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JP2880689B2 - 無縫製二重靴下の編成方法 - Google Patents
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JP2880689B2 - 無縫製二重靴下の編成方法 - Google Patents

無縫製二重靴下の編成方法

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JP2880689B2 JP10540896A JP10540896A JP2880689B2 JP 2880689 B2 JP2880689 B2 JP 2880689B2 JP 10540896 A JP10540896 A JP 10540896A JP 10540896 A JP10540896 A JP 10540896A JP 2880689 B2 JP2880689 B2 JP 2880689B2
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loops
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は横編機で編成される
靴下及びその編成方法に関し、中でも内側靴下部分と外
側靴下部分とが足挿入口部分で連結された状態で編成す
るようにした二重靴下の編成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、保温性を保つために夫々別個に
形成された靴下を内外二重に重ねて履いたりしている。
ところが、こうした別個に形成された靴下を内外二重に
重ねて履くようにしたものでは、一つづつ履かなくては
成らず面倒であることから、内側靴下部分と外側靴下部
分とが足挿入口部分で連結された状態の靴下が知られて
おり、かかる形状の靴下の編成方法としては、例えば登
録実用新案第3014790号公報や特開平5−520
2号公報にしめされるように、内側靴下部分と外側靴下
部分とが足挿入口部分で連結された状態の筒状に形成
し、両先端開口部、即ち、爪先側開口部を縫製により閉
塞するようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記公報に
記載された二重靴下の編成方法では爪先側開口部が縫製
により閉塞されるために、当該部分が硬く成ったり、嵩
張ったりし、これがために着用感を阻害し、商品価値の
低いものに成ってしまうという問題があった。
【0004】加えて、内側靴下部分と外側靴下部分とが
足挿入口部分で連結された状態の筒状に形成する編成の
他に縫製加工を必要とすることから、その分、生産性が
低下してしまうと言う問題もあった。本発明は上記問題
点に鑑み提案されたもので、着用感に優れ、商品価値が
高く尚且つ生産性の高い二重靴下の編成方法を提供でき
るようにすることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にかかる無縫製二重靴下の編成方法は、内側
靴下部分と外側靴下部分とを足挿入口部分で連結された
状態で編成するようにしてなる二重靴下の編成方法にお
いて、前後に対峙させた一対のニードルベッドを備えた
横編機を用い、前後のニードルベッドの編針に亙って編
糸をジグザグに給糸して爪先部分の編み出しを行い、爪
先部分から括れ部分、踵、足首部、ふくはらぎ部分及び
足挿入口を順次編成して内側靴下部分または外側靴下部
分を編成した後、引続き足挿入口からふくはらぎ部分、
足首部、踵、括れ部分及び爪先部分を順次編成して外側
靴下部分または内側靴下部分を編成し、その終端開口部
を閉じて伏せ目処理して編成するようにしたことを特徴
とするものである。
【0006】また、前後のニードルベッドの編針に亙っ
て編糸をジグザグに給糸して爪先部分の編み出しを行
い、爪先部分から編み出された筒状編み地を編成してい
る前後のニードルベッドの両端部のループのうち、少な
くとも一端側のループを一方の編針から他方の編針のル
