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JP2839010B2 - 生産制御方法及び装置 - Google Patents
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JP2839010B2 - 生産制御方法及び装置 - Google Patents

生産制御方法及び装置

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JP2839010B2
JP2839010B2 JP11009096A JP11009096A JP2839010B2 JP 2839010 B2 JP2839010 B2 JP 2839010B2 JP 11009096 A JP11009096 A JP 11009096A JP 11009096 A JP11009096 A JP 11009096A JP 2839010 B2 JP2839010 B2 JP 2839010B2
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

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  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生産制御方法及び
装置に関し、特に、半導体製造ライン或は液晶製造ライ
ン等の複数の工程からなる生産ラインにおいて、予め定
められた仕掛保管棚以外は半製品を保管できない生産ラ
イン、及び予め定められた仕掛保管棚以外の仕掛を極力
少なくすることが望ましいとされる生産ラインに用いて
好適な生産制御方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図15(A)は、上記した予め定められ
た仕掛保管棚以外は半製品を保管できない生産ライン、
及び予め定められた仕掛保管棚以外の仕掛を極力少なく
することが望ましいとされる生産ラインにおける製品の
生産工程の一例を模式的に示した図である。図15
(A)において、工程手順は左から右に進行し、仕掛保
管棚で区切られる工程手順の部分列からなる「工程ブロ
ック」においては、通常、工程仕掛は不可とされ、ある
いは予め定められた仕掛保管棚以外の仕掛を極力少なく
することが要請されている。また、図15(B)は、こ
の種の生産ラインにおける半製品の流れの一例を模式的
に示した図である。
【0003】従来、この種の生産制御装置は、半導体製
造ラインなどで生産性向上、半製品の進捗制御のために
用いられている。
【0004】例えば特開平2−7104号公報、特開平
3−35965号公報等に各種生産制御方式が提案され
ている。
【0005】このうち、特開平2−7104号公報は、
設備モジュールの前段に設けられた保管棚によって被加
工物の品種、処理経路毎に管理することにより、制御上
での絶対品種数を少なくする生産制御方式が提案され、
この方式は、一連の処理経路をなす設備毎にモジュール
化しそのモジュールの前に仕掛棚或はバッファを設け、
仕掛棚やバッファから半製品を出庫するタイミングを制
御して生産を行うものである。なお、この特開平2−7
104号公報には、出庫タイミングの決定方法につい
て、いかなる情報を用いて決定するのかなどの具体的な
方法は記載されていない。
【0006】また、特開平3−35965号公報には、
同一装置又は装置群を繰り返し通る加工工程等に対して
1箇所の装置又は装置群の流れを制御することにより、
製品の流れ全体の管理を簡素化して効果的に生産の進行
制御管理を行うことを可能とした生産制御方法が提案さ
れている。同公報には、出庫タイミングの決定方法とし
て後工程からの要求により半製品の搬送が行われる方法
が挙げられているが、この方法は、半導体生産ラインや
液晶生産ラインのようなジョブショップ型の複雑なライ
ンでは、著しく生産効率が低下するおそれがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以下に従来の生産制御
方式の問題点を説明する。図19は、単純な後工程から
の搬送要求のみにより制御が行われる場合の半製品の流
れを示すタイムチャートの一例である。図19において
は、仕掛保管棚1には、設備群11、設備群12の順で
