JP2862791B2 - 壁パネルへの係止部材の取付方法及びアンカー部材の挿入用治具 - Google Patents
壁パネルへの係止部材の取付方法及びアンカー部材の挿入用治具Info
- Publication number
- JP2862791B2 JP2862791B2 JP10205594A JP10205594A JP2862791B2 JP 2862791 B2 JP2862791 B2 JP 2862791B2 JP 10205594 A JP10205594 A JP 10205594A JP 10205594 A JP10205594 A JP 10205594A JP 2862791 B2 JP2862791 B2 JP 2862791B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- anchor member
- anchor
- wall panel
- jig
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 10
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 76
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 76
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 6
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 6
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 239000011381 foam concrete Substances 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は壁パネルを建物の躯体に
係止する際に使用される係止部材の取付方法及びそのた
めのアンカー部材の挿入用治具に関する。
係止する際に使用される係止部材の取付方法及びそのた
めのアンカー部材の挿入用治具に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばALCパネル等の壁パネルを建物
の構造躯体に係止するための構造として、図6に示すも
のが知られている。すなわち、壁パネル10に小口面か
ら盲穴2を形成すると共に、壁パネル10の建物の内側
になる方の面から盲穴2に連なるボルト穴3を形成して
おく。そして、中央に雌ねじ部4を形成したパイプ状の
アンカー部材5を盲穴2に挿入し、更に、係止金具6に
取り付けたボルト7をボルト穴3に挿入し、そのボルト
7の先端をアンカー部材5の雌ねじ部4にねじ込んで係
止金具6を壁パネル10に取り付け、最後に係止金具6
を構造躯体側に係止させるのである。
の構造躯体に係止するための構造として、図6に示すも
のが知られている。すなわち、壁パネル10に小口面か
ら盲穴2を形成すると共に、壁パネル10の建物の内側
になる方の面から盲穴2に連なるボルト穴3を形成して
おく。そして、中央に雌ねじ部4を形成したパイプ状の
アンカー部材5を盲穴2に挿入し、更に、係止金具6に
取り付けたボルト7をボルト穴3に挿入し、そのボルト
7の先端をアンカー部材5の雌ねじ部4にねじ込んで係
止金具6を壁パネル10に取り付け、最後に係止金具6
を構造躯体側に係止させるのである。
【0003】この構造は、建物の外側となる壁パネルの
表面に穴を開ける必要がないから、その穴を埋め戻した
跡によって見栄えが悪くなったり、埋め戻し部の隙間か
ら雨水が侵入したりすることがないという利点がある。
しかも、壁パネルを構造躯体に係止する直前にアンカー
部材を取り付けることができるので、アンカー部材の位
置変更が容易となる等の施工上の優位性もある。
表面に穴を開ける必要がないから、その穴を埋め戻した
跡によって見栄えが悪くなったり、埋め戻し部の隙間か
ら雨水が侵入したりすることがないという利点がある。
しかも、壁パネルを構造躯体に係止する直前にアンカー
部材を取り付けることができるので、アンカー部材の位
