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JP2867016B2 - 折曲げ加工用金型 - Google Patents
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JP2867016B2 - 折曲げ加工用金型 - Google Patents

折曲げ加工用金型

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JP2867016B2
JP2867016B2 JP32370595A JP32370595A JP2867016B2 JP 2867016 B2 JP2867016 B2 JP 2867016B2 JP 32370595 A JP32370595 A JP 32370595A JP 32370595 A JP32370595 A JP 32370595A JP 2867016 B2 JP2867016 B2 JP 2867016B2
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groove
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1対の上型および
下型からなる折曲げ加工用金型に関する。より具体的に
は、折曲げ加工後に被加工物について必要とされる工数
を削減することができ、したがって、被加工物に係る製
造コストの節減を実現することができる折曲げ加工用金
型を提供せんとするものである。
【0002】
【従来の技術】従来の1対の上型および下型からなる折
曲げ加工用金型の原理を、図15に示し説明する。ここ
で、図15は、従来の1対の上型および下型からなる折
曲げ加工用金型の斜視図であり、被加工物である板材を
直角に折曲げるための金型が図示されている。
【0003】図15において、本図では示されてはいな
い被加工物に打撃を与えて折曲げるための上型であるパ
ンチ101は板状に形成されており、被加工物に当接し
て打撃を与える打撃部102は、断面形状が略V字状に
形成されている。
【0004】このように構成されたパンチ101は、図
示されてはいない折曲げ機の上下動構に装着された治具
104に、各ボルト103a,103bを介して取り付
けられて上下方向において移動する。
【0005】他方、下型であるダイス105は柱状に形
成されており、その上面部に断面略V状に形成された溝
部106が設けられている。そして、被加工物を折曲げ
るに際しては、被加工物は、折曲げ部位が溝部106の
位置と一致するように、ダイス105の上面部に載置さ
れる。
【0006】そこで、以上のように構成された金型を用
いて金属製の板材である被加工物を折曲げる場合の様子
について、図16により説明する。ここで、図16に
は、箱筒状のケースの製造に用いる板材を折曲げる場合
が示されている。
【0007】まず、図示されてはいない折曲げ機の上下
動機構が作動して、治具104に取り付けられたパンチ
101がダイス105上に載置された被加工物に向けて
下降し、図16(a)に示すように、パンチ101の打
撃部102が被加工物120に当接して打撃を与える
と、被加工物120は断面L字状に折曲げられる。
【0008】そこで、図16(b)に示すように、L字
状に折曲げられた2つの被加工物120,121を重ね
合わせて、2箇所の接合部分を溶接手段により溶着剤を
介して固着すれば、箱筒状のケースが製造されることに
なる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図15
に示した従来例によると、図16(b)に示したような
箱筒状のケースを製造しようとする場合や、板材を断面
コ字状に成形しようとする場合など、折曲げ箇所が2以
上あるときは、1枚の板材の1箇所を折曲げ、続けてそ
の1枚の板材のセット位置をずらして、さらに別の箇所
を折曲げようとしても、一般に折曲げ機の上下動機構の
ストロークは短いので、すでに折曲げられた板材の部分
がパンチ101あるいはパンチ101が取り付けられた
