JP2829787B2 - セルローススポンジ及びその製造方法 - Google Patents
セルローススポンジ及びその製造方法Info
- Publication number
- JP2829787B2 JP2829787B2 JP2331155A JP33115590A JP2829787B2 JP 2829787 B2 JP2829787 B2 JP 2829787B2 JP 2331155 A JP2331155 A JP 2331155A JP 33115590 A JP33115590 A JP 33115590A JP 2829787 B2 JP2829787 B2 JP 2829787B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cellulose
- sponge
- cellulose sponge
- acid
- polymer electrolyte
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08J—WORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
- C08J9/00—Working-up of macromolecular substances to porous or cellular articles or materials; After-treatment thereof
- C08J9/30—Working-up of macromolecular substances to porous or cellular articles or materials; After-treatment thereof by mixing gases into liquid compositions or plastisols, e.g. frothing with air
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L1/00—Compositions of cellulose, modified cellulose or cellulose derivatives
- C08L1/08—Cellulose derivatives
- C08L1/22—Cellulose xanthate
- C08L1/24—Viscose
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08J—WORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
- C08J2301/00—Characterised by the use of cellulose, modified cellulose or cellulose derivatives
- C08J2301/02—Cellulose; Modified cellulose
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T428/00—Stock material or miscellaneous articles
- Y10T428/26—Web or sheet containing structurally defined element or component, the element or component having a specified physical dimension
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、乾燥時においても、使用に良好な柔軟性を
有するセルローススポンジに関するものである。
有するセルローススポンジに関するものである。
従来、セルローススポンジの柔軟性を向上させる方法
として、ビスコースに塩析、凝固が起こらない程度に粒
径の小さい結晶芒硝を添加することは知られている。し
かし、この結果は満足し得るものではないため、特公昭
47−50867では、ラテックスを配合したビスコースを用
いてセルローススポンジを製造する方法が開示されてい
る。しかし、この方法で得られるセルローススポンジ
も、残留ラテックスの弾性作用により乾燥時の柔軟性に
若干の改良が観られる程度で、未だ満足し得るものでは
ない。また、本発明者らはかかる欠点を解決するため、
特定の界面活性剤とポリオール系化合物とを添加するこ
とにより、柔軟性を有するセルローススポンジの製造法
を提案したが(特願昭63−289626)、成形スポンジにグ
リセロールまたはプロピレングリコールのような可塑剤
を含浸させることにより、乾燥時の柔軟性を改良したも
のに比べると未だ不十分であった。ところで可塑剤を含
浸したセルローススポンジの風合は確かに良好ではある
