JP2852786B2 - 電気的接続部材及びその製造方法 - Google Patents
電気的接続部材及びその製造方法Info
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Description
接続部材及びその製造方法に関する。
ワイヤボンディング方法,TAB(Tape Automated Bondin
g)法等が公知である。ところがこれらの方法にあって
は、相隣する接続部同士が接触しないようにする為の最
小ピッチが比較的大きい為、接続部同士のピッチに小さ
いものが要求される場合には対応できないという問題点
があった。
複数の導電部材を相互に絶縁して保持させた構成をなす
電気的接続部材を用いて電気回路部品同士を電気的に接
続することが提案されている(特開昭63−222437号公
報,特開昭63−224235号公報等)。
路部品間の電気的接続を示す模式図であり、図中31は電
気的接続部材,32,33は接続すべき電気回路部品を示す。
電気的接続部材31は、金属または合金からなる複数の棒
状の導電部材34を、夫々の導電部材34同士を電気的に絶
縁して、電気的絶縁材料からなる薄板状の保持体35中に
保持した構成をなし、導電部材34の両端を夫々バンプ38
及び39として電気回路部品32及び33側に突出してある
(第5図(a))。そして、一方の電気回路部品32の接
続部36と導電部材34のバンプ38とを、また、他方の電気
回路部品33の接続部37と導電部材34のバンプ39とを夫々
例えば熱圧着法、超音波加熱法等によって合金化するこ
とにより接続し、電気回路部品32,33同士を電気的に接
続する(第5図(b))。
本出願人の一方は第6図に示す方法を提案している(特
願昭63−133401号)。まず、導電材製の基体40上に前記
保持体35となる感光性樹脂35aを塗布する(第6図
(a))。次に後工程で前記導電部材34を埋設する所定
の位置を露光、現像することにより、感光性樹脂35aに
孔35bを形成して基体40を露出させ、次いで温度を高め
て感光性樹脂35aを硬化させる(第6図(b))。そし
て孔35b内の近傍の基体40のエッチングを行い孔35bの下
部に凹部41を形成する(第6図(c))。
により、凹部41及び孔35b内に導電部材34を充填してい
き、凹部41内に前記バンプ39を形成し、感光性樹脂35a
の上面にバンプ38を形成する(第6図(d))。その
後、基体40を金属エッチングによって除去することによ
り、前記電気的接続部材31が完成する(第6図
(e))。
一般にポリイミド樹脂等の感光性樹脂を用いており、こ
の厚みは通常、2μm〜1mm程度としてある。この為、
電気的接続部材31を搬送したり、取り扱う際に、保持体
35に過剰な力を加えると、破断等の損傷を招いたり、保
持体35に生じる応力によって導電部材34が脱落するとい
う問題がある。
光性樹脂35aには、プリキュア特に液状樹脂中に含有さ
れる溶剤分が飛散して収縮を引き起したり、樹脂と基体
40との熱膨脹率に差がある為に内部応力が働くことな
る。この為、第6図(d)の状態から感光性樹脂35aを
支持していた基体40を除去すると、感光性樹脂35aだけ
で自身の応力に耐えることになり、更に外的な力が加わ
る場合、クラックが生じたり、破断することがあり、導
電部材34の脱落を招く虞がある。
送及び取り扱いが容易で、製造時に保持体に生じる内部
応力を緩和し、導電部材の保持体からの脱落を防止する
電気的接続部材及びその製造方法の提供を目的とする。
るシート状の保持体の面内に設定された所定の領域に、
該保持体により相互に絶縁され、夫々の両端を前記保持
体の両面に露出させた複数の導電部材を備える電気的接
続部材において、前記保持体の一面の前記所定の領域に
含まれない部分に積層形成された基体を具備することを
特徴とする。また、本発明に係る電気的接続部材の製造
方法は、基体と電気的絶縁材からなる保持体とを積層し
てなるシート状の母材の面内に設定された所定の領域
に、前記保持体の表面から基体の内部にまで至る複数の
穴を形成し、これらの穴の夫々にその一端を前記表面か
ら露出するように導電部材を充填した後、前記基体を除
去して前記保持体の裏面から前記導電部材の他端を露出
させる電気的接続部材の製造方法において、前記基体の
除去を、前記所定の領域に含まれない部分を残して行う
ことを特徴とする。
面内に導電部材を装備すべく設定された所定の領域に含
まれない部分の一面に基体が積層してあり、この積層部
分を利用して搬送及び取り扱いが行われる。
体上に積層された保持体の所定の領域内に導電部材を装
備する穴を形成した後に基体を除去する際に、前記所定
の領域に含まれない部分を残す。そうすると、保持体に
働いている内部応力が残された基体に支持され、保持体
