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JP2859566B2 - 炭酸飲料用樽のスピアバルブ脱着装置 - Google Patents
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JP2859566B2 - 炭酸飲料用樽のスピアバルブ脱着装置 - Google Patents

炭酸飲料用樽のスピアバルブ脱着装置

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JP2859566B2
JP2859566B2 JP7220505A JP22050595A JP2859566B2 JP 2859566 B2 JP2859566 B2 JP 2859566B2 JP 7220505 A JP7220505 A JP 7220505A JP 22050595 A JP22050595 A JP 22050595A JP 2859566 B2 JP2859566 B2 JP 2859566B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、炭酸飲料用の樽
の口金に装着されるスピアバルブの樽からの取り外しお
よび樽への装着を行うスピアバルブの脱着装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】生ビール等の飲料用の樽の口金にはスピ
アバルブが取り付けられており、店頭等において、この
スピアバルブにディスペンスヘッドが取り付けられて樽
内から生ビール等の炭酸飲料が注出される。すなわち、
炭酸飲料の注出の際にディスペンスヘッドによってスピ
アバルブが開口され、このスピアバルブを介して樽内に
炭酸ガスが注入されるとともに、この炭酸ガスの圧力に
より押し出される生ビール等をスピアバルブを介して注
出して、ディスペンサに供給するようになっている。
【0003】このスピアバルブは、定期的にあるいは必
要に応じて樽から取り外されて、点検やパッキンの交換
等が行われる。このパッキンの交換等の作業は、次ぎの
ような手順で行われる。
【0004】すなわち、樽内には飲料注出のための炭酸
ガスが残留しているので、まずこの残存ガス圧が樽内か
ら排除される。その後、スピアバルブと樽の口金との螺
合が解除されてスピアバルブが樽内から抜き取られ、樽
内やスピアバルブの点検あるいはパッキンの交換等が行
われる。そして、再び樽の口金にスピアバルブが装着さ
れ、さらに圧縮空気が注入されて樽内の圧力が一定に保
持される。
【0005】従来、上記のような一連のスピアバルブの
脱着作業は、専用の治具を用いて人手により行われてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、生ビー
ル等の炭酸飲料用の樽は、炭酸ガスによる内圧に対する
強度を保持するために可成りの重量を有している。この
様な重量のある樽を人手により移動させながら上記のよ
うな一連の作業を行うことは重労働であり、3人の要員
を配して作業を行ったとしても、一時間当たり60個程
度しか処理できず、作業効率が非常に低い。
【0007】また、スピアバルブを樽から取り外す際
に、樽内の炭酸ガスが完全に排除されていない場合に
は、スピアバルブが樽の口金から外れた途端に炭酸ガス
の圧力によって樽内から飛び出す虞があるので、作業者
は作業に慎重にならざるを得ず、これが作業能率をさら
に低下させる原因になっている。
【0008】この発明は、上述したような従来の炭酸飲
料用樽のスピアバルブの脱着作業における問題点を解決
するためになされたものである。すなわち、炭酸飲料用
樽のスピアバルブの脱着作業において、作業能率の向上
を図ることが出来るとともに、このスピアバルブの脱着
作業を安全に行うことが出来る炭酸飲料用樽のスピアバ
ルブ脱着装置を提供することを目的とする。さらに、こ
の発明は、サイズの異なる炭酸飲料用樽についてもスピ
アバルブの脱着を行うことの出来るスピアバルブ脱着装
置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明による炭酸飲料用樽のスピアバルブ脱着
