JP2830285B2 - 光検知素子の製造方法 - Google Patents
光検知素子の製造方法Info
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- JP2830285B2 JP2830285B2 JP2015313A JP1531390A JP2830285B2 JP 2830285 B2 JP2830285 B2 JP 2830285B2 JP 2015313 A JP2015313 A JP 2015313A JP 1531390 A JP1531390 A JP 1531390A JP 2830285 B2 JP2830285 B2 JP 2830285B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 多素子型の光検知素子の製造方法に関し、 素子分離が確実で、高密度に配置された多素子型の光
検知素子を目的とし、 基板上に形成した水銀を含むP型の化合物半導体結晶
にイオンミリング法で、前記基板面に達する素子分離用
の溝を形成し、前記化合物半導体結晶を含む基板を水銀
蒸気の雰囲気内で加熱処理して、前記イオンミリングの
損傷によりN型領域に変換された溝の側壁領域をP型領
域に回復させて当該化合物半導体結晶を所定のキャリア
濃度のP型結晶とした後、前記溝で分離された化合物半
導体結晶毎の所定領域に素子形成用不純物を選択的に導
入してそれぞれ素子分離された多数の光検知用P−N接
合素子を形成することで構成する。
検知素子を目的とし、 基板上に形成した水銀を含むP型の化合物半導体結晶
にイオンミリング法で、前記基板面に達する素子分離用
の溝を形成し、前記化合物半導体結晶を含む基板を水銀
蒸気の雰囲気内で加熱処理して、前記イオンミリングの
損傷によりN型領域に変換された溝の側壁領域をP型領
域に回復させて当該化合物半導体結晶を所定のキャリア
濃度のP型結晶とした後、前記溝で分離された化合物半
導体結晶毎の所定領域に素子形成用不純物を選択的に導
入してそれぞれ素子分離された多数の光検知用P−N接
合素子を形成することで構成する。
本発明は光検知素子の製造方法に係り、特に素子分離
領域の面積を小さくして高密度に配置された多素子型の
光検知素子の製造方法に関する。
領域の面積を小さくして高密度に配置された多素子型の
光検知素子の製造方法に関する。
光検知素子のような赤外線検知素子は、エネルギーバ
ンドギャップの狭い水銀・カドミウム・テルル(Hg1-xC
dxTe)のような化合物半導体結晶を素子形成材料として
用いており、これ等の素子は高解像度化を図るために、
上記結晶基板上に出来るだけ高密度に配置することが望
まれる。
ンドギャップの狭い水銀・カドミウム・テルル(Hg1-xC
dxTe)のような化合物半導体結晶を素子形成材料として
用いており、これ等の素子は高解像度化を図るために、
上記結晶基板上に出来るだけ高密度に配置することが望
まれる。
ところで上記検知素子を結晶基板に多数配置した場
合、該素子間の距離が該結晶基板で光電変換されたキャ
リアの拡散長よりも短くなると、検知素子で得られる信
号にクロストークを発生することになり、このクロスト
ークの発生を防止した検知素子が望まれる。
合、該素子間の距離が該結晶基板で光電変換されたキャ
リアの拡散長よりも短くなると、検知素子で得られる信
号にクロストークを発生することになり、このクロスト
ークの発生を防止した検知素子が望まれる。
従来、このようなクロストークの発生を防止した光検
知素子として本出願人は以前に特願昭61−281341号に於
いてP+型Hg1-xCdxTe結晶の所定領域に水銀を拡散して前
記P+型Hg1-xCdxTe結晶の空孔を埋めてP型結晶となし、
該P型結晶に素子を形成して前記キャリア濃度の高いP+
型Hg1-xCdxTe結晶を素子分離領域とした素子を提案して
いる。
知素子として本出願人は以前に特願昭61−281341号に於
いてP+型Hg1-xCdxTe結晶の所定領域に水銀を拡散して前
記P+型Hg1-xCdxTe結晶の空孔を埋めてP型結晶となし、
該P型結晶に素子を形成して前記キャリア濃度の高いP+
型Hg1-xCdxTe結晶を素子分離領域とした素子を提案して
いる。
また本出願人は特願昭61−187508号に於いて、CdTe基
板の所定領域に高x値のHg1-xCdxTe結晶を選択的に形成
して、その上に素子形成用の低x値のHg1-xCdxTe結晶を
形成して、前記高x値のHg1-xCdxTe結晶を素子分離領域