が、一度水洗するとポリオール類が溶出してしまうため
に、乾燥後の風合は結局硬いものとなるので根本的な解
決には至っていない。
として、ビスコースに塩析、凝固が起こらない程度に粒
径の小さい結晶芒硝を添加することは知られている。し
かし、この結果は満足し得るものではないため、特公昭
47−50867では、ラテックスを配合したビスコースを用
いてセルローススポンジを製造する方法が開示されてい
る。しかし、この方法で得られるセルローススポンジ
も、残留ラテックスの弾性作用により乾燥時の柔軟性に
若干の改良が観られる程度で、未だ満足し得るものでは
ない。また、本発明者らはかかる欠点を解決するため、
特定の界面活性剤とポリオール系化合物とを添加するこ
とにより、柔軟性を有するセルローススポンジの製造法
を提案したが(特願昭63−289626)、成形スポンジにグ
リセロールまたはプロピレングリコールのような可塑剤
を含浸させることにより、乾燥時の柔軟性を改良したも
のに比べると未だ不十分であった。ところで可塑剤を含
浸したセルローススポンジの風合は確かに良好ではある
が、一度水洗するとポリオール類が溶出してしまうため
に、乾燥後の風合は結局硬いものとなるので根本的な解
決には至っていない。
本発明の課題は、乾燥時の柔軟性が常に非常に優れた
セルローススポンジを提供することにある。
セルローススポンジを提供することにある。
本発明は、補強繊維、起泡剤、結晶芒硝及び高分子電
解質を含有するセルロースから成るスポンジであって、
該スポンジのスポンジのスポンジの空隙を形成するマト
リックスが、該空隙に比較して極めて小さい気孔及び凹
凸を無数に有しているセルローススポンジ、及び該セル
ローススポンジの密度が0.8g/cm3以下で、含水率が25%
以下であり、曲げ剛性値;Y(gf・cm2/cm)、曲げ回復
値;Z(gf・cm/cm)がセルローススポンジの厚さ;X(m
m)との関係においてY≦0.07X3+0.39X2−0.04X+0.04
及び/または、Z≦0.24X3+1.17X2−0.78X+0.08を満
たすセルローススポンジに関する。
解質を含有するセルロースから成るスポンジであって、
該スポンジのスポンジのスポンジの空隙を形成するマト
リックスが、該空隙に比較して極めて小さい気孔及び凹
凸を無数に有しているセルローススポンジ、及び該セル
ローススポンジの密度が0.8g/cm3以下で、含水率が25%
以下であり、曲げ剛性値;Y(gf・cm2/cm)、曲げ回復
値;Z(gf・cm/cm)がセルローススポンジの厚さ;X(m
m)との関係においてY≦0.07X3+0.39X2−0.04X+0.04
及び/または、Z≦0.24X3+1.17X2−0.78X+0.08を満
たすセルローススポンジに関する。
セルロースは、D−グルコース残基がβ−グルコシド
結合した鎖状高分子であり、隣接する分子との間に水素
結合を作り、側面で強く凝集しているため、非常に剛直
であるという特性を有している。
結合した鎖状高分子であり、隣接する分子との間に水素
結合を作り、側面で強く凝集しているため、非常に剛直
であるという特性を有している。
従って、芒硝の粒径を小さくしたり、ラテックスを配
合したところでマトリックス(セルロース)自体の剛直
性に関する変化はないので、風合としてはさしたる向上
はみられなかった。
合したところでマトリックス(セルロース)自体の剛直
性に関する変化はないので、風合としてはさしたる向上
はみられなかった。
そこで本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、セルロー
ス溶液に対する添加剤として、高分子電解質を補強繊
維、起泡剤、結晶芒硝と共に混合することにより、セル
ロースの高次的構造に柔軟性を持たせる事で本発明を完
成するに至った。
ス溶液に対する添加剤として、高分子電解質を補強繊
維、起泡剤、結晶芒硝と共に混合することにより、セル
ロースの高次的構造に柔軟性を持たせる事で本発明を完
成するに至った。
本発明において用いられる高分子電解質とは、溶媒
(水)に溶かした際に、連鎖に沿って多数のイオン解離
性基を持つ高分子のことである。また本発明に於いて用
いられるセルロース溶液は、水系セルロース溶剤を使用
したものが好ましく、工業的にセルロースザンテート水
溶液(ビスコース)を用いる事が最も好ましい。高分子
電解質はその解離の仕方によって、ポリアニオン、ポリ
カチオン、両性高分子電解質の3種類に分けられるが、
セルロース溶液としてセルロースザンテート水溶液を用
いた場合、これ自体がポリアニオンとしての性質を有す
る事から(本発明で用いる高分子電解質は化学修飾をせ
ずに溶媒(水)に溶けるものであり、この意味に於いて
化学修飾を施したセルロースザンテート水溶液は本発明
の高分子電解質には入らない)、ポリカチオンを混合す
ると最初は普通のイオン間反応の場合と同様に衝突頻度
