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JP2879541B2 - 供給医療用ガスの消費流量計測装置 - Google Patents
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JP2879541B2 - 供給医療用ガスの消費流量計測装置 - Google Patents

供給医療用ガスの消費流量計測装置

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JP2879541B2
JP2879541B2 JP2195296A JP2195296A JP2879541B2 JP 2879541 B2 JP2879541 B2 JP 2879541B2 JP 2195296 A JP2195296 A JP 2195296A JP 2195296 A JP2195296 A JP 2195296A JP 2879541 B2 JP2879541 B2 JP 2879541B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は病院等にあって、そ
の所要地にガスボンベとか液化ガス貯槽(CE)などの
ガス供給源を設置し、これにガス納入者が、酸素とか笑
気そして人工空気などの入院患者等に対して投与すべき
医療用ガスを供与しておくことで、当該ガス供給源から
医療用ガスを随時、上記の患者に投与しようとする医療
用ガス供給設備にあって、供給医療用ガスの消費流量
を、計測するのに供して好適な装置に関する。そして特
にガス納入者がガス供給源に供与したガス納入量と、実
際に消費された医療用ガスの消費量とを、正確にして迅
速に把握可能とすることで、病院等が患者に請求すべき
医療用ガス投薬料と、ガス納入者に支払うべき医療用ガ
ス代金を簡易に算出して明確化し、かつ医療用ガス配管
等からのガス漏れや、使用後のバルブ閉め忘れなどによ
る医療用ガスの無駄な消費を検知可能として、医療用ガ
スの効率的な消費を確保しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】病院などで酸素や笑気などの医療用ガス
を患者に投与するため、既に図3に例示するような医療
用ガス供給設備が用いられており、この際病院の敷地等
に設置されることとなるガス供給源aとしては、ガス納
入者が搬入するガスボンベとか、液化ガスローリーbに
て運搬して来た所要液化ガスを充填するための液化ガス
貯槽が用いられている。
【0003】上記のガス供給源aからは、医療用ガスが
ガス供給配管路cを介して、診療科目等により分類さ
れ、所要室数だけ用意された夫々の病室d等に送気され
るようになっており、最終的には、当該病室d等に設け
られたアウトレットeから、同室の所定員数である患者
に投与されるようになっている。そして、病院側にあっ
ては、各患者に対し医療用ガスとしての投薬料を請求す
るため、同上図に開示の如くアウトレットeと患者との
間に夫々小型ガス流量計fを設置しておき、これによっ
て表示された各患者ガス消費量をナースが読み取って、
これに基づき前記投薬料の請求を行うようにしている。
【0004】これに対し、ガス納入者に支払う病院側の
医療ガス代金については、当該ガス納入者が納めたガス
ボンベの本数とか、前記液化ガスローリーからの充填重
量や充填体積に基づいて支払われているのが現況であ
る。ここで、上記のガス納入者による医療用ガス納入量
と、医師が指定して患者に投与された医療用ガスの総消
費量は、本来等しい値になるはずであるが、実際には一
致することなく、上記納入量に対して消費量(販売量、
投与量)が少なくなる傾向がある。
【0005】上記納入量と消費量とに差が生ずるのは、
図3におけるガス供給配管路cの不良や、各種付帯機器
の故障またはその使用法に間違いがあったためガス漏れ
が発生していたり、また患者に投与された医療用ガスに
つき、その記載や入力漏れがあったり、計算の間違いが
あって請求されない等のためであり、さらに医療用ガス
使用後のバルブ閉め忘れといった様々な原因により、無
駄な消費が発生していることに起因していることもあ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の如き従来例によ
るときは、病院側の医療用ガス購入代金は、医療用ガス
納入量だけに基づいて支払い、患者への投与量請求額
は、その消費量だけによって請求してるのであるから、
