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JP2881150B2 - 自動位置決め加工装置 - Google Patents
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JP2881150B2 - 自動位置決め加工装置 - Google Patents

自動位置決め加工装置

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JP2881150B2
JP2881150B2 JP4266566A JP26656692A JP2881150B2 JP 2881150 B2 JP2881150 B2 JP 2881150B2 JP 4266566 A JP4266566 A JP 4266566A JP 26656692 A JP26656692 A JP 26656692A JP 2881150 B2 JP2881150 B2 JP 2881150B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、不特定な形状をした
木材等の部材に対して、自動的に所定の位置に孔開け等
の加工を施す自動位置決め加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、椎茸の原木に孔を開け、
その透孔に椎茸菌を植え付ける作業のように、長さはほ
ぼ一定であるが、太さや湾曲の仕方等がまちまちである
場合には、機械により画一的に処理出来ないので、人手
によって、先ず原木の所定箇所にドリルで一定深さまで
孔を開け、その孔に、椎茸菌を埋めていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術の場
合、椎茸の原木は一本毎に太さや曲がり具合が異なるの
で、穿孔作業の自動化が出来ず、人手により行ってお
り、生産効率が悪いと言う問題があった。しかも、この
穿孔箇所は原木一本につき多数あるので、この孔開け作
業及び菌を植え付ける作業は、きわめて多くの工数を必
要とし、面倒なものであった。
【0004】この発明は上記従来の技術の問題点に鑑み
て成されたもので、不特定な形状の木材等にも正確に自
動的に所定の位置に加工を施すことが出来る自動位置決
め加工装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、形状が不特
定な被加工部材を保持するクランプ装置と、このクラン
プ装置の所定の位置を中心として少なくとも1又は2点
で被加工部材を挟持する支持部を有し、互いに相反する
方向に各々所定の比で移動可能な一対の取付部材と、こ
の取付部材によって挟持された被加工部材の太さを上記
取付部材の位置により検知する検知手段と、この取付部
材によって挟持された被加工部材を上記クランプ装置の
所定位置に固定させる移動装置とを備えた自動位置決め
加工装置である。さらに、上記クランプ装置は、上記被
加工部材の両端面に食い込む先鋭な突起を有するもので
ある。
【0006】さらに、複数の加工装置と、各加工装置の
両側から加工工具の突出方向に伸び た一対の位置決め部
材と、上記一対の位置決め部材が上記加工工具を中心と
して加工工具の突出方向と直角方向であって互いに反対
方向に等距離直線移動自在に取り付けられた心出し手段
と、上記各加工工具及び心出し手段が取り付けられ、上
記心出し手段の移動方向と平行な方向に上記各加工工具
及び位置決め部材が各々直線移動可能に設けられた保持
部材と、上記位置決め部材を互いに反対方向に移動させ
る駆動装置とを設けた自動位置決め加工装置である。
【0007】また、上記保持部材の他の箇所に、上記各
加工工具に対応して所定の加工又は処理を行う他の加工
装置を設けた自動位置決め加工装置である。
【0008】
【作用】この発明の自動位置決め加工装置は、一対の取
付部材に挟んで保持することにより、形状が不特定な被
加工物を自動的に所定の位置を中心にして正確に保持す
ることが出来るものである。また、一対の位置決め部材
と心出し手段により、形状が不特定の被加工部材の所定