装置は、炭酸飲料用樽を搬送するコンベアと、このコン
ベアの上方において本体フレームに昇降自在に取り付け
られた機枠と、この機枠を昇降させる昇降駆動部材と、
前記機枠に回転軸が下向きになるように固定されたラン
ナと、このランナの回転軸の先端に取り付けられ炭酸飲
用樽の口金に装着されたスピアバルブの頭部フランジ
に上方から嵌合されて回転軸の回転によってスピアバル
ブを一体的に回転させるキャップと、このキャップの下
方に前記コンベアによって搬送されてきた炭酸飲料用樽
を位置決めするストッパ部材と、前記コンベア上の炭酸
飲料用樽の搬送路の幅を狭めて小型の炭酸飲料用樽をガ
イドする前記コンベアの両側部に格納自在に取り付けら
れたガイド部材とを備えていることを特徴としている。
【0010】上記第1の発明によれば、スピアバルブが
取り付けられた炭酸飲料用樽がコンベアによってランナ
の下方位置に搬送されてくると、ストッパ部材によって
炭酸飲料用樽が位置決めされランナ回転軸の軸線と炭酸
飲料用樽の口金に装着されたスピアバルブの軸線とが一
致される。この後、昇降駆動部材によって機枠が降下さ
れて、ランナの回転軸の下端に取り付けられたキャップ
が炭酸飲料用樽のスピアバルブの頭部フランジに嵌合さ
れる。そして、ランナの駆動によりキャップが回転され
ると、キャップが頭部フランジに係合してキャップを一
体的に回転させ、炭酸飲料用樽の口金とスピアバルブの
螺合を解除していく。
【0011】このとき、炭酸飲料用樽内に炭酸ガスが残
留していた場合であっても、スピアバルブはランナのキ
ャップによって上方から押圧されているために炭酸飲料
用樽内のガス圧によって口金から飛び出すことはない。
【0012】炭酸飲料用樽内の炭酸ガスが完全に排出さ
れランナの駆動によって炭酸飲料用樽とスピアバルブの
螺合が解除されると、昇降駆動部材によってランナが機
枠とともに上昇されてキャップとスピアバルブの頭部フ
ランジとの嵌合が解除され、さらにストッパ部材による
位置決めも解除される。そして、このスピアバルブとの
螺合が解除された炭酸飲料用樽は、コンベアによって搬
出される。
【0013】スピアバルブを炭酸飲料用樽の口金に螺合
させる場合にも上記と同じ工程で行われるが、この場合
には、ランナが上記と逆の方向に回転される。また、上
記炭酸飲料用樽のスピアバルブ脱着装置は、コンベアの
両側部にコンベア上の炭酸飲料用樽の搬送路の幅を狭め
て小型の炭酸飲料用樽をガイドするガイド部材が格納自
在に取り付けられていることを特徴としている。
【0014】型の炭酸飲料用樽のスピアバルブの脱着
を行う場合に、コンベアの両側部に格納されたガイド部
材がコンベア上に引き出されることによってコンベア上
の炭酸飲料用樽の搬送路の幅が狭められる。これによっ
て、樽の径の小さい小型の炭酸飲料用樽も搬送路の中央
部に位置される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施例を図面に
基づいて説明する。図1において、スピアバルブ脱着装
置Aは、このスピアバルブ脱着装置A内を通過するよう
に配置されたベルトコンベアBの両端が、それぞれ樽搬
送ラインのローラコンベアRに連結されており、入口側
のベルトコンベアBの両側部に中間部を回動自在に軸支
された一対の揺動アームCによって、生ビール樽Tが二
個ずつスピアバルブ脱着装置Aに搬入されるようになっ
ている。
【0016】図2はスピアバルブ脱着装置Aの正面図で
あり、図3は同実施例の右側面図である。図2および3
において、本体フレーム1の下部には一対のベルトコン
ベアBが水平方向に延びるように配置され、このベルト
コンベアBによって生ビール樽Tが、スピアバルブ脱着
装置A内を図2の右方向から左方向に搬送されるように
なっている。
【0017】スピアバルブ脱着装置Aの入口側におい
て、一対のベルトコンベアBの間には、ベルトコンベア
Bと直交する方向の軸2aによってその中央部を揺動自
在に軸支されたストッパアーム2が配置されており、こ
のストッパアーム2の先端部に取り付けられた係止板2
bがストッパアーム2の揺動に伴ってベルトコンベアB
の上面から上方に突出して、後述するようにベルトコン