のみに支配されるが、一度反応が進行するとこれに続く
隣接基同士の反応は、エントロピー的にきわめて有利と
なり瞬時にポリイオンコンプレックスを形成するため、
混合中に沈殿物が出現し、従って成形スポンジのマトリ
ックス(セルロース)骨格形成において、コンプレック
スを形成した分のセルロースが減少する事となるので、
強度が若干低下するため配合の重量分率には注意を要す
る。
(水)に溶かした際に、連鎖に沿って多数のイオン解離
性基を持つ高分子のことである。また本発明に於いて用
いられるセルロース溶液は、水系セルロース溶剤を使用
したものが好ましく、工業的にセルロースザンテート水
溶液(ビスコース)を用いる事が最も好ましい。高分子
電解質はその解離の仕方によって、ポリアニオン、ポリ
カチオン、両性高分子電解質の3種類に分けられるが、
セルロース溶液としてセルロースザンテート水溶液を用
いた場合、これ自体がポリアニオンとしての性質を有す
る事から(本発明で用いる高分子電解質は化学修飾をせ
ずに溶媒(水)に溶けるものであり、この意味に於いて
化学修飾を施したセルロースザンテート水溶液は本発明
の高分子電解質には入らない)、ポリカチオンを混合す
ると最初は普通のイオン間反応の場合と同様に衝突頻度
のみに支配されるが、一度反応が進行するとこれに続く
隣接基同士の反応は、エントロピー的にきわめて有利と
なり瞬時にポリイオンコンプレックスを形成するため、
混合中に沈殿物が出現し、従って成形スポンジのマトリ
ックス(セルロース)骨格形成において、コンプレック
スを形成した分のセルロースが減少する事となるので、
強度が若干低下するため配合の重量分率には注意を要す
る。
また、両性高分子電解質においても、等電点がビスコ
ースのpHよりアルカリ側に存在する場合、上記と同様の
現象が起こるのでこの場合も注意を要する。然るに、本
発明に於いて用いられる最も好ましい高分子電解質はポ
リアニオンであり、この様なものとしては例えば、ポリ
アクリル酸、ポリアコニット酸、ポリイタコン酸、ポリ
グルタミン酸、ポリシトラコン酸、ポリスチレンスルホ
ン酸、ポリスチレンリン酸、ポリビニルスルホン酸、ポ
リビニルリン酸、ポリフマル酸、ポリマレイン酸、ポリ
メタクリル酸等の合成ホモポリマー、イタコン酸−エチ
レン共重合体、無水マレイン酸−アクリル酸エステル共
重合体、無水マレイン酸−スチレン共重合体の合成コポ
リマー、アルギン酸、アラビアゴム等の天然物等をあげ
る事が出来る。
ースのpHよりアルカリ側に存在する場合、上記と同様の
現象が起こるのでこの場合も注意を要する。然るに、本
発明に於いて用いられる最も好ましい高分子電解質はポ
リアニオンであり、この様なものとしては例えば、ポリ
アクリル酸、ポリアコニット酸、ポリイタコン酸、ポリ
グルタミン酸、ポリシトラコン酸、ポリスチレンスルホ
ン酸、ポリスチレンリン酸、ポリビニルスルホン酸、ポ
リビニルリン酸、ポリフマル酸、ポリマレイン酸、ポリ
メタクリル酸等の合成ホモポリマー、イタコン酸−エチ
レン共重合体、無水マレイン酸−アクリル酸エステル共
重合体、無水マレイン酸−スチレン共重合体の合成コポ
リマー、アルギン酸、アラビアゴム等の天然物等をあげ
る事が出来る。
ところでセルロース溶液は、酸の添加によって再生さ
れるので、多塩基酸である上記ポリアニオンをそのまま
の形で添加すると、混合中に凝固が起こってしまうの
で、全て中和して添加する必要がある。中和に用いるア
ルカリ物質としては、通常使用されるアルカリ金属塩、
アルカリ土類金属塩等を使用すれば良いが、中和点以上
に過剰中和を行うと性質が変化する事があるので注意を
要する。
れるので、多塩基酸である上記ポリアニオンをそのまま
の形で添加すると、混合中に凝固が起こってしまうの
で、全て中和して添加する必要がある。中和に用いるア
ルカリ物質としては、通常使用されるアルカリ金属塩、
アルカリ土類金属塩等を使用すれば良いが、中和点以上
に過剰中和を行うと性質が変化する事があるので注意を
要する。
本発明で使用する高分子電解質の分子量としては、対
イオンの流出に伴って高分子イオンの有効電荷が増加
し、電荷反発により連鎖が広がっていくという特性を発
現し得る以上あれば特に制限はなく、この意味に於いて
は、粘度平均分子量としてオリゴマー領域の数百以上あ
れば良い。また配合量に関しては、使用する高分子電解
質の種類、分子量、イオン強度等に起因してセルロース
スポンジの曲げ特性(柔軟性)が最良となる量が一定で
ない事から、特に限定されるものではない。また配合に
関しては、固形で配合するよりは工程上水溶液として配
合した方が好ましい。原料セルロース溶液中のセルロー
スの分子量も特に限定されるものではないが、粘度平均
分子量として30,000〜90,000が適当であり、溶液中の濃
度としては6〜10重量%が良好である。
イオンの流出に伴って高分子イオンの有効電荷が増加
