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JP2849066B2 - 道路交通用信号システム - Google Patents
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JP2849066B2 - 道路交通用信号システム - Google Patents

道路交通用信号システム

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JP2849066B2
JP2849066B2 JP10391996A JP10391996A JP2849066B2 JP 2849066 B2 JP2849066 B2 JP 2849066B2 JP 10391996 A JP10391996 A JP 10391996A JP 10391996 A JP10391996 A JP 10391996A JP 2849066 B2 JP2849066 B2 JP 2849066B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路の交差点など
において車両などの交通を規制・整理するための道路交
通用信号システムに関し、特に、新規で改良された道路
交通用信号システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、交差点などにおいて車両などの交
通を規制・整理するための道路交通用信号機は、通常、
青色灯・黄色灯・赤色灯から構成され、道路上などの位
置に配置されている。かかる道路交通用信号機は、予め
設定された時間で青色・黄色・赤色と変化するが、特
に、青色から黄色に変わる時間は様々である。例えば、
通常、交差点などの信号機では、青色信号の灯火、黄色
信号の灯火(4秒間)、赤色信号の灯火、青色の矢印信
号の灯火となっており、青色信号、黄色信号、赤色の矢
印信号の灯火時間は、それぞれの交差点により異なり、
特に、左折の青色矢印信号は短時間で変わるものが多
い。
【0003】一方、交差点などでは、道路交通用信号機
が設置されているにもかかわらず、青色信号の確認位
置、交差点の道路巾、車両の走行速度等により、交差点
直前で止まりきれず、車両が赤信号でも交差点内に侵入
してしまうことが、しばしば、見受けられる。その際、
ドライバーは速度を上げたまま進入することが多く、さ
らには、物損、人身共に大事故につながっていた。
【0004】また、特に、押しボタン式信号機では、普
段、青色信号の時間が長く、ドライバー自身も注意を怠
り易い。その為、突然の信号の変化に対応しきれずに歩
行者を跳ねてしまったり、避けようとして対向車線の対
向車に衝突して大事故になることも多かった。また、仮
に停止できても、後続車による追突事故も多発してい
る。
【0005】さらに、最近の車は密閉性が高く、加え
て、特に、オーディオ機器製品の発達がめまぐるしく、
その為、車中のドライバーが音楽の音により緊急車両の
サイレンの音が聞こえずに、交差点付近で接触事故や衝
突事故等を起こすことがしばしばであった。
【0006】加えて、信号待ちでのイライラ、または、
信号が青色になっても発進しない車に対してクラクショ
ンを鳴らすこともしばしば有る。このように、従来の道
路交通用信号機は、必ずしも十分にその機能を果たして
いるとは言えず、場合によっては、交通渋滞を招く原因
ともなっており、また、かかる道路交通用信号機に伴っ
て発生する事故などで保険会社が支払う保険料は、年間
20兆円以上にも達している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上の様に、従来の道
路交通用信号機では、青色信号の灯火の確認の位置、速
度等により、車両が赤色の灯火交差点に進入してしま
い、場合によっては、大事故につながることが多かっ
た。また、右折の青色矢印信号は短時間で変わることが
多く、特に、大きな交差点では、車両が赤色信号で進入
してしまい、進行方向の対向車と衝突事故等を起こし、
さらには、歩行者をも巻き込む大事故を発生していた。
特に、右折時の運転はドライバーにとって大変不安定な
状態であり、対向車のみならず後続車の追突も含む大事
故を招いていた。
【0008】そこで、本発明の目的は、上記のような従
来の道路交通用信号機の抱える問題点に鑑み、これらの
問題点を解消することにより、特に、交差点などにおい
て、ドライバーにとってより信号の変化が判り易く、安
