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JP2848706B2 - アルキリデングリセロール界面活性剤およびそれを含む洗剤組成物 - Google Patents
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JP2848706B2 - アルキリデングリセロール界面活性剤およびそれを含む洗剤組成物 - Google Patents

アルキリデングリセロール界面活性剤およびそれを含む洗剤組成物

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JP2848706B2 JP6512694A JP51269494A JP2848706B2 JP 2848706 B2 JP2848706 B2 JP 2848706B2 JP 6512694 A JP6512694 A JP 6512694A JP 51269494 A JP51269494 A JP 51269494A JP 2848706 B2 JP2848706 B2 JP 2848706B2
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、洗剤組成物において有用な新規アルキリデ
ングリセロール界面活性剤を提供する。
背景および先行技術 アルデヒドとグリセロールとの縮合生成物(アルキリ
デンモノグリセロールまたはモノグリセロールアセター
ル)はGB414772(Johnson)に開示されている。例え
ば、ラウリル酸アルデヒドをグリセロールと反応させる
と、モノグリセロールアセタールが得られ、これは、5
員環ジオキソラン環構造: を有することが記載されている。そのような生成物は疎
水性であるが、水溶化基を導入すると、湿潤剤、洗浄
剤、起泡剤および分散剤として有用な物質が得られる。
例えば、上記に示す化合物は、それ自体起泡性を示さな
いが、クロロ−スルホン酸と反応させると、高起泡性の
陰イオン性界面活性剤が得られ、エトキシル化すると非
イオン性界面活性剤が得られる。
EP12543A(ICI)は、グリセロールおよび他のポリオ
ールの環式アセタールおよびケタール、ならびに化粧
用、トイレット用および家庭用洗浄組成物における皮膚
緩和剤としての用途を開示している。アルデヒドRCHOと
グリセロールとの反応生成物が開示されており、それは
5員環構造A(1,3−ジオキソラン)および6員環構造
B(1,3−ジオキサン)の混合物を含み、その割合は反
応条件を変えることにより公知の方法で変えることがで
きる。
これらの物質は、所望によりアルコキシル化、アシル
化またはアルキル化することができる。
モノグリセロールケタールはUS3909460およびUS39489
53(McCoy/Texaco Inc)に開示されている。これらの物
質はケトンとグリセロールとの縮合により合成すること
ができ、下記式: [式中、RおよびR′は全部で6〜30個の炭素原子を含
むアルキル基である。]を有する。モノグリセロールア
セタールと違って、これらの物質は、5員環の形でのみ
存在することができる。これらの物質は、モノグリセロ
ールアセタールと同様、水溶性の界面活性剤を得るため
に、水溶化基、例えば硫酸塩またはポリオキシエチレン
を導入する必要がある。
そこで、本発明者らは、2個以上のグリセロール残基
を含むアセタールおよびケタールを合成した。これらの
物質は液体または軟質固体であり、繊維洗濯用の洗剤組
成物において特に有用である、有効な水溶性非イオン界
面活性剤として挙動する。他の公知界面活性剤と組み合
わせると、油汚れ洗浄力が相乗的に向上することが分か
った。
新規物質は、多くの点において、エトキシル化アルコ
ール非イオン界面活性剤と同等に挙動し、環境上、エト
キシ化物質の使用を少なくすることが好ましいと考えら
れるような場合には、洗剤組成物に含まれるエトキシル
化アルコール非イオン界面活性剤の全部または一部を新
規物質で置き換えることが可能である。
発明の定義 従って、本発明は、式I: [式中、R1は直鎖または分枝鎖アルキルまたはアルケニ
