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JP2860466B2 - 流量制御弁体におけるゴムバルブシート - Google Patents
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JP2860466B2 - 流量制御弁体におけるゴムバルブシート - Google Patents

流量制御弁体におけるゴムバルブシート

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JP2860466B2
JP2860466B2 JP13131496A JP13131496A JP2860466B2 JP 2860466 B2 JP2860466 B2 JP 2860466B2 JP 13131496 A JP13131496 A JP 13131496A JP 13131496 A JP13131496 A JP 13131496A JP 2860466 B2 JP2860466 B2 JP 2860466B2
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rubber
flow control
seat
annular
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、駆動装置によって駆動
される流量制御弁体の端部に一体的に取着され、弁座を
開閉制御する流量制御弁体におけるゴムバルブシートに
関する。かかる流量制御弁体は例えば、電磁弁におい
て、電磁装置によって駆動される可動コアとして用いら
れ、ゴムバルブシートは可動コアの端部に一体的に取着
されて形成され、電磁弁内の流路を1次側流路と2次側
流路とに区分する弁座が、可動コアの移動に応じゴムバ
ルブシートによって開閉制御される。
【0002】
【従来の技術】従来の流量制御弁体におけるゴムバルブ
シートについて図3により説明する。本例は、電磁弁に
おいて用いられる流量制御弁体が示される。1は周囲に
コイル2が巻回されたコイルボビンであり、コイルボビ
ン1はドーナツ状の磁極片5を介して弁本体3上に配置
されるとともにコイルボビン1の周囲には、有底筒状の
ハウジング4が配置され、ハウジング4の開口端は、弁
本体3にカシメられて固定される。6は、コイルボビン
1の上方に配置されるとともにハウジング4の上底部に
固着される固定コアであり、7は固定コア6に対向して
配置されるとともにコイルボビン1内に移動自在に配置
された流量制御弁体8としての可動コアである。尚、9
は、固定コア6と流量制御弁体8との間に縮設され、流
量制御弁体8を固定コア6より引離す力を付与するスプ
リングである。10は、弁本体3内に穿設される流路を
1次側流路11と2次側流路12とに区分する弁座であ
り、この弁座10は後述する流量制御弁体8の端部に形
成されるゴムバルブシートによって開閉制御される。
【0003】ゴムバルブシートSは以下よりなる。ゴム
バルブシートSは流量制御弁体8の弁座10に対向する
側の平端面をなすバルブシート取着端面8Aに一体的に
形成される。図4において、このバルブシート取着端面
8Aは、流量制御弁体8の上端面に形成される。バルブ
シートSは、ゴム材料によって形成され、バルブシート
取着端面に沿って形成される平板状部S1と、平板状部
S1の外周部より弁座10側に向かって突出する環状シ
ート部S2とにより形成され、このバルブシートSが流
量制御弁体8のバルブシート取着端面8Aに一体的に取
着されて形成される。バルブシートSは、流量制御弁体
8と同期的に移動するもので、バルブシートSの環状シ
ート部S2が弁座10に当接することにより弁座10に
開口する流路を閉塞し、1次側流路11と2次側流路1
2とを遮断する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の流量制御
弁体におけるゴムバルブシートは、以下によって形成さ
れる。すなわち、バルブシート取着端面8Aに、平板状
部S1と環状シート部S2の形状に相当する凹部よりな
るキャビティーを有する金型が当接され、キャビティー
の中央に開口するゲート孔よりゴムが注入され、このゴ
ムがキャビティー内にて固化した後に、流量制御弁体8
より金型が引離される。以上によると、流量制御弁体8
のバルブシート取着端面8A上に、平板状部S1と、環
状シート部S2とよりなるゴムバルブシートSが一体的
に取着されて形成される。
【0005】そして、前記金型によりゴムをキャビティ
