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JP2865982B2 - 局部加圧式射出成形方法及び局部加圧式射出成形機 - Google Patents
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JP2865982B2 - 局部加圧式射出成形方法及び局部加圧式射出成形機 - Google Patents

局部加圧式射出成形方法及び局部加圧式射出成形機

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JP2865982B2
JP2865982B2 JP5193264A JP19326493A JP2865982B2 JP 2865982 B2 JP2865982 B2 JP 2865982B2 JP 5193264 A JP5193264 A JP 5193264A JP 19326493 A JP19326493 A JP 19326493A JP 2865982 B2 JP2865982 B2 JP 2865982B2
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pressure pin
pin
cavity
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信夫 森北
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/46Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould
    • B29C45/57Exerting after-pressure on the moulding material
    • B29C45/572Exerting after-pressure on the moulding material using movable mould wall or runner parts

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、局部加圧式射出成形方
法及び局部加圧式射出成形機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、射出成形機においては、加熱シリ
ンダ内にスクリューが回転自在にかつ進退自在に配設さ
れ、計量工程において前記スクリューを回転させながら
後退させて溶融した樹脂をスクリューの前方に蓄え、充
填(じゅうてん)工程においてスクリューを前進させて
射出ノズルから溶融した樹脂を射出し、金型のキャビテ
ィ内に充填するようになっている。
【0003】一方、前記金型は固定金型及び可動金型か
ら成り、型開閉装置によって可動金型を進退させて固定
金型に接離させることができる。したがって、可動金型
を固定金型に接触させて型閉じを行い、可動金型を固定
金型に圧接させて型締めを行った後キャビティ内に樹脂
が充填され、該樹脂が冷却されて成形品となる。そし
て、可動金型を固定金型から離して型開きを行い、エジ
ェクタピンを固定金型から突き出すことによって前記成
形品を突き落とすことができる。
【0004】ところで、射出ノズルから射出された樹脂
はスプルーを介してランナに入り、該ランナからゲート
を通って前記キャビティ内に充填される。そして、例え
ば、前記ゲートがサブマリン型である場合、前記成形品
を突き落とす際にゲートに対応する部分(以下「ゲート
部」という。)は自動的に折れて成形品から分離させら
れるようになっている。
【0005】ところが、ゲート部が分離させられた後の
成形品には、ゲート跡が残ったりばりが発生したりす
る。したがって、ゲート跡やばりを除去する作業が必要
になり、コストが高くなってしまう。そこで、ゲート部
に対応させて加圧ピンを配設し、該加圧ピンを前進させ
てゲートカットするようにした局部加圧式射出成形機が
提供されている。この場合、ゲート跡が残ったりばりが
発生したりすることはない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の局部加圧式射出成形機においては、成形品が大型の
ものであったり、厚肉のものであったりすると、キャビ
ティ内における流動末端部や厚肉部において樹脂が不足
し、ひけが発生したり、線収縮のアンバランスによって
