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JP2884066B2 - すべり軸受 - Google Patents
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JP2884066B2 - すべり軸受 - Google Patents

すべり軸受

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JP2884066B2
JP2884066B2 JP17126096A JP17126096A JP2884066B2 JP 2884066 B2 JP2884066 B2 JP 2884066B2 JP 17126096 A JP17126096 A JP 17126096A JP 17126096 A JP17126096 A JP 17126096A JP 2884066 B2 JP2884066 B2 JP 2884066B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はすべり軸受、特に回
転軸のジャーナルを潤滑剤によって常時潤滑する機能を
備えたすべり軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のすべり軸受として、焼結
金属に潤滑油を含浸させることにより製作された所謂オ
イルレスタイプのすべり軸受が知られている。このもの
は、潤滑油を保持している焼結金属の微細空隙が、回転
軸のジャーナルに接触する内周面で開いている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のすべり軸受によると、その内周面で開いている
上記微細空隙の開口が、上記ジャーナルとその内周面と
の摺動などによって生じる微細な粉塵などによって目詰
まりを起こしやすく、そうしてその開口が目詰まりを起
こすと、回転軸のジャーナルとすべり軸受との摺動部分
が十分に潤滑されなくなるという問題があった。また、
外部から上記摺動部分に侵入した塵芥で上記ジャーナル
などが傷付けられるおそれもあった。
【0004】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、回転軸のジャーナルと内周面との摺動などによって
微細な粉塵が生じたり、外部からそれらの摺動部分に微
細の塵芥が侵入したとしても、回転軸のジャーナルとす
べり軸受との摺動部分の潤滑性がその粉塵によって損な
われることがなく、しかも上記ジャーナルや上記内周面
に傷付きが生じるおそれのないすべり軸受を提供するこ
とを目的とする。
【0005】また、本発明は、上記摺動部分の全体に亘
って必要でかつ十分な量の潤滑剤を効果的に給送するこ
とのできるすべり軸受を提供することを目的とする。
【0006】さらに、本発明は、製作および組立が容易
なすべり軸受を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明のす
べり軸受は、回転軸のジャーナルが摺動回転可能に内嵌
合される軸受本体における上記ジャーナルに接触する内
周面とその外周面との間に潤滑剤貯留空間が設けられ、
その潤滑剤貯留空間に、上記内周面で上記軸受本体の軸
方向にスリット状に開いた開口を有する通孔が連通され
ていると共に、上記空間と上記通孔とに潤滑剤が充填さ
れており、スリット状に開いた上記開口は、上記軸受本
体の周方向での開口幅が、上記内周面における上記軸方
向の中央部に相当する位置から上記内周面の上記軸方向
の端縁に向かって漸次狭まっている、というものであ
る。
【0008】この発明のすべり軸受によると、軸受本体
の内周面で開いている開口が軸受本体の軸方向にスリッ
ト状になっているので、回転軸のジャーナルと上記内周
面との摺動によって微細な粉塵が生じたり、外部からそ
の摺動部分に微細な塵芥が侵入したりしても、それらの
粉塵や塵芥が上記開口から通孔を経て上記空間に入って
そこに閉じ込められるようになるので、粉塵や塵芥によ
って上記開口が目詰まりを起こすおそれがない。そのた
め、潤滑剤貯留空間や通孔に充填されている潤滑剤が上
記開口を通して上記摺動部分に常に正常に給送され、そ
の摺動部分の潤滑性が常に良好に保たれる。また、上記
摺動部分に侵入した粉塵や塵芥がその摺動部分にいつま
でも滞ることがないので上記ジャーナルや上記内周面3
1が粉塵や塵芥によって傷付けられるおそれが少なくな
る。
【0009】また、この発明のすべり軸受によると、上
記開口から上記摺動部分に給送される潤滑剤の量が上記
内周面の上記軸方向の端縁に近い箇所ほど少なくなり、
しかも、上記開口の口縁が軸受本体の軸方向に対して傾
斜した形になるため、上記開 口から上記摺動部分に給送
された潤滑剤の流れが、上記ジャーナルの回転により、
その口縁に沿って上記内周面における上記軸方向の中央
部へ誘導される。これらの現象により、必要でかつ十分
な量の潤滑剤が上記摺動部分の全体に行き渡るようにな
ると共に、潤滑剤が軸受本体の軸方向両端部から外部へ
漏出することが防止される。
【0010】請求項2に係る発明のすべり軸受は、請求
項1に記載のものにおいて、スリット状に開いた上記開
口が上記内周面における上記軸方向の中間部位に形成さ
れ、上記軸方向における上記開口の両側部位に上記内周
面の一部が位置している、というものである。この発明
のすべり軸受によると、上記軸方向での上記開口の端部
が閉じた形状になっているので、その開口の端部の形状
が上記ジャーナルと上記内周面との摺動によって変形し
にくくなり、しかも、軸受本体の軸方向両端部では、上
記ジャーナルの全周が上記内周面によって完全に包み込
まれるので、上記摺動部分の潤滑性が長期に亘って良好
に維持される。
【0011】請求項3に係る発明のすべり軸受は、請求
項1または請求項2に記載のものにおいて、上記通孔
が、上記開口に近い位置ほど上記回転軸の回転方向側に
位置するように傾斜している、というものである。ま
た、請求項4に係る発明のすべり軸受は、請求項1また
は請求項2に記載のものにおいて、上記通孔が、上記開
口に近い位置ほど上記回転軸の回転方向と反対側に位置
するように傾斜している、というものである。
【0012】これらの発明のすべり軸受によると、通孔
の傾斜角度を変化させることによって上記ジャーナルの
回転に伴う潤滑剤の上記摺動部分への給送量が調節され
る。特に、請求項3に係る発明のすべり軸受によると、
潤滑剤の上記摺動部分への給送量が増大するので、回転
軸の高速回転に対処しやすくなる。
【0013】請求項5に係る発明のすべり軸受は、請求
項1または請求項2に記載のものにおいて、上記内周面
における上記軸方向の中央部位に、上記開口と交差して
円環状に延びる潤滑剤流通溝部が形成されている、とい
うものである。この発明のすべり軸受によると、相隣接
する開口の相互間の箇所に対して上記潤滑剤流通溝部か
ら潤滑剤が給送されるようになるので、上記摺動部分の
全周に対して万遍なく潤滑剤が給送される。
【0014】請求項6に係る発明のすべり軸受は、請求
項1または請求項2に記載のものにおいて、上記潤滑剤
貯留空間における上記周方向両側の壁面は、その相互間
隔が上記通孔に近付くほど漸次狭くなるように傾斜して
いる、というものである。この発明のすべり軸受による
と、上記潤滑剤貯留空間に潤滑剤が滞らなくなる。
【0015】請求項7に係る発明のすべり軸受は、請求
項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求
6のいずれかに記載のものにおいて、上記潤滑剤貯留
空間と上記通孔とを備える上記軸受本体が、上記軸方向
で複数の部材に分割されており、分割されたそれぞれの
部材が上記軸方向に結合されている、というものであ
る。
【0016】この発明のすべり軸受は、分割された複数
の部材を結合することによって構成されているので、上
記潤滑剤貯留空間や上記開口を有する上記通孔を形成し
やすくなるので、成形によって製作される合成樹脂製の
すべり軸受けであっても、鋳物などの金属製のすべり軸
受であっても、支障なく容易に製作することが可能にな
る。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の一形態であ
るすべり軸受を一部破断して示した正面図、図2は図1
のII−II線に沿う部分の縦断側面図、図3は図2の
要部の拡大図、図4は変形例による上記すべり軸受を図
1のII−II線に沿う部分の断面で表した縦断側面
図、図5は他の変形例による上記すべり軸受の要部を拡
大した縦断正面図、図6は上記すべり軸受を分解して示
した縦断側面図である。
【0018】図1、図2または図6で判るように、この
すべり軸受は、軸受本体10がその軸方向で2つの部
材、すなわち第1部材1と第2部材2とに分割されてい
て、それらの第1部材1と第2部材2とが上記軸方向に
結合されてなる。具体的には、第1部材1に円環状に環
部11とその環部11に設けられた環状鍔部12とが備
わっており、上記環部11に嵌合された上記第2部材2
が上記第1部材1と結合されている。
【0019】上記軸受本体10には、図示していない回
転軸のジャーナルが摺動回転可能に内嵌合されてそのジ
ャーナルに接触する内周面31が備わっている。また、
この軸受本体10の上記内周面31とその外周面32と
の間におけるその軸受本体10の周方向に等間隔を隔て
た8箇所に空洞でなる潤滑剤貯留空間(以下「空間」と
いう)4が設けられており、この空間4にまっすぐな通
孔5が連通されている。この通孔5は、上記軸受本体1
0の内周面31で開いた開口51を有している。この開
口51は、上記軸受本体10の軸方向に長いスリット状
に開いている。図2に説明的に示したように、この開口
51は、上記内周面31における上記軸方向の中間部位
に形成されているものであって、上記軸方向におけるそ
の開口51の両側部位に上記内周面の一部31a,31
aが位置している。また、上記空間4には、直径が0.
2〜0.3mm程度の小孔でなる空気抜き孔42が連通
している。この空気抜き孔42は、上記空間4にグリー
スなどの潤滑剤を充填するときに空気を逃がす役割を持
っている。
【0020】図例のすべり軸受けにおいて、軸受本体1
0の軸線上から見た上記空間4の形状は図2に隠れ線
(破線)で示したように矩形ないし方形になっている。
そして、図1や図5に示したように、この空間4におけ
る軸受本体10の周方向両側の壁面41,41は、その
相互間隔が上記通孔5に近付くほど漸次狭くなるように
傾斜している。さらに具体的には、それらの壁面41,
41が外側へ張り出すように湾曲した対称面になってい
る。
【0021】図2および図3に示したように、スリット
状に開いた上記開口51は、上記軸受本体10の周方向
での開口幅が、上記内周面31における上記軸方向の中
央部に相当する位置から上記内周面31の上記軸方向の
端縁に向かって漸次狭まっており、その端縁が円弧状の
閉じた形状になっている。言い換えれば、上述したよう
に、この開口51は上記内周面31における上記軸方向
の中間部位に形成されていて、その開口51の両側部位
に上記内周面の一部31a,31aが位置しているの
で、この開口51は軸受本体10の軸方向の端面で開口
していない。
【0022】また、上記内周面31における上記軸方向
の中央部位に、上記開口51と交差して円環状に延びる
潤滑剤流通溝部(以下「環状溝部」という)6が形成さ
れている。
【0023】以上説明した上記空間4と上記開口51を
有する通孔5と上記環状溝部6とは、軸受本体10を分
割することにより形成されている上記第1部材1と上記
第2部材2とに振り分けて対称に設けられている。そし
て、上記空間4と上記通孔5とに潤滑剤(不図示)が充
填されている。潤滑剤としては、グリスを好適に用いる
ことができるほか、ワックスを用いることもできる。グ
リスを潤滑剤として用いると、摩擦による発熱限度や焼
き付き限度を抑える基準値としての限界PV値が非常に
大きくなって高速回転性能が向上する。使用可能な潤滑
剤は、上記内周面31に回転軸のジャーナルを内嵌合し
た場合に上記開口51から無制限に流出しない程度の粘
性や、上記回転軸が回転したときに上記開口51から上
記ジャーナルと上記内周面31との摺動部分に適量の潤
滑剤が万遍なく給送される程度の流動性を備えたものを
好ましく用いることができ、そのような性質を備えてい
れば、固形潤滑剤(パウダーを含む)であっても液体潤
滑剤であってもよい。
【0024】以上説明したすべり軸受によると、軸受本
体10の内周面31で開いている開口51が軸受本体1
0の軸方向に長いスリット状になっているので、回転軸
のジャーナルと上記内周面31との摺動によって微細な
粉塵が生じたり、あるいは、両者の摺動部分に外部から
微細な塵芥が侵入したとしても、それらの粉塵や塵芥
が、上記開口51から通孔5を経て上記空間4に入って
そこに閉じ込められるようになるので、上記開口51が
目詰まりを起こすおそれはなく、また、上記摺動部分に
侵入した粉塵や塵芥によって上記ジャーナルや上記内周
面31が傷付けられるおそれが少なくなる。そのため、
潤滑剤が上記開口51を通して上記摺動部分に常に正常
に給送され、その摺動部分の潤滑性が常に良好に保たれ
ると同時に、上記ジャーナルや上記内周面31の傷付き
による耐用寿命の低下が抑えられる。
【0025】ここで、上記内周面31の直径が8〜10
mmに形成されているすべり軸受けにおいて、上記開口
51を図3のような形状にした場合、その開口51にお
ける上記軸受本体10の周方向での最大開口幅Wを0.
3〜0.7mmにし、円弧状の端縁の半径Rを0.1〜
0.2mmにしておくと、その開口51の目詰まりが起
こらず、しかも、その開口51から上記摺動部分に給送
される潤滑剤の量が上記回転軸の回転速度に見合って適
切に保たれる。しかも、上記軸方向での上記開口51の
端部が閉じた形状になっているので、その開口51の端
部が上記ジャーナルとの摺動によって欠損したり激しい
摩耗を起こしたりすることがなくなり、しかも、軸受本
体10の軸方向両端部では、図1で判るように円形の上
記内周面31によって上記ジャーナルの全周が完全に包
み込まれるので、上記摺動部分の潤滑性が長期に亘って
良好に維持される。
【0026】また、上記開口51を図3のような両端楔
形状にしてあり、その開口51の両側に上記内周面31
の一部31a,31aを残してあるので、その開口51
から上記摺動部分に給送される潤滑剤の量が上記内周面
31の上記軸方向の端縁に近い箇所ほど少なくなる。し
かも、上記開口51の口縁52は軸受本体10の軸方向
(図3の矢符a方向)に対して少し傾斜した形になる。
このため、上記開口51から上記摺動部分に給送された
潤滑剤の流れ(矢符f)が、上記ジャーナルの矢符S方
向の回転により、その口縁52に沿って上記内周面31
における上記軸方向の中央部へ誘導される。これらの現
象により、必要でかつ十分な量の潤滑剤が上記摺動部分
の全体に行き渡るようになる。
【0027】さらに、上記内周面31に上記環状溝部6
が形成されていることにより、上記開口51からその環
状溝部6に入った潤滑剤がその環状溝部6から相隣接す
る上記開口51の相互間の箇所に潤滑剤が給送されるよ
うになるので、上記摺動部分の全周に対して万遍なく潤
滑剤が給送される。
【0028】また、上記空間4の壁面41,41は、そ
の相互間隔が上記通孔5に近付くほど漸次狭くなるよう
に傾斜しているので、上記空間4に潤滑剤が滞らなくな
って潤滑剤の無駄がなくなるという利点がある。
【0029】以上説明したすべり軸受にあっては、第1
部材1と第2部材2に振り分けて設けられている上記空
間4や開口51を有する上記通孔5が、上記内周面31
における上記軸方向の中央部位を挟んで対称に配置され
ているけれども、この点は、図4に示した変形例による
すべり軸受のように、軸受本体10の周方向にそれらの
上記空間4や開口51を有する上記通孔5が位置ずれし
ていても差し支えない。
【0030】図5には、上記通孔5を、上記開口51に
近い位置ほど上記回転軸の回転方向S側に位置するよう
に傾斜させたものを示してある。符号θは上記内周面3
1の半径方向に対する上記通孔5の傾斜角度を示してい
る。このようにしておくと、通孔5の傾斜角度θを変化
させることによって上記ジャーナルの回転に伴う潤滑剤
の上記摺動部分への給送量が調節される。すなわち、上
記傾斜角度θが小さいほど潤滑剤の給送量が少なくな
る。したがって、通孔5を図5の方向に傾斜させておく
と、その通孔5が半径方向に向いているものに比べて潤
滑剤の給送量が増大し、回転軸の高速回転に対処しやす
くなる。このような潤滑剤の給送量調節作用は、上記通
孔5を図5とは反対側へ傾斜させておいても発揮され、
そのようにしておくと、潤滑剤の給送量をきわめて少な
く抑えることができるので、回転軸の低速回転に対処し
やすくなる。
【0031】上記すべり軸受は、合成樹脂成形体、特に
耐熱性、耐薬品性、耐摩耗性に富む合成樹脂成形体によ
って製作することができ、そのような製作方法を採用す
るときに、軸受本体10を第1部材1と第2部材2とに
分割したことがきわめて有益になる。すなわち、上記空
間4や上記通孔5を第1部材1と第2部材2に振り分け
て設けておけば、それらの成形が容易になる。また、合
成樹脂で別々に成形した第1部材1と第2部材2とを結
合する手段としては、高周波溶着法を採用することが望
ましく、そのときには、図6に示したように、第2部材
2の一方の端面の複数箇所に突起21を設けておくと、
溶着時間を短縮できて生産効率が向上する。また、第1
部材1と第2部材2との結合面の気密性を確保する上で
も上記高周波溶着法を採用することが望ましい。
【0032】図7には、図4に示したすべり軸受におけ
る第1部材1の環状鍔部12を省略して構成したすべり
軸受を示してある。同図のすべり軸受において、他の構
成や作用は上述したところと同様であるので、同一部分
に同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0033】上述した実施形態のすべり軸受は、その軸
受本体10が第1部材1と第2部材2とに2分割されて
いるけれども、この点は、軸受本体10をその軸方向で
3つ以上の部材に複数分割してもよい。
【0034】
【発明の効果】本発明のすべり軸受によると、軸受本体
の内周面で開いている開口から回転軸のジャーナルとす
べり軸受との摺動部分に潤滑剤が給送され、しかもその
開口は上記内周面でスリット状に開いているので、その
開口が目詰まりを起こして上記摺動部分の潤滑性が損な
われることがなくなり、その摺動部分の潤滑性が常に良
好に保たれるという卓越した効果が奏される。
【0035】また、本発明のすべり軸受によると、上記
摺動部分の全体に亘って必要でかつ十分な量の潤滑剤を
効果的に給送することのできるようになる。
【0036】さらに、製作および組立が容易なすべり軸
受を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態であるすべり軸受を一部
破断して示した正面図である。
【図2】図1のII−II線に沿う部分の縦断側面図で
ある。
【図3】図2の要部の拡大図である。
【図4】変形例による上記すべり軸受を図1のII−I
I線に沿う部分の断面で表した縦断側面図である。
【図5】他の変形例による上記すべり軸受の要部を拡大
した縦断正面図である。
【図6】上記すべり軸受を分解して示した縦断側面図で
ある。
【図7】他の変形例による上記すべり軸受を図1のII
−II線に沿う部分の断面で表した縦断側面図である。
【符号の説明】
1 第1部材 2 第2部材 4 空間(潤滑剤貯留空間) 5 通孔 6 環状溝部(潤滑剤流通溝部) 10 軸受本体 31 内周面 31a 内周面の一部 32 外周面 41 壁面 51 開口 S 回転軸の回転方向

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸のジャーナルが摺動回転可能に内
    嵌合される軸受本体における上記ジャーナルに接触する
    内周面とその外周面との間に潤滑剤貯留空間が設けら
    れ、その潤滑剤貯留空間に、上記内周面で上記軸受本体
    の軸方向にスリット状に開いた開口を有する通孔が連通
    されていると共に、上記潤滑剤貯留空間と上記通孔とに
    潤滑剤が充填されており、スリット状に開いた上記開口
    は、上記軸受本体の周方向での開口幅が、上記内周面に
    おける上記軸方向の中央部に相当する位置から上記内周
    面の上記軸方向の端縁に向かって漸次狭まっていること
    を特徴とするすべり軸受。
  2. 【請求項2】 スリット状に開いた上記開口が上記内周
    面における上記軸方向の中間部位に形成され、上記軸方
    向における上記開口の両側部位に上記内周面の一部が位
    置している請求項1に記載のすべり軸受。
  3. 【請求項3】 上記通孔が、上記開口に近い位置ほど上
    記回転軸の回転方向側に位置するように傾斜している請
    求項1または請求項2に記載のすべり軸受。
  4. 【請求項4】 上記通孔が、上記開口に近い位置ほど上
    記回転軸の回転方向と反対側に位置するように傾斜して
    いる請求項1または請求項2に記載のすべり軸受。
  5. 【請求項5】 上記内周面における上記軸方向の中央部
    位に、上記開口と交差して円環状に延びる潤滑剤流通溝
    部が形成されている請求項1または請求項2に記載のす
    べり軸受。
  6. 【請求項6】 上記潤滑剤貯留空間における上記周方向
    両側の壁面は、その相互間隔が上記通孔に近付くほど漸
    次狭くなるように傾斜している請求項1または請求項2
    に記載のすべり軸受。
  7. 【請求項7】 上記潤滑剤貯留空間と上記通孔とを備え
    る上記軸受本体が、上記軸方向で複数の部材に分割され
    ており、分割されたそれぞれの部材が上記軸方向に結合
    されている請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、
    請求項5、請求項6のいずれかに記載のすべり軸受。
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