に生じる内部応力が緩和される。
的に説明する。
の実施例を示す平面図、第2図(f)はそのII−II線に
よる断面図である。第1図は第2図(f)の下側から見
た図である。シート状の保持体2aと積層されている基体
1aには、前記保持体2aにおいて複数の導電部材5a,5a…
が備えられた長方形の領域に対応する開口を有して穴6
が形成されている。つまり基体1aは、シート状の保持体
2aの面内に前記導電部材5a,5a…を備えるべく設定され
た領域に含まれない部分において、前記保持体2aの一面
に積層形成されている。また、基体1aには、穴6の両側
に複数の円形の穴7が一列ずつ並べた状態に形成してあ
り、これらの穴7の内部にも保持体2aの一部が基体1a側
に露出する。
回路部品との接続は、基体1aの穴6から露出する保持体
2aに装備された導電部材5aを用いて行われる。そして、
この電気的接続部材を搬送、又は取り扱う際には、周囲
の基体1aと保持体2aとの積層部分が掴持されるようにな
っており、従来のように保持体2aの導電部材5aを装備す
る部分に過剰な力が加わることがなく、保持体2bの破損
及び導電部材5bの脱落を招くことがない。また、穴7を
設けてあることにより、電気的接続部材を滑り落とすこ
となく、確実に掴持できる。そして、穴7に連通させて
保持体2aに貫通穴を形成するのも容易であり、搬送及び
取り扱い性を更に高めることもできる。
つの例であり、この目的を達成する為の穴以外の適宜の
形状に基体を残すことが可能である。
製造する為の本願の第2発明に係る製造工程を示す模式
的断面図であり、前述した如く第1図のII−II線による
断面の製造工程を示してある。
り、基体1aとして例えば銅箔を用い、該基体1上に前記
保持体2aとなる絶縁層2として例えばネガ型のポリイミ
ド樹脂を塗布してプリベイクを行ったものが母材として
用意される(第2図(a))。次に導電部材の配設パタ
ーンが形成されたフォトマスクを介して絶縁層2に光を
照射(露光)し、現像を行う。本実施例においては、光
が照射された部分に現像後ポリイミド樹脂が残り、光が
照射されていない部分は現像によりポリイミド樹脂が除
去され、複数の孔3が形成される(第2図(b))。そ
の後、温度を高めてポリイミド樹脂の硬化を行い、絶縁
層2を硬化させる。
して孔3に連通する凹部4を基体1に形成する(第2図
(c))。
り、凹部4及び孔3内に導電部材5aを充填していき、凹
部4内にバンプ51aを形成し、絶縁層2の上面にバンプ5
2aを形成する。
ある部分として、基体1aに積層形成された絶縁層2にお
いて導電部材5aが備えられた領域を含まない部分にマス
キングテープ8を貼付する(第2図(e))。
ようなエッチング液を用いて基体1をエッチング除去し
てマスキングテープ8を剥離する(第2図(f))。こ
れにより絶縁層2が導電部材5aを装備する保持体2aとし
て構成され、保持体2aの導電部材5aを装備する領域に存
在した基体1aが除去されて穴6が形成されることによ
り、基体1a側に保持体2aの導電部材5aを装備する領域が
露出する。また、穴6の周囲はマスキングテープ8によ
って基体1aが保持体2aと積層状態に構成されたままで残
り、その部分のテープ非貼付領域に穴7が形成され、電
気的接続部材の製造が完了する。
2aとの積層部分が残ることにより、積層された部分を搬
送用手段として用いることにより外的な過剰な力が加わ
っても保持体2aに損傷を与えることなく、更に導電部材
5aが脱落することなく、また外的な力が加わらない場合
でも絶縁層2に使用された感光性のポリイミド樹脂の硬
化に伴う収縮、又はポリイミド樹脂と基体1に使用され
ている銅箔との熱膨脹率の差によって絶縁層2に生じる
内部応力が緩和される。
であり、第1図に示した電気的接続部材を1つの単位と
した場合、複数単位を1枚の保持体2b上に集合させて構
成したものであり、各単位を成す保持体2bの導電部材5b
が装備された領域の周囲に環状に基体1bを夫々構成して
ある。
内の保持体2bに過剰な力が加わることがなくなり、破損
及び導電部材5bの脱落を招くことがない。また、製造途
中においても、従来、基体1bが全て除去されていた場合
に保持体2bに生じていた内部応力が、残された基体1bに
よって緩和され、同様の効果が得られる。
であり、第2実施例と同様に複数単位の電気的接続部材
の集合体であるが、保持体2cの導電部材5cを装備する部
分を1つの単位とした場合、これらの単位同士の間に基
体1cを残し、更にその中央部分にスリット状の穴9を形
成したものである。
じる内部応力を穴9によって緩和することができる。
の導電部材を装備する領域の全周囲を残す構成としてあ
るが、これに限定されるものではなく、部分的に残して
も良い。
成としてあるが、これに代えてレジスト等を使用しても
