】本発明にあっては剪枝された樹枝片を空
気流で導くにあたり、樹枝片を管理装置の一方の側に集
め、更にそれを後方に吹き飛ばすようにして茶樹の放擲
位置をより正確に設定する。従って刈り取られた樹枝片
が管理装置における諸機能部材上等に不用意に落下する
ことを回避する。
【0012】
【実施例】以下本発明を図示の実施例に基づいて具体的
に説明するが、まず本発明を実施した茶樹管理装置につ
いて説明し、その作動態様を説明しながら、併せて樹枝
管理方法を実質的に説明する。符号1は本発明を実施し
た茶樹管理装置であって、このものは一例として台車ユ
ニット2に対し実質的に剪枝作業を行う管理機ユニット
3が組み合わされて成る。勿論、本発明は特許請求の範
囲第6項で定義するように台車ユニット2と管理機ユニ
ット3とが組み合わされる形態が一つの好ましい実施例
であるが、管理機ユニット3のみに対しても適用できる
ことはもとよりであり、この場合には実質的に管理機ユ
ニット3が茶樹管理装置1として定義し得るものであ
る。
【0013】まず台車ユニット2について説明する。図
面に示す実施例において、符号10は台車ユニット2の
フレームであって、一例として鋼製あるいは軽合金製等
の角パイプ等を組み合わせて構成する。この実施例にお
けるフレーム10はほぼ垂直に設けられるメインポスト
11に対しその下端に水平方向に延びる走行体支持アー
ム12を設け、前記メインポスト11の途中にはその中
間付近にハンドルブラケット13を設ける。更にこのメ
インポスト11に対しては管理機支持ブラケット14を
その下方近くに設けるものであって、メインポスト11
に外嵌めされるような形態で上下方向にその取付位置を
調節自在とした状態に取り付けられる。
【0014】具体的には管理機支持ブラケット14は前
記ハンドルブラケット13と反対方向に延びるようにほ
ぼ水平に支持ステー14aを具えるとともに、上方に前
記メインポスト11にほぼ沿って立ち上がり、上部にお
いて水平に張り出したほぼL字形をした吊持ステー14
bとを具え、更にクランプボルト14cを設け、このク
ランプボルト14cの作用端を張り出すことによって、
前記メインポスト11との固定状態を維持できるように
して成る。
【0015】一方、前記メインポスト11に対してその
内部に摺動自在に挿入される状態に発電機支持ブラケッ
ト15を設ける。このものはメインポスト11内に嵌ま
り込む角パイプ状のスライド部15aに対しその上端か
ら水平に張り出すようにマウント部15bを設けて成る
ものであり、この発電機支持ブラケット15はメインポ
スト11に対して取り付けられたクランプボルト15c
がねじ込まれることによりメインポスト11との固定状
態が維持される。
【0016】そしてこれら管理機支持ブラケット14と
発電機支持ブラケット15との間には一例としてモータ
シリンダを適用した昇降シフトシリンダCを介在させ
る。すなわち昇降シフトシリンダCの本体側を発電機
支持ブラケット15のマウント部15bの下面に接続す
るとともに、昇降シフトシリンダCの摺動子側端部を
前記管理機支持ブラケット14に接続して成る。このよ
うにすることによって例えば管理機支持ブラケット14
または発電機支持ブラケット15のいずれか一方をそれ
らのクランプボルト14c、15cを締め込むことによ
ってメインポスト11に固定した際に昇降シフトシリン
ダCを収縮させることにより他の固定されていない側
の部材の昇降を図るようにする。この昇降操作によって
実質的には管理機ユニット3の設定高さの調節が行われ
る。
【0017】このような各種のブラケット等を含んで成
るフレーム10に対して更に次のような部材が組み付け
られる。まず符号20は走行駆動輪であって、一例とし
て空気タイヤを用いた車輪を前記フレーム下方の走行体
支持アーム12の先端部に設ける。この走行駆動輪20
の近くには図4に示すように駆動モータMを搭載し、そ
の出力スプロケットSと前記走行駆動輪20の従動ス
プロケットSとの間にチェーン21を懸張させてその
回転を伝達する。そしてこの駆動モータMと走行駆動輪
20との間にはその接続を断接するためのクラッチ機構
22を具える。このものは走行駆動輪20の車軸に対し
