JP2889498B2 - 鉄筋間隔保持具 - Google Patents
鉄筋間隔保持具Info
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Landscapes
- Reinforcement Elements For Buildings (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、鉄筋組を成形用型枠
から離間した状態に保持するための鉄筋間隔保持具に関
するものである。
から離間した状態に保持するための鉄筋間隔保持具に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、コンクリート製品に埋設される
鉄筋組を、成形用型枠から浮いた状態で保持する鉄筋間
隔保持具21として図6に示すようなものがある。すな
わち、嵌挿支持部22は円筒状に形成され、横鉄筋に嵌
挿される。間隔保持部23は嵌挿支持部22の先端外周
面に同嵌挿支持部22と直交するように形成された長短
一対の保持腕24からなっている。鉄筋挟持部25は一
方の保持腕24の基端部の両側に、同保持腕24と直交
するように形成された一対の支持腕26を備えている。
支持腕26の基端部上面には柱状をなす挟持片27、2
8がそれぞれ一対ずつ立設されている。
鉄筋組を、成形用型枠から浮いた状態で保持する鉄筋間
隔保持具21として図6に示すようなものがある。すな
わち、嵌挿支持部22は円筒状に形成され、横鉄筋に嵌
挿される。間隔保持部23は嵌挿支持部22の先端外周
面に同嵌挿支持部22と直交するように形成された長短
一対の保持腕24からなっている。鉄筋挟持部25は一
方の保持腕24の基端部の両側に、同保持腕24と直交
するように形成された一対の支持腕26を備えている。
支持腕26の基端部上面には柱状をなす挟持片27、2
8がそれぞれ一対ずつ立設されている。
【0003】前記挟持片27、28は互いに所定間隔離
間して支持腕26から突出形成されるとともに、その外
壁面が円弧状に形成されており、図9(a)に示すよう
に、上面より見て支持腕26の中心線に線対称な外形扇
形をなしている。そして、両挟持片27、28間に縦鉄
筋が当接されることにより、それら挟持片27、28は
同程度外側に撓み、その縦鉄筋を挟持凹部29にて挟持
するようになっている。
間して支持腕26から突出形成されるとともに、その外
壁面が円弧状に形成されており、図9(a)に示すよう
に、上面より見て支持腕26の中心線に線対称な外形扇
形をなしている。そして、両挟持片27、28間に縦鉄
筋が当接されることにより、それら挟持片27、28は
同程度外側に撓み、その縦鉄筋を挟持凹部29にて挟持
するようになっている。
【0004】前記鉄筋間隔保持具21を横鉄筋と縦鉄筋
との交差部において装着することにより、鉄筋組が型枠
内で浮いた状態に保持されるようになっている。図7に
示すように、前記鉄筋間隔保持具21は、固定型32及
び可動型33からなる成形用金型31を用いて射出成形
されている。この鉄筋間隔保持具21における保持腕2
4及び支持腕26の上面を両型32、33間のPL(パ
ーティングライン)面とし、固定型32には挟持片2
7、28を除く形状に対応した成形型34が穿設されて
いる。可動型33には挟持片27、28に対応する位置
に円管状のピン孔35が貫設形成されている。なお、図
示しないが、図7の奥側に他方の挟持片27、28用の
ピン孔が形成されている。
との交差部において装着することにより、鉄筋組が型枠
内で浮いた状態に保持されるようになっている。図7に
示すように、前記鉄筋間隔保持具21は、固定型32及
び可動型33からなる成形用金型31を用いて射出成形
されている。この鉄筋間隔保持具21における保持腕2
4及び支持腕26の上面を両型32、33間のPL(パ
ーティングライン)面とし、固定型32には挟持片2
7、28を除く形状に対応した成形型34が穿設されて
いる。可動型33には挟持片27、28に対応する位置
に円管状のピン孔35が貫設形成されている。なお、図
示しないが、図7の奥側に他方の挟持片27、28用の
ピン孔が形成されている。
【0005】そして、円柱状をなす入れ子ピン36はそ
の先端部に前記対称な挟持片27、28と対応する形状
をなす上面鍵穴形の成形部37が形成され、前記ピン孔
35に挿入配置されている。そして、固定型32と可動
型33を接合し、射出成形した後に可動型33を後退さ
せることにより、押し出しピン38が突出され、入れ子
ピン36の成形部37と挟持部27、28とが無理抜き
されて成形用金型31から鉄筋間隔保持具21が離型さ
れる。なお、図示しないが、他方の挟持片27、28用
の入れ子ピンの成形部形状は入れ子ピン36と対称に表
れ、他方のピン孔に挿入配置される。
の先端部に前記対称な挟持片27、28と対応する形状
をなす上面鍵穴形の成形部37が形成され、前記ピン孔
35に挿入配置されている。そして、固定型32と可動
型33を接合し、射出成形した後に可動型33を後退さ
せることにより、押し出しピン38が突出され、入れ子
ピン36の成形部37と挟持部27、28とが無理抜き
されて成形用金型31から鉄筋間隔保持具21が離型さ
れる。なお、図示しないが、他方の挟持片27、28用
の入れ子ピンの成形部形状は入れ子ピン36と対称に表
れ、他方のピン孔に挿入配置される。
【0006】ところが、前記鉄筋組はその縦鉄筋が前記
のものより細いものが使用される場合がある。これに対
応する鉄筋間隔保持具(図示しない)を得るためには、
縦鉄筋の径が細くなった分だけ可動型33のピン孔35
の位置を嵌挿支持部22側にずらした別個の可動型(図
示しない)を使用し、さらに、入れ子ピン(図示しな
い)の先端形状も成形部37の円形部39の径を前記入
れ子ピン36と比べて縮小した別個の入れ子ピンで対応
しなくてはならず、コスト高となってしまう。
のものより細いものが使用される場合がある。これに対
応する鉄筋間隔保持具(図示しない)を得るためには、
縦鉄筋の径が細くなった分だけ可動型33のピン孔35
の位置を嵌挿支持部22側にずらした別個の可動型(図
示しない)を使用し、さらに、入れ子ピン(図示しな
い)の先端形状も成形部37の円形部39の径を前記入
れ子ピン36と比べて縮小した別個の入れ子ピンで対応
しなくてはならず、コスト高となってしまう。
【0007】従って、従来は、ピン孔35の位置をその
まま利用して、可動型33を共用するために、前記入れ
子ピン36を図8において二点鎖線で示すような成形部
43形状を有する入れ子ピン42と交換して、縦鉄筋が
細い場合に対応する鉄筋間隔保持具41をコストを抑え
て成形していた。すなわち、入れ子ピン42の成形部4
3における円形部44の径は前記入れ子ピン36と比べ
て小さく、なおかつ、成形部44は入れ子ピン36の成
形部37全体を嵌挿支持部22側(図8において左側)
にずらした形状をなすものである。
まま利用して、可動型33を共用するために、前記入れ
子ピン36を図8において二点鎖線で示すような成形部
43形状を有する入れ子ピン42と交換して、縦鉄筋が
細い場合に対応する鉄筋間隔保持具41をコストを抑え
て成形していた。すなわち、入れ子ピン42の成形部4
3における円形部44の径は前記入れ子ピン36と比べ
て小さく、なおかつ、成形部44は入れ子ピン36の成
形部37全体を嵌挿支持部22側(図8において左側)
にずらした形状をなすものである。
【0008】従って、前記入れ子ピン42を用いて得ら
れた細い縦鉄筋に対応する鉄筋間隔保持具41は、図9
(b)に示すような挟持片45、46形状となってい
る。すなわち、一方の挟持片45は入れ子ピン42の成
形部43が全体的に嵌挿支持部22側にずれた分だけ、
鉄筋保持金具21と比較して厚みL2、幅H2共に広く
なり、対応する他方の挟持片46は厚みL3、幅H3共
に狭くなっている。
れた細い縦鉄筋に対応する鉄筋間隔保持具41は、図9
(b)に示すような挟持片45、46形状となってい
る。すなわち、一方の挟持片45は入れ子ピン42の成
形部43が全体的に嵌挿支持部22側にずれた分だけ、
鉄筋保持金具21と比較して厚みL2、幅H2共に広く
なり、対応する他方の挟持片46は厚みL3、幅H3共
に狭くなっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、挟持片4
