JP2853700B2 - 半導体装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放熱板を有する半
導体装置に関する。
導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置、例えばTBGA(Tape
Ball Grid Array)パッケージは図4
に示されるように、放熱板1が高熱伝導性金属、例えば
銅材などからなり、TABテープ3の半田バンプ搭載面
の裏面に、予め取り付けられた枠型補強板2を介して取
り付けられていた。半導体チップ6と放熱板1との接着
には、液状の高熱伝導性接着剤7が用いられていた。ま
た放熱板1には信頼性向上のため、半導体装置の製造工
程中あるいは実装時に、枠型補強板2の内側に侵入する
洗浄液等の水分を抜くため、また樹脂5や接着剤7等か
ら発生する水蒸気等の気体を外に逃がすために開口部8
が備えられることもあった。
Ball Grid Array)パッケージは図4
に示されるように、放熱板1が高熱伝導性金属、例えば
銅材などからなり、TABテープ3の半田バンプ搭載面
の裏面に、予め取り付けられた枠型補強板2を介して取
り付けられていた。半導体チップ6と放熱板1との接着
には、液状の高熱伝導性接着剤7が用いられていた。ま
た放熱板1には信頼性向上のため、半導体装置の製造工
程中あるいは実装時に、枠型補強板2の内側に侵入する
洗浄液等の水分を抜くため、また樹脂5や接着剤7等か
ら発生する水蒸気等の気体を外に逃がすために開口部8
が備えられることもあった。
【0003】実際に半導体チップ6と放熱板1を接着さ
せるには、まず図4に示されるように半導体チップ6に
液状の高熱伝導性接着剤7を半導体チップ6と放熱板7
の間に間隙等が生じないように、半導体チップ6の裏面
に塗布する。このとき、高熱伝導性接着剤7の量が少な
いと、間隙(ボイド)が生じるため、張り合わせたとき
の半導体チップ6と高熱伝導性接着剤7との間の距離よ
り厚く塗布する。
せるには、まず図4に示されるように半導体チップ6に
液状の高熱伝導性接着剤7を半導体チップ6と放熱板7
の間に間隙等が生じないように、半導体チップ6の裏面
に塗布する。このとき、高熱伝導性接着剤7の量が少な
いと、間隙(ボイド)が生じるため、張り合わせたとき
の半導体チップ6と高熱伝導性接着剤7との間の距離よ
り厚く塗布する。
【0004】次に、この塗布面側から放熱板1が接着さ
れ、高熱伝導性接着剤7は半導体チップ6全面に押し広
げられる。この高熱伝導性接着剤7の押し広げられる面
積は、半導体チップ6と放熱板1との間の距離によって
変化する。
れ、高熱伝導性接着剤7は半導体チップ6全面に押し広
げられる。この高熱伝導性接着剤7の押し広げられる面
積は、半導体チップ6と放熱板1との間の距離によって
変化する。
【0005】高熱伝導性接着剤7の塗布面積は、半導体
装置の熱抵抗に大きな影響を与えるため、製造時の接着
面積の管理は必要不可欠である。特に半導体チップ6の
サイズによって高熱伝導性接着剤7の接着面積をコント
ロールする必要があるため、高熱伝導性接着剤7の粘度
管理、塗布量の精度が高く要求される。
装置の熱抵抗に大きな影響を与えるため、製造時の接着
面積の管理は必要不可欠である。特に半導体チップ6の
サイズによって高熱伝導性接着剤7の接着面積をコント
ロールする必要があるため、高熱伝導性接着剤7の粘度
管理、塗布量の精度が高く要求される。
【0006】従来は、高熱伝導性接着剤7の塗布状況を
見るためには、X線検査装置を用いるか、あるいは半導
体装置を切断・研磨し、その断面構造の確認を行ってい
た。半導体装置組立時には、高熱伝導性接着剤7の塗布
量は、塗布重量を測定することにより簡易的に管理して
いた。
見るためには、X線検査装置を用いるか、あるいは半導
体装置を切断・研磨し、その断面構造の確認を行ってい
た。半導体装置組立時には、高熱伝導性接着剤7の塗布
量は、塗布重量を測定することにより簡易的に管理して
いた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4に
示す従来の技術では、高熱伝導接着剤の塗布面積のばら
つきにより、製品の熱抵抗値がばらつくことを回避する
ため、高熱伝導性接着剤を必要以上に多く塗布する必要
があり、高熱伝導性接着剤の材料コストが高くなるとい
う課題があった。