内ぞりが発生したりしてしまう。
【0007】本発明は、前記従来の局部加圧式射出成形
機の問題点を解決して、キャビティ内における流動末端
部や厚肉部においてひけが発生したり、線収縮のアンバ
ランスによって内ぞりが発生したりするのを防止するこ
とができる局部加圧式射出成形方法及び局部加圧式射出
成形機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の局
部加圧式射出成形方法においては、第1局部加圧ピンを
前進させて第1局部加圧ピンの前方の樹脂をキャビティ
内に押し込み、第2局部加圧ピンを前進させて第2局部
加圧ピンの前方の樹脂をキャビティ内に押し込むととも
に、前記第1局部加圧ピンの前進を開始させるタイミン
グと前記第2局部加圧ピンの前進を開始させるタイミン
グを異ならせる。
【0009】また、本発明の局部加圧式射出成形機にお
いては、固定金型と、該固定金型と接離自在に配設さ
れ、両者間にキャビティを形成する可動金型と、該可動
金型を貫通して延び、先端をキャビティに臨ませた第1
局部加圧ピンと、前記可動金型を貫通して延び、先端を
キャビティに臨ませた第2局部加圧ピンとを有する。ま
た、前記第1局部加圧ピン及び第2局部加圧ピンの後端
部を支持する加圧プレートを有する。該加圧プレート
は、前記第1局部加圧ピン及び前記第2局部加圧ピンの
少なくとも一方の後端部にあそびを形成して、前記第1
局部加圧ピンの有効ストロークと第2局部加圧ピンの有
効ストロークを異ならせる。
【0010】
【作用】本発明によれば、前記のように局部加圧式射出
成形方法においては、第1局部加圧ピンを前進させて第
1局部加圧ピンの前方の樹脂をキャビティ内に押し込
み、第2局部加圧ピンを前進させて第2局部加圧ピンの
前方の樹脂をキャビティ内に押し込むとともに、前記第
1局部加圧ピンの前進を開始させるタイミングと前記第
2局部加圧ピンの前進を開始させるタイミングを異なら
せる。
【0011】したがって、射出ノズルから射出された樹
脂は、ゲートを通ってキャビティ内に充填され、この
時、第1局部加圧ピン及び第2局部加圧ピンの前方にも
樹脂が充填される。そして、前記第1局部加圧ピン及び
前記第2局部加圧ピンの一方が前進し、その後、前記第
1局部加圧ピン及び前記第2局部加圧ピンの他方が前進
を開始する。この時、第1局部加圧ピン及び前記第2局
部加圧ピンの他方が前方の樹脂をキャビティ内に押し込
む。
【0012】また、本発明の局部加圧式射出成形機にお
いては、固定金型と、該固定金型と接離自在に配設さ
れ、両者間にキャビティを形成する可動金型と、該可動
金型を貫通して延び、先端をキャビティに臨ませた第1
局部加圧ピンと、前記可動金型を貫通して延び、先端を
キャビティに臨ませた第2局部加圧ピンとを有する。ま
た、前記第1局部加圧ピン及び第2局部加圧ピンの後端
部を支持する加圧プレートを有する。該加圧プレート
は、前記第1局部加圧ピン及び前記第2局部加圧ピンの
少なくとも一方の後端部にあそびを形成して、前記第1
局部加圧ピンの有効ストロークと第2局部加圧ピンの有
効ストロークを異ならせる。
【0013】したがって、射出ノズルから射出された樹
脂は、ゲートを通ってキャビティ内に充填され、この
時、第1局部加圧ピン及び第2局部加圧ピンの前方にも
樹脂が充填される。そして、前記加圧プレートが前進を
開始すると、前記第1局部加圧ピン及び前記第2局部加
圧ピンの一方が前進し、前記加圧プレートがあそび分だ
け前進すると、前記第1局部加圧ピン及び前記第2局部
加圧ピンの他方が前進を開始する。この時、第1局部加
圧ピン及び前記第2局部加圧ピンの他方が前方の樹脂を
キャビティ内に押し込む。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施例を
示す局部加圧式射出成形機の断面図、図2は本発明の第
1の実施例における局部加圧式射出成形機の局部加圧前
の状態図、図3は本発明の第1の実施例における局部加
圧式射出成形機の局部加圧後の状態図である。図2及び
3の(a)はキャビティの近傍の断面図、(b)は樹脂
流路の各位置における型内圧特性図である。なお、図2
及び3の(b)における縦軸は型内圧を、横軸は位置を
示す。
【0015】図において、11は固定金型取付板、12
は固定金型であり、該固定金型12は前記固定金型取付
板11を介して図示しない固定プラテンに取り付けられ
る。そして、図示しない射出装置は射出工程において前
進し、図示しない射出ノズルの先端が固定金型12のス
