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JP2837446B2 - 二段作動ステーダンパ - Google Patents
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JP2837446B2 - 二段作動ステーダンパ - Google Patents

二段作動ステーダンパ

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JP2837446B2
JP2837446B2 JP19033989A JP19033989A JP2837446B2 JP 2837446 B2 JP2837446 B2 JP 2837446B2 JP 19033989 A JP19033989 A JP 19033989A JP 19033989 A JP19033989 A JP 19033989A JP 2837446 B2 JP2837446 B2 JP 2837446B2
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rod
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ハッチバック車におけるバックドアの開
閉操作の補助用として最適であって、しかも、その最伸
長状態やその近似状態からの収縮作動開始時に該収縮作
動を一時的に阻止し得て、上記バックドアのバタツキや
不測の下降事態を防止するに最適となる二段作動ステー
ダンパに関する。
〔従来技術とその課題〕
旧来、ハッチバック車におけるバックドアには、その
開閉操作の補助用としてのステーダンパが附設されてな
るとするが、該ステーダンパは、その最伸長時にバック
ドアを全開状態に維持し、雪積や風力等の外力作用で簡
単に収縮作動して、上記バックドアを閉鎖方向に作動さ
せないように形成されていることが前提とされている。
そこで、その最伸長時に大きい収縮阻止力、即ち、突
っ張り力を発揮できるように、ステーダンパ内部におけ
るガス圧を高く設定する手段を採択し得ることになる
が、この内部ガス圧を高圧化する手段の採択は、該ステ
ーダンパの収縮作動操作力を不必要に増加させることに
なる。
即ち、近年では、この種のステーダンパは、荷物の出
し入れ等の邪魔にならないように、バックドアを高く跳
ね上げてバックドアを全開状態にし得るように形成され
ていることが必要とされる反面、閉塞操作力を増加する
ことなしに、全開近傍の保持力のみ大きくすることが要
望されている そして、従来から、例えば、その伸縮作動領域内にお
いて、ロッド体とこれが挿通されるシリンダ体との間
で、該ステーダンパの軸芯を中心にしてロッド体側ある
いはシリンダ体側を回動操作し、または、ロッド体側あ
るいはシリンダ体側に配設等されている部材を回動操作
する等して、上記ロッド体のシリンダ体に対する突出あ
るいは伸縮を阻止し得るようにする等、種々の提案があ
る。
しかしながら、上記のような従来の二段作動ステーダ
ンパにあっては、その二段作動のための構成が所謂スト
ッパ機能を外部構造的に必要とすること等から部材点数
の徒らな増大を招来したり、該ステーダンパ自体を嵩張
らせる等の欠点があった。
この発明は、前記した事情に鑑みて発明されたもので
あって、その目的とするところは、部材点数の徒らな増
大を招来したりそれ自体を嵩張らせたりすることなく、
ハッチバック車におけるバックドアの二段閉まりを可能
にし、かつ、その最伸長時あるいはその近似時からのそ
の収縮作動開始を一時的に阻止し得るようにした二段作
動ステーダンパを提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本発明の手段は、シリン
ダ体と、シリンダ体内にピストン部を介して出没可能に
挿通されたロッド体とを有し、ピストン部とロッド体と
はシリンダ体内に区画したガス室のガス圧で常時伸長方