全で確実な交通の規制や整理が可能な、新規で改良され
た道路交通用信号システムを提供するものである。
【0009】すなわち、上記の目的を達成するため、本
発明によれば、青色灯・黄色灯・赤色灯を配置し、さら
に、前記青色灯・黄色灯・赤色灯の上方には、赤色灯を
回転しながら表示する赤色回転灯を取り付けると共に、
この赤色回転灯の下方に青色矢印灯を取り付けた信号機
を備え、これら各灯の点灯を制御装置により道路交通を
制御する道路交通用信号システムにおいて、さらに、緊
急車両が近接して来ることを検出するセンサーを設け、
かつ、前記制御装置は、前記青色灯から前記黄色灯に変
わる時に、数秒間、前記青色灯を点滅させた後に前記青
色矢印灯を点灯し、その後、さらに、当該青色矢印灯を
数秒間点灯させるように表示し、前記赤色灯から前記青
色灯に変わる時に、数秒間、前記赤色灯を点滅させ
ように表示し、かつ、前記センサーが緊急車両の近接を
感知した時に、前記赤色回転灯を回転しながら表示する
ように構成されたことを特徴とする道路交通用信号シス
テムが提案される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付の図面を参照しながら、詳細に説明を行う。ま
ず、図1には、本発明の一の実施の形態である道路交通
用信号システムの全体構成が示されいる。この道路交通
用信号システムによれば、信号機10は、青色灯11
と、黄色灯12と、赤色灯13とを備えている。さら
に、これら3つの各色灯の中央上方には、赤色灯を回転
しながら表示する、いわゆる、赤色回転灯15が、そし
て、その右側下方には、青色の矢印灯16が設けられて
いる。また、添付の図2には、この信号機10の平面図
が示されている。
【0011】上記の信号機10には、いわゆる制御装置
20が接続され、これにより上記の各色灯の点灯を制御
する。なお、この例では、この制御装置20は、例えば
マイクロコンピュータにより構成されており、すなわ
ち、この制御装置20は、中央演算部(CPU)21、
所定のプログラムを記憶した不揮発性の記憶装置である
ROMや演算のための記憶装置であるRAMなどを含む
記憶装置22、入出力装置(I/O)23を備えた制御
部25、さらに、上記制御部25のCPU21からの指
令に従って上記信号機10へ電力を供給してそれらの点
灯を行うための、いわゆる、点灯駆動回路26を含んで
いる。さらに、信号機10が配置される交差点付近に
は、救急車や消防車などの緊急車両の近接を検出するた
めの緊急車両近接センサー30が設けられており、この
センサー30からの検出出力は、上記制御装置20へ入
力されている。なお、このセンサー30としては、例え
ばマイクロフォンが考えられ、このマイクロフォンから
の音声信号を上記制御装置20に設けた音声分析回路2
7により分析して緊急車のサイレンを認識し、もって、
緊急車の近接を検出することが可能になる。あるいは、
緊急車両から所定の周波数の電波を発信し、これを受信
して緊急車の近接を検出するようにすることも可能であ
る。
【0012】次に、上記に説明した本発明になる道路交
通用信号システムの動作について説明する。図3には、
上記道路交通用信号システムを構成する制御装置20、
特に、その制御部25の動作が、いわゆるフローチャー
トとして示されている。まず、動作がスタートすると、
青色信号を点灯する(ステップS101)。その後、こ
の青色信号を点灯する期間t1が、所定の期間(t1=
60秒)が経過したか否か判定し(ステップS10
2)、経過していなければ青色信号を点灯する上記ステ
ップS101へ戻り、経過したならば、次に、青色信号
を点滅する(ステップS103)。上記と同様にして、
この青色信号の点滅をt2=4秒間続け(ステップS1
04)、その後、黄色信号を点灯する(ステップS10
5)。この黄色信号の点灯も、上記と同様にして、t3
=4秒間続け(ステップS106)、次に、赤色信号を
点灯する(ステップS107)。やはり上記と同様にし
て、この赤色信号を点灯を期間t4=60秒間続け(ス
テップS108)、最後に、この赤色信号を点滅を期間
t5=4秒間続け(ステップS109、S110)、再
び、上記のステップS101へ戻り、以上のステップを
繰り返す。すなわち、本発明になる道路交通用信号シス
テムによれば、青色信号(60秒)・青色点滅信号(4
秒)・黄色信号(4秒)・赤色信号(60秒)・赤色点
滅信号(4秒)の合計時間(132秒)を順次繰り返す
こととなる。