ープに移して重ね合わせ、当該重ね合わされた二重のル
ープに新たなループを形成することにより筒状編み地の
ループ数を減少させて五本指のつけ根部分の筒状編地か
ら絞られた土踏まず部分の括れを編成し、括れ部分から
踵部分では前後のニードルベッドの両端部のループのう
ち、少なくとも一端側のループを一方の編針から他方の
編針にも掛止させ、この両編針に夫々ループを形成して
ループ数を増やして筒状の内径を拡大した後、足首部分
を編成し、この足首部分では当該筒状編み地を編成して
いる前後のニードルベッドの両端部のループのうち、少
なくとも一端側のループを一方の編針から他方の編針の
ループに移して重ね合わせ、当該重ね合わされた二重の
ループに新たなループを形成することにより筒状編み地
のループ数を減少させて足首部を小径に形成し、ふくら
はぎ部分では前後のニードルベッドの両端部のループの
うち、少なくとも一端側のループを一方の編針から他方
の編針にも掛止させ、この両編針に夫々ループを形成し
てループ数を増やして筒状の内径を拡大してふくらはぎ
部分から足挿入口を形成して内側または外側の靴下部分
を形成するとともに、この内側または外側の靴下部分に
引続き外側または内側の靴下部分を足挿入口からふくら
はぎ部分、足首部、踵、括れ部分及び爪先部分と順次編
成し、靴下編成の終端部となる爪先部分では当該部分の
筒状編地を編成している前後のニードルベッドの編針の
ループを何れか一方のニードルベッドの編針に写して二
重に掛止させ、この二重のループを掛止している編針に
給糸して新たなループを形成し、この新たなループの一
端のループを隣接ループに重ねあわせ、重ねあわされた
ループに新たなループを形成する伏せ目処理を一端側か
ら他端側に向けて順次行なった後、編針から払い落とし
て内側靴下部分と外側靴下部分とを足挿入口部分で連結
された状態の靴下を編成するようにしたことも特徴の1
つである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明の無縫製二重靴下の
編成方法の実施の形態を図面に基づいて説明する。この
実施の形態にかかる無縫製二重靴下は、図1乃至図3に
示すように外側靴下部分と内側靴下部分とを足挿入口部
分で連結された状態の靴下であって、図中符号1はこの
無縫製二重靴下を全体的に示す。
【0008】この指付き靴下1は、指の先端寄り部分か
ら編み出され、五本の指先部分が挿入される一つの有底
筒状に編成された爪先側部分(所謂“五本胴”)2と、
この爪先側部分2から括れを形成した土踏まず部分3
と、踵部分4、足首部分5及びふくらはぎ部分6を経て
足挿入口部分7を形成して形成された外側靴下部分8
と、この外側靴下部分8の足挿入口部分7から略線対称
に、内側靴下部分9の足挿入口部分10と、ふくらはぎ
部分11、足首部分12、踵部分13、土踏まず部分1
4及び爪先側部分15を順次連続して編成してなるもの
である。
【0009】次に、上記無縫製二重靴下1を横編機を用
いて編成する方法の一例を図面に基づいて説明する。先
ず、横編機は図4に示すように、編針20・21を摺動
可能に挿着したニードルベッド22・23をその歯口部
を近接させた状態で側面視において“ハ”の字型で前後
に配設され、各ニードルベッド22・23の上面を摺動
走行するキャリッジ(図示せず)で編針20・21が進
退摺動操作されるとともに、前後のニードルベッド22
・23を相対的に移動(ラッキング)可能にした周知の
構造のものであって、各ニードルベッド22・23には
固定シンカー24・24間に二本の編針20・20a・
21・21aが進退摺動可能に装着されているものが使
用される。
【0010】尚、図5以下の編成コースでは特に断らな
い限り、一方(英小文字を付していない方)の編針を指
す。また、図5以下の編成コース図では図上、下段のア
ルファベットは前側のニードルベッド23の編針を、上
段のアルファベットは後側のニードルベッド22の編針
を夫々示し、前側のニードルベッド23と後側のニード
ルベッド22との位置が略揃っている図5の状態を基準
位置とする。
【0011】図5では前後のニードルベッド22・23
の編針D〜lに亙ってジグザグに給糸して爪先側部分の