ベアBによって搬送されてきた生ビール樽Tを所定位置
に停止させるようになっている。このストッパアーム2
は、その後端部に連結された図示しないエアーシリンダ
等の駆動装置によって揺動されるまた、スピアバルブ
脱着装置Aの出口側において、一対のベルトコンベアB
の間には、ベルトコンベアBの進行方向に沿って前後二
箇所にストッパ3および4が上下動自在に配置されてお
り、これらのストッパ3および4がそれぞれに連結され
たエアーシリンダ3Aおよび4Aによってベルトコンベ
アBの上面に突出して、それぞれ生ビール樽Tを所定位
置に停止させるようになっている。
【0018】本体フレーム1の前部側と後部側には、コ
ンベアの側部に沿って水平に延びる一対の樽位置決め用
フレーム5が、それぞれベルトコンベアBの上方におい
て互いに対向する位置に配置されている。そして、これ
ら位置決め用フレーム5には、それぞれ本体フレーム1
に固定されたエアーシリンダ6が連結されていて、この
エアーシリンダ6の作動によって一対の位置決め用フレ
ーム5が、互いに接近および離間自在になっている。
【0019】各位置決め用フレーム5の内側側面には、
図5に示すように、中央部に円弧状の凹部7Aが形成さ
れた把持爪7が、その凹部7Aがそれぞれ互いに対向す
るように二対取り付けられている。そして、エアーシリ
ンダ6の作動によってベルトコンベアBの両側の位置決
め用フレーム5が互いに接近された際に、搬送されてき
た生ビール樽Tを挟み込むようになっている。
【0020】図2および3において、本体フレーム1の
上部には、ベルトコンベアBの上流側と下流側に一対の
ガイドシャフト8がそれぞれ鉛直向きに固定されてお
り、このガイドシャフト8に昇降フレーム9がその両端
部を昇降自在に取り付けられている。この昇降フレーム
9の下部には、ランナ収納ケース(機枠)10が吊り下
げられた状態で取り付けられており、このランナ収納ケ
ース10内に一対のランナ11が、その回転軸11Aが
鉛直下向きに向くように収納されている。
【0021】ランナ11の回転軸11Aの先端部には、
図6に示されるように、キャップ11Bが、回転軸11
Aの先端部にスライド自在にかつ抜け落ち不能に取り付
けられている。そして、このキャップ11Bと回転軸1
1Aの上端部との間にスプリング11Cがその中心を回
転軸11Aに挿通された状態で介装されており、このス
プリング11Cによって、キャップ11Bが回転軸11
Aに対して下向きに付勢されている。
【0022】このキャップ11Bは、後述するように、
生ビール樽Tに取り付けられたスピアバルブの頭部フラ
ンジに連結されるものであり、図7および8に示される
ように、内壁部の三箇所の等角度間隔位置に突起部11
bが形成されていて、キャップ11B内にスピアバルブ
の頭部フランジSが嵌合された後、キャップ11Bが回
転されると、突起部11bがスピアバルブの頭部フラン
ジSの切欠部S’に係合して、スピアバルブがキャップ
11Bと一体的に回転される。
【0023】図4において、一対のランナ11はランナ
収納ケース10に対してその間隔が調整自在に取り付け
られており、このランナ11間に両ランナ11に螺合さ
れるねじシャフト12が架設されていて、ランナ収納ケ
ース10の外側に突出するねじシャフト12の端部に取
り付けられたハンドル12Aを回転させることによっ
て、両ランナ11の間隔が調節出来るようになってい
る。
【0024】本体フレーム1の天井部には、一対のガイ
ドシャフト13が鉛直向きにスライド自在に嵌合され、
各ガイドシャフト13の下端部がランナ収納ケース10
の天井部に固定されている。そして、一対のガイドシャ
フト13の中間位置において、本体フレーム1の天井部
にはスクリュウシャフト14が鉛直向きにスライド自在
に嵌挿されており、このスクリュウシャフト14の下端
部がランナ収納ケース10の天井部に回転自在にかつ抜
け落ち不能に連結されている。
【0025】本体フレーム1の天井部上において、スク
リュウシャフト14にはその軸孔に内ねじが形成された
プーリ15が螺合され、このプーリ15の回転に伴って
スクリュウシャフト14が上下動されるようになってい
る。このプーリ15は、ギアボックス16を介して図示
しない駆動モータにより回転されるプーリ17により、
