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JP2866271B2 - 半導体レーザの安定化装置 - Google Patents
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JP2866271B2 - 半導体レーザの安定化装置 - Google Patents

半導体レーザの安定化装置

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JP2866271B2
JP2866271B2 JP34422992A JP34422992A JP2866271B2 JP 2866271 B2 JP2866271 B2 JP 2866271B2 JP 34422992 A JP34422992 A JP 34422992A JP 34422992 A JP34422992 A JP 34422992A JP 2866271 B2 JP2866271 B2 JP 2866271B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高速デジタル光通信に
用いられる半導体レーザの安定化装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】半導体レーザを利用するデジタル光通信
は益々高速化の傾向にある。一方半導体レーザとしての
半導体レーザダイオードは特性上、光出力電力が温度変
化に対して不安定である為、安定化による変調速度の向
上が求められる。図3は例えば特開平4−150081
号公報に示された半導体レーザダイオードを用いた従来
の半導体レーザの駆動回路を示す図である。
【0003】図3において、デュアルゲートタイプ電界
効果トランジスタ19はドレイ電極D、ソース電極S、
2個のゲート電極G1、G2を有し、ドレイン電極Dに
は半導体レーザダイオード3が接続されている。ソース
電極Sには抵抗14を介して電源端子VSが接続され、
ソース電極Sと抵抗14との接続点とアースE間にコン
デンサ12、定電圧ダイオード13が並列に接続されて
基準電位を保つ為の定電圧回路を形成している。
【0004】上記デュアルゲートタイプ電界効果トラン
ジスタ19の2個のゲート電極のうち一方のゲート電極
G1には、主信号駆動源7が接続されていて、半導体レ
ーザダイオード3をオンさせるための高周波の主信号が
印加されている。他方のゲート電極G2には、直流バイ
アス制御回路21が接続されていて、ゲート電圧を制御
している。この直流バイアス制御回路21には電流電圧
変換回路18が接続され、この電流電圧変換回路18に
は電源端子VRとの間に半導体レーザダイオード3の光
出力をモニタするフォトダイオード4が接続されてい
る。
【0005】次に、上記構成における半導体レーザの駆
動回路の動作を説明する。いま、デュアルゲートタイプ
電界効果トランジスタ19のゲート電極G1に、主信号
駆動源7より高周波パルス信号が入力されると、デュア
ルゲートタイプ電界効果トランジスタ19のソース電極
Sとドレイン電極Dはパルス信号に応じてオン/オフの
スイッチング動作をする。
【0006】この場合、ソース電極Sの電位は定電圧ダ
イオード13と抵抗14により固定されており、入力パ
ルス信号に応じたデュアルゲートタイプ電界効果トラン
ジスタ19のスイッチングによってパルス電流が半導体
レーザダイオード3に得られ、このパルス電流が半導体
レーザダイオード3を変調する。
【0007】また、こうして半導体ダイオード3から得
られた光出力電力は、フォトダイオード4によりモニタ
され、このフォトダイオード4からの光電流は電流電圧
変換回路18で電圧に変換される。直流バイアス制御回
路21では、電流電圧変換回路18の出力である変換電
圧の変動に応じて、ゲート電極G2に供給印加する直流
バイアス電圧を制御して、半導体レーザダイオード3の
光出力電力の安定化を図る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体レーザの
駆動回路は以上のように構成されているので、半導体レ
ーザとしてデュアルゲートタイプ電界効果トランジスタ
を利用し、この電界効果トランジスタにおいて半導体レ
ーザダイオードを変調する部分と、半導体レーザダイオ
ードの光出力電力を安定化する部分が併用されている。
【0009】しかし、デュアルゲートタイプ電界効果ト
ランジスタは、ゲート電極一致タイプの電界効果トラン
ジスタに比べて品種が極めて少なく、素子の形状も限定
されている為、変調速度の高速化等の改良において電界
効果トランジスタ素子を交換する際に、所望のものを得
ることが困難であるという問題点があった。
【0010】また、従来の半導体レーザの駆動回路は電
源端子VR ,VS が半導体レーザダイオード側とフォト