当該納入量と消費量に差異があっても、当該差異の検知
については、全く配慮されていないため、病院側では投
与量として消費しない医療用ガスの代金までも支払うこ
とになる不合理を黙認していることになるだけでなく、
各種配管や機器などからのガス漏れがあっても、これを
検知し得ず医療用ガスの無益な消費がなされ、しかも病
院自体も、当該機器使用後におけるバルブの閉め忘れと
いったことに特段の注意を払わなくなってしまう傾向が
生じ、医療用ガスの効率的な消費という点で望ましいも
のとなっていない。
【0007】本発明は上記従来の難点に鑑み検討された
もので、その請求項1に係る供給医療用ガスの消費流量
計測装置にあっては、まず、ガス供給源から送気される
医療用ガスの流量を大型ガス流量計によって計測しなが
ら、当該医療用ガスを所要室数の病室における所定員数
の患者に対して、小型ガス流量計を介して投与可能とし
ておく。そして、当該各患者の患者ガス消費量は小型ガ
ス流量計から端末小集計コンピュータに入力され、患者
に対する投与料の請求を行い得るだけでなく、適時各端
末小集計コンピュータからの小集計流量出力と、前記の
大型ガス流量計により測知された大流量測定値出力と
を、ガス統轄管理系に設置した主大集計コンピュータに
入力させることによって、当該小集計流量出力と大流量
測定値出力とが合致するか否かの比較を即座に行ない得
るようにする。
【0008】上記のような構成をもたせることで、当該
発明にあっては、複数の病室をもっている比較的小規模
な病院等にあって、常に迅速にして正確にガス納入者に
よる医療用ガスの納入量と、患者に対する医療用ガスの
投与量との差異を検知し、合理的な医療用ガスの取引き
を可能となし、かつ、医療用ガス供給設備の不備による
ガス漏れや機器の故障といった異常を速やかに把握可能
として、これに適切な対応ができるようにし、かくて、
無益な医療ガスの消費を可及的に抑制しようとするの
が、その目的である。
【0009】次に、請求項2にあっては上記した請求項
1の内容に加えて、主大集計コンピュータによる上記の
比較内容が、電話回線によってガス納入者側コンピュー
タに入力されるよう構成することで、医療用ガスの納入
量と投与量との差異をガス納入者へも、即座に知得させ
得るようにすることで、経理上の処理を円滑化するだけ
でなく、必要に応じて、ガス供給者による当該医療用設
備の点検、修理についても、適切なる措置をとり得るよ
うにするのが、その目的である。
【0010】さらに、請求項3の場合には、複数の病棟
を有し、当該各病棟毎に多数の病室を備えた比較的大規
模な病院を対象とした供給医療用ガス消費計測装置に関
し、ここでは請求項1の構成に、病棟等におけるナース
ステーション等にあって、ガス中間管理系を設置し、こ
こに、前記大型ガス流量計を介して送気される医療用ガ
スに係る各病棟における中型ガス流量計と中集計コンピ
ュータとを設置すると共に、この中集計コンピュータに
は、前記した患者ガス消費量が入力されるだけでなく、
上記各病棟における中型ガス流量計からの中集計流量出
力が入力されることで、当該患者ガス消費量と中集計流
量出力とを比較し得る中集計コンピュータとを設けると
共に、この中集計流量出力を前記した主大集計コンピュ
ータに入力させることで、主大集計コンピュータによ
り、上記の中集計流量出力と大流量測定値出力との比較
をも行い得る構成を付加するようにしている。
【0011】このように構成することで、当該請求項3
にあっては大規模な病院にあっても、前記請求項1の場
合につき前記した目的を、より確実に達成し得るように
している。
【0012】さらに、請求項4では、請求項1に付加し
た構成により請求項2が得られた如く、請求項3に対し
当該付加構成を付設することにより、当該付加構成によ
る効果をも発揮させ得るようにしている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、請求項1では、ガス納入者により医療用
ガスが納入される病院等の所要地に設置されたガス供給
源と、当該ガス供給源から上記医療用ガスが、病室等所
要室数の各ガス端末消費系にあって、所定員数の患者に
投与されるガス供給配管路と、このガス供給管路に介設
されてガス統轄管理系に設置の大型ガス流量計と、上記
各ガス端末消費系の患者が消費した医療用ガスの小型ガ
ス流量計により測知された患者ガス消費量が、有線また
は無線の手段により入力される端末小集計コンピュータ
と、この端末小集計コンピュータからの小集計流量出力
が入力されると共に、前記大型ガス流量計からの大流量
測定値出力が有線または無線手段によって入力されるこ
とにより、当該大流量測定値出力と上記の小集計流量出
力とが比較される前記ガス統轄管理系に設置の主大集計
コンピュータとからなることを特徴とする供給医療用ガ
スの消費流量計測装置を提供しようとしている。
【0014】次に請求項2の場合には、請求項1の構成
に対し、さらに、当該主大集計コンピュータにおける上
記の比較内容が、上記ガス統轄管理系に設置の遠隔伝送
装置を介して、電話回線により前掲ガス納入者の遠隔受
信装置に入力され、これがガス納入者側コンピュータに
導入されるようにしたことを、その内容としている。
【0015】さらに、請求項3にあってはガス納入者に
より医療用ガスが納入される病院等の所要地に設置され
たガス供給源と、当該ガス供給源から上記医療用ガス
が、病棟等所要棟数の各ガス中間管理系に供給されるガ
ス第1供給配管路と、このガス第1供給配管路に介設さ
れてガス統轄管理系に設置の大型ガス流量計と、上記ガ
ス第1供給配管路からの医療用ガスが、前記各ガス中間
管理系にあって病室等所要室数の各ガス端末消費系にお
ける所定員数の患者に供給されるガス第2供給配管路
と、この各ガス第2供給配管路に介設されて各ガス中間
管理系に設置の中型ガス流量計と、上記各ガス端末消費
系の患者が消費した医療用ガスの小型ガス流量計により
測知された患者ガス消費量が、有線または無線手段によ
り入力されると共に、前記各中型ガス流量計からの各中
流量測定値出力が有線または無線手段により入力される
ことにより、当該中流量測定値出力と上記患者ガス消費
量の総和とが比較される前記各ガス中間管理系に設置の
各中集計コンピュータと、この各中集計コンピュータか
らの各中集計流量出力が有線または無線手段で入力され
ると共に、前記の大型ガス流量計からの大流量測定値出
力が有線または無線手段で入力されることにより、当該
大流量測定値出力と上記の各中集計流量出力の総和とが
比較される前記ガス統轄管理系に設置の主大集計コンピ
ュータとからなることを特徴とする供給医療用ガスの消
費流量計測装置を提供しようとしている。
【0016】そして、請求項4においては、上記請求項
3に対して、請求項2にあって請求項1に付加した構成
と同じく、主大集計コンピュータにおける上記の比較内
容が、上記ガス統轄管理系に設置の遠隔伝送装置を介し
て、電話回線により前掲ガス納入者の遠隔受信装置に入
力され、これがガス納入者側コンピュータに導入される
ようにした構成を付加するようにしている。
【0017】
【発明の実施の形態】本願の請求項1と請求項2に係る
発明につき、図1の実施例により、これを以下詳記する
と、既知の如く病院などにおける医療用ガス供給設備と
しては、ガス納入者により医療用ガスの納入されるガス
供給源1が、病院等の屋外などにおける所要地に設置さ
れている。この際、ガス供給源1としては、前説の如く
ガスボンベであったり、液化ガス貯槽(CE)が用いら
れ、後者の場合には、液化ガスを図示しない蒸発器によ
り気化することで、酸素とか窒素等の医療用ガスが、最
終的には投与すべき各患者まで送気されることになる。
【0018】ここで、図1にあっては上記の医療用ガス
が、ガス供給配管路2を介して直接複数の病室や手術室
等である各ガス端末消費系3に送気されるようになって
おり、従って、比較的小規模な病院の場合を示してい
る。本発明では、このガス供給配管路2に介設した大型
ガス流量計4が、病院の管理課などであるガス統轄管理
系5に設置されるのであり、図中2a、2b、2cは当
該ガス供給配管路2にあって、その端末分岐点2dから
当該医療用ガスを夫々の病室等であるガス端末消費系3
に対して分流させるための分岐配管路部を示している。
【0019】ここで、上記の大型ガス流量計4として
は、従来多用されて来た浮子式フロートメータ、差圧式
流量計、マスフロメータを採択するよりも、近年開発さ
れた超小型で高感度のマイクロフローセンサを用いるよ
うにして、広い流量範囲での高精度測定性能を活用する
ことが望ましく、また前記したガス端末消費系3にあっ
ては、既知のように所要数の各患者につき、そのベット
近傍に設けられたアウトレット6に、夫々の小型ガス流
量計7a、7b、7c‥‥‥が連結され、当該各小型ガ
ス流量計7a、7b、7c‥‥‥を介して、各患者に医
療用ガスが投与できるようになっており、もちろんこの
際の各患者ガス消費量が、夫々の各小型ガス流量計7
a、7b、7c‥‥‥により測知されることになる。
【0020】さらに、本発明では同上ガス端末消費系3
であるナースステーション等に端末小集計コンピュータ
8を設置しておくのであり、これには前記した小型ガス
流量計7a、7b、7c‥‥‥により計量した各患者ガ
ス消費量が有線または無線手段により入力されるのであ
り、もちろん、当該入力は各病室等の各ガス端末消費系
3から集められる。そして、上記の無線手段としては、
図示の如くナースがハンディターミナル9によって巡回
などの機会毎に行い、これにより得た各患者ガス消費量
のデータを、その都度端末小集計コンピュータ8に、光
通信によって落とすようにすればよく、有線の場合には
所定の周期をもって、直接に端末小集計コンピュータ8
に同上データを伝送することになる。
【0021】ここで、上記の端末小集計コンピュータ8
により、各病室における各患者毎の投与量明細が得られ
るから、病院側は各患者への投薬料が請求でき、また当
該流量データは、病院等で実施している各患者毎の医療
データに係るデータベースにリンクされて、医療用ガス
の投与量をカルテの一部として採択し、後の治療などに
も活かすことができる。ここで図1の8aは上記端末小
集計コンピュータ8に接続された端末プリンタを示して
いる。
【0022】本発明では、さらに前記のガス統轄管理系
5にあって主大集計コンピュータ10が設置されてお
り、これには前記大型ガス流量計4から、これにより測
定された大流量測定値出力Wが、有線または無線手段に
よって入力されるだけでなく、この主大集計コンピュー
タ10には、病院内のデータ伝送ネットワークを利用す
ることで、前記した端末小集計コンピュータ8から入力
される各病室等における患者ガス消費量の総量である小
集計流量出力W′が入力されるのであり、このことで、
当該主大集計コンピュータ10により、当該大流量測定
値出力Wと小集計流量出力W′が比較されるよう構成さ
れている。
【0023】従って、例えば1ケ月間のすべて小型ガス
流量計7a、7b、7c‥‥‥が正確に計量して得た上
記の小集計流量出力W′による医療用ガスの消費量と、
大流量測定値出力Wによる医療用ガスの納入量とに差異
が検知された場合にも、病院側は実際に消費された医療
用ガス量に基づいてガス納入者にガス料金を支払えばよ
いことになるだけでなく、この際W>W′であったこと
により、当該医療用ガス供給設備に、配管からのガス漏
れや機器の故障といった異常があることを知り得ること
になり、これに対する施策を実施し得ることになる。
【0024】さらに、請求項2にあっては、上記の構成
に対して、さらに主大集計コンピュータ10における大
流量測定値出力Wと小集計流量出力W′との前記した比
較内容が、上記ガス統轄管理系5に設置の遠隔伝送装置
11を介して、電話回線12によりガス納入者側におけ
る遠隔受信装置13に入力され、これがガス納入者側コ
ンピュータ14に導入されるよう構成されている。そし
て図1において10aと14aは、夫々主大集計コンピ
ュータ10とガス納入者側コンピュータ14とに接続さ
れた大集計プリンタと納入者側プリンタを示している。
【0025】次に、図2の実施例によって、比較的大規
模な病院、すなわち複数の病棟などをもっている場合の
請求項3に係る供給医療用ガスの消費流量計測装置につ
き以下詳記する。先ず、請求項1の場合と同じくガス供
給源1からは、所要数の病棟等であるガス中間管理系1
5まで、当該医療用ガスが供給されることになるガス第
1供給配管路16が配設されており、同図中16a、1
6b、16cは、当該ガス第1供給配管路16におい
て、第1分岐点16dから他の図示しない各病棟等であ
るガス中間管理系に医療用ガスを分流させる各第1分岐
配管路部を示している。
【0026】そして、上記のガス第1供給配管路16に
介接されている大型ガス流量計4は、図1の場合と同じ
くガス統轄管理系5に設置されており、さらに、当該ガ
ス第1供給配管路16から送気されて行く医療用ガス
は、前記の如く各病棟等のガス中間管理系15にあっ
て、夫々所要室数だけ設置された病室等のガス端末消費
系3における所定員数の各患者に供給されることとなる
ガス第2供給配管路17に連設されている。そして、当
該ガス第2供給配管路17に介設された各中型ガス流量
計18が、各病棟におけるナースステーション等の前記
ガス中間管理系15に設置されている。ここで図2にあ
って、17a、17b、17cは第2分岐配管路部、1
7dは第2分岐点であり、当病棟における夫々別の各病
室等に医療用ガスを送気するため分岐した配管である。
【0027】次に、これまた図1の技術内容と同様にし
て、上記の各ガス端末消費系3における患者の消費した
医療ガスが、夫々の小型ガス流量計7a、7b、7c‥
‥‥により測知されることで得られる患者ガス消費量
は、有線または無線手段によって、病棟等の各ガス中間
管理系15に設置した中集計コンピュータ19に入力さ
れる。そして図中9は図1で記述した通りのナースが扱
うハンディターミナルであり、これを用いて上記の無線
手段による光通信による入力が実施され、19aは、こ
の中集計コンピュータ19に接続された中集計プリンタ
を示している。
【0028】そして、上記の各病棟等における中集計コ
ンピュータ19には、上記の如く患者ガス消費量だけで
なく、前記したガス中間管理系15にあって、ガス第2
供給配管路17に介設の各中型ガス流量計18から、こ
れにより測知された各中流量測定値出力W1 が、これま
た有線または無線手段により入力されるよう構成されて
いる。これにより、この各中集計コンピュータ19にあ
って、当該各中流量測定値出力W1 と上記各病棟等の各
病室等における患者ガス消費量の総和とが比較されるこ
とになり、病室等ガス中間管理系15毎に、医療用ガス
の納入量と患者による消費量が合致しているか否かを知
ることができる。
【0029】従って、各病棟等毎の上記した比較結果に
より、W1 >患者ガス消費量の総和となった場合には、
第1分岐点16d以降の配管等にあってガス漏れ、計量
ミス、記載もれ等のあることが検知されることになり、
また当該中集計コンピュータ19の入力を利用して、各
患者に対する投薬料の請求を、人為的な計算や記帳なし
に、即座に実施し得ることとなる。
【0030】さらに、本発明では上記の各中集計コンピ
ュータ19からの各中集計流量出力の総和W1 'が、有線
または無線手段によって、図1につき説示したガス統轄
管理系5に設置された主大集計コンピュータ10に入力
されると共に、当該主大集計コンピュータ10には、前
記のガス第1供給配管路16に介設され、かつ、上記の
ガス統轄管理系5に設置された大型ガス流量計4により
測知された大流量測定値Wが入力され、当該主大集計コ
ンピュータ10にあって、上記の中集計流量出力の総和
1 'と大流量測定値出力Wとの差異が比較される。
【0031】従って、図1の場合と同じく、当該ガス統
轄管理系5にあって、ガス供給源1に納付された医療用
ガスの納入量と、患者に対する投与量との差異を、病院
等の全体として把握でき、これによりガス漏れなどの検
知と、病院として医療用ガスの消費量に基づくガス納入
者への支払いを、これまた簡易かつ正確に行うことがで
きる。
【0032】請求項4にあっては、上記請求項3の構成
にあって、前記した請求項1に対する請求項2の付加構
成を付設したものであり、従って、前記の如くWとW1 '
とが遠隔伝送装置11から電話回線12を介し遠隔受信
装置13に入力され、さらに、ガス納入者側コンピュー
タ14に伝達され、これを納入者側プリンタ14aによ
り表示することもできることになる。
【0033】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
から請求項1によるときは、比較的小規模の病院などに
あって、ナースの手間が削減されて本来の業務に専念で
き、かつ計算間違いもなくなって、患者に対する投薬料
の請求も正確なものとなるだけでなく、病院としても、
ガス納入者に対して、納入されたが実際に投与されなか
った医療用ガス代までも支払う必要がなくなる。しか
も、ガス統轄管理系にあって一元的に、しかも瞬時にし
て医療用ガスの納入量と消費を管理できることから、納
入量と消費量との相差によって、ガス漏れなどを瞬時に
して検知可能となり、これに対応した処理を施し得るこ
とになると共に、ナースその他の取扱者による機器の用
法に誤りがあったり、医療用ガスの止め忘れなどについ
ても、その指導を徹底させ、医療用ガスの無駄な消費を
抑え、効率的な使用を可能とすることができる。
【0034】さらに、請求項2にあっては、上記請求項
2の効果に加えて電話回線により、ガス納入者にもガス
納入量と消費量に係る情報を適時送信できるようにした
から、ガス納入者としてのガス漏れなどに対する措置
も、速やかに行うことができ、医療用ガス供給設備の保
守について、より望ましい結果が得られ、病院側とガス
納入者側との取引関係を円滑化することができる。
【0035】次に請求項3にあっても、その基本的構成
は同じであるが、ここでは複数の病棟などをもった大き
な病院に採択して望ましい付加的構成が具備されてお
り、特に大型ガス流量計と小型ガス流量計だけでなく、
さらに、各ガス中間管理系にあって、中型ガス流量計と
中集計コンピュータを適切に増設付加することによっ
て、医療用ガスの病棟等毎における患者ガス消費量と中
流量測定値との比較もできるので、両者の差異を検知す
ることで、大病院であってもガス漏れについての精査エ
リアを、各病棟等の小範囲毎に区分けすることができ、
ガス漏れ等に対する措置も迅速化することができる。
【0036】そして、請求項4にあっては、上記請求項
3の効果に加えて、請求項2と同様の付加的効果を発揮
させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1と請求項2に係る供給医療用
ガスの消費量計測装置につき、その一実施例を示した配
管配線全体構成図である。
【図2】本発明の請求項3と請求項4に係る供給医療用
ガスの消費量計測装置につき、その一実施例を示した配
管配線全体構成図である。
【図3】従来の病院等における医療用ガス供給設備につ
き、その一例を示す配管構成図である。
【符号の説明】
1 ガス供給源 2 ガス供給配管路 3 ガス端末消費系 4 大型ガス流量計 5 ガス統轄管理系 7a 小型ガス流量計 7b 小型ガス流量計 7c 小型ガス流量計 8 端末小集計コンピュータ 10 主大集計コンピュータ 11 遠隔伝送装置 12 電話回線 13 遠隔受信装置 14 ガス納入者側コンピュータ 15 ガス中間管理系 16 ガス第1供給配管路 17 ガス第2供給配管路 18 中型ガス流量計 19 中集計コンピュータ W 大流量測定値出力 W′ 小集計流量出力 W1 中流量測定値出力 W1 ' 中集計流量出力の総和
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 温井 一光 神奈川県藤沢市みその台9−10 (72)発明者 浜田 滋 東京都大田区中馬込3−9−1 (72)発明者 会田 広司 埼玉県鶴ヶ島市富士見3−8−103 (72)発明者 平野 正 神奈川県川崎市宮前区宮前平2−9−5 (72)発明者 杉本 秀夫 栃木県宇都宮市今泉3−13−1 (72)発明者 稲垣 広行 神奈川県藤沢市大庭5683−9 (72)発明者 松見 徹 神奈川県茅ケ崎市松浪1−4−26 (72)発明者 田原 裕滋 千葉県船橋市前原西4丁目33番13号 パ レ・ドール津田沼106号 (72)発明者 森本 裕司 北海道札幌市東区北47条東13丁目4番7 号 (72)発明者 三浦 修 北海道江別市上江別西町30−17 (56)参考文献 特開 平2−168966(JP,A) 特開 平5−46881(JP,A) 実開 昭62−194356(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61M 16/00 370 G08B 21/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス納入者により医療用ガスが納入され
    る病院等の所要地に設置されたガス供給源と、当該ガス
    供給源から上記医療用ガスが、病室等所要室数の各ガス
    端末消費系にあって、所定員数の患者に投与されるガス
    供給配管路と、このガス供給管路に介設されてガス統轄
    管理系に設置の大型ガス流量計と、上記各ガス端末消費
    系の患者が消費した医療用ガスの小型ガス流量計により
    測知された患者ガス消費量が、有線または無線の手段に
    より入力される端末小集計コンピュータと、この端末小
    集計コンピュータからの小集計流量出力が入力されると
    共に、前記大型ガス流量計からの大流量測定値出力が有
    線または無線手段によって入力されることにより、当該
    大流量測定値出力と上記の小集計流量出力とが比較され
    る前記ガス統轄管理系に設置の主大集計コンピュータと
    からなることを特徴とする供給医療用ガスの消費流量計
    測装置。
  2. 【請求項2】 ガス納入者により医療用ガスが納入され
    る病院等の所要地に設置されたガス供給源と、当該ガス
    供給源から上記医療用ガスが、病室等所要室数の各ガス
    端末消費系にあって、所定員数の患者に投与されるガス
    供給配管路と、このガス供給管路に介設されてガス統轄
    管理系に設置の大型ガス流量計と、上記各ガス端末消費
    系の患者が消費した医療用ガスの小型ガス流量計により
    測知された患者ガス消費量が、有線または無線の手段に
    より入力される端末小集計コンピュータと、この端末小
    集計コンピュータからの小集計流量出力が入力されると
    共に、前記大型ガス流量計からの大流量測定値出力が有
    線または無線手段によって入力されることにより、当該
    大流量測定値出力と上記の小集計流量出力とが比較され
    る前記ガス統轄管理系に設置の主大集計コンピュータと
    からなり、さらに、当該主大集計コンピュータにおける
    上記の比較内容が、上記ガス統轄管理系に設置の遠隔伝
    送装置を介して、電話回線により前掲ガス納入者の遠隔
    受信装置に入力され、これがガス納入者側コンピュータ
    に導入されるようにしたことを特徴とする供給医療用ガ
    スの消費流量計測装置。
  3. 【請求項3】 ガス納入者により医療用ガスが納入され
    る病院等の所要地に設置されたガス供給源と、当該ガス
    供給源から上記医療用ガスが、病棟等所要棟数の各ガス
    中間管理系に供給されるガス第1供給配管路と、このガ
    ス第1供給配管路に介設されてガス統轄管理系に設置の
    大型ガス流量計と、上記ガス第1供給配管路からの医療
    用ガスが、前記各ガス中間管理系にあって病室等所要室
    数の各ガス端末消費系における所定員数の患者に供給さ
    れるガス第2供給配管路と、この各ガス第2供給配管路
    に介設されて各ガス中間管理系に設置の中型ガス流量計
    と、上記各ガス端末消費系の患者が消費した医療用ガス
    の小型ガス流量計により測知された患者ガス消費量が、
    有線または無線手段により入力されると共に、前記各中
    型ガス流量計からの各中流量測定値出力が有線または無
    線手段により入力されることにより、当該中流量測定値
    出力と上記患者ガス消費量の総和とが比較される前記各
    ガス中間管理系に設置の各中集計コンピュータと、この
    各中集計コンピュータからの各中集計流量出力が有線ま
    たは無線手段で入力されると共に、前記の大型ガス流量
    計からの大流量測定値出力が有線または無線手段で入力
    されることにより、当該大流量測定値出力と上記の各中
    集計流量出力の総和とが比較される前記ガス統轄管理系
    に設置の主大集計コンピュータとからなることを特徴と
    する供給医療用ガスの消費流量計測装置。
  4. 【請求項4】 ガス納入者により医療用ガスが納入され
    る病院等の所要地に設置されたガス供給源と、当該ガス
    供給源から上記医療用ガスが、病棟等所要棟数の各ガス
    中間管理系に供給されるガス第1供給配管路と、このガ
    ス第1供給配管路に介設されてガス統轄管理系に設置の
    大型ガス流量計と、上記ガス第1供給配管路からの医療
    用ガスが、前記各ガス中間管理系にあって、病室等所要
    室数の各ガス端末消費系における所定員数の患者に供給
    されるガス第2供給配管路と、この各ガス第2供給配管
    路に介設されて各ガス中間管理系に設置の中型ガス流量
    計と、上記各ガス端末消費系の患者が消費した医療用ガ
    スの小型ガス流量計により測知された患者ガス消費量
    が、有線または無線手段により入力されると共に、前記
    各中型ガス流量計からの各中流量測定値出力が有線また
    は無線手段により入力されることにより、当該中流量測
    定値出力と上記患者ガス消費量の総和とが比較される前
    記各ガス中間管理系に設置の各中集計コンピュータと、
    この各中集計コンピュータからの各中集計流量出力が有
    線または無線手段で入力されると共に、前記の大型ガス
    流量計からの大流量測定値出力が有線または無線手段で
    入力されることにより、当該大流量測定値出力と上記の
    各中集計流量出力の総和とが比較される前記ガス統轄管
    理系に設置の主大集計コンピュータとからなり、さら
    に、当該主大集計コンピュータにおける上記の比較内容
    が、上記ガス統轄管理系に設置の遠隔伝送装置を介し
    て、電話回線により前掲ガス納入者の遠隔受信装置に入
    力され、これがガス納入者側コンピュータに導入される
    ようにしたことを特徴とする供給医療用ガスの消費流量
    計測装置。
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