ル基を表し、R2は水素原子または直鎖もしくは分枝鎖ア
ルキルもしくはアルケニル基を表し、R1およびR2におけ
る全炭素原子数は7〜17であり、Aはモノグリセロール
またはジグリセロール基を表す。]の化合物を提供す
る。
本発明の第二の態様は、前記で定義した化合物の界面
活性剤または湿潤剤としての用途である。
本発明の第三の態様は、上記で定義した化合物を含む
界面活性剤系を有する洗剤組成物である。
本発明の第四の態様は、式Iの化合物の製造法であ
り、式:R1−CO−R2のアルデヒドまたはケトンをグリセ
ロールのオリゴマーと反応させることからなる。
発明の詳細な説明 アルキリデングリセロール 上記式Iの化合物は、分子中に1個より多い(特に2
個または3個の)グリセロール基が存在する点で新規物
質であると考えられる。これら2種類の化合物を各々、
アルキリデンジグリセロールおよびアルキリデントリグ
リセロールと言う。
ジグリセロール(Aはモノグリセロール基である。)
は、式IIaおよびIIb: の2個の構造異性体の混合物として存在する(鎖状異性
体IIaが主たる異性体である。)。
トリグリセロール(Aはジグリセロール基である。)
は、下記式IIIa〜IIIfで示す6個の構造異性体の混合物
として存在する。ここでも、鎖状異性体IIIaが主たる異
性体である。
アルキリデンジ−およびトリグリセロールの主たる鎖
状異性体IIaおよびIIIaは、一般式Ia: [式中、nは1または2である。]で表され得る。
本発明化合物のR1およびR2の基における全炭素原子数
は7〜17、好ましくは9〜13である。原理的には、炭素
原子は2個の基の間にどんな割合で分布していてもよ
い。しかし、本発明者らが研究した化合物は、2種、す
なわちR2が水素原子である化合物およびR2がメチル基で
ある化合物に分けられる。どちらの場合も、R1は直鎖ま
たは分枝鎖アルキルまたはアルケニル基である。
本明細書では、アルデヒドR1CHOから誘導される、R2
が水素原子である化合物は1−アルキリデン(ジ−もし
くはトリ−)グリセロールまたは(ジ−もしくはトリ
−)グリセロールアセタールと言い、メチルケトンR1CO
CH3から誘導される、R2がメチル基である化合物は2−
アルキリデン(ジ−もしくはトリ−)グリセロールまた
は(ジ−もしくはトリ−)グリセロールケタールと言
う。
上記公知文献の検討から推論されるように、R2が水素
原子である化合物(1−アルキリデンジ−およびトリグ
リセロール、またはジ−もしくはトリグリセロールアセ
タール)も6員環の異性体形Ib: の形で存在する。
実際、通常は、2種類の形の混合物が得られ、5員環
の形が主である。
本発明者らは、下記化合物について詳細に研究した。
アルキル基は全て直鎖である。
1−デシリデンジグリセロール(R1=C9、R2=H) 2−デシリデンジグリセロール(R1=C8、R2=メチル) 1−ドデシリデンジグリセロール(R1=C11、R2=H) 2−ドデシリデンジグリセロール(R1=C10、R2=メチ
ル) 1−デシリデントリグリセロール(R1=C9、R2=H) 1−ドデシリデントリグリセロール(R1=C11、R2
H) これらの物質は、親水性−親油性バランス(HLB)の
範囲が約7〜13に及ぶと推定され、広範囲の洗剤組成物
において有用である。HLBに関する完全な論考について
は、“Surfactants in Consumer Products",J Falbe編,
Springer−Verlag,1987を参照されたい。
アルキリデングリセロールは、アルキルまたはアルケ
ニル鎖の長さおよび種類、分子中のグリセロール基の
数、ならびに存在する特定の異性体または異性体混合物
に応じて液体〜固体である。
直鎖1−および2−デシリデンジグリセロールは粘度
の小さい液体であり、従って特に液体洗剤組成物、とり
わけ非水性液体洗剤組成物を作るのに適している。ドデ
シリデンジグリセロールは固体であり、粒状洗剤組成物
に配合するのに適する。ジグリセロールのHLB値は、相
の挙動から9.5〜10.5であると推定され、これは、平均