置変更が容易となる等の施工上の優位性もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した構
造で壁パネル10を取り付けるに際し、アンカー部材5
にボルト7をねじ込むには、従来は次のようにしてい
た。まず、アンカー部材5をその雌ねじ部4が壁パネル
10の裏側に向く方向で盲穴2内に挿入する。そして、
ボルト穴3を通して盲穴2内を覗きながら、アンカー部
材5を棒状物にて盲穴2内に押し込み、雌ねじ部4がボ
ルト穴3に連なる位置までアンカー部材5をゆっくりと
移動させる。雌ねじ部4がボルト穴3に一致すれば、棒
状物を盲穴2内から抜き出し、ボルト穴3にボルト7を
挿入してアンカー部材5にねじ込むのである。
造で壁パネル10を取り付けるに際し、アンカー部材5
にボルト7をねじ込むには、従来は次のようにしてい
た。まず、アンカー部材5をその雌ねじ部4が壁パネル
10の裏側に向く方向で盲穴2内に挿入する。そして、
ボルト穴3を通して盲穴2内を覗きながら、アンカー部
材5を棒状物にて盲穴2内に押し込み、雌ねじ部4がボ
ルト穴3に連なる位置までアンカー部材5をゆっくりと
移動させる。雌ねじ部4がボルト穴3に一致すれば、棒
状物を盲穴2内から抜き出し、ボルト穴3にボルト7を
挿入してアンカー部材5にねじ込むのである。
【0005】しかしながら、上述の方法では、アンカー
部材5を盲穴2内に押し込む際に、アンカー部材5がボ
ルト穴3を少しでも行き過ぎてしまうと、これを引き戻
すことができない。また、アンカー部材5を押し込む際
に、これが盲穴2内で回転して雌ねじ部4の方向がボル
ト穴3に一致しなくなることもある。このようにアンカ
ー部材5の挿入に失敗すると、壁パネル10を傾けてア
ンカー部材5を叩き出し、最初からやり直すことが必要
になり、その作業が大変に煩わしいという問題があっ
た。
部材5を盲穴2内に押し込む際に、アンカー部材5がボ
ルト穴3を少しでも行き過ぎてしまうと、これを引き戻
すことができない。また、アンカー部材5を押し込む際
に、これが盲穴2内で回転して雌ねじ部4の方向がボル
ト穴3に一致しなくなることもある。このようにアンカ
ー部材5の挿入に失敗すると、壁パネル10を傾けてア
ンカー部材5を叩き出し、最初からやり直すことが必要
になり、その作業が大変に煩わしいという問題があっ
た。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、上述の壁パネルの取付構造を採用するに当たり、ア
ンカー部材を所定位置にセットし、ここに係止部材を係
止させるという作業を簡単かつ能率的に行うことができ
る壁パネルへの係止部材の取付方法及びそのためのアン
カー部材の挿入用治具を提供することを目的とする。
で、上述の壁パネルの取付構造を採用するに当たり、ア
ンカー部材を所定位置にセットし、ここに係止部材を係
止させるという作業を簡単かつ能率的に行うことができ
る壁パネルへの係止部材の取付方法及びそのためのアン
カー部材の挿入用治具を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る壁パネルへ
の係止部材の取付方法は、アンカー部材と挿入用治具の
先端部に設けた保持部とを圧入することによりアンカー
部材を挿入用治具の先端に保持させ、その挿入用治具の
基部側を持って先端側を壁パネルのアンカー挿入穴内に
挿入してアンカー部材をアンカー挿入穴内の所定箇所に
位置させ、その後、アンカー部材に前記係止部材を固定
するところに特徴を有する(請求項1の発明)。
の係止部材の取付方法は、アンカー部材と挿入用治具の
先端部に設けた保持部とを圧入することによりアンカー
部材を挿入用治具の先端に保持させ、その挿入用治具の
基部側を持って先端側を壁パネルのアンカー挿入穴内に
挿入してアンカー部材をアンカー挿入穴内の所定箇所に
位置させ、その後、アンカー部材に前記係止部材を固定
するところに特徴を有する(請求項1の発明)。
【0008】また、本発明に係る挿入用治具は、ハンド
ルと、このハンドルから延びて壁パネルのアンカー挿入
穴内に挿入可能な軸部と、この軸部の先端部に設けられ
アンカー部材を圧入して保持可能な保持部とからなる
(請求項2の発明)。この場合、保持部は先細のテーパ
ー状をなしてアンカー部材の空所内に圧入される金属ピ
ンとすることが好ましい(請求項3の発明)。