プルーブッシュ13に接触させられる。一方、図示しな
い可動プラテンは、図示しない型開閉装置によって進退
させられ、可動金型14を固定金型12に接離させるよ
うになっている。そのため、前記可動金型14は可動金
型取付板15及び図示しないスペーサブロックを介して
可動プラテンに固定される。
【0016】そして、射出ノズルから射出された樹脂
は、スプルー18を介してランナ19に入り、該ランナ
19からサブマリン型のゲート20を通って固定金型1
2と可動金型14の間に形成されたキャビティ21内に
充填される。前記射出工程が完了すると、続いて保圧工
程に入りキャビティ21内の型内圧が保持させられると
ともに樹脂の冷却が開始され、一定時間後に可動金型1
4側に図示しない成形品を残した状態で両金型12,1
4が開かれ、エジェクタ装置によって成形品が突き落と
される。
【0017】そのため、スプルーロックピン25及びエ
ジェクタピン26が配設される。該スプルーロックピン
25は前記スプルー18に臨ませて配設され、型開き時
に成形品を保持して可動金型14側に残す。また、前記
エジェクタピン26は、キャビティ21やランナ19な
どに臨ませて配設され、型開き後に可動金型14から突
き出され、可動金型14から成形品を分離して突き落と
す。
【0018】前記スプルーロックピン25及びエジェク
タピン26の後端部に形成されたヘッド部25a,26
aは、エジェクタプレート31,32によって挟持され
固定される。該エジェクタプレート31,32は進退自
在に支持されていて、前進するのに伴い前記スプルーロ
ックピン25及びエジェクタピン26を前進させる。な
お、図1に示すように、前記エジェクタピン26の後退
限におけるエジェクタプレート32と可動金型14の後
端の間に隙間(すきま)が形成される。該隙間はエジェ
クタピン26のストロークとなる。
【0019】そして、前記エジェクタプレート32の後
端にエジェクタロッド当接部材33が固定され、該エジ
ェクタロッド当接部材33に図示しないエジェクタシリ
ンダのエジェクタロッドが当接するようになっている。
したがって、エジェクタシリンダを作動させて前記エジ
ェクタプレート31,32を進退させることができる。
【0020】ところで、キャビティ21内に充填された
樹脂は冷却に伴って収縮し、比容積が小さくなる。そこ
で、ゲートカットするとともに成形品に対して加工を施
して品質を向上させるために第1局部加圧ピン34が配
設される。該第1局部加圧ピン34は、前記エジェクタ
プレート31,32及び可動金型14を貫通して前方に
延び先端がゲート20を介してキャビティ21に臨み、
前進した時にゲートカットするとともに、第1局部加圧
ピン34の前方の捨てボス部21aに充填された樹脂を
キャビティ21内に押し込む。
【0021】ところが、成形品が大型のものであって流
動長が長い場合には、キャビティ21内の流動末端部に
おいて樹脂が不足し、ひけが発生してしまう。すなわ
ち、図2の(a)に示すように、スプルー18とランナ
19の接続部を点aとし、ランナ19の末端部を点bと
し、ゲート部を点cとし、キャビティ21内の流動末端
部を点dとした時、図2の(b)に示すように、点dに
おいては樹脂が不足して型内圧が低下してしまう。した
がって、点dにおいてひけが発生してしまう。
【0022】そこで、第2局部加圧ピン35が配設さ
れ、該第2局部加圧ピン35は、前記エジェクタプレー
ト31,32及び可動金型14を貫通して前方に延び先
端がキャビティ21の流動末端部に臨む。そして、該キ
ャビティ21内が第1局部加圧ピン34によってランナ
19と遮断され樹脂の充填が絶たれた後において、前進
した時に前記第2局部加圧ピン35の前方の捨てボス部
21bの樹脂をキャビティ21内に押し込むことができ
るようなっている。なお、前記第2局部加圧ピン35
は、キャビティ21内の型内圧が低下する部分に多数配
設される。
【0023】前記第1、第2局部加圧ピン34,35
は、互いに異なる有効ストロークLD,LC を有するよ
うに設定される。なお、第1、第2局部加圧ピン34,
35のほかに、更に異なる有効ストロークを有する他の
局部加圧ピンを配設することもできる。前記第1局部加
圧ピン34の後端部に形成されたヘッド部34aは、加
圧プレート36,37によって挟持され固定されるた
め、第1局部加圧ピン34の有効ストロークLD は加圧
プレート36,37の移動ストロークLA と同じ値にな
る。
【0024】また、前記第2局部加圧ピン35の後端部