エトキシル化度が3〜4であるC12エトキシル化アルコ
ール(以下、便宜上、C12EO3-4と言う。)に匹敵する。
しかし、その油汚れ洗浄力は幾分か良好である。
これらの物質は、サルフェートおよびスルホネート型
の陰イオン界面活性剤ならびにエトキシル化度がより高
い非イオン界面活性剤(例えば、C8-18EO5-10などのHLB
がより高い(好ましくは9、より好ましくは9〜13)
補助界面活性剤と組み合わせて使用すると有利である。
新規化合物を第一アルコールサルフェートと組み合わせ
たり、C12EO8非イオン界面活性剤と組み合わせて使用す
ると、相乗的な油汚れ洗浄力が認められた。
直鎖デシリデンおよびドデシリデントリグリセロール
は、軟質液体−結晶性固体であり、水性液体および粒状
の両洗剤組成物に配合するのに適している。それらのHL
B値は12〜13の範囲であると推定され、これは、C12EO8
非イオン界面活性剤に匹敵する。これらの物質は、HLB
がより低い(好ましくは9、より好ましくは7〜9)
補助界面活性剤(例えば、C8-18EO2-6)と組み合わせて
使用するのが最も適切である。C12EO3を使用すると、相
乗的な油汚れ洗浄力が認められた。
アルキリデングリセロールの合成 先に示したように、本発明の新規アルキリデンジ−お
よびトリグリセロールは、適切なアルデヒドまたはケト
ンをグリセロールオリゴマーまたはオリゴマーの混合物
と縮合させることにより合成できる。
これらの方法は一般に、多かれ少なかれ複雑な混合物
を生じるが、過剰量の非界面活性副生物が存在しないな
らば、一般に純粋な化合物を単離する必要はないことが
判明している。
洗剤組成物 本発明の新規界面活性剤は、あらゆる物理的形態(例
えば、粉末、液体、ゲルおよび固体棒状)の洗剤組成物
に配合することができる。
これらの組成物は、どんな物理的形態であっても、一
般に、洗剤活性化合物および洗浄性ビルダーを含み、所
望により漂白成分ならびに性能および特性を高めるため
の他の活性成分を含んでもよい。
洗剤活性化合物 本発明の洗剤組成物は、1種以上の洗剤活性化合物
(界面活性剤)を含む界面活性剤系を含み、該界面活性
剤系は、少なくともその一部が本発明のアルキリデンジ
−またはトリグリセロールから成る。
上述したように、1種以上の補助界面活性剤が存在し
ていてもよく、これらは、石鹸および非石鹸の陰イオン
性、陽イオン性、非イオン性、両性ならびに双イオン性
洗剤活性化合物、ならびにそれらの混合物から選択する
ことができる。多くの適する洗剤活性化合物が利用で
き、それらは文献、例えば、′Surface−Active Agents
and Detergents′,Volumes I and II,Schwartz,Perry
and Berch著に詳しく記載されている。
使用できる好ましい洗剤活性化合物は石鹸および非石
鹸の合成陰イオン性ならびに非イオン性化合物である。
陰イオン界面活性剤は当業者には周知である。例とし
ては、アルキルベンゼンスルホネート、特にアルキル鎖
長がC8〜C15である直鎖アルキルベンゼンスルホネー
ト;第一および第二アルキルサルフェート、特にC12〜C
15第一アルキルサルフェート;アルキルエーテルサルフ
ェート;オレフィンスルホネート;アルキルキシレンス
ルホネート;ジアルキルスルホスクシネート;ならびに
脂肪酸エステルスルホネートが挙げられる。一般にナト
リウム塩が好ましい。
使用できる非イオン界面活性剤としては、第一および
第二アルコールエトキシレート、特にアルコール1モル
につき平均1〜20モルのエチレンオキシドでエトキシル
化されたC8〜C20脂肪族アルコール、とりわけアルコー
ル1モルにつき平均1〜10モルのエチレンオキシドでエ
トキシル化されたC10〜C15第一および第二脂肪族アルコ
ールが挙げられる。エトキシル化されていない非イオン
界面活性剤としては、アルキルポリグリコシド、グリセ
ロールモノエーテルおよびポリヒドロキシアミド(グル
カミド)が挙げられる。
存在する界面活性剤の全量は最終用途に依存し、例え
ば食器洗浄機用組成物では0.5重量%と低く、例えば手
