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JP2880977B2 - 機器筐体構造 - Google Patents
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機器筐体構造

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JP2880977B2
JP2880977B2 JP12655297A JP12655297A JP2880977B2 JP 2880977 B2 JP2880977 B2 JP 2880977B2 JP 12655297 A JP12655297 A JP 12655297A JP 12655297 A JP12655297 A JP 12655297A JP 2880977 B2 JP2880977 B2 JP 2880977B2
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housing
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基地局通信装置等
における機器筐体の構造に係り、さらに詳しくは、複数
台の機器筐体を小スペースに集約して設置する機器筐体
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】基地局通信装置の外殻ケースを形成する
筐体の形状は、一般的には長方体や立方体の箱形であ
る。通常、基地局では、例えば図8(a),(b)に示
すように、同種または異種の複数台の通信装置1の機器
筐体2を縦横に並べてレイアウトしている。
【0003】各通信装置1の機器筐体2は、例えば箱形
を上下に数段に仕切り、各段に正面3から、平板状のプ
リント基板、半導体デバイスパッケージまたはボードモ
ジュール等の電子部品5の挿入して実装できるようにな
っている。また、機器筐体2の背面4から、その装置に
必要な電源用や送受信用の各種ケーブル6が導入されて
いる。
【0004】装置の保守点検に備え、左右横並びの機器
筐体2は正面3を前にして設置されるが、前後縦並びの
機器筐体2の場合は前列の背面4に背中合わせ(Back t
o Back)となるように設置される。
【0005】一方、この種装置筐体の配置構造の従来例
として、特開平6−177562号公報に記載のプリン
ト板装置及び遠方監視制御装置がある。
【0006】この装置では、機器筐体が円筒形に形成さ
れたもので、筐体内部に実装されるプリント基板を非平
行な放射状に配列し、各基板ごとにその電気的機能を分
割して、部品が基板の外側に臨むようにして実装してい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来からの
一般的筐体構造例として図8で示した前者の場合、解決
すべき次の問題がある。
【0008】1つは、限られた設置スペースの有効活用
が困難である。すなわち、各機器筐体2の背面4側で電
源用や送受信用の外線ケーブル6を外線接続している。
そのため、配線接続時に作業者がその機器筐体2の背面
4に回り込んで作業する作業スペースを見込む必要があ
る。背面4側にそうした作業目的だけのためにスペース
を設けておくことは、かなりの数の複数台設置の場合
は、非常に大きな作業スペースを見込むことになり、甚
だ不経済である。
【0009】また1つは、作業を容易に行うのに、各機
器筐体2の姿勢向きや位置を自在に変えることができな
い。特に、基地局通信装置や機器においては、背面4側
に回り込むこともできないような場所で作業を行うこと
がある。そうした場合、機器筐体2を手前に引き出し、
その背面4で外線ケーブル6の配線作業を行い、作業終
了後は機器筐体2を元の位置に押し戻している。特に通
信装置1の場合、その機器筐体2は比較的に重量物が多
く、狭所で重量物に対する作業は危険度や作業ロスの面
で不都合である。
【0010】一方、後者の特開平6−177562号公
報に記載された装置の場合、次の解決すべき問題があ
る。
【0011】1つは、実装電子部品であるプリント基板
を非平行で放射状に実装する構造であるから、実装数が
少なく限られ、限られたスペースを十分に活用しきれて
はいない。
【0012】また1つは、基板ごとに電気的機能を分割
しているため、必要に応じてシステムを拡張する場合で
も不可能もしくは困難な場合が多い。
【0013】したがって、本発明の目的は、特に基地局
通信装置の機器筐体に好適であり、限られた小スペース
に多数の装置を設置でき、極端には各装置のレイアウト
が無用であり、しかも各装置の機器筐体に対して容易に
保守点検作業を行うことができる機器筐体構造を提供す
ることにある。
【0014】また、本発明の他の目的は、小スペースに
多数の機器筐体を配置することで、装置間距離を最小限
に抑えて装置間接続ケーブルを最短にし、ケーブルコス
トを低減はもとより、最短ケーブルにより特に基地局通
信装置として無線特性の低下防止に有効な機器筐体構造
を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の機器筐体構造
は、中央に垂直方向に立ち上げた内部中空の固定支柱
を有し、この固定支柱の周りで回転可能な筐体担持プレ
ートを備えたターンテーブルと、前記筐体担持プレート
上に担持され、前記ターンテーブル上に回転自在に支持
されると共に、前記固定支柱に背面部を向け実装部品
を挿脱する正面部を外側に向けて、前記固定支柱の周り
に放射状に配置された複数の機器筐体と、前記機器筐体
の各背面部に前記機器筐体の上下仕切段に対応して形成
され、前記機器筐体で発生した電熱を前記固定支柱の内
部を通って放熱させる排熱ダクトとを備えていることを
特徴としている。
【0016】したがって、係る構成によって、複数の機
器筐体をターンテーブル上で任意の角度方位に位置変更
することにより、各機器筐体に対する保守点検作業を所
望する位置に可変して、実装部品を挿脱する正面部をい
つでも前側にもってくることができる。
【0017】また、複数の機器筐体がターンテーブル上
に放射状に配置された構造であるから、従来のように特
別な配置スペースやレイアウトへの配慮がほぼ無用とな
り、また機器筐体が極近接しているから、装置間ケーブ
ルが最短長さで済み、特に無線局通信機器に採用される
と、通信特性の低下を防止するのに有効である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明による機器筐体構造
の実施の形態として、基地局通信装置用の機器筐体構造
について図面を参照して詳細に説明する。
【0019】図1は、本構造を示す分解斜視図である。
天地方向でいう上下数段に仕切った箱形の4つの機器筐
体10が互い背中合わせに直交する形で、つまり平面か
らみると放射状十字形の一体構造体として組み立てられ
ている。
【0020】4つの機器筐体10は円板状の筐体担持プ
レート11上に担持され、この筐体担持プレート11は
装置基台である円盤状のターンテーブル12上に回転自
在に支持されている。すなわち、ターンテーブル12の
上面に多数の鋼球等を輪環状に連ねたベアリング環13
が設けてあり、このベアリング環13上に筐体担持プレ
ート11が乗って、4つの機器筐体10が360°の全
方位への回転変位により位置可変である。
【0021】ターンテーブル12の上面中心部には、中
空円柱状の支柱14が垂直方向に立ち上げて固定されて
いる。この支柱14から4つの機器筐体10が放射状十
字形で各正面を外側に向けており、筐体担持プレート1
1上に担持されて支柱14を中心に回転する。支柱14
の中空内部14aを利用して、従来例の図8で示された
電源用や送受信用の外線ケーブル6を挿通させて導入し
ている。
【0022】また、ターンテーブル12上において、筐
体担持プレート11の回転は回転ロック機構15によっ
て制止できるようになっている。この回転ロック機構1
5は、ターンテーブル12の上面から飛び出しと引き込
みが可能な係止爪15aを有している。係止爪15aの
飛び出し作動と引っ込み作動は、作業員がロック操作ペ
ダル16を足踏み操作を行うことで行うようになってい
る。係止爪15aに対応する位置の筐体担持プレート1
1にはロック孔11aが切り欠いて設けられ、これに係
止爪15aが係脱することで、4つよりなる機器筐体1
0の位置固定と回転変位を可能にしている。
【0023】回転ロック機構15の係止爪15aは、1
個所設置に限らない。同一円周上に数個を数カ所に設け
ることもできる。筐体担持プレート11側にその係止爪
15aの設置数に対応した数のロック孔11aが設けら
れる。
【0024】また、図2と図3の両図でも明らかなよう
に、4つの機器筐体10の各上端部は固定カバー17で
固定し、その上から天板プレート18で被っている。こ
の上位の天板プレート18と前述の筐体担持プレート1
1を上下固定部材にして、4つの機器筐体10を外側か
らフロントカバー21と化粧カバー22による円柱形の
保護カバー20で被っている。フロントカバー20は透
明質の材質で成形されて4つの機器筐体10の各正面部
を被い、各機器筐体10の内部の動作確認ができるよう
になっている。化粧カバー21は、隣り合う機器筐体1
0同士の間の空間部を外側から被って外観的な体裁を高
めている。
【0025】一方、図4以下の各図に示すように、上記
支柱14の周面に沿ったリング形状で、柱高さの全長に
わたって等間隔に金属製の導電部材30が設けられてい
る。本実施の形態では、このリング状の導電部材30の
複数を、機器筐体10における仕切段数(各仕切段に電
子部品5が実装される)に対応して上下方向へ等間隔に
設けている。これら導電部材30には支柱14の中空内
部に引き回されている電源用や送受信用の外線ケーブル
6に電気的に接続されている。
【0026】図4および図5において、4つの機器筐体
10のそれぞれ背面側で高さ方向に等間隔に導体ブラシ
31が設けられ、支柱14側に設けたリング形状の導電
部材30のそれぞれに対応させている。支柱14側にて
固定の導電部材30に対して機器筐体10と共に回転す
る導体ブラシ31が電気的接触して誘電作用する。それ
により、4つの機器筐体10を360°の全角度方位の
いずれの位置に回転変位させても、電源や送受信用の外
線ケーブル6が絡むことなく、機器筐体10の各々に対
して給電や通電を行う。
【0027】また、図4中の拡大部のように、機器筐体
10の背面部の上下高さ方向に等間隔に断面凸状のガイ
ドリブ32が環状に設けられ、このガイドリブ32に係
合して案内する環状凹溝33が支柱14の外周に沿って
形成されている。これらガイドリブ32と環状凹溝33
との案内構造によって、機器筐体10の各々に設けた導
体ブラシ31の移動が案内される。また、係る案内構造
によって、機器筐体10側の導体ブラシ31が支柱14
側の他の導電部材30との間で短絡が生じるのを防止し
ている。
【0028】また、各機器筐体10の背面部において
は、図5のように、上下仕切段に対応して設けた導体ブ
ラシ31に交互して排熱ダクト34が形成されている。
この排熱ダクト34によって、機器筐体10の各仕切段
に実装されたプリント基板等の電子部品5からの発熱、
そして導体ブラシ31からの発熱を放熱することができ
る。
【0029】図4において示されているように、機器筐
体10の各段に実装されている電子部品5の発生熱を装
置外に放熱するため、上位の電子部品5と下位の電子部
品5との間に位置させて遮蔽板35を設けている。この
遮蔽板35によって電子部品5の発熱が排熱されると
き、支柱14の排熱ダクト34に対応する部分は全周に
わたって骨枠のみの構成になっている。そのため、装置
外への放熱を妨げることなく排気された熱は、機器筐体
10の回転変位位置または配置場所に無関係に支柱14
の中空内部14aを通り、支柱14の上部開口端14b
を排気口にして放熱される。
【0030】また、4つの機器筐体10同士は、互いに
隣り合うものに電線ケーブル36で電気的に接続されて
いる(図7参照)。
【0031】このように、本実施の形態の機器筐体構造
は、作業スペースに苦慮したり、装置前面に必ず臨める
ようにといったレイアウト、例えば袋小路等におけるレ
イアウトを考慮する必要がなくなり、高密度実装が可能
で、無線局など限られた設置スペースを有効に活用でき
る。
【0032】また、機器筐体10の回転変位に係わら
ず、外線ケーブル6や装置間ケーブル36が絡んだり、
発生した電熱を効率的に放熱でき、システムダウンせず
に運用状態ですべての装置の機器筐体10を保守点検で
きる利点がある。
【0033】また、作業者のペダル踏込み操作で、全て
の機器筐体10を任意の位置にロックまたはロック解除
できるので、作業者自身は移動することなく、所望する
保守点検対象の装置の機器筐体10を簡単かつ自在に移
動させることができる。それによって、従来のように重
量物の移動といった危険性もなく、作業を軽減すること
ができる。
【0034】さらには、装置の機器筐体10が隣合わせ
で近接しているので、装置間ケーブル36が最短で済
み、ケーブルコストも激減でき、無線局通信装置用とし
た場合は、無線特性を低下させないといった優れた利点
が得られる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の機器筐体
構造は、複数台の機器筐体を360°全角度方位の任意
の位置に可変でき、必要最小限のスペース、極端には設
置スペースがほとんど無用で設置することができ、しか
も、すべての機器筐体に対して正面前側から保守点検が
容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施の形態の無線局通信装置用の
機器筐体構造を示す分解斜視図である。
【図2】本実施の形態の組立斜視図である。
【図3】本実施の形態の一部分解斜視図である。
【図4】図2のA−A線からの要部断面図である。
【図5】本実施の形態の機器筐体の単体を背後からみた
斜視図である。
【図6】本実施の形態の機器筐体構造において保護カバ
ーの取付態様を示す平面図である。
【図7】本実施の形態の機器筐体構造の平面断面図であ
【図8】(a),(b)は従来の機器筐体構造を示す斜
視図である。
【符号の説明】
5 実装電子部品 6 電源用および送受信用の外線ケーブル 10 機器筐体 11 筐体担持プレート 11a ロック孔 12 ターンテーブル 13 筐体回転用のベアリング環 14 支柱 14b 放熱口 15 回転ロック機構 15a 係止爪 16 ロック操作ペダル 18 天板プレート 20 保護カバー 21 透明なフロントカバー 22 化粧カバー 30 導電部材 31 誘電体ブラシ 32 ガイドリブ 33 リブ案内用の環状凹溝 34 排熱ダクト 35 遮蔽板 36 装置間ケーブル

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央に垂直方向に立ち上げた内部中空の
    固定支柱を有し、この固定支柱の周りで回転可能な筐体
    担持プレートを備えたターンテーブルと、前記筐体担持プレート上に担持され、前記ターンテーブ
    ル上に回転自在に支持されると共に 、前記固定支柱に背
    面部を向け実装部品を挿脱する正面部を外側に向け
    て、前記固定支柱の周りに放射状に配置された複数の機
    器筐体と、前記機器筐体の各背面部に前記機器筐体の上下仕切段に
    対応して形成され、前記機器筐体で発生した電熱を前記
    固定支柱の内部を通って放熱させる排熱ダクトと を備え
    ていることを特徴とする機器筐体構造。
  2. 【請求項2】前記固定支柱の外周に沿って環状に導電部
    材を設けて、この導電部材を前記固定支柱の内部に導入
    した外線ケーブルに電気的に接続し、前記導電部材に対
    応する位置の前記複数の機器筐体のそれぞれ背面部に誘
    電体ブラシを設けて、この誘電体ブラシを介して前記機
    器筐体を前記外線ケーブルに電気的に導通させているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の機器筐体構造。
  3. 【請求項3】前記機器筐体の各々は、前記固定支柱に沿
    って垂直上下方向に数段に仕切られた各段に前記実装部
    品が実装された構造であるとき、それら各段の実装部品
    に対応して前記背面部に前記誘電体ブラシが設けられ、
    この誘電体ブラシに対応する位置の前記固定支柱の外周
    に前記導電部材が支柱高さにわたって設けられているこ
    とを特徴とする請求項2に記載の機器筐体構造。
  4. 【請求項4】前記機器筐体で発生した電熱は、前記固定
    支柱の上部開口端から放熱されることを特徴とする請求
    項1〜3のいずれかに記載の機器筐体構造。
  5. 【請求項5】前記ターンテーブルに、足踏みペダル操作
    により前記筐体担持プレートに係合または離脱する方向
    に可動し、前記筐体担持プレートの回転をロックまたは
    ロッ ク解除する係止爪を有する回転ロック機構を設けた
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の機器
    筐体構造。
  6. 【請求項6】前記機器筐体は、背中合わせに縦置きされ
    た4個が一体構造体として組み立てられていることを特
    徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の機器筐体構
    造。
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