に形成された段付部35aは、加圧プレート36,37
間に形成された段付部収容室38内に収容され、かつ、
移動自在に配設される。そして、前記段付部35aの後
方には前記加圧プレート37を貫通して突出する後方ピ
ン部35bが形成される。ここで、前記段付部収容室3
8の深さは前記段付部35aの厚さより値が大きく、あ
そびLB が形成される。
【0025】したがって、前記第2局部加圧ピン35の
有効ストロークLC は、 LC =LD −LB =LA −LB となる。このように、第1局部加圧ピン34の有効スト
ロークLD と第2局部加圧ピン35の有効ストロークL
C を異ならせることができる。また、第1局部加圧ピン
34の前進を開始させるタイミングと第2局部加圧ピン
35の前進を開始させるタイミングを異ならせることが
できる。なお、更に異なる有効ストロークが必要である
場合には、他の局部加圧ピンの後端部に加圧プレート3
6,37によって更に異なる値のあそびが形成される。
【0026】また、前記加圧プレート37の後端に加圧
ロッド当接部材39が固定され、該加圧ロッド当接部材
39に図示しない加圧シリンダの加圧ロッドが当接する
ようになっている。したがって、加圧シリンダを作動さ
せて前記加圧プレート36,37を進退させることがで
きる。なお、41は前記加圧プレート36,37を案内
する加圧プレートガイドピンである。該加圧プレートガ
イドピン41の先端は、前記エジェクタプレート31,
32及び可動金型14を貫通して前記固定金型12に対
向し、前記有効ストロークLD を設定する。
【0027】次に、前記第1、第2局部加圧ピン34,
35の動作について説明する。前記射出ノズルから射出
された樹脂は、スプルー18を介してランナ19に入
り、該ランナ19からサブマリン型のゲート20を通っ
て固定金型12と可動金型14の間に形成されたキャビ
ティ21内に充填される。この時、前記捨てボス部21
a,21bにも樹脂が充填される。
【0028】そして、キャビティ21内への樹脂の充填
が終了した後、0.5秒から数秒が経過するまでの設定
された時点で、加圧シリンダが作動して加圧ロッドが前
進させられ加圧ロッド当接部材39に当接させられる。
この時、前記加圧プレート36,37が前進を開始す
る。前記加圧プレート36,37が前進を開始すると、
第1局部加圧ピン34も前進を開始してゲートカットす
るため、キャビティ21内がランナ19と遮断される。
この時、キャビティ21内の樹脂は、冷却に伴い収縮し
て比容積が小さくなる。
【0029】そこで、キャビティ21内がランナ19と
遮断され、樹脂の充填が絶たれた後も第1局部加圧ピン
34が前進し続け、前記捨てボス部21aの樹脂をキャ
ビティ21内に押し込むことができるように前記有効ス
トロークLD が設定される。ところで、前記加圧プレー
ト36,37が可動金型取付板15に当接する初期位置
にある時は、第2局部加圧ピン35の後方ピン部35b
は可動金型取付板15によって押圧されて前方に移動し
ており、前記段付部35aも前記段付部収容室38内の
前方位置にある。そして、前記加圧シリンダが作動して
加圧プレート36,37が可動金型取付板15から離れ
て前進すると、前記第2局部加圧ピン35は段付部35
aが段付部収容室38内をあそびLB 分だけ後退するま
で停止状態を維持する。
【0030】したがって、加圧プレート36,37の前
進に伴って段付部35aが段付部収容室38内をあそび
B 分だけ後退すると、第2局部加圧ピン35は前進を
開始する。そして、図3の(a)に示すように、該第2
局部加圧ピン35の前進に伴って捨てボス部21bの樹
脂がキャビティ21内に押し込まれるため、キャビティ
21内の型内圧を図3の(b)に示すように均一にする
ことができ、流動末端部においてひけが発生するのを防
止することができる。
【0031】そして、第2局部加圧ピン35が前記捨て
ボス部21bの樹脂をキャビティ21内に押し込み、加
圧プレート36,37が第1局部加圧ピン34の有効ス
トロークLD 分だけ前進して停止すると、前記第2局部
加圧ピン35も停止し、樹脂の押込みを終了する。この
ように、キャビティ21内がランナ19と遮断され、樹
脂の充填が絶たれた後にキャビティ21内の樹脂が冷却
に伴って収縮しても、捨てボス部21a,21bの樹脂
をキャビティ21内に押し込むことができるため、キャ
ビティ21内の型内圧を均一にすることができ、流動末
端部においてひけが発生するのを防止することができ