洗いによる繊維洗濯用組成物では60重量%と高い。洗濯
機による繊維洗濯用組成物では、一般に5〜40重量%が
適切である。
洗浄性ビルダー 本発明の洗剤組成物は、一般に1種以上の洗浄性ビル
ダーも含む。本組成物における洗浄性ビルダーの全量
は、5〜80重量%が適切であり、好ましくは、粉末の場
合が10〜60重量%、水性液体の場合が5〜25重量%、非
水性液体の場合が10〜40重量%である。
存在させることができる無機のビルダーとしては、GB
1437950(Unilever)に開示された、炭酸ナトリウムで
あり、所望により炭酸カルシウムの種晶と組み合わせた
もの;結晶性および無定形アルミノケイ酸塩、例えばGB
1473201(Henkel)に開示されたゼオライト、GB1473202
(Henkel)に開示された非晶質アルミノケイ酸塩および
GB1470250(Procter & Gamble)に開示された結晶性/
非晶質混合アルミノケイ酸塩;ならびにEP164514(Hoec
hst)に開示された層状ケイ酸塩が挙げられる。無機リ
ン酸塩ビルダー、例えばナトリウムのオルトリン酸塩、
ピロリン酸塩およびトリポリリン酸塩も存在させること
ができるが、環境上余り好ましくない。
ゼオライトビルダーは、5〜60重量%の量、好ましく
は10〜50重量%の量で存在させるのが適切である。粒状
繊維洗濯(洗濯機)用組成物に対しては10〜45重量%の
量が特に好ましい。市販のほとんどの粒状洗濯組成物に
使用されているゼオライトはゼオライトAである。しか
し、EP384070A(Unilever)に記載された最大アルミニ
ウムゼオライトP(ゼオライトMAP)も有利に使用する
ことができる。ゼオライトMAPは、ケイ素とアルミニウ
ムとの比が1.33を越えない、好ましくは1.15を越えな
い、より好ましくは1.07を越えないP型のアルカリ金属
アルミノケイ酸塩である。
存在させることができる有機ビルダーとしては、ポリ
アクリレート、アクリル酸/マレイン酸コポリマーおよ
びアクリル酸ホスフィネートなどのポリカルボキシレー
トポリマー;クエン酸塩、グルコン酸塩、オキシジコハ
ク酸塩、グリセロールモノ−、ジ−およびトリコハク酸
塩、カルボキシメチルオキシコハク酸塩、カルボキシメ
チルオキシマロン酸塩、ジピコリン酸塩、ヒドロキシエ
チルイミノジ酢酸塩、アルキル−およびアルケニルマロ
ン酸塩およびコハク酸塩などの単量体ポリカルボキシレ
ート;ならびにスルホン化脂肪酸塩が挙げられる。この
リストは全てを網羅するものではない。
特に好ましい有機ビルダーはクエン酸塩(適切には、
5〜30重量%、好ましくは10〜25重量%の量で使用)お
よびアクリル酸ポリマー、特にアクリル酸/マレイン酸
コポリマー(適切には、0.5〜15重量%、好ましくは1
〜10重量%の量で使用)である。
ビルダーは、無機であっても有機であっても、アルカ
リ金属塩、特にナトリウム塩の形で存在するのが好まし
い。
漂白成分 本発明の洗剤組成物は、漂白系も適切に含むことがで
きる。食器洗浄機用組成物は塩素系漂白剤を適切に含む
ことができ、繊維洗濯用組成物は、より好ましくは、水
溶液中で過酸化水素を生じることができるペルオキシ系
漂白剤(例えば、無機過酸塩または有機ペルオキシ酸)
を含むことができる。
適切なペルオキシ系漂白剤としては、過酸化尿素など
の有機過酸化物ならびにアルカリ金属の過ホウ酸塩、過
炭酸塩、過リン酸塩、過ケイ酸塩および過硫酸塩などの
無機過酸塩が挙げられる。好ましい無機過酸塩は、過ホ
ウ酸ナトリウム一水和物および四水和物ならびに過炭酸
ナトリウムである。
特に好ましいのは、水分による不安定化に対して保護
コーティングを有する過炭酸ナトリウムである。GB2123
044B(花王)には、メタホウ酸ナトリウムおよびケイ酸
ナトリウムを含む保護コーティングを有する過炭酸ナト
リウムが開示されている。
ペルオキシ系漂白剤は、適切には、5〜35重量%、好
ましくは10〜25重量%の量で存在する。
ペルオキシ系漂白剤は、低い洗濯温度での漂白作用を
改善するために、漂白活性化剤(漂白前駆体)とともに
使用することができる。漂白前駆体は、適切には、1〜