治具104に当接してしまい、板材を所望とする位置に
セットすることができない。
【0010】その結果、たとえば、図16(b)に示し
たような箱筒状のケースを製造しようとする場合には、
あらかじめ所定のサイズに切断された2枚の板材である
被加工物120,121を、それぞれ断面L字状に折曲
げたうえで、溶接手段を用いて2箇所の接合部分を溶着
剤を介して固着しなければならない。
【0011】すなわち、箱筒状のケースを製造しようと
する場合、1枚の板材の1箇所を折曲げ、続けてその1
枚の板材のセット位置をずらしてさらに折曲げることが
できるならば、接合部分は1箇所であり、したがって溶
接部分も1箇所ですむ。
【0012】しかし、被加工物を折曲げるべき箇所が2
以上あるときは、上述のように溶接すべき部分は1箇所
よりも多くなる。したがって、その分折曲げ加工後に被
加工物について必要とされる工数が多くなり、被加工物
に係る製造コストも高くなるという解決すべき課題が、
図15に示した従来例にはあった。
【0013】
【課題を解決するための手段】そこで、上記課題に照ら
し、本発明はなされたものであり、その解決手段につい
て、本発明による折曲げ加工用金型の原理を示す斜視図
である図1を用いて説明する。
【0014】図1において、被加工物に当接して打撃を
与えて被加工物を折曲げるためのパンチ11の一方の端
部を、パンチ11を支持するための一方の支柱12にボ
ルト17を介して固定して支持し、パンチ31の他方の
端部を他方の支柱14に図示されてはいないボルトを介
して固定して支持する。この他方の支柱14を、ボルト
(図示せず)などの固定手段を介して、各支柱12,1
4に橋架される橋架部材15の端部に固定する。
【0015】これに対して、一方の支柱12は、その上
端部に形成された凸部13を、橋架部材15のもう一方
の端部に形成された切欠部である凹部16に嵌合し、か
つ、支軸18を介して回動し得るように連結する。した
がって、ボルト17を抜き取ると、一方の支柱12は、
パンチ11との結合状態から分離して外側に開くように
なっている。
【0016】各支柱12,14に橋架される橋架部材1
5は、一般に折曲げ機よりは上下動機構のストロークが
長いプレス機の上下動機構の治具に、図示されてはいな
いボルトを介して取り付けられる。
【0017】他方、下型としては、所定の断面形状(た
とえば、V字状)の溝部22を有するダイス21を用い
る。
【0018】
【発明の実施の形態】つぎに、図1に示した原理に基づ
く本発明の1つの実施の形態を、図2ないし図7に示し
説明する。ここで、図2は本実施の形態における折曲げ
加工用金型の斜視図である。
【0019】図2において、折曲げ加工用金型の上型を
構成するパンチ31は四角柱状に形成されており、図3
(a)に示すように、パンチ31の一方の端部に断面凸
字状に形成された嵌合部34aが、一方の支柱41下端
の切欠部43に嵌合し,他方の端部の嵌合部34bが、
他方の支柱44の孔部に嵌合したうえで、各ボルト49
a,49bを介して各支柱41,44にそれぞれ固定し
て支持されている。
【0020】このように各支柱41,44により支持さ
れるパンチ31に設けられた打撃部の構成については、
図2では図示を省略しており、その詳細は図4に示され
ている。
【0021】図4において、32a〜cは、パンチ31
自体に設けられた打撃部であり、被加工物に打撃を与え
る部分の曲率半径は、たとえば、0.8ミリメートル,
2ミリメートル,8ミリメートルのように、それぞれ異
なったものとなっている。
【0022】これに対して、35は、四角柱状に形成さ
れ、各ボルト39a〜dを介してパンチ31に固定して
付設された打撃部である。この打撃部35の各2面接合
部(かど)は、それぞれ異なる4種の曲率半径となるよ
うに成形されている。したがって、各ボルト39a〜d
を抜き取って、所望とする曲率半径の2面接合部を使用
することができるように、打撃部35を固定し直すこと
ができる。
【0023】その結果、パンチ31を各支柱41,44
(図2)に固定している各ボルト49a,49b(図4