る。
【0032】また、前記ゲート20を介してキャビティ
21に臨ませて配設された第1局部加圧ピン34の有効
ストロークLD に対して、ゲート20から離れた箇所に
配設された第2局部加圧ピン35の有効ストロークLC
があそびLB 分だけ短くなるため、過充填になるのが防
止される。前記捨てボス部21a,21bの長さは成形
品の形状によって変更され、ひけが発生しやすい箇所で
は長く、ひけが発生しにくい箇所では短く設定される。
この場合、例えば、第2局部加圧ピン35の基部に図示
しないワッシャを挿入することによって調整することが
できる。
【0033】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。図4は本発明の第2の実施例における局部加圧式
射出成形機の局部加圧前の状態図、図5は本発明の第2
の実施例における局部加圧式射出成形機の局部加圧後の
状態図である。図4及び5の(a)はキャビティの近傍
の断面図、(b)は樹脂流路の各位置における型内圧特
性図である。なお、図4及び5の(b)における縦軸は
型内圧を、横軸は位置を示す。
【0034】図において、18はスプルー、19はラン
ナ、21はキャビティ、34は第1局部加圧ピン、35
は第2局部加圧ピン、51はオーバラップ型のゲート、
52は前記キャビティ21のボス部である。この場合、
前記第1局部加圧ピン34はゲート51に臨み、前進し
た時にゲートカットするが、第1局部加圧ピン34の有
効ストロークLE は短く、第1局部加圧ピン34の前方
に捨てボス部は形成されない。したがって、第1局部加
圧ピン34に樹脂をキャビティ21内に押し込む機能は
ない。
【0035】ところで、前記キャビティ21にボス部5
2が形成される場合など、図示しない成形品が大型のも
のでしかも厚肉のものである場合には、キャビティ21
内の厚肉部において樹脂が不足し、ひけが発生してしま
う。すなわち、図4の(a)に示すように、スプルー1
8とランナ19の接続部を点aとし、ランナ19の末端
部を点bとし、ゲート部を点cとし、キャビティ21内
の流動末端部を点dとした時、図4の(b)に示すよう
に、点dにおいてはボス部52が形成されるため、該ボ
ス部52の樹脂が収縮し、しかも収縮量が多くなる。し
たがって、樹脂が不足して線M1 ,M2 で示すように型
内圧が低下し、点dにおいてひけが発生してしまう。
【0036】そこで、第2局部加圧ピン35をボス部5
2に配設し、図5の(a)に示すように、前進させた時
に第2局部加圧ピン35の前方の捨てボス部21bの樹
脂をキャビティ21内に押し込むことができるようにな
っている。前記第1、第2局部加圧ピン34,35は、
互いに異なる有効ストロークLE,LF を有するように
設定される。この場合、前記第2局部加圧ピン35の後
端部を加圧プレート36,37(図1)によって挟持し
固定して、第2局部加圧ピン35の有効ストロークLF
を加圧プレート36,37の移動ストロークLA と同じ
値にする。
【0037】一方、前記第1局部加圧ピン34の後端部
にはあそびLG が形成される。したがって、前記第1局
部加圧ピン34の有効ストロークLE は、 LE =LF −LG =LA −LG となる。
【0038】このように、前記第1局部加圧ピン34の
有効ストロークLE は第2局部加圧ピン35の有効スト
ロークLF より短いため、ゲートカットされる前に第2
局部加圧ピン35が前進を開始し、ゲート51が開放さ
れたまま前記捨てボス部21bの樹脂が第2局部加圧ピ
ン35によってキャビティ21内に押し込まれる。この
場合、成形品が大型であるのでゲート51を通って樹脂
がバックフローすることはない。
【0039】したがって、前記第2局部加圧ピン35の
前進に伴って捨てボス部21bの樹脂がキャビティ21
内に押し込まれるため、キャビティ21内の型内圧を図
5の(b)に示すように均一にすることができ、厚肉部
においてひけが発生するのを防止することができる。次
に、本発明の第3の実施例について説明する。
【0040】図6は本発明の第3の実施例における局部
加圧式射出成形機の局部加圧前の状態図、図7は本発明
の第3の実施例における局部加圧式射出成形機の局部加
圧後の状態図である。図6及び7の(a)はキャビティ
の近傍の断面図、(b)は樹脂流路の各位置における型
内圧特性図である。図6及び7の(b)における縦軸は
型内圧を、横軸は位置を示す。
【0041】図において、18はスプルー、19はラン