て前記従動スプロケットSが常時自由回転し得る状態
となっており、一方、走行駆動輪20の車軸と共に回転
するクラッチディスク22aをその軸に対し軸方向に摺
動自在に構成しておくとともに、クラッチディスク22
aと前記従動スプロケットSとの間に係合構造を具え
ておき、クラッチディスク22aをクラッチスプリング
22bに抗して従動スプロケットSから切り離したと
きにクラッチが切れた状態とする。
【0018】その作動はクラッチシフタ23によって行
われるものであって、クラッチシフタ23におけるシフ
トフォーク23aが前記クラッチディスク22aのシフ
ト動作を行うとともに、クラッチシフタ23の他端には
レリーズレバー23bが設けられ、このものが例えばハ
ンドルに設けられたレバー操作等を受けて移動させられ
るクラッチワイヤ23cによって引かれることによって
前記クラッチディスク22aを従動スプロケットS
ら切り離すようにする。
【0019】なお前述した走行駆動輪20は走行体の一
例であり、走行体としてはこのようなタイヤ形式のもの
に限らず、例えばクローラタイプのもの等適宜のものが
適用できる。また本明細書において走行体が単軌条に設
けられている旨記載するのは実質的に一本の茶畝間を走
行するような走行体が設けられている意味であって、走
行駆動輪20が例えばダブルタイヤ状に接した状態、あ
るいはある程度の幅をもった状態に設定されていたとし
ても単軌条として設けられていることに変わりはない。
また後述するように当然ながら茶園における管理作業を
行うにあたり機体の左右バランスがとれている方が操作
面で行いやすいことはいうまでもなく、この実施例では
図2に示すように後述する補助輪25に対し走行駆動輪
20は幾分か作業を行う茶畝5側に偏在したような状態
となっている。いわば車輪のトレッド位置がずれた状態
に設定されているのである。勿論、このトレッド位置は
合致させた状態であっても勿論差し支えない。
【0020】一方、走行駆動輪20に対して対向する走
行体支持アーム12の端部には補助輪25が設けられ
る。このものはフレーム10に対し上下方向並びに走行
方向に一定範囲可動状態に取り付けられて成るものであ
って、具体的には一例としてベルクランク状のリンクブ
ラケット26が走行体支持アーム12に対しそ一端部側
のピボット軸27において回動自在に取り付けられ、そ
のリンクブラケット26の下端が引き寄せられ状態に懸
架スプリング28によって走行駆動輪20側に引かれて
おり、これによってリンクブラケット上端を支点とした
フォーク29に支持された車輪が上下方向に移動し得る
ように構成されている。またこの補助輪25について
は、フォーク29のキャスタ軸29Aが幾分か回動し得
る範囲に設定されており、これによって自然な直進走行
が可能となる。
【0021】更に前記メインポスト11の中間付近に設
けられたハンドルブラケット13からは一例として二股
状のハンドル30がその取付角度をセレーション31に
よって調節自在に取り付けられている。なおこのハンド
ル30の取付位置そのものはハンドルブラケット13全
体がメインポスト11に沿って上下に移動し得るように
構成することによって適宜の固定位置に設定し得るよう
にしてもよい。
【0022】次に前記発電機支持ブラケット15には前
記走行駆動輪20の駆動モータMに給電する発電機33
を搭載する。そしてこの発電機支持ブラケット15につ
いてもすでに述べているとおり、昇降シフトシリンダC
を作動させることによってその設定位置を調節し得
る。すなわち発電機33の搭載位置(高さ)を調節する
には管理機支持ブラケット14をクランプボルト14c
を締め込むことによって固定状態とした後、昇降シフト
シリンダCを収縮させるのである。このようにすると
きには昇降シフトシリンダCの収縮に応じて前記発電
機ブラケット15が昇降し、適宜の位置に設定される。
なお発電機33を含め各台車ユニット2に搭載される管
理機ユニット3とを茶樹管理装置1を構成する部材につ
いては走行駆動輪20のトレッド方向をほぼ重心を中心
位置として概ねバランスがとれているようなレイアウト
をとることが好ましい。また走行時の安定性を考慮する
と、前記発電機33はこのような高い位置に設けるほ