し、電荷反発により連鎖が広がっていくという特性を発
現し得る以上あれば特に制限はなく、この意味に於いて
は、粘度平均分子量としてオリゴマー領域の数百以上あ
れば良い。また配合量に関しては、使用する高分子電解
質の種類、分子量、イオン強度等に起因してセルロース
スポンジの曲げ特性(柔軟性)が最良となる量が一定で
ない事から、特に限定されるものではない。また配合に
関しては、固形で配合するよりは工程上水溶液として配
合した方が好ましい。原料セルロース溶液中のセルロー
スの分子量も特に限定されるものではないが、粘度平均
分子量として30,000〜90,000が適当であり、溶液中の濃
度としては6〜10重量%が良好である。
補強繊維の種類、繊度、長さ、形状等、又、結晶芒硝
の粒径等も特に限定されるものではなく、配合量として
は、補強繊維に関してはスポンジ中の割合が10〜60%、
結晶芒硝に関しては、セルロース溶液中のセルロースと
添加補強繊維との合計量に対して、20〜60倍量が良好で
ある。
の粒径等も特に限定されるものではなく、配合量として
は、補強繊維に関してはスポンジ中の割合が10〜60%、
結晶芒硝に関しては、セルロース溶液中のセルロースと
添加補強繊維との合計量に対して、20〜60倍量が良好で
ある。
起泡剤に関する制限も特に無いが、先のポリカチオン
添加の場合と略同様に、カチオン性界面活性剤を使用す
るとコンプレックスを形成する事から、本発明に於いて
はアニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、ポリ
オール化合物、アミド化合物等を用いる事が好ましい。
この様なものとしては例えばアニオン性界面活性剤とし
ては炭素数14のα−オレフィンスルホン酸ソーダ、ラウ
リル硫酸ソーダ等があげられ、ノニオン性界面活性剤と
してはトウィーン80、炭素数12のジエタノールアマイド
等があげられ、ポリオール化合物としては粘度平均分子
量90〜10,000のポリグリセリン、ポリエチレングリコー
ル等があげられ、アミド化合物としてはポリアクリルア
ミド等があげられる。
添加の場合と略同様に、カチオン性界面活性剤を使用す
るとコンプレックスを形成する事から、本発明に於いて
はアニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、ポリ
オール化合物、アミド化合物等を用いる事が好ましい。
この様なものとしては例えばアニオン性界面活性剤とし
ては炭素数14のα−オレフィンスルホン酸ソーダ、ラウ
リル硫酸ソーダ等があげられ、ノニオン性界面活性剤と
してはトウィーン80、炭素数12のジエタノールアマイド
等があげられ、ポリオール化合物としては粘度平均分子
量90〜10,000のポリグリセリン、ポリエチレングリコー
ル等があげられ、アミド化合物としてはポリアクリルア
ミド等があげられる。
また、セルロース溶液に対しては、上記組成の他に必
要に応じて着色剤、脱臭剤、防菌剤等の補助成分を添加
する事は任意である。
要に応じて着色剤、脱臭剤、防菌剤等の補助成分を添加
する事は任意である。
斯くして、高分子電解質とセルロース溶液、補強繊
維、起泡剤、結晶芒硝、その他の添加剤とを混合、成形
し、加熱凝固させた後、酸処理、水洗等を行い、セルロ
ーススポンジを得るわけであるが、ここで混合の方法に
関しては特に限定はされないものの、混合物中の結晶芒
硝の転移開始温度が10℃である事より、それ以上の温度
になると、結晶芒硝中の塩の溶出、増加にともない塩析
現象が起こり、混合中に凝固が始まる事となるので好ま
しくない。加熱温度は90℃以上が良好であり、酸処理、
水洗等は一般に採用される方法を用いれば良い。
維、起泡剤、結晶芒硝、その他の添加剤とを混合、成形
し、加熱凝固させた後、酸処理、水洗等を行い、セルロ
ーススポンジを得るわけであるが、ここで混合の方法に
関しては特に限定はされないものの、混合物中の結晶芒
硝の転移開始温度が10℃である事より、それ以上の温度
になると、結晶芒硝中の塩の溶出、増加にともない塩析
現象が起こり、混合中に凝固が始まる事となるので好ま
しくない。加熱温度は90℃以上が良好であり、酸処理、
水洗等は一般に採用される方法を用いれば良い。
斯くして得られたセルローススポンジは、マトリック
スとなるセルロースと補強繊維以外の添加成分は、ほと
んど全て凝固、後処理の段階でスポンジの系外に溶出す
る事から、ポリオール類を含浸したセルローススポンジ
とは、本質的に異なる事は言うまでもない。
スとなるセルロースと補強繊維以外の添加成分は、ほと
んど全て凝固、後処理の段階でスポンジの系外に溶出す
る事から、ポリオール類を含浸したセルローススポンジ
とは、本質的に異なる事は言うまでもない。
第1図(a)〜(d)は、本発明のセルローススポン
ジ及び従来のセルローススポンジの電子顕微鏡写真(SE
M)であり、第1図から明らかなように、本発明のセル
