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JP2886004B2 - 塗装ブースにおける塗料循環装置 - Google Patents
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JP2886004B2 - 塗装ブースにおける塗料循環装置 - Google Patents

塗装ブースにおける塗料循環装置

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JP2886004B2
JP2886004B2 JP4262447A JP26244792A JP2886004B2 JP 2886004 B2 JP2886004 B2 JP 2886004B2 JP 4262447 A JP4262447 A JP 4262447A JP 26244792 A JP26244792 A JP 26244792A JP 2886004 B2 JP2886004 B2 JP 2886004B2
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秀樹 足立
則康 鈴木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塗装ブースにおける塗
料循環装置に関する。詳しくは、塗料を塗装室に循環供
給する塗装ブースにおける塗料循環装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の塗装ブースの概略構成を示
す横断面図、図4は塗装ブースに適用される塗料循環装
置の配管図である。
【0003】これらの図において、1はブース本体であ
る。ブース本体1は、長大(例えば全長80〜120
m)なものであり、当該本体1の塗装ゾーンには塗装室
2,給気室3(動圧室4,静圧室5)および排気処理室
8が上下方向に設けられている。
【0004】ここで、塗装室2は、図4中左右方向に伸
延するワーク搬送領域49内を搬送されてくるワーク
(例えば自動車車体)Wを塗装する部屋で、その両側部
および上部には、それぞれ塗装手段としての一方側およ
び他方側塗装機41L,41Rおよび上部塗装機47等
が配設されている。なお、ワーク搬送領域49は、塗装
室2内の両側部に一方側および他方側塗装機41L,4
1Rを配設等する関係上、ブース幅方向中央に設けられ
るのが一般的である。この塗装室2内の各塗装機41
L,41R,47には、塗料循環装置10Aによって塗
料が循環供給される。
【0005】塗料循環装置10Aは、図4に示す如く、
塗料調合室31に色別に設置された所定個数の塗料タン
ク32内の塗料を塗装室2(各塗装機41L,41R,
47)に循環供給するための塗料送り管路11L,11
Rおよび塗料戻し管路15L,15Rと、一方側の各管
路11L,15Lと塗装室2内の塗装機(例えば、41
L,47)とを接続する分枝管18Lと、他方側の各管
路11R,15Rと塗装室2内の塗装機(例えば、41
R)とを接続する分枝管18Rとを含み構成されてい
る。
【0006】上記塗料調合室31とブース本体1とは、
安全対策上、100〜200m程度離れているのが一般
的である。また、塗料送り管路11L,11Rおよび塗
料戻し管路15L,15Rは、それぞれ所定個数の塗料
送り管,塗料戻し管から形成されている。例えば、各塗
装機(41L,41R,47)が50色の塗料を切換え
て吹付可能なものである場合には、色切換数分(すなわ
ち、各50本)の塗料送り管および塗料戻し管が必要と
なる。これら一方側管路(11L,15L)と他方側管
路(11R,15R)との各塗装ブース側部分11a,
15aは、図3に示す如く、塗装室2の外側壁にブラケ
ット等を介して取り付けられるのが一般的である。
【0007】また、塗装ブースの給気室3は、塗装室2
に空気を供給可能に形成されており、動圧室4および静
圧室5を含み構成されている。また、動圧室4と静圧室
5との間には、風速を一定とするために、それぞれスリ
ット6a(又はバグフィルター)を有する仕切板6が介
装されている。また、静圧室5と塗装室2との間には、
除塵等するためにフィルターマット7が介装されてい
る。
【0008】この給気室3に送り込まれ塗装室2内に供
給される空気は、塗装品質の向上および作業環境保全等
を図るために、図示しない空調装置によって所定温度
(例えば20〜30℃)に調温等されているのが一般的