【0013】また、上記緊急車両近接センサー30と音
声分析回路27により緊急車両の交差点への接近を検出
した場合には、制御装置20は、上記の動作にかかわら
ず、信号機10の赤色回転灯15を点滅しながら回転さ
せる。例えば、緊急車両が交差点の数百メートル内に接
近すると、車両から発進された電波あるいは音波によ
り、センサー30が働き、交差点に設けられた全信号機
10の赤色回転灯を回転させ、交差点付近のドライバー
に対して緊急車両の接近を知らせる。これにより、気密
性が向上した車室内で音楽を聞いているドライバーに対
しても、確実に、緊急車両の接近を知らせ、緊急車両と
の衝突事故などがなくなり、安全に走ることが出来るこ
ととなる。
【0014】すなわち、上記の本発明になる道路交通用
信号システムによれば、青信号から黄色信号へ変わる
際、青色信号を数秒間点滅し、その後、黄色信号に変わ
り、さらに、赤色信号から青色信号へ変わる際にも、や
はり、数秒間の赤色点滅し、その後、青色信号に戻るこ
とを繰り返すこととなる。このような本発明になる道路
交通用信号システムの動作によれば、ドライバーが交差
点の青色信号を確認し交差点に接近して、一方、交通信
号が黄色信号に変化する際、青色信号が青色点滅を始
め、これにより、その後に黄色信号に変化することを警
告する。そこで、ドライバーは速度を上げるのを止め、
減速状態に入り、赤色信号で安全に停止することが出来
ることとなる。また、その際、後続の車も同様に停止す
ることが出来、先行車の急停止による衝突を防止するこ
とが出来る。
【0015】ここで、添付の図3のグラフにより、上記
の本発明になる道路交通用信号システムの効果につい
て、より具体的に説明する。このグラフは、縦軸に車両
の速度を、横軸には停止までの走行距離を示したもので
あり、比較のため、従来の交通信号システムにおける停
止距離をAで、本発明になる新システムの交通信号にお
ける停止距離をBで示したものである。因みに、本発明
になる新システムにおいては、上記の青色点滅は、上記
の例と同様に、4秒間に設定されている。他方、従来の
交通信号システムでは、青色信号(60秒)・黄色信号
(4秒)・赤色信号(64秒)の合計時間(132秒)
に設定されている。
【0016】ところで、一般的に、例えば速度60km
/hで走行中の車両の停止距離としては、約50m必要
である。この中には空走距離が約20mが含まれてい
る。この空走距離は、ドライバーが疲れていると、長く
なる。また、雨等で道路が濡れている時、積載物が重い
時、タイヤの磨耗状態が著しい場合などにおいて、停止
距離は2倍程度(警視庁交通局監修の「交通の教則」に
よる)に延びることことがある。
【0017】そして、上記の本発明になる道路交通用信
号の新システムによれば、青信号から黄色信号へ変わる
際、青色信号を数秒間点滅してドライバーに警告するこ
とから、このグラフからも明らかなように、この青色点
滅によりドライバーが黄色信号に備えて60km/hで
走行中に従来よりも約66m手前から信号が黄色に変わ
ることを予知し、減速状態に入ることが出来、上記の悪
条件の場合でも安全に停止させることが出来ることとな
る。これに対し、従来の交通信号システムでは、信号の
手前50m以下の距離で信号が黄色に変わった場合、交
差点の手前で停止できず、交差点に入ってしまう。
【0018】さらに、青色信号を点滅(4秒間)させた
場合における、車両の走行速度と、車両が停止位置で正
確に停止できるための信号手前の確認位置との関係を、
以下の表に示す。
【表1】
【0019】また、上記の本発明になる道路交通用信号
システムによれば、赤色信号で停止したドライバーは、
次の赤色信号の点滅により、イライラすることなく、信
号機の次の青色信号への変化を事前に知り、発進の準備
をする。これにより、安全でスムーズな車の流れを作る
ことができ、渋滞を減らすことが出来ることとなる。な
お、その際、この青色、赤色信号の点滅は、今までの青
色、赤色信号の点灯時間内で行うため、渋滞などの問題
もなくなる。
【0020】さらに、ドライバーは危険を避けるため、
速度を上げて交差点に接近することが多い。また、青色
矢印信号(青色矢印灯16)は、右折信号に使われるこ
とが多く、従来、短時間で変わることが多かった。そし
て、この青色矢印信号では、ドライバーは右折という非
常に不安定な運転を行わなければならず、そのため、と
っさの信号の変化に対応しきれず、赤信号で交差点に進
入してしまう場合が多かった。
【0021】そこで、上記の本発明になる道路交通用信