示す従来の技術では、高熱伝導接着剤の塗布面積のばら
つきにより、製品の熱抵抗値がばらつくことを回避する
ため、高熱伝導性接着剤を必要以上に多く塗布する必要
があり、高熱伝導性接着剤の材料コストが高くなるとい
う課題があった。
【0008】具体的に説明すると、半導体チップと放熱
板との接着面積は前項で述べた通り、半導体チップと放
熱板との間の距離によって変化する。従来は接着剤塗布
時に重量を測定し、塗布量を簡易的に管理しているた
め、組立ロットの違いによって塗布面積が変化し、製品
の熱抵抗値にばらつきが生じていた。
板との接着面積は前項で述べた通り、半導体チップと放
熱板との間の距離によって変化する。従来は接着剤塗布
時に重量を測定し、塗布量を簡易的に管理しているた
め、組立ロットの違いによって塗布面積が変化し、製品
の熱抵抗値にばらつきが生じていた。
【0009】ここで、塗布量の影響を見るために実験し
た結果を説明する。例えば、チップサイズ15×15m
mの熱抵抗を測定したところ、熱伝導性接着剤の塗布面
積がチップ面積の30%、50%、70%のとき、例え
ば風速1mの場合、塗布面積50%の熱抵抗値は、30
%の熱抵抗値と比較して約20%下がり、同様に塗布面
積70%の熱抵抗値は、30%の熱抵抗値と比較して約
30%下がることが確認された。以上より、塗布面積の
ばらつきにより、製品の熱抵抗値がばらつくことがわか
る。
た結果を説明する。例えば、チップサイズ15×15m
mの熱抵抗を測定したところ、熱伝導性接着剤の塗布面
積がチップ面積の30%、50%、70%のとき、例え
ば風速1mの場合、塗布面積50%の熱抵抗値は、30
%の熱抵抗値と比較して約20%下がり、同様に塗布面
積70%の熱抵抗値は、30%の熱抵抗値と比較して約
30%下がることが確認された。以上より、塗布面積の
ばらつきにより、製品の熱抵抗値がばらつくことがわか
る。
【0010】従来の放熱板形状では、接着剤7の拡がり
を接着直後に目視確認することが不可能であり、塗布状
況を見るためには、接着剤の硬化後、半導体装置を切断
・研磨することにより、断面構造を確認したり、又はX
線検査しなければならないため、組立ロット毎に接着剤
の広がりを確認することは事実上不可能である。これに
加え、半導体チップ上のコーナー部には接着剤が拡がり
にくいため、あらかじめ塗布量を多くする必要があっ
た。
を接着直後に目視確認することが不可能であり、塗布状
況を見るためには、接着剤の硬化後、半導体装置を切断
・研磨することにより、断面構造を確認したり、又はX
線検査しなければならないため、組立ロット毎に接着剤
の広がりを確認することは事実上不可能である。これに
加え、半導体チップ上のコーナー部には接着剤が拡がり
にくいため、あらかじめ塗布量を多くする必要があっ
た。
【0011】本発明の目的は、高熱伝導性接着剤の塗布
状態を放熱板の貼付直後に容易に目視確認できるように
した半導体装置を提供することにある。
状態を放熱板の貼付直後に容易に目視確認できるように
した半導体装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る半導体装置は、半導体チップと、放熱
板とを有する半導体装置であって、半導体チップは、放
熱板に熱伝導性接着剤により搭載されたものであり、放
熱板は、半導体チップに生ずる熱を拡散するものであっ
て、開口部を有し、開口部は、半導体チップの外周辺に
対応して開口され、半導体チップの外周辺付近での高温
伝導性接着剤の塗布状態を目視確認するものである。
め、本発明に係る半導体装置は、半導体チップと、放熱
板とを有する半導体装置であって、半導体チップは、放
熱板に熱伝導性接着剤により搭載されたものであり、放
熱板は、半導体チップに生ずる熱を拡散するものであっ
て、開口部を有し、開口部は、半導体チップの外周辺に
対応して開口され、半導体チップの外周辺付近での高温
伝導性接着剤の塗布状態を目視確認するものである。
【0013】
【作用】半導体チップは、放熱板に熱伝導性接着剤によ
り接着される。半導体チップの全面に熱伝導性接着剤が
塗布されていることが、半導体チップの熱を最大限に放
熱板に伝導する上で必要である。
り接着される。半導体チップの全面に熱伝導性接着剤が
塗布されていることが、半導体チップの熱を最大限に放
熱板に伝導する上で必要である。
【0014】そこで、本発明によれば、放熱板に接着さ