である。なお、図3において、29は、一方側管路(1
1L,15L)と他方側管路(11R,15R)との各
塗装ブース側部分11a,15aと各塗装機(41Lと
47,41R)とを連結するためのレギュレータボック
スである。しかして、塗装室2内のワーク搬送領域49
を搬送されるワークWには、調温された空気が供給され
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した塗
料循環装置10Aにおいては、塗料は温度により粘度が
変化して流量が増減等されるので、各塗装機(41L,
41R,47)に塗料が過剰供給されたり不足したりし
て塗装不良が発生することがある。
【0010】そこで、かかる不都合が生じないように、
塗料温度が一定となるように熱交換器等を用いて調温す
るとともに、塗装室2の外側壁に配設された一方側各管
路(11L,15L)と他方側各管路(11R,15
R)部分をグラスウール等の断熱材39で被覆して保温
することがなされることがある。しかし、上記保温工事
は、何十mの範囲に亙ってなされるものであり、手間が
掛かるとともにコスト高の要因となる。また、両管路
(11Lと15L,11Rと15R)の横方向への出っ
張り量が増加することになり、一層塗装ブース全体が大
型化してしまう。
【0011】そこで、上記欠点を一掃する塗料調温技術
の開発が要請されているが、該開発には他の塗装条件
(給気室3から塗装室2への円滑な空気供給,ワークW
への塗料のボタダレ防止等)を損なわないことが前提と
される。
【0012】本発明の目的は、上記事情に鑑み、塗装室
内への円滑な空気供給および塗料のボタダレ防止確約の
もとに、塗装ブースの小型化およびコスト低減を図りつ
つ塗装室に循環供給される塗料の温度を一定に維持する
ことができる塗装ブースにおける塗料循環装置を提供す
ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る塗装ブース
における塗料循環装置は、上方の給気室から調温された
空気が供給される塗装室に塗料を循環供給するための塗
料送り管路および塗料戻し管路を有する塗装ブースにお
ける塗料循環装置において、塗料送り管路および塗料戻
し管路の各塗装ブース側部分を、給気室内に塗装室内の
ワーク搬送領域と位置ずれするように収容し、該塗料送
り管路および塗料戻し管路の各塗装ブース側部分と塗装
室内の塗装手段とを、送り分枝管路および戻し分枝管路
を介して接続して該塗装手段に塗料を循環供給するよう
に構成したことを特徴とする。
【0014】
【作用】上記構成による本発明では、塗装室(塗装手
段)へは、塗料送り管路および塗料戻し管路ならびに送
り分枝管路および戻し分枝管路を介して塗料が循環供給
される。
【0015】ここで、給気室は塗装室と略同温に温調さ
れているので、各管路の塗装ブース側部分を循環される
うちに塗料は自然に調温される。したがって、塗料調温
用の格別の熱交換器等を備える必要がなくなる。また、
従来の如く各管路にグラスウール等の断熱材を被覆する
必要がなくなり、手間とコストの掛かる保温工事が不要
となる。
【0016】また、1組の塗料送り管路および塗料戻し
管路から、送り分枝管路および戻し分枝管路を利用して
例えば塗装室内の左右両側部に配設される塗装手段に塗
料を循環供給することができ、左右の塗装手段ごとに塗
料送り管路および塗料戻し管路を必要とする従来塗料循
環装置に比し管路が約半分の長さで済み、配管工事が大
幅に減少される。また、両管路の塗装ブース側部分を給
気室に収容するので、従来の如くブース本体の両側壁か
ら出っ張ることがなくなる。
【0017】以上より、塗装ブースの小型化およびコス
ト低減を図りつつ塗装室に供給される塗料の温度を一定
に維持することができる。
【0018】また、塗料送り管路および塗料戻し管路の
各塗装ブース側部分は、給気室に収容されるが、収容位
置が塗装室内のワーク搬送領域と位置ずれされているの
で、ワーク搬送領域を搬送されるワーク(例えば自動車
車体)に対して給気室から供給される空気の流れは各管
路の塗装ブース側部分によって妨げられない。また、万
が一、各管路の塗装ブース側部分から塗料が漏れても、
ワークには塗料が掛からない。これにより、塗装室内へ
の円滑な空気供給および塗料のボタダレ防止を確約する
ことができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明の一実施例を説明するための横断面
図、図2は給気室内に配設された塗料送り管路および塗