ルと、このハンドルから延びて壁パネルのアンカー挿入
穴内に挿入可能な軸部と、この軸部の先端部に設けられ
アンカー部材を圧入して保持可能な保持部とからなる
(請求項2の発明)。この場合、保持部は先細のテーパ
ー状をなしてアンカー部材の空所内に圧入される金属ピ
ンとすることが好ましい(請求項3の発明)。
【0009】
【作用】本発明によれば、挿入用治具の先端部の保持部
にアンカー部材が保持されるから、挿入用治具の基部側
を持ってアンカー部材を壁パネルのアンカー挿入穴に挿
入することができる。アンカー部材の挿入位置は、挿入
用治具の基部側を持って挿入深さを変えることで自在に
調節でき、アンカー挿入穴内での回転方向の調節は、や
はり挿入用治具の基部側を回転させることで自在に行う
ことができ、総じて係止部材の固定作業を簡単に行うこ
とができるようになる。なお、アンカー部材を挿入用治
具の保持部に保持させるには、保持部とアンカー部材と
を単に圧入すればよく、保持部をアンカー部材から外す
には、既にアンカー部材が係止部材側に固定されている
から、単に挿入用治具をアンカー挿入穴から引き抜くよ
うにすればアンカー部材との圧入関係は簡単に外れる。
にアンカー部材が保持されるから、挿入用治具の基部側
を持ってアンカー部材を壁パネルのアンカー挿入穴に挿
入することができる。アンカー部材の挿入位置は、挿入
用治具の基部側を持って挿入深さを変えることで自在に
調節でき、アンカー挿入穴内での回転方向の調節は、や
はり挿入用治具の基部側を回転させることで自在に行う
ことができ、総じて係止部材の固定作業を簡単に行うこ
とができるようになる。なお、アンカー部材を挿入用治
具の保持部に保持させるには、保持部とアンカー部材と
を単に圧入すればよく、保持部をアンカー部材から外す
には、既にアンカー部材が係止部材側に固定されている
から、単に挿入用治具をアンカー挿入穴から引き抜くよ
うにすればアンカー部材との圧入関係は簡単に外れる。
【0010】また、保持部を先細のテーパー状の金属ピ
ンとした請求項3の挿入用治具とすると、金属製のアン
カー部材に対して適度な摩擦力で保持部が係合するよう
になり、また繰り返し使用しても保持部の摩耗が少なく
なる。
ンとした請求項3の挿入用治具とすると、金属製のアン
カー部材に対して適度な摩擦力で保持部が係合するよう
になり、また繰り返し使用しても保持部の摩耗が少なく
なる。
【0011】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ア
ンカー部材を挿入用治具に容易に保持・離脱させること
ができると共に、アンカー部材を壁パネルのアンカー挿
入穴内の所望な位置にセットできて位置調節が簡単にな
るから、総じて係止部材の固定作業を能率的に行うこと
ができるという効果を奏する。特に、請求項3の挿入用
治具によれば、アンカー部材の保持が確実になって作業
性がいっそう高まり、しかも耐久性にも優れるという効
果が得られる。
ンカー部材を挿入用治具に容易に保持・離脱させること
ができると共に、アンカー部材を壁パネルのアンカー挿
入穴内の所望な位置にセットできて位置調節が簡単にな
るから、総じて係止部材の固定作業を能率的に行うこと
ができるという効果を奏する。特に、請求項3の挿入用
治具によれば、アンカー部材の保持が確実になって作業
性がいっそう高まり、しかも耐久性にも優れるという効
果が得られる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例について
図1ないし図4を参照して説明する。この実施例では、
図1に示すように、例えばALC(軽量気泡コンクリー
ト)製の壁パネル10を係止部材12を介して建物の構
造躯体(図示せず)に係止させる構造となっており、そ
の壁パネル10には小口面から内部に向けて先端が閉じ
たアンカー挿入穴13が形成され、ここに挿入されたア
ンカー部材14に係止部材12の一部をなす取付ボルト
15がボルト挿通穴11を通してねじ込まれている。
図1ないし図4を参照して説明する。この実施例では、
図1に示すように、例えばALC(軽量気泡コンクリー
ト)製の壁パネル10を係止部材12を介して建物の構
造躯体(図示せず)に係止させる構造となっており、そ