とした素子を提案している。
板の所定領域に高x値のHg1-xCdxTe結晶を選択的に形成
して、その上に素子形成用の低x値のHg1-xCdxTe結晶を
形成して、前記高x値のHg1-xCdxTe結晶を素子分離領域
とした素子を提案している。
このような素子分離法の他に、更に製造の容易な方法
としてCdTe基板上に形成した素子形成用のHg1-xCdxTeの
結晶の素子形成領域間に、CdTe基板に到達する迄エッチ
ングにより溝を設けて素子分離する方法がある。
としてCdTe基板上に形成した素子形成用のHg1-xCdxTeの
結晶の素子形成領域間に、CdTe基板に到達する迄エッチ
ングにより溝を設けて素子分離する方法がある。
従来、このような溝を形成する方法としてCdTe基板上
に形成したHg1-xCdxTe結晶上の所定領域にレジスト膜を
形成した後、該レジスト膜をマスクとしてブロム(B
r2)とメタノール(CH3OH)との混合液よりなるエッチ
ング液を用いてCdTe基板に到達する迄エッチングする方
法がある。
に形成したHg1-xCdxTe結晶上の所定領域にレジスト膜を
形成した後、該レジスト膜をマスクとしてブロム(B
r2)とメタノール(CH3OH)との混合液よりなるエッチ
ング液を用いてCdTe基板に到達する迄エッチングする方
法がある。
然し、この液によるエッチング方法は、エッチングの
方向が等方的になり、アスペクト比(溝の深さ寸法/溝
の幅の寸法)の大きい溝を形成するのが困難で、そのた
め素子分離領域の面積が大きく成って、一枚の基板に配
置する検知素子の数が低下し、高密度に素子を配置する
ことが出来ない問題がある。
方向が等方的になり、アスペクト比(溝の深さ寸法/溝
の幅の寸法)の大きい溝を形成するのが困難で、そのた
め素子分離領域の面積が大きく成って、一枚の基板に配
置する検知素子の数が低下し、高密度に素子を配置する
ことが出来ない問題がある。
このような高アスペクト比の溝を形成する方法として
アルゴンガスを用いたイオンミリング法が従来より提案
されている。
アルゴンガスを用いたイオンミリング法が従来より提案
されている。
然し、特開昭57−170577号によると、第3図に示すよ
うに、このようなイオンミリング法でCdTe基板1上に形
成されたHg1-xCdxTe結晶2をエッチングすると、溝3お
よび溝の周囲の領域がイオンミリングの際のイオンの衝
撃に依って損傷を受け、この損傷された領域よりHgがHg
1-xCdxTe結晶中に格子間不純物として導入され、この格
子間内に導入されたHgがN型不純物と成ってN+層4が形
成される。
うに、このようなイオンミリング法でCdTe基板1上に形
成されたHg1-xCdxTe結晶2をエッチングすると、溝3お
よび溝の周囲の領域がイオンミリングの際のイオンの衝
撃に依って損傷を受け、この損傷された領域よりHgがHg
1-xCdxTe結晶中に格子間不純物として導入され、この格
子間内に導入されたHgがN型不純物と成ってN+層4が形
成される。
このように、溝3および溝の周囲の領域にN+層4が形
成されると、該溝で画定された素子形成領域5にN型の
不純物をイオン注入してN型層6を形成すると、該N型
層6と前記イオンミリングの際に形成されたN+層4とが
接触し、該溝が素子分離の機能を果たさなく成る問題が
ある。
成されると、該溝で画定された素子形成領域5にN型の
不純物をイオン注入してN型層6を形成すると、該N型
層6と前記イオンミリングの際に形成されたN+層4とが
接触し、該溝が素子分離の機能を果たさなく成る問題が
ある。
本発明は上記した問題点を除去し、高アスペクト比の
溝をイオンミリング法で形成しても、前記N+層が溝、お
よび溝の周囲の領域に形成されずに、高密度に素子が配
置できるようにした光検知素子の製造方法を目的とす
る。
溝をイオンミリング法で形成しても、前記N+層が溝、お
よび溝の周囲の領域に形成されずに、高密度に素子が配
置できるようにした光検知素子の製造方法を目的とす
る。
上記目的を達成する本発明の光検知素子の製造方法
は、基板上に形成した水銀を含むP型の化合物半導体結
晶にイオンミリング法で、前記基板面に達する素子分離
用の溝を形成し、前記化合物半導体結晶を含む基板を水
銀蒸気の雰囲気内で加熱処理して、前記イオンミリング
の損傷によりN型領域に変換された溝の側壁領域をP型
領域に回復させて当該化合物半導体結晶を所定のキャリ
ア濃度のP型結晶とした後、前記溝で分離された化合物
半導体結晶毎の所定領域に素子形成用不純物を選択的に
導入してそれぞれ素子分離された多数の光検知用P−N
接合素子を形成することを特徴としている。
は、基板上に形成した水銀を含むP型の化合物半導体結
晶にイオンミリング法で、前記基板面に達する素子分離
用の溝を形成し、前記化合物半導体結晶を含む基板を水
銀蒸気の雰囲気内で加熱処理して、前記イオンミリング
の損傷によりN型領域に変換された溝の側壁領域をP型
領域に回復させて当該化合物半導体結晶を所定のキャリ
ア濃度のP型結晶とした後、前記溝で分離された化合物
半導体結晶毎の所定領域に素子形成用不純物を選択的に
導入してそれぞれ素子分離された多数の光検知用P−N
接合素子を形成することを特徴としている。
イオンミリングの際のP+型Hg1-xCdxTe結晶の損傷によ
って溝、および溝の周囲がN+層に変換するのはイオンミ
リングされて損傷された箇所より、HgがHg1-xCdxTe結晶
の格子間不純物と成って侵入するためで、この格子間に
侵入したHgがN型不純物となってN+層が形成される。
って溝、および溝の周囲がN+層に変換するのはイオンミ
リングされて損傷された箇所より、HgがHg1-xCdxTe結晶
の格子間不純物と成って侵入するためで、この格子間に
侵入したHgがN型不純物となってN+層が形成される。
このようなイオンミリングによって溝、および溝の周
囲の領域に損傷を生じたHg1-xCdxTe結晶を有する基板を
水銀蒸気内で加熱すると、この格子間のHgは、加熱の際
の拡散によってHg1-xCdxTe結晶表面より蒸発して上記N+
層に変換された溝および溝の周囲の領域がP型層に回復
する。
囲の領域に損傷を生じたHg1-xCdxTe結晶を有する基板を
水銀蒸気内で加熱すると、この格子間のHgは、加熱の際
の拡散によってHg1-xCdxTe結晶表面より蒸発して上記N+
層に変換された溝および溝の周囲の領域がP型層に回復
する。
一方、溝の周囲の領域以外の領域のP+型Hg1-xCdxTe結
晶中にはHg空孔が形成されており、このHg空孔はアクセ
プタの不純物となるので、Hg蒸気内で加熱することでHg
空孔を埋めてHg空孔の濃度を制御して所定のアクセプタ
濃度のP型層となり、溝、および溝の周囲領域がP型層
に変換し、損傷を受けた箇所がP型層に回復した高アス
ペクト比の溝が形成される。
晶中にはHg空孔が形成されており、このHg空孔はアクセ
プタの不純物となるので、Hg蒸気内で加熱することでHg
空孔を埋めてHg空孔の濃度を制御して所定のアクセプタ
濃度のP型層となり、溝、および溝の周囲領域がP型層
に変換し、損傷を受けた箇所がP型層に回復した高アス
ペクト比の溝が形成される。
そしてこの溝で画定された素子形成領域にN型の不純
物を導入すると、高密度に配置された多素子型の光検知
素子が得られる。
物を導入すると、高密度に配置された多素子型の光検知
素子が得られる。
〔実 施 例〕 以下、図面を用いて本発明の一実施例につき詳細に説
明する。
明する。
第1図(a)に示すようにCdTe基板11上に厚さが15μ
m程度でキャリア濃度が1×1017/cm3のP型のHg1-xCdx
Te結晶12を液相エピタキシャル成長方法により形成す
る。
m程度でキャリア濃度が1×1017/cm3のP型のHg1-xCdx
Te結晶12を液相エピタキシャル成長方法により形成す
る。
次いで該基板上にポジ型のレジスト膜13を所定パター
ンに形成し、該レジスト膜13をマスクとしてアルゴンガ
スを用いたイオンミリング法によりエッチングし、深さ
が15μmで幅が10μmの高アスペクト比の溝14を形成す
る。
ンに形成し、該レジスト膜13をマスクとしてアルゴンガ
スを用いたイオンミリング法によりエッチングし、深さ
が15μmで幅が10μmの高アスペクト比の溝14を形成す
る。
次いで前記レジスト膜を除去すると第1図(b)に示
すような状態となる。
すような状態となる。
次いで第2図に示すように、アンプル15内に前記溝を
形成したCdTe基板11と、水銀収容容器16内に収容した水
銀17を封入し、該アンプルを440℃の温度の加熱炉18内
で48時間加熱した後、該アンプルを加熱炉より取り出し
て水中へ入れて急冷する。
形成したCdTe基板11と、水銀収容容器16内に収容した水
銀17を封入し、該アンプルを440℃の温度の加熱炉18内
で48時間加熱した後、該アンプルを加熱炉より取り出し
て水中へ入れて急冷する。
このように基板を急冷するのは、水銀の拡散の拡散量
を所定の値に抑えてキャリア濃度を所定の値に固定する
ためである。
を所定の値に抑えてキャリア濃度を所定の値に固定する
ためである。