良く、エッチングされない領域を形成する適宜の手段を
用いれば良い。
ともそのまま残しておいても良い。
っては、保持体の一面の導電部材が備えられた領域を除
く部分に基体が積層形成されているから、この積層部分
を掴持して搬送及び取り扱いを行うことができ、過剰な
力を加えて保持体を破損したり、導電部材を脱落させる
ことがない。
法にあっては、基体上に保持体を積層してなるシート状
の母材の面内に設定された所定の領域において保持体に
形成された穴の夫々に導電部材を充填した後、前記所定
の領域に含まれない部分を残して前記基体を除去するか
ら、感光性樹脂等を用いてなる保持体に製造途中で生じ
る内部応力を緩和できる為、保持体にクラックが生じた
り、破断することがなくなり、導電部材が脱落すること
もない。
要とすることなく、電気回路部品の接続を極めて少ない
不良率で行うことができるようになり、その結果、信頼
性の高い電気回路装置を安価に得ることができる等、本
発明は優れた効果を奏する。
示す平面図、第2図は本発明に係る電気的接続部材の製
造工程を示す模式的断面図、第3図及び第4図は電気的
接続部材の第2,第3の実施例示す平面図、第5図は電気
的接続部材の接続状態を示す模式図、第6図は電気的接
続部材の従来の製造工程を示す模式的断面図である。 1a,1b,1c……基体、2……絶縁層、2a,2b,2c……保持
体、3……孔、4……凹部、5a,5b,5c……導電部材、6,
7,9……穴
Claims (2)
- 【請求項1】電気的絶縁材からなるシート状の保持体の
面内に設定された所定の領域に、該保持体により相互に
絶縁され、夫々の両端を前記保持体の両面に露出させた
複数の導電部材を備える電気的接続部材において、 前記保持体の一面の前記所定の領域に含まれない部分に
積層形成された基体を具備することを特徴とする電気的
接続部材。 - 【請求項2】基体と電気的絶縁材からなる保持体とを積
層してなるシート状の母材の面内に設定された所定の領
域に、前記保持体の表面から基体の内部にまで至る複数
の穴を形成し、これらの穴の夫々にその一端を前記表面
から露出するように導電部材を充填した後、前記基体を
除去して前記保持体の裏面から前記導電部材の他端を露
出させる電気的接続部材の製造方法において、 前記基体の除去を、前記所定の領域に含まれない部分を
残して行うことを特徴とする電気的接続部材の製造方
法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6781490A JP2852786B2 (ja) | 1990-03-16 | 1990-03-16 | 電気的接続部材及びその製造方法 |
| US07/630,881 US5145552A (en) | 1989-12-21 | 1990-12-20 | Process for preparing electrical connecting member |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6781490A JP2852786B2 (ja) | 1990-03-16 | 1990-03-16 | 電気的接続部材及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03269970A JPH03269970A (ja) | 1991-12-02 |
| JP2852786B2 true JP2852786B2 (ja) | 1999-02-03 |
Family
ID=13355792
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6781490A Expired - Lifetime JP2852786B2 (ja) | 1989-12-21 | 1990-03-16 | 電気的接続部材及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2852786B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009146912A (ja) * | 2009-03-27 | 2009-07-02 | Jsr Corp | 異方導電性シートならびにそれを用いた電気的検査方法および電気的接続方法 |
-
1990
- 1990-03-16 JP JP6781490A patent/JP2852786B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03269970A (ja) | 1991-12-02 |
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