向に附勢されているステーダンパにおいて、シリンダ体
は端部近傍に内径を小径にする小径部を有し、ロッド体
の外周には当該ロッド体に固定されたストッパ部材と、
ロッド体の外周を摺動するチェックシールと、ストッパ
部材とチェックシールとの間に介装されてチェックシー
ルをピストン部方向に附勢するスプリングとを設け、更
にロッド体の外周には上記チェックシールを迂回し且つ
チェックシールで最伸長位置まで閉塞されているバイパ
ス路を形成し、シリンダ体内にロッド体が最伸長位置か
ら没入される収縮作動時にチェックシールの外周リップ
部が小径部の内周に密接されてロッド体の収縮作動が一
時的に阻止され、更にロッド体に大きな外力を加えて収
縮させた時チェックシールがバイパス路を開き且つ小径
部の内周に摺接しながらロッド体に伴なって移動するこ
とを特徴とするものである。
この場合、シリンダ体内のピストン側油室内にフリー
ピストンを摺動自在に有してなると共に、該フリーピス
トンで区画形成されたガス室を有してなり、該ガス室に
おけるガス圧で該ステーダンパを伸長傾向に附勢してな
る。
同じく、シリンダ体内をピストン部が摺動する際に、
該ピストン部において所定の減衰力を発生し得るように
形成されてなる。
同じく、シリンダ体が有する小径部はシリンダ体の開
口端部の近傍部における肉厚部を外部側から縮径するよ
うにして形成されるか、あるいは、シリンダ体の開口端
部の近傍部の内周にカラー部材を配在されることで形成
される。
また、チェックシール及びスプリングは、ロッド体の
軸部の外周に直接、あるいはロッド体のインロー部にピ
ストン部に直列するように併設されるカラー部材の外周
に介装されている。更にチェックシールが小径部に摺接
されるとき、シリンダ体内のロッド側油室内に上記チェ
ックシールで区画される容室をシリンダ体の開口端側に
形成してなると共に、該容室内に作動油を停滞させ得る
ように形成される。
さらに、チェックシールがスプリングの附勢力に打ち
勝って後退されるときに、ロッド体外周にあるいはロッ
ド体外周のカラー部材に開穿されているバイパス路が開
放されるように形成され、該開放されたバイパス路を介
して、上記ロッド側油室内の作動油が容室側に流入され
るように形成されている。
〔作用〕
ハッチバック車におけるバックドアを開放操作する
と、ガス圧による伸長方向への附勢力の作用で、シリン
ダ体内からロッド体が突出するようになり、その伸長作
動が可能になる。
上記の伸長作動時には、予め設定された任意箇所、即
ち、特定のストローク領域において、ロッド体の外周側
に配設されているチェックシールがシリンダ体に形成さ
れている小径部に摺接することになり、その際の摺接抵
抗でその伸長作動が一時的に停止される。
即ち、チェックシールが小径部に摺接する際には、そ
れまで該チェックシールと太径のシリンダ体の内周との
間で自由であった作動油の流れが阻止される。
その結果、バイパス路も閉じているから該チェックシ
ールとシリンダ体の開口端側との間に形成される容室内
に作動油が一時的に停滞されることになり、該ステーダ
ンパの伸長作動が一時的に阻止される。この状態から更
にロッド体に伸長方向の操作力が加わるとチェックシー
ルが内傾することになって容室の作動油をチェックシー
ルと小径部との間の隙間を介して流出させ最伸長位置ま
で伸長させる。
更に最伸長状態からロッド体に収縮方向の外力を加え
るとシリンダ体の小径部に摺接されていたチェックシー
ルが後退してバイパス路を開き、上記ロッド側油室側か
らの作動油が容室内に流入し得ることになり、該ステー
ダンパの収縮作動を可能にする。
即ち、該ステーダンパの伸長作動時における二段作動
が可能になる。
〔実施例〕
以下、図示した実施例に基いて、この発明を詳細に説
明する。
第1図に示すように、この発明の一実施例の二段作動
ステーダンパは、シリンダ体1と、該シリンダ体1内に
出没可能に挿通されるロッド体2と、該ロッド体2の先
端に連設されてシリンダ1体内で摺動するピストン部3
と、を有してなる。
シリンダ1体は、図中左方端となるその開口端部1aの
近傍部の任意の箇所で適宜区間に亙ってその内径を小径
にしてなる小径部10を有してなる。
そして、該小径部10は、この実施例では、上記シリン
ダ体1の肉厚部をその外部側から縮径するようにして形
成されるとしている。
一方、上記シリンダ1体は、その開口端を閉塞するよ
うに、その開口端部1aの内周にべアリング部材7とオイ
ルシール8とを直列状態で有してなると共に、該べアリ
ング部材7とオイルシール8の軸芯部をロッド体2が摺
動自在に貫通するとしている。
また、上記シリンダ1体は、その開口端部1aの近傍部
の内周に環状のストッパ9をカシメ固着してなる。
そして、該環状のストッパ9は、その内周とロッド体
2の外周との間に適宜の隙間9aを有してなり、該隙間9a
内に後述するロッド体2側に配設されているストッパ部
材6の挿通を可能にしている。
ところで、上記二段作動ステーダンパは、ピストンロ
ッド2が開閉時とも下側になる突上げ方式の取付け以外
は、シリンダ体1内のピストン側油室B内にフリーピス
トンを摺動自在に有してなると共に、該フリーピストン
で区画形成されたガス室を有してなり、該ガス室におけ
るガス圧で該ステーダンパを伸長傾向に附勢するように
形成されてなる。
そして、この二段作動ステーダンパは、シリンダ体1
内をピストン部3が摺動する際に、該ピストン部3に配
設されている減衰バルブ30によって所定の減衰力を発生
し得るように形成されてなる。
一方、ロッド体2は、この実施例において、その軸部
2aの外周に直接介装されるチェックシール4と、該チェ
ックシール4を図中右方向となる前進方向に附勢するス
プリング5と、を有してなる。
そして、チェックシール4の基端4aにスプリング5の
先端5aが隣接されると共に、該スプリング5の基端5bが
前記ストッパ部材6に係止されてなる。
また、上記チェックシール4の先端4bは、ピストン部
3におけるバルブストッパ31とロッド体2の段差部2bと
の間に略筒状に形成されて挾持されているストッパ部材
32に離接自在に当接されている。
さらに、上記チェックシール4の外周リップ部4cは、
シリンダ1体内からロッド体2が突出されるその伸長作
動の際であって、図示する最伸長状態時、あるいは、こ
れに近似する伸長状態時に前記小径部10の内周に摺接さ
れるように形成されてなり、この摺接時に該ステーダン
パの圧縮側の反発力が摺接区間のみ増加されるように形
成されてなる。
それ故、この二段作動ステーダンパにあっては、チェ
ックシール4の外周リップ部4cが小径部10の内周に摺接
される際には、シリンダ体1内のロッド側油室A内に上
記チェックシール4で区画される容室Cがシリンダ体1
の開口端部1a側に形成されてなると共に、該容室C内に
作動油を停滞されるように形成されてなる。
さらに、この二段作動ステーダンパは、第2図に示す
ように、チェックシール4がスプリング5の附勢力に打
ち勝って後退されるときに、ロッド体2に開穿されてい
る切欠溝2cからなるバイパス部Lが開放されるように形
成されてなると共に、該開放されたバイパス路Lを介し
て上記ロッド側油室A内の作動油が容室C内に流入され
るように形成されてなる。
それ故、この発明に係るロッド体2にあっては、その
軸部2a外周が滑動性に優れるように形成されてなると
し、この実施例にあっては、クロームメッキ加工されて
なるとしている。
前記ストッパ部材6は、スプリング5の基端5bを当接
させる鍔部6aを有してなると共に、該鍔部6aに作動油の
通過を許容する切欠孔6bを有してなり、かつ、例えば、
プロジェクション溶接等の適宜の手段でロッド体2の軸
部2a外周に固設されている。
それ故、以上のように形成されてなるこの発明に係る
二段作動ステーダンパは、以下のように作動する。
例えば、ハッチバック車におけるバックドアが開放操
作される等して、該ステーダンパが伸長されると、該ス
テーダンパにおけるガス圧による伸側方向への附勢力の
作用で、シリンダ体1内からロッド体2が突出するよう
になり、その伸長作動が積極的に許容される。
その際、シリンダ体1内のロッド側油室Aからの作動
油がピストン部3を通過してシリンダ体1内のピストン
側油室Bに流入することになり、このとき、ピストン部
3における減衰バルブ30で所定の大きさの減衰力が発生
されることになり、その比較的緩慢な伸長作動が可能と
される。
このとき、ピストン側油室B内においては、図示しな
いフリーピストンによって区画形成されているガス室が
膨張してフリーピストンを移動させ、ピストン側油室B
内における作動油不足を解消する。
上記の伸長作動が一定のストローク行われると、ロッ
ド体2の軸部2a外周に配設されているチェックシール4
がシリンダ体1の内周に形成されている小径部10に摺接
することになり、該ステーダンパをさらに伸長する向き
においては、チェックシール4の外周リップ部4cが所謂
内傾することになって、該外周リップ部4cの外周と小径
部10の内周との間に隙間を形成すると共に、該隙間を介
して上記容室C内に停滞されていた作動油をロッド側油
室A内に流出させることになり、該ステーダンパのさら
なる伸長を可能にする。
そして、該ステーダンパが最伸長状態になると、第1
図に示すように、ロッド体2の軸部2a外周に固設されて
いるストッパ部材6と、シリンダ体1側に固設されてい
るストッパ9とが衝突することになり、該ステーダンパ
のそれ以上の伸長が阻止される。
そして、このとき、チェックシール4は、ロッド体2
に対して後退状態にあって、バイパス路Lを閉鎖したま
まの状態にあり、従って、該ステーダンパが最伸長状態
に維持される。
一方、第1図に示す該ステーダンパの最伸長状態か
ら、前記操作力の向きが該ステーダンパを収縮する方向
に作用する場合においては、シリンダ体1の小径部10に
摺接されているチェックシール4の外周リップ部4cが上
記小径部10に密接される傾向になり、そのため、容室C
内にロッド側油室A側からの作動油の補充がなく、該容
室C内に所謂負圧を生じることになり、該ステーダンパ
の小径部との摺接区間の反発力が増加することになる。
そして、該ステーダンパがさらに大きい外力で収縮操
作される場合には、第2図に示すように、チェックシー
ル4がロッド体2に対して所謂後退し、それ迄、チェッ
クシール4で閉鎖されていたバイパス路Lを開放し、ロ
ッド側油室A内の作動油が容室C内に流入することを可
能にし、該ステーダンパの収縮を可能にする。
そしてまた、上記した収縮操作は、該ステーダンパが
最伸長状態に近似する状態、即ち、ハッチバック車にお
けるバックドアが全開状態とされる前の所謂半開き状態
にある場合であっても小径部との摺接区間であれば可能
になる。
第4図は、前記した実施例においてロッド体2に形成
されているバイパス路Lを示すものであって、これが切
欠溝2cからなるとしているのに対して、図中破線図で示
すように、切欠部2dからなるとしても良い。
第5図は、この発明の他の実施例に係る二段作動ステ
ーダンパを示すものであって、該二段作動ステーダンパ
にあっても基本的には前記した第1図の実施例の場合と
同様に形成されてなるとしている。
従って、その構成部材の同一なる部分については、図
中に同一の符号を付すのみとして、その詳細な説明を省
略し、以下には、その異なる点を中心に説明する。
即ち、この実施例に係る二段作動ステーダンパにあっ
ては、そのシリンダ体1側に形成される小径部10が該シ
リンダ体1の開口端部1aの近傍部内周に固着されている
ストッパ9の延設部9bであって、しかも、該延設部9bが
シリンダ体1の内周側に臨在されことで形成されてなる
としている。
即ち、この実施例に係る二段作動ステーダンパにあっ
ては、そのシリンダ体1がその外周側から縮径されるこ
となく、小径部10が形成されてなるとしている。
また、この実施例に係る二段作動ステーダンパにあっ
ては、バイパス路Lが、第6図にも示すように、ロッド
体2の軸芯部に開穿された縦孔2eと、該縦孔2cの図中左
方端となる下端側に連通する横孔2fと、からなるとして
いる。
そして、上記縦孔2eの図中右方端となる上端は、シリ
ンダ体1内のピストン側油室Bに開口するとし、これに
対して、上記横孔2fの外周側端がシリンダ体1内のロッ
ド側油室A内に開口するとし、該開口端をチェックシー
ル4が閉塞している。
尚、前記延設部9bの図中右方端となるその上端内周
は、所謂テーパー面9cとされていて、該ステーダンパが
最圧縮状態になる場合にチェックシール4の外周リップ
部4cが上記延設部9bで形成される小径部10内に円滑に侵
入され易くなるように配慮されている。
また、この実施例におけるバイパス路Lは、ロッド体
2に開穿された縦孔2eと横孔2fとで形成されてなるとし
ているが、これに代えて、前記した第1図に示す実施例
における切欠溝2cあるいは切欠部2dからなるとしても良
い。
従って、この実施例による場合には、シリンダ体1を
その外周側から縮径することなく小径部10を形成し得る
とすることから、シリンダ体1の外観を変更しなくて済
む利点がある。
第7図は、本発明のさらに他の実施例に係る二段作動
ステーダンパを示すものであって、該二段作動ステーダ
ンパにあっても基本的には前記した第1図の実施例の場
合と同様に形成されてなるとしている。
従って、この実施例において、その構成部材の同一な
る部分については、図中に同一の符号を付して、その詳
細な説明を省略し、以下にその異なる点を中心に説明す
る。
即ち、第7図に示す実施例にあっては、該二段作動ス
テーダンパを構成するロッド体2の外周に介装されるチ
ェックシール4及びスプリング5が、ロッド体2のイン
ロー部2gにピストン部3に直列するように配設されるカ
ラー部材20の外周に介装されてなるとする点で特徴を有
する。
即ち、該カラー部材20は、鍔付き筒状体に形成されて
なり、その本体部20aの先端にロッド体2の段差部2bに
当接される鍔部20bを有すると共に、その本体部20aの外
周に切欠溝20c等からなるバイパス路Lを有してなると
する。
そして、上記鍔部20bがストッパとされて、その図中
左方端面となる下端面が図中右方端面となるストッパ9
の上端面に当接されるとしている。
また、該カラー部材20は、その先端を前記ストッパ部
材32内に案内されるようにして、前記ピストン部3側に
係止される、即ち、ロッド体2のインロー部2gにおい
て、該ロッド体2の段差部2bとピストン部3との間に挾
持されるとしている。
それ故、この実施例にあっては、ロッド体2の軸部2a
外周へのストッパ部材6の固設が省略されること勿論で
ある。
尚、上記鍔部20bには、切欠孔20dが形成されており、
上記インロー部2gには、環状溝2hが形成されてなると共
に、該環状溝2h内には、上記カラー部材20の本体部20a
の内周に密接されるシール21が配在されてなる。
ところで、この実施例にあっても、シリンダ体1は、
小径部10を有してなること勿論であるが、この実施例に
あっては、該小径部10を形成するたの縮径部分がシリン
ダ体1の開口端部1aまでに及んでいる点に特徴がある。
もっとも、この発明に係る二段作動ステーダンパにお
いて、ロッド体2の径を太くすることで容室C内におけ
る負圧を小さくするように設定することを意図する場合
には、図中に破線図で示すように、シリンダ体1の開口
端部1a側の内径を上記小径部10の内径より、即ち、開口
端部1aの外径を上記小径部10の外径より大なるように設
定しても良いこと勿論である。
従って、この実施例による場合には、バイパス路Lが
カラー部材20の外周に形成されることから、カラー部材
20を変更するのみでバイパス路Lを変更できる。即ち、
この発明に係る二段作動ステーダンパの後段ストローク
の特性を変更でき、かつ、シリンダ体1の開口端部1aの
内径及びロッド体2の径を選択することで、伸切時の所
謂保持力の大小を選択できることになる利点がある。
(発明の効果) 以上のように、この発明によれば、ハッチバック車に
おけるバックドアの開閉操作の補助用としてのステーダ
ンパが、上記バックドアの二段閉まりを可能にするのは
勿論のこと、その製造に際して、部材点数の徒らな増大
を招来せず、しかも、該ステーダンパ自体を嵩張らせた
りすることがない利点がある。
そして、この発明によれば、その最伸長状態時、ある
いは、その近似状態時からこれを収縮する方向に雪積や
風力等の外力が作用する場合においては、チェックシー
ルの外周リップ部がシリンダ体の小径部に密接されるこ
とになり、そのため、容室内にロッド側油室側からの作
動油の補充がなく、該容室内に所謂負圧を生じることに
なって、摺接区間の反発力が増加されることになる利点
がある。
また、この発明によれば、シリンダ体側の任意箇所に
その内径を小径にした小径部を設ける一方で、ロッド体
側に上記小径部に摺接するチェックシールを配設して、
特に、その伸長作動時に上記小径部にチェックシールを
摺接させ、該にチェックシールによってシリンダ体内の
開口端側に区画形成される容室内に作動油を一時的に停
滞させることで、該ステーダンパの収縮時の反発力を増
加するように形成されてなるとしたので、バックドアの
収縮操作をする際に、利用者等が所謂調整作業を必要と
することなく、内部機構の機能によって安全かつ確実に
所望の二段閉まり操作を行うことができる利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係る二段作動ステーダン
パの要部を示す部分縦断面図、第2図及び第3図はその
作動状態を示す半裁部分縦断面図、第4図はロッド体の
横断面図、第5図はこの発明の他の実施例に係る二段作
動ステーダンパの要部を示す半裁部分縦断面図、第6図
はそのロッド体の横断面図、第7図はこの発明のさらに
他の実施例に係る二段作動ステーダンパの要部を示す半
裁部分縦断面図である。 〔符号の説明〕 1……シリンダ体、1a……開口端部 2……ロッド体、2a……軸部 2g……インロー部、3……ピストン部 4……チェックシール、4a,5b……基端 4b,5a……先端、4c……外周リップ部 5……スプリング、5a……先端 6,32……ストッパ部材 10……小径部、20……カラー部材 A……ロッド側油室、B……ピストン側油室 C……容室、L……バイパス路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダ体と、シリンダ体内にピストン部
    を介して出没可能に挿通されたロッド体とを有し、ピス
    トン部とロッド体とはシリンダ体内に区画したガス室の
    ガス圧で常時伸長方向に附勢されているステーダンパに
    おいて、シリンダ体は端部近傍に内径を小径にする小径
    部を有し、ロッド体の外周には当該ロッド体に固定され
    たストッパ部材と、ロッド体の外周を摺動するチェック
    シールと、ストッパ部材とチェックシールとの間に介装
    されてチェックシールをピストン部方向に附勢するスプ
    リングとを設け、更にロッド体の外周には上記チェック
    シールを迂回し且つチェックシールで最伸長位置まで閉
    塞されているバイパス路を形成し、シリンダ体内に最伸
    長位置からロッド体が没入される収縮作動時にチェック
    シールの外周リップ部が小径部の内周に密接されてロッ
    ド体の収縮作動が一時的に阻止され、更にロッド体に大
    きな外力を加えて収縮させた時チェックシールがバイパ
    ス路を開き且つ小径部の内周に摺接しながらロッド体に
    伴なって移動することを特徴とする二段作動ステーダン
    パ。
JP19033989A 1989-07-21 1989-07-21 二段作動ステーダンパ Expired - Lifetime JP2837446B2 (ja)

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