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JP2827009B2 - ばね装置 - Google Patents
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JP2827009B2 - ばね装置 - Google Patents

ばね装置

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JP2827009B2
JP2827009B2 JP2634688A JP2634688A JP2827009B2 JP 2827009 B2 JP2827009 B2 JP 2827009B2 JP 2634688 A JP2634688 A JP 2634688A JP 2634688 A JP2634688 A JP 2634688A JP 2827009 B2 JP2827009 B2 JP 2827009B2
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JP
Japan
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spring
load
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magnet
characteristic
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銃二 小島
弘之 松本
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NHK Spring Co Ltd
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NHK Spring Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ばねの正の特性以外の特性を具現化したば
ね装置に関する。
[従来の技術とその問題点] 一般に、ばねの荷重とたわみの関係はばね定数で表わ
される。このばね定数は一部の例外を除いて、たわみが
増えると荷重も増加する正の特性を有しており、ばねは
正の特性を利用することで各種産業機器に組み付けられ
ている。負の特性、すなわち、たわみが増えると荷重が
減少する特性はばね単独では得ることができないもので
あり、負の特性を具現化し、産業上の利用に供すること
は不可能であった。ただ、皿ばねあるいはスナップアク
ションを伴うばねにおいては、作動の全ストロークの極
く限られた範囲内で負の特性が生じるが、この領域は極
めて狭いばかりでなく、領域を越えて使用する場合には
ばねが復帰しなくなることから、到底実用に供せるもの
ではない。
そこで、本発明は、ばねの全作動範囲に亘ってばねの
正の特性以外の特性を具現化して、その特性を広範囲の
分野に有効利用することが可能な新規なばね装置を提供
することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するため本発明は、ばねとマグネット
とを組み合わせて正の特性以外の特性を具現化したもの
であり、ばねと、このばねの作動範囲を制限する制限部
材と、この制限部材間を移動する移動部材と、この移動
部材の移動途中で該部材の負荷を受ける補助ばねとを具
備してなり、前記制限部材又は移動部材の、少なくとも
一方がマグネットから成り、他方が磁性体又はマグネッ
トであるばねの正の特性以外の特性を具現化することを
特徴とする。ここで、ばねの正の特性以外の特性とは、
移動部材の全移動範囲で、(a)負の特性又は(b)定
荷重特性あるいは(c)負の特性、定荷重特性と正の特
性の合成による任意の非線形特性をいう。
[作 用] 上記の構成によると、制限部材と移動部材との間に磁
気吸引力が作用し、この磁気吸引力とばねのたわみに対
する荷重とが合成されることにより、装置全体は正の特
性以外の特性で作動する。補助ばねは移動部材の移動途
中で前記ばねとは別個に荷重を受けて前記ばねの荷重に
加算されるので、装置全体の特性の調整が行われるよう
になっている。
[実施例] 以下、本発明を添付図面を参照して具体的に説明す
る。なお、図面の説明において、同一の要素は同一の符
号を付して重複する説明を省略する。
第1図は本発明の第1実施例を示す説明図であり、圧
縮ばねからなるばね1と、制限部材2と、移動部材3
と、補助ばね4とを備えてばね装置が構成されている。
ばね1は等ピッチで巻回されて、制限部材2に装着され
ている。制限部材2は固定側ベース5に接するように取
り付けられるばね受け座6と、ばね受け座6の略中央部
分から上方に伸びるように一体的に成形されたシャフト
7と、シャフト7の上端部に螺着されたストッパ板8と
からなっている。前記ばね1はこの制限部材2のシャフ
ト7に外挿されており、下端部がばね受け座6に支承さ
れると共に、後述する移動部材3がストッパ板8によっ
て上動を制限されることでばね1はばね受け座6および
ストッパ板8によって作動範囲が制限されている。前記
移動部材3は頭部9と脚部10とを有しており、頭部9は
上端部が閉鎖されると共に、前記制限部材2のストッパ
板8が下端部に挿入されることにより中空状の矩形ボッ
クス形状をなしている。前記補助ばね4はストッパ板8
上面に取り付けられることで、この頭部9内に配設され
るようになっている。移動部材3の脚部10は内管と外管
とからなる二重構造となっており、頭部9の下端部から
鉛直方向に連設されている。そして、脚部10の内管と外
管との間には、永久磁石からなる筒状のマグネット11が
取り付けられている。前記制限部材2のシャフト7はこ
の脚部10の内管内に遊挿され、一方、脚部10の外管は前
記ばね1内に挿入されている。また、脚部10に対して頭
部9は大径となって、これらの境界には外方に広がる段
部12が形成されており、この段部12にばね1の上端部が
当接している。これにより前述したばね1の作動範囲の
制限が行われるばかりでなく、移動部材3の上端面を加
圧体13に連結し、加圧体13によって荷重を負荷すると、
移動部材3はばね1の附勢力に抗してシャフト7に沿っ
て移動するようになっている。このようなマグネット11
を有する移動部材3に対して、前記制限部材2は全体ま
たは少なくともストッパ板8とばね受け座6が磁性体に
よって形成されている。従って、移動部材3と制限部材
2との間には磁気吸引力が作用する。制限部材2のスト
ッパ板8上に取り付けられた前記補助ばね4は圧縮ばね
からなり、その下部がストッパ板8上面のボス部14に嵌
め合わされて固定されている。この補助ばね4は移動部
材3の頭部9内に位置するように設けられるが、その長
さは頭部の高さよりも小さくなっており、第1図に示す
初期状態では補助ばね4と頭部9との間に所定の空間が
形成されて、これらが非接触状態となっている。従っ
て、移動部材3の移動当初では補助ばね4には何らの負
荷がかからないが、移動部材9の移動で頭部9下面が補
助ばね4に当接すると、この時点から補助ばね4は負荷
を受けてたわみ、前記ばね1のたわみ量に補助ばね4の
たわみ量が加算され、その反力が大きくなる。この場
合、補助ばね4のばね定数は後述する作動が得られるよ
うに本装置が適用される産業機器などによって適宜、選
定されるものである。
次に、本実施例の作動を説明する。
一般に、磁性体からなるストッパ板8およびばね受け
座6に作用するマグネット11の磁気吸引力は、これら磁
性体8,6とマグネット11との距離に反比例する。又、圧
縮ばね1は加圧体13からの荷重に比例して、そのたわみ
量が増減し、たわみ量が増大すると荷重に対向する附勢
力(すなわち、復元力)が増大する。第2図はこれらの
特性図を示しており、特性曲線Aは圧縮ばね1と補助ば
ね4を合わせたたわみ−荷重曲線であり、この勾配がば
ね定数(正)となっている。特性曲線Aがa1点で2段階
に勾配が変化するのは、a1点以前では圧縮ばね1のみの
附勢力であるのに対し、a1点で移動部材3が補助ばね4
に当接し、それ以降補助ばね4がたわみ、このたわみに
よる補助ばね4の附勢力が加わるためである。特性曲線
Bはストッパ板8に作用するマグネット11の磁気吸引力
曲線、特性曲線Cはばね受け座6に作用するマグネット
11の磁気吸引力曲線である。このマグネット11は圧縮ば
ね1内に挿入されて、その作用範囲内に設けられている
ので、圧縮ばね1がたわむと、ストッパ板8とマグネッ
ト11との距離が同量増大すると共に、ばね受け座6とマ
グネット11との距離が減少する。従って、横軸であるば
ねのたわみ量は同時に磁性体6とマグネット11との距離
となっている。このような本実施例では磁性体6,8が圧
縮ばね1及び補助ばね4のコイル長方向に設けられてい
るので、圧縮ばねおよび補助ばね4のたわみに対する荷
重とマグネット11の磁気吸引力とが同方向となり、これ
ら荷重と磁気吸引力とが合成されて得られる特性曲線D
が、本実施例のばね装置によるたわみ−荷重曲線であ
る。特性曲線Dをさらに解析すると、加圧体13による加
圧力が作用しない初期状態では圧縮ばね1のたわみ量が
「0」であり、この状態ではマグネット11が最上位置に
あり、ばね受け座6との距離が最大となっているので、
これらの間の磁気吸引力も「0」となっている。従っ
て、初期状態では装置全体としてマグネット11とストッ
パ板8との間の磁気吸引力のみが有効に作用する。次
に、加圧体13を加圧すると、移動部材3に下方向の外力
が作用し、これにより圧縮ばね1がたわんで特性曲線A
に沿ってばね荷重が増大すると共に、マグネット11とス
トッパ板8との距離が増大して、これらの間の磁気吸引
力が特性曲線Bに沿って減少する。一方、移動部材3が
ばね受け座6に接近してマグネット11とばね受け座6と
の距離が減少するので、これらの間の磁気吸引力が特性
曲線Cに沿って増大する。この距離に作用する磁気吸引
力は加圧方向と同方向であるので装置に負荷される加圧
力は減少する。従って、装置全体の特性曲線d1部分は下
降し、いわゆる負の特性を示す。さらに加圧を続行する
と、移動部材3の頭部9が補助ばね4に当接して(a
1点)、補助ばね4がたわむ。このたわみにより圧縮ば
ね1のばね荷重に補助ばね4のばね荷重が加算されるた
め、全体としてのばね荷重は勾配が大きくなる。従っ
て、磁気吸引力を加えた装置全体の特性曲線Dはa1点を
境にして一時的に増大する、いわゆる正の特性を示す
が、さらに移動部材3が移動してマグネット11とばね受
け座6との距離が小さくなると、圧縮ばね1と補助ばね
4を合したばね荷重に対してマグネット11とばね受け座
6との間の磁気吸引力が急激に増大する。従って、特性
曲線Dは極大点d2から下降して、装置全体としては負の
特性を有する。
第3図は補助ばね4として非線形のばね特性を有する
圧縮ばねを使用した変形例である。この場合には移動部
材3が補助ばね4に作用すると、ばね荷重はa1点から曲
線的に増大し、a1点以降はたわみの増大に対して定荷重
特性(D曲線)を示すとともに、装置全体の特性曲線D
は図示のような負の特性を示す。
第4図は本発明の第2実施例を示す。この実施例にお
いても補助ばね4として圧縮ばねが使用されるが、この
補助ばね4は制限部材2のばね受け座6に支承されてい
る。この補助ばね4はばね1よりも短いものが使用され
ており、補助ばね4の組み込み部分はばねが二重構造に
存在する。この場合、補助ばね4はばね1よりも大径に
巻回されており、移動部材3の移動で、その段部12が補
助ばね4に当接すると補助ばね4に負荷を生じる。従っ
て、この実施例では装置全体の特性曲線は第2図と同様
となる。
第5図は本発明の第3実施例を示す。補助ばねとして
皿ばね15を使用したものであり、図示のとおり、皿ばね
15は制限部材2のばね受け座6上に設けられている。
又、制限部材2の下部には受板16が取り付けられてお
り、皿ばね15はばね受け座6および受板16により挟まれ
ている。そして、受板16がばね1下端部を支承する構造
となっている。このような構造では移動部材3の移動に
よってばね1がたわみ、このたわみによってばね1の荷
重が増大するが、その荷重が皿ばね15をたわませるだけ
大きくなったとき初めて皿ばね15はたわむようになって
いる。
本発明は以上の実施例に限定されることなく、種々変
更が可能である。例えば、制限部材のストッパ板とばね
受け座をマグネットとし、移動部材を磁性体としてもよ
い。
又、補助ばねとして引張りばねを使用し、この引張り
ばねを移動部材と加圧体とに掛け渡してもよい。
更に、第3図を参照して移動部材が上限位置にあると
きのストッパ板とマグネットとの間の距離を大きくして
その間に作用する磁気吸引力を小さくすることによって
広範囲の定荷重特性を奏することができる。
[発明の効果] 以上の通り本発明は、たわみに対するばねの荷重と、
移動部材と制限部材との間に作用する磁気吸引力とが合
成されることにより、装置全体として正の特性以外の特
性を具現化したものであるから、移動部材の全移動範囲
で、(a)負の特性又は(b)定荷重特性あるいは
(c)負の特性、定荷重特性と正の特性の合成による任
意の非線形特性を得ることができる。しかも補助ばねを
用いているため、その特性曲線のパターンも適宜、変更
でき、応用範囲の広い正の特性以外の特性を奏するばね
装置とすることができ、その適用範囲は広汎なものとな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例の断面図、第2図はそのた
わみ−荷重を示す特性図、第3図は第1実施例の変形例
によるたわみ−荷重特性図、第4図は第2実施例を示す
断面図、第5図は第3実施例を示す断面図である。 1……ばね(圧縮ばね)、2……制限部材、 3……移動部材、4……補助ばね(圧縮ばね)、 11……マグネット、15……補助ばね(皿ばね)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ばねと、このばねの作動範囲を制限する制
    限部材と、この制限部材間を移動する移動部材と、この
    移動部材の移動途中で該部材の負荷を受ける補助ばねと
    を具備してなり、前記制限部材又は移動部材の、少なく
    とも一方がマグネットから成り、他方が磁性体又はマグ
    ネットであるばねの正の特性以外の特性を具現化するこ
    とを特徴とするばね装置。
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