ダイオード側と別になっている為、単電源に比べて用意
する機材が倍必要で効率が悪く、しかも電源印加時に接
続間違えの原因にもなるという問題点があった。
【0011】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、電界効果トランジスタ素子は汎
用性のあるものが適用可能とし、電源は単一化して回路
規模が大形化、複雑化せず、取り扱いを容易にした半導
体レーザの安定化装置を得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る半
導体レーザの安定化装置は、高周波駆動するデジタルI
Cの負荷として半導体レーザダイオードと電界効果トラ
ンジスタのドレインまたはソース電極を直列に接続した
変調回路と、上記半導体レーザダイオードの光出力をモ
ニタするフォトダイオードと並列にコンデンサを接続す
るとともに該並列接続の一端を前記電界効果トランジス
タのゲート電極に直接、また抵抗を介して電源端子に接
続し該並列接続の他端をアースに接続した電流制御回路
を備えたものである。
【0013】請求項2の発明に係る半導体レーザの安定
化装置は、電界効果トランジスタのゲート電極と電流制
御回路との接続路に直流増幅回路を設けたものである。
【0014】請求項3の発明に係る半導体レーザの安定
化装置は、デジタルICに供給する電源を電流制御回路
電源に併用するものである。
【0015】
【作用】請求項1の発明においては、デジタルICの出
力により直接半導体レーザダイオードを高周波駆動して
変調している為に、デジタルICの高速性そのものが変
調速度として動作する。また光出力をモニタした電流制
御回路の出力を電界効果トランジスタのゲート電極に印
加して直流バイアス電圧を変化させ、半導体レーザダイ
オードに流す電流を制御して光出力電力の安定化を図
る。すなわちゲート電圧の変化は電界効果トランジスタ
のドレイン電極とソース電極間の抵抗値の変化となり、
その抵抗値によって半導体レーザダイオードに流れる電
流が光出力電力を一定に保つように変化することによ
り、汎用性のある電界効果トランジスタ素子を適用可能
である。
【0016】また請求項2の発明においては、電流制御
回路の出力を直流増幅回路で直流増幅してゲート電極に
印加することによって、変化電圧を大きくし、光出力電
力の安定度を向上する。
【0017】請求項3の発明においては、デジタルIC
に供給する電源を電流制御回路電源に併用できるように
したことにより、電源を単一化して回路規模を小形化、
簡略化できる。この場合、デジタルICとしてTTL等
を使用可能にすることにより、一般的な電圧の+5Vで
動作する。
【0018】
【実施例】実施例1.以下、この発明の実施例1を図1
に示す回路図について説明する。図1において、デジタ
ルIC1はドレイン電源端子VDDに電源端子+Vを、
ソース電源端子VSSにアースEを、入力端子INに主
信号駆動源7を接続し、出力端子OUTに半導体レーザ
ダイオード3と電界効果トランジスタ2のドレイン電極
D及びソース電極SをアースEに直列に接続して変調回
路を構成している。
【0019】そして、電界効果トランジスタ2のゲート
電極GとアースE間にはコンデンサ6と半導体レーザダ
イオード3の光出力をモニタするフォトダイオード4と
が並列に接続されるとともにゲート電極Gは抵抗5を介
して電源端子+Vに接続して電流制御回路を構成してい
る。この結果、電源端子+VとアースE間に接続される
電源(図示せず)はデジタルICと電流制御回路に併合
される。
【0020】以下、上記構成の実施例1の動作を説明す
る。いま、デジタルIC1の入力端子INに主信号駆動
源7より高周波パルス信号が印加されると、半導体レー
ザダイオード3に流す電流i1は、電源端子+Vすなわ
ちデジタルIC1のドレイン電源端子VDDからデジタ
ルIC1内部の入力パルスに応じてオン/オフするスイ
ッチ回路(図示せず)を通り、デジタルIC1の出力端
子OUTに流れる。
【0021】この電流i1は半導体レーザダイオード3
から電界効果トランジスタ2のドレイン電極Dに入り、
ソース電極SからアースEに流れる。また、この電流i
1はデジタルIC1の内部のスイッチ回路で入力信号に
応じて断続される為、その断続電流所謂パルス電流で半
導体レーザダイオード3からの光出力を制御する。
【0022】こうして得られた光出力電力はフォトダイ
オード4によりモニタされ、このフォトダイオード4か
ら光出力電力に比例したモニタ電流i2が出力される。
【0023】このモニタ電流i2はパルス状の電流であ
る為、抵抗5とコンデンサ6の時定数回路によって直流
電流IBに平滑される。この直流電流IBが抵抗5を流
れることによって電流・電圧変換され、電界効果トラン
ジスタ2のゲート電極GとアースE間に直流バイアス電
圧VBが発生する。この直流バイアス電圧VBは、電界
