JP2828619B2 - 伸縮継手装置 - Google Patents
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Description
に隣接する2つの建物の相対的な変位を許容し、かつ各
建物間の空隙を塞ぐために用いられる伸縮継手装置に関
する。
置1を示す鉛直断面図であり、このような先行技術は、
たとえば実公昭63−44487号公報に開示されてい
る。伸縮継手装置1は、上下に空隙をあけて隣接する2
つの躯体2,3の空隙を覆って設けられ、下方の躯体3
に取付けられるジョイント本体5と、上方の躯体に取付
けられるジョイント受け本体4とを含んで構成される。
ジョイント受け本体4は、断面形状が大略的にL字状の
2つの長尺材10,11を対向させ、下方に開口する凹
溝15が形成されるように組合わせられ、上方の躯体2
の下端に、外壁面2aに沿って取付けられる。ジョイン
ト本体5は、断面形状が大略的に逆L字状に形成され、
上方に延びる立上がり部8の上端に設けられる板状パッ
キン材6は、ジョイント受け本体4の凹溝15に摺動自
在に嵌まり込み、立上がり部8の下端から屈曲し、上方
の躯体2の外壁2aを越えて前方(図5の左方)に傾斜
して延びる傾斜部9は、下方の躯体3上に取付けられ
る。
には、ジョイント本体5の傾斜部9とジョイント受け本
体4との間隙を塞ぎ、弾発性を有する材料から成る摺接
パッキン材7が取付けられる。
の凹溝15に、前後両端部が弾発的に、鉛直方向である
上下方向および図5の紙面に対して垂直方向である左右
方向に摺動自在に嵌まり込む。
は、伸縮継手装置1の後方をシールするフラッシング1
2およびフラッシング12の下端に設けられる水受け1
3および水受け13からの水を排出する排水管14が設
けられる。
どの振動によって、各躯体2,3が相対的に上下に近接
または離反する方向に変位したとしても、ジョイント受
け本体4の凹溝15内に挿入される板状パッキン材6
が、挿入方向である上下方向に摺動し、上下方向の変位
を吸収する。同様にして、各躯体2,3の前後方向の相
対変位に対しても板状パッキン材6および傾斜部9と摺
接パッキン材7との摺動によって変位を吸収する。また
各躯体2,3の左右方向の相対変位においても板状パッ
キン材6および傾斜部9と摺接パッキン材7との摺動に
よって各躯体2,3の相対変位を吸収することができ
る。このようにして伸縮継手装置1は各躯体2,3の相
対変位を吸収して各躯体2,3の間の空隙を塞ぎ、雨水
などが浸入することを防ぐ。
継手装置1では、板状パッキン材6が凹溝15内で摺動
して相対変位を吸収する構成となっているので、伸縮継
手装置1が吸収することができる躯体2,3の相対変位
は、凹溝15を形成する長尺材11の垂下する垂下部1
6の,長さに制限される。各躯体2,3はそれぞれ同一
の地盤上に構築されるので、地震などによって生じる各
躯体2,3の相対変位は、上下方向には比較的小さいの
に対し、各躯体2,3の振動の周期の違いによって生じ
る前後方向への相対変位が最も大きくなる。
てこのような前後方向の大きな変位を許容するために
は、長尺材11の垂下部16を下方に延長し、かつジョ
イント本体5の傾斜部9を前方に延長しなければなら
ず、これによって伸縮継手装置1の構成が大きくなって
しまうという問題が生じる。また、伸縮継手装置1は、
傾斜部9を有するジョイント本体5が前方に突出して設
けられ、これによって伸縮継手装置1が外部から容易に
視認され、美観が低下するという問題が生じる。
的に大きな変位を生じたとしても、その変位を許容し、
空隙を常に塞いだ状態に保って空隙内への雨水の浸入を
防ぐ伸縮継手装置を提供することである。
上下に隣接する2つの躯体が配置され、上方に配置され
る一方の躯体には、その外壁面よりも退避した位置にヒ
ンジによってカバープレートの上端部が角変位自在に設
けられ、このカバープレートの下端部には、前記一方の
躯体の外壁面を越えて延びる他方の躯体の上壁面上に支
持され、ヒンジの角変位軸線を含み、かつカバープレー
トに沿う一平面よりも屋外側にずれた回転軸線まわりに
回転自在な案内ローラが設けられ、前記カバープレート
は、一方の躯体の外壁面上で開口する前記空隙の開口端
からカバープレートの下端部が前記角変位軸線を角変位