料戻し管路と送り分枝管路および戻し分枝管路との位置
関係を説明するための図である。
【0020】本塗装ブースにおける塗料循環装置は、図
示しない塗料調合室の各塗料タンクから塗装ブースの塗
装室2に塗料を循環供給するための塗料送り管路11お
よび塗料戻し管路15を有し、当該各管路11,15の
塗装ブース側部分11a,15aを給気室3内に塗装室
2内のワーク搬送領域49と位置ずれするように収容
し、各管路11,15の塗装ブース側部分11a,15
aと塗装室2内の塗装手段(41L,41R,45L,
45R等)とを、送り分枝管路(21L,21R)およ
び戻し分枝管路(25L,25R)を介して接続して塗
装手段(41L,41R,45L,45R等)に塗料を
循環供給する構成とされている。なお、図3(従来例)
との共通部分については同一の符号を付し、その詳細説
明を省略する。
【0021】具体的には、塗料送り管路11および塗料
戻し管路15の塗装ブース側部分11a,15aは、給
気室3を構成する静圧室5の図1中内側壁5R近傍に取
付部材19を介して配設されている。塗料送り管路11
および塗料戻し管路15は、図2に示す如く、それぞれ
平行配設された所定本数の送り管12および戻し管16
から構成されている。なお、給気室3の静圧室5は、歩
行可能な高さを有するものとされ、その内側壁5Rには
作業者用出入口5Dが設けられている。
【0022】一方、塗装室2内の両側部には、図1に示
す如く、ワーク(自動車車体)Wに塗料を吹付可能な所
定個数の一方側塗装機41Lおよび手吹きの塗装ガン4
5Lならびに他方側塗装機41Rおよび手吹きの塗装ガ
ン45R等が収容されている。
【0023】ここで、塗料送り管路11および塗料戻し
管路15の塗装ブース側部分11a,15aと一方側塗
装機41Lおよび塗装ガン45L等とは、一方送り分枝
管路21Lおよび戻し分枝管路25Lを介して接続され
ており、当該各管路を介して一方側塗装機41Lおよび
塗装ガン45L等に塗料が循環供給される構成とされて
いる。一方送り分枝管路21Lおよび戻し分枝管路25
Lは、図2に示す如く、それぞれ所定個数の送り分枝ホ
ース22Lおよび戻し分枝ホース26Lより形成されて
いる。各分枝ホース22L,26Lは、それぞれ各一端
部が送り管12および戻し管16に接続されており、各
他端部が各一方側塗装機41Lおよび塗装ガン45L等
に接続されている。
【0024】また、塗料送り管路11および塗料戻し管
路15の塗装ブース側部分11a,15aと他方側塗装
機41Rおよび塗装ガン45Rとは、他方送り分枝管路
21Rおよび戻し分枝管路25Rを介して接続されてお
り、当該各管路を介して他方側塗装機41Rおよび塗装
ガン45Rに塗料が循環供給される構成とされている。
他方送り分枝管路21Rおよび戻し分枝管路25Rは、
それぞれ所定個数の送り分枝ホース22Rおよび戻し分
枝ホース26Rより形成されている。各分枝ホース22
R,26Rは、それぞれ各一端部が送り管12および戻
し管16に接続されており、各他端部が各他方側塗装機
41Rおよび塗装ガン45Rに接続されている。なお、
図1中、4Dは動圧室4の出入口である。
【0025】次に作用について説明する。塗装室2内の
一方側塗装機41Lおよび塗装ガン45L等には、塗料
送り管路11および塗料戻し管路15ならびに一方送り
分枝管路21Lおよび戻し分枝管路25Lを介して塗料
が循環供給される。また、他方側塗装機41Rおよび塗
装ガン45Rには、塗料送り管路11および塗料戻し管
路15ならびに他方送り分枝管路21Rおよび戻し分枝
管路25Rを介して塗料が循環供給される。
【0026】ここで、給気室3は塗装室2と略同温に温
調されているので、各管路11,15の塗装ブース側部
分11a,15aを循環されるうちに塗料は自然に調温
される。そのため、塗料調温用の格別の熱交換器等を備
える必要がなくなる。また、従来の如く各管路11,1
5にグラスウール等の断熱材を被覆する必要はなく、手
間とコストの掛かる保温工事が不要となる。
【0027】また、1組の塗料送り管路11および塗料
戻し管路15から送り分枝管路(21L,21R)およ
び戻し分枝管路(25L,25R)を利用して塗装室2
内の一方側および他方側塗装手段(41Lと41R,4
5Lと45R等)に塗料を循環供給することができ、一
方側および他方側塗装手段ごとに塗料送り管路および塗
料戻し管路を必要とする従来塗料循環装置に比し管路が
約半分の長さで済み、配管工事が大幅に減少される。ま
た、各管路11,15の塗装ブース側部分11a,15