このプーリ17との間に巻回された駆動ベルト18を介
して回転されるようになっている。
【0026】一方のガイドシャフト13の側方部には、
4個の近接スイッチLS1,LS2,LS3およびLS
4がガイドシャフト13の軸方向に沿って配置され、ガ
イドシャフト13のスライド位置を検出するようになっ
ている。すなわち、近接スイッチLS1とLS2は,2
5リットルおよび15リットルの生ビール樽Tのスピア
バルブの脱着を行う場合のランナ収納ケース10の上昇
および下降限度をそれぞれ検出するためのものであり、
近接スイッチLS3とLS4は、7リットルの生ビール
樽Tのスピアバルブの脱着を行う場合のランナ収納ケー
ス10の上昇および下降限度をそれぞれ検出するための
ものである。
【0027】本体フレーム1の入口部には、図9および
10に示されるように、ストッパアーム2の上流側にお
いてベルトコンベアBの両側上方の互いに対向する位置
に、一対の7リットル樽用ガイド19が取り付けられて
いる。この7リットル樽用ガイド19は、ベルトコンベ
アBと平行向きに配置され架台20にその両端を回動自
在に支持された基軸19Aとこの基軸19Aに平行に固
定され上流側端部が基軸19A側に屈曲されたガイド部
19Bとを備えており、図9に示されるように、それぞ
れ基軸19Aを中心に内側に回動されてベルトコンベア
Bの上方に水平状態になる傾倒位置と、図10に示され
るように、図9の状態から基軸19Aを中心に外側に引
き起こされてベルトコンベアBの上方から離脱された起
立位置との間を回動自在になっている。
【0028】次に、上記スピアバルブ脱着装置の作動を
説明する。スピアバルブ脱着装置Aは、25リットルお
よび15リットルの生ビール樽Tのスピアバルブの脱着
を行う場合には、7リットル樽用ガイド19を起こして
起立位置に保持し、ベルトコンベアB上から退避させ
る。また、7リットルの生ビール樽Tのスピアバルブの
脱着を行う場合には、樽位置決め用フレーム5から二対
の把持爪7を取り外すとともに7リットル樽用ガイド1
9をそれぞれ内側に倒して傾倒位置に保持しておく。
【0029】また、7リットルの生ビール樽Tと25リ
ットルおよび15リットルの生ビール樽Tのスピアバル
ブの脱着の際に、ハンドル12Aを回して一対のランナ
11間の間隔を、それぞれの樽の大きさに適合するよう
に調節しておく。
【0030】ローラコンベアRによって搬送されて来た
生ビール樽Tは、ベルトコンベアBによって一対の揺動
アームC間に進み、この揺動アームC間に二樽ずつ一旦
待機される。そして、揺動アームCが回動されて図1に
示されるように下流側が開放されることにより、ベルト
コンベアBによって二樽ずつスピアバルブ脱着装置A内
に搬入される。
【0031】このとき、7リットルの生ビール樽Tの場
合には、スピアバルブ脱着装置Aの入口部において7リ
ットル樽用ガイド19によりガイドされて、ベルトコン
ベアBの中央側に付勢されて整列される。
【0032】スピアバルブ脱着装置A内に搬入された二
個の生ビール樽Tは、25リットルおよび15リットル
の生ビール樽Tの場合にはストッパ4がエアーシリンダ
4Aの作動によってベルトコンベアBの上面から上方に
突出されることによりランナ収納ケース10の下方位置
に停止され、また7リットルの生ビール樽Tの場合には
ストッパ3がエアーシリンダ3Aの作動によってベルト
コンベアBの上面から上方に突出することにより先行の
生ビール樽Tが停止され、さらにストッパアーム2が回
動されてその係止板2bがベルトコンベアBの上面から
上方に突出することにより後行の生ビール樽Tの底面に
係合してこの生ビール樽Tを停止させる。
【0033】そして、この状態で、エアーシリンダ6が
作動されることにより、ベルトコンベアBの両側の樽位
置決め用フレーム5が互いに接近する方向にスライドさ
れ、生ビール樽Tの側部を把持爪7によって両側から挟
み込んでいく。これによって、生ビール樽Tは把持爪7
の凹部7Aの湾曲に沿って僅かに移動され、凹部7Aの
中心位置に位置決めされる。このとき、前述したよう
に、生ビール樽Tの軸線とランナ11の軸線が一致する
ように、ランナ11の位置がハンドル12Aによって調
整されている。