れる半導体チップの外周辺の位置に対応して放熱板に開
口部を設け、該開口部を通して熱伝導性接着剤の塗布状
態を目視確認するようにしたものである。
れる半導体チップの外周辺の位置に対応して放熱板に開
口部を設け、該開口部を通して熱伝導性接着剤の塗布状
態を目視確認するようにしたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
より説明する。
より説明する。
【0016】(実施形態1)図1(a)は、本発明の実
施形態1を示す平面図、図1(b)は、(a)のA−
A’線断面図、図1(c)は、(b)のB−B’線断面
図である。
施形態1を示す平面図、図1(b)は、(a)のA−
A’線断面図、図1(c)は、(b)のB−B’線断面
図である。
【0017】図1において、本発明の実施形態1に係る
半導体装置は、半導体チップ6と、放熱板1との組合せ
からなっている。
半導体装置は、半導体チップ6と、放熱板1との組合せ
からなっている。
【0018】半導体チップ6の取付け構造について具体
的に説明する。放熱板1の一面には井桁状の枠型補強板
2が接合され、枠型補強板2の中央部には、放熱板1の
チップ搭載面1aを露出させる空間2aが形成されてい
る。半導体チップ6が実装されたTABテープ3が枠型
補強板2に接合され、その半導体チップ6が枠型補強板
2の空間2aに内装され、封止樹脂5で被覆されていな
い半導体チップ6の裏面が放熱板1のチップ搭載面1a
に熱伝導性接着剤7により接合され、半導体チップ6が
放熱板1に搭載されるようになっている。4は、TAB
テープ3の半田ボールである。
的に説明する。放熱板1の一面には井桁状の枠型補強板
2が接合され、枠型補強板2の中央部には、放熱板1の
チップ搭載面1aを露出させる空間2aが形成されてい
る。半導体チップ6が実装されたTABテープ3が枠型
補強板2に接合され、その半導体チップ6が枠型補強板
2の空間2aに内装され、封止樹脂5で被覆されていな
い半導体チップ6の裏面が放熱板1のチップ搭載面1a
に熱伝導性接着剤7により接合され、半導体チップ6が
放熱板1に搭載されるようになっている。4は、TAB
テープ3の半田ボールである。
【0019】さらに、放熱板1は、半導体チップ6の熱
を放熱するものであって、高熱伝導性金属、例えば銅合
金或いはステンレス、またはガラスエポキシ材などから
構成されている。
を放熱するものであって、高熱伝導性金属、例えば銅合
金或いはステンレス、またはガラスエポキシ材などから
構成されている。
【0020】放熱板1は、必要に応じて角形或いは円形
等の開口部8を備えている。開口部8は、枠型補強板2
の空間2aのコーナー部に寄せて設けられ、開口部8
は、半導体装置の製造工程或いは基板実装時の洗浄等に
より枠型補強板2の空間2a内に侵入した水分や水蒸気
を容易に排出したり、さらには封止樹脂5や高熱伝導性
接着剤7を硬化させる際に生じる気体を外部に放出させ
るために設けたものである。そのため、開口部8は、開
口縁が封止樹脂5や高熱伝導性接着剤7によって閉塞さ
れないように、半導体チップ6の外縁から外側に引離し
た位置に配置して設けられている。
等の開口部8を備えている。開口部8は、枠型補強板2
の空間2aのコーナー部に寄せて設けられ、開口部8
は、半導体装置の製造工程或いは基板実装時の洗浄等に
より枠型補強板2の空間2a内に侵入した水分や水蒸気
を容易に排出したり、さらには封止樹脂5や高熱伝導性
接着剤7を硬化させる際に生じる気体を外部に放出させ
るために設けたものである。そのため、開口部8は、開
口縁が封止樹脂5や高熱伝導性接着剤7によって閉塞さ
れないように、半導体チップ6の外縁から外側に引離し
た位置に配置して設けられている。
【0021】さらに本発明の実施形態1は、開口部8と
は別体の開口部9を放熱板1に設けたことを特徴とする
ものである。
は別体の開口部9を放熱板1に設けたことを特徴とする
ものである。
【0022】開口部9は、半導体チップ6に対する高熱
伝導性接着剤7の塗布状態を目視確認するものであっ
て、放熱板1に接着される半導体チップ6の外周辺6a
の位置に対応して放熱板1に設けたものである。開口部
9は、半導体チップ6の4辺全ての外周辺6aに対応し
て設けることが望ましく、さらには開口部9の寸法は、
熱拡散効率を損なわないようにするため、その開口幅を
加工が容易な限り狭く、開口長さを半導体チップ6の1
辺の外周辺6aの長さの3分の1程度にすることが望ま
しい。
伝導性接着剤7の塗布状態を目視確認するものであっ
て、放熱板1に接着される半導体チップ6の外周辺6a
の位置に対応して放熱板1に設けたものである。開口部
9は、半導体チップ6の4辺全ての外周辺6aに対応し
て設けることが望ましく、さらには開口部9の寸法は、
熱拡散効率を損なわないようにするため、その開口幅を
加工が容易な限り狭く、開口長さを半導体チップ6の1
辺の外周辺6aの長さの3分の1程度にすることが望ま
しい。
【0023】さらに開口部9は、放熱板1の開口部8,
8を結ぶ対角線L1,L2上を避けた位置に設け、高熱伝
導性接着剤7が対角線L1,L2の方向に広がりをもって
塗布されるようになっている。
8を結ぶ対角線L1,L2上を避けた位置に設け、高熱伝
導性接着剤7が対角線L1,L2の方向に広がりをもって
塗布されるようになっている。
【0024】したがって、本発明の実施形態1によれ
ば、放熱板1のチップ搭載面1aに半導体チップ6を高
熱伝導性接着剤7により搭載した場合、接着剤7は、半
導体チップ6の裏面に沿って外周辺6a側に広がり、開
口部9内に侵入する。
ば、放熱板1のチップ搭載面1aに半導体チップ6を高
熱伝導性接着剤7により搭載した場合、接着剤7は、半
導体チップ6の裏面に沿って外周辺6a側に広がり、開
口部9内に侵入する。
【0025】本発明の実施形態1では、開口部9を通し
て半導体チップ6に対する接着剤7の塗布状態を目視確
認する。接着剤7が開口部9内に食い込んでいれば、半
導体チップ6の裏面全体に接着剤7が塗布されているこ
ととなり、一部の開口部9内に接着剤7が食い込んで充
填されていなければ、半導体チップ6の裏面での接着剤
7が不足していることが目視確認される。
て半導体チップ6に対する接着剤7の塗布状態を目視確
認する。接着剤7が開口部9内に食い込んでいれば、半
導体チップ6の裏面全体に接着剤7が塗布されているこ
ととなり、一部の開口部9内に接着剤7が食い込んで充
填されていなければ、半導体チップ6の裏面での接着剤
7が不足していることが目視確認される。
【0026】さらに半導体チップ6の外周辺6aに対応
して開口部9が設けられているため、接着剤7が余剰で
あったとしても、一部が開口部9内に吸収されることと
なり、半導体チップ6の外周辺6aを越えて接着剤7が
はみ出して塗布されることがなくなる。
して開口部9が設けられているため、接着剤7が余剰で
あったとしても、一部が開口部9内に吸収されることと
なり、半導体チップ6の外周辺6aを越えて接着剤7が
はみ出して塗布されることがなくなる。
【0027】また、開口部9は、半導体チップ6のコー
ナー部を避けて設けられているため、接着剤7が半導体
チップ6のコーナー部に向けて広がり、半導体チップ6
への接着剤7の塗布面積を拡大して熱拡散効率を高める
ことができる。
ナー部を避けて設けられているため、接着剤7が半導体
チップ6のコーナー部に向けて広がり、半導体チップ6
への接着剤7の塗布面積を拡大して熱拡散効率を高める
ことができる。
【0028】図1に示す実施形態1には、放熱板1に角
形或いは円形等の開口部8を設けた例を示したが、図3
に示すように実施形態1は、放熱板1に開口部8を設け
ない構造のものにも同様に適用することができる。すな
わち、放熱板1は、必要に応じて角形或いは円形等の開
口部8を備えていればよく、必ずしも開口部8を備えて
いることが本発明の実施形態1による効果を発揮するた
めの要件ではない。
形或いは円形等の開口部8を設けた例を示したが、図3
に示すように実施形態1は、放熱板1に開口部8を設け
ない構造のものにも同様に適用することができる。すな
わち、放熱板1は、必要に応じて角形或いは円形等の開
口部8を備えていればよく、必ずしも開口部8を備えて
いることが本発明の実施形態1による効果を発揮するた
めの要件ではない。
【0029】(実施形態2)図2(a)は、本発明の実
施形態2を示す平面図、図2(b)は、(a)のA−
A’線断面図、(c)は、(a)のB−B’線断面図で
ある。
施形態2を示す平面図、図2(b)は、(a)のA−
A’線断面図、(c)は、(a)のB−B’線断面図で
ある。
【0030】図2に示す本発明の実施形態2は、半導体
チップ6のコーナー部から枠型補強板2の空間2aのコ
ーナー部に向けて細長の開口部10を設けたものであ
る。
チップ6のコーナー部から枠型補強板2の空間2aのコ
ーナー部に向けて細長の開口部10を設けたものであ
る。
【0031】本発明の実施形態2に係る開口部10は、
図1に示した実施形態1に係る開口部8と9両方の機能
を有するものである。つまり、実施形態2に係る開口部
10のうち、半導体チップ6より外側の開口部分は、熱
伝導性接着剤7の塗布状態を目視監視する機能に加え
て、半導体装置製造工程あるいは基板実装時の洗浄等に
より放熱板1の下に入り込んだ水分や水蒸気を容易に排
出させ、また封止樹脂5や高熱伝導性接着剤7を硬化さ
せるときに生じる気体を外部に放出させる機能をも有し
ている。さらに半導体チップ6上に位置する開口部10
は、熱伝導性接着剤7の塗布量を目視で確認する機能を
有している。
図1に示した実施形態1に係る開口部8と9両方の機能
を有するものである。つまり、実施形態2に係る開口部
10のうち、半導体チップ6より外側の開口部分は、熱
伝導性接着剤7の塗布状態を目視監視する機能に加え
て、半導体装置製造工程あるいは基板実装時の洗浄等に
より放熱板1の下に入り込んだ水分や水蒸気を容易に排
出させ、また封止樹脂5や高熱伝導性接着剤7を硬化さ
せるときに生じる気体を外部に放出させる機能をも有し
ている。さらに半導体チップ6上に位置する開口部10
は、熱伝導性接着剤7の塗布量を目視で確認する機能を
有している。
【0032】開口部10を設ける際、開口部内端の半導
体チップ6上に当たる部分の位置は、熱伝導性接着剤7
を塗布する必要がある範囲の少なくとも最外周に重なる
ように設ける必要がある。ただし、熱拡散効率の低下を
防ぐため開口寸法は、加工が可能な限り小さくことが望
ましい。
体チップ6上に当たる部分の位置は、熱伝導性接着剤7
を塗布する必要がある範囲の少なくとも最外周に重なる
ように設ける必要がある。ただし、熱拡散効率の低下を
防ぐため開口寸法は、加工が可能な限り小さくことが望
ましい。
【0033】また、実施形態2に係る開口部10は、図
1に示した開口部9が有する機能のうち、接着剤7の広
がりを抑える効果はないが、開口部の形状が実施形態1
のものに比べて単純であるため、放熱板加工時の低コス
ト化を図ることができる。また、半導体チップ6上の放
熱板1の開口部10は、コーナー部のみに位置するた
め、熱拡散効率の低下を防止することができるという利
点を有している。
1に示した開口部9が有する機能のうち、接着剤7の広
がりを抑える効果はないが、開口部の形状が実施形態1
のものに比べて単純であるため、放熱板加工時の低コス
ト化を図ることができる。また、半導体チップ6上の放
熱板1の開口部10は、コーナー部のみに位置するた
め、熱拡散効率の低下を防止することができるという利
点を有している。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、熱
伝導性接着剤の過塗布をなくすことができる。この理由
は、従来重量で簡易的に管理していた接着剤の塗布量
を、組立ロット毎に塗布範囲を目視で容易に確認でき、
接着剤の塗布面積を定量化することができるためであ
る。
伝導性接着剤の過塗布をなくすことができる。この理由
は、従来重量で簡易的に管理していた接着剤の塗布量
を、組立ロット毎に塗布範囲を目視で容易に確認でき、
接着剤の塗布面積を定量化することができるためであ
る。
【0035】さらに、半導体チップのコーナー部に接着
剤を広げて塗布することができる。その理由は、目視確
認用の開口部の位置を最適化することにより、接着剤の
広がりを円形から四角形に近い形に広げることができる
ためである。
剤を広げて塗布することができる。その理由は、目視確
認用の開口部の位置を最適化することにより、接着剤の
広がりを円形から四角形に近い形に広げることができる
ためである。
【0036】さらに、熱伝導性接着剤の材料コストを削
減できる。その理由は、従来多めに塗布していた接着剤
を最適な量に減らすことができるためである。
減できる。その理由は、従来多めに塗布していた接着剤
を最適な量に減らすことができるためである。
【図1】(a)は、本発明の実施形態1を示す平面図、
(b)は、(a)のA−A’線断面図、(c)は、
(a)のB−B’線断面図である。
(b)は、(a)のA−A’線断面図、(c)は、
(a)のB−B’線断面図である。
【図2】(a)は、本発明の実施形態2を示す平面図、