ローススポンジ(第1図(a)、(c))は、スポンジ
の空隙を形成するマトリックスにも更に該空隙に比較し
て極めて小さい気孔及び凹凸を無数に有する構造であ
り、従来のセルローススポンジ(第1図(b)、
(d))のものと、構造上著しく異なっている。
ジ及び従来のセルローススポンジの電子顕微鏡写真(SE
M)であり、第1図から明らかなように、本発明のセル
ローススポンジ(第1図(a)、(c))は、スポンジ
の空隙を形成するマトリックスにも更に該空隙に比較し
て極めて小さい気孔及び凹凸を無数に有する構造であ
り、従来のセルローススポンジ(第1図(b)、
(d))のものと、構造上著しく異なっている。
即ち、本発明は2種類以上の高分子(セルロースザン
テート、高分子電解質等)が溶解している混合物(低
温;約8℃)を高温度(90℃以上)な浴中に投入して凝
固しようとする際、セルロースが高温浴中で再生される
段階で、高分子電解質とセルロースの間に、相分離が発
生し、その結果前記変調的構造が形成される。この変調
的構造が柔軟性を向上させるわけである。然るに、非イ
オン性高分子や低分子の電解質やその他の物質を加えて
も、この相分離が発生しないので気孔及び凹凸が形成さ
れず、その結果そのスポンジは、曲げ剛性値;Y(gf・cm
3/cm)、及び曲げ回復値;Z(gf・cm/cm)はセルロース
スポンジの厚さ;X(mm)との関係において、Y>0.07X3
+0.39X2−0.04X+0.04、Z>0.24X3+1.17X2−0.78X+
0.08となり成形スポンジは非常に硬いものとなる。
テート、高分子電解質等)が溶解している混合物(低
温;約8℃)を高温度(90℃以上)な浴中に投入して凝
固しようとする際、セルロースが高温浴中で再生される
段階で、高分子電解質とセルロースの間に、相分離が発
生し、その結果前記変調的構造が形成される。この変調
的構造が柔軟性を向上させるわけである。然るに、非イ
オン性高分子や低分子の電解質やその他の物質を加えて
も、この相分離が発生しないので気孔及び凹凸が形成さ
れず、その結果そのスポンジは、曲げ剛性値;Y(gf・cm
3/cm)、及び曲げ回復値;Z(gf・cm/cm)はセルロース
スポンジの厚さ;X(mm)との関係において、Y>0.07X3
+0.39X2−0.04X+0.04、Z>0.24X3+1.17X2−0.78X+
0.08となり成形スポンジは非常に硬いものとなる。
本発明によれば、セルロース溶液への添加剤として、
補強繊維、起泡剤、結晶芒硝と共に高分子電解質を用い
てセルローススポンジを製造しているため、得られた製
品は、空隙を形成するマトリックスが、該空隙に比較し
て極めて小さい気孔及び凹凸を無数に有する構造のもの
であり、そのスポンジの風合は非常に良く、しかも何度
洗浄したところでその風合に変化はなく常に良好であっ
た。また、吸液性を測定したところこれも非常に良好な
性能を有していた。本発明によるセルローススポンジを
ウェス、タオル等に用いたところ、非常にソフトな使用
感であった。また、吸収性物品の吸収体として使用した
ところ、非常に良好な感触、吸液性を示した。
補強繊維、起泡剤、結晶芒硝と共に高分子電解質を用い
てセルローススポンジを製造しているため、得られた製
品は、空隙を形成するマトリックスが、該空隙に比較し
て極めて小さい気孔及び凹凸を無数に有する構造のもの
であり、そのスポンジの風合は非常に良く、しかも何度
洗浄したところでその風合に変化はなく常に良好であっ
た。また、吸液性を測定したところこれも非常に良好な
性能を有していた。本発明によるセルローススポンジを
ウェス、タオル等に用いたところ、非常にソフトな使用
感であった。また、吸収性物品の吸収体として使用した
ところ、非常に良好な感触、吸液性を示した。
実施例1 6℃に温度調整した攪拌機中、粘度平均分子量60,000
のセルロース9重量%及びアルカリ5重量%を含むビス
コース(セルロースザンテート水溶液)に対し、高分子
電解質として、粘度平均分子量70,000のポリアクリル酸
ソーダ4重量%(20%水溶液として使用)、起泡剤とし
て、炭素数14のα−オレフィンスルホン酸ソーダ2重量
%、ポリエチレングリコール(#600)3重量%、及び
補強繊維として長さ10mmのラミー麻4重量%を添加混合
した後、結晶芒硝をビコース中のセルロースと補強繊維
の合計量に対して、40倍重量になるように添加混合し、
3通りの厚さに成形後、90〜100℃の熱水で1時間凝固
した後、4%硫酸中に浸漬してセルロースを完全に再生
し、水洗、乾燥して厚さ1.5、2.5、4.0mmのセルロース
スポンジを得た。得られたセルローススポンジの電子顕
微鏡写真を第1図(a)、(c)に示す。
のセルロース9重量%及びアルカリ5重量%を含むビス
コース(セルロースザンテート水溶液)に対し、高分子
電解質として、粘度平均分子量70,000のポリアクリル酸