【0034】この生ビール樽Tの位置決めが終わると、
プーリ15が図示しない駆動モータによりギアボックス
16,プーリ17および駆動ベルト18を介して回転さ
れ、プーリ15とスクリュウシャフト14の螺合によっ
て、ランナ収納ケース10がガイドシャフト13および
ガイドシャフト8によりガイドされながら下降される。
【0035】そして、ランナ収納ケース10が近接スイ
ッチLS2またはLS4によって検出される下降限度ま
で下降されるとランナ収納ケース10の下降が停止され
る。このとき、ランナ11のキャップ11Bが生ビール
樽Tのスピアバルブにスプリング11Cによって付勢さ
れた状態で当接される。
【0036】この状態で、ランナ11が駆動されてキャ
ップ11Bが正方向に回転されると、図7および8に示
される様にスピアバルブの頭部フランジSがキャップ1
1Bの突起部11b間に嵌合され、さらに頭部フランジ
Sの切り欠き部S’が突起部11bに係合して、スピア
バルブがキャップ11Bと一体的に回転される。
【0037】このスピアバルブの回転により、スピアバ
ルブと生ビール樽Tの口金との螺合が解除されていく。
そして、ランナ11のキャップ11Bが所定時間回転さ
れ、スピアバルブと生ビール樽Tの口金との螺合が完全
に解除されると、生ビール樽T内に炭酸ガスが残ってい
た場合には、このガス圧のためスピアバルブが生ビール
樽T内から飛び出そうとするが、ランナ11のキャップ
11Bにより押えられていることによって、その飛出し
が防止される。この状態で、生ビール樽T内の炭酸ガス
は、スピアバルブと生ビール樽Tの口金との間から大気
に放出される。
【0038】この後、プーリ15が上記と反対に回転さ
れスクリュウシャフト14との螺合によってランナ収納
ケース10が上昇されて、キャップ11Bとスピアバル
ブとの係合が解除される。そして、25リットルおよび
15リットルの生ビール樽Tの場合にはストッパ4がエ
アーシリンダ4Aの作動によってベルトコンベアBの上
面から下方に引き込まれさらに樽位置決め用フレーム5
が互いに離間するように後退されることにより、また7
リットルの生ビール樽Tの場合にはストッパ3がエアー
シリンダ3Aの作動によってベルトコンベアBの上面か
ら下方に引き込まれさらにストッパアーム2が前記と逆
方向に回動されて係止板2bがベルトコンベアBの上面
から下方に引き込まれることにより、それぞれ生ビール
樽Tのランナ収納ケース10の下方における位置決め状
態が解除される。この後、ベルトコンベアBの駆動によ
って生ビール樽Tがスピアバルブ脱着装置A内から搬出
される。
【0039】このようにして生ビール樽Tの口金との螺
合を解除されたスピアバルブは、人手によって生ビール
樽T内から抜き出されて、パッキンの交換や点検が行わ
れる。
【0040】以上が、スピアバルブと生ビール樽Tの口
金との螺合状態を解除する場合の工程であるが、パッキ
ンの交換や点検の後、スピアバルブを生ビール樽Tの口
金に装着する場合は、口金にスピアバルブが差し込まれ
た生ビール樽Tが、螺合解除の場合と同様にランナ収納
ケース10の下方の所定位置に位置決めされた後、ラン
ナ収納ケース10が下降されて、ランナ11のキャップ
11Bがスピアバルブの頭部フランジSに当接される。
【0041】この状態で、ランナ11が螺合解除の場合
と反対方向に駆動される。これによって、スピアバルブ
の頭部フランジSがキャップ11Bの突起部11b間に
嵌合された後、頭部フランジSの切り欠き部S’が突起
部11bに係合してスピアバルブがキャップ11Bと一
体的に回転され、スピアバルブが生ビール樽Tの口金に
螺合されていく。そしてランナ11が所定時間駆動され
ることにより、スピアバルブが生ビール樽Tの口金に完
全に螺合された後、前記と同様に生ビール樽Tの位置決
めが解除され、ベルトコンベアBによってスピアバルブ
脱着装置Aから搬出される。
【0042】上記実施例においては、スピアバルブ脱着
作業の効率化を図るために、ランナ11を二台設置し
て、二個の生ビール樽Tを一度に処理する様になってい
るが、一台のランナによって一個ずつ生ビール樽Tのス
ピアバルブの脱着を行うようにしても良く、また三台以
上のランナを設置して三個以上の生ビール樽Tを一度に