(a))をそれぞれゆるめて、パンチ31を回転せし
め、あるいはパンチ31に付設された打撃部35の4種
の曲率半径のうちより所望とするものを選択するなら
ば、合計7種の曲率半径を必要に応じて使い分けること
ができる。また、別の異なる曲率半径の打撃部を有する
他のパンチに交換して使用することも可能である。
【0024】図2において、パンチ31の両端部付近に
は、所定の深さの断面コ字状に形成された、幅がたとえ
ば5〜10ミリメートルの各溝部33a,33bが、パ
ンチ31の短辺方向に設けられている。これらの溝部3
3a,33bは、図5(a)に示すように、被加工物1
10の一方または双方の端部に立上げ部111が形成さ
れている場合に、これを逃がすためのものである。この
ような溝部33a,33bは、図5(b)に示すよう
に、パンチ31の4面にわたる溝部33Bとしてもよ
い。
【0025】このように、パンチ31の両端部付近に溝
部33a,33b,33Bを設けるならば、被加工物1
10の立上げ部111(図5(a))を逃がすことがで
きるだけでなく、図5(c)に示すように、被加工物1
10を折り曲げる場合に折曲げ箇所に設ける必要がある
切欠き部112をより小さくすることが可能となる。す
なわち、それだけ切欠き部112を設けるための加工時
間をより短くことができる。
【0026】また、図6(a)に示すように、複数の溝
部33a,33a−2〜−4をあらかじめ設けておいた
うえで、各溝部33a,33a−2〜−4の形状に対応
した形状の各埋込部材36a,36a−2〜−4を各溝
部33a,33a−2〜−4に埋め込み、各ビス37
a,37a−2〜−4により固定しておくようにしても
よい。そして、図6(b)に示すように、被加工物のサ
イズに応じて1つの埋込部材36aを取り外してパンチ
31を使用するならば、異なるサイズの被加工物に容易
に対応することができて便利である。
【0027】さらに、たとえば、特定箇所にすでに凸部
113a,113bが形成されている被加工物110
を、図7(a)に示すような断面形状に折曲げる場合
は、図7(b)に示すように、各凸部113a,113
bを収容し得る形状の切欠部38aをパンチ31に設け
るようにすればよい。もっとも、図4に示したように、
パンチ31本体の表面部と各打撃部32a〜c,35と
は段差があるので、各凸部113a,113bの高さが
低い被加工物110を折曲げる場合は、切欠部38a
(図7(b))を有しないパンチ31であっても対処す
ることができる。
【0028】なお、図6および図7では、説明を簡単に
するために、パンチ31の一方の端部における各溝部3
3a,33a−2〜−4等および切欠部38aのみを図
示した。
【0029】図2において、一方の支柱41は、その上
端部に形成された凸部42が、各支柱41,44に橋架
される橋架部材45の一方の端部にボルト(図示せず)
などの固定手段により固定された一方の載設部材47a
と橋架部材45に連なって形成された凹部48に嵌合さ
れ、支軸50を介して回動し得るように連結されてい
る。
【0030】他方の支柱44は、ボルトなどの固定手段
を介して橋架部材45に固定され、この橋架部材45の
他方の端部には、一方の載設部材47aと同一の形状お
よび大きさの載設部材47bが固定されている。なお、
橋架部材45の両端部に各載設部材47a,47bを設
けたのは、図示されてはいないプレス機の治具の形状に
対応せしめたものであるが、同時に、橋架部材45の長
手方向を長く形成した場合の強度を補強するためでもあ
る。
【0031】この橋架部材45には、2つの孔部46
a,46bが設けられており、これらの孔部46a,4
6bを通るボルトを介して橋架部材45は、図示されて
はいないプレス機の上下動機構の治具に取り付けられ
る。
【0032】他方、下型であるダイス51は、断面略V
字状に形成された溝部52を有し、プレス機の下型用の
治具71に設けられた断面コ字状の溝部72に嵌合され
ている。そして、両端部側にストッパ73aが配置さ
れ、かつ、治具71の下面部より挿通するボルト(図示
せず)により、治具71に固定されている。
【0033】このダイス51の上面と溝面との各2面接