の壁パネル10には小口面から内部に向けて先端が閉じ
たアンカー挿入穴13が形成され、ここに挿入されたア
ンカー部材14に係止部材12の一部をなす取付ボルト
15がボルト挿通穴11を通してねじ込まれている。
【0013】本発明を適用した挿入用治具16は図 に
示すように、ハンドル17に軸部18を取り付け、その
軸部18の先端に保持部19を設けた構成である。軸部
18は例えば直径7.2mm、長さ約30cmの鉄鋼棒材に
よって製造され、壁パネル10のアンカー挿入穴13内
に挿入可能である。また、保持部19は、長さ45mmの
テーパーピン(JIS B1352−1988による)
を先細となるように軸部18の先端に取り付けて構成さ
れている。
示すように、ハンドル17に軸部18を取り付け、その
軸部18の先端に保持部19を設けた構成である。軸部
18は例えば直径7.2mm、長さ約30cmの鉄鋼棒材に
よって製造され、壁パネル10のアンカー挿入穴13内
に挿入可能である。また、保持部19は、長さ45mmの
テーパーピン(JIS B1352−1988による)
を先細となるように軸部18の先端に取り付けて構成さ
れている。
【0014】一方、アンカー部材14は、例えば長さ1
60mm、外径17.3mm、肉厚3.2mmの鋼製パイプか
ら製造され、壁パネル10のアンカー挿入穴13内に自
由に挿入可能であり、内部が空所となった中空状であ
る。そして、アンカー部材14の長さ方向の中間部分に
は、取付ボルト15の挿入用のねじ孔20,20がパイ
プを直角に貫通するように周壁の対向部位に形成され、
これらにM12の雌ねじ加工が施されている。
60mm、外径17.3mm、肉厚3.2mmの鋼製パイプか
ら製造され、壁パネル10のアンカー挿入穴13内に自
由に挿入可能であり、内部が空所となった中空状であ
る。そして、アンカー部材14の長さ方向の中間部分に
は、取付ボルト15の挿入用のねじ孔20,20がパイ
プを直角に貫通するように周壁の対向部位に形成され、
これらにM12の雌ねじ加工が施されている。
【0015】さて、本実施例における壁パネル10の取
付手順を説明する。まず、壁パネル10に、小口面から
アンカー部材の取付部位まで達するアンカー挿入穴13
と、取付ボルト15の挿通用のボルト挿通穴11を上記
アンカー挿入穴13に届くように穿孔する。そして、挿
入用治具16の先端の保持部19をアンカー部材14の
空所内に軽くはめ、軽く手で圧入させるように押し込
む。この状態とすれば、アンカー部材14と挿入用治具
16の保持部19とは圧入に伴う締結力によってつなが
り、保持部19から容易に外れ落ちることはない。そこ
で、この状態で挿入用治具16のハンドル17を手で握
り、先端のアンカー部材14を壁パネル10のアンカー
挿入穴13内に挿入して内部に押し込む。壁パネル10
のボルト挿通穴11からアンカー挿入穴13内を覗き込
み、アンカー部材14を押し込んで行けば、アンカー挿
入穴13の奥まで挿入されたアンカー部材14を見るこ
とができるようになる。
付手順を説明する。まず、壁パネル10に、小口面から
アンカー部材の取付部位まで達するアンカー挿入穴13
と、取付ボルト15の挿通用のボルト挿通穴11を上記
アンカー挿入穴13に届くように穿孔する。そして、挿
入用治具16の先端の保持部19をアンカー部材14の
空所内に軽くはめ、軽く手で圧入させるように押し込
む。この状態とすれば、アンカー部材14と挿入用治具
16の保持部19とは圧入に伴う締結力によってつなが
り、保持部19から容易に外れ落ちることはない。そこ
で、この状態で挿入用治具16のハンドル17を手で握
り、先端のアンカー部材14を壁パネル10のアンカー
挿入穴13内に挿入して内部に押し込む。壁パネル10
のボルト挿通穴11からアンカー挿入穴13内を覗き込
み、アンカー部材14を押し込んで行けば、アンカー挿
入穴13の奥まで挿入されたアンカー部材14を見るこ
とができるようになる。
【0016】また、アンカー部材14は挿入用治具16
の保持部19に保持された状態にあるから、アンカー部
材14の挿入位置や回転方向姿勢は、挿入用治具16の
ハンドル17を左右に動かしたり、回転させたりするこ
とにより所望に調節することができる。そこで、アンカ
ー部材14のねじ孔20がボルト挿通穴11に一連に連