処理するようにしても良い。
【0043】
【発明の効果】以上のように、本願の第一の発明によれ
ば、炭酸飲料用樽のスピアバルブの脱着作業において、
炭酸飲料用樽からのスピアバルブの取り外しおよび炭酸
飲料用樽へのスピアバルブの装着を人手を介さずに自動
的に行うことが出来るので、作業能率の大幅な向上を図
ることが出来る。さらに、スピアバルブの螺合を解除す
る場合に、炭酸飲料用樽内に炭酸ガスが残留していて
も、スピアバルブがランナのキャップによって上方から
押えられているために、スピアバルブが炭酸飲料用樽内
から飛び出す虞がなく事故の発生を防止することが出来
るので、スピアバルブの脱着作業を安全に行うことが出
来る。
【0044】また、コンベアの両側部に格納されたガイ
ド部材がコンベア上に引き出されることによってコンベ
ア上の炭酸飲料用樽の搬送路の幅が狭められるので、樽
の径の小さい小型の炭酸飲料用樽のスピアバルブの脱着
を行う場合にも炭酸飲料用樽が搬送路の中央部に位置さ
れ、これによって炭酸飲料用樽の位置決めが容易にな
り、スピアバルブとキャップの連結が確実に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例におけるスピアバルブ脱着
装置の配置を示す平面図である。
【図2】同実施例におけるスピアバルブ脱着装置の正面
図である。
【図3】同実施例の右側面図である。
【図4】同実施例における駆動部およびランナの取付け
状態を示す断面図である。
【図5】同実施例における把持爪の取付け状態を示す平
面図である。
【図6】同実施例におけるランナの回転軸部を示す平面
図である。
【図7】同実施例におけるキャップとスピアバルブの係
合状態を示す側断面図である。
【図8】同実施例におけるキャップとスピアバルブの係
合状態を示す平面図である。
【図9】同実施例における小型の炭酸飲料用樽用ガイド
およびストッパを示す平面図である。
【図10】図9の側面図である。
【符号の説明】
A…スピアバルブ脱着装置 B…ベルトコンベア C…揺動アーム T…生ビール樽 S…頭部フランジ 1…本体フレーム 2…ストッパアーム 3,4…ストッパ 7…把持爪 10…ランナ収納ケース 11…ランナ 11A…回転軸 11B…キャップ 11C…スプリング 15,17…プーリ 18…駆動ベルト 19…7リットル樽用ガイド

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭酸飲料用樽を搬送するコンベアと、こ
    のコンベアの上方において本体フレームに昇降自在に取
    り付けられた機枠と、この機枠を昇降させる昇降駆動部
    材と、前記機枠に回転軸が下向きになるように固定され
    たランナと、このランナの回転軸の先端に取り付けられ
    炭酸飲料用樽の口金に装着されたスピアバルブの頭部フ
    ランジに上方から嵌合されて回転軸の回転によってスピ
    アバルブを一体的に回転させるキャップと、このキャッ
    プの下方に前記コンベアによって搬送されてきた炭酸飲
    料用樽を位置決めするストッパ部材と、前記コンベア上
    の炭酸飲料用樽の搬送路の幅を狭めて小型の炭酸飲料用
    樽をガイドする前記コンベアの両側部に格納自在に取り
    付けられたガイド部材とを備えていることを特徴とする
    炭酸飲料用樽のスピアバルブ脱着装置。
  2. 【請求項2】 前記コンベアの進行方向上で前記ストッ
    パ部材により位置決めされた炭酸飲料用樽にその両側か
    ら接近する一対の位置決め用フレームと、炭酸飲料用樽
    の側部を両側から挟み込んで行く前記位置決め用フレー
    ムに取付けられた把持爪と、該把持爪の中央部に形成さ
    れた炭酸飲料用樽の側部に接する円弧状の凹部とを備え
    たことを特徴とする請求項1に記載の炭酸飲料用樽のス
    ピアバルブ脱着装置。
JP7220505A 1995-08-29 1995-08-29 炭酸飲料用樽のスピアバルブ脱着装置 Expired - Fee Related JP2859566B2 (ja)

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