ソーダ4重量%(20%水溶液として使用)、起泡剤とし
て、炭素数14のα−オレフィンスルホン酸ソーダ2重量
%、ポリエチレングリコール(#600)3重量%、及び
補強繊維として長さ10mmのラミー麻4重量%を添加混合
した後、結晶芒硝をビコース中のセルロースと補強繊維
の合計量に対して、40倍重量になるように添加混合し、
3通りの厚さに成形後、90〜100℃の熱水で1時間凝固
した後、4%硫酸中に浸漬してセルロースを完全に再生
し、水洗、乾燥して厚さ1.5、2.5、4.0mmのセルロース
スポンジを得た。得られたセルローススポンジの電子顕
微鏡写真を第1図(a)、(c)に示す。
実施例2 実施例1において、粘度平均分子量1,500(40%水溶
液として使用)及び1,000,000(10%水溶液として使
用)のポリアクリル酸ソーダを用いた以外は同様の方法
でセルローススポンジを得た。
液として使用)及び1,000,000(10%水溶液として使
用)のポリアクリル酸ソーダを用いた以外は同様の方法
でセルローススポンジを得た。
実施例3 実施例1において、ポリアクリル酸ソーダの添加量を
8重量%とした以外は同様の方法でセルローススポンジ
を得た。
8重量%とした以外は同様の方法でセルローススポンジ
を得た。
実施例4 実施例1において、高分子電解質をポリスチレンスル
ホン酸ソーダ(40%水溶液として使用、Mv=14,000)と
した以外は同様の方法でセルローススポンジを得た。
ホン酸ソーダ(40%水溶液として使用、Mv=14,000)と
した以外は同様の方法でセルローススポンジを得た。
実施例5 実施例1において、高分子電解質をポリグルタミン酸
ソーダ(40%水溶液として使用、Mv=7,000)とした以
外は同様の方法でセルローススポンジを得た。
ソーダ(40%水溶液として使用、Mv=7,000)とした以
外は同様の方法でセルローススポンジを得た。
実施例6 実施例1において、高分子電解質をマレイン酸−スチ
レン共重合体中和物(10%水溶液として使用、MV=12,0
00)とした以外は同様の方法でセルローススポンジを得
た。
レン共重合体中和物(10%水溶液として使用、MV=12,0
00)とした以外は同様の方法でセルローススポンジを得
た。
実施例7 実施例1において、高分子電解質をアルギン酸ソーダ
(10%水溶液として使用、Mv=50,000)とした以外は同
様の方法でセルローススポンジを得た。
(10%水溶液として使用、Mv=50,000)とした以外は同
様の方法でセルローススポンジを得た。
比較例1 実施例1において、高分子電解質を添加しなかった以
外は同様の方法でセルローススポンジを得た。得られた
セルローススポンジの電子顕微鏡写真を第1図(b)
(d)に示す。
外は同様の方法でセルローススポンジを得た。得られた
セルローススポンジの電子顕微鏡写真を第1図(b)
(d)に示す。
比較例2 比較例1において、非イオン性高分子としてポリビニ
ルアルコール(10%水溶液として使用、Mv=70,000)を
4重量%添加した以外は同様の方法でセルローススポン
ジを得た。
ルアルコール(10%水溶液として使用、Mv=70,000)を
4重量%添加した以外は同様の方法でセルローススポン
ジを得た。
比較例3 比較例1において、アクリル酸ソーダを4重量%添加
した以外は同様の方法でセルローススポンジを得た。
した以外は同様の方法でセルローススポンジを得た。
比較例4 比較例1において得られたセルローススポンジに、グ
リセリンを20%添加して、乾燥したスポンジ(A)及び
これを十分水洗し、再び乾燥してスポンジ(B)を得
た。
リセリンを20%添加して、乾燥したスポンジ(A)及び
これを十分水洗し、再び乾燥してスポンジ(B)を得
た。
斯くして得られたセルローススポンジについて、カト
ーテック(株)社製純曲げ試験機(KES−FB2)を用い、
20℃、65%RHの雰囲気中、2*10cmにカットしたスポン
ジに一定の曲率を与え、曲げ剛性値及び曲げ回復値を測
定した。尚、手で触って感触(官能)に関しても比較の
ために測定した。また、得られたスポンジを10*10cmに
カットし水に3分間浸漬した後、金網上で5分間水切り
した時の吸液倍率を測定した。その結果を第1表、第2
表及び第3表に示した。
ーテック(株)社製純曲げ試験機(KES−FB2)を用い、
20℃、65%RHの雰囲気中、2*10cmにカットしたスポン
ジに一定の曲率を与え、曲げ剛性値及び曲げ回復値を測
定した。尚、手で触って感触(官能)に関しても比較の
ために測定した。また、得られたスポンジを10*10cmに
カットし水に3分間浸漬した後、金網上で5分間水切り
した時の吸液倍率を測定した。その結果を第1表、第2
表及び第3表に示した。
第1図(a)、(c)は本発明のセルローススポンジの
繊維形状を示す電子顕微鏡写真((a)は50倍拡大、
(c)は1000倍拡大)第1図(b),(d)は、従来品
のセルローススポンジの繊維形状を示す電子顕微鏡写真
((b)は50倍拡大、(d)は1000倍拡大)である。
繊維形状を示す電子顕微鏡写真((a)は50倍拡大、
(c)は1000倍拡大)第1図(b),(d)は、従来品
のセルローススポンジの繊維形状を示す電子顕微鏡写真
((b)は50倍拡大、(d)は1000倍拡大)である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08J 9/16 - 9/26 102
Claims (2)
- 【請求項1】補強繊維、起泡剤、結晶芒硝及び高分子電
解質を含有するセルロースから成るスポンジであって、
該スポンジの空隙を形成するマトリックスが該空隙に比
較して極めて小さい気孔及び凹凸を無数に有するセルロ
ーススポンジ。 - 【請求項2】密度が0.8g/cm3以下で、含水率が25%以下
であるセルローススポンジの曲げ剛性値;Y(gf・cm2/c
m)、曲げ回復値;Z(gf・cm/cm)がセルローススポンジ
の厚さ;X(mm)との関係においてY≦0.07X3+0.39X2−
0.04X+0.04及び/または、Z≦0.24X3+1.17X2−0.78X
+0.08を満たす事を特徴とする特許請求の範囲第1項記
載のセルローススポンジ。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2331155A JP2829787B2 (ja) | 1990-11-29 | 1990-11-29 | セルローススポンジ及びその製造方法 |
| US07/782,317 US5145736A (en) | 1990-11-29 | 1991-10-24 | Cellulose-derived sponge and process for manufacturing same |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2331155A JP2829787B2 (ja) | 1990-11-29 | 1990-11-29 | セルローススポンジ及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04202244A JPH04202244A (ja) | 1992-07-23 |
| JP2829787B2 true JP2829787B2 (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=18240489
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2331155A Expired - Fee Related JP2829787B2 (ja) | 1990-11-29 | 1990-11-29 | セルローススポンジ及びその製造方法 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5145736A (ja) |
| JP (1) | JP2829787B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100479789C (zh) * | 2004-12-29 | 2009-04-22 | Sca卫生产品股份公司 | 具有处理低粘性粪便物质的改进特性的吸收性制品 |
| EP2119454A4 (en) * | 2006-12-26 | 2012-03-14 | Medrx Co Ltd | A PHARMACEUTICAL COMPOSITION CONTAINING POROUS DRY MATRIX |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CA975500A (en) * | 1969-02-06 | 1975-09-30 | Joseph G. Spitzer | Structures such as applicator pads for cleaning and other purposes, propellant compositions for forming the same, and process |
| US3912667A (en) * | 1971-09-13 | 1975-10-14 | Spitzer Joseph G | Structures such as applicator pads for cleaning and other purposes, propellant compositions for forming the same and process |