ー内に注入することによると、図4に示される如く、中
央のゲート孔よりキャビティー内に流入するゴムは、平
坦面をなすバルブシート取着端面8Aに衝突した後に、
バルブシート取着端面8Aに沿って円周方向の水平外側
方に向かって流れ、そのうち第1のゴムの流れAは環状
シート部S2の内側斜面に沿って右斜め上方に向かい、
第2のゴムの流れBは環状シート部S2の外側斜面に沿
って左斜め上方に向かって流れる。
【0006】以上によると、環状シート部S2におい
て、第1のゴムの流れAと、第2のゴムの流れBは、環
状シート部S2の頂点部分の近傍にて衝突するもので、
これによると、環状シート部S2の頂点部近傍にウエル
ドラインが発生する恐れがある。
【0007】一方、ゴムバルブシートSの環状シート部
S2は、ゴムバルブシートSが弁座10に当接した際、
その当接部の面圧を高める為に設けられるもので、弁座
10の閉塞は主に環状シート部S2によって行なわれ
る。
【0008】ここで、前述の如く、環状シート部S2の
頂部近傍にウエルドラインが発生した際、弁座10の閉
塞機能が損なわれる恐れがある。
【0009】以上のことからすると、ゴムバルブシート
Sの、特に環状シート部S2の頂点近傍に発生するウエ
ルドラインは完全に除去されなければならないもので、
この為に、従来にあっては、ゴムバルブシートSを拡大
して全数に渡って検査し、ウエルドラインのないゴムバ
ルブシートSを選別して使用するものであった。
【0010】そして、かかる全数に渡る検査を行なうこ
とによると、検査工数が必要であることから製造コスト
高を招来して好ましいものでなく、更には生産効率を向
上できないという不具合を生ずるものであった。
【0011】本発明になる流量制御弁体におけるゴムバ
ルブシートは、かかる不具合に鑑み成されたもので、流
量制御弁体に対するゴムバルブシートの成形時におい
て、特に環状シート部におけるウエルドラインの発生を
抑止し、ゴムバルブシートの製造コストの低減と生産効
率の向上とを図ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決する為の手段】本発明になる流量制御弁体
におけるゴムバルブシートは、前記目的達成の為に、駆
動装置によって駆動される流量制御弁体の弁座に対向す
るバルブシート取着端面に、平板状部と、平板状部の外
周部より弁座側に向かって突出する環状シート部とを備
えたバルブシートが、射出成形されて一体形成された流
量制御弁体におけるゴムバルブシートにおいて、流量制
御弁体のバルブシート取着端面に、流量制御弁体の中心
から環状シート部に向かう円錐凹部を設けたことを第1
の特徴とする。
【0013】又、本発明は、駆動装置によって駆動され
る流量制御弁体の弁座に対向するバルブシート取着端面
に、平板状部と、平板状部の外周部より弁座側に向かっ
て突出する環状シート部とを備えたバルブシートが、射
出成形されて一体形成された流量制御弁体におけるゴム
バルブシートにおいて、流量制御弁体のバルブシート取
着端面に、環状シート部に臨み、環状シート部の断面と
略相似形状をなす環状突部を設けたことを第2の特徴と
する。
【0014】本発明の第1の特徴によると、金型の中央
のゲートからキャビティー内に進入するゴムは、円錐凹
部に衝突し、環状シート部に向かって斜め方向に流れ
る。そのうち、第1のゴムの流れは、環状シート部の頂
点を通って環状シート部の外側部に向かって右斜め下方
に流れ、第2のゴムの流れは、バルブシート取着端面に
沿って内周方向の水平外側方に向かって流れ、環状シー
ト部の外側部に達し、主に環状シート部の外側部におい
て両ゴムの流れが衝突することになる。
【0015】本発明の第2の特徴によると、金型の中央
のゲートからキャビティー内に進入するゴムは、バルブ
シート取着端面に衝突した後に、バルブシート取着端面
に沿って円周方向の水平外側方に向かって流れる。一方
環状シート部内に進入するゴムの流れは、環状突部によ
り環状シート部に沿ったゴムの流れに制御され、主に環
状シート部の外側部においてゴムの流れが渦巻いて衝突
する。
【0016】
【実施例】以下、本発明になる流量制御弁体におけるゴ
ムバルブシートの第1の実施例について図1により説明
する。尚、従来のものと、流量制御弁体及びゴムバルブ
シートが異なるもので相違する部分についてのみ説明す
る。流量制御弁体20の弁座10に対向する側のバルブ
シート取着端面20Aには、円錐凹部20Bが凹設され
る。この円錐凹部20Bは、流量制御弁体20の中心部
20Cにおいて、もっとも深く、流量制御弁体20の外