ナ、21はキャビティ、34は第1局部加圧ピン、3
5,54は第2局部加圧ピン、53はオーバラップ型の
ゲートである。この場合、前記第1局部加圧ピン34は
ゲート53に臨み、前進した時にゲートカットするが、
第1局部加圧ピン34の有効ストロークLH は短く、第
1局部加圧ピン34の前方に捨てボス部は形成されな
い。したがって、第1局部加圧ピン34に樹脂をキャビ
ティ21内に押し込む機能はない。
【0042】ところで、図示しない成形品が大型のもの
でしかも箱状のものである場合には、キャビティ21内
の側壁部において樹脂が不足し、成形品の側壁に線収縮
のアンバランスによって内ぞりが発生してしまう。すな
わち、図6の(a)に示すように、スプルー18とラン
ナ19の接続部を点aとし、ランナ19の末端部を点b
とし、ゲート部を点cとし、キャビティ21内の流動末
端部を点dとし、側壁部を点eとした時、図6の(b)
に示すように、点eにおいては樹脂が不足し、線M3
4 で示すように型内圧が低下し、成形品の側壁に内ぞ
りが発生してしまう。
【0043】そこで、第2局部加圧ピン35,54をキ
ャビティ21内のコーナ部に臨ませて配設し、図7の
(a)に示すように、前進させた時に第2局部加圧ピン
35,54の前方の捨てボス部21b,21cの樹脂を
キャビティ21内に押し込むことができるようになって
いる。前記第1、第2局部加圧ピン34,35,54
は、互いに異なる有効ストロークLH ,LI ,LJ を有
するように設定される。この場合、前記第2局部加圧ピ
ン35の後端部を加圧プレート36,37(図1)によ
って挟持し固定して、第2局部加圧ピン35の有効スト
ロークLI を加圧プレート36,37の移動ストローク
A と同じ値にする。
【0044】一方、前記第1局部加圧ピン34及び第2
局部加圧ピン54の後端部にはあそびが形成され、有効
ストロークLH ,LI ,LJ は LI >LJ >LH とされる。このように、前記第1局部加圧ピン34の有
効ストロークLH は第2局部加圧ピン35の有効ストロ
ークLI より短いため、ゲートカットされる前に第2局
部加圧ピン35が前進を開始し、ゲート53が開放され
たまま前記捨てボス部21bの樹脂が第2局部加圧ピン
35によってキャビティ21内に押し込まれる。この場
合、成形品が大型であるのでゲート53を通って樹脂が
バックフローすることはない。
【0045】また、前記第2局部加圧ピン35の有効ス
トロークLI は第2局部加圧ピン54の有効ストローク
J より長いため、ゲート53から離れたコーナ部ほど
押し込む樹脂の量を多くすることができる。したがっ
て、該第2局部加圧ピン35,54の前進に伴って捨て
ボス部21b,21cの樹脂がキャビティ21内に押し
込まれるため、キャビティ21内の型内圧を図7の
(b)に示すように均一にすることができ、成形品の側
壁に線収縮のアンバランスによって内ぞりが発生するの
を防止することができる。
【0046】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形すること
が可能であり、これらを本発明の範囲から排除するもの
ではない。
【0047】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の局
部加圧式射出成形方法においては、第1局部加圧ピンを
前進させて第1局部加圧ピンの前方の樹脂をキャビティ
内に押し込み、第2局部加圧ピンを前進させて第2局部
加圧ピンの前方の樹脂をキャビティ内に押し込むととも
に、前記第1局部加圧ピンの前進を開始させるタイミン
グと前記第2局部加圧ピンの前進を開始させるタイミン
グを異ならせる。
【0048】したがって、射出ノズルから射出された樹
脂は、ゲートを通ってキャビティ内に充填され、この
時、第1局部加圧ピン及び第2局部加圧ピンの前方にも
樹脂が充填される。そして、前記第1局部加圧ピン及び
前記第2局部加圧ピンの一方が前進し、その後、前記第
1局部加圧ピン及び前記第2局部加圧ピンの他方が前進
を開始する。この時、第1局部加圧ピン及び前記第2局
部加圧ピンの他方が前方の樹脂をキャビティ内に押し込
む。
【0049】したがって、成形品が大型のものであった
り、厚肉のものであったりしても、キャビティ内におけ
る流動末端部や厚肉部において樹脂が不足することがな
く、ひけが発生したり、線収縮のアンバランスによって
内ぞりが発生したりすることがなくなる。本発明の局部
加圧式射出成形機においては、固定金型と、該固定金型