編み出し16が行なわれ、図6で前側のニードルベッド
23の編針D〜lに給糸してループを形成した後、後側
のニードルベッド22の編針l〜Dに給糸してループを
形成する。
【0012】爪先側部分の編み出し16が行なわれる
と、図7で前側のニードルベッド23の編針D〜lはル
ープを掛止させた状態で後側のニードルベッド22の編
針D〜lの内、両端の編針D・lには編糸をタックさせ
た状態にし、後側のニードルベッド22の編針E〜kに
給糸してループを形成する。図8で更に、後側のニード
ルベッド22の編針E〜kの内、両端の編針E・kには
編糸をタックさせた状態にし、他の後側のニードルベッ
ド22の編針F〜jに給糸してループを形成する。上記
図7及び図8の編成が繰り返されて図9の爪先部分
になると、図10及び図11の編成コースで示すように
後側のニードルベッド22で編成される編み幅を図12
になるまで徐々に広げてゆくと、後側のニードルベッド
22の編針だけで先細り状の爪先側部分2が形成される
のである。
【0013】図13の前後のニードルベッドの編針D〜
lに周回状に給糸されてループを編成する編成コースが
適宜数くりかえされると、足の土踏まず部分3になる。
この土踏まず部分3では図14で後側のニードルベッド
22の編針lのループを前側のニードルベッド23の編
針lに移して重ね、図15で前側のニードルベッド23
の編針D〜l、後側のニードルベッド22k〜Dに周回
状に給糸して筒状にループを形成すると図13からは1
目ループが減らされた状態になる。
【0014】更に、図16で後側のニードルベッド22
を基準位置から右方に1ピッチ移動(ラッキング)させ
てから前側のニードルベッド23の編針lのループを後
側のニードルベッド22の編針kに移して重ね合わせ、
図17で前側のニードルベッド23の編針D〜k、後側
のニードルベッド22k〜Dに周回状に給糸して筒状に
ループを形成すると図12からはループが更に2目減ら
された状態になる。この図14から図17の編成コース
が適宜繰り返されて足の土踏まず部分3が形成される。
【0015】土踏まず部分3が終了し、踵4部分になる
と、図18で後側のニードルベッド22の編針D〜kは
ループを掛止したままで休止させ、前側のニードルベッ
ド23の編針D・kに給糸をタックさせ、その他の編針
E〜jにループを形成する。また、図19では前側のニ
ードルベッド23の編針E・jに給糸をタックさせ、そ
の他の編針F〜iにループを形成する。こうした図18
及び図19の編成を順次繰り返して前側のニードルベッ
ド23の編針での編幅を狭め、図20の踵4の先端部に
なると、図21で示すように、前側のニードルベッド2
3の編針での編幅を図22になるまで徐々に広げる。す
ると此処に踵4部分が形成されるのである。
【0016】踵4部分が形成されると、図23のよう
に、前後のニードルベッドの編針D〜lに周回状に編糸
が供給されたのち、足首5部分に入る。この足首5部分
では図24で前側のニードルベッド23の編針D・kの
ループを後側のニードルベッド22の編針D・kに移し
てこの後側のニードルベッド22の編針D・kには二重
にループを掛止させた状態にする。
【0017】図25で前側のニードルベッド23の編針
E〜j、後側のニードルベッド22D〜kに周回状に給
糸してループを形成する。
【0018】図26で後側のニードルベッド22を基準
位置から左方に1ピッチラッキングさせてから後側のニ
ードルベッド22の編針kのループを前側のニードルベ
ッド23の編針jに移してこの前側のニードルベッド2
3の編針jにループを掛止させ、図28で後側のニード
ルベッド22を基準位置から右方に1ピッチ(図26か
らは右方へ2ピッチ)ラッキングさせ、後側のニードル
ベッド22の編針Dのループを前側のニードルベッド2
3の編針Eに移し、この編針Eには二重にループを掛止
させた状態にする。
【0019】然る後、図28で後側のニードルベッド2
2を基準位置に戻した後、前後の各ニードルベッドの編
針E〜jに周回状に給糸してループを形成する。こうし
た図24から図28までの編成が適宜繰り返されて小径
の足首5部分が形成される。足首5部分が編成される
