JP2884841B2 - ミシン - Google Patents
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Description
された上糸の端部を捕捉して把持する糸把持手段を備え
たミシンに関する。
時に糸切り装置により切断された上糸の端部を糸把持手
段によって捕捉して把持しておき、縫製開始と共に上糸
の端部を解放するようにしているので、縫い初めの糸足
の長さを短くすることができる。これにより、縫製後の
糸摘み作業を不要にすると共に、糸の不整絡み(いわゆ
る鳥の巣状の糸絡み)の発生を防止している。上記糸把
持手段は、上糸の端部を捕捉する糸把持部材を回動可能
に設けると共に、糸押えばねを回動可能に設け、糸把持
部材及び糸押えばねをソレノイド等によって適宜回動駆
動することにより、糸把持部材が捕捉した上糸の端部を
該糸把持部材と糸押えばねとの間に挟むように構成して
いる。
い終わり時に、糸切り装置を作動させて上糸を切断した
後、続いて、糸把持手段を自動的に作動させて切断され
た上糸の端部を捕捉把持するようにしている。この場
合、何等かの事情で糸把持手段による上糸の把持動作が
失敗することがある。このようなときは、縫製開始前
に、把持が失敗した上糸の端部を操作者の手指により摘
まみ、そして、上糸をある程度の糸量だけ繰り出した状
態で把持し、この把持した状態で縫製を開始するように
している。
縫製開始時に上糸の端部を手指により摘まんで把持する
作業が必要であると共に、縫製後に糸摘み作業を行わな
ければならず、縫製作業がかなり面倒であった。かとい
って、上糸の端部を手指により摘まんで把持するのをや
めるには、糸把持手段に上糸の端部を把持させなければ
ならない。
糸の端部を把持させるためには、ソレノイドを通電駆動
することができないので、糸把持部材及び糸押えばねを
手動操作によって適宜回動させることにより、上糸の端
部を糸把持部材と糸押えばねとの間に挟むようにする。
しかしながら、糸把持部材及び糸押えばねを手動操作に
よって回動させる作業は、非常に面倒であるという問題
点があった。
る上糸の把持動作が失敗した場合に、糸把持手段を再び
作動させることにより該糸把持手段に上糸の端部を容易
に把持させ得て、縫製作業性を向上させることができる
ミシンを提供するにある。また、本発明の他の目的は、
糸把持手段を再び作動させたときに、糸把持手段が縫針
や布押えに衝突して破損することを防止できるミシンを
提供するにある。
り装置により切断された上糸の端部を捕捉して把持する
糸把持手段を備えて成るミシンにおいて、手動操作可能
に設けられた操作スイッチを備えると共に、この操作ス
イッチの操作に基づいて前記糸把持手段を動作させる制
御手段を備えたところに特徴を有する。
上位置でないとき又は布押えが押え位置にないときに
は、糸把持手段を動作させないように規制する安全機能
を有するように構成しても良い。
段を自動的に作動させて上糸の切断端部を捕捉して把持
するときに、何等かの事情で糸把持手段による上糸の把
持動作が失敗する場合がある。このような場合、上記手
段によれば、操作スイッチを手動操作するだけで、糸把
持手段を再び動作させることができ、これにより、糸把
持手段に上糸の端部を容易に把持させ得る。そして、縫
製開始時に上糸の端部を手指により摘まんで把持する作
業等が不要になるから、縫製作業性が向上する。
縫針の停止位置が上位置でないとき又は布押えが押え位
置にないときには、糸把持手段を動作させないように規
制する構成としたので、糸把持手段が縫針や布押えに衝
突して破損することを確実に防止できる。
しながら説明する。まず、図2及び図3において、ミシ
ン本体を構成するミシンアーム部の左端側に設けられた
ミシン頭部1内には、針棒2が上下動可能に設けられて
いる。この針棒2の下端部分はミシン頭部1の下部から
下方へ突出しており、該針棒2の下端部に縫針3が取付
けられている。上記針棒2は、図示しないミシンモータ
により主軸及びクランク機構(いずれも図示しない)等
を介して上下方向へ往復駆動されるように構成されてい
る。
にほぼ平行に配置された状態で上下動可能に設けられて
いる。この布押え棒4の下端に、布押え5が取付けられ
ている。上記布押え棒4は、図示しない押えばねにより
下方へ付勢されており、ミシン頭部1の後面部に回動可
能に設けられた押え上げレバー(図示しない)を手動操
作することにより、上方へ移動されるようになってい
る。また、布押え棒4は、布押え駆動手段である例えば
押え上げソレノイド(図示しない)を通電駆動すること
により、上方へ移動されるように構成されている。
る糸把持装置6が縫針3に対応するように配設されてい
る。この糸把持装置6は、糸供給源から天秤(いずれも
図示しない)を介して導かれ且つ縫針3の目孔に通され
た上糸7の切断端部を捕捉して把持するようになってい
る。以下、上記糸把持装置6について説明する。
は、図5にも示すように、第1の腕部8a及びこの第1
の腕部8aに対して所定角度をなす第2の腕部8bを有
しており、軸9を支点としてその回りに回動可能に設け
られている。第1の腕部8aの右端部にはリンク部材1
0が連結されており、このリンク部材10を介して図示
しないソレノイドにより糸把持レバー8が回動駆動され
るようになっている。第2の腕部8bの右端部には、糸
把持部材11が取付けられており、この糸把持部材11
の先端部に糸掴み部11aが設けられている。
してその回りに回動可能に設けられている。この糸押え
レバー12の右端部にはリンク部材13が連結されてお
り、このリンク部材13を介して図示しないソレノイド
により糸押えレバー12が回動駆動されるようになって
いる。そして、糸押えレバー12と糸把持レバー8との
間には、ねじりコイルばね14が設けられている。この
ねじりコイルばね14により、糸押えレバー12が糸把
持レバー8に対して右回り方向へ付勢されている。
ー12と一体に回動するように設けられており、この糸
押え腕部材14の右端部に糸押えばね15が取付けられ
ている。この糸押えばね15の先端部に糸押え部15a
が設けられており、この糸押え部15aと糸把持部材1
1の糸掴み部11aとの間に、上糸7の端部が挟持され
るように構成されている。また、糸把持装置6が上糸7
を把持していない場合には、図4に示すように、糸把持
部材11及び糸押えばね15が退避位置へ回動されてそ
の位置で停止されている。
ており、この針板の下方には、図示はしないが、上メス
及び下メスを有する糸切り装置が配設されている。この
糸切り装置は、上メス及び下メスを揺動させることによ
って上糸7及び下糸(図示しない)を切断するように構
成されている。また、上記針板の下方には、糸輪捕捉器
である例えばかまが縫針3に同期して動作するように設
けられている。
前面部には、図6に示す操作パネル16が配設されてい
る。この操作パネル16には、運転モードを選択する選
択スイッチ17、糸把持装置6を把持位置から退避位置
へ移動させる機能と糸把持装置6を手動動作させる機能
とを兼用する操作スイッチ18、返し縫いを行うか否か
の設定や返し縫いを行うときの縫い目のステッチ数等の
設定を行うための設定部19及び設定されたステッチ数
等を表示するための表示部20などが設けられている。
御手段である例えば制御回路21は、マイクロコンピュ
ータを含んで構成されており、ミシンの縫製運転全般を
制御するための制御プログラムを記憶している。制御回
路21は、針位置検出手段22、ペダルスイッチ23、
入力スイッチ回路24及び布押え位置検出手段25から
の各信号を受けるようになっている。上記針位置検出手
段22は、主軸に設けられた円板とフォトインタラプタ
(いずれも図示しない)等から構成されており、縫針3
が上位置にあるとき針上信号を出力し、縫針3が下位置
にあるとき針下信号を出力する。
作により前踏み位置、中立位置及び後踏み位置に操作可
能に構成されている。上記ペダルスイッチ23は、前踏
み位置へ操作されたときミシン起動信号を、中立位置へ
操作されたときミシン停止指令信号を、及び後踏み位置
へ操作されたとき糸切り作動信号を出力するようになっ
ている。入力スイッチ回路24は、操作パネル16に設
けられた各種スイッチを有しており、該各種スイッチが
操作されたとき各種信号を出力するようになっている。
布押え位置検出手段25は、フォトインタラプタ等から
構成されており、布押え5が押え位置にあるとき押え位
置検出信号が出力され、布押え5が上方へ移動されたと
きに上位置検出信号を出力する。
動回路26、ブレーキ駆動回路27、糸把持装置駆動回
路28及び布押え駆動回路29へそれぞれ制御信号を与
えるようになっている。上記ミシンモータ駆動回路26
へ制御信号が与えられると、ミシンモータが通電駆動さ
れる。ブレーキ駆動回路27へ制御信号が与えられる
と、ミシンモータが断電されると共に、ミシンモータ内
に設けられた電磁ブレーキが作動されてミシンモータが
制動されて停止されるようになっている。
が与えられると、糸把持レバー8を駆動するためのソレ
ノイド及び糸押えレバー12を駆動するためのソレノイ
ドが適宜通電されて糸把持装置6が作動される。布押え
駆動回路29へ制御信号が与えられると、押え上げソレ
ノイドが通電されて布押え棒4及び布押え5が自動的に
上方へ移動駆動されるようになっている。
明する。図1は、制御回路21に記憶された制御プログ
ラムのうちの糸把持装置6を駆動制御する部分の内容を
概略的に示すフローチャートである。まず、通常の縫製
運転の実行中にペダルスイッチ23が中立位置を経由し
て後踏み位置へ踏込み操作されると、糸切り装置が作動
されて上糸7及び下糸が切断される。続いて、糸把持装
置6が自動的に作動されて切断された上糸7の端部が捕
捉把持される。このとき、何等かの事情で糸把持装置6
による上糸7の把持動作が失敗することがある。この場
合、糸把持装置6の糸把持部材11及び糸押えばね15
は、図3に実線で示すように把持位置に位置している。
この状態で、操作パネル16の操作スイッチ18を手動
操作して糸把持装置6を再び作動させる場合について、
図1に従って述べる。
る状態において、操作者により操作スイッチ18が操作
されると(即ち操作スイッチ18の1回目の操作で)、
ステップS1にて「YES」へ進む。続いて、糸切り動
作が行われた後のミシン停止状態であるから、ステップ
S2にて「YES」へ進み、糸把持装置6を把持位置か
ら図4に示す退避位置へ移動させる(ステップS3,S
4,S5)。具体的には、糸把持装置駆動回路28へ糸
把持装置作動信号を与えて、糸把持レバー8を駆動する
ソレノイド及び糸押えレバー12を駆動するソレノイド
が適宜通電駆動する。
バー12が図4中左回り方向へ回動され、その回動に応
じて糸把持部材11及び糸押えばね15が揺動して退避
位置へ移動するようになる。この後、設定時間ΔTであ
る例えば0.1秒の計時が行なわれる。
持装置6が退避位置へ位置した状態で、操作スイッチ1
8が再び操作されると(即ち操作スイッチ18の2回目
の操作で)、ステップS1にて「NO」へ進むと共にス
テップS6にて「YES」へ進む。続いて、布押え位置
検出手段25からの検出信号に基づいて布押え5が押え
位置に位置しているか否かの判断が行われる(ステップ
S7)。ここで、布押え5が押え位置に位置しているこ
とが検出されると、ステップS7にて「YES」へ進
み、縫針3が上位置に位置しているか否かの判断が行わ
れる(ステップS8)。ここで、縫針3が上位置に位置
していることが検出されると、ステップS8にて「YE
S」へ進み、糸把持装置6を図4に示す退避位置から図
3に示す把持位置へ移動させると共に、この糸把持装置
6を作動させることによって上糸7の端部を捕捉把持す
る(ステップS9,S10,S11)。
把持装置作動信号を与えて、糸把持レバー8を駆動する
ソレノイド及び糸押えレバー12を駆動するソレノイド
が適宜通電駆動する。これにより、糸把持レバー8及び
糸押えレバー12が図4中右回り方向へ回動され、その
回動に応じて糸把持部材11及び糸押えばね15が揺動
して退避位置から把持位置(図3参照)へ移動するよう
になる。そして、この把持位置において、更に糸把持レ
バー8が図3中右回り方向へ回動されると、その回動に
応じて糸把持部材11が2点鎖線で示すように揺動し
て、その糸掴み部11aが上糸7の端部を引っ掛けて捕
捉する。この後、糸把持部材11が元の位置へ戻ると、
捕捉した上糸7の端部が糸把持部材11の糸掴み部11
aと糸押えばね15の糸押え部15aとの間に挟持され
る。この状態で、設定時間ΔTである例えば0.1秒の
計時が行なわれる。
持した状態で、縫製を開始するときは、図5に示すよう
に、糸把持レバー8及び糸押えレバー12を左回り方向
へ回動させる。このとき、糸押えレバー12の回動角度
が糸把持レバー8の回動角度よりも大きくなるように差
動させる。これにより、糸把持部材11の糸掴み部11
aと糸押えばね15の糸押え部15aとの間に挟持され
ていた上糸7の端部が解放される。そして、縫製実行中
は、糸把持レバー8及び糸押えレバー12は、図4に示
す退避位置まで回動してその位置で保持されている。
押え5が押え位置に位置していないことが検出される
と、ステップS7にて「NO」へ進み、糸把持装置6は
退避位置に位置したままで作動しない。また、ステップ
S8において、縫針3が上位置に位置していないことが
検出されると、ステップS8にて「NO」へ進み、糸把
持装置6は退避位置に位置したままで作動しない。
かの事情で糸把持装置6による上糸7の把持動作が失敗
した場合でも、操作パネル16の操作スイッチ18を手
動操作することにより、糸把持装置6を再び作動させて
上糸7の端部を捕捉把持することができる。このため、
従来構成とは異なり、縫製開始時に上糸7の端部を手指
により摘まんで把持する作業等が不要になるから、縫製
作業性を向上することができる。
び作動させる際に、縫針3の停止位置が上位置でないと
き又は布押え5が押え位置にないときには、糸把持装置
6を退避位置に位置させたままにして動作させないよう
に規制する構成としたので、糸把持装置6の糸把持部材
11が縫針3や布押え5に衝突して破損することを確実
に防止できる。
配設することにより、縫製開始前、即ち縫い終り時に糸
切り装置によって上糸7を切断したときに、糸把持装置
6によって上糸7の端部を把持するようにし、縫製開始
と共に上糸7の端部を解放するように構成しているの
で、縫い初めの糸足の長さを短くすることができ、糸摘
み作業を不要にできる。
で、次の効果を得ることができる。
チを手動操作することにより、糸把持手段を動作させて
上糸の切断端部を捕捉して把持する構成としたので、何
等かの事情で糸把持手段による上糸の把持動作が失敗し
た場合であっても、操作スイッチを手動操作するだけ
で、糸把持手段に上糸の端部を容易に把持させ得る。そ
して、この場合、縫製開始時に上糸の端部を手指により
摘まんで把持する作業等が不要になるから、縫製作業性
が向上する。
を再び作動させる際に、縫針の停止位置が上位置でない
とき又は布押えが押え位置にないときには、糸把持手段
を動作させないように規制する構成としたので、糸把持
手段が縫針や布押えに衝突して破損することを確実に防
止できる。
面図
は上糸、11は糸把持部材、15は糸押えばね、16は
操作パネル、18は操作スイッチ、21は制御回路(制
御手段)を示す。
Claims (2)
- 【請求項1】 糸切り装置により切断された上糸の端部
を捕捉して把持する糸把持手段を備えて成るミシンにお
いて、 手動操作可能に設けられた操作スイッチと、この操作ス
イッチの操作に基づいて前記糸把持手段を動作させる制
御手段とを備えたことを特徴とするミシン。 - 【請求項2】 制御手段は、縫針の停止位置が上位置で
ないとき又は布押えが押え位置にないときには、糸把持
手段を動作させないように規制する安全機能を有するこ
とを特徴とする請求項1記載のミシン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22482291A JP2884841B2 (ja) | 1991-08-08 | 1991-08-08 | ミシン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22482291A JP2884841B2 (ja) | 1991-08-08 | 1991-08-08 | ミシン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0542285A JPH0542285A (ja) | 1993-02-23 |
| JP2884841B2 true JP2884841B2 (ja) | 1999-04-19 |
Family
ID=16819744
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22482291A Expired - Fee Related JP2884841B2 (ja) | 1991-08-08 | 1991-08-08 | ミシン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2884841B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| CN113089202B (zh) * | 2021-03-31 | 2024-09-17 | 上海富山精密机械科技有限公司 | 缝纫机、缝纫机收线头装置及其使用方法 |
-
1991
- 1991-08-08 JP JP22482291A patent/JP2884841B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0542285A (ja) | 1993-02-23 |
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