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JP2880437B2 - リフティングマグネットとその消磁方法 - Google Patents
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JP2880437B2 - リフティングマグネットとその消磁方法 - Google Patents

リフティングマグネットとその消磁方法

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JP2880437B2
JP2880437B2 JP7279768A JP27976895A JP2880437B2 JP 2880437 B2 JP2880437 B2 JP 2880437B2 JP 7279768 A JP7279768 A JP 7279768A JP 27976895 A JP27976895 A JP 27976895A JP 2880437 B2 JP2880437 B2 JP 2880437B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、専用設備の設置が
ない通常の作業台車への装着が可能であってその装着作
業が容易である油圧モータ駆動の発電機を内蔵したリフ
ティングマグネットに関し、さらに油圧操作バルブを閉
じるとマグネット部から被吸着材を速やかに離脱するリ
フティングマグネットの消磁方法に関する。
【0002】
【従来の技術】バックホーなどの作業台車に装着するリ
フティングマグネットは、金属板のような重い被吸着材
を確実に吸引・保持するために強い電磁力を必要とする
ため、その電力消費量が約10kWというように非常に
大きい。このように大きい電力消費量では、作業台車に
搭載しているエンジン始動用や制御用のバッテリでは容
量が不足して使用できない。
【0003】 従来のリフティングマグネットでは、例
えば、実開昭57−99882号や実開昭57−120
587号で開示するように、作業台車の本体に専用の油
圧モータと発電機を別個に取り付けたり、台車本体のエ
ンジンによって専用の発電機を直接駆動している。この
ため、リフティングマグネットを作業台車のアーム先端
部に装着する際に、作業台車の本体に発電機を取り付け
るとともに、この発電機からリフティングマグネットま
で給電ケーブルを架設することを要する。これらのリフ
ティングマグネットには、作業台車の運転室内に専用の
操作切換弁を設置し、該切換弁によって油圧モータまた
は発電機を介してマグネット部を励磁・消磁するように
構成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記のリフティングマ
グネットでは、装着すべき作業台車に駆動電力供給用の
給電ケーブル、操作切換弁、発電機などの専用設備の設
置が必要であり、これらの設備の準備がないとリフティ
ングマグネットは装着不可能である。
【0005】 また、リフティングマグネットで金属板
などの被吸着材を吸引して移送すると、マグネット部へ
の給電を停止しても被吸着材の残留磁気により、被吸着
材が比較的軽量ならばマグネット部から自動的に落下せ
ず、移送作業に支障を来す場合がある。この場合、発電
機に一時的に逆励磁を掛けるため、給電停止時に油圧モ
ータが瞬時逆転した後に停止するようなバルブ操作をす
ればよいが、このようなバルブ操作は熟練運転者でない
と実施不可能である。油圧モータ駆動の発電機は、一般
に慣性力が大きくて急激な停止と逆転に適さず、作動遅
れを生じるのみならず、しかも急停止によって油圧回路
に衝撃的な高圧が作用すると油圧機器を傷めることにな
る。
【0006】 本発明は、従来のリフティングマグネッ
トに関する前記の問題点を改善するために提案されたも
のであり、専用設備を設置していない通常の作業台車に
容易に装着可能であるうえに、作業台車への装着および
該台車からの脱離作業が容易であるリフティングマグネ
ットを提供することを目的としている。本発明の他の目
的は、作業台車本体の操作バルブを閉じるとマグネット
部から被吸着材を速やかに離脱させることにより、被吸
着材の移送作業を迅速且つ安全に実施できるリフティン
グマグネットを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るリフティングマグネット1は、図1に
示すように、マグネット部2上方のブラケット部3を介
してバックホー4などの作業台車(図2)に着脱自在に
装着し、1対のブラケット部3,3間に、マグネット部
2と電気接続する励磁用の発電機5と、該発電機を駆動
する油圧モータ7とを収納している。リフティングマグ
ネット1を装着する作業台車は、バックホー4のほかに
パワーショベル,トラクタショベル,トラッククレー
ン,クローラクレーンなどでも適用可能である。
【0008】 リフティングマグネット1において、発
電機5と油圧モータ7をマグネット部2の上方でカップ
リング37などを介して固着し、該リフティングマグネ
ットを作業台車に装着する時に、油圧モータ7はブラケ
ット部2上のオイルコネクタ8を介して作業台車の取付
配管10に接続する。1対のブラケット部3,3は、励
磁用の小型発電機5と、該発電機を駆動する油圧モータ
7とを対向配置させて収納できる高さと横幅を有し、該
発電機および油圧モータが外部に露出することを防いで
いる。
【0009】 リフティングマグネット1は、バックホ
ー4のような作業台車に搭載する操作バルブ31(図3
参照)の開閉でマグネット部2の励磁と消磁を行え、該
バルブとしてはコントロールバルブの分岐バルブやサー
ビスバルブなどである。取付配管10は、通常のバック
ホー4ではアーム17の先端部近傍まで延びているか
ら、油圧ホース13によるオイルコネクタ8との接続が
容易であり、この取付配管の位置に応じてホース13の
長さを定めればよい。
【0010】 本発明の消磁方法は、図1に示すリフテ
ィングマグネット1に限定されることなく、マグネット
部と電気接続する励磁用の発電機と油圧モータを備える
リフティング装置ならば適用可能である。この消磁方法
を達成するには、図3および図4に示すように、油圧モ
ータ32の油圧回路内に、作動油の戻り側から供給側へ
の流れのみが可能なバイパス通路34を設け、さらにマ
グネット部40と発電機36との電気接続路に、電圧検
出機構を含む回路切換機構50を介在させることを要す
る。
【0011】 本発明の消磁方法は、図5および図6に
示す油圧および電気回路で達成することもできる。図5
および図6において、油圧モータ32の油圧回路内に
は、作動油の戻り側から供給側への流れのみが可能なバ
イパス通路34と、該供給側において圧力検出部材(例
えば圧力スイッチ35)とを設け、マグネット部と発電
機との電気接続路に回路切換機構70を介在させる。こ
の圧力検出機として、圧力スイッチ35のほかに、公知
の電気または機械式の圧力検出器を使用してもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明に係るリフティングマグネ
ット1は、図1に示すように、1対のブラケット部3,
3間において発電機5と油圧モータ7とを収納し、この
態様で装置全体を構成している。このため、特別の発電
機5や油圧モータ7などをあらかじめバックホー4の本
体に設置しておく必要がなく、リフティングマグネット
1は、特殊装備のない通常のバックホーに装着可能であ
る。リフティングマグネット1では、発電機5と油圧モ
ータ7の重量がリフティングマグネット1の駆動の際に
負担になるけれども、発電機5と油圧モータ7はリフテ
ィングマグネット1に比べて遥かに軽いので影響は殆ど
ない。
【0013】 リフティングマグネット1は、バックホ
ー4に装着する時に、油圧モータ7をブラケット部上の
オイルコネクタ8を介してバックホー4の取付配管10
に接続するだけでよく、2本の油圧ホース13による油
路接続だけで完了する。リフティングマグネット1で
は、一般にバックホー4に搭載する操作バルブ31を利
用してマグネット部2の励磁と消磁を行うことができ、
バックホー4の運転室14内で被吸着材の吸引と脱離に
よる移送作業を実施できる。
【0014】 図3および図4による消磁方法では、操
作バルブ31の切換えによって油圧モータ32への作動
油の供給を停止しても、バイパス通路34を通って油圧
モータ32の戻り側が供給側へバイパスされ、発電機3
6はその出力電圧を低下しながら回転を続け、この慣性
回転中にもマグネット部40へ電力を供給する。そして
発電機36の出力電圧が設定値以下に下降すると直ち
に、電圧検出機構からの信号によって回路切換機構を作
動する結果、マグネット部40への電気接続路を一時的
に反転させて逆励磁を掛け、金属板などの被吸着材の脱
離を迅速に達成する。この回路切換機構は、所定時間の
経過後に正規の電気接続に復帰するように構成してい
る。
【0015】 図5および図6による消磁方法でも、操
作バルブ31の切換えによって油圧モータ32への作動
油の供給を停止しても、前記と同様に発電機36はその
出力電圧を徐々に低下しながら回転を続ける。油圧モー
タ32への作動油の供給が停止されて供給油圧力が低下
すると、圧力スイッチ35からの信号によって回路切換
機構70を作動する結果、マグネット部40への電気接
続路を一時的に反転させて逆励磁を掛けて被吸着材の脱
離を迅速に達成する。
【0016】
【実施例】次に、本発明を実施例に基づいて説明する。
図1は、本発明に係るリフティングマグネット1の全体
側面を示し、図2において、リフティングマグネット1
を装着した状態のバックホー4を例示する。
【0017】 リフティングマグネット1は、その最下
方において水平に配置する円形平面のマグネット部2を
有する。1対のブラケット部3,3は、マグネット部2
の上方に平行且つ垂直に立設し、各ブラケット部に設け
た連結ピン穴15,16の部分に、バックホー4のアー
ム17の先端部とバケットリンク18の先端部とをそれ
ぞれピン連結する。バックホー4のアーム17,バケッ
トリンク18,ブーム19の各シリンダの伸縮動作によ
り、リフティングマグネット1をバックホー4のアーム
17とブーム19を含む垂直平面に沿って上下前後に自
在に移動と回転が可能である。
【0018】 1対のブラケット部3,3間には、小型
発電機5および油圧モータ7を収納し、これらをマグネ
ット部2の上部に固着している。発電機5は、給電ケー
ブル20によってマグネット部2と接続し、該発電機と
油圧モータ7をカップリング37などを介して対向配置
する。油圧モータ7の各ポートは、ホース(図示しな
い)によって1対のブラケット部3のそれぞれに取り付
けられたオイルコネクタ8,8と接続され、このオイル
コネクタは油圧ホース13を介してバックホー4のアー
ムに取り付けた配管10,10に接続する。取付配管1
0は、通常のバックホーに作業機械への油圧供給用とし
てあらかじめ設置されており、バックホー4の本体内か
らブーム19とアーム17に沿って該アームの先端近傍
まで延びている。取付配管10への作動油は、バックホ
ー4の駆動用油圧ポンプの油を兼用する。
【0019】 図3および図4には、リフティングマグ
ネット1において、発電機36を駆動する油圧モータ3
2を含む油圧回路と、マグネット部40の励磁と消磁を
制御する発電機36を含む電気回路の一例を示してい
る。図3において、油圧モータ32は、油圧ホース1
3,13を介してバックホー4の運転室内の操作バルブ
31と連通し、該操作バルブを経てバックホー駆動用油
圧ポンプからの油圧源30およびタンク33へ接続す
る。バイパス通路34は、油圧モータ32の供給側と戻
り側に短絡し、該バイパス通路の逆止弁34aによって
作動油の戻り側から供給側への流れのみが可能である。
【0020】 図4には、マグネット部40と発電機3
6との電気接続路に介在させる電圧検出機構を含む回路
切換機構50を示す。回路切換機構50において、その
接続端子51と52を発電機36の出力端子GとHに接
続し、別の端子43と44をマグネット部40の端子に
それぞれ接続する。マグネット部40は、鉄芯41に電
磁コイル42を巻き付けた公知の電磁石であり、発電機
36によって励磁されて被吸着材を吸引・保持する。
【0021】 この電圧検出機構では、端子51と52
との間に、電圧低下の検知リレーVRが介在する接続路
53と、正接続用リレーXおよび開路時延リレーT0が
並列に介在する接続路54と、逆接続用リレーYが介在
する接続路55とを設ける。接続路54には、リレーV
Rのa接点VCとリレーYのb接点YCを並列接続のリ
レーX,T0に対して直列に挿入する。接続路55に
は、リレーT0の時限復帰のa接点TCとリレーXのb
接点XCとをリレーYに対して直列に挿入する。
【0022】 回路切換機構50において、端子51−
43の接続路にはリレー接点X1、端子52−44の接
続路にはリレー接点X2、端子51−44の接続路には
リレー接点Y1、端子52−43の接続路にはリレー接
点Y2をそれぞれ設ける。接点X1,X2はリレーXの
a接点であり、且つ接点Y1,Y2はリレーYのa接点
である。
【0023】 リフティングマグネット1において、操
作バルブ31を切り換えて発電機36を始動し、出力電
圧が急上昇して検知リレーVRの設定値(例えば約17
0V)を超えると、a接点VCが閉となる。この結果、
リレーXおよびリレーT0を同時に励磁し、リレーT0
でa接点TCが瞬時遅れて閉にしてもリレーXでb接点
XCを開にしていることにより、逆接続用リレーYが励
磁することを防止し、さらにa接点X1,X2を閉にし
てマグネット部40を励磁する。
【0024】 一方、操作バルブ31を図示の位置に切
り換えると、作動油の供給が停止されても発電機36は
慣性回転する。この慣性回転により、油圧モータ32
は、その供給路A−Cから作動油を吸引して急激に油圧
が低下して戻り路D−Bよりも圧力が低下することによ
り、作動油はバイパス通路34の逆止弁34aを通って
戻り側から供給側への流れ込み、作動油の循環によって
発電機36は慣性回転を持続する。そして発電機36の
出力電圧はマグネット部40の負荷によって低下し、検
知リレーVRの設定値(例えば160V)以下に下降す
ると、直ちにa接点VCが開となる。この結果、リレー
XおよびリレーT0が同時に無励磁となり、a接点X
1,X2を開にしてマグネット部40を一旦無励磁する
とともに、b接点XCを閉にする。
【0025】 時限復帰のa接点TCは、開路時延リレ
ーT0が励磁から無励磁に移行しても設定時間(例えば
約2秒間)は閉を保ち、この時に接続路55は閉路であ
るから逆接続用リレーYを励磁する。これによって、b
接点YCを開にして正接続用リレーXを作動させない。
また、リレーYが励磁することにより、a接点Y1,Y
2を閉じてマグネット部40を逆励磁する。マグネット
部40の逆励磁状態は、発電機36の慣性回転下で行わ
れ、該発電機の回転数低下とともに急激に電圧が下降す
るため、ごく短時間しか持続しないけれども、a接点T
Cが時限復帰すれば接続路55は自動的に開となり、マ
グネット部40を確実に無励磁状態に復帰させる。この
ように、マグネット部40をごく短時間逆励磁すること
により、該マグネット部40の残留磁気で吸引されるは
ずの被吸着材を確実に脱離する。
【0026】 図5および図6は、本発明で用いる油圧
および電気回路の変形例である。図3とほぼ同様の油圧
回路である図5には、作動油を戻り側から供給側へ流す
逆止弁34aを有するバイパス通路34を設け、さらに
供給路A−Cにおいて圧力スイッチ35を設置する。圧
力検出部材である圧力スイッチ35は、他の公知の圧力
検出器で代用してもよい。
【0027】 図6には、マグネット部40と発電機3
6との電気接続路に介在させる回路切換機構70を示
す。回路切換機構70において、端子71と72との間
に、閉路時延リレーTaが介在する接続路73と、開路
時延リレーTbおよび圧力スイッチ35のb接点PSと
リレーTaの時限動作のa接点T1とが直列に介在する
接続路74と、逆接続切換用リレーSおよびリレーTb
の時限復帰のa接点T2が介在する接続路75とを設け
る。また、端子71−43の接続路にはリレーSのb接
点S1、端子72−44にはb接点S2、端子71−4
4には接点S3、端子72−43には接点S4をそ
れぞれ設け、各接点S1,S2,S3,S4は機械的に
連動して作動するスイッチである。
【0028】 リフティングマグネットにおいて、操作
バルブ31を切り換えると、発電機36の始動に先だっ
て圧力スイッチ35が作動し、該圧力スイッチと接続し
たb接点PSが開となる。ついで、発電機36の出力電
圧が上昇して閉路時延リレーTaが励磁され、その設定
時間(例えば約1秒)後にa接点T1を閉にしても、既
に接続路74は開になっている。この結果、開路時延リ
レーTbは無励磁状態であるからa接点T2も開のまま
であり、リレーSは無励磁状態であり、各接点S1,S
2,S3,S4は図示の状態を保ってマグネット部40
を正接続で励磁する。
【0029】 一方、操作バルブ31を図示の位置に切
り換えると、作動油の供給が停止されて発電機36は慣
性回転となり、供給路A−Cの油圧が低下して圧力スイ
ッチ35が復帰してb接点PSを閉にする。a接点T1
は既に閉になっているから、開路時延リレーTbが励磁
されてa接点T2を閉にするため、リレーSを励磁する
ことにより、各接点S1,S2,S3,S4は図示の状
態と逆になってマグネット部40を逆励磁する。
【0030】 マグネット部40の逆励磁状態は、発電
機36の慣性回転下で行われ、該発電機の回転数低下と
ともに急激に電圧が下降するため、ごく短時間しか持続
しないけれども、a接点T2が時限復帰すれば、接続路
75は自動的に開となり、マグネット部40は確実に無
励磁状態に復帰する。このように、マグネット部40を
ごく短時間逆励磁することにより、該マグネット部40
の残留磁気で吸引されるはずの被吸着材を確実に脱離す
る。電圧が大幅に低下すれば、リレーTaが無励磁とな
ってa接点T1が開に復帰する。
【0031】
【発明の効果】本発明に係るリフティングマグネット
は、1対のブラケット部間に発電機と油圧モータとを収
納しているため、装着すべき作業台車に駆動電気供給用
の給電ケーブル、操作切換弁、発電機などの専用設備の
事前取り付けが不要であり、これらの設備の準備がない
通常のバックホーにも装着可能である。このリフティン
グマグネットでは、長い給電ケーブルの架設による作業
台車自体やアームの作動制限というような問題がなく、
ケーブルはブラケット部内に収納されているため、現場
作業中に給電ケーブルの引っ掛け切断や損傷による事故
も発生しない。
【0032】 このリフティングマグネットは、作業台
車に装着する時にブラケット部のオイルコネクタを作業
台車の取付配管と接続するだけでよく、電気接続が全く
不要であるので作業台車への装着と脱離が容易である。
このリフティングマグネットでは、一般に作業台車に搭
載する操作バルブを利用してマグネット部の励磁と消磁
を行うことができ、該作業台車の運転室内から被吸着材
の吸引と脱離による移送作業を容易に実施できる。
【0033】 本発明の消磁方法では、油圧モータへの
作動油の供給が停止されても、発電機はその出力電圧を
徐々に低下しながら回転を続け、この慣性回転中にマグ
ネット部への電気接続路を一時的に反転させて逆励磁を
掛け、金属板などの被吸着材の脱離を迅速に達成する。
このリフティングマグネットで金属板などの被吸着材を
吸引して移送すると、作動油の供給を停止すれば直ちに
マグネット部が逆励磁されて、被吸着材の残留磁気があ
っても直ちに該マグネット部から自動的に落下する。こ
の場合、バルブ操作自体は通常と全く同じであるから、
未熟練運転者でも被吸着材の移送作業を迅速且つ安全に
実施でき、逆励磁を掛ける際に油圧回路に衝撃的な高圧
が作用しないから、設置した油圧機器を長期間故障なく
使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るリフティングマグネットの側面
図である。
【図2】 本発明のリフティングマグネットをバックホ
ーに装着した状態を示す全体側面図である。
【図3】 本発明で用いる油圧回路の説明図である。
【図4】 図3の油圧回路とともに使用する電気回路の
説明図である。
【図5】 本発明で用いる油圧回路の変形例を示す説明
図である。
【図6】 図5の油圧回路とともに使用する電気回路の
説明図である。
【符号の説明】
1 リフティングマグネット 2 マグネット部 3 ブラケット部 4 バックホー 5 励磁用発電機 7 油圧モータ 8 オイルコネクタ 10 取付配管

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マグネット部上方のブラケット部を介し
    て作業台車に装着するリフティングマグネットであっ
    て、マグネット部と電気接続する励磁用の発電機と、該
    発電機を駆動する油圧モータとをブラケット部内に収納
    し、マグネット部と発電機との電気接続路に回路切換機
    構を介在させ、該回路切換機構のリレーまたはスイッチ
    の作動によってマグネット部を励磁または消磁するとと
    もに、前記発電機と油圧モータをマグネット部の上方に
    おいて固着し、油圧モータのオイルコネクタを作業台車
    のアームに取り付けた配管に接続することにより、作業
    台車における操作バルブの開閉によってマグネット部の
    励磁と消磁を行い、操作バルブを閉じて発電機の出力電
    圧が低下していく際にマグネット部に逆励磁を掛ける
    うに構成するリフティングマグネット。
  2. 【請求項2】 マグネット部の上方のブラケット部内に
    おいて、励磁用の小型発電機と、該発電機を駆動する油
    圧モータとを対向配置させ、該発電機と油圧モータとを
    カップリングを介して連結し、さらに油圧モータの油圧
    回路内に作動油の戻り側から供給側への流れのみが可能
    なバイパス通路を設ける請求項1記載のリフティングマ
    グネット。
  3. 【請求項3】 マグネット部と電気接続する励磁用の発
    電機と、該発電機を駆動する油圧モータとを備えるリフ
    ティングマグネットにおいて、前記油圧モータの油圧回
    路内に作動油の戻り側から供給側への流れのみが可能な
    バイパス通路を設けるとともに、マグネット部と発電機
    との電気接続路に電圧検出機構を含む回路切換機構を介
    在させ、油圧モータへの作動油の供給が停止されること
    によって発電機の回転数が低下して出力電圧が下降する
    と直ちに、前記電圧検出機構からの信号によって回路切
    換機構を作動する結果、マグネット部への電気接続路を
    一時的に反転させて逆励磁を掛け、金属板などの被吸着
    材の脱離を迅速に達成するリフティングマグネットの消
    磁方法。
  4. 【請求項4】 マグネット部と電気接続する励磁用の発
    電機と、該発電機を駆動する油圧モータとを備えるリフ
    ティングマグネットにおいて、前記油圧モータの油圧回
    路内に作動油の戻り側から供給側への流れのみが可能な
    バイパス通路と、該供給側において圧力検出部材とを設
    けるとともに、マグネット部と発電機との電気接続路に
    回路切換機構を介在させ、油圧モータへの作動油の供給
    が停止されることによって供給油圧力が低下すると直ち
    に、前記圧力検出部材からの信号によって回路切換機構
    を作動する結果、マグネット部への電気接続路を一時的
    に反転させて逆励磁を掛け、金属板などの被吸着材の脱
    離を迅速に達成するリフティングマグネットの消磁方
    法。
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