周に向かうにつれ、その深さが漸次浅くなる円錐状に形
成される。この円錐凹部20Bの外周端20Dは、環状
シート部S2に臨んで形成されるが、外周端20Dの位
置は、環状シート部S2の内側斜面S3の近傍とするの
が好ましい。具体的に外周端20Dの位置はキャビティ
ーにゴムを注入して、ウエルドラインの発生を鑑案して
決定される。
【0017】ゴムバルブシートSは、中央部に形成され
る平板状部S1と、平板状部S1の外周部に形成される
環状シート部S2とによって形成され、図示せぬ金型に
は、平板状部S1と環状シート部S2に相当するキャビ
ティーが形成され、このキャビティーを備えた金型が流
量制御弁体20のバルブシート取着端面20Aに当接し
て配置され、中央に設けたゲート孔より、ゴムがキャビ
ティー内に注入される。
【0018】そして、ゲート孔よりキャビティー内に注
入されるゴムは、流量制御弁体20のバルブシート取着
端面20Aに凹設した円錐凹部20B内の中心部20C
に向かって流入し、円錐凹部20Bのもっとも深い部位
に衝突する。そして、このゴムは図1において円錐凹部
20Bの中心部20Cから円錐凹部20Bの外周端20
Dに向かって円周方向の斜め上方に流れる。そして、環
状シート部S2に相当するキャビティー内に流入する第
1のゴムの流れAは、環状シート部S2の内側斜面S3
に沿って斜め上方に向かって流れ、環状シート部S2の
頂点S5を経て環状シート部S2の外側斜面S4に沿っ
て斜め下方に向かい、環状シート部S2の外側端S6の
近傍に達する。
【0019】一方、環状シート部S2に相当するキャビ
ティー内に流入する第2のゴムの流れBは、平坦状に形
成されたバルブシート取着端面20Aに沿って水平外側
方に向かって流れ、環状シート部S2の外側端S6の近
傍に達する。
【0020】そして、環状シート部S2の外側端S6に
相当するキャビティーにおいて、前記第1のゴムの流れ
Aと、第2のゴムの流れBとが衝突し、この状態におい
て時間経過に応じてゴムが固化し、もって平板状部S1
と環状シート部S2とを備えたゴムバルブシートSが流
量制御弁体20のバルブシート取着端面20A上に一体
的に形成される。
【0021】ここで、前記第1の実施例によれば、バル
ブシート取着端面20Aに円錐凹部20Bを設けたこと
により、円錐凹部20Bから環状シート部S2に相当す
るキャビティー内に流入するゴムの流れを、主に環状シ
ート部S2の内側斜面S3から外側斜面S4を通って環
状シート部S2の外側端S6に向かう第1のゴムの流れ
と、バルブシート取着端面20Aに沿って環状シート部
S2の外側端S6に向かう第2のゴムの流れとに指向性
を与え、且つそれらのゴムの流れを環状シート部S2の
外側端S6の近傍にて衝突させたものである。
【0022】以上によれば、特に環状シート部S2の頂
点S5付近におけるゴムの流れの衝突を回避できたもの
で、特に弁座の閉塞作用に大なる影響を与える環状シー
ト部S2の頂点S5におけるウエルドの発生を効果的に
抑止できたものである。従って、頂点S5におけるウエ
ルド発生の確認検査工程を廃止することができ、もって
ゴムバルブシートの製造コストの低減と生産効率の向上
を達成できたものである。尚、環状シート部S2の外側
端S6においてウエルドが発生しても弁座10の閉塞が
環状シート部S2の頂点にて行なわれるので問題となる
ものでない。
【0023】又、ゴムバルブシートSは、バルブシート
取着端面20Aに対し、溶融せるゴムが焼付くことによ
って固着されるものであるが、円錐凹部20Bを設けた
ことによると、その接着面の面積が増加されるのでゴム
バルブシートSの接着強度を増すことができたものであ
る。
【0024】次に、図2により本発明になる流量制御弁
体におけるゴムバルブシートの第2の実施例について説
明する。流量制御弁体30のバルブシート取着端面30
Aは平坦状に形成され、該バルブシート取着端面30A
上には、環状シート部S2の断面と相似形状をなす小形
状の環状突部30Bが突出して形成される。すなわち、
環状突部30Bには、環状シート部S2の内側斜面S3
に相似形状をなす内側斜面30Cが形成されるとともに
環状シート部S2の外側斜面S4に相似形状をなす外側
斜面30Dが形成される。そして、図示せぬ金型には、
平板状部S1と環状シート部S2に相当するキャビティ
ーが形成され、このキャビティーがバルブシート取着端
面30Aに当接して配置される。そして、金型のゲート
からキャビティー内に注入されるゴムは、バルブシート
取着端面30Aの中心部に向かって流入し、バルブシー
ト取着端面30Aに衝突する。そして、このゴムは、平