(b)は、(a)のA−A’線断面図、(c)は、
(a)のB−B’線断面図である。
(b)は、(a)のA−A’線断面図、(c)は、
(a)のB−B’線断面図である。
【図3】(a)は、本発明の実施形態1の変形例を示す
平面図、(b)は、(a)のA−A’線断面図、(c)
は、(a)のB−B’線断面図である。
平面図、(b)は、(a)のA−A’線断面図、(c)
は、(a)のB−B’線断面図である。
【図4】(a)は、従来例を示す平面図、(b)は、
(a)のA−A’線断面図、(c)は、(a)のB−
B’線断面図である。
(a)のA−A’線断面図、(c)は、(a)のB−
B’線断面図である。
【図5】(a)は、別の従来例を示す平面図、(b)
は、(a)のA−A’線断面図、(c)は、(a)のB
−B’線断面図である。
は、(a)のA−A’線断面図、(c)は、(a)のB
−B’線断面図である。
1 放熱板 1a チップ搭載面 2 枠型補強板 2a 空間 3 TABテープ 4 半田ボール 5 封止樹脂 6 半導体チップ 6a 半導体チップの外周辺 7 熱伝導性接着剤 8 開口部 9 開口部 10 開口部
Claims (1)
- 【請求項1】 半導体チップと、放熱板とを有する半導
体装置であって、 半導体チップは、放熱板に熱伝導性接着剤により搭載さ
れたものであり、 放熱板は、半導体チップに生ずる熱を拡散するものであ
って、開口部を有し、 開口部は、半導体チップの外周辺に対応して開口され、
半導体チップの外周辺付近での高温伝導性接着剤の塗布
状態を目視確認するものであることを特徴とする半導体
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9057719A JP2853700B2 (ja) | 1997-03-12 | 1997-03-12 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9057719A JP2853700B2 (ja) | 1997-03-12 | 1997-03-12 | 半導体装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10256441A JPH10256441A (ja) | 1998-09-25 |
| JP2853700B2 true JP2853700B2 (ja) | 1999-02-03 |
Family
ID=13063764
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9057719A Expired - Lifetime JP2853700B2 (ja) | 1997-03-12 | 1997-03-12 | 半導体装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2853700B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4673949B2 (ja) * | 1999-11-12 | 2011-04-20 | 富士通株式会社 | 半導体ユニットおよびその製造方法 |
| JP2002039967A (ja) * | 2000-07-28 | 2002-02-06 | Mitsui Mining & Smelting Co Ltd | 電子部品実装用フィルムキャリアテープの検査方法及び検査装置 |
| JP5378345B2 (ja) * | 2010-12-09 | 2013-12-25 | 株式会社日立産機システム | 永久磁石モータ及びその製造方法 |
| JP6252550B2 (ja) * | 2014-07-31 | 2017-12-27 | 株式会社デンソー | 電子装置及びそれを用いた駆動装置、ならびに電子装置の製造方法 |
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-
1997
- 1997-03-12 JP JP9057719A patent/JP2853700B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10256441A (ja) | 1998-09-25 |
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