処理される半製品(A)と、設備群11、設備群13の
順で処理される半製品(B)とが仕掛かっているものと
している。
【0008】図19を参照すると、時刻t1で設備群1
3での処理が終り、前工程である設備群11に搬送要求
が出されるが、設備群11においては、設備群12へ搬
送すべき半製品が滞留しているために、直ちにこの搬送
要求に応えることができない。その後、時刻t2におい
て、設備群12での処理が終り、搬送要求が出され、設
備群12へ搬送される半製品が取り除かれた時に、初め
て、設備群13で処理される半製品の搬送要求を仕掛保
管棚1に出すことが可能となる。即ち、設備群13から
搬送要求が出された時刻t1から、半製品が設備群13
に到着する時刻t5までの間、設備群13は遊休状態と
なる。同様に、各設備群において遊休状態が発生し、生
産効率が低下する。
【0009】また、フローショップ型の生産ラインにお
いて仕掛抑制を行う生産方法として、かんばん方式等が
知られているが、フローショップ型の生産ラインを前提
とした方法のため、半導体生産ラインや液晶生産ライン
のようなジョブショップ型の複雑なラインには適応でき
ない。
【0010】従って、本発明は、上記事情に鑑みて為さ
れたものであって、その目的は、予め決められた単数或
いは複数箇所の仕掛保管棚以外は、半製品を保管できな
い生産ライン、或は、予め決められた仕掛保管棚以外の
仕掛を極力少なくすることが望ましいとされる生産ライ
ンにおいて、生産効率の高い生産制御を実現する方法及
び装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る生産制御装置は、複数の工程からな
り、予め定められた仕掛保管棚以外は半製品を保管でき
ない生産ライン、及び予め定められた仕掛保管棚以外の
仕掛を極力少なくすることが望ましいとされる生産ライ
ンにおいて、設備稼働予定情報、工程手順情報、及び処
理時間情報から、仕掛保管棚間の工程列における適正流
量を算出する流量算出手段と、該算出された適正流量を
基に仕掛保管棚を出庫する時刻の時系列を算出する出庫
時刻算出手段と、該出庫時刻と仕掛情報とから該仕掛保
管棚に対して出庫指示を出す出庫指示手段と、を備えた
ことを特徴とする。
【0012】本発明に係る生産制御装置は、多品種を生
産する生産システムにおいて、前記流量算出手段が、品
種又は品種群の混合比をも参照し、前記適正流量を算出
することを特徴とする。
【0013】また、本発明に係る生産制御方法は、
(a)設備稼働予定情報、工程手順情報、及び処理時間
情報を含む生産情報を基に、生産工程において仕掛保管
棚で区切られる工程手順の部分列である各工程ブロック
における適正流量を算出し、(b)該算出された各工程
ブロックの適正流量を基に仕掛保管棚からの半製品の出
庫時刻を時系列的に算出し、(c)仕掛状況と該出庫時
刻を基に前記仕掛保管棚に出庫指示を与える、ことを特
徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して以下に説明する。
【0015】図1は、本発明の第1の実施の形態を示す
ブロック図である。図1を参照すると、本発明の第1の
実施の形態は、最短処理間隔、工程手順、製品混合比、
設備稼働予定、及び設備状態を記憶する生産情報記憶部
2と、生産情報記憶部2に記憶されるこれらの情報を入
力するための入力装置1と、生産情報を基に仕掛保管棚
に半製品の出庫指示を出す制御部3と、制御部3からの
出庫指示を受け半製品を出庫する仕掛保管棚7と、仕掛
保管棚からの入庫或は出庫報告を受け各仕掛保管棚7の
仕掛状況を記憶する仕掛情報記憶部6と、から構成され
る。
【0016】生産情報記憶部2は、処理時間(最短処理
間隔)記憶手段21と、工程手順記憶手段22と、製品
混合比記憶手段23と、設備稼働予定記憶手段24と、
設備状態記憶手段25と、を備えている。
【0017】このうち、工程手順記憶手段22は、各品
種について、仕掛保管棚を含め各工程の順序を、該工程
で使用される設備群、及び該工程における処理条件、仕
掛保管棚から該工程までの標準的な所要時間と、対応づ
けて記憶する。図5(A)は、工程手順記憶手段22に
記憶される、工程手順情報の構成の一例を示したもので
あり、各品種毎に、例えば仕掛保管棚1を含む工程ブロ
ック1について工程1〜10毎の設備群と、処理条件
と、仕掛保管棚1から該工程までの標準的所要時間と、
が格納されている。