8重量%、好ましくは2〜5重量%の量で存在する。好
ましい漂白前駆体は、ペルオキシカルボン酸前駆体(特
に好ましくは過酢酸前駆体および過安息香酸前駆体)お
よびペルオキシ炭酸前駆体である。本発明での使用に適
する特に好ましい漂白前駆体は、N,N,N′,N′−テトラ
アセチルエチレン−ジアミン(TAED)である。
漂白安定剤(重金属イオン封鎖剤)も存在させること
ができる。適切な漂白安定剤としては、エチレンジアミ
ン四酢酸(EDTA)およびDequest(商標)、EDTMPなどの
ポリホスホン酸塩が挙げられる。
特に好ましい漂白系は、ペルオキシ系漂白剤(好まし
くは過炭酸ナトリウムまたは過ホウ酸ナトリウム一水和
物)を、所望により漂白前駆体、ならびにEP458397A、E
P458398AおよびEP509787A(Unilever)に記載された遷
移金属漂白触媒とともに含む。
他の成分 本発明の洗剤組成物は、洗浄力を高め、加工処理を容
易にするために、アルカリ金属(好ましくはナトリウ
ム)の炭酸塩を含むことができる。炭酸ナトリウムは、
適切には、1〜60重量%、好ましくは2〜40重量%の量
で含むことができる。しかし、炭酸ナトリウムをほとん
どあるいは全く含まない組成物も本発明の範囲内であ
る。
粒状の洗剤組成物では、少量の粉末構造化剤(powder
structurant)、例えば、脂肪酸(もしくは脂肪酸石
鹸)、糖、アクリル酸もしくはアクリル酸/マレイン酸
ポリマー、またはケイ酸ナトリウムを配合することによ
り粉末流動性を改善することができる。好ましい粉末構
造化剤は脂肪酸石鹸であり、適切には1〜5重量%の量
で含む。
本発明の洗剤組成物に存在することができる他の物質
としては、ケイ酸ナトリウム;セルロースポリマーなど
の再付着防止剤;蛍光剤;硫酸ナトリウムなどの無機
塩;適切であるならば気泡抑制剤または気泡促進剤;タ
ンパク質分解酵素および脂肪分解酵素;染料;着色スペ
ックル;香料;泡調節剤;および繊維柔軟剤が挙げられ
る。このリストは、全てを網羅するものではない。
液体洗剤組成物 前述したように、本発明のアルキリデンジ−およびト
リグリセロールは、水性および非水性液体洗剤組成物に
有利に配合することができる。
本発明に係る水性液体は等方性である。あるいは、所
望により懸濁粒状固体を含む水性連続相にラメラ小滴を
分散してなる構造化、液体であってもよい。懸濁固体を
含まないこの種の構造化液体は、例えば、US4244840に
開示されており、懸濁固体を含む構造化液体は、US4244
840の他にEP38101A、EP160342AおよびEP140452Aにも開
示されている。それらの液体は、EP346995A(Unileve
r)に記載された解膠ポリマーを、適切には0.01〜5重
量%の量で含むことができる。
本発明に係る非水性液体は、5重量%以下、好ましく
は3重量%未満の水を含む。非水性液体は、粒状固体相
が非水性液体相に分散した形状をとることができ、非水
性液体相は、1種以上の非イオン界面活性剤を適切には
1〜90重量%、好ましくは5〜75重量%、より好ましく
は20〜60重量%の量で含む。非水性液体は、物理的安定
性を改善するために、疎水的に改良された分散剤、例え
ば疎水性シリカを配合すると有利である。解膠剤、例え
ばEP266199A(Unilever)に記載された酸を配合するの
も有利である。
実施例 本発明を以下の実施例によりさらに説明するが、本発
明は以下の実施例に限定されない。実施例において、部
および%は、特に断らない限り、重量部および重量%で
ある。番号を付した実施例は本発明の例であり、アルフ
ァベットで示した実施例は比較例である。
実施例1〜4 アルキリデンジ−およびトリグリセロールの合成および
特性解析実施例1:1−デシリデンジグリセロールの合成 本実施例は、式IにおいてR1=直鎖C9H19、R2=H、
A=モノグリセロールである化合物の合成を記載する。
ジメチルホルムアミド(100cm3)中の1,1−ジメトキ
シデカン(22.0g,0.10モル)、ジグリセロール(86.0g,