なるようにアンカー部材14の挿入位置及び回転方向姿
勢を調節した上で、ボルト挿通穴11に取付ボルト15
を挿入してアンカー部材14のねじ孔20にねじ込む。
このとき、アンカー部材14は挿入用治具16によって
固定された状態にあるから、取付ボルト15から逃げる
ような動きが封じられ、容易に取付ボルト15の先端が
ねじ孔20に螺合を開始する。そして、取付ボルト15
を十分に締め込めば、図3に示すように係止部材12が
壁パネル10に固定された状態になる(同図には挿入用
治具16の図示を省略している)。
の保持部19に保持された状態にあるから、アンカー部
材14の挿入位置や回転方向姿勢は、挿入用治具16の
ハンドル17を左右に動かしたり、回転させたりするこ
とにより所望に調節することができる。そこで、アンカ
ー部材14のねじ孔20がボルト挿通穴11に一連に連
なるようにアンカー部材14の挿入位置及び回転方向姿
勢を調節した上で、ボルト挿通穴11に取付ボルト15
を挿入してアンカー部材14のねじ孔20にねじ込む。
このとき、アンカー部材14は挿入用治具16によって
固定された状態にあるから、取付ボルト15から逃げる
ような動きが封じられ、容易に取付ボルト15の先端が
ねじ孔20に螺合を開始する。そして、取付ボルト15
を十分に締め込めば、図3に示すように係止部材12が
壁パネル10に固定された状態になる(同図には挿入用
治具16の図示を省略している)。
【0017】この後、挿入用治具16のハンドル17を
アンカー部材14の挿入方向とは逆方向に強く引っ張れ
ば、アンカー部材14は既に壁パネル10に一体化され
た状態にあるから、アンカー部材14を残して保持部1
9がアンカー部材14から容易に抜け出し、挿入用治具
16の全体をアンカー挿入穴13から引き出すことがで
きる。そして、壁パネル10は、建物の構造躯体の梁に
例えば溶接により固定したL型鋼に係止部材12を係止
させることにより建物に取り付けられる。
アンカー部材14の挿入方向とは逆方向に強く引っ張れ
ば、アンカー部材14は既に壁パネル10に一体化され
た状態にあるから、アンカー部材14を残して保持部1
9がアンカー部材14から容易に抜け出し、挿入用治具
16の全体をアンカー挿入穴13から引き出すことがで
きる。そして、壁パネル10は、建物の構造躯体の梁に
例えば溶接により固定したL型鋼に係止部材12を係止
させることにより建物に取り付けられる。
【0018】このように本実施例によれば、アンカー部
材14を挿入用治具16に保持させた状態でアンカー挿
入穴13内に挿入できるから、アンカー挿入穴13内の
所望な位置に簡単かつ確実にセットすることができる。
しかも、アンカー部材14と挿入用治具16とは圧入に
よって保持させるようにしているから、アンカー部材1
4の保持や離脱はワンタッチで行うことができ、その作
業は極めて簡単である。更に、取付ボルト15の螺合時
にはアンカー部材14は確実に固定されているから、ア
ンカー部材14が取付ボルト15から逃げて動くことが
なく、取付ボルト15の螺合作業自体も簡単であり、総
じて係止部材12を壁パネル10に取り付けるための作
業が極めて容易になる。
材14を挿入用治具16に保持させた状態でアンカー挿
入穴13内に挿入できるから、アンカー挿入穴13内の
所望な位置に簡単かつ確実にセットすることができる。
しかも、アンカー部材14と挿入用治具16とは圧入に
よって保持させるようにしているから、アンカー部材1
4の保持や離脱はワンタッチで行うことができ、その作
業は極めて簡単である。更に、取付ボルト15の螺合時
にはアンカー部材14は確実に固定されているから、ア
ンカー部材14が取付ボルト15から逃げて動くことが
なく、取付ボルト15の螺合作業自体も簡単であり、総
じて係止部材12を壁パネル10に取り付けるための作
業が極めて容易になる。
【0019】なお、上記実施例において、アンカー部材
14を所定の位置にセットするとき、万一、作業途中で
アンカー部材14が保持部19から外れた場合には、挿
入用治具16を単に最奥まで押し込めばよく、その修復
作業は簡単である。本実施例では、特にアンカー挿入穴
13を盲穴としているから、保持部19に押されたアン
カー部材14がアンカー挿入穴13の底部まで押しやら
れ、ここで保持部19と圧入関係になるからである。