【0018】処理時間記憶手段21は、処理条件及び設
備毎に、最短処理間隔と滞留時間と並列作業数を記憶す
る。ここで「最短処理間隔」とは、半製品を処理開始
後、次の半製品の処理が可能になるまでの時間間隔であ
り、「滞留時間」とは、半製品の処理開始後、該半製品
が次工程へ搬送可能となるまでの時間である。図5
(B)は、処理時間記憶手段21に記憶される、上記し
た処理時間情報の構成の一例を示したものである。
【0019】これらの生産情報は、入力装置1或は生産
設備8によって予め入力される。
【0020】再び図1を参照して、制御部3は、生産情
報記憶部2に記憶されている生産情報を基に、各工程ブ
ロックにおける適正流量を算出する流量算出手段30
と、各工程ブロックの適正流量を基に半製品の出庫時刻
を算出する出庫時刻算出手段4と、仕掛状況と該出庫時
刻を基に各仕掛保管棚に出庫指示を与える出庫指示手段
5と、を備えている。ここで、「工程ブロック」とは、
図15(A)に示したように、仕掛保管棚で区切られる
工程手順の部分列を意味する。
【0021】流量算出手段30は、設備群の処理能力を
該設備群を使用する工程の流量の製品混合比に対する比
として算出する設備群処理能力算出手段31と、該処理
能力と製品混合比の積から各工程ブロックの適正流量を
算出する工程ブロック流量算出手段32と、から構成さ
れている。
【0022】設備群処理能力算出手段31は、一例とし
て、各工程を流れる流量の割合が製品混合比と等しくな
り、かつ、各工程に割り当てられた流量と最短処理間隔
の積をそれぞれの工程で使用する設備群毎に和をとり、
この和が、設備の稼働可能な状態を「1」、不可能な状
態を「0」として、設備群毎にこの値の和をとったもの
と等しくなるようにした算出方法が用いられる。この方
法を、数式で表現したものを次式(1)に示す。
【0023】
【数1】
【0024】ここで、Ki sはs番目の品種のi番目の工
程、Ggはg番目の設備群、
【数2】
【0025】は工程Ki sで使用される設備群、Rrはr
番目の設備、τir sは工程Ki sで設備Rrを使用した時の
最短処理間隔、Brは設備Rrの並列作業数、Ar(t)
は稼働可能な状態を「1」、不可能な状態を「0」とし
た時の設備Rrの稼働状況、psはs番目の品種の製品混
合比、sg max(t)は設備群Ggを使用する工程の流量
の製品混合比に対する比である。
【0026】また、右辺分母の左の
【0027】
【数3】
【0028】は、使用する設備群がGgである全ての品
種s工程iにわたる和を意味し、分母右の
【0029】
【数4】
【0030】は、設備群Ggに属する全ての設備Rrにわ
たる和を意味する。
【0031】この方法を論理回路図で表現したものを図
6に示す。図6を参照すると、設備群処理能力算出手段
31は、設備群毎に、設備状態と設備稼働予定情報と各
設備の並列作業数情報とから、各設備で同時に処理可能
な最大の半製品の数の時系列を算出する設備稼働情報算
出手段311と、前記設備稼働情報と最短処理間隔から
各工程で該設備群を占有した時の最大流量の時系列を算
出する最大流量算出手段312と、算出された各工程の
最大流量から各設備群を使用する工程の流量の製品混合
比に対する比の時系列を算出する適正流量算出手段31
3と、から構成される。ここで、図中の「AND」は最
小値演算を、「MUL」は積算を、「INV」は逆数演
算を、「ADD」は加算を意味する。
【0032】再び図1に戻って、工程ブロック流量算出
手段32の一例としては、工程ブロック毎に、設備群処
理能力算出手段31によって算出された流量比と製品混
合比との積を仕掛保管棚からの標準的所要時間を加味し
て最小値を算出する方法が挙げられる。この方法を、次
式(2)に数式にて表わす。
【0033】
【数5】
【0034】ここで、Pk sはs番目の品種のk番目の工
程ブロック、ti sは仕掛保管棚から工程Ki sまでの標準
的所要時間、sk smax(t)は工程ブロックPk sにおけ
る適正流量である。また、右辺の
【0035】
【数6】
【0036】は、s番目の品種のk番目の工程ブロック
k sに属する全ての工程Ki sについて比較し、各時点に
おける最小値を算出することを意味する。
【0037】この工程ブロック流量算出手段32におけ
る処理を論理回路で等価的に表したものを図7に示す。
ここで、図中「SFT」は時系列情報を時間軸に沿って
シフトさせる演算を意味する。図7の入力端子Ti2は
それぞれ対応する工程で使用される設備群における設備
群処理能力算出手段31の出力端子To1と接続され
る。
【0038】図3に、本発明の実施の形態の処理フロー
を流れ図を示す。図1及び図3を参照して、本発明の実
施の形態の動作について説明する。
【0039】まず、入力装置1により処理時間、工程手
順、製品混合比、設備稼働予定等の生産情報を予め入力
する。設備状態情報は入力装置1により入力されるか或
は生産設備8から報告される。
【0040】次に、設備群処理能力算出手段31によ
り、これらの生産情報から設備群の処理能力が該設備群
を使用する工程の流量の製品混合比に対する比として算
出される(ステップS31参照)。
【0041】図6に示した論理回路図の上での動作を図
8に示す。図6を参照すると、設備群処理能力算出手段
31の中では、まず設備稼働情報算出手段311によ
り、設備状態と、設備稼働予定と、各設備の並列作業数
と、の時系列情報から、各設備で同時に処理可能な最大
の半製品の数の時系列データを算出する。
【0042】ここで、設備状態は、最新の設備情報が処
理可能或は処理中であれば「1」を、故障中或は点検中
などの処理不可能な状態であれば「0」をとる。設備稼
働予定は、定期点検などの予定された設備停止の期間は
「0」を、それ以外の期間は「1」をとる時系列データ
である。また、並列作業数とは、各設備で同時に処理で
きる半製品の数である。
【0043】設備稼働情報算出手段311は、設備状態
と設備稼働予定の時系列の最小値を演算し、更に、各設
備の並列作業数を積算した時系列データを出力する。こ
の時系列データ出力の一部T11の一例を図8(A)に
示す。図8(A)には設備1〜kの稼働情報が時系列デ
ータとして示されている。
【0044】次に、最大流量算出手段312は、各設備
の最大処理数の時系列情報と最短処理間隔情報から各工
程で該設備群を占有した時の最大流量を算出する。「最
短処理間隔」とは一設備において半製品の処理開始後、
再び処理可能になるまでの時間間隔をいう。最短処理間
隔は、工程手順情報と処理時間情報から各品種・区工程
毎及び各設備毎に引き当てられる。
【0045】最大流量算出手段312は、各品種の各工
程毎に処理可能な設備において、最短処理間隔の逆数
と、各設備の最大処理数の時系列データと、の積の和
を、各工程の最大流量として出力する。ここで、「各工
程の最大流量」とは、各工程で使用される設備の処理能
力の全てを1工程の処理に割り当てた場合の最大流量で
ある。この出力の一部T21の例を図8(B)に示す。
図8(B)には、各品種1〜pについて、各工程で設備
群1を占有した時の最大流量が時系列データとして示さ
れている。
【0046】最後に、適正流量算出手段313により、
算出された各工程の最大流量及び製品混合比から各設備
群毎に各工程の適正流量の製品混合比に対する比を算出
する。ここで、「製品混合比」とは、各製品の目標とす
る生産量の全体に占める割合を意味する。
【0047】適正流量算出手段313は、各工程の最大
流量の時系列の逆数に製品混合比を積算し、各工程で使
用される設備群毎に加算し逆数演算した結果を、設備群
毎の適正流量の比として出力する。この出力To1の例
を図8(C)に示す。図8(C)には、設備群1、2を
使用する工程の適正流量が時系列データとして示されて
いる。
【0048】次に、工程ブロック流量算出手段32(図
1参照)は、工程手順情報を参照し、各品種の各工程ブ
ロック毎に、設備群処理能力算出手段31によって算出
された設備群毎の流量比と各品種の製品混合比との積か
ら各工程ブロックにおける適正流量を算出する(図3の
ステップS32参照)。図7に示した工程ブロック流量
算出手段32の論理回路図の上での動作を、図9に示
す。
【0049】図7を参照すると、入力端子Ti2は各品
種の各工程に対応しており、それぞれ設備群処理能力算
出手段31の対応する設備群の出力端子To1と接続さ
れる。工程ブロック流量算出手段32は、まず各品種の
各工程の入力Ti2を標準的所要時間分時間軸の負の方
向にシフトさせる。ここで、「標準的所要時間」とは、
各工程ブロックの先頭の仕掛保管棚を出庫してから各工
程に到達するまでに要する標準的な所要時間である。こ
の演算結果の一部T31の一例を図9(A)に示す。図
9(A)には、品種1の各工程ブロックについて適正流
量を所要時間分左にシフトしたグラフが示されている。
【0050】次に、各工程ブロック毎に該演算結果の最
小値を算出し、製品混合比を積算した時系列データを工
程ブロック適正流量として出力する。この出力To2の
例を図9(B)に示す。図9(B)には、品種1の工程
ブロック毎の適正流量が時系列データとして太線にて示
されている。
【0051】図1を再び参照して、次に、出庫時刻算出
手段4により、上記した各工程ブロック毎の適正流量の
時系列情報から、仕掛保管棚からの出庫時刻が算出され
る(図3のステップS41)。この一例として、各隣り
合う出庫時刻の間で上記工程ブロック毎の適正流量の時
系列データの積分値が、1半製品分となるように出庫時
刻を算出する方法が挙げられる。出庫時刻算出手段4の
入力及び出力の一例を図10(A)及び図10(B)に
それぞれ示す。なお、図10(B)に示す出庫時刻算出
手段4の出力情報(各工程ブロックの出庫時刻)におい
て、ハッチング、網目等で区分けして示した領域は1ロ
ット分に対応した面積を示している。
【0052】最後に、図1を参照して、出庫指示手段5
によって、仕掛情報記憶部6に記憶された各仕掛保管棚
の仕掛状況と、上記出庫時刻とから、仕掛保管棚7に対
して出庫指示が出される(図3のステップS51参
照)。
【0053】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。
【0054】図11を参照すると、本発明の第2の実施
形態においては、処理時間記憶手段21(図1参照)
が、前記第1の実施の形態における処理時間記憶手段2
1の機能(図5(B)参照)に加え、各処理条件毎に並
列作業数をも記憶する。また、設備群処理能力算出手段
31(図1参照)は、前記第1の実施形態における設備
群処理能力算出手段31の設備稼働情報算出手段311
(図6参照)から並列作業数を積算する部分を取り除
き、代わりに最大流量算出手段312に並列作業数を積
算する部分を加えた点が相違している。この方法を数式
で表現したものを次式(3)に示す。
【0055】
【数7】
【0056】式(3)は、前記第1の実施の形態におけ
る式(1)の並列作業数Brの代わりに、工程Ki sで設
備Rrを使用した時の並列作業数Bir sとした点で異な
る。
【0057】本発明の実施の形態では、並列作業数を処
理条件毎に管理し、流量計算においても品種・工程及び
設備毎に並列作業数を参照することにより、並列加工数
が処理条件に依存する生産工程に対しても適応できる。
【0058】次に、本発明の第3の実施の形態について
説明する。図2に、本発明の第3の実施の形態の構成を
ブロック図にて示す。
【0059】図2を参照すると、本発明の第3の実施の
形態は、流量算出手段30が、図1に示した前記第1の
実施形態における流量算出手段30の、設備群処理能力
算出手段31、工程ブロック流出算出手段32に加え、
設備群処理能力算出手段31によって算出された処理能
力と、一度算出され適正流量記憶手段34に記憶されて
いる各工程の適正流量と、から、設備の余力を算出する
余力算出手段33と、該余力を各工程に更に分配するこ
とにより逐次的に最適流量を算出する流量逐次最適化手
段36と、分配の比率を記憶する処理能力分配比記憶手
段35と、流量逐次最適化手段36により逐次的に算出
される流量記憶する適正流量記憶手段34と、備えてい
る。
【0060】そして、本発明の第3の実施の形態におい
ては、工程ブロック流量算出手段32は、設備群処理能
力算出手段31により算出された流量比の代わりに、余
力算出手段33により算出された流量比と、適正流量記
憶手段34に記憶されている適正流量と、を入力とし、
各工程ブロックの適正流量を算出する。
【0061】余力算出手段33及び工程ブロック流量算
出手段32を論理回路図で表現したものを図13、図1
4にそれぞれ示す。図中、「COM」は、補数演算すな
わち足して「1」となる時系列を求める演算を意味す
る。
【0062】図13の入力端子Ti4と、図14の入力
端子Ti7には、処理能力分配比記憶手段35に記憶さ
れている各工程毎の処理能力の分配比が入力される。図
13の入力端子Ti5は、図6の設備群処理能力算出手
段31の出力端子To1と接続され、図14の入力端子
Ti6は対応する工程で使用される設備群に関する図1
3の出力端子To4と接続される。図14の入力端子T
i8には適正流量記憶手段34に記憶されている各工程
の適正流量が入力される。
【0063】次に、図2及び図4を参照して、この第3
の実施の形態の動作について説明する。
【0064】まず、入力装置1により処理時間、工程手
順、製品混合比、設備稼働予定等の生産情報を予め入力
する。設備状態情報は入力装置1により入力されるか或
は生産設備8から報告される。
【0065】次に、流量逐次最適化手段36により、製
品混合比記憶手段23から製品混合比情報を読み込み、
この製品混合比を処理能力分配比記憶手段35に処理能
力分配比の初期値として記憶させ(ステップS36
1)、適正流量記憶手段34に記憶されている各工程の
適正流量を0に初期化する(ステップS362)。
【0066】次に、設備群処理能力算出手段31によ
り、製品情報記憶部2で記憶されている生産情報と処理
能力分配比記憶手段35で記憶されている各工程におけ
る分配比の時系列情報から、各設備群の処理能力を前記
分配比に対する比として算出する(ステップS31)。
【0067】余力算出手段33により、前記処理能力の
分配比に対する比と各工程の分配比と適正流量記憶手段
34で記憶されている各工程の適正流量から各設備群の
余力を、分配比に対する比として算出する(ステップS
33)。
【0068】工程ブロック流量算出手段32により、ス
テップS33で算出された設備群の余力の分配比に対す
る比と分配比との積と、適正流量記憶手段34で記憶さ
れている各工程の適正流量と、工程手順記憶手段22に
記憶されている工程手順情報から各工程ブロックの適正
流量を新たに算出する(ステップS32)。
【0069】次に、ステップS32で算出された工程ブ
ロックの適正流量が収束しているか否かを判定した後、
該流量を各工程の流量に変換し適正流量算出手段34に
記憶させる。収束していると判定された場合はステップ
S364に進み、収束していないと判定された場合はス
テップ31に戻る(ステップS363)。
【0070】この判定方法には、ステップS32で算出
された適正流量と、適正流量記憶手段34に記憶されて
いる適正流量と、を比較し、その差が予め定められた範
囲内であれば収束したと判断する判定方法などが用いら
れる。
【0071】上記ステップS31からステップS363
までの処理の一例を数式で表したものが、式(4)及び
式(5)、式(6)である。
【0072】
【数8】
【0073】ここで、pi s(t)は、s番目の品種のi
番目の工程の分配比の時系列であり、si s(n)(t)
は、n回目の繰り返しにおいて適正流量記憶手段34に
記憶されているs番目の品種のi番目の工程の適正流量
の時系列である。式(4)がステップ31及びステップ
33に対応し、式(5)がステップ32に、式(6)が
ステップ363にそれぞれ対応する。
【0074】ステップS31からステップS363まで
の処理を繰り返し行った後、適正流量記憶手段34に記
憶されている適正流量と、製品混合比記憶手段2に記憶
されている製品混合比と、から、各工程に対して新たな
分配比を算出する(ステップS364)。その際、新た
な分配比の算出方法としては、製品混合比記憶手段2に
記憶されている製品混合比を適正流量記憶手段34に記
憶されている各工程の適正流量の平均値で除算したもの
を、処理能力分配比記憶手段35に記憶されている分配
比に乗算した結果を新たな分配比とする方法などが用い
られる。
【0075】次に、分配比が収束したか否かを判定し、
ステップS364で算出された分配比を処理能力分配比
記憶手段35に記憶させる。
【0076】そして、収束していると判定された場合は
ステップS41に進み、収束していないと判定された場
合はステップS362に戻る(ステップS365)。
【0077】この判定方法としては、ステップS364
で算出された分配比と、処理能力分配比記憶手段35に
記憶されている分配比と、を比較し、その差或は比が、
予め定められた範囲内であれば収束したと判断する判定
方法や、適正流量記憶手段34に記憶されている適正流
量の平均値と製品混合比記憶手段2に記憶されている製
品混合比とを比較し、その差或は比が、予め定められた
範囲内であれば、収束したと判断する判定方法などが用
いられる。
【0078】ステップS362からステップS365ま
での処理を繰り返し行った後、出庫時刻算出手段4によ
り、適正流量記憶手段34に記憶されている適正流量の
時系列情報から出庫時刻を算出する(ステップS4
1)。
【0079】最後に、出庫指示手段5によって、仕掛情
報記憶部6に記憶された各仕掛保管棚の仕掛状況と前記
出庫時刻とから仕掛保管棚7に出庫指示が出される。
【0080】本発明の第1の実施形態の効果を示すため
に、本発明の流量に基づく制御を行う場合と、行わない
場合について、各設備群の前に溜る仕掛の時間推移をシ
ミュレションによって評価した結果を、それぞれ図1
7、図18に示す。また、この比較のために用いた工程
手順データを図16に示す。仕掛保管棚以外の各設備群
はそれぞれ非同期に停止させた。
【0081】図18に示すように、制御を行わなかった
場合、各設備群に仕掛が断続的或は継続的に発生する。
一方、図17に示すように、流量に基づく制御を行った
場合、各設備群に全く仕掛が発生しない。
【0082】まず、図19及び図20に、本発明と従来
技術との効果を比較するための例を示す。図19は、単
純な後工程からの搬送要求のみにより制御が行われる場
合の半製品の流れを示すタイムチャートの一例であり、
図20は、本発明による生産制御を行った場合の半製品
の流れを示すタイムチャートである。図19及び図20
において、仕掛保管棚1には設備群11、設備群12の
順で処理される半製品(A)と、設備群11、設備群1
3の順で処理される半製品(B)とが仕掛かっているも
のとしている。
【0083】図19を参照すると、例えば設備群13に
おいての時刻t1から時刻t5までや時刻t7から時刻t
11までなど、各設備群に遊休状態が長く発生し、生産効
率が低下していることが分かる。
【0084】一方、本発明を用いた制御を行うと、各設
備における処理終了時刻を予め予測し、半製品を仕掛保
管棚から出庫させているため、図20に示すように、各
設備群に遊休状態の発生を抑制し生産効率を向上してい
ることが分かる。
【0085】また、上記した本発明の実施の形態を、従
来の生産制御方式、例えば特開平2−42709号公
報、特開平4−73925号公報等で提案されている、
半導体生産ラインにおける枚葉管理の生産制御に適用し
た場合、この枚葉管理の半導体生産工期短縮という利点
を、更に効果的に発揮することができる。なお、上記特
開平2−42709号公報には、処理工程を表わす識別
記号を半導体ウェハ上の端部の製品に影響を及ぼさない
部分に転写することにより、枚葉単位での工程進捗度の
状況を把握可能とした生産管理方法が提案されており、
また特開平4−73925号公報には、ウェハの裏面に
製造に必要な各ウェハの識別情報をコード化して記録
し、製品の特性、不良及び異物解析、生産等に関するデ
ータをウェハ単位によって管理することができるように
したウェハのデータ管理方法が提案されている。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る生産
制御装置によれば、各品種或は品種群毎の生産手順(工
程手順)及び製品混合比と、各設備の潜在処理能力、保
全計画等の設備停止計画及び故障しているか否かの情報
を基に、各工程ブロックにおける半製品の適切な流量の
時系列を算出し、該流量に応じて仕掛保管棚からの出庫
を制御するため、仕掛保管棚以外の仕掛を最小限にとど
め、待ち時間を短縮し生産効率を高めるという効果を有
する。また、これにより余分な搬送を抑えるという効果
も有する。
【0087】また、本発明に係る制御方法を従来の生産
制御装置に組み込むことにより、同様の効果が得られ
る。例えば特開平2−42709号公報、特開平4−7
3925号公報等で提案されている、半導体生産ライン
における枚葉管理を行う場合、本発明の生産制御方法に
より生産制御を行うと、この枚葉管理の半導体生産工期
短縮という利点を、更に効果的に発揮することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すブロック図で
ある。
【図2】本発明の第3の実施の形態を示すブロック図で
ある。
【図3】本発明の第1の実施の形態における動作を示す
流れ図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態における動作を示す
流れ図である。
【図5】(A)本発明の第1の実施の形態における工程
手順情報の一例を示す説明図である。 (B)本発明の第1の実施の形態における処理時間情報
の一例を示す説明図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態におけるの設備群処
理能力算出手段における算出方法を等価的な論理回路で
示した図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態における工程ブロッ
ク流量算出手段における算出方法を等価的な論理回路で
示した図である。
【図8】図6の論理回路の動作を説明するための図であ
る。
【図9】図7の論理回路の動作を説明するための図であ
る。
【図10】本発明の第1の実施の形態における出庫時刻
算出手段の動作を説明するための図である。
【図11】本発明の第2の実施形態における処理時間情
報の一例を示す説明図である。
【図12】本発明の第2の実施形態における設備群処理
能力算出手段による算出方法を等価的な論理回路で示し
た図である。
【図13】本発明の第3の実施形態(図3参照)におけ
る余力算出手段による算出方法を等価的な論理回路で示
した図である。
【図14】本発明の第3の実施形態(図3参照)におけ
る工程ブロック流量算出手段による算出方法を等価的な
論理回路で示した図である。
【図15】(A)工程手順に関する説明図である。 (B)半製品の物理的な流れ方に関する説明図である。
【図16】工程手順情報の一具体例を示すデータであ
る。
【図17】図16のデータを用いた本発明の実施の形態
による効果を示すグラフである。
【図18】比較例として、図16のデータを用いた従来
例の結果を示すグラフである。
【図19】比較例として従来の方法による設備の遊休状
態の発生の原理を説明するためのタイムチャートであ
る。
【図20】本発明の実施の形態による効果を示すタイム
チャートである。
【符号の説明】
1 入力装置 2 生産情報記憶部 3 制御部 4 出庫時刻算出手段 5 出庫指示手段 6 仕掛情報記憶部 7 仕掛保管棚 8 生産設備 21 処理時間記憶手段 22 工程手順記憶手段 23 製品混合比記憶手段 24 設備稼働予定記憶手段 25 設備状態記憶手段 30 流量算出手段 31 設備群処理能力算出手段 32 工程ブロック流量算出手段 33 余力算出手段 34 適正流量記憶手段 35 処理能力分配比記憶手段 36 流量逐次最適化手段

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の工程からなり、予め定められた仕掛
    保管棚以外は半製品を保管できない生産ライン、及び予
    め定められた仕掛保管棚以外の仕掛を極力少なくするこ
    とが望ましいとされる生産ラインにおいて、 設備稼働予定情報、工程手順情報、及び処理時間情報か
    ら、仕掛保管棚間の工程列における適正流量を算出する
    流量算出手段と、 該算出された適正流量を基に仕掛保管棚を出庫する時刻
    の時系列を算出する出庫時刻算出手段と、 該出庫時刻と仕掛情報とから該仕掛保管棚に対して出庫
    指示を出す出庫指示手段と、 を備えたことを特徴とする生産制御装置。
  2. 【請求項2】多品種を生産する生産システムにおいて、 前記流量算出手段が、設備群の処理能力を、該設備群を
    用いる工程の流量の製品混合比に対する比として、算出
    する設備群処理能力算出手段と、 該処理能力と製品混合比の積から各工程ブロックの 適正
    流量を算出する工程ブロック流量算出手段と、を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の生産制御装置。
  3. 【請求項3】前記流量算出手段が、前記設備群処理能力
    算出手段によって算出された処理能力と、各工程の適正
    流量と、から、設備の余力を算出する余力算出手段と該設備の余力を各工程に更に分配することにより逐次的
    に最適流量を算出する流量逐次最適化手段と 、 を備えたことを特徴とする請求項記載の生産制御装
    置。
  4. 【請求項4】(a)設備稼働予定情報、工程手順情報、
    及び処理時間情報を含む生産情報を基に、生産工程にお
    いて仕掛保管棚で区切られる工程手順の部分列である各
    工程ブロックにおける適正流量を算出し(b)該算出された各工程ブロックの適正流量を基に仕
    掛保管棚からの半製品の出庫時刻を時系列的に算出し(c)仕掛状況と該出庫時刻を基に前記仕掛保管棚に出
    庫指示を与える 、 ことを特徴とする生産制御方法
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