aを給気室3に収容するので、従来の如くブース本体1
の両側壁から出っ張ることがなくなる。
【0028】以上より、塗装ブースの小型化およびコス
ト低減を図りつつ塗装室2に供給される塗料の温度を一
定に維持することができる。
【0029】一方、塗料送り管路11および塗料戻し管
路15の各塗装ブース側部分11a,15aは、給気室
3に収容されているが、収容位置が塗装室2内のワーク
搬送領域49と位置ずれされているので、ワーク搬送領
域49を搬送されるワークWに対して給気室3からフィ
ルターマット7を介して供給される調温空気の流れは当
該各管路11,15の塗装ブース側部分11a,15a
によって妨げられない。また、万が一、各管路11,1
5の塗装ブース側部分11a,15aから塗料が漏れて
も、ワークWには塗料が掛からない。これにより、塗装
室2内への円滑な空気供給および塗料のボタダレ防止を
確約することができる。
【0030】また、このように、各管路11,15の塗
装ブース側部分11a,15aが、ブース幅方向中央位
置より偏って収容されているので、当該部分11a,1
5aに妨げられることなくフィルターマット7の敷設作
業等を円滑に行える。
【0031】なお、塗料送り管路11および塗料戻し管
路15は、給気室3に設けられ外部に露出していないの
で、従来のように足場とされてしまうようなことはな
く、無理な荷重が掛かることがなくなる。
【0032】また、給気室3の静圧室5は、歩行可能な
高さを有するので、塗料送り管路11および塗料戻し管
路15等のメンテナンスに便宜である。
【0033】また、各管路11,15を、給気室3の動
圧室4に塗装室2内のワーク搬送領域49より位置ずれ
させて設けることも可能である。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、塗料送り管路および塗
料戻し管路の各塗装ブース側部分を、給気室内に塗装室
内のワーク搬送領域と位置ずれするように収容し、各管
路の塗装ブース側部分と塗装室内の塗装手段とを、送り
分枝管路および戻し分枝管路を介して接続した構成とし
たので、塗装室内への円滑な空気供給および塗料のボタ
ダレ防止確約のもとに塗装ブースの小型化およびコスト
低減を図りつつ塗装室に供給される塗料の温度を一定に
維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を説明するための横断面図であ
る。
【図2】給気室に配設された塗料送り管路および塗料戻
し管路と送り分枝管路および戻し分枝管路との位置関係
を説明するための図である。
【図3】従来の塗装ブースの概略構成を示す横断面図で
ある。
【図4】従来の塗装ブースに適用される塗料循環装置の
配管図である。
【符号の説明】
2 塗装室 3 給気室 11 塗料送り管路 11a 塗料送り管路の塗装ブース側部分 15 塗料戻し管路 15a 塗料戻し管路の塗装ブース側部分 21L 一方送り分枝管路 21R 他方送り分枝管路 25L 一方戻し分枝管路 25R 他方戻し分枝管路 41L 一方側塗装機 41R 他方側塗装機 45L 一方側塗装ガン 45R 他方側塗装ガン 49 ワーク搬送領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−39336(JP,A) 特開 昭60−14964(JP,A) 特開 平5−247202(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B05B 15/00 - 15/12 B05C 11/10 B05C 15/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方の給気室から調温された空気が供給
    される塗装室に塗料を循環供給するための塗料送り管路
    および塗料戻し管路を有する塗装ブースにおける塗料循
    環装置において、 塗料送り管路および塗料戻し管路の各塗装ブース側部分
    を、給気室内に塗装室内のワーク搬送領域と位置ずれす
    るように収容し、 該塗料送り管路および塗料戻し管路の各塗装ブース側部
    分と塗装室内の塗装手段とを、送り分枝管路および戻し
    分枝管路を介して接続して該塗装手段に塗料を循環供給
    するように構成したことを特徴とする塗装ブースにおけ
    る塗料循環装置。
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