合部53a,53bは、たとえば3ミリメートル程度の
曲率半径となるように成形したほうが、パンチ31によ
り被加工物をダイス51の溝部52内に滑らかに押し込
めることができる点で望ましい。
【0034】つぎに、以上のように構成された折曲げ加
工用金型を用いて被加工物の折曲げ加工を行う場合の様
子について、図8および図9により説明する。ここで、
図8および図9は、板材である被加工物を折曲げて、箱
筒状のケースを製造する場合を一例として示している。
【0035】まず、被加工物110である板材をセット
位置に置いたうえで、図8(a)に示すように、パンチ
31を下降せしめて被加工物110の所定の箇所を折曲
げる。ついで、被加工物110のセット位置をずらし
て、図8(b)に示すように、パンチ31を下降せしめ
てつぎの箇所を折曲げる。
【0036】そして、さらに被加工物110のセット位
置をずらして、図9(a)に示すうに、パンチ31を下
降せしめてつぎの箇所を折曲げると、被加工物110は
1箇所の切れ目を残して箱筒状に成形される。
【0037】そこで、図9(b)に示すように、一方の
支柱41とパンチ31の一端とを固定して結合している
ボルト49a(図2)を抜き取り、一方の支柱41を回
動せしめて外側に開いて、被加工物110を取り出す。
【0038】その後、被加工物110における1箇所の
切れ目のみを溶接手段により溶着剤を介して固着すれ
ば、所望とする箱筒状のケースが得られることになる。
また、被加工物110をたとえば断面コ字状に成形する
場合は、図8(a),(b)に示した折曲げ加工のみを
するだけでよく、溶接工程は不要なものとなる。
【0039】図10は、本発明の他の実施の形態を示す
斜視図であり、図2における構成要素に対応する構成要
素については同じ符号を付している。以下、図2に示し
た実施の形態と異なるところを説明する。
【0040】図10において、折曲げ加工用金型の下型
として、ポリウレタン・ゴム、テフロン、硬質ゴムなど
の若干の弾性を有する素材を用いた、断面V字状の溝部
62を有するダイス61を中央に挟んで、その両側に、
鉄などの金属を用いるとともに、中央のダイス61の溝
部62の断面形状と同一の断面形状の溝部64a,64
bを有する2つダイス63a,63bが直列に連設され
ている。そして、各ダイス61,63a,63bは、プ
レス機の治具71に設けられた断面コ字状の溝部72に
嵌合し、その両端部に各ストッパ73a,73b(図
8)が配置されている。
【0041】ここで、中央のダイス61の高さは、両側
の各ダイス63a,63bの高さよりも若干高くなって
いる。これは、中央のダイス61の高さを両側の各ダイ
ス63a,63bよりも高くするならば、パンチ31に
より被加工物に打撃を与えた場合に、パンチ31の打撃
部32a〜c,35(図4)は、被加工物の折曲げ箇所
の中央付近については打撃を与え、さらに中央のダイス
61は若干の弾性を有しているので、両側の各ダイス6
3a,63bそれぞれの溝部64a,64bと一致する
位置まで被加工物を押し込む。
【0042】すなわち、被加工物の折曲げ箇所の中央付
近は、パンチ31の打撃部32a〜c,35により打撃
を与えられ、かつ、中央のダイス61に圧入され押し込
まれることになる。これは、図2に示したダイス51を
用いた場合、各支柱11,44に両端部が支持されたパ
ンチ31を被加工物に衝打せしめると、パンチ31の有
する弾性によりパンチ31が僅かながらもたわむため、
被加工物の折曲げ箇所の端部側に比較して、折曲げた箇
所の中央付近が必ずしも所望とする角度がでないことを
考慮したものである。したがって、図10に示した構成
のダイス61,63a,63bを用いるならば、被加工
物の折曲げた箇所の中央付近も、所望とする角度をだす
ことができる。
【0043】ここで、中央のダイス61の長手方向の長
さは、被加工物の幅方向の長さの3分の2程度とするの
が望ましい。また、中央のダイス61の高さは、両側の
各ダイス63a,63bの高さよりも1〜3ミリメート
ル程高くするのが好ましい。その場合、図11(a)に
示すうに、中央のダイス61自体の高さを両側の各ダイ
ス63a,63bよりも高くなるように形成してもよい
が、図11(b)に示すように、各ダイス61,63
a,63bの高さをすべて同一に形成して、中央のダイ
ス61の下方に所定の厚さの鉄製などの板材65を敷設
するようにしてもよい。なお、各ダイス61,63a,
63bは、各ボルト75a〜gにより、治具71に固定
されている。
【0044】図10において、連設された各ダイス6
1,63a,63bの長手方向に沿って、各ストッパ7
4a,74bが密接して配置されている。これは、中央
のダイス61が若干の弾性を有することから、パンチ3
1の打撃によりダイス61の溝部62内に被加工物が押
し込まれた際に、ダイス61が変形する。そこで、ダイ
ス61の変形を防止するうえでは、各ストッパ74a,
74bをダイス61に密接して配置するのが好ましい。
【0045】このダイス61の変形を防ぐためには、治
具71を厚くし、ここに設ける溝部72をより深くし
て、各ダイス61,63a,63bの上面部が僅かに露
出するようにしてもよい。
【0046】また、図12に示すように、ダイス61B
の変形を見込んで、ダイス61Bの上面と溝面との2面
接合部の中央付近が相互に接近するようにそれぞれ湾曲
せしめて形成するならば、被加工物の折曲げ箇所の中央
付近を所望とする角度をだす効果が得られる。
【0047】以上、本実施の形態における折曲げ加工用
金型の下型の構成について説明したが、上型の構成は、
図2に示した実施の形態における上型の構成と同一であ
る。また、被加工物の折曲げ加工を行う場合の様子は、
図2に示した実施の形態について図8および図9を用い
て説明したところと同じである。
【0048】図13は、本発明のさらに他の実施の形態
の要部の構成を示している。ここで、図13は、折曲げ
加工用金型の上型の構成を示す斜視図であり、図2にお
ける構成要素と同一の構成要素については、同じ符号を
付している。
【0049】図13において、パンチ31を支持するた
めの各支柱81a,81bの長さは、図2および図13
に示した各支柱41,44よりは短いものとなってい
る。そして、各支柱81a,81bは、その上端部にそ
れぞれ形成された各凸部82a,82bが、各連結支柱
83a,83bの下端部に形成された凹部にそれぞれ嵌
合し、かつ、各ボルト85a,85bによりそれぞれ固
定されている。
【0050】このように各支柱81a,81bをそれぞ
れ連結した各連結支柱83a,83bは、その上端部に
それぞれ形成された各凸部84a,84bが、橋架部材
86の両端部にそれぞれ形成された各凹部に嵌合し、か
つ、それぞれ挿抜可能な支軸87および支持ピン88を
介して橋架部材86に連結されている。
【0051】したがって、図14(a)に示すように、
パンチ31を支持する支柱81aと連結支柱83aとの
連結に用いている各ボルト85a,85cを抜き取っ
て、支柱81aを取り外し、かつ、橋架部材86より連
結支柱83aを取り外して、図14(b)に示すよう
に、支軸87を介して橋架部材86に支柱81aを直接
連結することができる。すなわち、パンチ31の支持手
段が分割可能に構成されている。
【0052】このように構成された上型は、図13に示
すように、断面凸字状に形成され両端部に凹部92a,
92bを有する取付具91が、各ボルト93a,93b
により橋架部材86に固定され、この取付具91を介し
てプレス機あるいは折曲げ機に取り付けられる。
【0053】以上のように構成するならば、被加工物の
サイズが大きい場合は、パンチ31を支持する支柱81
aと連結支柱83aとを連結したうえで、上下動機構の
ストロークが長いプレス機に取り付けて使用し、被加工
物のサイズが小さい場合は、連結支柱83aを取り外し
て支柱81aのみを橋架部材86に連結したうえで、上
下動機構のストロークが短い折曲げ機に取り付けて使用
することができる。すなわち、被加工物のサイズに応じ
て使い分けることができる利点がある。
【0054】なお、図14では、説明の簡単のため、一
方の支柱81aおよび連結支柱83aのみについて図示
したが、他方の支柱81b(図13)および連結支柱8
3bも同様に構成されている。
【0055】また、図13では、折曲げ加工用金型の上
型についてのみ図示したが、下型としては、図2または
図10に示した構成の下型のいずれを使用してもよい。
被加工物の折曲げ加工を行う場合の様子は、図2に示し
た実施の形態について図8および図9により説明したと
ころと同じである。
【0056】以上説明した各実施の形態においては、パ
ンチ31を四角柱状に形成した場合を例に挙げて説明し
た。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、
たとえば、パンチを三角柱状に形成し、2つの2面接合
部にそれぞれ異なる曲率半径の打撃部を設けるととも
に、3種のそれぞれ異なる曲率半径を有するように各2
面接合部が成形された打撃部をパンチに付設する場合に
も、本発明を適用することは可能である。すなわち、少
なくとも1つの打撃部を有するパンチを用いる場合に、
本発明は適用され得るものである。
【0057】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によるならば、折曲げ加工用金型の上型において、パン
チを支持する2つの支柱のうちの一方の支柱を、パンチ
より分離し得るようにし、これを回動可能とすることに
より、加工が完了した被加工物を上型より取り出せるよ
うにした結果、被加工物を一度セット位置にセットして
所定箇所を折曲げた後、そのまま続けて被加工物のセッ
ト位置を順次ずらして、さらに折曲げ加工をすることが
でき、たとえば箱筒状のケースを製造しようとする場合
は、溶接部分は1箇所ですみ、断面コ字状のものを製造
しようとする場合は溶接工程は必要でなくなるので、折
曲げ加工後に被加工物について必要とされる工数を削減
することができ、被加工物に係る製造コストを著しく節
減することができる。
【0058】また、折曲げ加工用金型の下型において、
被加工物の折曲げ箇所の中央付近が当接するダイスに、
若干の弾性を有する素材を用いるようにもしたことか
ら、被加工物の折曲げ箇所の中央付近は、パンチの打撃
部により打撃を与えられるうえに、ダイスに圧入され押
し込まれる結果、被加工物の折曲げ箇所の中央付近にお
いても、所望とする角度をだすことができる。
【0059】さらに、被加工物のサイズに応じて、異な
る長さのパンチ支持手段を使い分けることが可能なの
で、とくに被加工物のサイズが小さい場合には、上下動
機構のストロークが短い折曲げ機に本発明を適用するこ
ともできる。したがって、本発明によりもたらされる効
果は、実用上極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するための斜視図である。
【図2】図1に示した原理に基づく本発明の1つの実施
の形態を示す斜視図である。
【図3】図2に示したパンチの支持状態を示す断面図で
ある。
【図4】図2に示したパンチの構成を示す斜視図であ
る。
【図5】図2に示したパンチにおける溝部を説明するた
めの説明図である。
【図6】図2に示したパンチにおける溝部の他の構成を
示す断面図である。
【図7】図2に示したパンチに設ける切欠部を説明する
ための説明図である。
【図8】図2に示した折曲げ加工用金型を用いて被加工
物を折曲げる場合の様子を説明するための説明図であ
る。
【図9】図9とともに図2に示した折曲げ加工用金型を
用いて被加工物を折曲げる場合の様子を説明するための
説明図である。
【図10】本発明の他の実施の形態を示す斜視図であ
る。
【図11】図10に示した各ダイスの構成を示す構成図
である。
【図12】図10に示した中央のダイスの他の構成を示
す斜視図である。
【図13】本発明のさらに他の実施の形態を示す斜視図
である。
【図14】図13に示した連結支柱を取り外して使用す
る場合を説明するための説明図である。
【図15】従来例の原理を説明するための斜視図であ
る。
【図16】図11に示した従来例により被加工物を折曲
げる場合の様子を説明するための説明図である。
【符号の説明】
11 パンチ 12,14 支柱 13 凸部 15 橋架部材 16 凹部 17 ボルト 18 支軸 21 ダイス 22 溝部 31 パンチ 32a〜32c,35 打撃部 33a,33a−2〜33a−4,33B 溝部 34a,34b 嵌合部 36a,36a−2〜36a−4 埋込部材 37a,37a−2〜37a−4 ビス 38a 切欠部 39a〜39d ボルト 41,44 支柱 42 凸部 43 切欠部 45 橋架部材 46a,46b 孔部 47a,47b 載設部材 48 凹部 49a,49b ボルト 50 支軸 51 ダイス 52 溝部 53a,53b 2面接合部 61,61B,63a,63b ダイス 62,64a,64b 溝部 65 板材 69a,69b 2面接合部 71 治具 72 溝部 73a,73b,74a,74b ストッパ 75a〜75g ボルト 81a,81b 支柱 82a,82b,84a,84b 凸部 83a,83b 連結支柱 85a,85b ボルト 86 橋架部材 87 支軸 88 支持ピン 91 取付具 92a,92b 凹部 93a,93b ボルト 101 パンチ 102 打撃部 103a,103b ボルト 104 治具 105 ダイス 106 溝部 110 被加工物 111 立上げ部 112 切欠部 113a,113b 凸部 120,121 被加工物

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1対の上型および下型からなる折曲げ加
    工用金型において、 被加工物(110)に打撃を与えて折曲げるためのパン
    チ手段(11,31)と、 前記パンチ手段を支持するための、一方が前記パンチ手
    段より分離可能であり他方が前記パンチ手段が固定され
    2つの支柱(12,14,41,44)と、 前記2つの支柱に橋架されて、前記2つの支柱のうちの
    一方の支柱が加工された前記被加工物を取り出すために
    回動可能に連結され他方の支柱が固定された橋架部材
    (15,45)とからなる上型と、 所定の断面形状に形成された溝部(22,52)を有す
    るダイス手段(21,51)からなる下型とを具備した
    折曲げ加工用金型。
  2. 【請求項2】 前記パンチ手段が、被加工物に当接して
    打撃を与えるための、それぞれ曲率半径が異なる少なく
    とも2種の打撃部(32a〜32c,35)が設けられ
    たものである請求項1記載の折曲げ加工用金型。
  3. 【請求項3】 前記パンチ手段がその両端部付近のそれ
    ぞれに少なくとも1つの溝部(33a,33a−2〜−
    4,33b,33B)が設けられたものである請求項1
    または2記載の折曲げ加工用金型。
  4. 【請求項4】 前記パンチ手段が被加工物に設けられた
    凸部(113a,113b)を収容し得る少なくとも1
    つの切欠部(38a)が設けられたものである請求項
    1、2または3記載の折曲げ加工用金型。
  5. 【請求項5】 前記ダイス手段が、 金属製の2つのダイス手段(63a,63b)と、 前記2つのダイス手段と直列に連設されるように前記2
    つのダイス手段の間に挟まれ、前記2つのダイス手段の
    溝部(64a,64b)の断面形状と同一の断面形状の
    溝部(62)が設けられた、弾性を有する素材を用い前
    記2つのダイス手段よりは高い高さの1つのダイス手段
    (61)とからなるものである請求項1、2、3または
    4記載の折曲げ加工用金型。
  6. 【請求項6】 前記1つのダイス手段(61B)が、上
    面と溝面との2面接合部(69a,69b)が相互に接
    近するようにそれぞれ湾曲して形成されたものである請
    求項5記載の折曲げ加工用金型。
  7. 【請求項7】 前記2つの支柱が、 前記パンチ手段を支持するためのそれぞれ短い支柱(8
    1a,81b)と、 前記短い支柱と連結する連結支柱(83a,83b)と
    からなるものである請求項1、2、3、4、5または6
    記載の折曲げ加工用金型。
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