14を所定の位置にセットするとき、万一、作業途中で
アンカー部材14が保持部19から外れた場合には、挿
入用治具16を単に最奥まで押し込めばよく、その修復
作業は簡単である。本実施例では、特にアンカー挿入穴
13を盲穴としているから、保持部19に押されたアン
カー部材14がアンカー挿入穴13の底部まで押しやら
れ、ここで保持部19と圧入関係になるからである。
【0020】また、本実施例では、特に挿入用治具16
の保持部19を金属製のテーパーピンにて構成したか
ら、アンカー部材14を鋼製パイプとした本実施例と適
合し、圧入時に両者間の適当な締結力が得られてアンカ
ー部材14の保持力が大きく、また、保持部19の摩耗
が少ないため長期間の繰り返し使用が可能になる。この
テーパーピンとしては、テーパー比が1/10より1/
100までの円錐台形状のものが圧入操作の容易性と締
結力の点から特に良好であり、本実施例のように、JI
S B1352−1988による規格品のテーパーピン
を使用すれば、安価に製造できる。
の保持部19を金属製のテーパーピンにて構成したか
ら、アンカー部材14を鋼製パイプとした本実施例と適
合し、圧入時に両者間の適当な締結力が得られてアンカ
ー部材14の保持力が大きく、また、保持部19の摩耗
が少ないため長期間の繰り返し使用が可能になる。この
テーパーピンとしては、テーパー比が1/10より1/
100までの円錐台形状のものが圧入操作の容易性と締
結力の点から特に良好であり、本実施例のように、JI
S B1352−1988による規格品のテーパーピン
を使用すれば、安価に製造できる。
【0021】<他の実施例>本発明は上記実施例に限定
されるものではなく、例えば次のような実施態様も可能
であり、これらの本発明の技術的範囲に含まれる。
されるものではなく、例えば次のような実施態様も可能
であり、これらの本発明の技術的範囲に含まれる。
【0022】(1)図2に示すように、挿入用治具30
のハンドル31にアンカー部材の回転方向姿勢の指標と
なる指標32を設け、その指標32にアンカー部材のね
じ孔の向きを合わせるようにしてもよい。このような指
標32を設ければ、保持部34に保持されたアンカー部
材を直接見なくとも、その指標32を見ながらアンカー
部材の回転方向姿勢を調節することができるようにな
る。また、同図に示すように、挿入用治具30の軸部3
3に挿入深さの指標35を設ければ、その軸部33の指
標35を見ながらアンカー部材の挿入位置を調節するこ
とができるようになる。
のハンドル31にアンカー部材の回転方向姿勢の指標と
なる指標32を設け、その指標32にアンカー部材のね
じ孔の向きを合わせるようにしてもよい。このような指
標32を設ければ、保持部34に保持されたアンカー部
材を直接見なくとも、その指標32を見ながらアンカー
部材の回転方向姿勢を調節することができるようにな
る。また、同図に示すように、挿入用治具30の軸部3
3に挿入深さの指標35を設ければ、その軸部33の指
標35を見ながらアンカー部材の挿入位置を調節するこ
とができるようになる。
【0023】(2)前記実施例ではアンカー部材14を
鋼製パイプにより形成したが、これに限らず、例えば円
柱状の鋼製ブロックにねじ孔を形成してアンカー部材と
してもよい。この場合、そのアンカー部材の一端に円形
穴を形成すれば、挿入用治具の保持部をテーパーピンと
して上記円形穴に圧入する構成としてもよく、逆に、そ
のアンカー部材の一端に突起を設ければ、挿入用治具先
端の保持部はパイプ状にしてアンカー部材の突起に圧入
できるようにすればよい。また、アンカー部材をパイプ
状としたときには、挿入用治具の保持部は前記実施例の
ような円錐台形状のテーパーピンを利用するに限らず、
アンカー部材の内径よりも太い棒材の先端を先細り状に
研削したり、丸く研削したりしてもよい。勿論、その保
持部の断面形状は円に限らず、多角形や楕円・長円形で
もよく、要するにアンカー部材と圧入関係にできれば、
その形状を問わない。
鋼製パイプにより形成したが、これに限らず、例えば円
柱状の鋼製ブロックにねじ孔を形成してアンカー部材と
してもよい。この場合、そのアンカー部材の一端に円形
穴を形成すれば、挿入用治具の保持部をテーパーピンと
して上記円形穴に圧入する構成としてもよく、逆に、そ