0.52モル)およびp−トルエンスルホン酸(0.25g)
を、100℃で7時間加熱した。反応混合物を冷却し、水
(400m3)を添加して、混合物をエーテル(2×300c
m3)で抽出した。エーテル抽出物を一緒にして、水(2
×250cm3)およびブライン(250cm3)で洗浄し、無水硫
酸ナトリウムで脱水した。溶媒を減圧除去すると、粗生
成物が得られた。クーゲラー装置を使用して短路蒸留
(short path distillation)を行うと、純粋な1−デ
シリデンジグリセロール(14.7g,48%)が得られた。
化合物の特性解析を核磁気共鳴(NMR)スペクトルに
より行った。δH(360MHz,CDCl3,TMS):0.89(3H,t,CH3
−),1.3〜1.4(14H,m,−(CH27−),1.65(2H,m,C8H
17−CH2−),3.5〜4.4(10H,m,−O−CH2−CH(O)−C
H2−O−),4.88,4,98(1H,t,C9H19−CH−)。
同様の方法を使用して1−ドデシリデンジグリセロー
ルを合成し、解析した。
実施例2:2−デシリデンジグリセロールの合成 本実施例は、式IにおいてR1=直鎖C8H17、R2=メチ
ル、A=モノグリセロールである化合物の合成を記載す
る。
ジメチルホルムアミド(340cm3)中の2−デカノン
(0.136モル)、ジグリセロール(340.0g,2.05モル,15
当量)およびp−トルエンスルホン酸(0.5g)を、100
℃で3〜6時間攪拌した。反応混合物を冷却し、水(25
0m3)を添加して、混合物をエーテルで抽出した。エー
テル抽出物を水およびブラインで洗浄し、無水硫酸ナト
リウムで脱水した。溶媒をロータリーエバポレータで除
去すると、粗生成物が得られた。クーゲラー装置を使用
して短路蒸留を行うと、純粋な2−デシリデンジグリセ
ロール(12.52g,30%)が得られた。
化合物の特性解析を核磁気共鳴(NMR)スペクトルに
より行った。δH(360MHz,CDCl3,TMS):0.88(3H,t,J=
6.9Hz,CH3),1.3(12H,m,−(CH26−),1.31,1.37(3
H,s,O−C(CH3)C8H17−O),1.65(2H,m,C7H15−CH2
−),2.2〜3.0(2H,br m,−OH),3.6〜4.4(10H,m,−O
−CH2−CH(O)−CH2−O−)。
実施例3:2−ドデシリデンジグリセロールの合成 本実施例は、式IにおいてR1=直鎖C10H21、R2=メチ
ル、A=モノグリセロールである化合物の合成を記載す
る。
ジメチルホルムアミド(340cm3)中の2−ドデカノン
(0.136モル)、ジグリセロール(340.0g,2.05モル,15
当量)およびp−トルエンスルホン酸(0.5g)を、100
℃で3〜6時間攪拌した。反応混合物を冷却し、水(25
0cm3)を添加して、混合物をエーテルで抽出した。エー
テル抽出物を水およびブラインで洗浄し、無水硫酸ナト
リウムで脱水した。溶媒をロータリーエバポレータで除
去すると、粗生成物が得られた。クーゲラー装置を使用
して短路蒸留を行うと、純粋な2−ドデシリデンジグリ
セロール(21.3g,47%)が得られた。沸点:225℃/0.04m
bar。
化合物の特性解析を核磁気共鳴(NMR)スペクトルに
より行った。δH(360MHz,CDCl3,TMS):0.88(3H,t,J=
6.9Hz,CH3),1.3(17(?)H,m,−(CH28−),1.31,
1.36(3H,s,O−C(CH3)C10H21−O),1.65(2H,m,C9H
19−CH2−),2.2〜3.0(2H,br m,−OH),3.5〜4.4(10
H,m,−O−CH2−CH(O)−CH2−O−)。
実施例4:1−デシリデントリグリセロールの合成 本実施例は、式IにおいてR1=直鎖C8H17、R2=H、
A=ジグリセロールである化合物の合成を記載する。
ジメチルホルムアミド(250cm3)中の1,1−ジメトキ
シドデカン(11.5g,0.05モル)、トリグリセロール(24
0g,1.0モル)およびp−トルエンスルホン酸(0.5g)
を、100℃で5時間加熱した。反応混合物を冷却し、水