の位置に、自動的に正確に位置決めして加工を施すこと
が出来る様にしたものである。
【0009】
【実施例】以下この発明の一実施例について図面に基づ
いて説明する。この実施例の自動位置決め加工装置は、
図1、図2に示すように、椎茸の原木に孔を開け、その
孔に椎茸菌を入れる装置である。この実施例の自動位置
決め加工装置は、椎茸の原木を載せて長手方向軸の回転
中心を出す一対の取付部材10と、この取付部材10に
より回転中心が出された原木の両端部を保持する一対の
クランプ装置12とを有している。さらに、クランプ装
置12により保持された原木に孔を開ける加工装置であ
る複数のドリル装置14と、各ドリル装置14の両側か
ら加工工具である各ドリル16の突出方向に伸びた各々
一対の位置決め部材18,19が設けられている。この
一対の位置決め部材18,19は、上記ドリル16を中
心としてドリル16の突出方向と直角方向であって互い
に反対方向に移動自在に取り付けられた心出し手段であ
る心出し装置20に取り付けられている。さらに、この
自動位置決め加工装置には、上記各ドリル装置14及び
心出し装置20が取り付けられ、上記心出し装置20の
移動方向と平行な方向に各々移動可能な複数の保持部材
22が各々ドリル装置14に対応して設けられている。
また、上記保持部材の他端部には、椎茸菌が収容された
タンク24と、タンク24内の椎茸菌を原木の孔中に植
え込む植え込み装置26が各々ドリル装置14と対向し
互いに等間隔で設けられている。
【0010】一対の取付部材10は、図3、図4に示す
ように、各々支持部である押え部材30とV字状の挟持
部材32とを有し、原木34を3点ではさむように支持
するものである。押え部材30と挟持部材32とは、各
々ラック36が設けられ垂直方向に移動可能な移動部材
38,40に各々固定されている。移動部材38,40
の各ラック36は、各々同軸に設けられたピニオン4
2,44に歯合している。そして、ピニオン42,44
は一体的に回転し、半径比が1:2に形成されている。
移動部材40には垂直下方に伸びたドグ46が、直接又
は間接的に取り付けられている。ドグ46の先端の移動
経路途中には、光電センサ又は近接センサ等の位置検出
装置48が所定間隔で取り付けられている。
【0011】また、移動部材40は、垂直方向に設けら
れたエアーシリンダ50の作動部52に固定され、垂直
方向に移動可能に設けられ、ピニオン42,44を介し
て移動部材38も移動部材40と互いに反対方向に移動
可能に設けられている。ここで、移動部材38,40の
移動距離は、ピニオン42,44の半径比と同じ1:2
である。これは、原木34を60度に開いた挟持部材3
2と垂直下方に押える押え部材30とにより、常に挟持
中心54に原木の中心が位置するようにしたためであ
る。即ち、60度に開いた挟持部材32上の原木34を
保持する接点から、挟持中心54に向かう線は、鉛直方
向に対して60度傾斜しており、一つの頂角が60度の
直角三角形の60度の頂角をはさんだ短い方の辺と斜辺
との長さの比が1:2であることから、挟持中心54の
位置が変わらないようにするためには、移動部材38,
40を1:2の比で移動させなければならないからであ
る。
【0012】ドリル装置14は、図1、図5に示すよう
に、保持部材22に固定され、水平方向に移動自在に設
けられ、一対の位置決め部材18,19の中心に位置し
ている。一対の位置決め部材18,19を有した心出し
装置20は、図示しないピニオンの両側に各々ラック6
0,61が噛み合っており、ラック60,61に位置決
め部材18,19が各々固定されている。このピニオン
はドリル装置14のドリル16の中心軸上に常時位置す
るように取り付けられ、位置決め部材18,19はこの
ピニオンとラック60,61によって、常にドリル16
の中心軸を中心に、等距離だけ水平方向に互いに反対方
向に移動する。また、位置決め部材18は、エアーシリ
ンダ62の作動部に取り付けられ、垂直方向に上下動可
能に設けられている。さらに、位置決め部材19は、エ
アーシリンダ64の作動部に取り付けられ、水平方向に
駆動され、ラック61及びピニオン42,44を介して
ラック60によって位置決め部材18も、位置決め部材
19と反対方向に等距離だけ駆動される。また、ドリル
装置14も、エア−シリンダ74の作動部に取り付けら
れ、上下動可能に設けられている。
【0013】保持部材22には、ドリル装置14と一定
の間隔で、椎茸菌の植え込み装置26が設けられ、この
植え込み装置26には、タンク24内の椎茸菌を原木に
開けられた孔に打ち込む打ち込み装置66と、打ち込み
装置66を駆動するエアーシリンダ68が設けられてい
る。
【0014】この実施例の自動位置決め加工装置の動作
作用について以下に説明する。先ず、原木34を取付部
材10の挟持部材32に載せ、装置のスタートボタンを
押す。すると、挟持部材32が上昇するとともに、押え
部材30が下降する。この時、上述のように、押え部材
30と挟持部材32の移動距離の比は1:2であるの
で、原木34が押え部材30と挟持部材32とにより挟
まれた位置で、その太さにかかわらず、取付部材10の
所定の中心に原木34の中心が位置する。この時、挟持
部材32が取り付けられた移動部材40の停止した位置
で、ドグ46に設けられた上述の光電センサや近接セン
サ等の位置検出装置48により、原木34の太さが検出
される。この太さは、移動部材40と対面した位置検出
装置48の位置または数により、この位置検出装置48
のドグ46上の位置に対応して段階的に検出される。こ
の後、クランプ装置12の保持位置に原木34を水平移
動させ、クランプ装置12を作動させて、原木34の両
端部を両側から保持する。
【0015】原木34を保持したクランプ装置12は、
図示しない駆動装置によりドリル装置14の下方に水平
移動する。この後、位置決め部材18が下降し、位置決
め部材18,19がエアーシリンダ64により互いに水
平方向に近付き、原木34をはさむ。これにより、各ド
リル16が、各々原木34の所定の位置の中心に位置決
めされる。この時、原木34は途中で湾曲しているが、
保持部材22が水平方向に移動可能なので、原木34の
湾曲に沿って移動し、位置決め部材18,19に挟まれ
た状態で、常時位置決め部材18,19の中間位置にド
リル16が位置する。そして、ドリル16が下降して、
原木34の所定位置にドリル16の数だけ孔を開けて上
昇する。
【0016】そして、クランプ装置12は、原木34を
保持した状態で椎茸菌の植え込み装置26の下方に移動
する。植え込み装置26は、原木に開けられた孔に、タ
ンク24内の椎茸菌を打ち込み装置66によって所定量
植え込む。この後、再びクランプ装置12は、ドリル装
置14の下方に移動する。
【0017】ここで、クランプ装置12は、所定角度回
転するとともに、原木34の表面において、各ドリル1
6間の間隔の約半分の距離だけ、原木34をその軸方向
に移動させる。上記回転角度は、原木34の太さによっ
て定められた角度であり、椎茸菌を植え付ける間隔にな
る。原木34の太さは、上述のように、位置検出装置4
8によって検出され、所定の検出位置に対応した角度だ
け回転させられる。また、原木34を軸方向に移動させ
るのは、植え込まれる椎茸菌どうしの間隔を開けるため
に、千鳥足状に椎茸菌を原木34の表面に植え込むため
である。この後、上記と同様に、位置決め部材18が下
降し、位置決め部材18,19がエアーシリンダ64に
より互いに近付き、原木34をはさむ。そして、ドリル
16により孔開けを行い、再び原木34を植え込み装置
26の下方に移動させ、椎茸菌の植え込みを行う。
【0018】以上の動作を例えば原木34の太さに対応
して4〜10回繰り返して、原木34の表面に所定間隔
で孔を開け、椎茸菌を植え込んだ後、クランプ装置12
の保持動作を解除して、原木34を離す。すると、原木
34は、排出路70を転がり落ちて、取り出し部72に
ストックされる。
【0019】この実施例の自動位置決め加工装置によれ
ば、太さや形状が不特定な椎茸の原木34に対して、自
動的に軸方向の回転中心を出し、さらに太さのランク分
けを行い、ドリル16での孔開けに際しても、自動的に
正確に中心部に向かって孔開けを行うことが出来るもの
である。また椎茸菌の植え込みに際しても、正確にドリ
ル孔に椎茸菌を打ち込むことが出来るものである。
【0020】尚、この発明の自動位置決め加工装置は、
椎茸菌の植え込みに用いる他、木材の皮むき機や、鋼材
の加工前の心だし装置等、被加工部材に所望の加工を施
す装置に利用出来るものであり、加工を行う対象が制限
されるものではない。
【0021】
【発明の効果】この発明の自動位置決め加工装置は、加
工工具の突出方向に伸びた一対の位置決め部材と、上記
一対の位置決め部材が取り付けられた心出し手段と、上
記各加工工具及び心出し手段が取り付けられ上記心出し
手段の移動方向と平行な方向に各々移動可能に設けられ
た保持部材と、上記位置決め部材を互いに反対方向に移
動させる駆動装置とを設け、形状の不特定な加工部材に
対しても自動的に確実な位置決めをすることができ、所
定の位置に正確な加工を施すことが出来るものである。
特に、心出し手段と保持部材とが直線的に平行移動し、
被加工物の心出し及び保持を行ない、その心出し位置で
加工を行なうので、正確な加工が可能である。そして、
人手に頼らざるを得なかった不特定な被加工物に対して
効率よく加工を施すことが出来るものである。
【0022】また、被加工部材を保持するクランプ装置
も、自動的に所定の中心を保持することが出来、被加工
部材を移動させながら加工を行う際にも、正確な加工位
置に加工を施すことが出来るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の自動位置決め加工装置の
内部構造を示す右側面図である。
【図2】この実施例の自動位置決め加工装置の正面図で
ある。
【図3】この実施例の自動位置決め加工装置のクランプ
装置の内部機構を示す正面図である。
【図4】この実施例の自動位置決め加工装置のクランプ
装置の正面図である。
【図5】この実施例の自動位置決め加工装置のドリル装
置の右側面図である。
【符号の説明】
10 取付部材 12 クランプ装置 14 ドリル装置 16 ドリル 18,19 位置決め部材 20 心出し装置 22 保持部材 26 植え込み装置

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 形状が不特定な被加工部材を保持するク
    ランプ装置と、このクランプ装置の所定の位置を中心と
    して少なくとも1又は2点で被加工部材を挟持する支持
    部を有し、互いに相反する方向に各々所定の比で移動可
    能な一対の取付部材と、この取付部材によって挟持され
    た被加工部材の太さを上記取付部材の位置により検知す
    る検知手段と、この取付部材によって挟持された被加工
    部材を上記クランプ装置の所定位置に固定させる移動装
    置と、上記検知手段により検知した被加工物の太さに合
    わせて加工個所を設定して加工を行なう加工装置とを備
    えたことを特徴とする自動位置決め加工装置。
  2. 【請求項2】 上記クランプ装置は、上記被加工部材の
    両端面に食い込む先鋭な突起を有することを特徴とする
    請求項1記載の自動位置決め加工装置。
  3. 【請求項3】 上記加工装置は複数の加工装置からな
    り、各加工装置の両側から加工工具の突出方向に伸びた
    一対の位置決め部材と、上記各一対の位置決め部材が取
    り付けられ、上記加工工具を中心として加工工具の突出
    方向と直角方向であって互いに反対方向に等距離直線移
    動自在に取り付けられた心出し手段と、上記各加工工具
    及び心出し手段が取り付けられ上記心出し手段の移動方
    向と平行な方向に上記各加工工具及び位置決め部材が各
    々直線移動可能に設けられた保持部材と、上記位置決め
    部材を互いに反対方向に移動させる駆動装置とを設けた
    ことを特徴とする請求項1または2記載の自動位置決め
    加工装置。
  4. 【請求項4】 上記各保持部材の他の箇所に、上記各加
    工工具に対応して所定の加工又は処理を行う他の加工装
    置を設けたことを特徴とする請求項3記載の自動位置決
    め加工装置。
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