のアンカー部材の一端に突起を設ければ、挿入用治具先
端の保持部はパイプ状にしてアンカー部材の突起に圧入
できるようにすればよい。また、アンカー部材をパイプ
状としたときには、挿入用治具の保持部は前記実施例の
ような円錐台形状のテーパーピンを利用するに限らず、
アンカー部材の内径よりも太い棒材の先端を先細り状に
研削したり、丸く研削したりしてもよい。勿論、その保
持部の断面形状は円に限らず、多角形や楕円・長円形で
もよく、要するにアンカー部材と圧入関係にできれば、
その形状を問わない。
【0024】その他、本願発明は上記しかつ図面に示す
実施例に限定されるものではなく、壁パネルとしてはA
LCパネルに限らず、アンカー挿入穴は盲穴ではなく貫
通孔でもよい等、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更し
て実施することができる。
実施例に限定されるものではなく、壁パネルとしてはA
LCパネルに限らず、アンカー挿入穴は盲穴ではなく貫
通孔でもよい等、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更し
て実施することができる。
【図1】本発明の一実施例を示す壁パネルの斜視図
【図2】アンカー部材の挿入部分を破断して示す壁パネ
ルの斜視図
ルの斜視図
【図3】取付ボルトの螺合部分を示す壁パネルの横断面
図
図
【図4】挿入用治具の斜視図
【図5】挿入用治具の異なる実施例を示す斜視図
【図6】従来の壁パネルの取付構造を示す斜視図
10…壁パネル 11…ボルト挿通穴 12…係止部材 13…アンカー挿入穴 14…アンカー部材 15…取付ボルト 16…挿入用治具 17…ハンドル 18…軸部 19…保持部
フロントページの続き (72)発明者 西野 憲男 愛知県西春日井郡西春町大字山之腰字天 神東18番地 株式会社 八幡ねじ内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04C 2/30 E04B 2/88 - 2/96 E04B 1/38 E04B 1/60
Claims (3)
- 【請求項1】 壁パネルをこれに取り付けた係止部材を
介して建物の躯体に係止させるために、前記壁パネルに
形成されたアンカー挿入穴にアンカー部材を挿入し、こ
のアンカー部材の所定位置に前記係止部材を固定する方
法であって、 挿入用治具の先端部に設けた保持部と前記アンカー部材
とを圧入関係にすることによりアンカー部材を挿入用治
具の先端に保持させ、その挿入用治具の基部側を持って
先端側を前記アンカー挿入穴内に挿入して前記アンカー
部材を前記壁パネルのアンカー挿入穴内の所定箇所に位
置させ、その後、前記アンカー部材に前記係止部材を固
定することを特徴とする壁パネルへの係止部材の取付方
法。 - 【請求項2】 壁パネルをこれに取り付けた係止部材を
介して建物の躯体に係止させるに際し、前記壁パネルに
形成されたアンカー挿入穴に前記係止部材が連結される
アンカー部材を所定位置に挿入するためのアンカー部材
の挿入用治具であって、 ハンドルと、このハンドルから延びて前記アンカー挿入
穴内に挿入可能な軸部と、この軸部の先端部に設けられ
前記アンカー部材と圧入関係となることによりアンカー
部材を保持可能な保持部とからなることを特徴とするア
ンカー部材の挿入用治具。 - 【請求項3】 挿入用治具の保持部はアンカー部材の空
所内に圧入される先細のテーパー状をなす金属ピンによ
り構成されていることを特徴とする請求項2記載のアン
カー部材の挿入用治具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10205594A JP2862791B2 (ja) | 1994-04-14 | 1994-04-14 | 壁パネルへの係止部材の取付方法及びアンカー部材の挿入用治具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10205594A JP2862791B2 (ja) | 1994-04-14 | 1994-04-14 | 壁パネルへの係止部材の取付方法及びアンカー部材の挿入用治具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07279304A JPH07279304A (ja) | 1995-10-27 |