このようにするとHg1-xCdxTe結晶はキャリア濃度が2
×1016/cm3のP型結晶となり、イオンミリングによりN+
層に変換した溝、および溝の周囲領域もP型層に回復す
る。
×1016/cm3のP型結晶となり、イオンミリングによりN+
層に変換した溝、および溝の周囲領域もP型層に回復す
る。
次いで第1図(c)に示すように、上記溝14で画定さ
れた素子形成領域19にボロン(B+)イオンをイオン注入
してN型層21を形成してP−N接合を形成して光検知素
子を形成する。
れた素子形成領域19にボロン(B+)イオンをイオン注入
してN型層21を形成してP−N接合を形成して光検知素
子を形成する。
このようにすると、高アスペクト比の溝で素子分離さ
れ、高密度に配置された多素子の光検知素子が得られ
る。
れ、高密度に配置された多素子の光検知素子が得られ
る。
以上の説明から明らかなように本発明によれば、クロ
ストークの発生しない、高密度に配置された多素子型の
光検知素子が得られる効果がある。
ストークの発生しない、高密度に配置された多素子型の
光検知素子が得られる効果がある。
第1図(a)より第1図(c)迄は、本発明の方法を示
す断面図、 第2図は本発明の方法の説明図、 第3図は従来の方法で形成した素子の不都合な状態を示
す断面図である。 図において、 11はCdTe基板、12はP型Hg1-xCdxTe結晶、13はレジスト
膜、14は溝、15はアンプル、16は水銀収容容器、17は水
銀、18は加熱炉、19は素子形成領域、21はN型層を示
す。
す断面図、 第2図は本発明の方法の説明図、 第3図は従来の方法で形成した素子の不都合な状態を示
す断面図である。 図において、 11はCdTe基板、12はP型Hg1-xCdxTe結晶、13はレジスト
膜、14は溝、15はアンプル、16は水銀収容容器、17は水
銀、18は加熱炉、19は素子形成領域、21はN型層を示
す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 27/14 H01L 21/477 H01L 31/0264
Claims (1)
- 【請求項1】基板上に形成した水銀を含むP型の化合物
半導体結晶にイオンミリング法で、前記基板面に達する
素子分離用の溝を形成し、 前記化合物半導体結晶を含む基板を水銀蒸気の雰囲気内
で加熱処理して、前記イオンミリングの損傷によりN型
領域に変換された溝の側壁領域をP型領域に回復させて
当該化合物半導体結晶を所定のキャリア濃度のP型結晶
とした後、 前記溝で分離された化合物半導体結晶毎の所定領域に素
子形成用不純物を選択的に導入してそれぞれ素子分離さ
れた多数の光検知用P−N接合素子を形成することを特
徴とする光検知素子の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2015313A JP2830285B2 (ja) | 1990-01-24 | 1990-01-24 | 光検知素子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2015313A JP2830285B2 (ja) | 1990-01-24 | 1990-01-24 | 光検知素子の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03219671A JPH03219671A (ja) | 1991-09-27 |
| JP2830285B2 true JP2830285B2 (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=11885297
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2015313A Expired - Lifetime JP2830285B2 (ja) | 1990-01-24 | 1990-01-24 | 光検知素子の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2830285B2 (ja) |
-
1990
- 1990-01-24 JP JP2015313A patent/JP2830285B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03219671A (ja) | 1991-09-27 |
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