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JP2863946B2 - 化粧料 - Google Patents
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JP2863946B2 - 化粧料 - Google Patents

化粧料

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JP2863946B2
JP2863946B2 JP9836490A JP9836490A JP2863946B2 JP 2863946 B2 JP2863946 B2 JP 2863946B2 JP 9836490 A JP9836490 A JP 9836490A JP 9836490 A JP9836490 A JP 9836490A JP 2863946 B2 JP2863946 B2 JP 2863946B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は化粧料に関し、更に詳細には好熱性菌由来の
蛋白質分解酵素を含有し、皮膚表面の蛋白質汚れの除去
効果に優れ、かつ水に対する安定性の良好な化粧料に関
する。
〔従来の技術〕 皮膚表面の汚れは、蛋白質、脂質をはじめとする種々
の物質から成り、なかでも蛋白質は老化して不要となっ
た角質や汗腺分泌物に由来している。これらの汚れは皮
膚の正常な生理機能や代謝を低下させる原因となってい
る。このため従来より、蛋白質汚れを除去する目的で蛋
白質分解酵素を化粧料中に配合する試みがなされてき
た。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来使用されてきた蛋白質分解酵素、
例えばパパイン、ブロメライン、ビオプラーゼ等は安定
性が悪く、経済的に酵素活性が消失するという欠点を有
しており、特に水分を含有する剤型の化粧料中に配合し
た場合にはそれが著しいことが知られている。
そこで、更に1,3−ブチレングリコール、グリセリ
ン、ジプロピレングリコール等の多価アルコールを組み
合わせることによってその安定性を向上させる試みがな
されてきたが、未だ十分満足し得るものではなかった。
〔課題を解決するための手段〕
上記実情に鑑み、本発明者らは鋭意研究を重ねた結
果、特定の好熱性菌由来の蛋白質分解酵素と、1,3−ブ
チレングリコール及び/又はグリセリンとを特定量配合
すれば、水を含有する剤型であっても安定性に優れた化
粧料が得られることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
すなわち、本発明は次の成分(A)及び(B) (A)サーモリシン、アクアリシン、サーミターゼ及び
カルドリシンからなる群より選ばれる好熱性菌由来の蛋
白質分解酵素 0.05〜5重量% (B)1,3−ブチレングリコール及び/又はグリセリン 5〜30重量% を含有することを特徴とする含水化粧料を提供するもの
である。
本発明に用いられる好熱性菌由来の蛋白質分解酵素と
しては、サーモリシン、アクアリシン、サーミターゼ又
はカルドリシンが好ましい。これらの蛋白質分解酵素の
起源となる好熱性菌の菌株としては、サーモリシンにつ
いてはバチルス サーモプロテオリィティカス(Bacill
us thermoproteolyticus)、アクアリシンについてはサ
ーマス アクアティカス YT−1(Thermus aquaticus
YT−1)、サーミターゼについてはサーモアクチノマイ
セス ブルガリス(Thermoactinomyces vulgaris)、カ
ルドリシンについてはサーマス アクアティカス スト
レイン T−351(Thermus aquaticus strain T351)が
挙げられる。
本発明において、蛋白質分解酵素は上記の菌株を常法
に従って培養し、得られた粗酵素又はこれを精製したも
のが用いられるが、これら蛋白質分解酵素の市販品を用
いてもよい。
本発明の化粧料には、斯かる蛋白質分解酵素は一種又
は二種以上を組み合わせて配合することができ、その配
合量は全化粧料中、0.05〜5重量%の範囲であることが
好ましい。
また、本発明の化粧料には、水分を含有する剤型にお
いて蛋白質分解酵素の安定性を更に向上させる目的で1,
3−ブチレングリコール及びグリセリンの一方あるいは
方向を配合する。1,3−ブチレングリコール及びグリセ
リンの配合量は全化粧料中、5〜30重量%の範囲である
ことが好ましい。
尚、本発明の化粧料には、その効果を損わない範囲内
で上記必須成分の他に必要に応じて、水、界面活性剤、
油剤、粉体、水溶性高分子、低級アルコール、美容成
分、防腐剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤などを配合する
ことができる。また、本発明化粧料の剤型は蛋白質分解
酵素の作用を損わない剤型、例えば、皮膚洗浄剤、化粧
水、クリーム、乳液、ファンデーション、パック、養毛
・育毛剤等が挙げられる。
〔作用〕
(1)好熱性菌由来の蛋白質分解酵素についての酵素安
定性の評価: (評価方法) 本発明に係わる好熱性菌由来の蛋白質分解酵素である
サーモリシン(シグマ社製,以下同じ)及び従来から常
温性菌由来の蛋白質分解酵素として知られているビオプ
ラーゼ(ナガセ生化学工業株式会社製,以下同じ)につ
いて、40℃の水中における経時的な活性変化を、サーモ
リシンについてはカルボベンゾキシグリシル−L−フェ
ニルアラニンアミドを、ビオプラーゼについてはカゼイ
ンを基質として測定し、その結果を表1に示した。
(結果) 表1の結果から明らかな如く、好熱性菌由来の蛋白質
分解酵素であるサーモリシンは、常温性菌由来の蛋白質
分解酵素であるビオプラーゼに比べ、著しく酵素安定性
に優れていることがわかる。
(2)1,3−ブチレングリコール又はグリセリン溶液中
での好熱性菌由来の蛋白質分解酵素についての酵素安定
性の評価: (評価方法) 表2に示す4種類の多価アルコールの30重量%溶液又
は水にサーモリシン又はビオプラーゼを溶解し、40℃に
おける3週間の活性変化を前記と同様にして測定し、そ
の結果を表2に示した。
表2の結果から明らかな如く、本発明に係わる1,3−
ブチレングリコール又はグリセリンには、サーモリシン
に対し優れた酵素安定化作用が認められるが、他の多価
アルコールは何も添加しない場合と比べて、むしろ酵素
を失活させている。またサーモリシンについて見られた
グリセリンの効果は、ビオプラーゼに対しては見られな
いことがわかる。
〔実施例〕
以下、本発明について実施例を挙げて更に具体的に説
明するが、本発明はこれら実施例によって何ら限定され
るものではない。
実施例1 洗顔フォーム (組成) 重量% (1)ポリオキシエチレン(2)ラウリル 18.0 エーテルリン酸 (2)ラウリン酸ジエタノールアミド 2.4 (3)ヤシ油脂肪酸トリエタノールア 4.0 ミン (4)N−ヤシ油脂肪酸アシル−L− 4.0 グルタミン酸ナトリウム (5)ジステアリン酸エチレングリコ 2.0 ール (6)水酸化カリウム 3.0 (7)グリセリン 8.0 (8)1,3−ブチレングリコール 16.0 (9)エチルパラベン 0.3 (10)サーモリシン 1.0 (11)香料 0.1 (12)精製水 残量 (製造法) A.(1)〜(9)と(12)の一部を80℃にて加熱混合溶
解する。
B.(10)及び(11)と残りの(12)をを混合溶解する。
C.Aを冷却しながらこれにBを加え、撹拌する。
実施例2 パック剤 (組成) 重量% (1)ポリビニルアルコール 20.0 (2)グリセリン 15.0 (3)エタノール 5.0 (4)ポリオキシエチレン(15)オレイ 1.0 ルエーテル (5)エチルパラベン 0.2 (6)サーミターゼ 1.0 (Thermoactinomyces vulgaris の培養にて調製したもの) (7)香料 0.1 (8)精製水 残量 A.(1)〜(2)及び(8)の一部を80℃にて加熱膨潤
する。
B.(3)〜(5)及び(7)を混合溶解する。
C.Aを冷却しながら、これに(6)、残りの(8)及び
Bを加え、撹拌する。
実施例3 クレンジングローション (組成) 重量% (1)ポリオキシエチレン(20)モノオ 0.5 レイン酸ソルビタン (2)ポリオキシエチレン(2)ヤシ油 0.5 脂肪酸モノエタノールアミド (3)1,3−ブチレングリコール 16.0 (4)エタノール 5.0 (5)エチルパラベン 0.2 (6)カルドリシン 1.0 (Thermus aquaticus strain T−351の培養にて調製したもの) (7)香料 0.1 (8)精製水 残量 (製造法) A.(1)、(2)、(4)、(5)及び(7)を混合溶
解する。
B.(3)、(6)及び(8)を混合溶解する。
C.AにBを加え、撹拌する。
〔発明の効果〕
本発明の化粧料は、皮膚表面の蛋白質汚れの除去効果
に優れ、かつ水に対する蛋白質分解酵素の安定性が良好
であり、極めて有用なものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−283213(JP,A) 特開 平1−269492(JP,A) 特開 昭63−267298(JP,A) 特開 昭62−238214(JP,A) 特公 昭39−4900(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61K 7/00 - 7/50

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次の成分(A)及び(B) (A)サーモリシン,アクアリシン,サーミターゼ及び
    カルドリシンからなる群より選ばれる好熱性菌由来の蛋
    白質分解酵素 0.05〜5重量% (B)1,3−ブチレングリコール及び/又はグリセリン 5〜30重量% を含有することを特徴とする含水化粧料。
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