5、46が前記のような形状であると、厚みL、幅Hが
狭くなった一方の挟持片46においては撓み易くなり、
広くなった挟持片45においては撓み難くなる。つま
り、鉄筋間隔保持具41に縦鉄筋を嵌挿する際に、両挟
持片45、46がバランス良く拡開されず、狭くなった
挟持片46が主として変形される。従って、この挟持片
46の変形量が大きくなって、破損され易くなる等の問
題が発生していた。
5、46が前記のような形状であると、厚みL、幅Hが
狭くなった一方の挟持片46においては撓み易くなり、
広くなった挟持片45においては撓み難くなる。つま
り、鉄筋間隔保持具41に縦鉄筋を嵌挿する際に、両挟
持片45、46がバランス良く拡開されず、狭くなった
挟持片46が主として変形される。従って、この挟持片
46の変形量が大きくなって、破損され易くなる等の問
題が発生していた。
【0010】なお、図示しないが、前記とは逆に縦鉄筋
が太いものに対応する場合には、入れ子ピン42におけ
る成形部43のずれ方向、すなわち、前記挟持片45、
46の太さ関係が逆に構成され、同じく厚みL2、幅H
2が狭くなった側の挟持片45が破損され易くなってい
た。
が太いものに対応する場合には、入れ子ピン42におけ
る成形部43のずれ方向、すなわち、前記挟持片45、
46の太さ関係が逆に構成され、同じく厚みL2、幅H
2が狭くなった側の挟持片45が破損され易くなってい
た。
【0011】本発明は、上記従来技術に存在する問題点
に着目してなされたものであって、その目的は、縦鉄筋
の径が変更された場合においても変更前の鉄筋間隔保持
具と成形用金型を共用してなおかつ、挟持片の強度が低
下されることのない鉄筋間隔保持具を提供することにあ
る。
に着目してなされたものであって、その目的は、縦鉄筋
の径が変更された場合においても変更前の鉄筋間隔保持
具と成形用金型を共用してなおかつ、挟持片の強度が低
下されることのない鉄筋間隔保持具を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、横鉄筋を嵌挿支持する筒状の
嵌挿支持部と、同嵌挿支持部の軸線と交差する方向に一
体成形され、鉄筋組を型枠内で浮いた状態に保持する間
隔保持部と、同間隔保持部の上面に一体に形成され縦鉄
筋を挟持する鉄筋挟持部とからなり、同鉄筋挟持部は、
一対の挟持片により構成されており、さらに、一方の挟
持片の厚みを他方の挟持片の厚みより広くするととも
に、幅を他方の挟持片の幅より狭くした鉄筋間隔保持具
である。
に、請求項1の発明では、横鉄筋を嵌挿支持する筒状の
嵌挿支持部と、同嵌挿支持部の軸線と交差する方向に一
体成形され、鉄筋組を型枠内で浮いた状態に保持する間
隔保持部と、同間隔保持部の上面に一体に形成され縦鉄
筋を挟持する鉄筋挟持部とからなり、同鉄筋挟持部は、
一対の挟持片により構成されており、さらに、一方の挟
持片の厚みを他方の挟持片の厚みより広くするととも
に、幅を他方の挟持片の幅より狭くした鉄筋間隔保持具
である。
【0013】請求項2の発明では、前記一方の挟持片の
厚みと他方の挟持片の幅、及び一方の幅と他方の厚みは
それぞれ略同じ長さである。請求項3の発明では、前記
嵌挿支持部の成形用型枠と当接する側の端部に補強部を
設け、同補強部に成形用型枠に対して点接触する接触部
を形成したものである。
厚みと他方の挟持片の幅、及び一方の幅と他方の厚みは
それぞれ略同じ長さである。請求項3の発明では、前記
嵌挿支持部の成形用型枠と当接する側の端部に補強部を
設け、同補強部に成形用型枠に対して点接触する接触部
を形成したものである。
【0014】
【作用】前記構成の請求項1の発明においては、一方の
挟持片の厚みを他方の挟持片の厚みより広くし、幅を他
方の挟持片より狭くした。つまり、入れ子ピンの変更の
みで、縦鉄筋の径を変更する前の鉄筋組に対応する鉄筋
間隔保持具と成形用金型を共用して、縦鉄筋の径が変更
された分だけ、狭くなった一方の挟持片の厚みに対応し
て、その幅を他方の挟持片の幅より広くしたものであ
る。従って、従来のように一方の挟持片が他方に比べて
厚み、幅共に狭くなることはなく、強度的に弱くなるこ
とを防止できる。
挟持片の厚みを他方の挟持片の厚みより広くし、幅を他
方の挟持片より狭くした。つまり、入れ子ピンの変更の
みで、縦鉄筋の径を変更する前の鉄筋組に対応する鉄筋
間隔保持具と成形用金型を共用して、縦鉄筋の径が変更
された分だけ、狭くなった一方の挟持片の厚みに対応し
て、その幅を他方の挟持片の幅より広くしたものであ
る。従って、従来のように一方の挟持片が他方に比べて
厚み、幅共に狭くなることはなく、強度的に弱くなるこ
とを防止できる。
【0015】請求項2の発明においては、一方の挟持片
の厚みと他方の挟持片の幅及び一方の幅と他方の厚みを
略同一としたことにより、縦鉄筋を鉄筋挟持部に嵌挿す
る際においても、両挟持片の撓み度合いが略同等とな
り、一方に変形量が偏って、破損されることを防止でき
る。
の厚みと他方の挟持片の幅及び一方の幅と他方の厚みを
略同一としたことにより、縦鉄筋を鉄筋挟持部に嵌挿す
る際においても、両挟持片の撓み度合いが略同等とな
り、一方に変形量が偏って、破損されることを防止でき
る。
【0016】請求項3の発明においては、補強部に成形
用型枠に対して点接触する接触部が形成されているた
め、コンクリート製品の表面に嵌挿支持部の端部の露出
がすくなく、同コンクリート製品の外嵌が良好に保て
る。
用型枠に対して点接触する接触部が形成されているた
め、コンクリート製品の表面に嵌挿支持部の端部の露出
がすくなく、同コンクリート製品の外嵌が良好に保て
る。
【0017】
【実施例】以下、この発明を具体化した一実施例を図面
に従って説明する。図4に示すように、本実施例の鉄筋
間隔保持具1は鉄筋組Tに装着された状態で、鉄筋組T
とともにコンクリート製品の成形用型枠K内に配置され
る。鉄筋組Tは図4の紙面裏側から表側方向に直線状に
形成された縦鉄筋T1と、上下方向に直線状に形成され
た横鉄筋T2とが直交するようにして溶接され構成され
ている。この縦鉄筋T1は図6に示す鉄筋間隔保持具2
1が対応する縦鉄筋より細いものである。そして、鉄筋
間隔保持具1は鉄筋組Tの最下段において縦鉄筋T1と
横鉄筋T2との交差部に装着される。
に従って説明する。図4に示すように、本実施例の鉄筋
間隔保持具1は鉄筋組Tに装着された状態で、鉄筋組T
とともにコンクリート製品の成形用型枠K内に配置され
る。鉄筋組Tは図4の紙面裏側から表側方向に直線状に
形成された縦鉄筋T1と、上下方向に直線状に形成され
た横鉄筋T2とが直交するようにして溶接され構成され
ている。この縦鉄筋T1は図6に示す鉄筋間隔保持具2
1が対応する縦鉄筋より細いものである。そして、鉄筋
間隔保持具1は鉄筋組Tの最下段において縦鉄筋T1と
横鉄筋T2との交差部に装着される。
【0018】図1に示すように、鉄筋間隔保持具1は嵌
挿支持部2と間隔保持部3と鉄筋挟持部4とから構成さ
れており、合成樹脂により一体成形されている。嵌挿支
持部2は円筒状に形成され、横鉄筋T2に嵌挿される。
間隔保持部3は嵌挿支持部2の端部に同嵌挿支持部2と
直交するように形成された第一保持腕5と、第一保持腕
5の反対側に形成された第二保持腕6とからなる。第一
保持腕5は第二保持腕6よりも長くかつ、両腕5、6の
両端間の間隔が成形用型枠Kの内壁間隔にほぼ等しくな
るような長さに形成されている。
挿支持部2と間隔保持部3と鉄筋挟持部4とから構成さ
れており、合成樹脂により一体成形されている。嵌挿支
持部2は円筒状に形成され、横鉄筋T2に嵌挿される。
間隔保持部3は嵌挿支持部2の端部に同嵌挿支持部2と
直交するように形成された第一保持腕5と、第一保持腕
5の反対側に形成された第二保持腕6とからなる。第一
保持腕5は第二保持腕6よりも長くかつ、両腕5、6の
両端間の間隔が成形用型枠Kの内壁間隔にほぼ等しくな
るような長さに形成されている。
【0019】前記鉄筋挟持部4は第二保持腕6の基端部
の両側端に、同第二保持腕6と直交するように形成され
た一対の支持腕7を備えている。この支持腕7は先細で
縦鉄筋T1を支持可能な所定の長さの直線状に形成され
ている。また、支持腕7の基端部上面には柱状をなす各
一対の挟持片8、9がそれぞれ立設されている。挟持片
8、9は互いに所定間隔離間して支持腕7から突出形成
されるとともに、その外壁面が円弧状に形成されてい
る。また、挟持片8、9の相対する内壁面の下部間には
半円状の挟持凹部10が形成されており、縦鉄筋T1を
支持腕7上に支持した状態で挟持可能となっている。
の両側端に、同第二保持腕6と直交するように形成され
た一対の支持腕7を備えている。この支持腕7は先細で
縦鉄筋T1を支持可能な所定の長さの直線状に形成され
ている。また、支持腕7の基端部上面には柱状をなす各
一対の挟持片8、9がそれぞれ立設されている。挟持片
8、9は互いに所定間隔離間して支持腕7から突出形成
されるとともに、その外壁面が円弧状に形成されてい
る。また、挟持片8、9の相対する内壁面の下部間には
半円状の挟持凹部10が形成されており、縦鉄筋T1を
支持腕7上に支持した状態で挟持可能となっている。
【0020】さらに、挟持片8、9の内壁面中央から先
端面に亘って外向きに広がる斜状のガイド面11が形成
されている。また、ガイド面11に縦鉄筋T1が当接し
た状態で押圧されることにより挟持片8、9が外側に広
がって、その縦鉄筋T1を挟持凹部10にて挟持するよ
うになっている。そして、各一対の挟持片8、9が挟持
凹部10において縦鉄筋T1を支持腕7上に支持した状
態に挟持し、鉄筋間隔保持具1の図1及び図4における
上下方向へのがたつきが防止される。
端面に亘って外向きに広がる斜状のガイド面11が形成
されている。また、ガイド面11に縦鉄筋T1が当接し
た状態で押圧されることにより挟持片8、9が外側に広
がって、その縦鉄筋T1を挟持凹部10にて挟持するよ
うになっている。そして、各一対の挟持片8、9が挟持
凹部10において縦鉄筋T1を支持腕7上に支持した状
態に挟持し、鉄筋間隔保持具1の図1及び図4における
上下方向へのがたつきが防止される。
【0021】図2に示すように、本実施例において、前
記各一対の挟持片8、9は、一方の挟持片8の厚みL1
が他方の幅H2と略同一であり、なおかつ、一方の挟持
片8の幅H1が他方の挟持片9の厚みL2と略同一とな
っている。つまり、図6に示す対称形状な挟持片27、
28を有する鉄筋間隔保持具21と比較して、一方の挟
持片9は厚みL2が狭くなった分、幅H2を他方の挟持
片8と比較して広く形成し、弾性力を他方の挟持片8と
略同一としたものである。
記各一対の挟持片8、9は、一方の挟持片8の厚みL1
が他方の幅H2と略同一であり、なおかつ、一方の挟持
片8の幅H1が他方の挟持片9の厚みL2と略同一とな
っている。つまり、図6に示す対称形状な挟持片27、
28を有する鉄筋間隔保持具21と比較して、一方の挟
持片9は厚みL2が狭くなった分、幅H2を他方の挟持
片8と比較して広く形成し、弾性力を他方の挟持片8と
略同一としたものである。
【0022】さて、図4に示すように、鉄筋間隔保持具
1は、鉄筋組Tの最下段にて縦鉄筋T1と横鉄筋T2と
の交差部に装着される。最初に、鉄筋間隔保持具1の嵌
挿支持部2内に横鉄筋T2を挿入する。次いで、縦鉄筋
T1に各一対の挟持片8、9のガイド面11を当接させ
る。次に、この状態で鉄筋間隔保持具1全体を押込む
と、各挟持片8、9がその弾性に抗して押し広げられ、
縦鉄筋T1が挟持凹部10内に入り込んで挟持される。
この時、両挟持片8、9は厚みL及び幅Hが異なるが、
前述したように、トータル的な弾性力が略同一となって
いるため、同程度撓んで拡開される。
1は、鉄筋組Tの最下段にて縦鉄筋T1と横鉄筋T2と
の交差部に装着される。最初に、鉄筋間隔保持具1の嵌
挿支持部2内に横鉄筋T2を挿入する。次いで、縦鉄筋
T1に各一対の挟持片8、9のガイド面11を当接させ
る。次に、この状態で鉄筋間隔保持具1全体を押込む
と、各挟持片8、9がその弾性に抗して押し広げられ、
縦鉄筋T1が挟持凹部10内に入り込んで挟持される。
この時、両挟持片8、9は厚みL及び幅Hが異なるが、
前述したように、トータル的な弾性力が略同一となって
いるため、同程度撓んで拡開される。
【0023】そして、鉄筋間隔保持具1が装着された鉄
筋組Tを型枠K内に配置すると、鉄筋組Tは嵌挿支持部
1の端部と型枠Kの内底面とが当接することにより支持
される。また、鉄筋Tは間隔保持部3の第一、第二保持
腕5、6により成形用型枠Kから離間した状態に保持さ
れる。そして、型枠内Kにコンクリートが注入されて所
望のコンクリート製品が成形される。
筋組Tを型枠K内に配置すると、鉄筋組Tは嵌挿支持部
1の端部と型枠Kの内底面とが当接することにより支持
される。また、鉄筋Tは間隔保持部3の第一、第二保持
腕5、6により成形用型枠Kから離間した状態に保持さ
れる。そして、型枠内Kにコンクリートが注入されて所
望のコンクリート製品が成形される。
【0024】前記鉄筋間隔保持具1は次のようにして得
られる。すなわち、図6及び図7に示す、鉄筋間隔保持
具21と固定型32及び可動型33を共用して、入れ子
ピン36の交換のみでこの実施例の鉄筋間隔保持具1を
成形するものである。図3に示すように、本実施例の入
れ子ピン13は、その先端部に形成された成形部14
が、上面鍵穴形状の柱体をなしている。そして、同成形
部14は全体的に嵌挿支持部2側(矢印X方向)にずれ
ており、しかも、成形部14の側壁15は嵌挿支持部2
側が高く、反対側が低くなっている。つまり、入れ子ピ
ン13先端部における紙面手前側の凹部16は挟持片9
に対応する形状をなしており、その側壁15の高さS1
は挟持片9の幅H2に対応し、ピン先端部の縁端長E1
は厚みL2に対応している。また、矢印X方向に対して
反対側の凹部17は他方の挟持片8に対応する形状をな
している。つまり、凹部16に比べて低い側壁15(S
2)は挟持片8の幅H1に対応し、ピン先端部の縁端長
E2は挟持片8の厚みL1に対応している。
られる。すなわち、図6及び図7に示す、鉄筋間隔保持
具21と固定型32及び可動型33を共用して、入れ子
ピン36の交換のみでこの実施例の鉄筋間隔保持具1を
成形するものである。図3に示すように、本実施例の入
れ子ピン13は、その先端部に形成された成形部14
が、上面鍵穴形状の柱体をなしている。そして、同成形
部14は全体的に嵌挿支持部2側(矢印X方向)にずれ
ており、しかも、成形部14の側壁15は嵌挿支持部2
側が高く、反対側が低くなっている。つまり、入れ子ピ
ン13先端部における紙面手前側の凹部16は挟持片9
に対応する形状をなしており、その側壁15の高さS1
は挟持片9の幅H2に対応し、ピン先端部の縁端長E1
は厚みL2に対応している。また、矢印X方向に対して
反対側の凹部17は他方の挟持片8に対応する形状をな
している。つまり、凹部16に比べて低い側壁15(S
2)は挟持片8の幅H1に対応し、ピン先端部の縁端長
E2は挟持片8の厚みL1に対応している。
【0025】そして、前記入れ子ピン13は図7に示す
成形用金型31において、従来の入れ子ピン36と変更
されてピン孔35に挿入される。工程は従来技術と同様
であるため、説明は省略する。
成形用金型31において、従来の入れ子ピン36と変更
されてピン孔35に挿入される。工程は従来技術と同様
であるため、説明は省略する。
【0026】上記したように本実施例の鉄筋間隔保持具
1においては、縦鉄筋T1が細くなった場合において
も、図7及び図8に示す入れ子ピン36に変えて、図3
に示す形状の入れ子ピン13を用いて成形し、図6に示
す鉄筋間隔保持具21と成形用金型31を共用すること
ができ、製造コストの低減可能である。そのうえ、挟持
片8、9の弾性力が略同一となり、鉄筋挟持部4を拡開
する際においても、両挟持片8、9が同程度変形され、
一方に縦鉄筋T1の押し込みによる応力が集中されるこ
とがない。従って、挟持片8、9の破損を防止すること
ができる。
1においては、縦鉄筋T1が細くなった場合において
も、図7及び図8に示す入れ子ピン36に変えて、図3
に示す形状の入れ子ピン13を用いて成形し、図6に示
す鉄筋間隔保持具21と成形用金型31を共用すること
ができ、製造コストの低減可能である。そのうえ、挟持
片8、9の弾性力が略同一となり、鉄筋挟持部4を拡開
する際においても、両挟持片8、9が同程度変形され、
一方に縦鉄筋T1の押し込みによる応力が集中されるこ
とがない。従って、挟持片8、9の破損を防止すること
ができる。
【0027】なお、この発明は上記実施例に限定される
ことはなく、この発明の趣旨から逸脱しない範囲で以下
のようにしてもよい。 (1)前記嵌挿支持部2の先端を図5に示すような形状
に変更すること。すなわち、嵌挿支持部2の端部を補強
する補強部18は、嵌挿支持部2の先端において、半円
板状をなす2枚の板状体19が十字状に形成されてい
る。これら板状体19の先端は円弧状に形成され、両板
状体19の交差部の周縁が接触部20として型枠Kに点
接触するようになっている。このようにすれば、コンク
リート製品の成形時のひけ等による成形不良を防止でき
る。 (2)前記挟持片8、9の厚み、幅の大小関係を逆に構
成すること。つまり、図6に示す鉄筋間隔保持具21に
対して、縦鉄筋T1の径が太い場合に対応させるための
鉄筋間隔保持具である。このようにすれば、鉄筋間隔保
持具21と成形用金型31を共用し、入れ子ピン36の
交換のみでコストを低減できるし、しかも、一方の挟持
片が強度的に弱くなることがない。 (3)上記実施例には第一保持腕5が第二保持腕6より
長く形成された鉄筋間隔保持具1に具体化されていた。
しかし、これを変更して、第一保持腕5が第二保持腕6
と同長或いは第二保持腕6より短い鉄筋間隔保持具に具
体化する。
ことはなく、この発明の趣旨から逸脱しない範囲で以下
のようにしてもよい。 (1)前記嵌挿支持部2の先端を図5に示すような形状
に変更すること。すなわち、嵌挿支持部2の端部を補強
する補強部18は、嵌挿支持部2の先端において、半円
板状をなす2枚の板状体19が十字状に形成されてい
る。これら板状体19の先端は円弧状に形成され、両板
状体19の交差部の周縁が接触部20として型枠Kに点
接触するようになっている。このようにすれば、コンク
リート製品の成形時のひけ等による成形不良を防止でき
る。 (2)前記挟持片8、9の厚み、幅の大小関係を逆に構
成すること。つまり、図6に示す鉄筋間隔保持具21に
対して、縦鉄筋T1の径が太い場合に対応させるための
鉄筋間隔保持具である。このようにすれば、鉄筋間隔保
持具21と成形用金型31を共用し、入れ子ピン36の
交換のみでコストを低減できるし、しかも、一方の挟持
片が強度的に弱くなることがない。 (3)上記実施例には第一保持腕5が第二保持腕6より
長く形成された鉄筋間隔保持具1に具体化されていた。
しかし、これを変更して、第一保持腕5が第二保持腕6
と同長或いは第二保持腕6より短い鉄筋間隔保持具に具
体化する。
【0028】上記実施例から把握できる請求項以外の技
術思想について、以下にその効果と共に記載する。 (1)前記補強部18を複数の板状体19が交差するよ
うに構成し、型枠Kとの接触部20をそれらの交差部に
形成した請求項3に記載の鉄筋間隔保持具。
術思想について、以下にその効果と共に記載する。 (1)前記補強部18を複数の板状体19が交差するよ
うに構成し、型枠Kとの接触部20をそれらの交差部に
形成した請求項3に記載の鉄筋間隔保持具。
【0029】このようにすれば、コンクリート製品の成
形時のひけ等による成形不良を防止できる。
形時のひけ等による成形不良を防止できる。
【0030】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
発明によれば、縦鉄筋の径が変更前の鉄筋間隔保持具と
成形用金型を共用して成形され、なおかつ、鉄筋間隔保
持具の一方の挟持片の強度が低下されることを抑え得
る。
発明によれば、縦鉄筋の径が変更前の鉄筋間隔保持具と
成形用金型を共用して成形され、なおかつ、鉄筋間隔保
持具の一方の挟持片の強度が低下されることを抑え得
る。
【0031】請求項2の発明によれば、縦鉄筋を鉄筋挟
持部に嵌挿する際においても、両挟持片の撓み度合いが
略同等となり、一方に変形量が偏って、破損されること
を防止できる。
持部に嵌挿する際においても、両挟持片の撓み度合いが
略同等となり、一方に変形量が偏って、破損されること
を防止できる。
【0032】請求項3の発明によれば、コンクリート製
品の外嵌を良好に保てる。
品の外嵌を良好に保てる。
【図1】 本発明を具体化した一実施例を示す図であっ
て、鉄筋間隔保持具の斜視図である。
て、鉄筋間隔保持具の斜視図である。
【図2】 鉄筋挟持部を拡大して示す上面部分図であ
る。
る。
【図3】 入れ子ピンの先端部を拡大して示す斜視図で
ある。
ある。
【図4】 鉄筋間隔保持具の使用状態を示す破断図であ
る。
る。
【図5】 嵌挿支持部の先端部形状の別例を示す斜視図
である。
である。
【図6】 本実施例の鉄筋間隔保持具と成形用金型を共
用する、縦鉄筋の径を変更する前の鉄筋間隔保持具を示
す斜視図である。
用する、縦鉄筋の径を変更する前の鉄筋間隔保持具を示
す斜視図である。
【図7】 図6に示す鉄筋間隔保持具を成形するための
成形用金型を示す断面図である。
成形用金型を示す断面図である。
【図8】 図6に示す鉄筋間隔保持具の成形に用いられ
る入れ子ピンを示す正面図である。
る入れ子ピンを示す正面図である。
【図9】 (a)は図6に示す鉄筋間隔保持具の鉄筋挟
持部を示す上面図であって、(b)は従来の縦鉄筋が細
い場合に対応する鉄筋間隔保持具の鉄筋挟持部を示す上
面図である。
持部を示す上面図であって、(b)は従来の縦鉄筋が細
い場合に対応する鉄筋間隔保持具の鉄筋挟持部を示す上
面図である。
1…鉄筋間隔保持具、2…嵌挿支持部、3…間隔保持
部、4…鉄筋挟持部、8…挟持片、9…挟持片、18…
補強部、20…接触部、H…挟持片の幅、K…成形用型
枠、L…挟持片の厚み、T…鉄筋組、T1…縦鉄筋、T
2…横鉄筋。
部、4…鉄筋挟持部、8…挟持片、9…挟持片、18…
補強部、20…接触部、H…挟持片の幅、K…成形用型
枠、L…挟持片の厚み、T…鉄筋組、T1…縦鉄筋、T
2…横鉄筋。
Claims (3)
- 【請求項1】 横鉄筋と、縦鉄筋との交差部に装着さ
れ、両鉄筋からなる鉄筋組をコンクリート製品の成形用
型枠から離間した状態で配置させるための鉄筋間隔保持
具であって、 横鉄筋を嵌挿支持する筒状の嵌挿支持部と、同嵌挿支持
部の軸線と交差する方向に一体成形され、鉄筋組を型枠
内で浮いた状態に保持する間隔保持部と、同間隔保持部
の上面に一体に形成され縦鉄筋を挟持する鉄筋挟持部と
からなり、同鉄筋挟持部は、一対の挟持片により構成さ
れており、さらに、一方の挟持片の厚みを他方の挟持片
の厚みより広くするとともに、幅を他方の挟持片の幅よ
り狭くした鉄筋間隔保持具。 - 【請求項2】 前記一方の挟持片の厚みと他方の挟持片
の幅、及び一方の幅と他方の厚みはそれぞれ略同じ長さ
である請求項1に記載の鉄筋間隔保持具。 - 【請求項3】 前記嵌挿支持部の成形用型枠と当接する
側の端部に補強部を設け、同補強部に成形用型枠に対し
て点接触する接触部を形成した請求項1に記載の鉄筋間
隔保持具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22348794A JP2889498B2 (ja) | 1994-09-19 | 1994-09-19 | 鉄筋間隔保持具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22348794A JP2889498B2 (ja) | 1994-09-19 | 1994-09-19 | 鉄筋間隔保持具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0886049A JPH0886049A (ja) | 1996-04-02 |
| JP2889498B2 true JP2889498B2 (ja) | 1999-05-10 |
Family
ID=16798910
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22348794A Expired - Lifetime JP2889498B2 (ja) | 1994-09-19 | 1994-09-19 | 鉄筋間隔保持具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2889498B2 (ja) |
-
1994
- 1994-09-19 JP JP22348794A patent/JP2889498B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0886049A (ja) | 1996-04-02 |
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