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JP2870182B2 - 炊飯器 - Google Patents
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JP2870182B2 - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器

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JP2870182B2
JP2870182B2 JP29566390A JP29566390A JP2870182B2 JP 2870182 B2 JP2870182 B2 JP 2870182B2 JP 29566390 A JP29566390 A JP 29566390A JP 29566390 A JP29566390 A JP 29566390A JP 2870182 B2 JP2870182 B2 JP 2870182B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は脱臭機能を備えた炊飯器に関する。
(従来の技術) 一般に炊飯器は容器に収容された被炊飯物たる米と水
を炊飯ヒータにより加熱して炊飯した後、炊き上げられ
た飯を保温ヒータを用いて加熱して所定温度に保温する
ように構成されている。
ところで、飯を保温すると飯のリノール酸、オレイン
酸等の脂肪酸が酸化して悪臭を生じ、この悪臭によって
保温された飯の食味が低下することが知られており、こ
れを防ぐために防臭装置を備えた炊飯器が提案されてい
る。この種の炊飯器としては脱酸素装置を備えたもの、
あるいは活性炭を用いた脱臭装置やオゾン脱臭装置を備
えたもの等がある。
(発明が解決しようとする課題) 上記従来技術においては、脱酸素装置やオゾン脱臭装
置を備えたものは構造が複雑でコスト高になるととも
に、活性炭を用いた脱臭装置を備えたものはこれを定期
的に交換する必要があるため使い勝手が悪いという問題
があった。
そこで本発明は構造が簡単でかつ脱臭装置を定期的に
交換する手間を省略できる炊飯器を提供することを目的
とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明の炊飯器は、容器を収容する器本体と、この器
本体の上面開口部を開閉する蓋と、この蓋の内部に設け
られた加熱手段と、善意蓋に設けられ前記加熱手段によ
り加熱される脱臭装置とを有し、この脱臭装置は表面を
プラチナ触媒でコーティングしたシリカ系吸着剤により
構成されるものである。
(作 用) 上記構成によって、保温中に飯から発生した悪臭成分
は蓋に設けられている脱臭装置のシリカ系吸着系に吸着
して脱臭される。一方、シリカ系吸着剤に吸着された悪
臭成分は炊飯中蓋内に設けられた加熱手段により脱臭装
置が加熱されることによって放出し加熱再生される。放
出される悪臭成分はプラチナ触媒により酸化され悪臭が
消される。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を添付図面を参照して説明す
る。
第1図に示すように上部枠体1によって結合された外
ケース2と、この外ケース2の内側に断熱材3を介して
設けた内ケース4とにより器本体5を構成し、前記内ケ
ース4の外面にはコードヒータ等からなる保温用胴ヒー
タ6が設けられている。器本体5にはアルミ等から形成
される容器7が挿脱自在に収納されており、この容器7
の上部周囲には前記上部枠体1に密着して係止する段部
8が形成されている。器本体5にはこの上面開口部を開
閉する蓋9が備えられており、この蓋9は外蓋10と内蓋
11とこの内蓋11の下方に設けられている放熱板12から構
成されている。放熱板12の外周縁には前記容器7の上縁
部13に当接するパッキン14が接着されている。放熱板12
の上面には中央と外側にコードヒータ等からなる加熱手
段としての炊飯用蓋ヒータ15が設けられているととも
に、中央と外側との間にはコードヒータ等からなる保温
用蓋ヒータ16が設けられている。さらに放熱板12の下面
中央には脱臭装置17が設けられている。この脱臭装置17
は活性炭に近似したシリカゲル等のシリカ系吸着剤から
なりその表面にはプラチナ触媒がコーティングされてい
る。内ケース内の内底部にはシーズヒータ等からなる炊
飯ヒータ18が設けられているとともに、容器7の外底部
に弾性的に圧接するようにしてカップ状感熱部19が設け
られ、この感熱部19内にはサーミスタなどの温度センサ
20が設けられている。
第2図は器本体5または蓋9に装備されている操作パ
ネルを示しており、これは表示部21および操作部22を有
し、この表示部21にはLCDからなる現在時刻表示部23と
炊き上り時刻表示部24と食頃残時間表示部25が設けられ
ている。また表示部21にはLEDからなるモード表示部26,
27,28を有し、26はタイマー用、27は炊飯用、28は保温
用であり、このうち処理されているモードを表示する。
操作部22は現在時刻を合わせるための時刻スイッチ29
と、現在時刻または炊き上り時刻を合わせるための戻る
スイッチ30,進むスイッチ31と、予約炊飯をセットする
ためのタイマー炊飯スイッチ32と、通常の炊飯または予
約炊飯を実行するための炊飯スイッチ33と、切スイッチ
34とを備えている。
第3図は電機的構成を示すブロック図であり、これは
マイクロコンピュータ35を備えており、マイクロコンピ
ュータ35は周知のようにCPU36,計時回路37,メモリ38,入
力回路39,出力回路40などを有している。さらにマイク
ロコンピュータ35は複数種の炊飯プログラムを保有し、
操作部22からのスイッチ信号および温度センサ20からA/
D変換器41を介して入力する温度検出信号に基づき駆動
回路42,43を介してヒータ6,15,16,18を駆動制御すると
ともに駆動回路44を介して表示部21の駆動制御を行う。
第4図は電源部およびヒータ駆動部の回路構成図を示
しており、これは商用電源45の両端子間に炊飯ヒータ18
と炊飯用蓋ヒータ15の並列回路と、保温用胴ヒータ6と
保温用蓋ヒータ16の並列回路とトライアック46とが直列
に接続されている。保温用胴ヒータ6,保温用蓋ヒータ16
の並列回路とトライアック46との直列回路にはリレー47
を構成する常開のリレースイッチ47Aが並列に接続され
ている。また電源トランス48および定電圧回路49を介し
て所定の電源電圧がマイクロコンピュータ35に供給され
るようになっている。またマイクロコンピュータ35には
容器7が内ケース4にセットされたことを検知する容器
検知スイッチ50からの信号を出力する。さらにマイクロ
コンピュータ35は駆動回路42を介してリレーの励磁コイ
ル47Bを励磁させるとともに、駆動回路43を介してトラ
イアック46を駆動させ、炊飯中はトライアック46を開成
しリレー47を閉成して炊飯ヒータ18と炊飯用蓋ヒータ15
の並列回路に通電し、保温中はトライアック46を介して
炊飯ヒータ18,炊飯用蓋ヒータ15の並列回路と保温用蓋
ヒータ16,保温用胴ヒータ6の並列回路を直列した回路
に通電するようになっている。
次に上記構成につきその作用を第5図を参照して説明
する。なお、第5図においてAは容器温度特性線、Bは
飯温度特性線を示している。
使用者が炊飯予約をセットするためにタイマー炊飯ス
イッチ32を押すとともに進むスイッチ31,戻るスイッチ3
0の操作により炊き上り時刻を合わせて炊飯スイッチ33
を押すと、マイクロコンピュータ35は計時回路37による
計時動作を開始し炊き上り時刻から最大炊飯量を考慮し
た所要炊飯時間例えば1時間を減算した炊飯開始時刻に
なるとトライアック46の開成状態でリレースイッチ47A
を閉成して炊飯ヒータ18と炊飯用蓋ヒータ15の直列回路
に通電して炊飯を開始する。一方、使用者が炊飯予約を
セットせずに炊飯スイッチ33を押すと直ちに炊飯ヒータ
18と炊飯用蓋ヒータ15の著列回路に通電して炊飯を開始
する。このようにして炊飯工程が実行されるとマイクロ
コンピュータ35は温度センサ20による容器検出温度が12
0℃以上になった時点を炊き上げ状態として検知してヒ
ータ18,15を断電してむらし行程に移行する。このむら
し行程では容器7内を沸騰状態に維持するようにヒータ
18,15を通断電制御するものであり、予約炊飯では所定
の炊き上り時刻までむらし行程を実行し、予約炊飯でな
いときは所定の沸騰継続時間例えば20分間のむらし行程
を実行する。むらし行程が終ると炊飯完了として食頃保
温を実行する。この場合、炊飯行程およびむらし行程か
らなる炊飯動作中において沸騰状態になると容器7内に
は蒸気の発生によってほぼ100℃となり、さらに炊飯用
蓋ヒータ15の熱が放熱板12を介して脱臭装置17に伝えら
れ、これによって脱臭装置17は120〜150℃程度の高温状
態になって脱臭装置17のシリカ系吸着剤に吸着された悪
臭成分が放出されて吸着機能が復元するとともに、放出
される悪臭成分はシリカ系吸着剤の表面にコーティング
されたプラチナ触媒により酸化されて臭いが消される。
食頃保温においては、リレースイッチ47Aを開成さ
せ、保温用蓋ヒータ16,保温用胴ヒータ6の並列回路
と、炊飯ヒータ18と炊飯用蓋ヒータ15の並列回路との直
列回路をトライアック46を介して通断電制御して、容器
検出温度が90℃前後を1時間程度維持するようにする。
この後通常の保温に移行して、容器検出温度が70〜76℃
程度を維持するように食頃保温時と同様のヒータ通断電
制御を行う。この食頃保温動作および通常の保温動作に
おいて脱臭装置17の温度は炊飯中より低下し、飯のリノ
ール酸、オレイン酸等の脂肪酸が酸化して生ずる悪臭成
分は放熱板12の下面に設けられている脱臭装置17のシリ
カ系吸着剤に吸着されて脱臭され、このシリカ系吸着剤
に吸着された悪臭成分は次回の炊飯中において放出され
脱臭装置17は加熱再生される。尚、食頃保温中のヒータ
制御温度は90℃前後としたのは、飯温の低下を防止する
ために通常の保温温度より高く、しかも焦げを防止する
ために沸騰温度より低くし、さらに高地等でも不都合を
生じない温度であり、さらにまた炊きたての飯をほぐし
た後の温度が空気に接することにより85℃前後になるた
め、この温度以上であれば炊きたて温度に近いためであ
り、食頃保温時間を1時間程度としたのはこの時間があ
まり長くなると糖とアミノ酸の反応により飯の黄変が強
くなるとともに悪臭の発生が大となることを考慮して短
く設定したのであり、食頃残時間表示部25により食頃保
温の残時間を表示したのは、使用者がこの表示を見て食
頃保温中に食べた時あつあつ感があり美味しく喫食でき
るからである。このような食頃保温を行うのは小容量の
予約炊飯時には早目に炊き上げ状態になるためその後の
むらし行程が長くなって飯温が低下するとともに大容量
の予約炊飯時や通常の炊飯時であっても炊飯完了後保温
中に炊飯が低下してあつあつ感が損われることを防止す
るためである。このように本実施例においては、表面を
プラチナ触媒でコーティングしたシリカ系吸着剤からな
る脱臭装置17を蓋9における炊飯用蓋ヒータ15が設けら
れた放熱板12下面に設けているので、保温中に飯から発
生した悪臭成分は脱臭装置17のシリカ系吸着剤に吸着さ
れて脱臭されるとともに、このシリカ系吸着剤に吸着さ
れた悪臭成分は炊飯中にプラチナ触媒で悪臭化されて放
出されることにより脱臭装置17の加熱再生が行われるも
のであるため、脱酸素装置やオゾン脱臭装置を備えた炊
飯器を比べ構造簡単でコストの低減を図ることができる
とともに、脱臭装置を定期的に交換する手間を省略する
ことができ使い勝手も向上する。
なお本発明は上記実施例に限定されるものではなく本
発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能であ
る。例えば脱臭装置は食頃保温機能や予約炊飯機能を有
しない炊飯器に設けても同様な脱臭、加熱再生の効果を
得ることができる。
[発明の効果] 本発明は容器を収容する器本体と、この器本体の上面
開口部を開閉する蓋と、この蓋の内部に設けられた加熱
手段と、前記蓋に設けられ前記加熱手段により加熱され
る脱臭装置とを有し、この脱臭装置は表面をプラチナ触
媒でコーティングしたシリカ系吸着剤により構成される
ことにより、構造が簡単でかつ脱臭装置を定期的に交換
する手間を省略できる炊飯器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本発明の一実施例を示し、第1図は脱
臭装置を備えた炊飯器の縦断面図、第2図は操作パネル
の正面図、第3図は炊飯器の電気的構成を示すブロック
図、第4図は回路構成図、第5図は一連の炊飯、保温制
御における容器温度特性と飯温度特性を示すグラフであ
る。 5……器本体 7……容器 9……蓋 15……炊飯用蓋ヒータ(加熱手段) 17……脱臭装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器を収容する器本体と、この器本体の上
    面開口部を開閉する蓋と、この蓋の内部に設けられた加
    熱手段と、前記蓋に設けられ前記加熱手段により加熱さ
    れる脱臭装置とを有し、この脱臭装置は表面をプラチナ
    触媒でコーティングしたシリカ系吸着剤により構成され
    ることを特徴とする炊飯器。
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