か、例えば走行駆動輪20のカバー24を利用してその
上方に取り付けるなど搭載位置を低く設定することも好
ましい。
【0023】次に管理機ユニット3の取付構造と併せ、
管理機ユニット3の設定位置調整機構50について説明
する。まず管理機ユニット3の一例である剪枝機は支持
ステー14aによって剪枝機フレーム40のエンジン側
端部付近が回動自在に支持される。そして剪枝機フレー
ム40の上部中央付近には接続ブラケット51が設けら
れ、この接続ブラケット51を含んで、接続ブラケット
51とメインポスト11の側部上方より張り出す吊持ス
テー14bとの間に設定位置調整機構50が設けられ
る。
【0024】設定位置調整機構50は、管理機ユニット
3の回動駆動源であるシフタ52と、このシフタ52の
摺動子53の作用長を拡大する伸長拡大部54と、前記
剪枝機フレーム40に設けられる接続ブラケット51と
を具えて成っており、このうちシフタ52としては、一
例としてモータシリンダから成る傾斜シフトシリンダC
が適用される。また伸長拡大部54は前記支持ステー
14a、吊持ステー14b、シフタ52及び剪枝機フレ
ーム40との間で一種のスライダ揺動クランク機構を形
成するもので、吊持ステー14bに一端を回動自在に支
承させて成る拡張アーム54aと、この拡張アーム54
aの自由端側及び前記接続ブラケット51間をつなぐ連
結杆55とを具えて成っている。
【0025】拡張アーム54aは一例として平面円弧状
の二枚の金属製平板を並設して成るものであり、このう
ち一方は更に直線状に延長形成されている。なお拡張ア
ーム54aのこのような円弧状部分の内側に形成される
空間を逃げ部56と定義するものであり、この逃げ部5
6を設けることで吊持ステー14bと拡張アーム54a
との干渉を避け、拡張アーム54aの回動範囲を増大さ
せているのである。
【0026】一方、連結杆55は、傾斜シフトシリンダ
の摺動子53の動きを前記拡張アーム54aに伝え
る働きをするものであり、その一端は傾斜シフトシリン
ダCの摺動子53と共に接続ブラケット51における
所定の接続位置に回動自在に支承され、他端は拡張アー
ム54aにおいて直線状に延長形成された部位の先端付
近に同じく回動自在に支承されている。
【0027】そして拡張アーム54aに対しては更に傾
斜シフトシリンダCの基端部が回動軸57によって回
動自在に支持されるものであって、これにより傾斜シフ
トシリンダCは拡張アーム54aの回動に伴って揺動
しながら往復運動する構成となっている。
【0028】そしてこのような傾斜シフトシリンダC
の摺動子53及び連結杆55が接続される接続ブラケッ
ト51は剪枝機フレーム40への取付部である平板状部
分と、この取付部の上面中央より上方に立ち上がる前記
摺動子53及び連結杆55との接続部とから成ってい
て、このうち接続部には接続位置調整機構58が設けら
れる。なお図1〜5に示す本実施例においては、摺動子
53及び連結杆55を回動自在に軸支する部分を複数個
所設け、摺動子53及び連結杆55を取り付ける際にこ
れらを選択することで管理機ユニット3の傾斜角の調整
範囲の更なる拡大を行っている。
【0029】そしてここに適用される管理機ユニット3
の一例である剪枝機は適宜可搬式のものと基本構成を同
じくするものであり、二人用可搬式剪枝機の操作ハンド
ルを取り外したような形態をとる。このことから、その
基本構成は、常法に従い刈刃42を畝幅方向に設け、こ
れを内燃機関あるいは電動モータを適用した前記原動機
41によって駆動する。そして刈刃42の周辺には本装
置の特徴的構成である剪枝した樹枝片Aを収容袋43に
送るための送風装置44を設け、更に刈刃42の後方に
はガイド板42A、スライド板42Bを設ける。
【0030】この送風装置44について更に詳しく述べ
ると、符号44Aは前記原動機41の出力軸側に組み込
まれた送風機ユニットであって、この送風機ユニット4
4Aからそのケーシングの一部を含む送風ダクト44B
が刈刃の一例としてほぼ前方斜め上方において刈刃42
に沿うように延長形成される。そして更にその先端側に
は一例としてフレキシブルチューブを適用した先端ダク
ト44Cを更に接続させる。先端ダクト44Cは原動機
41の反対側の端部即ち茶畝頂部側において剪枝機フレ
ーム40に対して固定され、ここに第一の吹出孔たる
吹出孔44Dを開口させる。従ってこの実施例において
は主吹出孔44Dは原動機41と反対側において原動機
側に向かって空気流Fが供給されるような向きに設定
されている。勿論、剪枝態様によっては特許請求の範囲
第1〜3項に定義するように、このような向きに設定す
ることを限定するものではなく、例えば原動機41側か
ら他端側に向かって吹き出すような形態をとってももと
より差し支えない。要は茶畝頂部側から茶畝間側へ空気
流が向かえばよい。なお以下空気流を総称するときには
空気流Fとして示す。
【0031】主吹出孔44Dはフレキシブルチューブを
適用した先端ダクト44Cの先端に開口しているが、こ
の先端ダクト44Cについてもフレキシブルチューブを
適用すること限定しない。一定の剛性を有する樹脂パイ
プあるいは金属パイプ等を適用してもよい。また送風ダ
クト44B、先端ダクト44Cが一体化したような形態
をとってももとより差し支えないし、更には剪枝機フレ
ーム40のフレーム部材等の内部をダクトとして利用す
る等の手法もとり得るものである。要は所定の位置から
所定の方向に向かって空気流が供給されるような配管構
造をとればよいのである。
【0032】更に前記送風機ユニット44Aのケーシン
グの一部をも兼ねた部位における送風ダクト44Bから
はその下方に一例として三基の副吹出管44Eを分岐さ
せ、その先端を第二の吹出孔たる副吹出孔44Fとす
る。具体的には送風機ユニット44Aのケーシングの一
部から空気流Fを導き出すようにしたものであり、副
吹出孔44Fの作用方向は前記主吹出孔44Dの空気流
の供給先端側において、それを後方に案内するよう
な吹出方向に設定されている。
【0033】更にまた前記送風ダクト44Bと先端ダク
ト44Cとの間には補助吹出管44Gを分岐させ、その
先端は第三の吹出孔たる補助吹出孔44Hとする。この
ものは一例として送風ダクト44Bと先端ダクト44C
との間に設けられたジョイントピース441に取り付け
られ、且つその向きを変更調節できるように構成されて
いる。またその空気流Fの吹出方向は、図示のように
斜め後方とするほか、主吹出孔44Dからの空気流F
と同じ向きにしたり、これと直交する後方としてもよ
い。なおこのような吹出方向を調節できる構造は、前記
主吹出孔44D及び副吹出孔44F等の一つまたは幾つ
か、あるいはそれらのすべてに適用してももとより差し
支えない。
【0034】更にまたこのような送風装置44の後方に
は刈り取った樹枝片Aの案内を更に確実にするために前
述の収容袋43を設けるものであって、以下このものに
ついて説明する。この収納袋43はその刈り取られた樹
枝片Aの受取側開口43Aを刈刃42のほぼ全幅にわた
るように大きく開口させるものであって、これを装着す
るために前記収容袋43の係止フック40Aを剪枝機フ
レーム40の上下及び幅方向に数カ所設ける。そして収
容袋43における受取側開口43Aは当該フックに係止
できるようにゴムバンド43C等を通して構成してお
く。更に収容袋43の特徴的構成は図7に示すようにそ
の終端43Bを刈り取った樹枝片A等の受取側開口43
Aに比べて充分に小さく、且つ受取側開口43Aの中心
より一方の側にずれたような形態とする。
【0035】そしてその終端43Bは剪枝作業等の場合
において、樹枝片Aを畝間6に放擲したままでよいよう
な場合には、これを開放したものとする。勿論これを回
収したい場合には、この終端43Bは閉鎖した状態とし
てもよい。なお収容袋43が茶畝5上をずれるように移
動してゆく際に移動抵抗が管理機ユニット3の一例であ
る剪枝機を後方に引いて管理機ユニット3がフレーム1
0に対しモーメントを生ずることとなるから、これを回
避するために前記収容袋43には牽引用のワイヤ45を
取り付け、このものを例えば走行駆動輪20のカバー2
4等に接続させ、収容袋43が剪枝機に対して弛んだ状
態に保持されるようにしてもよい。
【0036】本発明たる茶樹管理装置は以上述べたよう
な具体的な構造を有するものであり、以下刈り取られた
樹枝片Aの処理態様を中心にその作動態様並びに茶樹管
理方法について説明する。この作業にあたっては常法に
従い管理機ユニット3である剪枝機を茶畝5に対して所
定の位置に高さ、角度等を調整し、原動機41を駆動し
ながら台車ユニットを茶畝5間に走行させ、管理機ユニ
ット3である剪枝機の刈刃42を駆動して茶樹の刈り込
みを行う。このとき原動機41によって駆動される送風
機ユニット44は空気流Fを送風ダクト44Bから先端
ダクト44Cに供給し、これらは主吹出孔44Dと副吹
出孔44F、更には補助吹出孔44Hから所定の方向に
吹き出されることとなる。
【0037】まず主吹出孔44Dからの空気流Fはガ
イド板42Aにほぼ沿って茶畝5の頂部側から畝間6側
原動機41側に向かうものであり、刈刃42によって
刈り取られた樹枝片Aはガイド板上を原動機41側に向
かうように移動させられてゆく。そして原動機41近く
においては副吹出孔44Fからの後方に向かう空気流F
によって集められてきた樹枝片Aはガイド板42Aの
後方に吹き飛ばされるようになるものであり、その吹き
飛ばされる位置は茶畝5の畝間6であって、 台車ユ
ニット2の諸機能部材から外れた後方に吹き飛ばされる
のである。勿論この傾向を助けるため、補助吹出孔44
Hからの幾分か斜め後方に向かう空気流F吹き出しも
更に有効である。
【0038】勿論、刈り取り状況を見て主吹出孔44
D、副吹出孔44F、補助吹出孔44H等のいずれか一
つ、あるいはそれらの幾つか、あるいはすべての方向を
調節して好ましい樹枝片Aの放擲位置を設定することが
できる。また更にこの刈り取った樹枝片Aの処理を確実
にするため、収容袋43を利用することも好ましい作業
形態である。すなわち収容袋43の受取開口43Aを、
その上端側は剪枝機フレーム40における係止フック4
0Aに引っかけるとともに、下方は前記ガイド板42A
の下方に差し込まれるように(すなわちガイド板42A
とスライド板42Bとの間に割り込むように)取り付け
るのである。このようにするときにはガイド板42Aか
ら吹き飛ばされてくる樹枝片Aは収容袋43に入り、更
にその終端43Bは畝間6側に偏向して設けられている
ことから、畝間6側に案内されてゆき、終端43Bが開
口しているときには順次畝間6に排出される。
【0039】なお以上述べたすべての実施例において、
なおこの茶樹管理装置1は当然、作業者が一人で操作で
きるものであるが、更に図1、2に示すように剪枝機フ
レーム40に対し更に補助ハンドル46を取り付け、茶
畝5の他方の側にも作業者を配置していわば二人作業と
することももとより可能である。
【0040】
【発明の効果】本発明は以上述べたような構成を有する
から、剪枝作業によって刈り取った樹枝片Aの処理方向
(放擲方向)をより好ましい方向に設定できるものであ
る。特に自走式とした管理台車と組み合わせた管理機ユ
ニット3の場合には走行台車等の関連諸機能部材上に樹
枝片Aが放擲されることがなく、円滑な作動が期待でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の茶樹管理装置の使用状態を示す透視斜
視図である。
【図2】同上正面図である。
【図3】同上各部の動きを示す斜め後方からの斜視図で
ある。
【図4】台車ユニット下部の走行体の駆動機構を透視し
て示す斜視図である。
【図5】管理機ユニットの設定位置調整機構の作動状態
を示す説明図である。
【図6】管理機ユニットを拡大して示す正面図である。
【図7】同上平面図である。
【図8】同上斜め後方からの斜視図である。
【図9】各吹出孔から吹き出される空気流の流れを示す
骨格的平面図である。
【図10】収納袋を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 茶樹管理装置 2 台車ユニット 3 管理機ユニット 5 茶畝 6 畝間 7 枕地 10 フレーム 11 メインポスト 12 走行体支持アーム 13 ハンドルブラケット 14 管理機支持ブラケット 14a 支持ステー 14b 吊持ステー 14c クランプボルト 15 発電機支持ブラケット 15a スライド部 15b マウント部 15c クランプボルト 20 走行駆動輪(走行体) 21 チェーン 22 クラッチ機構 22a