| US4328319A (en) * | 1980-10-27 | 1982-05-04 | Restech Research Limited Partnership | Process for preparing propellant compositions forming foamed structures containing open and/or closed cells |
| US4422877A (en) * | 1980-10-28 | 1983-12-27 | Restech Research Limited Partnership | Synthetic polymer-propellant compositions forming cold foamed structures having a temperature at least 30° C. below ambient temperature and containing open and/or closed cells |
| JPH02135235A (ja) * | 1988-11-15 | 1990-05-24 | Lion Corp | ビスコーススポンジ及びその製造方法 |
| JPH02160844A (ja) * | 1988-12-15 | 1990-06-20 | Lion Corp | ビスコーススポンジ及びその製造方法 |
-
1990
- 1990-11-29 JP JP2331155A patent/JP2829787B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1991
- 1991-10-24 US US07/782,317 patent/US5145736A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04202244A (ja) | 1992-07-23 |
| US5145736A (en) | 1992-09-08 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2000506404A (ja) | 延伸されたptfe部材及びそれを用いてなる物品 | |
| CS204034B2 (en) | Steam receiving and steam permeating flat shapes from natural or synthetic rubber or from rubbery polymers | |
| JP2829787B2 (ja) | セルローススポンジ及びその製造方法 | |
| CN101974230B (zh) | 剑麻微纤维/明胶复合材料 | |
| JP2660981B2 (ja) | 改質シルクパウダー固着布帛及びその製造方法 | |
| DE69711232T2 (de) | Celluloseschwämme | |
| JPH09255702A (ja) | セルロース溶解用溶媒組成物 | |
| JP2001164419A (ja) | 改質セルロース再生繊維の製造方法 | |
| JP7466288B2 (ja) | シリコーン多孔体およびその製造方法 | |
| JP2001164418A (ja) | 改質セルロース再生繊維の製造法 | |
| JPH0112848B2 (ja) | ||
| JP2628077B2 (ja) | ビスコーススポンジ及びその製造方法 | |
| US2914493A (en) | Cellulose sponge composition containing polyethylene terephthalate fiber and method of making | |
| JPH02160843A (ja) | シート状成形セルローススポンジの製造方法 | |
| JPH0665864A (ja) | 複合シート物 | |
| KR0125111B1 (ko) | 은면조 인공피혁의 제조방법 | |
| JPH02135235A (ja) | ビスコーススポンジ及びその製造方法 | |
| JPH0351370A (ja) | ドライタッチなコーティング布帛 | |
| JPH06330461A (ja) | 吸水・速乾性に優れた繊維構造物 | |
| JP3194463B2 (ja) | セルローストリアセテート繊維の製造方法 | |
| JPH0756111B2 (ja) | ドライタッチなコーティング布帛 | |
| JPH02125725A (ja) | 高抱水性複合体およびその製造方法 | |
| JPS6045679A (ja) | 繊維製品の防水加工法 | |
| JP2004083413A (ja) | スキンケア用多孔質状シート及びその製造方法 | |
| CN118756501A (zh) | 一种吸湿透气超细纤维合成革 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |