JP2841847B2 - 楽音合成装置 - Google Patents
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Description
【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、吹奏楽器等の楽音を電子的に合成する際
に用いて好適な楽音合成装置に関する。
に用いて好適な楽音合成装置に関する。
「従来の技術」 自然楽器の発音メカニズムをシミュレートすることに
より得られたモデルを動作させ、これにより、自然楽器
の楽音を発生する楽音合成装置が知られている。そし
て、管体のシミュレーションは、管体を記述するウェー
ブガイドデジタルフィルタによる線形回路と非線形回路
により実施されてきた(特開昭63−40199号等)。
より得られたモデルを動作させ、これにより、自然楽器
の楽音を発生する楽音合成装置が知られている。そし
て、管体のシミュレーションは、管体を記述するウェー
ブガイドデジタルフィルタによる線形回路と非線形回路
により実施されてきた(特開昭63−40199号等)。
「発明が解決しようとする課題」 ところで、上述した従来の楽音合成装置においては、
奏者の口から管体までのシミュレーションしか行なわれ
ておらず、奏者の口内や声道などへ伝播する波動が与え
る影響については無視されていた。したがって、実現の
楽器の挙動と食い違いを生じ、再現性が悪いという問題
があった。
奏者の口から管体までのシミュレーションしか行なわれ
ておらず、奏者の口内や声道などへ伝播する波動が与え
る影響については無視されていた。したがって、実現の
楽器の挙動と食い違いを生じ、再現性が悪いという問題
があった。
この発明は上述した事情に鑑みてなされたものであ
り、実現に極めて近い管楽器演奏の表現力を得ることが
できる楽音合成装置を提供することを目的とする。
り、実現に極めて近い管楽器演奏の表現力を得ることが
できる楽音合成装置を提供することを目的とする。
「課題を解決するための手段」 上述した課題を解決するために、本発明は、少なくと
も口腔および声道のいずれか一方の形状をシミュレート
する第1のウェーブガイドネットワークと、少なくとも
吹奏楽器のマウスピースおよびリードのいずれか一方を
シミュレートし、前記第1のウェーブガイドネットワー
クに縦続的に接続される第2のウェーブガイドネットワ
ークと、管楽器の管体をシミュレートし、前記第2のウ
ェーブガイドネットワークに縦続的に接続される第3の
ウェーブガイドネットワークとを具備し、前記第1のウ
ェーブガイドネットワークに励振信号が供給され、前記
第1のウェーブガイドネットワークの出力及び前記第3
のウェーブガイドネットワークの出力は前記第2のウェ
ーブガイドネットワークへ入力され、前記第2のウェー
ブガイドネットワークは、前記第1及び第3のウェーブ
ガイドネットワークの出力を用いて処理を施し、当該処
理の結果を前記第1及び第3のウェーブガイドネットワ
ークに出力することを特徴とする。
も口腔および声道のいずれか一方の形状をシミュレート
する第1のウェーブガイドネットワークと、少なくとも
吹奏楽器のマウスピースおよびリードのいずれか一方を
シミュレートし、前記第1のウェーブガイドネットワー
クに縦続的に接続される第2のウェーブガイドネットワ
ークと、管楽器の管体をシミュレートし、前記第2のウ
ェーブガイドネットワークに縦続的に接続される第3の
ウェーブガイドネットワークとを具備し、前記第1のウ
ェーブガイドネットワークに励振信号が供給され、前記
第1のウェーブガイドネットワークの出力及び前記第3
のウェーブガイドネットワークの出力は前記第2のウェ
ーブガイドネットワークへ入力され、前記第2のウェー
ブガイドネットワークは、前記第1及び第3のウェーブ
ガイドネットワークの出力を用いて処理を施し、当該処
理の結果を前記第1及び第3のウェーブガイドネットワ
ークに出力することを特徴とする。
また、本発明は、前記第1のウェーブガイドネットワ
ークの特性を演奏情報に基づいて可変にする可変手段を
更に具備することを特徴とする。
ークの特性を演奏情報に基づいて可変にする可変手段を
更に具備することを特徴とする。
「作用」 上記構成によれば、各ウェーブガイドネットワークの
間で相互に信号のやりとりが行われるため、口腔/声道
とマウスピース/リードと管楽器の管体との各間で相互
に影響を与えあうという現象を忠実にシミュレートする
ことができる。
間で相互に信号のやりとりが行われるため、口腔/声道
とマウスピース/リードと管楽器の管体との各間で相互
に影響を与えあうという現象を忠実にシミュレートする
ことができる。
「実施例」 以下、図面を参照し、本発明の実施例を説明する。
(1)実施例の構成 第1図はこの発明の一実施例の構成を示すブロック図
である。図において、1は鍵盤であり、白鍵および黒鍵
から構成されている。2は、操作パネルであり、楽音の
音色を制御するための各種パラメータが設定できるよう
になっている。CPU(中央処理装置)3は、所定のプロ
グラムを実行し、電子楽器の各部を制御する。テーブル
ROM4には、CPU3の動作プログラムと、後述する楽音合成
回路7に与える係数などが記憶されている。また、RAM
(ランダム・アクセス・メモリ)5は、CPU3による演算
時の一時記憶領域として用いられる。6は各種操作を行
うための操作子であり、操作に応じた制御信号がCPU3に
供給されるようになっている。楽音合成回路7は、自然
楽器をシミュレートする回路により構成され、CPU3の制
御の下に楽音信号を合成する。8はサウンドシステムで
あり、楽音合成回路7が出力する楽音信号に基づいて、
スピーカ9を鳴動させる。
である。図において、1は鍵盤であり、白鍵および黒鍵
から構成されている。2は、操作パネルであり、楽音の
音色を制御するための各種パラメータが設定できるよう
になっている。CPU(中央処理装置)3は、所定のプロ
グラムを実行し、電子楽器の各部を制御する。テーブル
ROM4には、CPU3の動作プログラムと、後述する楽音合成
回路7に与える係数などが記憶されている。また、RAM
(ランダム・アクセス・メモリ)5は、CPU3による演算
時の一時記憶領域として用いられる。6は各種操作を行
うための操作子であり、操作に応じた制御信号がCPU3に
供給されるようになっている。楽音合成回路7は、自然
楽器をシミュレートする回路により構成され、CPU3の制
御の下に楽音信号を合成する。8はサウンドシステムで
あり、楽音合成回路7が出力する楽音信号に基づいて、
スピーカ9を鳴動させる。
次に、上述した楽音合成回路7について第2図に示す
ブロック図を参照して説明する。この図において、楽音
合成回路7は、クラリネットなどの管楽器の管体、管楽
器のマウスピースおよび口腔,声道をシミュレートした
閉ループ回路によって構成されている。すなわち、第2
図に示すように、口腔と声道をシミュレートする口腔声
道形成回路10、マウスピースおよびリードの状態をシミ
ュレートするマウスピースシミュレート回路11および管
楽器の管体部分をシミュレートする管体形成回路12から
構成されている。
ブロック図を参照して説明する。この図において、楽音
合成回路7は、クラリネットなどの管楽器の管体、管楽
器のマウスピースおよび口腔,声道をシミュレートした
閉ループ回路によって構成されている。すなわち、第2
図に示すように、口腔と声道をシミュレートする口腔声
道形成回路10、マウスピースおよびリードの状態をシミ
ュレートするマウスピースシミュレート回路11および管
楽器の管体部分をシミュレートする管体形成回路12から
構成されている。
マウスピースシミュレート回路11は、加算器15〜19、
乗算器20,21、ディレイ22および関数発生器23によって
構成されており、例えば、次のようなシミュレートを行
う。
乗算器20,21、ディレイ22および関数発生器23によって
構成されており、例えば、次のようなシミュレートを行
う。
ここでは、シングルリードの場合を例にとる。今、第
3図に示すように、マウスピースMP内の圧力をq,口内M
の圧力をpとし、さらに、これらを次式に示すように2
つに分ける。
3図に示すように、マウスピースMP内の圧力をq,口内M
の圧力をpとし、さらに、これらを次式に示すように2
つに分ける。
q=qi+qo ……………(1) p=pi+po ……………(2) そして、管体部のの特性インピーダンスをZT、口腔内部
の特性インピーダンスをZMとおくと、口と楽器の接続部
分の体積流量fは管体部と口腔部とで等しいので、 f=(qo−qi)/ZT=(pi−po)/ZM……………(3) となる。これを変形して次式を得る。
の特性インピーダンスをZMとおくと、口と楽器の接続部
分の体積流量fは管体部と口腔部とで等しいので、 f=(qo−qi)/ZT=(pi−po)/ZM……………(3) となる。これを変形して次式を得る。
qo=qi+ZT・f …………(4) po=pi−ZM・f …………(5) ここで、fはマウスピースの内圧と外圧の差Δqの非線
形関数であり、 f=F(Δq) ……………(6) Δq=q−p ……………(7) となる。第2図に示すマウスピースシミュレート回路
は、上述した(1)〜(7)式を実現している。なお、
シミュレートの態様により、マウスピースシミュレート
回路11の回路構成は異なってくる。
形関数であり、 f=F(Δq) ……………(6) Δq=q−p ……………(7) となる。第2図に示すマウスピースシミュレート回路
は、上述した(1)〜(7)式を実現している。なお、
シミュレートの態様により、マウスピースシミュレート
回路11の回路構成は異なってくる。
ここで、第2図に示すマウスピースシミュレート回路
11と、上記(1)〜(7)式の関係を説明すると以下の
通りである。
11と、上記(1)〜(7)式の関係を説明すると以下の
通りである。
上述のシミュレートによると、口腔声道形成回路10に
は信号poが供給されて信号piが出力され、また、管体形
成回路12には信号qoが供給されて信号qiが出力されるこ
とになる。すなわち、第2図に示すような入出力関係に
なる。したがって、加算器18の加算結果は、第(1)式
に対応し、加算器16の加算結果は第(2)式に対応す
る。そして、加算器17が第(7)式の演算(q−p)を
行い、この演算結果が、ディレイ22を介して関数発生器
23に供給され、ここで、第(6)式の演算が行われる。
次に、関数発生器23の出力信号は乗算器20によって係数
ZMが掛けられ、その後に加算器15に入力される。加算器
15においては、入力された信号とPiしとが加算(代数加
算)され、これにより、第(5)式に示す演算が行われ
る。また、関数発生器23の出力信号は、乗算器21によっ
て係数ZTが掛けられた後に加算器19に入力される。この
加算器19においては、入力された信号に信号qiが加算さ
れるから第(4)式に示される演算が行われることにな
る。以上がマウスシミュレート回路11の処理内容であ
る。
は信号poが供給されて信号piが出力され、また、管体形
成回路12には信号qoが供給されて信号qiが出力されるこ
とになる。すなわち、第2図に示すような入出力関係に
なる。したがって、加算器18の加算結果は、第(1)式
に対応し、加算器16の加算結果は第(2)式に対応す
る。そして、加算器17が第(7)式の演算(q−p)を
行い、この演算結果が、ディレイ22を介して関数発生器
23に供給され、ここで、第(6)式の演算が行われる。
次に、関数発生器23の出力信号は乗算器20によって係数
ZMが掛けられ、その後に加算器15に入力される。加算器
15においては、入力された信号とPiしとが加算(代数加
算)され、これにより、第(5)式に示す演算が行われ
る。また、関数発生器23の出力信号は、乗算器21によっ
て係数ZTが掛けられた後に加算器19に入力される。この
加算器19においては、入力された信号に信号qiが加算さ
れるから第(4)式に示される演算が行われることにな
る。以上がマウスシミュレート回路11の処理内容であ
る。
次に、管体形成回路12の構成について第4図を参照し
て説明する。図において、J0T〜Jt-1Tは、各々ジャンク
ションであり、第6図に示す構成になっている。第6図
において25,26,27は、各々加算器であり、28,29は各々
乗算器である。乗算器28,29の係数は、各々a,bであり、
高さのないトーンホールの開状態をシミュレートしたと
きは、a+b<2に設定され、高さのないトーンホール
の閉状態をシミュレートしたときは、a+b=2に設定
される。また、第4図に符号SRとサフィックスで示すも
のは、各々シフトレジスタであり、各々のシフト段数が
CPU3によって制御されるようになっている。このシフト
段数の違いにより、シミュレートの態様が変化する。ま
た、第4図に示すLPFTは、管体終端のロスを近似するロ
ーパスフィルタであり、γTは管体終端の反射係数であ
る。
て説明する。図において、J0T〜Jt-1Tは、各々ジャンク
ションであり、第6図に示す構成になっている。第6図
において25,26,27は、各々加算器であり、28,29は各々
乗算器である。乗算器28,29の係数は、各々a,bであり、
高さのないトーンホールの開状態をシミュレートしたと
きは、a+b<2に設定され、高さのないトーンホール
の閉状態をシミュレートしたときは、a+b=2に設定
される。また、第4図に符号SRとサフィックスで示すも
のは、各々シフトレジスタであり、各々のシフト段数が
CPU3によって制御されるようになっている。このシフト
段数の違いにより、シミュレートの態様が変化する。ま
た、第4図に示すLPFTは、管体終端のロスを近似するロ
ーパスフィルタであり、γTは管体終端の反射係数であ
る。
次に、第5図を参照して口腔声道形成回路10の構成を
説明する。
説明する。
第5図に示すJm-1M〜J0Mは各々ジャンクションであ
り、前述のジャンクションと同様に第6図に示す回路で
構成されている。ただし、乗算係数は、鼻腔を考慮しな
い場合にはa+b=2に設定される。第5図において、
符号SRとサフィックスで示すのは、各々シフトレジスタ
であり、第4図に示すものと同様である。また、LPFMは
声道終端のロスを近似するローパスフィルタであり、γ
Mは声道終端の反射係数である。第5図に示す符号pr
は、演奏者が強制的にシステムに与える力である。この
実施例においては、鍵盤の押圧力に対応した信号prが用
いられる。
り、前述のジャンクションと同様に第6図に示す回路で
構成されている。ただし、乗算係数は、鼻腔を考慮しな
い場合にはa+b=2に設定される。第5図において、
符号SRとサフィックスで示すのは、各々シフトレジスタ
であり、第4図に示すものと同様である。また、LPFMは
声道終端のロスを近似するローパスフィルタであり、γ
Mは声道終端の反射係数である。第5図に示す符号pr
は、演奏者が強制的にシステムに与える力である。この
実施例においては、鍵盤の押圧力に対応した信号prが用
いられる。
第6図に示す係数a,bは、第1図に示すROM4に予め記
憶されており、CPUの制御の下に適宜読み出され、各ジ
ャンクションに供給されるようになっている。ここで、
係数の決定方法について説明する。
憶されており、CPUの制御の下に適宜読み出され、各ジ
ャンクションに供給されるようになっている。ここで、
係数の決定方法について説明する。
始めに、口腔声道形成回路10における係数の決定は、
口腔形状を予測することによって行う。例えば第7図に
示すように、人の発声をマイク30で収録し、この収録波
形を線形予測回路(可変手段)31で処理することにより
フィルタ係数を決定する。この場合、声道および口腔を
フィルタでシミュレートしたときの係数の組を求め、こ
の係数の組をROM4に書き込むようにする。さらに、係数
を決定するに当たっては、演奏方法の多様化に対応する
ために、種々の発音についての係数を求め、これらをま
とめてROM4に書き込むようにする。
口腔形状を予測することによって行う。例えば第7図に
示すように、人の発声をマイク30で収録し、この収録波
形を線形予測回路(可変手段)31で処理することにより
フィルタ係数を決定する。この場合、声道および口腔を
フィルタでシミュレートしたときの係数の組を求め、こ
の係数の組をROM4に書き込むようにする。さらに、係数
を決定するに当たっては、演奏方法の多様化に対応する
ために、種々の発音についての係数を求め、これらをま
とめてROM4に書き込むようにする。
ここで、第8図にROM4に書き込まれたフィルタ係数の
具体例を示す。この図に示すように、シミュレートする
口腔声道の形態A,B,C……別に係数の組み合わせが書き
込まれる。
具体例を示す。この図に示すように、シミュレートする
口腔声道の形態A,B,C……別に係数の組み合わせが書き
込まれる。
また、管体形成回路12の各ジャンクションにおける係
数は、シミュレートする管体に対応するものが、予めRO
M4に記憶される。
数は、シミュレートする管体に対応するものが、予めRO
M4に記憶される。
(2)実施例の動作 次に、上記構成によるこの実施例の動作について説明
する。
する。
まず、口腔声道形成回路10に供給するための係数を操
作子6を用いて選択する。この操作によって、ROM4内の
係数の組A,B,C………のいずれかが選択される。また、
管体形成回路12用の係数も、操作子6を操作することに
よって選択される。次に、操作者が鍵盤を用いて演奏を
行うと、押下された鍵の押圧力を示す信号が鍵盤1から
CPU3に供給される。これにより、CPU3が信号prを作成し
て楽音合成回路7内の口腔声道形成回路10に供給する
(第5図参照)。また、CPU3は選択された係数の組をRO
M4から読み出して口腔声道形成回路10内の各ジャンクシ
ョンに供給する。口腔声道形成回路10は、供給された係
数に応じたシミュレートを行うとともに、信号prを励振
信号にして楽音信号の形成を開始する。そして、口腔声
道形成回路10、マウスピースシミュレート回路11および
管体形成回路123によって構成されるループ回路によ
り、口腔、声道、マウスピースおよび管体がシミュレー
トされ、このシミュレートの結果として得られた楽音信
号がサウンドシステム8に供給される。これにより、ス
ピーカー9から楽音が発せられる。
作子6を用いて選択する。この操作によって、ROM4内の
係数の組A,B,C………のいずれかが選択される。また、
管体形成回路12用の係数も、操作子6を操作することに
よって選択される。次に、操作者が鍵盤を用いて演奏を
行うと、押下された鍵の押圧力を示す信号が鍵盤1から
CPU3に供給される。これにより、CPU3が信号prを作成し
て楽音合成回路7内の口腔声道形成回路10に供給する
(第5図参照)。また、CPU3は選択された係数の組をRO
M4から読み出して口腔声道形成回路10内の各ジャンクシ
ョンに供給する。口腔声道形成回路10は、供給された係
数に応じたシミュレートを行うとともに、信号prを励振
信号にして楽音信号の形成を開始する。そして、口腔声
道形成回路10、マウスピースシミュレート回路11および
管体形成回路123によって構成されるループ回路によ
り、口腔、声道、マウスピースおよび管体がシミュレー
トされ、このシミュレートの結果として得られた楽音信
号がサウンドシステム8に供給される。これにより、ス
ピーカー9から楽音が発せられる。
上記動作においては、口腔声道形成回路により奏者の
口内や声道などへ伝播する波動についてもシミュレート
されるので、この波動の楽音に与える影響が反映され
る。
口内や声道などへ伝播する波動についてもシミュレート
されるので、この波動の楽音に与える影響が反映され
る。
(3)変形例 なお、上記実施例においては、以下の変形が可能であ
る。
る。
口腔声道形成回路10に与える係数の組を操作子6によ
って選択したが、これに代えて鍵のイニシャルタッチや
アフタータッチによって選択するように構成しても良
い。吹奏楽器の演奏にあっては、演奏者の口腔や声道の
形状は発声する音(これらの音高等は演奏情報である)
に応じて随時変化するものであるから、シミュレートの
態様を固定的に設定するよりも、イニシャルタッチ等に
応じて変化させた方が実際の演奏により近い楽音が発声
される。
って選択したが、これに代えて鍵のイニシャルタッチや
アフタータッチによって選択するように構成しても良
い。吹奏楽器の演奏にあっては、演奏者の口腔や声道の
形状は発声する音(これらの音高等は演奏情報である)
に応じて随時変化するものであるから、シミュレートの
態様を固定的に設定するよりも、イニシャルタッチ等に
応じて変化させた方が実際の演奏により近い楽音が発声
される。
また、実施例は鍵盤を用いるタイプの電子楽器の例で
あったが、この発明はマウスピースを用いるタイプの電
子楽器にも適用することができる。この場合において
は、マウスピースをかむ強さ(アンブシュア)に応じて
口腔声道形成回路10への係数を選択するように構成する
ことができる。
あったが、この発明はマウスピースを用いるタイプの電
子楽器にも適用することができる。この場合において
は、マウスピースをかむ強さ(アンブシュア)に応じて
口腔声道形成回路10への係数を選択するように構成する
ことができる。
実施例において用いたシフトレジスタSRは、RAMによ
って構成してもよく、また、他の遅延手段を用いても良
い。
って構成してもよく、また、他の遅延手段を用いても良
い。
実施例における発音アルゴリズムに限らず、他のアル
ゴリズム、すなわち、擦弦や打弦に基づく発音アルゴリ
ズムを用いても良い。この場合において、擦弦による場
合は、例えば弓の毛の振動という形で考えることができ
る。
ゴリズム、すなわち、擦弦や打弦に基づく発音アルゴリ
ズムを用いても良い。この場合において、擦弦による場
合は、例えば弓の毛の振動という形で考えることができ
る。
述した実施例は、ハードウエアによって実現された
が、マイクロプログラムあるいはソフトウエアによって
実現しても良い。
が、マイクロプログラムあるいはソフトウエアによって
実現しても良い。
口腔声道形成回路10および管体形成回路12に供給する
各係数をキースケーリングしても良い。すなわち、音域
に応じて各係数を予め割り振っておき、演奏された高音
に応じた係数の組を随時選択するように構成しても良
い。
各係数をキースケーリングしても良い。すなわち、音域
に応じて各係数を予め割り振っておき、演奏された高音
に応じた係数の組を随時選択するように構成しても良
い。
管体形成回路12が高さのあるトーンホールをシミュレ
ートする場合および口腔声道形成回路10において鼻腔等
の枝分かれをも考慮する場合は、第6図に示すジャンク
ションは各々3ポイントジャンクションとなる。
ートする場合および口腔声道形成回路10において鼻腔等
の枝分かれをも考慮する場合は、第6図に示すジャンク
ションは各々3ポイントジャンクションとなる。
口腔形状を、なるべくなめらかに変化させるために、
A,B,C…の順に少しずつ口腔、声道形状が変化するよう
に、第8図に対応するテーブルを作り、声道が変化した
ことに対応する操作子の値が大きく変化しても、急に目
的の声道形状になるのではなく、補間操作によって途中
のテーブルの値などを用い、徐々に形状を示す値J1Mの
a,b,J2Mのa,b…を変化させてもよい。
A,B,C…の順に少しずつ口腔、声道形状が変化するよう
に、第8図に対応するテーブルを作り、声道が変化した
ことに対応する操作子の値が大きく変化しても、急に目
的の声道形状になるのではなく、補間操作によって途中
のテーブルの値などを用い、徐々に形状を示す値J1Mの
a,b,J2Mのa,b…を変化させてもよい。
「発明の効果」 以上説明したように、この発明によれば、少なくとも
口腔および声道のいずれか一方の形状をシミュレートす
る第1のウェーブガイドネットワークと、少なくとも吹
奏楽器のマウスピースおよびリードのいずれか一方をシ
ミュレートし、前記第1のウェーブガイドネットワーク
に縦続的に接続される第2のウェーブガイドネットワー
クと、管楽器の管体をシミュレートし、前記第2のウェ
ーブガイドネットワークに縦続的に接続される第3のウ
ェーブガイドネットワークとを具備し、前記第1のウェ
ーブガイドネットワークに励振信号が供給され、前記第
1のウェーブガイドネットワークの出力及び前記第3の
ウェーブガイドネットワークの出力は前記第2のウェー
ブガイドネットワークへ入力され、前記第2のウェーブ
ガイドネットワークは、前記第1及び第3のウェーブガ
イドネットワークの出力を用いて処理を施し、当該処理
の結果を前記第1及び第3のウェーブガイドネットワー
クに出力するようにしたので、各ウェーブガイドネット
ワークの間で相互に信号のやりとりが行われるため、口
腔/声道とマウスピース/リードと管楽器の管体との各
間で相互に影響を与えあうという現象を忠実にシミュレ
ートすることができる。
口腔および声道のいずれか一方の形状をシミュレートす
る第1のウェーブガイドネットワークと、少なくとも吹
奏楽器のマウスピースおよびリードのいずれか一方をシ
ミュレートし、前記第1のウェーブガイドネットワーク
に縦続的に接続される第2のウェーブガイドネットワー
クと、管楽器の管体をシミュレートし、前記第2のウェ
ーブガイドネットワークに縦続的に接続される第3のウ
ェーブガイドネットワークとを具備し、前記第1のウェ
ーブガイドネットワークに励振信号が供給され、前記第
1のウェーブガイドネットワークの出力及び前記第3の
ウェーブガイドネットワークの出力は前記第2のウェー
ブガイドネットワークへ入力され、前記第2のウェーブ
ガイドネットワークは、前記第1及び第3のウェーブガ
イドネットワークの出力を用いて処理を施し、当該処理
の結果を前記第1及び第3のウェーブガイドネットワー
クに出力するようにしたので、各ウェーブガイドネット
ワークの間で相互に信号のやりとりが行われるため、口
腔/声道とマウスピース/リードと管楽器の管体との各
間で相互に影響を与えあうという現象を忠実にシミュレ
ートすることができる。
また、第1のウェーブガイドネットワークの特性が演
奏情報に基づいて可変であるので、種々の楽音的効果を
得ることができる。
奏情報に基づいて可変であるので、種々の楽音的効果を
得ることができる。
第1図は本発明の一実施例の構成を示すブロック図、第
2図は同実施例のマウスピースシミュレート回路11の構
成を示すブロック図、第3図はマウスピースシミュレー
ト回路11におけるシミュレート状態を説明するための説
明図、第4図は同実施例の管体形成回路12の構成を示す
ブロック図、第5図は同実施例の口腔声道形成回路10の
構成を示すブロック図、第6図は口腔声道形成回路10お
よび管体形成回路12のジャンクションの構成を示すブロ
ック図、第7図は同実施例において口腔声道形成回路10
用の係数を求めるための構成を示すブロック図、第8図
はROM4内に記憶される係数の組の状態を示す概念図であ
る。 10……口腔声道形成回路(第1のウェーブガイドネット
ワーク)、11……マウスピースシミュレート回路(第2
のウェーブガイドネットワーク)、12……管体形成回路
(第3のウェーブガイドネットワーク)。
2図は同実施例のマウスピースシミュレート回路11の構
成を示すブロック図、第3図はマウスピースシミュレー
ト回路11におけるシミュレート状態を説明するための説
明図、第4図は同実施例の管体形成回路12の構成を示す
ブロック図、第5図は同実施例の口腔声道形成回路10の
構成を示すブロック図、第6図は口腔声道形成回路10お
よび管体形成回路12のジャンクションの構成を示すブロ
ック図、第7図は同実施例において口腔声道形成回路10
用の係数を求めるための構成を示すブロック図、第8図
はROM4内に記憶される係数の組の状態を示す概念図であ
る。 10……口腔声道形成回路(第1のウェーブガイドネット
ワーク)、11……マウスピースシミュレート回路(第2
のウェーブガイドネットワーク)、12……管体形成回路
(第3のウェーブガイドネットワーク)。
Claims (2)
- 【請求項1】少なくとも口腔および声道のいずれか一方
の形状をシミュレートする第1のウェーブガイドネット
ワークと、 少なくとも吹奏楽器のマウスピースおよびリードのいず
れか一方をシミュレートし、前記第1のウェーブガイド
ネットワークに縦続的に接続される第2のウェーブガイ
ドネットワークと、 管楽器の管体をシミュレートし、前記第2のウェーブガ
イドネットワークに縦続的に接続される第3のウェーブ
ガイドネットワークとを具備し、 前記第1のウェーブガイドネットワークに励振信号が供
給され、 前記第1のウェーブガイドネットワークの出力及び前記
第3のウェーブガイドネットワークの出力は前記第2の
ウェーブガイドネットワークへ入力され、 前記第2のウェーブガイドネットワークは、前記第1及
び第3のウェーブガイドネットワークの出力を用いて処
理を施し、当該処理の結果を前記第1及び第3のウェー
ブガイドネットワークに出力する ことを特徴とする楽音合成装置。 - 【請求項2】前記第1のウェーブガイドネットワークの
特性を演奏情報に基づいて可変にする可変手段を更に具
備することを特徴とする請求項1記載の楽音合成装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2310240A JP2841847B2 (ja) | 1990-11-16 | 1990-11-16 | 楽音合成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2310240A JP2841847B2 (ja) | 1990-11-16 | 1990-11-16 | 楽音合成装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04181296A JPH04181296A (ja) | 1992-06-29 |
| JP2841847B2 true JP2841847B2 (ja) | 1998-12-24 |
Family
ID=18002867
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2310240A Expired - Fee Related JP2841847B2 (ja) | 1990-11-16 | 1990-11-16 | 楽音合成装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2841847B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5841054A (en) * | 1996-04-06 | 1998-11-24 | Yamaha Corporation | Musical tone synthesizing apparatus having competibility of tone color parameters for different systems |
-
1990
- 1990-11-16 JP JP2310240A patent/JP2841847B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04181296A (ja) | 1992-06-29 |
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