号システムでは、さらに、上記青色矢印信号(青色矢印
灯16)の点灯の際にも、次の黄色信号の前に、この青
色矢印灯16を点滅させ、ドライバーに対して次の信号
に変わることを警告するようにしている。これによれ
ば、ドライバーは、その位置から加速か減速かを的確に
判断することが可能となり、もって、その後の赤色信号
で安全に停止することが出来ることとなる。また、その
際、その後続車両も、やはり、上記青色矢印灯16の青
色点滅を確認しているため、追突することなく安全に停
止することが出来る。
【0022】以上の説明からも判るように、青色点滅に
より、早い段階で信号が変わるということが判れば、交
差点などの事故は半減どころか、激減させることが可能
となる。また、以上のような利点を利用すると、黄色信
号では右折車を優先でき、直進車との衝突事故を減らす
ことができる。つまり、直進車は後続車との追突事故を
考えなくて済むためである。(但し、黄色信号では右折
のみ進入可能とする道路交通法の改正が必要となる。)
【0023】また、押しボタン信号の様に、普段、青色
になっている信号でも、青色点滅により早い段階でドラ
イバーに歩行者の横断を知らせ、減速して赤信号で安全
に停止することが出来る。更に、点滅信号は夜間でも確
認が容易なため、点滅時間を調整することによりあらゆ
る信号に応用できる。
【0024】さらに、以上の新システムによれば、現在
使用の信号機がそのまま使用でき、すなわち、システム
のみを組み込めば使用が可能である。その為、安い費用
で交差点、押しボタン式信号における事故を半減する事
が出来る。また、それにより事故が半減すれば、物質的
損失、つまり、交通事故に伴う車両の破壊や壊れた物を
処理する作業の節約が出来、更に、尊い人命を救うこと
が出来、加えて、保険会社が支払うことともなる、単純
計算しても年間10兆円にも上る金銭を大幅に減らすこ
とが出来ることにもなる。
【0025】
【発明の効果】以上の詳細な説明からも明らかなよう
に、本発明により改良された道路交通用信号システムに
よれば、従来の道路交通用信号機の抱える問題点を解消
し、すなわち、青色点滅により交差点に進入してくる車
両のドライバーに信号の変化を早い段階で認識させるこ
とが可能となることから、ドライバーにとっては信号の
変化が判り易く、これにより、安全で確実な交通を確保
することが可能となるという、社会的にも優れた効果を
発揮することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一の実施の形態になる道路交通用信号
システムの全体構成を示す図である。
【図2】上記本発明の道路交通用信号システムを構成す
る信号機の平面図である。
【図3】上記本発明の道路交通用信号システムの動作を
説明するためのフローチャート図である。
【図4】上記本発明の道路交通用信号システムの効果を
従来技術に比較して示すグラフを示す図である。
【符号の説明】
10 信号機 11 青色灯 12 黄色灯 13 赤色灯 15 赤色回転灯 16 青色の矢印灯 20 制御装置 25 制御部 30 センサー
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G08G 1/095 G08G 1/087

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 青色灯・黄色灯・赤色灯を配置し、さら
    に、前記青色灯・黄色灯・赤色灯の上方には、赤色灯を
    回転しながら表示する赤色回転灯を取り付けると共に、
    この赤色回転灯の下方に青色矢印灯を取り付けた信号機
    を備え、これら各灯の点灯を制御装置により道路交通を
    制御する道路交通用信号システムにおいて、さらに、緊
    急車両が近接して来ることを検出するセンサーを設け、
    かつ、前記制御装置は、前記青色灯から前記黄色灯に変
    わる時に、数秒間、前記青色灯を点滅させた後に前記青
    色矢印灯を点灯し、その後、さらに、当該青色矢印灯を
    数秒間点灯させるように表示し、前記赤色灯から前記青
    色灯に変わる時に、数秒間、前記赤色灯を点滅させるよ
    うに表示し、かつ、前記センサーが緊急車両の近接を感
    知した時には、前記赤色回転灯を回転しながら表示する
    ように構成されたことを特徴とする道路交通用信号シス
    テム。
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