効果トランジスタ2のドレイン電極Dとソース電極S間
の内部抵抗を変化させて、パルス電流i1の量を制御す
る。
【0024】いま、安定化状態より光出力電力が大きく
なる場合、いわゆるパルス電流i1が増大した場合には
比例関係にあるモニタ電流i2も増大し、電界効果トラ
ンジスタ2のゲート電極Gに印加される直流バイパス電
圧VBが低下する方向になる。
【0025】このように、直流バイアス電圧VBが低下
すると、電界効果トランジスタ2のドレイン電極D、ソ
ース電極S間のオン抵抗が大きくなり、パルス電流i1
の量を減少させ、モニタ電流i2はある一定の状態に保
たれる。すなわち光出力電力とモニタ電流i2の比例関
係により、光出力電力は安定化される。
【0026】実施例2.図2はこの発明の実施例2を示
す回路図であり、実施例1の電界効果トランジスタ2の
ゲート電極Gと電流制御回路との接続路に直流増幅回路
8を接続したものである。
【0027】このような構成における実施例2の動作を
説明すると、直流バイアス電圧VBは直流増幅回路8で
増幅されて電界効果トランジスタ2のゲート電極Gに印
加される。この直流バイアスを電圧VBの印加によっ
て、電界効果トランジスタ2のドレイン電極Dとソース
電極S間の抵抗値が変化し、半導体レーザダイオード3
に流れるパルス電流i1の量を制御する。よって、本実
施例では直流バイアス電圧VBの変化が大きく増幅され
るため、実施例1の場合に比べて光出力電力の安定度を
向上する。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、デジタルICの出力により直接に半導体レーザ
ダイオードを高周波駆動して変調している為に、デジタ
ルICの高速性そのものが変調速度として動作する。従
って、高速デジタル通信に適する。また光出力をモニタ
した電流制御回路の出力を電界効果トランジスタのゲー
ト電極に印加して直流バイアス電圧を変化させ、半導体
レーザダイオードに流す電流を制御して光出力電力の安
定化を図る。すなわちゲート電圧の変化は電界効果トラ
ンジスタのドレイン電極とソース電極間の抵抗値の変化
となり、その抵抗値によって半導体レーザダイオードに
流れる電流が光出力電力を一定に保つので、汎用性のあ
る電界効果トランジスタ素子が適用可能となり、回路素
子の規格や形状の選択肢が多くなり多岐仕様に対して設
計が容易になる等の効果がある。
【0029】請求項2の発明によれば、電流制御回路の
出力を直流増幅回路で直流増幅して電界効果トランジス
タのゲート電極に印加するので、光出力電力の安定度を
向上させることができ、周囲温度の範囲が幅広くなる条
件下で有効である。
【0030】請求項3の発明によれば、デジタルICの
供給する電源を電流制御回路電源にも併用するので、電
源は単一化し、回路構成を小形化、簡略化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による半導体レーザダイオ
ードの安定化装置を示す回路図である。
【図2】この発明の実施例2による半導体レーザダイオ
ードの安定化装置を示す回路図である。
【図3】従来の半導体レーザ駆動回路を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
1 デジタルIC 2 電界効果トランジスタ 3 半導体レーザダイオード 4 フォトダイオード 5 抵抗 6 コンデンサ 7 主信号駆動源 8 直流増幅回路 12 コンデンサ 13 定電圧ダイオード 14 抵抗 18 電流電圧変換回路 19 デュアルゲートタイプ電界効果トランジスタ 21 直流バイアス制御回路

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波駆動するデジタルICの出力端子
    に半導体レーザダイオードと電界効果トランジスタのド
    レイン及びソース電極を直列に接続して構成した変調回
    路と、前記半導体レーザダイオードの光出力をモニタす
    るフォトダイオードと並列にコンデンサを接続して、こ
    の並列接続の一端を前記電界効果トランジスタのゲート
    電極に接続するとともに抵抗を介して電源端子に接続し
    て構成した電流制御回路を備えたことを特徴とする半導
    体レーザの安定化装置。
  2. 【請求項2】 前記電界効果トランジスタのゲート電極
    と前記電流制御回路との接続路に直流増幅回路を接続し
    たことを特徴とする請求項(1)記載の半導体レーザの
    安定化装置。
  3. 【請求項3】 前記デジタルICに供給する電源を前記
    電流制御回路電源にも併用することを特徴とする請求項
    (1)記載の半導体レーザの安定化装置。
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