中心として内側へ移動する方向に付勢手段によってばね
付勢されることを特徴とする伸縮継手装置である。本発
明に従えば、一方の躯体にはヒンジによってカバープレ
ートの上端部が角変位自在に設けられ、このカバープレ
ートの下端部は、案内ローラによって他方の躯体の上壁
面上に支持され、内側へ移動する方向に、たとえばコイ
ルばねによって実現されるばねによってばね付勢され
る。案内ローラの回転軸線は、ヒンジの角変位軸線を含
み、かつカバープレートに沿う一平面よりも屋外側にず
れて設けられるので、カバープレートは案内ローラが他
方の躯体の上壁面上に支持された状態では、空隙の開口
端からカバープレートの下端部が内側へ移動する方向、
すなわち後方に角変位することが阻止される。したがっ
てカバープレートは各躯体間の空隙を塞ぎ、空隙内への
雨水の浸入を防ぐ。このようにカバープレートが空隙を
塞いだ状態で、たとえば地震などによって各躯体が、水
平面上で案内ローラの回転軸線に垂直な方向である前後
方向に相対変位したときには、案内ローラが他方の躯体
の上壁面上に沿って案内される。したがって各躯体が相
対的に前後方向に大きく変位したとしてもカバープレー
トによって空隙を常に閉じた状態に保つことができる。
また各躯体が鉛直方向に互いに近接する方向に相対変位
した場合には、案内ローラが他方の躯体の上壁面上を前
方に案内され、カバープレートがばね付勢に抗して前方
に角変位する。このようにして各躯体が互いに近接する
方向に相対変位したとしても、カバープレートによって
空隙を常に塞いだ状態に保ち、雨水の浸入を防ぐことが
できる。またカバープレートは、一方の躯体の外壁面よ
りも退避した位置に設けられるので、外部から視認され
にくく、美観が低下するといったことが防がれる。ま
た、風圧または屋外とカバープレートの内側との間の圧
力差などによってカバープレートが前方に開いたとして
も、すぐに付勢手段によって閉じられるので、空隙を常
に塞いだ状態に保つことができる。また地震などによっ
て各躯体がヒンジの角変位軸線に平行な左右方向に相対
変位したときには、案内ローラが他方の躯体の上壁面上
を、左右方向に摺動し、これによって各躯体が相対的に
左右方向に変位を生じたとしても、その変位を許容し、
カバープレートによって空隙を常に閉じた状態に保つこ
とができる。これらの相対変位を同時に含む方向に変位
したとしても、カバープレートは空隙を常に塞いだ状態
に保つことができる。
ある伸縮継手装置20を示す鉛直断面図である。なお、
図1において前後方向X1,X2は、図1の紙面におい
て左右方向であり、左右方向Y1,Y2は図1の紙面に
対して奥行き側へ向かう方向および手前側へ向かう方向
であり、上下方向Z1,Z2は図1の紙面において上下
方向とする。また、後述する図2、図3および図4にお
いても同様である。
たとえばアトリウムなどの他方の躯体23が部分的に嵌
まり込んで設けられる。一方の躯体22の下壁面32
と、他方の躯体23の上壁面27との間に空隙21が形
成され、伸縮継手装置20はこの空隙21を覆って設け
られる。上方に配置される一方の躯体22には、その外
壁面24よりも後方Y2に退避した位置にヒンジ28に
よってカバープレート26の上端部26aが角変位自在
に設けられ、このカバープレート26の下端部26bに
は、他方の躯体23の上壁面27上に支持され、ヒンジ
の角変位軸線28に平行な回転軸線29を有する案内ロ
ーラ30が設けられる。カバープレート26は、一方の
躯体22の外壁面24上、すなわち外壁面24を含む仮
想平面上で開口する空隙21の開口端からカバープレー
ト26の下端部26bが角変位軸線28を角変位中心と
して内側、すなわち後方X2へ移動する方向に付勢手段
であるばね31によってばね付勢される。
て構成される下地材33を有し、この下地材33上に
は、たとえばアルミニウム合金の押出し形材から成り、
前後方向X1,X2に間隔をあけ左右方向Y1,Y2方
向に延びる複数の取付け部材34が下地材33上に固定
される。各取付け部材34間には、たとえばアルミニウ
ム合金またはガラスから成る外壁カバー材35が下地材
33を覆って設けられ、各外壁カバー材35間の取付部
材34上には、取付け部材34に沿って延びる帯状の押
さえ部材36が取付けられ、この押さえ部材36と取付
け部材34との間にはパッキン37が設けられ、このパ
ッキン37と取付け部材34と外壁カバー材35との間
にはシール材38が充填される。
形鋼から成る連結片39を介して上方Z1に立上がる複
数の立上がり部材40が、左右方向Y1,Y2に間隔を
あけて複数、下地材33にたとえば溶接によって固定さ
れる。この立上がり部材40の上端部から、最も後方X
2に配置される押さえ部材36にわたって、雨水などを
前方X1に案内する平坦な排水板42が傾斜して設けら
れる。この排水板42の下面には、左右方向Y1,Y2
に間隔をあける複数の補強部材41が設けられる。排水
板42は、たとえば11%程度の勾配を有し、カバープ
レート26よりも後方に侵入してきた雨水などを前方へ
排水する。
り部材40にビスによって固定され、さらに上端部は前
方から下方に折返され、雨返し43が形成される。これ
によって雨水などが雨返し43よりも後方X2側へ浸入
することが防がれる。雨返し43の上方の、一方の躯体
22の下壁面32には、長尺の止水板用縁材45が左右
方向Y1,Y2に設けられ、この止水板用縁材45から
前記雨返し43にわたって可撓性および弾発性を有する
材料、たとえばエチレンプロピレンゴムシートから成る
止水板44が設けられる。このような止水板44によっ
て、カバープレート26よりも後方X2に浸入した雨水
は止水板44よりも後方X2側に浸入することが防がれ
る。
断面図である。一方の躯体22の下壁面32には、L字
状の断面を有し、左右Y1,Y2方向に延びる縁材50
がボルトによって固定される。この縁材50には、後方
X2に屈曲し、ばね31が取付けられるばね取付け片5
1と、カバープレート26の上端部26aを覆う化粧カ
バー52とがそれぞれボルト48およびビスによって取
付けられる。化粧カバー52の上面と一方の躯体22の
下壁面32との間にはパッキン56が設けられ、雨水な
どが縁材50側に浸入することが防がれる。
平坦な一方のヒンジ片57がビスによって固定され、他
方のヒンジ片58はL字状に屈曲し、カバープレート2
6に取付けられる取付け片59を介してカバープレート
26の裏側(後方X2側)の上端部26aに固定され
る。カバープレート26の裏面には、左右方向Y1,Y
2に間隔をあけ、上下方向Z1,Z2に延びるホルダ6
0が複数設けられる。
方にやや屈曲し、ばね31の一端部が固定される。ばね
31はたとえばステンレス鋼製の引っ張りコイルばねか
ら成る。カバープレート26の裏面の上下方向中央部よ
りもやや上方には、ばね31の他端部を掛止める掛止め
部材61が固定され、ばね取付け片51から掛止め部材
61にわたってばね31が設けられる。ばね31とばね
取付け片51とは、ねじ棒46およびナット47によっ
て変位可能に取付けられ、このナット47を調整するこ
とによってばね31のばね力を調整することができる。
ばね31はたとえばポリ塩化ビニルから成る筒状の保護
部材54内に挿入され、ばね31のコイル状部分は全て
保護部材54によって外囲される。
左右方向Y1,Y2に間隔をあけて複数の案内ローラ取
付け部材62が設けられ、各案内ローラ取付け部材62
にはヒンジ25の角変位軸線28に平行な回転軸線29
を有する案内ローラ30が回転自在に設けられる。
L字状に前方に屈曲し、案内ローラ30の前方を覆い、
他方の躯体23の上壁面27近傍まで下方に延びる。こ
のカバープレート26の下端には、可撓性および弾発性
を有する材料から成る摺接パッキン55がカバープレー
ト26の下端から他方の躯体23の上壁面27にわたっ
て、下端が前方に湾曲して設けられる。したがってこの
摺接パッキン55によってカバープレート26よりも後
方へ雨水などが浸入することが防がれる。
り、押さえ部材36上に固定される楔部材53上に当接
して他方の躯体23上に支持される。楔部材53は、上
面が前方X1に向かうにつれて下方Z2に傾斜する傾斜
面が形成され、押さえ部材36に沿って左右方向Y1,
Y2に延びる。案内ローラ30はこのような楔部材53
に当接するので、ばね31によるばね力によってカバー
プレート26の下端部26bが楔部材53よりも後方へ
角変位することが阻止される。また案内ローラ30の回
転軸線29は、ヒンジ25の角変位軸線28よりも屋外
側、すなわち前方X1側にずれて設けられるので、ばね
31のばね力によってカバープレート26の下端部26
bが後方X2側に角変位することが確実に阻止される。
の位置は、ヒンジ25の角変位軸線28まわりにカバー
プレート26が角変位するとき、角変位軸線28から最
も離反した位置となる案内ローラ30の先端の円弧状の
移動経路よりも、少なくとも角変位軸線28側に選ばれ
る。このように選ぶことによって、カバープレート26
の後方X2側への変位を確実に阻止することができる。
また、楔部材53を設けない構成としてもよい。
面形状がL字状の連結部材63を介して排水板42の前
方X1側端部がビスによって固定される。この排水板4
2と押さえ部材36との間にはパッキン64が設けら
れ、ビス側へ水が浸入することが防がれ、これによって
ビスが螺合するねじ孔を介して雨水などが下地材33側
に浸入することが防がれる。
相対的に後方X2に変位したときには、カバープレート
26はばね31のばね付勢によってヒンジ26の角変位
軸線28まわりに後方X2側にわずかに角変位する。こ
の角変位は、一方のヒンジ片57に、L字状に屈曲する
他方のヒンジ片58の屈曲部が当接することによって阻
止される。このとき案内ローラ30の回転軸線29の高
さ位置は、排水板42の前端部P2の高さ位置よりも下
方に位置する。したがって、他方の躯体23が一方の躯
体22に対して相対的に後方X2に変位した後、再び前
方X1に変位したとき、排水板42の前端部P2から排
水板42上に、カバープレート26が後方に角変位した
状態で案内ローラ30が乗り上げるということが防がれ
る。したがって後方に角変位したカバープレート26が
排水板42に乗り上げた状態で他方の駆体23が上方に
角変位したときに、伸縮継手装置1が損傷するといった
ことが防がれる。
対向する一端部には、半円状の断面を有する材料から成
る半円状パッキン65がカバープレート26に、化粧カ
バー52によって弾発的に当接して設けられる。この半
円状パッキン65の円弧状の表面には、カバープレート
26が角変位したとしても常にカバープレート26の上
端26aに弾発的に当接するので、屋外からの雨水が浸
入することが防がれる。
ときの状態を示す模式図である。図3(1)は、一方の
躯体22が他方の躯体23に対して前方X1に相対変位
したときの状態を示す模式図である。一方の躯体22が
地震などによって相対的に前方X1に変位したときに
は、案内ローラ30は他方の躯体23の上壁面27上を
従動回転しながら前方X1方向に案内される。案内ロー
ラ30が上壁面27上を案内される際、カバープレート
26の下端と上壁面27との間の距離は案内ローラ30
が設けられるので常に一定である。したがって摺接パッ
キン55は止水するのに常に最適な状態で上壁面27に
当接する。したがって摺接パッキン55がカバープレー
ト26の下端と上壁面27との間に挟まれて損傷すると
いうことが防がれる。
体23に対して相対的に後方X2に変位したときの状態
を示す模式図である。一方の躯体22が後方X2に相対
変位すると、案内ローラ30は排水板42上に乗り上
げ、ばね31によって案内ローラ30は排水板42上に
付勢され、カバープレート26は前方に角変位した状態
で排水板42上を案内される。この際、摺接パッキン5
5は排水板42に当接し、確実に止水する。このような
状態から再び一方の躯体22が、他方の躯体23に対し
て相対的に前方に変位すると、カバープレート26は前
方に角変位した状態で案内ローラ30が排水板42上を
前方に案内され、排水板42の前端部P2を介して躯体
23の上壁面27上に案内される。
近接する方向、たとえば一方の躯体22に対して他方の
躯体23が相対的に上方Z1に相対変位したときの状態
を示す模式図である。他方の躯体23の上方Z1への相
対変位に従って、案内ローラ30は前方に案内される。
この際、ばね31のばね付勢によってカバープレート2
6は後方に付勢されるので、案内ローラ30は確実に上
壁面27に当接し、従動回転して前方に案内される。
1,Y2に変位したときには、案内ローラ30は楔部材
53上を左右方向Y1,Y2に摺動する。この場合にも
摺接パッキン55は常に他方の躯体23の上壁面27上
に当接して止水する。このように各躯体22,23の左