坦面をなすバルブシート取着端面30Aの円周外側方に
向かって流れる。そして、環状シートS2に相当するキ
ャビティー内に流入するゴムの流れAは、まず環状突部
30Bの内側斜面30Cに沿って斜め上方向に流れ、頂
点S5を経た後に、環状突部30Bの外側斜面30Dに
沿って斜め下方向に流れ、環状シート部S2の外側端S
6に達する。
【0025】そして、この状態において、時間経過に応
じてゴムが固化し、もって平板状部S1と環状シート部
S2とを備えたゴムバルブシートSが流量制御弁体30
のバルブシート取着端面30A上に一体的に形成され
る。
【0026】以上によれば、特に環状シート部Sの頂点
S5付近におけるゴムの流れの衝突が回避できて、頂点
S5におけるウエルドの発生を抑止でき、もってゴムバ
ルブシートの製造コストの低減と、生産効率の向上を達
成できる。
【0027】又、バルブシート取着端面30Aに環状突
部30Bを設けたことによると、ゴムバルブシートSと
バルブシート取着端面30Aとの接着面積を増加できた
ので、ゴムバルブシートSのバルブシート取着端面30
Aに対する接着強度を増すことができる。更に又、環状
突部30Bを環状シート部S2の断面と略相似形状とし
たことによると、環状シート部S2の肉厚を略均一とす
ることができ、これによると、環状シート部S2をゴム
によって成形した際、環状シート部S2の歪みを解消で
き、弁座10の閉塞性を向上するのに効果的である。
【0028】尚、流量制御弁体は電磁弁に使用されるも
のに限定されるものでなく、広く流体を制御する弁体の
ゴムバルブシートとして使用される。
【0029】
【発明の効果】以上の如く、本発明になる流量制御弁体
におけるゴムバルブシートによると、バルブシート取着
端面に設けた円錐凹部あるいは環状突部によって、ゴム
の流れの衝突部を環状シート部の外側端に集めることが
できたので、弁座を閉塞する環状シート部の頂点におい
てウエルドの発生を抑止できたものである。従ってゴム
バルブシートを備えた流量制御弁体の製造コストの低減
を図ることができるとともに生産効率の向上を達成でき
たものである。又、前記円錐凹部あるいは環状突部をバ
ルブシート取着端面に設けたことによると、ゴムバルブ
シートのバルブシート取着端面に対する接着強度を増す
ことができたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の流量制御弁体におけるゴムバルブシー
トの一実施例を示す要部縦断面図。
【図2】本発明の流量制御弁体におけるゴムバルブシー
トの他の実施例を示す要部縦断面図。
【図3】従来の流量制御弁体を用いた電磁弁の縦断面
図。
【図4】図3において用いられる流量制御弁体における
ゴムバルブシートの要部縦断面図。
【符号の説明】
20、30 流量制御弁体 20A、30A バルブシート取着端面 S ゴムバルブシート 20B 円錐凹部 30B 環状突部 S2 環状シート部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動装置によって駆動される流量制御弁
    体の弁座に対向するバルブシート取着端面に、平板状部
    と、平板状部の外周部より弁座側に向かって突出する環
    状シート部とを備えたバルブシートが、射出成形されて
    一体形成された流量制御弁体におけるゴムバルブシート
    において、流量制御弁体20のバルブシート取着端面2
    0Aに、流量制御弁体20の中心から環状シート部S2
    に向かう円錐凹部20Bを設けたことを特徴とする流量
    制御弁体におけるゴムバルブシート。
  2. 【請求項2】 駆動装置によって駆動される流量制御弁
    体の弁座に対向するバルブシート取着端面に、平板状部
    と、平板状部の外周部より弁座側に向かって突出する環
    状シート部とを備えたバルブシートが、射出成形されて
    一体形成された流量制御弁体におけるゴムバルブシート
    において、流量制御弁体30のバルブシート取着端面3
    0Aに、環状シート部S2に臨み、環状シート部S2の
    断面と略相似形状をなす環状突部30Bを設けたことを
    特徴とする流量制御弁体におけるゴムバルブシート。
JP13131496A 1996-04-26 1996-04-26 流量制御弁体におけるゴムバルブシート Expired - Lifetime JP2860466B2 (ja)

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