と、次にふくらはぎ6部分に入る。このふくらはぎ6部
分では図29で前側のニードルベッド23の編針Eを後
側のニードルベッド22の編針Dにもかけ渡し、前側の
ニードルベッド23の編針jを後側のニードルベッド2
2の編針kにもかけ渡した状態にし、図30で前側のニ
ードルベッド23の編針E〜j、後側のニードルベッド
22の編針D〜kに周回状に給糸してループを形成する
と、図28の状態から筒状編み地のループ数が2目増え
た状態となる。
【0020】また、図31で後側のニードルベッド22
の編針Dを前側のニードルベッド23の編針Dにもかけ
渡し、後側のニードルベッド22の編針kを前側のニー
ドルベッド23の編針kにもかけ渡した状態にし、図3
2で前側のニードルベッド23の編針D〜k、後側のニ
ードルベッド22の編針D〜kに周回状に給糸してルー
プを形成すると、図28の状態から筒状編み地のループ
数が4目増え、筒の径が大きくなった状態となる。こう
した図29から図32までの編成が適宜くりかえされて
筒状の径が漸次大径となるふくらはぎ6部分が形成され
るのである。
【0021】ふくらはぎ6部分が形成された後、外側の
靴下部分8の足挿入口7の編成に入る。この外側の靴下
部分8の足挿入口7はリブ編み(ゴム編み)で形成され
るもので、そのために、先ず、図33で示すように、後
側のニードルベッド22の編針D〜kに掛止させたルー
プはそのままにして休止させ、その側方(図4に置ける
英小文字を付した方)の編針に、前側のニードルベッド
23の編針D〜kに掛止されているループを一つ置きに
目移しする。
【0022】然る後、図34で前側のニードルベッド2
3の編針D・F・H・・と後側のニードルベッド22の
編針E・G・I・・とに亙って給糸してループを形成
し、図35で後側のニードルベッド22の編針E・G・
I・・のループを前側のニードルベッド23の編針E・
G・I・・に戻すと、ここに前側のニードルベッド23
の編針による表編みと、後側のニードルベッド22の編
針による裏編みとで筒状の片面にリブ編みが形成される
のである。図36では前側のニードルベッド23の編針
D〜kに掛止させたループはそのままにして休止させ、
その側方(図4に置ける英小文字を付した方)の編針
に、後側のニードルベッド22の編針D〜kに掛止され
ているループを一つ置きに目移しする。
【0023】そして、図37で後側のニードルベッド2
2の編針D・F・H・・と前側のニードルベッド23の
編針E・G・I・・とに亙って給糸してループを形成
し、図38で前側のニードルベッド23の編針E・G・
I・・のループを後側のニードルベッド22の編針E・
G・I・・に戻すと、ここに前側のニードルベッド23
の編針による裏編みと、後側のニードルベッド22の編
針による表編みとで筒状の片面にリブ編みが形成される
のである。
【0024】上記図33から図38までの編成が適宜く
りかえされて内側の靴下部分8の足挿入口7が形成され
ると、外側の靴下部分8の編成が終了するが、後続の内
側の靴下9部分とを峻別し、折り返し易くするために図
39で筒状の編み地に所定回数周回状に平編み部分を設
ける。この平編み部分は後続の内側の靴下部分9との折
り返しラインとなる。
【0025】外側の靴下部分8に続いて連続的に編成さ
れる内側の靴下部分9は、まず、上記の内側の靴下部分
8とは逆方向、即ち足挿入口10から編まれ、爪先部分
15が編み終わりとなる。
【0026】この内側の靴下部分9の各部分の編成は外
側の靴下部分8の編成と略同様に行なわれる。即ち、図
40から図45は外側の靴下部分8の図33から図38
の編成に対応するもので、かかる編成でリブ編みが形成
される。図46から図51までの編成はふくらはぎ11
部分を足挿入口10側から足首12部分に向けての編成
のために筒状編み地の径が徐々に縮小されていく編成コ
ースであって、図23から図28で説明したのと同様に
編成される。
【0027】図52から図55は足首12部分で絞られ
た筒状編み地の径を踵13部分を形成するために、一旦
広げる編成コースであって、図29から図32の編成に
対応する。図56から図62は踵13部分を編成するも