右方向の変位も許容することができる。
した場合に、カバープレート26は空隙21を常に塞い
だ状態に保って空隙21内への雨水の浸入を防ぐことが
できる。さらにこのような相対変位がそれぞれ個別に起
こるのではなく、各相対変位が同時に生じたとしてもカ
バープレート26は空隙21を閉じた状態に保つことが
できる。
22の外壁面24よりも退避した位置に、取付けられる
ので、外部からこのカバープレート26が視認されにく
い。したがって、たとえば左右方向Y1,Y2に延び、
左右Y1,Y2方向に隣接して複数配置されるカバープ
レート26が、地震などの振動によって各カバープレー
ト26が前後方向にずれたとしても、外部から視認され
にくいので、美観が低下するといったことが防がれる。
ート26の上下方向Z1,Z2の長さを延長し、空隙2
1が小さい場合には上下方向Z1,Z2の長さを短く形
成することによって、空隙の大きさに応じた伸縮継手装
置20を容易に形成することができる。
板44を止水板用縁材45および雨返し43にそれぞれ
挟持してビス止めし、次に縁材50を一方の躯体22の
下壁面32にボルトによって固定し、楔部材53を他方
の躯体23の上壁面27に固定する。その後、予めヒン
ジ25、ばね取付け片51、案内ローラ30およびばね
31が組付けられたカバープレート26を、前記縁材5
0にボルト48で固定する。最後に、化粧カバー52を
ばね取付け片51を介して縁材50にビスによって固定
し、パッキン56を設ける。このように、カバープレー
ト26を予め組付けておくことができるので、現場での
施工作業を容易に行うことができ、作業性が向上され
る。
縮継手装置69を示す鉛直断面図である。なお、図1〜
図3に示される実施の形態に対応する部分には同一の符
号を付す。伸縮継手装置69は、伸縮継手装置20に類
似し、注目すべきは、ばね31に代えて付勢手段である
巻取付勢装置70が設けられることである。巻取付勢装
置70は、たとえばワイヤから成る索条72と、この索
条72の一端部が係止されて巻掛けられ、予め定める巻
取方向A(図4の紙面において反時計まわり)にばね付
勢される巻取リール70とを有し、索条72の他端部は
カバープレート26のばね取付片51に係止される。巻
取リール71は、内部にゼンマイなどと呼ばれる渦巻き
ばねが装着され、巻取方向Aにばね付勢する。この巻取
リール71は、ヒンジ25の角変位軸線28に平行な回
転軸線73まわりに回転自在に巻取リール支軸部材74
に支持され、この巻取リール支持部材74は一方の躯体
22の下壁面32の、カバープレート26の後方に、ボ
ルトによって固定される。このようにカバープレート2
6は、巻取リール71に巻掛けられる索条72によっ
て、巻取方向A、すなわち後方X2にばね付勢されるの
で、カバープレート26が前方X1に大きく開いたとし
ても、巻取付勢装置70はカバープレート26の大きな
変位を許容してカバープレート26を常に後方X2にば
ね付勢することができる。また、巻取付勢装置70は渦
巻きばねによってばね付勢するので、索条72の伸び量
にかかわらず、ばね付勢力をほぼ一定に保つことができ
るので、カバープレート26が大きく前方に角変位した
としても、カバープレート26を滑らかに元の位置に引
戻すことができる。さらに、巻取付勢装置70を、図4
に示されるようにカバープレート26から後方に距離を
あけて取付けることによって、カバープレート26に対
して垂直に近い方向にばね付勢することでき、巻取付勢
装置70のばね付勢力をカバープレート26に効果的に
作用させることができる。
レートの上端部はヒンジによって一方の躯体に角変位自
在に設けられ、他端部は案内ローラによって他方の躯体
の上壁面上に支持され、各躯体の間に形成される空隙を
覆う。案内ローラの回転軸線は、ヒンジの角変位軸線を
含み、かつカバープレートに沿う一平面よりも屋外側に
ずれて設けられ、カバープレートはばねによってカバー
プレートの下端部が空隙の開口端から内側へ移動する方
向にばね付勢されるので、案内ローラは他方の躯体の上
壁面に当接して支持され、空隙を確実に塞ぎ、空隙内へ
雨水が浸入することが防ぐことができる。たとえば地震
などによって各躯体が前後方向に相対変位したときに
は、案内ローラは他方の躯体の上壁面上を案内され、空