(400m3)を添加して、混合物をエーテル(2×300c
m3)で抽出した。エーテル抽出物を一緒にして、水(2
×250cm3)およびブライン(250cm3)で洗浄し、無水硫
酸ナトリウムで脱水した。溶媒を減圧除去すると、粗生
成物が得られた。クーゲラー装置を使用して短路蒸留を
行い、低沸点不純物を除去すると、ほぼ純粋な1−ドデ
シリデントリグリセロール(14.2g,70%)が得られた。
化合物の特性解析を核磁気共鳴(NMR)スペクトルに
より行った。δH(360MHz,CDCl3,TMS):0.88(3H,t,CH3
−),1.3〜1.4(18H,m,−(CH29−),1.64(2H,m,C10
H21−CH2−),3.5〜4.4(15H,m,−O−CH2−CH(O)−
CH2−O−),4.88,4.97(1H,t,C11H23−CH−)。
同様の方法を使用して1−ドデシリデントリグリセロ
ールを合成し、特性解析した。
実施例5〜8:洗浄力 油汚れの洗浄力をターゴトメータを使用してトリオレ
イン除去実験で比較した。
3H放射能標識したトリオレインを使用して汚れ除去を
評価した。この汚れ(約1.9%)を有するニットのポリ
エステル試験布をターゴトメータUR 7227で20分洗濯し
た。攪拌は70rpmであり、洗濯液量は500mlであり、洗濯
温度は40℃であった。界面活性剤は、メタホウ酸ナトリ
ウム緩衝液(0.05M)の存在下、蒸留水中1g/lの濃度で
使用した。洗濯した後、各ターゴトメータポットから4
×1mlの洗濯液の試料を取り出し、液体シンチレーショ
ン計数器を使用して放射能を測定した。
洗浄力(%)を下記関係式から計算した。
洗浄力(%)=Aw/(As×100) [式中、Awは洗濯液中の全放射能であり、Asは布に最初
に適用した放射能レベルである。] デシリデンおよびドデシリデンジグリセロールは全
て、高HLBの補助界面活性剤である第一アルコールサル
フェート(ココPAS)およびC12EO8エトキシル化アルコ
ールとともに使用すると、共働的に作用する洗浄挙動を
示した。
実施例5 2−デシリデンジグリセロール(実施例2)と第一アル
コールサルフェート(ココPAS) 実施例6 2−ドデシリデンジグリセロール(実施例3)とココPA
S 実施例7 2−デシリデンジグリセロール(実施例2)とC12EO8
イオン性界面活性剤 実施例8 2−ドデシリデンジグリセロール(実施例3)とC12EO8
非イオン性界面活性剤 実施例9〜12:洗浄力 これらの実施例では、実施例5〜8で使用した方法と
同様にして洗浄力を測定したが、ターゴトメータ洗濯液
は、下記成分を24°(フランス)硬水に含むものとし
た。
g/l 界面活性剤(全) 1.00 ゼオライト 2.42 炭酸ナトリウム 1.82 アクリル酸/マレイン酸コポリマー 0.592 実施例9 1−デシリデンジグリセロール(実施例1)とココPAS 実施例10 1−デシリデンジグリセロール(実施例1)と非イオン
性界面活性剤 実施例11 1−ドデシリデンジグリセロール(実施例1)と非イオ
ン性界面活性剤 実施例12 1−ドデシリデントリグリセロール(実施例4)と非イ
オン性界面活性剤 7EO非イオン性界面活性剤の場合 3EO非イオン性界面活性剤の場合 これらの結果から、1−ドデシリデントリグリセロー
ルが高HLB界面活性剤として挙動することが分かる。1
−ドデシリデントリグリセロールを、非常に類似した性
能を有する別の高HLB界面活性剤である7EOエトキシル化
非イオン性界面活性剤と混合した場合、ほとんど利点は
得られなかった。しかし、低HLB界面活性剤である3EOエ
トキシル化アルコールと混合すると、洗浄力の向上が認
められた。
実施例13〜16:洗剤組成物 実施例13および14:粉末洗剤 本発明の化合物を配合した粉末洗剤は下記処方(重量
%)で作ることができる。
実施例15:非水性液体洗剤 実施例16および17:水性液体洗剤