クラッチディスク 22b クラッチスプリング 23 クラッチシフタ 23a シフトフォーク 23b レリーズレバー 23c クラッチワイヤ 24 カバー 25 補助輪 26 リンクブラケット 27 ピボット軸 28 懸架スプリング 29 フォーク 29A キャスタ軸 30 ハンドル 31 セレーション 33 発電機(カウンタバランサ) 40 剪枝機フレーム 40A 係止フック 41 原動機 42 刈刃 42A ガイド板 42B スライド板 43 収容袋 43A 受取側開口 43B 終端 43C ゴムバンド 44 送風装置 44A 送風機ユニット 44B 送風ダクト 44C 先端ダクト 44D 主吹出孔(第一の吹出孔) 44E 副吹出管 44F 副吹出孔(第二の吹出孔) 44G 補助吹出管 44H 補助吹出孔(第三の吹出孔) 44I ジョイントピース 45 ワイヤ 46 補助ハンドル 50 設定位置調整機構 51 接続ブラケット 52 シフタ 53 摺動子 54 伸長拡大部 54a 拡張アーム 55 連結杆 56 逃げ部 57 回動軸 58 接続位置調整機構 59 係合溝 A 樹枝片 C 昇降シフトシリンダ C 傾斜シフトシリンダ F 空気流 F 空気流 F 空気流 F 空気流 M 駆動モータ S 出力スプロケット S 従動スプロケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−141116(JP,A) 特公 昭59−37044(JP,B2) 実公 昭36−22838(JP,Y1) 実公 平3−3143(JP,Y2) 実公 昭59−30663(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01G 3/08 504 A01D 46/04

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 茶畝面を幅方向に覆うようにして移動し
    ながら刈刃によって茶樹の樹枝を剪枝する方法におい
    て、前記刈刃の後方には刈り取られた樹枝片を案内する
    ガイド板設けられ、作業時にガイド板における茶畝頂
    部側近くから茶畝間側に向かって、ガイド板に沿うよう
    に空気流を供給するとともに、この空気流の流れ方向の
    少なくとも前方端近くでは、刈刃の進行方向後方に向く
    ように別途空気流を供給するようにしたことを特徴とす
    る茶樹管理方法。
  2. 【請求項2】 フレーム部材に対し、刈刃と、この刈刃
    を駆動する原動機と、この原動機により駆動される送風
    機ユニットを含む送風装置とを設け、前記刈刃を茶畝面
    を幅方向に覆うように位置させ、この刈刃によって茶樹
    の樹枝を剪枝する装置において、前記刈刃の後方にはガ
    イド板を設けるとともに、ガイド板における茶畝頂部側
    近くにガイド板の茶畝間側に向けて前記送風機ユニット
    からの空気流を供給する第一の吹出孔を設け、更に前記
    第一の吹出孔からの空気流の前方端近くには前記送風機
    ユニットからの空気流を刈刃の進行方向後方に向かって
    供給する第二の吹出孔を設けた管理機ユニットを具える
    ことを特徴とする茶樹管理装置。
  3. 【請求項3】 前記第一の吹出孔と第二の吹出孔の間に
    は、一または複数の第三の吹出孔を設けたことを特徴と
    する請求項2記載の茶樹管理装置。
  4. 【請求項4】 前記第一の吹出孔は刈刃を駆動するため
    の原動機と反対側において、原動機に向かう方向に開口
    していることを特徴とする請求項2または3記載の茶樹
    管理装置。
  5. 【請求項5】 前記第一の吹出孔、第二の吹出孔、第三
    吹出孔の一部またはすべては、その吹出方向を調整自
    在としたことを特徴とする請求項2、3または4記載の
    茶樹管理装置。
  6. 【請求項6】 前記請求項2、3、4または5記載の
    理機ユニット台車ユニットに搭載されていることを特
    徴とする茶樹管理装置。
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