隙を常に閉じた状態に保持することができる。このよう
に案内ローラを有するカバープレートによって前後方向
の相対変位を吸収するので、比較的大きな前後方向の変
位を吸収することができる。また各躯体が互いに近接す
る方向に相対変位した場合には、案内ローラの角変位軸
線はヒンジの角変位軸線よりも屋外側にずれているの
で、躯体の相対変位に従って案内ローラは上壁面上を前
方に案内され、カバープレートは前方に角変位する。こ
の際、カバープレートにはばねが設けられているので、
案内ローラは他方の躯体の上壁面上に確実に支持され、
カバープレートは空隙を確実に塞ぐことができる。ま
た、各躯体がヒンジの角変位軸線に平行な左右方向に相
対変位したときには、案内ローラは上壁面上で左右方向
に摺動する。この場合にも、カバープレートは空隙を確
実に塞ぎ、空隙内への雨水の浸入を防ぐ。このように躯
体が相対変位したとしてもカバープレートは空隙を確実
に塞ぎ、空隙内への雨水の浸入を防ぐことができる。ま
たこのような相対変位が同時に生じたとしても、カバー
プレートは空隙を確実に塞ぐことができる。
よりも退避した位置に取付けられるので、外部から視認
しにくく、美観が損なわれるといったことが防がれる。
を示す鉛直断面図である。
る。
示す伸縮継手装置20の模式図であり、図3(1)は一
方の躯体22が前方X1に相対変位したときの状態を示
す模式図であり、図3(2)は一方の躯体22が後方X
2に相対変位したときの状態を示す模式図であり、図3
(3)は他方の躯体23が一方の躯体22に対して相対
的に上方Z1に変位したときの状態を示す模式図であ
る。
9を示す鉛直断面図である。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 空隙をあけて上下に隣接する2つの躯体
が配置され、上方に配置される一方の躯体には、その外
壁面よりも退避した位置にヒンジによってカバープレー
トの上端部が角変位自在に設けられ、このカバープレー
トの下端部には、前記一方の躯体の外壁面を越えて延び
る他方の躯体の上壁面上に支持され、ヒンジの角変位軸
線を含み、かつカバープレートに沿う一平面よりも屋外
側にずれた回転軸線まわりに回転自在な案内ローラが設
けられ、前記カバープレートは、一方の躯体の外壁面上
で開口する前記空隙の開口端からカバープレートの下端
部が前記角変位軸線を角変位中心として内側へ移動する
方向に付勢手段によってばね付勢されることを特徴とす
る伸縮継手装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4335796A JP2828619B2 (ja) | 1996-02-29 | 1996-02-29 | 伸縮継手装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4335796A JP2828619B2 (ja) | 1996-02-29 | 1996-02-29 | 伸縮継手装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09235787A JPH09235787A (ja) | 1997-09-09 |
| JP2828619B2 true JP2828619B2 (ja) | 1998-11-25 |
Family
ID=12661610
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4335796A Expired - Fee Related JP2828619B2 (ja) | 1996-02-29 | 1996-02-29 | 伸縮継手装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2828619B2 (ja) |
-
1996
- 1996-02-29 JP JP4335796A patent/JP2828619B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09235787A (ja) | 1997-09-09 |
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