と接離自在に配設され、両者間にキャビティを形成する
可動金型と、該可動金型を貫通して延び、先端をキャビ
ティに臨ませた第1局部加圧ピンと、前記可動金型を貫
通して延び、先端をキャビティに臨ませた第2局部加圧
ピンとを有する。
【0050】また、前記第1局部加圧ピン及び第2局部
加圧ピンの後端部を支持する加圧プレートを有する。該
加圧プレートは、前記第1局部加圧ピン及び前記第2局
部加圧ピンの少なくとも一方の後端部にあそびを形成し
て、前記第1局部加圧ピンの有効ストロークと第2局部
加圧ピンの有効ストロークを異ならせる。したがって、
射出ノズルから射出された樹脂は、ゲートを通ってキャ
ビティ内に充填され、この時、第1局部加圧ピン及び第
2局部加圧ピンの前方にも樹脂が充填される。
【0051】そして、前記加圧プレートが前進を開始す
ると、前記第1局部加圧ピン及び前記第2局部加圧ピン
の一方が前進し、前記加圧プレートがあそび分だけ前進
すると、前記第1局部加圧ピン及び前記第2局部加圧ピ
ンの他方が前進を開始する。この時、第1局部加圧ピン
及び第2局部加圧ピンの他方が前方の樹脂をキャビティ
内に押し込む。
【0052】したがって、成形品が大型のものであった
り、厚肉のものであったりしても、キャビティ内におけ
る流動末端部や厚肉部において樹脂が不足することがな
く、ひけが発生したり、線収縮のアンバランスによって
内ぞりが発生したりすることがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す局部加圧式射出成
形機の断面図である。
【図2】本発明の第1の実施例における局部加圧式射出
成形機の局部加圧前の状態図である。
【図3】本発明の第1の実施例における局部加圧式射出
成形機の局部加圧後の状態図である。
【図4】本発明の第2の実施例における局部加圧式射出
成形機の局部加圧前の状態図である。
【図5】本発明の第2の実施例における局部加圧式射出
成形機の局部加圧後の状態図である。
【図6】本発明の第3の実施例における局部加圧式射出
成形機の局部加圧前の状態図である。
【図7】本発明の第3の実施例における局部加圧式射出
成形機の局部加圧後の状態図である。
【符号の説明】
12 固定金型 14 可動金型 20 ゲート 21 キャビティ 34 第1局部加圧ピン 35 第2局部加圧ピン 36,37 加圧プレート LB あそび LC ,LD 有効ストローク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−47576(JP,A) 特開 平6−99461(JP,A) 特開 平5−425(JP,A) 特開 昭60−151013(JP,A) 特開 昭58−131041(JP,A) 特開 昭58−179625(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 45/56 - 45/57,45/37 - 45/38

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)第1局部加圧ピンを前進させて第
    1局部加圧ピンの前方の樹脂をキャビティ内に押し込
    み、(b)第2局部加圧ピンを前進させて第2局部加圧
    ピンの前方の樹脂をキャビティ内に押し込むとともに、
    (c)前記第1局部加圧ピンの前進を開始させるタイミ
    ングと前記第2局部加圧ピンの前進を開始させるタイミ
    ングを異ならせることを特徴とする局部加圧式射出成形
    方法。
  2. 【請求項2】 (a)固定金型と、(b)該固定金型と
    接離自在に配設され、両者間にキャビティを形成する可
    動金型と、(c)該可動金型を貫通して延び、先端をキ
    ャビティに臨ませた第1局部加圧ピンと、(d)前記可
    動金型を貫通して延び、先端をキャビティに臨ませた第
    2局部加圧ピンと、(e)前記第1局部加圧ピン及び第
    2局部加圧ピンの後端部を支持する加圧プレートとを有
    するとともに、(f)該加圧プレートは、前記第1局部
    加圧ピン及び前記第2局部加圧ピンの少なくとも一方の
    後端部にあそびを形成して、前記第1局部加圧ピンの有
    効ストロークと第2局部加圧ピンの有効ストロークを異
    ならせることを特徴とする局部加圧式射出成形機。
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