のであって、上記図18から図23で説明した編成と略
同様の編成で踵13部分が形成されるのである。
【0028】図63から図66は土踏まず14部分の編
成であって、図14から図17と同様の編成で土踏まず
14部分が形成される。
【0029】図67から図70は土踏まず14部分のた
めに小径に成った筒状編み地を五本の指の付け根部分
(五本胴)が入るように、図29から図32と同様にし
てループが増やされる。図71から図78は先細りの爪
先部分の編成コースであって、上記図6から図13に対
応し、爪先部分15が編成された後は、図79で後側の
ニードルベッド22の編針D〜lのループを前側のニー
ドルベッド23の編針D〜lに移して前側のニードルベ
ッド23の編針D〜lには二重にループを掛止させて状
態にする。
【0030】そして、図80で二重にループを掛止した
前側のニードルベッド23の編針D〜lに給糸して新た
なループを形成する。
【0031】図81で前側のニードルベッド23の編針
lのループを後側のニードルベッド22の編針lに移
し、図82で後側のニードルベッド22を左方に1ピッ
チラッキングさせてから、後側のニードルベッド22の
編針lのループを前側のニードルベッド23の編針kに
移してこの編針kに二重にループを掛止させる。そし
て、図83で前側のニードルベッド23の編針kに給糸
してループを形成すると、図80における前側のニード
ルベッド23の編針lのループが伏せ目された状態とな
る。
【0032】更に、図84で前側のニードルベッド23
の編針kのループを後側のニードルベッド22の編針k
に移し、図85で後側のニードルベッド22を左方に1
ピッチラッキングさせてから、後側のニードルベッド2
2の編針kのループを前側のニードルベッド23の編針
jに移してこの編針kに二重にループを掛止させる。そ
して、図86で前側のニードルベッド23の編針jに給
糸してループを形成すると、図80における前側のニー
ドルベッド23の編針jのループが伏せ目された状態と
なる。
【0033】上記の伏せ目処理が順次繰り返され、図8
7及び図88を経て図89のように前側のニードルベッ
ド23の編針Dの1目になると、図90及び図91で示
すようにこの編針Dにループを数回形成された後、編針
Dからループが払い落とされ無縫製の二重靴下が完成す
るのである。
【0034】上記のようにして形成された無縫製の二重
靴下は図2に示すように内側の靴下部分を外方に押し込
んで反転させ、または反転させながら足に履くと、図3
のように二重靴下として履くことができるのである。
尚、図1中符号19で示すように、外側若しくは内側な
いしは双方の靴下部分にスリットを形成してもよく、こ
うした場合には、このスリット部分から懐炉を入れた
り、例えば特公平6−94620号に示される様に、こ
のスリットより反対側の靴下部分を引出し、踵及び足の
底部にあたる位置に遠赤外線加工を施した非通気性シー
トを付着させて固定したり、塩化ビニル系の樹脂を塗着
乃至は装着したりすると、通気性が遮断され、保温と乾
燥を防いで快適な靴下にすることができるのである。
【0035】加えて、上記実施の形態では内外の両靴下
部分を指無しのソックス形状にしてあるが、これを少な
くとも内側の靴下部分を足袋のような2つの指袋のもの
にしたり、またはそれ以上の例えば5本指の形状にする
ことができるのは勿論である。更に、内外の両靴下部分
を夫々色糸を代えたり、素材(例えばウール、シルク、
コットン等)を変更させるようにすることもできる。こ
の場合には、リバーシブルの靴下として季節や雰囲気に
合わせて履き替えることができるのである。
【0036】
【発明の効果】本発明は以上に説明したように、内側靴
下部分と外側靴下部分とを足挿入口部分で連結された状
態で編成するようにしてなる二重靴下の編成方法におい
て、爪先部分の編み出しを行い、五本の指が挿入される
部分の筒状編地から減らし目によりループ数を減らして
土踏まず部分の括れを編成し、括れ部分から踵、足首部
分、ふくらはぎ部分を経て足挿入口を形成して内側また
は外側の靴下部分を形成するとともに、この内側または
外側の靴下部分に引続き外側または内側の靴下部分を足
挿入口からふくらはぎ部分、足首部、踵、括れ部分及び
爪先部分と順次編成し、靴下編成の終端部となる爪先部
分のループを一端側から他端側に向けて順次処理して無
縫製の二重靴下を編成するようにしてある。
【0037】これにより、靴下の編み出しから完成に至
るまでを一連に行なえ、縫製加工をなくせるので、従来
のように両端部またはその近傍に形成される硬い縫着部
分がなく、全体として柔軟で着用感のよい、商品価値の
高い無縫製の二重靴下を生産することができると言う利
点がある。
【0038】更に、靴下の編み出しから完成に至るまで
を一連に行なえるので、従来のように内側靴下部分と外
側靴下部分とが足挿入口部分で連結された状態の筒状に
形成する編成の他に縫製加工を必要とせず、その分、生
産性を大幅に向上させ、製造コストも低減することがで
きるという利点もある。
【0039】加えて、本願発明の無縫製の二重靴下のよ
うに、内側靴下部分と外側靴下部分とが足挿入口部分で
連結された状態の筒状に形成すると、洗濯時には内側靴
下部分を引き出した状態にして洗濯でき、隅々まで綺麗
に洗濯できるとともに、風通しも良くなることから乾燥
も早く、常時清潔な靴下にすることができるという利点
もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】は無縫製の二重靴下の全体斜視図である。
【図2】は内側の靴下部分を外側の靴下部分に挿入して
二重靴下を形成する段階の斜視図である。
【図3】は無縫製の二重靴下を着用した状態の断面図で
ある。
【図4】は無縫製の二重靴下の編成に使用する横編機の
ニードルベッド部分の一部切欠き平面図である。
【図5】は無縫製の二重靴下の編み出しを行なう編成コ
ース図である。
【図6】は外側靴下部分の爪先部分の周回編成コース図
である。
【図7】は外側靴下部分の爪先部分の編成コース図であ
る。
【図8】は外側靴下部分の爪先部分の編成コース図であ
る。
【図9】は外側靴下部分の爪先部分の編成コース図であ
る。
【図10】は外側靴下部分の爪先部分の編成コース図で
ある。
【図11】は外側靴下部分の爪先部分の編成コース図で
ある。
【図12】は外側靴下部分の爪先部分の編成コース図で
ある。
【図13】は外側靴下部分の爪先部分の周回編成コース
図である。
【図14】は外側靴下部分の土踏まずの編成コース図で
ある。
【図15】は外側靴下部分の土踏まずを編成する周回編
成コース図である。
【図16】は外側靴下部分の土踏まずを編成する編成コ
ース図である。
【図17】は外側靴下部分の土踏まずを編成する周回編
成コース図である。
【図18】は外側靴下部分の踵を編成する編成コース図
である。
【図19】は外側靴下部分の踵を編成する編成コース図
である。
【図20】は外側靴下部分の踵を編成する編成コース図
である。
【図21】は外側靴下部分の踵を編成する編成コース図
である。
【図22】は外側靴下部分の踵を編成する編成コース図
である。
【図23】は外側靴下部分の踵を編成する周回編成コー
ス図である。
【図24】は外側靴下部分の足首を形成するための編成
コース図である。
【図25】は外側靴下部分の足首を形成するための周回
編成コース図である。
【図26】は外側靴下部分の足首を形成するための編成
コース図である。
【図27】は外側靴下部分の足首を形成するための編成
コース図である。
【図28】は外側靴下部分の足首を形成するための周回
編成コース図である。
【図29】は外側靴下部分のふくらはぎを形成するため
の編成コース図である。
【図30】は外側靴下部分のふくらはぎを形成するため
の周回編成コース図である。
【図31】は外側靴下部分のふくらはぎを形成するため
の編成コース図である。
【図32】は外側靴下部分のふくらはぎを形成するため
の周回編成コース図である。
【図33】は外側靴下部分の足挿入口を形成するための
編成コース図である。
【図34】は外側靴下部分の足挿入口を形成するための
編成コース図である。
【図35】は外側靴下部分の足挿入口を形成するための
編成コース図である。
【図36】は外側靴下部分の足挿入口を形成するための
編成コース図である。
【図37】は外側靴下部分の足挿入口を形成するための
編成コース図である。
【図38】は外側靴下部分の足挿入口を形成するための
編成コース図である。
【図39】は折り返しラインを形成するための周回編成
コース図である。
【図40】は内側靴下部分の足挿入口を形成するための
編成コース図である。
【図41】は内側靴下部分の足挿入口を形成するための
編成コース図である。
【図42】は内側靴下部分の足挿入口を形成するための
編成コース図である。
【図43】は内側靴下部分の足挿入口を形成するための
編成コース図である。
【図44】は内側靴下部分の足挿入口を形成するための
編成コース図である。
【図45】は内側靴下部分の足挿入口を形成するための
編成コース図である。
【図46】は内側靴下部分のふくらはぎを形成するため
の周回編成コース図である。
【図47】は内側靴下部分のふくらはぎを形成するため
の編成コース図である。
【図48】は内側靴下部分のふくらはぎを形成するため
の周回編成コース図である。
【図49】は内側靴下部分のふくらはぎを形成するため
の編成コース図である。
【図50】は内側靴下部分のふくらはぎを形成するため
の周回編成コース図である。
【図51】は内側靴下部分のふくらはぎを形成するため
の周回編成コース図である。
【図52】は内側靴下部分の足首を形成するための編成
コース図である。
【図53】は内側靴下部分の足首を形成するための周回
編成コース図である。
【図54】は内側靴下部分の足首を形成するための編成
コース図である。
【図55】は内側靴下部分の足首を形成するための周回
編成コース図である。
【図56】は内側靴下部分の踵を編成する編成コース図
である。
【図57】は内側靴下部分の踵を編成する編成コース図
である。
【図58】は内側靴下部分の踵を編成する編成コース図
である。
【図59】は内側靴下部分の踵を編成する編成コース図
である。
【図60】は内側靴下部分の踵を編成する編成コース図
である。
【図61】は内側靴下部分の踵を編成する周回編成コー
ス図である。
【図62】は内側靴下部分の踵を編成する周回編成コー
ス図である。
【図63】は内側靴下部分の土踏まずの編成コース図で
ある。
【図64】は内側靴下部分の土踏まずを編成する周回編
成コース図である。
【図65】は内側靴下部分の土踏まずを編成する編成コ
ース図である。
【図66】は内側靴下部分の土踏まずを編成する周回編
成コース図である。
【図67】は内側靴下部分の土踏まずから爪先に至る部
分の編成コース図である。
【図68】は内側靴下部分の土踏まずから爪先に至る部
分の周回編成コース図である。
【図69】は内側靴下部分の土踏まずから爪先に至る部
分の編成コース図である。
【図70】は内側靴下部分の土踏まずから爪先に至る部
分の周回編成コース図である。
【図71】は内側靴下部分の土踏まずから爪先に至る部
分の周回編成コース図である。
【図72】は内側靴下部分の爪先部分の編成コース図で
ある。
【図73】は内側靴下部分の爪先部分の編成コース図で
ある。
【図74】は内側靴下部分の爪先部分の編成コース図で
ある。
【図75】は内側靴下部分の爪先部分の編成コース図で
ある。
【図76】は内側靴下部分の爪先部分の編成コース図で
ある。
【図77】は内側靴下部分の爪先部分の編成コース図で
ある。
【図78】は内側靴下部分の爪先部分の編成コース図で
ある。
【図79】は内側靴下部分の爪先部分の伏せ目処理の編
成コース図である。
【図80】は内側靴下部分の爪先部分の伏せ目処理の編
成コース図である。
【図81】は内側靴下部分の爪先部分の伏せ目処理の編
成コース図である。
【図82】は内側靴下部分の爪先部分の伏せ目処理の編
成コース図である。
【図83】は内側靴下部分の爪先部分の伏せ目処理の編
成コース図である。
【図84】は内側靴下部分の爪先部分の伏せ目処理の編
成コース図である。
【図85】は内側靴下部分の爪先部分の伏せ目処理の編
成コース図である。
【図86】は内側靴下部分の爪先部分の伏せ目処理の編
成コース図である。
【図87】は内側靴下部分の爪先部分の伏せ目処理の編
成コース図である。
【図88】は内側靴下部分の爪先部分の伏せ目処理の編
成コース図である。
【図89】は内側靴下部分の爪先部分の伏せ目処理の編
成コース図である。
【図90】は内側靴下部分の爪先部分の伏せ目処理の編
成コース図である。
【図91】は内側靴下部分の爪先部分の伏せ目処理の編
成コース図である。
【符号の説明】
1・・・無縫製の二重靴下 2・15・・・爪先側部分 3・14・・・土踏まず 4・13・・・踵 5・12・・・足首 6・11・・・ふくらはぎ 7・10・・・足挿入口 8・・・外側靴下部分 9・・・内側靴下部分

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内側靴下部分と外側靴下部分とを足挿入口
    部分で連結された状態で編成するようにしてなる二重靴
    下の編成方法において、前後に対峙させた一対のニード
    ルベッドを備えた横編機を用い、前後のニードルベッド
    の編針に亙って編糸をジグザグに給糸して爪先部分の編
    み出しを行い、爪先部分から括れ部分、踵、足首部、ふ
    くはらぎ部分及び足挿入口を順次編成して内側靴下部分
    または外側靴下部分を編成した後、引続き足挿入口から
    ふくはらぎ部分、足首部、踵、括れ部分及び爪先部分を
    順次編成して外側靴下部分または内側靴下部分を編成
    し、その終端開口部を閉じて伏せ目処理して編成するよ
    うにしたことを特徴とする無縫製二重靴下の編成方法。
  2. 【請求項2】前後のニードルベッドの編針に亙って編糸
    をジグザグに給糸して爪先部分の編み出しを行い、爪先
    部分から編み出された筒状編み地を編成している前後の
    ニードルベッドの両端部のループのうち、少なくとも一
    端側のループを一方の編針から他方の編針のループに移
    して重ね合わせ、当該重ね合わされた二重のループに新
    たなループを形成することにより筒状編み地のループ数
    を減少させて五本指のつけ根部分の筒状編地から絞られ
    た土踏まず部分の括れを編成し、括れ部分から踵部分で
    は前後のニードルベッドの両端部のループのうち、少な
    くとも一端側のループを一方の編針から他方の編針にも
    掛止させ、この両編針に夫々ループを形成してループ数
    を増やして筒状の内径を拡大した後、足首部分を編成
    し、この足首部分では当該筒状編み地を編成している前
    後のニードルベッドの両端部のループのうち、少なくと
    も一端側のループを一方の編針から他方の編針のループ
    に移して重ね合わせ、当該重ね合わされた二重のループ
    に新たなループを形成することにより筒状編み地のルー
    プ数を減少させて足首部を小径に形成し、ふくらはぎ部
    分では前後のニードルベッドの両端部のループのうち、
    少なくとも一端側のループを一方の編針から他方の編針
    にも掛止させ、この両編針に夫々ループを形成してルー
    プ数を増やして筒状の内径を拡大してふくらはぎ部分か
    ら足挿入口を形成して内側または外側の靴下部分を形成
    するとともに、この内側または外側の靴下部分に引続き
    外側または内側の靴下部分を足挿入口からふくらはぎ部
    分、足首部、踵、括れ部分及び爪先部分と順次編成し、
    靴下編成の終端部となる爪先部分では当該部分の筒状編
    地を編成している前後のニードルベッドの編針のループ
    を何れか一方のニードルベッドの編針に写して二重に掛
    止させ、この二重のループを掛止している編針に給糸し
    て新たなループを形成し、この新たなループの一端のル
    ープを隣接ループに重ねあわせ、重ねあわされたループ
    に新たなループを形成する伏せ目処理を一端側から他端
    側に向けて順次行なった後、編針から払い落として内側
    靴下部分と外側靴下部分とを足挿入口部分で連結された
    状態の靴下を編成するようにしたことを特徴とする請求
    項1に記載の無縫製二重靴下の編成方法。
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