フロントページの続き (72)発明者 カン−ロデイ,アビツド・ナデイン イギリス国、チエスター・シー・エイ チ・2・2・ジエイ・デイー、フール、 ヘウイツト・ストリート・29 (72)発明者 ニコラス,マルコム・フイリツプ イギリス国、マージーサイド・エル・ 49・0・テイー・ワイ、ウイラル、アツ プトン、スリングスビー・ドライブ・69 (56)参考文献 特開 昭58−13530(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07D 317/22 C11D 1/68 B01F 17/32 B01F 17/38 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式I: [式中、R1は直鎖または分枝鎖アルキルまたはアルケニ
    ル基を表し、R2は水素原子または直鎖もしくは分枝鎖ア
    ルキルもしくはアルケニル基を表し、R1およびR2におけ
    る全炭素原子数は7〜17であり、Aはモノグリセロール
    またはジグリセロール基を表す。]の化合物。
  2. 【請求項2】式Ia: [式中、nは1または2である。]を有することを特徴
    とする請求項1に記載の化合物。
  3. 【請求項3】R1がC9またはC11アルキル基を表し、R2
    水素原子を表すことを特徴とする請求項1に記載の化合
    物。
  4. 【請求項4】R1がC8またはR10アルキル基を表し、R2
    メチル基を表すことを特徴とする請求項1に記載の化合
    物。
  5. 【請求項5】請求項1に記載の化合物を含む界面活性剤
    または湿潤剤。
  6. 【請求項6】1種以上の界面活性剤を含む界面活性剤系
    を含有する洗剤組成物であって、該界面活性剤系が請求
    項1に記載の化合物を含むことを特徴とする洗剤組成
    物。
  7. 【請求項7】界面活性剤系として、式I[式中、Aはモ
    ノグリセロール基である。]の化合物をHLB値が少なく
    とも9である補助界面活性剤とともに含むことを特徴と
    する請求項6に記載の洗剤組成物。
  8. 【請求項8】補助界面活性剤のHLB値が9〜13であるこ
    とを特徴とする請求項7に記載の洗剤組成物。
  9. 【請求項9】補助界面活性剤がサルフェートおよびスル
    ホネート系陰イオン性界面活性剤ならびにエトキシル化
    非イオン性界面活性剤から選択されることを特徴とする
    請求項7に記載の洗剤組成物。
  10. 【請求項10】補助界面活性剤が第一アルコールサルフ
    ェートであることを特徴とする請求項7に記載の洗剤組
    成物。
  11. 【請求項11】補助界面活性剤がアルコール1モルにつ
    き平均5〜10モルのエチレンオキシドでエトキシル化さ
    れたC8-18アルコールであることを特徴とする請求項7
    に記載の洗剤組成物。
  12. 【請求項12】界面活性剤系として、式I[式中、Aは
    ジグリセロール基である。]の化合物をHLB値が9を越
    えない補助界面活性剤とともに含むことを特徴とする請
    求項6に記載の洗剤組成物。
  13. 【請求項13】補助界面活性剤のHLB値が7〜9である
    ことを特徴とする請求項12に記載の洗剤組成物。
  14. 【請求項14】補助界面活性剤がエトキシル化非イオン
    性界面活性剤であることを特徴とする請求項12に記載の
    洗剤組成物。
  15. 【請求項15】補助界面活性剤がアルコール1モルにつ
    き平均2〜6モルのエチレンオキシドでエトキシル化さ
    れたC8-18アルコールであることを特徴とする請求項12
    に記載の洗剤組成物。
  16. 【請求項16】液体の形態であることを特徴とする請求
    項6に記載の洗剤組成物。
  17. 【請求項17】非水性液体の形態であることを特徴とす
    る請求項6に記載の洗剤組成物。
  18. 【請求項18】式:R1−CO−R2のアルデヒドまたはケト
    ンをジグリセロール又はトリグリセロールと反応させる
    ことを含む、請求項1に記載の化合物の製造法。
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