| JP2862791B2 true JP2862791B2 (ja) | 1999-03-03 |
Family
ID=14317092
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10205594A Expired - Fee Related JP2862791B2 (ja) | 1994-04-14 | 1994-04-14 | 壁パネルへの係止部材の取付方法及びアンカー部材の挿入用治具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2862791B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3054326B2 (ja) | 1994-10-25 | 2000-06-19 | 小野田エー・エル・シー株式会社 | 軽量気泡コンクリート製パネル用取付け金物 |
-
1994
- 1994-04-14 JP JP10205594A patent/JP2862791B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3054326B2 (ja) | 1994-10-25 | 2000-06-19 | 小野田エー・エル・シー株式会社 | 軽量気泡コンクリート製パネル用取付け金物 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07279304A (ja) | 1995-10-27 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3405932B2 (ja) | アンカーボルト及びその施工工具並びにその施工工具を用いたアンカーボルトの取付け施工方法 | |
| EP1837128B1 (en) | Drill and drilling method | |
| JP2862791B2 (ja) | 壁パネルへの係止部材の取付方法及びアンカー部材の挿入用治具 | |
| JPH08291813A (ja) | 拡開アンカー | |
| GB2193550A (en) | Fixing device | |
| JPH0979239A (ja) | ビスとビス固定補助具の組合せ体 | |
| JP2004339797A (ja) | アンカー金具 | |
| JP2517918Y2 (ja) | 土木用ロックボルト | |
| JP2003027599A (ja) | ピン打込み式拡開アンカー | |
| JP4611879B2 (ja) | ブラケットの取付方法 | |
| KR100823850B1 (ko) | 앵커볼트 | |
| JP3455529B2 (ja) | アンカーの設置方法および設置のための装置 | |
| JP2009092229A (ja) | 螺具の補助材 | |
| JP3118544B2 (ja) | コンクリート用打込みアンカ | |
| JP3091993U (ja) | 壁面外装地補修部材 | |
| JPH0325154A (ja) | 発泡コンクリート用アンカー | |
| JP3024498U (ja) | 固着手段 | |
| JP3100268U (ja) | 孔先拡幅線工具 | |
| JPS6224012A (ja) | コンクリ−ト用アンカ− | |
| JPH0423154Y2 (ja) | ||
| JP2001165131A (ja) | 石材用雌ねじアンカー | |
| GB1579328A (en) | Fasteners | |
| JP2782179B2 (ja) | コンクリート型枠保持方法およびその装置 | |
| JPH0756449Y2 (ja) | 壁つなぎ | |
| JP3130240B2 (ja) | アンカー |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19981110 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |